JP5794785B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、電動モータの力を利用して走行する鞍乗型車両に関する。
従来、電動モータの力を利用して後輪を回転駆動させて走行する自動二輪車等の鞍乗型車両が提案されている。このような、電動モータの力を利用して走行する鞍乗型車両では、電動モータに電力を供給するためのバッテリが車体に配置される。ここで、電動モータを利用した走行には、多量の電力が使用されるため、車体に大型のバッテリを配置した鞍乗型車両や、車体に複数のバッテリを配置した鞍乗型車両も提案されている。
例えば、特許文献1には、メインフレーム、ダウンフレーム及びピボットフレームにより囲まれる空間に配置された大型のメインバッテリと、乗員用シートの下方の空間に配置されたサブバッテリと、を備える鞍乗型電動車両が提案されている。
特開2010−83347号公報
しかしながら、特許文献1で提案された鞍乗型電動車両では、従来、ヘルメットや荷物等を収容可能に設けられていた乗員用シートの下方の空間に、サブバッテリが配置されているので、荷物等の収容空間が狭くなってしまう。また、特許文献1で提案された鞍乗型電動車両において、サブバッテリを設けず、メインバッテリを更に大型化した場合には、大型化されたメインバッテリによって車両に乗車した乗員の居住空間が狭まってしまう。
従って、本発明は、乗員の居住空間や荷物等の収容空間を狭めることなくバッテリを配置できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車体と、前記車体の後方に配置される後輪と、前記車体の一部を構成し前記後輪の上方に配置されるリヤフレームと、電動モータと、前記電動モータに電力を供給するバッテリと、を備え、前記電動モータの力を利用して走行する鞍乗型車両において、前記後輪の可動範囲の側方の位置に配置され、前後方向に指向する円筒形状の筐体を備え、前記バッテリは、前記筐体の内部に収納され、前記筐体は、前記バッテリよりも前方に設けられた吸入口と、該バッテリよりも後方に設けられた排出口と、を備え、 前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)を収納する中央筒部(411)と、前記中央筒部(411)の前部に連続し前記中央筒部(411)よりも細径で前記吸入口(45、45A)を備える前方筒部(413)と、を備え、前記バッテリ(32、32A、32B)を制御するBMU(34、34A、34B)が前記前方筒部(413)に収納され、前方に位置する筺体側コネクタ部(43)に接続される鞍乗型車両(1、1A、1B)。ることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の構成に加えて、前記円筒形状の筐体の内部であって、且つ前記バッテリの後端よりも後方、若しくは前記バッテリの前端より前方にファンを備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記筐体は、後上方に指向することを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項1から3のいずれかに記載の構成に加えて、前記排出口は、前記吸入口よりも上方に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項1から4のいずれかに記載の構成に加えて、前記筐体は、前記車体側に対して脱着可能に取り付けられることを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項に記載の構成に加えて、前記車体を覆う車体カバーを更に備え、前記筐体と前記車体側との接続部は、側面視にて車体カバーに覆われる位置に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から6に記載の構成に加えて、前記バッテリは、前記筐体から取り出し可能に、前記筐体の内部に収納されることを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項に記載の構成に加えて、前記BMUは、前記バッテリと共に前記筐体から取り出し可能に、前記筐体の内部に収納されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の構成に加えて、前記車体に搭載される車体搭載バッテリを更に備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