JP5795212B2 - 新規なブロック型オルガノポリシロキサン及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、乳化安定性、経時安定性に優れるオルガノポリシロキサン及びそれを含む化粧料に関する。
シリコーンオイルは、その安全性等のために諸分野において油剤として用いられている。化粧料においても、多用されており、スキンケア、メイクアップ化粧料等の用途においては、特に100mm/s以下の低動粘度シリコーンオイルが、その優れた伸展性、さっぱり感及び安全性により広く使用されている。
シリコーンオイルは、化粧料等の用途で乳化物として使用されることが多く、その場合シリコーン系界面活性剤が使用されることが多い。シリコーン系界面活性剤としては、シロキサンの末端や側鎖にポリオキシアルキレン基を有するポリエーテル変性シリコーン、例えば、特許文献1〜特許文献5等が知られている。
さらに主鎖のシロキサン部が分岐したポリエーテル変性シリコーンとして特許文献6や、下記式
Figure 0005795212
(ここでXは任意の結合基であり、ウレタン、尿素、アミド、エステル、アルキルエーテルが例示されている。また、他の記載に関わらず、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基であり、lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。)
のようなABA型共重合体として特許文献7や、さらに、下記式
Figure 0005795212
(ここでYは一端がケイ素原子に他端が酸素原子に結合する2価の有機基である。また、他の記載に関わらず、Rは脂肪族不飽和基を含まない1価の炭化水素基、aは6以上、bは4以上、cは2以上、nは2、3または4である。)
のようなブロック共重合体として特許文献8も知られている。
その他の親水基として(ポリ)グリセリン基を有するシリコーンとして特許文献9、シロキサン部分が分岐した特許文献10、下記式
Figure 0005795212
(ここで他の記載に関わらず、Rは炭素数2〜11のアルキレン基、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキル基、もしくはフェニル基であり、mは10〜120、nは1〜11である。)
のようなABA型共重合体として特許文献11、さらに、下記式
Figure 0005795212
(ここで、Qはエーテル結合及びエステル結合を含有しても良い炭素数3〜20の2価有機基、Gはモノグリセリンあるいはポリグリセリン残基とされている。また、他の記載に関わらず、Rは、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アミノ置換アルキル基、カルボキシル置換アルキル基を表し、Rは、炭素数11〜30のアルキル基、aは2以上100以下の整数、bは0以上100以下の整数、cは2以上100以下の整数である。)
のようなブロック共重合体として特許文献12も知られている。
シリコーン系界面活性剤は、親水性基の種類、結合部位、親水基/親油基(シリコーン)バランス等、それぞれ目的に応じて使用されており、その際、優れた乳化安定性を有し、経時安定性を確保することのできるか否かが重要となる。
特に、上述のように、化粧料に用いられる場合には、シリコーンオイルやその他一般の化粧料に使用される油剤に対して、これら油剤の特性を保ちつつ、優れた乳化安定性を有し、経時安定性を確保することが望まれていた。
特公平04−15762号公報 特公平04−20407号号公報 特公平05−13126号号公報 特公平06−62385号公報 特公平05−12979号公報 特許3724988号公報 特開2005−154736号公報 特開平5−163436号公報 特公昭62−34039号公報 特許3976226号公報 特開2006−218472号公報 特開2005−42097号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、乳化安定性、経時安定性に優れ、特に化粧持続性の良好な化粧料を与えることができるオルガノポリシロキサン、及びそれを含む化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、下記平均式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを提供する。
Figure 0005795212
[上記平均式(1)中、Rは、互いに独立に、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のフッ素置換アルキル基、炭素数6〜30のアリール基、及び炭素数7〜30のアラルキル基から選ばれる基であり、Rは、−(CH −、−(CH −、−(CH −、−CH CH(CH )CH −、−(CH −、−(CH 11 −、−(CH −O−(CH −、及び−(CH −O−(CH −から選ばれる2価有機基であり、R は下記式(2)で示されるポリオキシアルキレンである。mは〜500の数であり、nは1〜10の数であり、xは2以上の数である。
−(C2aO) (2)
(上記式(2)中、Rは水素又は炭素数1〜20アルキル基である。aは2〜5の数であり、bは〜50の数である。)]
本発明のオルガノポリシロキサンは、ポリオキシアルキレン基を有する新規なブロック型のオルガノポリシロキサンであり、乳化安定性や経時安定性に優れたものである。
また、前記本発明のオルガノポリシロキサンは、下記平均式(3)で示されるオルガノポリシロキサンであることが好ましい。
Figure 0005795212
[上記平均式(3)中、R、m、n、xは上記と同様であり、Rは下記式(4)で示されるポリオキシアルキレンである。
−(CO)(CO) (4)
(上記式(4)中、Rは上記と同様である。c、dは0〜50の数であり、かつc+dは1〜50の数である。)]
このようなオルガノポリシロキサンであれば、容易に製造でき、製造コストも抑えることができる。
また本発明は、前記オルガノポリシロキサンを、化粧料総質量の0.1〜40質量%含有する化粧料を提供する。
このような本発明の化粧料は、特に化粧持続性に優れた化粧料である。
前記化粧料は、水をさらに含み、エマルジョンの形態とすることができる。
あるいは、前記化粧料は、シリコーンオイル、エステル油、及びグリセライド油のいずれか、あるいはこれらの混合物をさらに含み、非水エマルジョンの形態とすることもできる。
このように、本発明の化粧料は、各種化粧料に応じて、様々な形態とすることができる。
また、前記化粧料が、粉体をさらに含み、該粉体が分散された、液状、ペースト状、及び固体状のいずれかの形態であってもよい。
本発明のオルガノポリシロキサンを含有する化粧料は、粉体を含む場合にも、粉体の凝集等の変化がなく粉体の分散安定性に優れている。また、液状、ペースト状、及び固体状のいずれかの形態であれば、取扱性も良好となり、様々な化粧料に応用することができる。
以上説明したように、上記本発明のオルガノポリシロキサンは、乳化安定性、経時安定性に優れ、化粧料として用いた場合にも、化粧持続性等に優れた化粧料を形成することができる。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
上述のように、様々な目的に応じて使用されるシリコーン系界面活性剤にとって、優れた乳化安定性を有し、経時安定性を確保できることは、非常に重要である。
このような事情を考慮し、本発明者が鋭意研究を行った結果、特定のブロック型のオルガノポリシロキサンが、乳化安定性、経時安定性に優れること、特に、化粧料用途にも好適であることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、下記平均式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを提供する。
Figure 0005795212