の構成に加えて、前記筐体は、前記バッテリを収納する後部筐体部と、該後部筐体部よりも細径の前部筐体部と、を備え、前記前部筐体部の先端は、前記車体側に支持されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明においては、請求項10に記載の構成に加えて、前記後部筐体部は、前記中央筒部と、前記中央筒部の後部に連続し前記中央筒部よりも細径の後方筒部と、前記中央筒部の前部に連続し前記中央筒部及び前記後方筒部よりも細径の前記前方筒部と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、車体と、前記車体の後方に配置される後輪と、前記車体の一部を構成し前記後輪の上方に配置されるリヤフレームと、電動モータと、前記電動モータに電力を供給するバッテリと、を備え、前記電動モータの力を利用して走行する鞍乗型車両において、前記バッテリは、筐体の内部に収納かつ支持されるものであって、前記筐体は、前後方向に指向する円筒形状であり、前記後輪の可動範囲の側方の位置に前記リヤフレームに着脱可能に支持され、前記筐体は、前記バッテリよりも前方に設けられた吸入口と、該バッテリよりも後方に設けられた排出口とを備え、前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)を収納する中央筒部(411)と、前記中央筒部(411)の前部に連続し前記中央筒部(411)よりも細径で前記吸入口(45、45A)を備える前方筒部(413)と、を備え、前記バッテリ(32、32A、32B)を制御するBMU(34、34A、34B)が前記前方筒部(413)に収納され、前方に位置する筺体側コネクタ部(43)に接続されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、バッテリを後輪の可動範囲の側方の位置に配置した。これにより、後輪の側方に位置するデッドスペースを利用してバッテリを配置できる。よって、乗員の居住空間や荷物等の収納空間を狭くすることなくバッテリを配置できる。 特に、バッテリを、従来の内燃機関により発生する動力を利用して走行する鞍乗型車両においてマフラが配置される位置に配置した場合には、良好な外観を維持しつつ電動モータの力を利用して走行する鞍乗型車両を提供できる。
また、バッテリを、前後方向に指向する筐体の内部に配置した。よって、バッテリが収納された筐体の外観をマフラに似せられるので、電動モータの力を利用して走行する鞍乗型車両の外観をより向上できる。
さらに、筐体を、前方に設けた吸入口と、後方に設けた排出口と、を含んで構成した。よって、走行風を利用してバッテリを冷却できる。
筐体の内部にバッテリの充放電状況を管理するBMUを配置した。これにより、バッテリが収納された状態の筐体を車体から取り外して充電した場合においても、筐体の内部にBMUが配置されているので、バッテリの充放電状況を適切に管理できる。
請求項2に記載の発明によれば、円筒形状の筺体内であってバッテリと長手方向において重ならないように、バッテリの後端よりも後方、若しくはバッテリの前端より前方にファンを設けたことにより、円筒形の外径を大きくすることなく、バッテリを配置させることができる。
請求項に記載の発明によれば、筐体を、後上方に指向させた。これにより、筐体の前方に位置する吸入口から筐体の内部に吸入されてバッテリの熱を吸熱した空気は、密度が小さくなって筐体の内部を後上方に向かって上昇し、排出口から排出される。よって、バッテリの熱により発生する上昇気流を利用して、筐体の内部の空気を前方から後方に向けて流すことができるので、筐体の内部の空気の入れ替えをスムーズに行え、バッテリを効率よく冷却できる。
請求項に記載の発明によれば、排出口を吸入口よりも上方に位置させた。これにより、筐体の前方に位置する吸入口から筐体の内部に吸入されてバッテリの熱を吸熱した空気は、密度が小さくなって筐体の内部を上昇し、吸入口よりも上方に位置する排出口から排出される。よって、バッテリの熱により発生する上昇気流を利用して、筐体の内部の空気を下方から上方に向けて流すことができるので、筐体の内部の空気の入れ替えをスムーズに行え、バッテリを効率よく冷却できる。
請求項に記載の発明によれば、筐体を車体側に対して脱着可能に構成した。これにより、バッテリが収納された状態の筐体を車体から取り外して充電できるので、バッテリの充電を容易に行える。
請求項に記載の発明によれば、筐体と車体側との接続部を車体カバーに覆われる位置に配置した。これにより、筐体と車体側との接続部を車体カバーによって覆うことで、この接続部を外部から視認しにくくできるので、鞍乗型車両の外観を向上できる。
請求項に記載の発明によれば、バッテリを筐体から取り出し可能に構成した。これにより、バッテリを筐体から取り外して充電できるので、バッテリの充電を容易に行える。
請求項に記載の発明によれば、筐体の内部にBMUを配置し、バッテリ及びBMUを筐体から取り出し可能に構成した。これにより、バッテリ及びBMUを筐体から取り出して充電できるので、バッテリの充電を容易に行える。
請求項に記載の発明によれば、鞍乗型車両を、車体搭載バッテリを含んで構成した。これにより、バッテリ及び車体搭載バッテリの2つのバッテリから電動モータに電力を供給できるので、鞍乗型車両を長距離走行させられる。また、航続距離が短い場合には、バッテリを取り外して車両の重量を軽量化し、車体搭載バッテリのみで鞍乗型車両を走行させられる。よって、用途に応じて車体に取り付けるバッテリの容量を変えられるので、好適なバッテリの搭載状態で鞍乗型車両を走行させられる。
請求項10に記載の発明によれば、筐体を、後部筐体部と、この後部筐体部よりも細径の前部筐体部とを含んで構成し、前部筐体部の先端側を車体側に支持させた。これにより、バッテリと車体側とを電気的に接続する電線を、細径の前部筐体部の内部に挿通させて配置できる。よって、電線を前部筐体部により保護した状態で車体側と接続できるので、バッテリと車体側との電気的な接続の確実性を向上できる。また、筐体の形状をマフラに似せられるので、鞍乗型車両の外観を向上できる。
請求項11に記載の発明によれば、後部筐体部は、前記中央筒部と、前記中央筒部の後部に連続し前記中央筒部よりも細径の後方筒部と、前記中央筒部の前部に連続し前記中央筒部及び前記後方筒部よりも細径の前記前方筒部とを備える。これにより、側方バッテリと車体フレーム側とを電気的に接続する電線を、細径の前部筐体部の内部に挿通させて配置できる。電線を前部筐体部により保護した状態で車体フレーム側と接続できるので、側方バッテリと車体フレーム側との電気的な接続の確実性を向上でき、また、筐体の形状をマフラに似せられるので、電動二輪車の外観を向上できる。
請求項12に記載の発明によれば、バッテリを、筐体の内部に収容した状態で後輪の可動範囲の側方の位置に配置した。また、筐体をリヤフレームに対して脱着可能に構成した。これにより、後輪の側方に位置するデッドスペースを利用してバッテリを配置できる。
よって、乗員の居住空間や荷物等の収納空間を狭くすることなくバッテリを配置できる。また、バッテリが収納された状態の筐体を車体から取り外して充電できるので、バッテリの充電を容易に行える。
また、筐体を、前方に設けた吸入口と、後方に設けた排出口と、を含んで構成した。よって、走行風を利用してバッテリを冷却できる。
筐体の内部にバッテリの充放電状況を管理するBMUを配置した。これにより、バッテリが収納された状態の筐体を車体から取り外して充電した場合においても、筐体の内部にBMUが配置されているので、バッテリの充放電状況を適切に管理できる。
本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両を示す右側面図である。 第1実施形態の鞍乗型車両の動力発生機構を示す機能ブロック図である。 図1に示す鞍乗型車両の筐体部分を拡大して示す図である。 第2実施形態の鞍乗型車両を示す右側面図であり、筐体にバッテリ及びBMUが収納された状態を示す図である。 図4に示す鞍乗型車両において、筐体からバッテリ及びBMUを取り出す状態を示す図である。 第3実施形態の鞍乗型車両を示す左側面図である。
以下、本発明の鞍乗型車両の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両としての電動二輪車1の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る電動二輪車1を示す右側面図である。尚、以下の説明における前後、左右及び上下の方向の記載は、特に明記がない限り、電動二輪車に乗車する乗員(運転者)から見た方向に従う。また、図中、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示す。
第1実施形態の電動二輪車1は、電動モータの回転動力を利用して後輪を回転駆動させて走行する。