上記平均式(1)中、Rは、互いに独立に、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のフッ素置換アルキル基、炭素数6〜30のアリール基、及び炭素数7〜30のアラルキル基から選ばれる基であり、炭素数1〜30のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基が挙げられる。炭素数1〜30のフッ素置換アルキル基としては、トリフロロプロピル基、ヘプタデカフロロデシル基等が、炭素数6〜30のアリール基としては、フェニル基、トリル基等が、炭素数7〜30のアラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基等が挙げられる。
好ましくは、Rは炭素数1〜15のアルキル基、又はフェニル基であり、より好ましくはメチル基及びブチル基から選ばれる。さらに、Rの50%以上がメチル基であることが好ましく、最も好ましくはRの70%以上がメチル基である。
は、炭素数2〜15の酸素原子を介しても良い2価有機基であり、Rの炭素数2〜15の酸素原子を介しても良い2価有機基としては、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−CHCH(CH)CH−、−(CH−、−(CH11−、−(CH−O−(CH−、−(CH−O−(CH−等が挙げられ、好ましくは、−(CH−、−(CH−、−CHCH(CH)CH−である。
、下記式(2)で示されるポリオキシアルキレンである。
−(C2aO) (2)
上記式(2)中、(C2aO)で示される基としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドや、これらのランダム、或いはブロック共重合体が挙げられ、好ましくはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体である。Rは水素、あるいはメチル基、エチル基、ブチル基、オクチル基、ラウリル基、ステアリル基等の炭素数1〜20アルキル基であり、好ましくは水素、メチル基、ブチル基である。
mは〜500の数であり、好ましくは〜150の数であり、より好ましくは2〜100の数である。nは1〜10の数であり、好ましくは1〜6の数、より好ましくは2〜5の数である。xは2以上の数であり、好ましくは2〜10の数である。
aは2〜5の数であり、より好ましくは2〜4の数である。bは〜50の数であり、好ましくは1〜30の数で、より好ましくは1〜20の数である。
また、本発明のオルガノポリシロキサンの分子量は、GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量で、好ましくは500〜500000、より好ましくは1000〜100000、特に好ましくは5000〜50000である。
上記平均式(1)で示されるオルガノポロシロキサンとしては、例えば下記平均式(3)で示されるオルガノポリシロキサンが好ましく挙げられる。
Figure 0005795212
[上記平均式(3)中、R、m、n、xは上記と同様であり、Rは下記式(4)で示されるポリオキシアルキレンである。
−(CO)(CO) (4)
(上記式(4)中、Rは上記と同様である。c、dは0〜50の数であり、かつc+dは1〜50の数である。)]
本発明のオルガノポリシロキサンは、例えば以下の方法で合成することができる。
(工程1)ジアルケニルポリグリセリン化合物の合成
モノアルケニルグリシジルエーテル、グリシドール等のエポキシ化合物と、グリセリン、グリセリンモノアリルエーテル等の水酸基を有する化合物とを、アルカリ触媒存在下で、エポキシの開環反応を行い、アルケニル基を有するポリグリセリン化合物を合成する。各原料の配合モル比を変え種々重合度の化合物を合成できる。
(工程2)ポリオキシアルキレン基含有化合物の合成
工程1で得られたアルケニル基を有するポリグリセリン化合物の水酸基を起点に、アルカリ触媒下、エチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを加えて開環反応し、ポリオキシアルキレン基含有化合物を合成する。
(工程3)ポリオキシアルキレン基含有オルガノポリシロキサンの合成
工程2で得られたポリオキシアルキレン基含有化合物と両末端ハイドロジェンポリシロキサンとを、白金触媒又はロジウム触媒等の存在下、アルケニル基とSi−H基との付加反応により、ポリオキシアルキレン基含有オルガノポリシロキサン、即ち、本発明のオルガノポリシロキサンを合成する。
上記工程1、工程2における水酸基とエポキシの開環反応は公知である。アルカリ触媒としてはKOH、NaOH,NaOCH等が用いられ、アルカリ触媒の添加量は、工程1、工程2共に、OH基含有化合物の0.2〜2モル%が好ましく、より好ましくは0.2〜1モル%である。
なお、工程1の反応時には、原料の配合組成により分岐構造や環状構造のさまざまな異性体を含むこともある。一例を示すと、2モルのアリルグリシジルエーテルとグリセリンとの反応では、異性体として下記が含まれる混合物となる。
Figure 0005795212
工程3の付加反応は、工程2で得られたポリオキシアルキレン基含有化合物と両末端ハイドロジェンポリシロキサンのいずれかのモル比を過剰にすることで、下記平均式のように分子末端の構造を制御することが可能である。
Figure 0005795212
(上記平均式(5)、(6)中、R、R,R、m、n、xは上記と同様であり、Rは炭素数2〜15の酸素原子を介してもよい末端不飽和基である。)
また、この付加反応は白金触媒又はロジウム触媒の存在下で行うことが望ましく、例えば、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−ビニルシロキサン錯体等が好適に使用される。なお、触媒の使用量は、触媒として有効な量であってよいが、通常白金又はロジウム量で50ppm以下、好ましくは20ppm以下である。
さらに、必要に応じて有機溶剤中で行ってもよく、有機溶剤としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、アセトン、メチルエチルケトン等のケトンが挙げられる。好ましくは、芳香族、脂肪族、若しくは脂環式炭化水素溶剤、又は低級アルコールを使用する。
付加反応条件は特に限定されないが、有機溶剤を用いた場合にはその還流下で、1〜10時間反応させることが好適である。
本発明のオルガノポリシロキサンは、皮膚や毛髪に外用される化粧料に好適に使用される。特に、化粧料に慣用されているシリコーンと、水、グリコール、エステル油、グリセライド油等の極性溶剤とを含む化粧料の乳化剤として好適である。化粧料に使用する場合のオルガノポリシロキサンの配合量は、化粧料総質量の0.1〜40質量%、更に0.5〜20質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて1種又は2種以上の油剤を配合することができる。通常の化粧料に使用されるものであれば、固体、半固体、液状、いずれの油剤も使用することができ、例えば、天然動植物油脂類及び半合成油脂、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、グリセライド油、慣用のシリコーン油、フッ素系油剤を用いることができる。
天然動植物油脂類及び半合成油脂としては、例えばアボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、精製キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、スクワラン、スクワレン、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、メドウフォーム油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等が挙げられる。