図1に示すように、第1実施形態の電動二輪車1は、ヘッドパイプ11及びリヤフレーム14を含んで構成される車体としての車体フレーム10と、この車体フレーム10の前方に配置される前輪21と、この前輪21の上方に配置されるフロントフェンダ211と、前輪21を軸支する左右一対のフロントフォーク22と、このフロントフォーク22を、ボトムブリッジ221を介してヘッドパイプ11に対して左右に回動自在に支持するステアリングステム23と、ステアリングステム23の上端に連結されたハンドル24と、車体フレーム10の後方に配置される後輪25と、この後輪25の上方に配置されるリアフェンダ251と、後輪25を後端側で軸支するスイングアーム26と、このスイングアーム26を、後述の電動モータ31を介して車体フレーム10に対して上下に揺動自在に支持するピボットプレート27と、スイングアーム26とリヤフレーム14との間に介在するリアクッション28と、電動モータ31及び側方バッテリ32を含んで構成される動力発生機構30と、側方バッテリ32を収納する筐体40と、車体フレーム10の上方に配置されるシート61と、車体フレーム10を覆う車体カバー50と、を備える。
車体フレーム10は、複数種の鋼材が溶接等により一体的に結合されて構成される。車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、リヤフレーム14と、複数のクロスメンバ(図示せず)と、を含んで構成される。
ヘッドパイプ11は、車体フレーム10の前端部に配置される。
ダウンフレーム12は、左右に一対設けられている。一対のダウンフレーム12は、側面視で、前端部がヘッドパイプ11に連結されており、ヘッドパイプ11から斜め下後方に延びている。
ロアフレーム13は、左右に一対設けられている。一対のロアフレーム13は、前端側が一対のダウンフレーム12の下端部に連結され、後端側が略水平をなして後方に延びている。
リヤフレーム14は、左右に一対設けられている。一対のリヤフレーム14は、前端側が一対のロアフレーム13の後端部に連結され、後端側が比較的急傾斜をなして斜め上後方に延びた後屈曲して、緩やかに斜め上後方に延びている。これらのダウンフレーム12、ロアフレーム13及びリヤフレーム14は、一体に構成されている。
クロスメンバ(図示せず)は、例えば、左右方向に延びるパイプ部材からなり、左右一対のダウンフレーム12、ロアフレーム13又はリヤフレーム14を左右方向に連結する。
フロントフォーク22は、左右に一対設けられている。一対のフロントフォーク22は、ヘッドパイプ11の下方において、ステアリングステム23を介してヘッドパイプ11に支持される。ステアリングステム23の上端部は、ハンドル24の下端部に連結されている。
ピボットプレート27は、左右に一対設けられている。一対のピボットプレート27は、一対のロアフレーム13と一対のリヤフレーム14との連結部分近傍に連結されており、電動モータ31を介してスイングアーム26を軸支している。
スイングアーム26は、前端側が電動モータ31を介してピボットプレート27に上下方向に揺動自在に支持され、後端側が後輪25を回転自在に支持する。
リアクッション28は、左右に一対設けられている。一対のリアクッション28は、下端が一対のスイングアーム26の後端部に連結され、上端がブラケット62を介して一対のリヤフレーム14の後端部に連結されている。
シート61は、走行時に運転者が着座するための座であり、車両の前後方向の中央部における車体フレーム10の上方に配置されている。
車体カバー50は、車両の前面に配置されるフロントカバー51と、フロントカバー51の後部に連なり車体フレーム10の前部の両側面を覆うセンターカウル52と、センターカウル52の後部に連なり車体フレーム10の中央部の両側面を覆うサイドカウル53と、サイドカウル53の下部に連なり車体フレーム10の下部の両側面を覆うアンダーカバー54と、を含んで構成される。
動力発生機構30は、後輪25を回転駆動させるための動力を発生させる。
ここで、動力発生機構30の機能的な構成につき、図2を参照しながら説明する。
動力発生機構30は、図2に示すように、バッテリ100と、チャージャ(充電器)110と、電動モータ31と、PDU(power control unit)35と、コンタクタ120と、BMU(battery managing unit)34と、スロットルセンサ130と、ECU(electric control unit)36と、を備える。
バッテリ100は、複数のバッテリセルが結合されて構成され、外部電源から供給される電力を蓄電する。第1実施形態では、動力発生機構30は、バッテリ100として、側方バッテリ32及び車体搭載バッテリ33を備える(図1参照)。