但し、POEはポリオキシエチレンを意味する(以下同様)。
炭化水素油としては、直鎖状、分岐状、さらに揮発性の炭化水素油等が挙げられ、具体的には、オゾケライト、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレン・ポリプロピレンワックス、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、(ブチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、流動パラフィン、流動イソパラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等が挙げられる。
エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、ラウロイルサルコシンイソプロピルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル等が挙げられる。
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、トリストリメチルシロキシメチルシラン、カプリリルメチコン、フェニルトリメチコン、テトラキストリメチルシロキシシラン、メチルフェニルポリシロキサン,メチルヘキシルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体等の低粘度から高粘度の直鎖状或いは分岐状のオルガノポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン,テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン等の環状オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ピロリドン変性オルガノポリシロキサン、ピロリドンカルボン酸変性オルガノポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、ガム状アミノ変性オルガノポリシロキサン、ガム状のジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体等のシリコーンゴム、及びシリコーンガムやゴムの環状オルガノポリシロキサン溶液、トリメチルシロキシケイ酸、トリメチルシロキシケイ酸の環状シロキサン溶液、ステアロキシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、長鎖アルキル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、シリコーン樹脂及びシリコーンレジンの溶解物等が挙げられる。
フッ素系油剤としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等が挙げられる。これら油剤の配合量は、剤系によっても異なるが、化粧料全体の1〜98質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて水を配合することも出来る。その配合量は、剤系によっても異なるが、化粧料全体の1〜95質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて、炭素数2〜5の低級アルコール、糖アルコール、炭素数2〜10の多価アルコールを1種又は2種以上、用いることもできる。該アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、ソルビトール、マルトース等の糖アルコール等や、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等のステロール、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジブチレングリコール、ペンチレングリコール等の多価アルコール等がある。配合量としては、化粧料全体の0.1〜98質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて水溶性或いは水膨潤性高分子を用いることができる。例えば、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド、アクリロイルジメチルタウリン塩コポリマー等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等他の合成水溶性高分子;ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等がある。
なかでも、植物系高分子、微生物系高分子、動物系高分子、デンプン系高分子、セルロース系高分子、アルギン酸系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、アクリル系高分子、及び無機系水溶性高分子から選ばれる1種又は2種以上の水溶性増粘剤が好ましく使用される。
水溶性或いは水膨潤性高分子を用いる場合の配合量としては、化粧料全体の0.1〜25質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて、粉体を1種又は2種以上、用いることもできる。粉体としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料、タール色素、天然色素等から選ばれる粉体が挙げられる。
具体的には、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ等が挙げられる。
有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、シリコーンパウダー、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン等が挙げられる。
界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等が挙げられる。
有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等が挙げられる。
パール顔料としては、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等が挙げられる。
タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等が挙げられる。
天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等が挙げられる。
これらの粉体は本発明の効果を妨げない範囲で、粉体を複合化したものや、一般油剤、シリコーン油、フッ素化合物、界面活性剤等で処理したものも使用することができ、加水分解性シリル基やケイ素原子に直接結合した水素原子を有するアルキル基で処理したもの、加水分解性シリル基やケイ素原子に直接結合した水素原子を有する直鎖状及び/又は分岐状のオルガノポリシロキサン、加水分解性シリル基やケイ素原子に直接結合した水素原子を有し長鎖アルキルで共変性された直鎖状及び/又は分岐状オルガノポリシロキサン、加水分解性シリル基やケイ素原子に直接結合した水素原子を有しポリオキシアルキレンで共変性された直鎖状及び/又は分岐状オルガノポリシロキサン、加水分解性シリル基やケイ素原子に直接結合した水素原子を有するアクリル−シリコーン系共重合体等も必要に応じて1種、又は2種以上用いることができる。
また、粉体の配合量としては、化粧料全体の0.1〜99質量%の範囲が好適である。特に、粉末固形化粧料の場合の配合量としては、化粧料全体の80〜99質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて1種又は2種以上の界面活性剤を用いることもできる。このような界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の活性剤があるが、特に制限されるものではなく、通常の化粧料に使用されるものであれば、いずれのものも使用することができる。
アニオン性界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウムやパルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合物塩、アルカンスルホン酸塩、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、ホルマリン縮合系スルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩、N−アシル乳酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルアミノ酸系活性剤等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、直鎖状或いは分岐状ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、直鎖状或いは分岐状ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、直鎖状或いは分岐状のポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、直鎖状或いは分岐状ポリグリセリン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ベタイン、ホスファチジルコリン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体、アミドアミン型等が挙げられる。これらの界面活性剤の中でも、分子中にポリオキシアルキレン鎖、又は、ポリグリセリン鎖を有する直鎖状又は分岐状オルガノポリシロキサン、或いはさらに炭素数6〜20の長鎖アルキル基を有する直鎖状又は分岐状オルガノポリシロキサンであることが好ましい。
また、これらの界面活性剤において、親水性のポリオキシアルキレン基、又はポリグリセリン残基の含有量が、分子中の10〜70質量%を占めることが好ましく、配合量としては、化粧料全体の0.1〜20質量%、特に好ましくは、0.2〜10質量%の範囲が好適である。
本発明の化粧料には、アクリルシリコーン樹脂及び網状シリコーン樹脂から選ばれるシリコーン樹脂を含んでよい。アクリルシリコーン樹脂はアクリル/シリコーングラフト又はブロック共重合体である。また、ピロリジニル基、長鎖アルキル基、ポリオキシアルキレン基分及びフルオロアルキル基、カルボキシル基等のアニオン性の基の中から選択される少なくとも1種を分子中に含有するアクリルシリコーン樹脂を使用することもできる。
網状シリコーン樹脂はR1s SiO0.5単位とSiO単位から構成される樹脂、R1s SiO0.5単位とR1s SiO単位及びSiO単位から構成される樹脂、R1s SiO0.5単位とR1sSiO1.5単位から構成される樹脂、R1s SiO0.5単位とR1s SiO単位及びR1sSiO1.5単位から構成される樹脂、R1s SiO0.5単位、R1s SiO単位、R1sSiO1.5単位及びSiO単位から構成される樹脂から選ばれる。ここで、R1sは有機基を示す。また、ピロリジニル基、長鎖アルキル基、ポリオキシアルキレン基及びフルオロアルキル基、アミノ基の中から選択される少なくとも1種を分子中に含有する網状シリコーンを使用することもできる。シリコーン樹脂を用いる場合の配合量としては、化粧料の総量に対して0.1〜20質量%が好ましく、更に好ましくは1〜10質量%である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて1種又は2種以上の架橋型オルガノポリシロキサンと室温で液状の油剤(液状油)とからなる組成物を用いることもできる。この架橋型オルガノポリシロキサンは、液状油に対し、自重以上の該液状油を含んで膨潤することが好ましい。
液状油としては、上記液状のシリコーン油、炭化水素油、エステル油、天然動植物油、半合成油等、フッ素系油を用いることができ、例えば、0.65〜100.0mm/s(25℃)の低動粘度シリコーン油、流動パラフィン、スクワラン、イソドデカン、イソヘキサデカン等の炭化水素油やトリオクタノイン等のグリセライド油、イソノナン酸イソトリデシル、N−アシルグルタミン酸エステル、ラウロイルサルコシン酸エステル等のエステル油、マカデミアナッツ油等の天然動植物油等が挙げられる。
また、この架橋型オルガノポリシロキサンの架橋剤は、分子中に二つ以上のビニル性反応部位を持ち、かつ、ケイ素原子に直接結合した水素原子との間で反応することにより、架橋構造を形成するものであることが好ましい。分子中に二つ以上のビニル性反応部位を持つものとしては、分子中に二つ以上のビニル基を有するオルガノポリシロキサン、分子中に二つ以上のアリル基を有するポリオキシアルキレン、分子中に二つ以上のアリル基を有するポリグリセリン、α、ω−アルケニルジエン等が挙げられる。また、ポリオキシアルキレン基、ポリグリセリン残基、長鎖アルキル基、アルケニル基、アリール基、及びフルオロアルキル基からなる群から選択される少なくとも1種を有する架橋剤を使用することもできる。
架橋型オルガノポリシロキサンと室温で液状の油剤からなる組成物を用いる場合の配合量としては、化粧料の総量に対して0.1〜80質量%が好ましく、更に好ましくは1〜50質量%である。
本発明の化粧料には、その目的に応じて1種又は2種以上のα−オレフィンとジエンを反応させて得られる不飽和基を有するオレフィンワックスと、1分子1個以上のSiH結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを付加反応させることによって得られるシリコーン変性オレフィンワックスを含むことができる。α−オレフィンとしてはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル1−ペンテン等の炭素原子数2〜12が好ましく、ジエンとしてはブタジエン、イソプレン、1,4−ヘキサジエン、ビニルノルボルネン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン等が好ましい。SiH結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンは直鎖状やシロキサン分岐型等の構造のものが使用できる。
更に本発明の化粧料には、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に使用される成分、油溶性ゲル化剤、制汗剤、紫外線吸収剤、紫外線吸収散乱剤、保湿剤、防菌防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物、毛髪用固形化剤等を添加することができる。
油溶性ゲル化剤としては、アルミニウムステアレート、マグネシウムステアレート、ジンクミリステート等の金属セッケン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖ステアリン酸エステル、フラクトオリゴ糖2−エチルヘキサン酸エステル等のフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等から選ばれるゲル化剤が挙げられる。
制汗剤としては、アルミニウムクロロハイドレート、塩化アルミニウム、アルミニウムセスキクロロハイドレート、ジルコニルヒドロキシクロライド、アルミニウムジルコニウムヒドロキシクロライド、アルミニウムジルコニウムグリシン錯体等から選ばれる制汗剤が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸メチル、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリメチルシクロヘキシル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤、4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤、フェニルベンズイミダゾールスルフォン酸、トリアジン誘導体等が挙げられ、紫外線吸収散乱剤としては微粒子酸化チタン、微粒子鉄含有酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化セリウム及びそれらの複合体等、紫外線を吸収散乱する粉体が挙げられ、これらの紫外線を吸収散乱する粉体をあらかじめ油剤に分散させた分散物を用いることもできる。
保湿剤としては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、グルコース、キシリトール、マルチトール、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸塩、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、卵黄レシチン、大豆レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファジチルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質等がある。
防菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等がある。
香料としては、天然香料及び合成香料が挙げられる。天然香料としては花、葉、材、果皮等から分離した植物性香料;ムスク、シベット等の動物性香料が挙げられる。合成香料としてはモノテルペン等の炭化水素類;脂肪族アルコール、芳香族アルコール等のアルコール類;テルペンアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類;脂環式ケトン等のケトン類;テルペン系エステル等のエステル類;ラクトン類;フェノール類;オキサイド類;含チッソ化合物類;アセタール類等が挙げられる。
塩類としては無機塩、有機酸塩、アミン塩及びアミノ酸塩が挙げられる。無機塩としては、例えば、塩酸、硫酸、炭酸、硝酸等の無機酸のナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、ジルコニウム塩、亜鉛塩等;有機酸塩としては、例えば酢酸、デヒドロ酢酸、クエン酸、りんご酸、コハク酸、アスコルビン酸、ステアリン酸等の有機酸類の塩;アミン塩及びアミノ酸塩としては、例えば、トリエタノールアミン等のアミン類の塩、グルタミン酸等のアミノ酸類の塩等がある。また、その他、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等の塩、アルミニウムジルコニウムグリシン錯体等や、更には、化粧料処方の中で使用される酸−アルカリの中和塩等も使用することができる。
酸化防止剤としては、トコフェロール、p−t−ブチルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、フィチン酸等、pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、キレート剤としては、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等、清涼剤としては、L−メントール、カンフル等、抗炎症剤としては、アラントイン、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びグリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、アズレン等が挙げられる。
美肌用成分としては、胎盤抽出液、アルブチン、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ロイヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウ、チアントロール等の抗脂漏剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、ビタミンA油、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシントリパルミテート等のビタミンB6類、ビタミンB12及びその誘導体、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンH、ビタミンP、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、ビオチン等がある。
アミノ酸類としては、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、システイン、メチオニン、トリプトファン等、核酸としては、デオキシリボ核酸等、ホルモンとしては、エストラジオール、エテニルエストラジオール等が挙げられる。
包接化合物としては、シクロデキストリン等が挙げられる。
毛髪用固形化剤としては、両性、アニオン性、カチオン性、非イオン性の各高分子化合物が挙げられ、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体等の、ポリビニルピロリドン系高分子化合物、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体等の酸性ビニルエーテル系高分子化合物、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体等の酸性ポリ酢酸ビニル系高分子、(メタ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレート/アルキルアクリルアミド共重合体等の酸性アクリル系高分子化合物、N−メタクリロイルエチル−N、N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン/アルキル(メタ)アクリレート共重合体、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレート/アクリル酸オクチルアミド共重合体等の両性アクリル系高分子化合物が挙げられる。また、セルロース又はその誘導体、ケラチン及びコラーゲン又はその誘導体等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
本発明において、化粧料の剤形もしくは形態は特に限定されず、水性、油性、油中水型エマルジョン、水中油型エマルジョン、非水エマルジョン、W/O/WやO/W/O等のマルチエマルジョン、サスペンジョン、ペースト、固形であってよい。
本発明の化粧料が上記粉体を含む場合には、該粉体が分散された、液状、ペースト状、及び固体状のいずれかの形態であることが、取扱性が良好であることから好ましい。
化粧料の用途も任意のものであってよい。例えば、化粧水、乳液、クリーム、クレンジング、パック、オイルリキッド、マッサージ料、美容液、美容オイル、ハンドクリーム、リップクリーム、しわ隠し等のスキンケア化粧料;メイクアップ下地、コンシーラー、白粉、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、クリームファンデーション、油性ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、口紅等のメイクアップ化粧料;シャンプー、リンス、トリートメント、セット剤等の毛髪化粧料;日焼け止めオイルや日焼け止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料;その他、洗浄剤、脱臭剤、制汗剤等が挙げられる。
特に、水を含み、エマルジョンの形態であるものは、メイクアップ下地、リキッドファンデーション、日焼け止め乳液、日焼け止めクリーム等として好適である。
シリコーンオイル、エステル油、及びグリセライド油のいずれか、あるいはこれらの混合物を含み、非水エマルジョンの形態であるものは、油性ファンデーション、口紅等として好適である。
以下に、本発明に関して、合成実施例、実施例、及び比較例を挙げて説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
なお、動粘度はオストワルド粘度計を用いた25℃における測定値、粘度は回転式粘度計DV−II+(ブルックフィールド社製)を用いた25℃における測定値である。
<合成実施例1>
反応器に、下記平均式(7)で表される、トリグリセリンジアリルエーテルにエチレンオキサイドを合計9モル付加した化合物36.5質量部、
Figure 0005795212
下記平均式(8)で表される、両末端ハイドロジェンポリシロキサン96.2質量部、
Figure 0005795212
イソプロピルアルコール100質量部を仕込み、塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.03部を加えた後、還流下で2時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘度が21000mPa.s、GPC(測定溶媒THF)によるポリスチレン換算重量平均分子量が21000の下記平均式(9)で表されるポリオキシエチレン基含有オルガノポリシロキサンを得た。
Figure 0005795212
<合成実施例2>
反応器に、下記平均式(10)で表される、ペンタグリセリンジアリルエーテルにエチレンオキサイドを10モル、プロピレンオキサイドを10モル付加した化合物97質量部、
Figure 0005795212
下記平均式(11)で表される、両末端ハイドロジェンポリシロキサン377質量部、
Figure 0005795212
イソプロピルアルコール300質量部を仕込み、塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.3部を加えた後、還流下で2時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘度45000mPa.s、GPC(測定溶媒THF)によるポリスチレン換算重量平均分子量が45000の下記平均式(12)で表されるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン基含有オルガノポリシロキサンを得た。
Figure 0005795212
<合成実施例3>
反応器に、下記平均式(13)で表される、グリセリンジイソプロペニルエーテルにエチレンオキサイドを10モル、ブチレンオキサイドを3モル付加した化合物154質量部、
Figure 0005795212
下記式(14)で表される、両末端ハイドロジェンポリシロキサン242質量部、
Figure 0005795212
イソプロピルアルコール300質量部を仕込み、塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.2部を加えた後、還流下で2時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘度55000mPa.s、GPC(測定溶媒THF)によるポリスチレン換算重量平均分子量28000の下記平均式(15)で表されるポリオキシエチレン・ポリオキシブチレン基含有オルガノポリシロキサンを得た。
Figure 0005795212
<合成実施例4>
反応器に、前記式(7)で表される、トリグリセリンジアリルエーテルにエチレンオキサイドを合計9モル付加した化合物107質量部、下記式(16)で表される、両末端ハイドロジェンポリシロキサン310質量部、
Figure 0005795212
イソプロピルアルコール300質量部を仕込み、塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.3部を加えた後、還流下で2時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘度32000mPa.s、GPC(測定溶媒THF)によるポリスチレン換算重量平均分子量35000の下記平均式(17)で表されるポリオキシエチレン基含有オルガノポリシロキサンを得た。
Figure 0005795212
<合成実施例5>
反応器に、前記式(10)で表される、ペンタグリセリンジアリルエーテルにエチレンオキサイドを10モル、プロピレンオキサイドを10モル付加した化合物193質量部、下記平均式(18)で表される、両末端ハイドロジェンポリシロキサン179質量部、
Figure 0005795212
イソプロピルアルコール300質量部を仕込み、塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.3部を加えた後、還流下で2時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘度48000mPa.s、GPC(測定溶媒THF)によるポリスチレン換算重量平均分子量42000の下記平均式(19)で表されるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン基含有オルガノポリシロキサンを得た。
Figure 0005795212
<実施例1〜3、比較例1〜2>
下記表1に示す組成のW/O乳化物(配合量は質量%を示す)を下記方法で調製した。
(製造方法)
成分1〜6をデイスパーミキサーを用いて1500rpmで攪拌混合した後、成分7、8をゆっくり添加し、乳化した。
得られた乳化物、100gを密閉容器に入れて、50℃で1週間静置後、その乳化状態を目視にて観察し、下記基準で評価した。結果を表1に示す。
(評価基準) ○:分離なし、△:わずかに分離、×:二層分離
Figure 0005795212
(注1)下記式で示されるオルガノポリシロキサン
Figure 0005795212
(注2)下記式で示されるオルガノポリシロキサン
Figure 0005795212
表1に示すように、合成実施例1、2、3を使用した乳化物(実施例1、2、3)は、50℃1週間経過後も初期乳化状態を維持していたが、比較例1、2は油相が十分に均一ではなく乳化系の安定性を欠いた。
<実施例4〜6、比較例3〜4>
合成実施例1、2、3で得られたオルガノポリシロキサンを使用して、下記表2に示す組成でW/O型ファンデーションを作製し、経時安定性、官能評価を行った。
Figure 0005795212
(注1)、(注2)は前記表1と同じ
(注3)疎水化処理;粉体に対して2%のメチルハイドロジェンポリシロキサン添加後、加熱処理したもの
(製造方法)
A:成分1〜8を加熱混合し、成分9〜14を添加して均一にした。
B:成分15、16及び18を加熱溶解した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却して成分17を添加しファンデーションを得た。
経時安定性は、実施例4〜6、比較例3〜4で得られたファンデーション、100gを密閉容器に入れて、50℃で1ヶ月静置後、その乳化状態を目視にて観察し、下記基準で評価した。結果を表2に示す。
[評価基準] ○:分離なし、△:わずかに分離、×:二層分離
官能評価は、実施例4〜6、比較例3〜4で得られたファンデーションについて、女性50名の専門パネルにより使用テストを行い、使用性の良さ、色調の均一性、化粧持ちの良さ、について下記基準で評価した。結果を表3に示す。
[評価基準]
5点: 非常に良好
4点: 良好
3点: 普通
2点: やや不良
1点: 不良
各評価項目毎に、全パネルの評価点の平均を取った。表3における、各符号の意味は以下のとおりである。
得られた平均点が4.5点以上 ◎
得られた平均点が3.5点以上4.5点未満 ○
得られた平均点が2.5点以上3.5点未満 △
得られた平均点が1.5点以上2.5点未満 ×
得られた平均点が1.5点未満 ××
Figure 0005795212
表2に示すように、比較例3、4は油相が十分に均一ではなく乳化系の安定性を欠いたが、実施例4〜6は、50℃1週間経過後も初期乳化状態を維持していた。
また、表3に示すように、比較例3、4のファンデーションは、塗付時の色調は良好であったが、皮膚への親和性が弱く、化粧持ちが悪かった。これに対して、実施例4〜6のファンデーションは使用性が良く、顔料分散性が良いため、きめが細かく、色調も均一で、皮膚との親和性に優れ、化粧持ちも良かった。
次に本発明のオルガノポリシロキサンを含む各化粧料の実施例を示す。
なお、以下の実施例において、経時安定性は化粧料を密閉容器内に入れて50℃で1ヶ月放置した後の外観の変化が無いことによって確認した。

<実施例7:アイライナー>
Figure 0005795212
(注1)シリコーン樹脂:[MeSiO1/2]/[SiO]比が0.8のシリコーン網状化合物の50%−D5溶液
(注2)シリコーン処理黒酸化鉄;黒酸化鉄の質量に対し、2質量%のメチルハイドロジェンポリシロキサン添加後、150℃で加熱処理したもの
(製造方法)
A:成分1〜4を混合し、成分5を加えて均一に混合分散した。
B:成分6〜8及び10を混合した。
C:Bで得られた混合物をAで得られた分散物に徐添して乳化した後、成分9を加えてアイライナーを得た。
以上のようにして得られたアイライナーは、のびが軽くて描きやすく、べたつきがなく、温度や経時による変化もなく、化粧持ちも非常に良かった。
<実施例8:サンタンクリーム>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜7及び16〜17を加熱溶解した。
B:成分15及び19の一部を加熱攪拌後、成分8〜12を添加し分散処理した。
C:成分13〜14及び19の残部を溶解し、Bで得られた分散物と混合した。
D:攪拌下、Aで得られた混合物にCで得られた分散物を徐添して乳化し、冷却して成分18を添加しサンタンクリームを得た。
以上のようにして得られたサンタンクリームは、キメが細かく、のび広がりが軽くてべたつきがなく、みずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に、経時変化も無かった。さらに化粧持ちも良かった。
<実施例9:クリーム>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜4及び8を加熱混合した。
B:成分5〜7及び10を加熱溶解した。
C:攪拌下、Aで得られた混合物にBで得られた溶液を徐添して乳化し、冷却して成分9を添加し、クリームを得た。
以上のようにして得られたクリームは、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、みずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に、経時変化も無かった。
<実施例10:日焼け止めクリーム>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜6及び9を加熱混合した。
B:成分7〜8及び11を加熱し均一になるよう分散混合した。
C:攪拌下、Aで得られた混合物にBで得られた分散物を徐添して乳化し、冷却して成分10を添加し日焼け止めクリームを得た。
以上のようにして得られた日焼け止めクリームは、キメが細かく、のび広がりが軽く、経時変化も無かった。また、べたつきがないため、砂が全くつかず、使用性が非常に良かった。さらに、化粧持ちも良いため、紫外線防止効果が持続した。
<実施例11:アイシャドウ>
Figure 0005795212
(注1)シリコーン処理;粉体質量に対して3質量%のメチルハイドロジェンポリシロキサン添加後、150℃で加熱処理したもの
(製造方法)
A:成分1〜4を混合し、成分5〜7を添加して均一になるよう分散した。
B:成分8〜10及び12を均一溶解した。
C:攪拌下、Aで得られた分散物にBで得られた溶液を徐添して乳化し、成分11を添加してアイシャドウを得た。
以上のようにして得られたアイシャドウは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、みずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に、耐水性や撥水性、耐汗性が良好で持ちも良く、化粧崩れしにくく、温度や経時的に変化がなく安定性にも優れていることがわかった。
<実施例12:リップクリーム>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜8を加熱混合した。
B:成分9〜16及び18を加熱溶解した。
C:攪拌下、Aで得られた混合物にBで得られた溶液を徐添して乳化し、成分17を添加してカプセルに充填し、リップクリームを得た。
以上のようにして得られた固形状の油中水型リップクリームは、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に経時変化も無く、施与されたリップクリームは持ちがよかった。
<実施例13:液状乳化ファンデーション>
Figure 0005795212
(注1)疎水化処理粉体;粉体質量に対し、2質量%のステアリン酸で処理したもの
(製造方法)
A:成分1〜8を加熱混合し、成分9〜14を添加して均一にした。
B:成分15〜17及び19を加熱溶解した。
C:攪拌下、Aで得られた混合物にBで得られた溶液を徐添して乳化し、冷却して成分18を添加し液状乳化ファンデーションを得た。
以上のようにして得られた液状乳化ファンデーションは、粘度が低くキメが細かく、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に経時変化も無かった。皮膚上での化粧持ちも良かった。
<実施例14:透明ゲル化粧料>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分3〜11を均一溶解した。
B:成分1〜2を混合し、均一にした。
C:攪拌下、Aで得られた溶液をBで得られた混合物に徐添、乳化して透明ゲル化粧料を得た。
以上のようにして得られた透明ゲル化粧料は、のび広がりが軽く、べたつきや油っぽさがなく、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に、皮膚になじみやすく、経時変化も無かった。
<実施例15:日焼け止め化粧水>
Figure 0005795212
(注1)疎水化処理超微粒子酸化チタン:チタンTTO−V−4(石原産業社製)
(製造方法)
A:成分6〜14を均一になるよう溶解した。
B:成分1〜4を混合し、成分5を加えて均一にした。
C:攪拌下、AにBを徐添、乳化して日焼け止め化粧水を得た。
以上のようにして得られた日焼け止め化粧水は、のび広がりが軽く、べたつきや油っぽさがなく、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に、皮膚になじみやすく、経時変化も無かった。また、日焼け止め効果にも優れていた。
<実施例16:乳液>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜7を加熱混合した。
B:成分8〜10及び12を加熱溶解した。
C:攪拌下、Aで得られた混合物にBで得られた溶液を徐添して乳化し、冷却して成分11を添加し乳液を得た。
以上のようにして得られた乳液は、低粘度でキメが細かく、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共に経時変化も無かった。さらに皮膚上での化粧持ちも良かった。
<実施例17:日焼け止めクリーム>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜5を加熱混合した。
B:成分6〜8及び10を加熱溶解した。
C:攪拌下、Aで得られた混合物にBで得られた溶液を徐添して乳化し、冷却して成分9を添加し日焼け止めクリームを得た。
以上のようにして得られた日焼け止めクリームは、キメが細かく、のび広がりが軽く、しっとりとしてみずみずしく、油っぽさやべたつきがなく、経時変化も無かった。また、施与されたクリームは、耐水性、耐汗性に優れて化粧持ちも良く、紫外線防止効果も持続した。
<実施例18:液状ファンデーション>
Figure 0005795212
(注1)フッ素変性シリコーン:FL−100(信越化学工業社製)
(注2)球状シリコーン樹脂粉体:KMP590(信越化学工業(株)製)
(注3)フッ素化合物処理;パーフルオロアルキルエチルリン酸ジエタノールアミン塩にて5%被覆したもの
(製造方法)
A:成分7〜13を均一に混合した。
B:成分1〜6を70℃に加熱混合し、Aで得られた混合物を加えて均一になるよう分散及び混合した。
C:成分14〜17及び19を40℃に加温して溶液を得、これをBで得られた分散物に徐添して乳化し、冷却して成分18を加え、液状ファンデーションを得た。
以上のようにして得られた液状ファンデーションは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、さっぱり感を与えた。また、経時変化も無かった。
<実施例19:乳液>
Figure 0005795212
(注1)オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体:KMP594(信越化学工業(株)製)
(注2)疎水化シリカ:アエロジルR972(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜5を均一に混合し、成分6〜7を加えて均一になるよう分散した。
B:成分14に成分8〜10を加えて溶解し、更に成分11、12を混合したものを、添加した。
C:Bで得られた混合物をAで得られた分散物に徐添して乳化した後冷却し、成分13を加えて乳液を得た。
以上のようにして得られた乳液は、のび広がりも軽く、さらっとしてべたつきがなく、経時変化も無かった。
<実施例20:保湿クリーム>
Figure 0005795212
(注1)オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体:KMP594(信越化学工業(株)製)
(注2)疎水化シリカ:アエロジルR972(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜6及び9〜10を均一に混合し、成分7〜8を加えて均一になるよう分散した。
B:成分11〜14及び16を加えて溶解した。
C:Bで得られた溶液をAで得られた混合物に徐添して乳化した後冷却し、成分15を加えて保湿クリームを得た。
以上のようにして得られた保湿クリームは、のび広がりも軽く、べたつきがなく、経時変化も無かった。
<実施例21:アイライナー>
Figure 0005795212
(製造方法)
A:成分1〜2、4〜7を混合し、成分3を加えて均一に混合分散した。
B:成分8〜10及び12を混合した。
C:Bで得られた混合物をAで得られた分散物に徐添して乳化した後冷却し、成分11を加えてアイライナーを得た。
以上のようにして得られたアイライナーは、のびが軽くて描きやすく、経時変化も無かった。また、皮膚上での、耐水性、耐汗性に優れ、化粧持ちも非常に良かった。
<実施例22:サンカットクリーム>
Figure 0005795212
(注1)KP545:アクリルシリコーン(信越化学工業(株)製)
(注2)KSG210:シリコーンゲル(信越化学工業(株)製)
(製造方法)
A:成分1の一部に成分2を加えて均一にし、成分7を添加してビーズミルにて分散した。
B:成分1の残部と及び3〜6を混合し、均一に混合した。
C:成分8〜10及び12を混合、溶解した。
D:Bで得られた混合物にCで得られた溶液を加えて乳化し、A及び成分11を加添加してサンカットクリームを得た。
以上のようにして得られたサンカットクリームは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、密着感を与えた。経時変化も無く、皮膚上での紫外線効果も持続した。
<実施例23:O/Wハンドクリーム>
Figure 0005795212
(注1)KP545:アクリルシリコーン(信越化学工業(株)製)
(注2)KSG16:シリコーンゲル(信越化学工業(株)製)
(注3)セピゲル305:(SEPPIC社製)
(製造方法)
A:成分1〜7を均一に混合した。
B:成分8〜11及び13を均一に混合した。
C:Aで得られた混合物にBで得られた溶液を加えて乳化し、成分12を添加してO/Wハンドクリームを得た。
以上のようにして得られたO/Wハンドクリームはのび広がりも軽く、優れた密着感を与え、水仕事から皮膚を効果的に保護した。さらに、経時変化も無かった。
<実施例24:O/Wハンドクリーム>
Figure 0005795212
(注1)KP545:アクリルシリコーン(信越化学工業(株)製)
(注2)KP561P:ステアリル変性アクリルシリコーン(信越化学工業(株)製)
(製造方法)
A:成分1〜9を混合、加熱溶解した。
B:成分10〜12及び14を加熱混合した。
C:Aで得られた溶液にBで得られた混合物を加えて乳化し、冷却して成分13を添加し、O/Wハンドクリームを得た。
以上のようにして得られたO/Wハンドクリームは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、優れた密着感を与え、水仕事から皮膚を効果的に保護した。さらに、経時変化も無かった。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。

Claims (6)

  1. 下記平均式(1)で示されるオルガノポリシロキサン。
    Figure 0005795212
    [上記平均式(1)中、Rは、互いに独立に、炭素数1〜30のアルキル基、炭素数1〜30のフッ素置換アルキル基、炭素数6〜30のアリール基、及び炭素数7〜30のアラルキル基から選ばれる基であり、Rは、−(CH −、−(CH −、−(CH −、−CH CH(CH )CH −、−(CH −、−(CH 11 −、−(CH −O−(CH −、及び−(CH −O−(CH −から選ばれる2価有機基であり、R は下記式(2)で示されるポリオキシアルキレンである。mは〜500の数であり、nは1〜10の数であり、xは2以上の数である。
    −(C2aO) (2)
    (上記式(2)中、Rは水素又は炭素数1〜20アルキル基である。aは2〜5の数であり、bは〜50の数である。)
  2. 下記平均式(3)で示される請求項1記載のオルガノポリシロキサン。
    Figure 0005795212
    [上記平均式(3)中、R、m、n、xは上記と同様であり、Rは下記式(4)で示されるポリオキシアルキレンである。
    −(CO)(CO) (4)
    (上記式(4)中、Rは上記と同様である。c、dは0〜50の数であり、かつc+dは1〜50の数である。)]
  3. 請求項1又は2に記載されたオルガノポリシロキサンを、化粧料総質量の0.1〜40質量%含有する化粧料。
  4. 前記化粧料が、水をさらに含み、エマルジョンの形態であることを特徴とする請求項3に記載の化粧料。
  5. 前記化粧料が、シリコーンオイル、エステル油、及びグリセライド油のいずれか、あるいはこれらの混合物をさらに含み、非水エマルジョンの形態であることを特徴とする請求項3に記載の化粧料。
  6. 前記化粧料が、粉体をさらに含み、該粉体が分散された、液状、ペースト状、及び固体状のいずれかの形態であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の化粧料。
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