チャージャ110は、バッテリ100の一次側に接続される。このチャージャ110は、充電コードを介して外部電源に接続される。チャージャ110は、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリ100に供給する。また、チャージャ110は、バッテリ100の充電状態を制御する。
電動モータ31は、バッテリ100から供給される電力により駆動する。
PDU35は、バッテリ100と電動モータ31との間に配置される。このPDU35は、バッテリ100から電動モータ31に供給される電流や電圧を調整する。
コンタクタ120は、ECU36の制御に応じて、バッテリ100とPDU35とを電気的に接続又は遮断する。
BMU34は、バッテリ100に接続されて、バッテリ100の充放電状況やバッテリ100の温度等を監視する。
スロットルセンサ130は、ハンドル24に設けられた操作子(スロットルグリップ)の操作状態を検出する。
ECU36は、スロットルセンサ130から入力される信号に基づいて、動力発生機構30の動作を制御する。具体的には、ECU36は、コンタクタ120を制御して、バッテリ100からPDU35(電動モータ31)に対しての電力の供給を実行又は停止させる。また、ECU36は、PDU35を制御して、電動モータ31の駆動状態を制御する。
また、この動力発生機構30には、ライトやインジケータ140等の低電圧の電力を使用する機器に電力を供給する構成として、DC−DCコンバータ150及びサブバッテリ160が接続されている。
DC−DCコンバータ150は、コンタクタに接続される。このDC−DCコンバータ150は、バッテリ100から供給される高圧(例えば72V)の直流電力の電圧を、低圧の電圧(例えば、12V)に変換する。
サブバッテリ160は、DC−DCコンバータ150に接続され、DC−DCコンバータ150で変換された低電圧の電力を蓄電する。
次に、図1に戻って、第1実施形態の電動二輪車1における動力発生機構30を構成する電動モータ31、側方バッテリ32、車体搭載バッテリ33、BMU34、PDU35及びECU36の配置について説明する。
電動モータ31は、後輪25の前方に配置される。電動モータ31の前端は、ピボットプレート27を介して車体フレーム10に連結される。電動モータ31の後端は、スイングアーム26に連結される。
側方バッテリ32は、円筒形状に構成される。側方バッテリ32は、長手方向が前後方向に沿うように、後輪25の可動範囲の側方の位置に配置される。第1実施形態では、側方バッテリ32は、後輪25の右側の側方に配置される。
ここで、後輪25の可動範囲の側方とは、図1に示すように、側方バッテリ32が常時後輪25の側方に位置する場合だけでない。後輪25の可動範囲の側方とは、乗員の非乗車状態においては、側方バッテリが後輪よりも上方に位置するが、乗員がシートに乗車した場合に路面からの反力によって後輪の位置が上方に移動して後輪の側方に側方バッテリが位置する場合(図6参照)も含むことを意味する。
BMU34は、側方バッテリ32の前方に配置される。
以上の側方バッテリ32及びBMU34は、筐体40に収納された状態で後輪25の側方の位置に配置される。
図3は、図1における筐体40部分の拡大図である。
筐体40は、図1及び図3に示すように、前後方向に指向する細長形状に形成され、後部筐体部41と、前部筐体部42と、筐体側コネクタ部43と、ブラケット44と、吸入口45と、排出口46と、排気ファン47と、を備える。
後部筐体部41は、太径(例えば、直径10cm〜20cm程度)の円筒形状に構成される中央筒部411と、この中央筒部411の後部に連続し、中央筒部411よりも細径の後方筒部412と、中央筒部411の前部に連続し、中央筒部411及び後方筒部412よりも細径の前方筒部413と、を備える。そして、中央筒部411には、側方バッテリ32が収納され、前方筒部413には、BMU34が収納される。
前部筐体部42は、後部筐体部41の前方筒部413に連続して構成される。この前部筐体部42は、前方筒部413よりも細径の管状に形成される。
筐体側コネクタ部43は、前部筐体部42の前端に配置される。この筐体側コネクタ部43は、側方バッテリ32及びBMU34を電気的に接続すると共に前部筐体部42の内部に挿通される電線421の一端に接続されている。筐体側コネクタ部43は、車体フレーム10(リヤフレーム14)に締結された車体側コネクタ部48に着脱可能に接続される。
より具体的には、車体側コネクタ部48は、図1及び図3に示すように、リヤフレーム14の前端側における側面視でサイドカウル53に覆われる位置に配置されている。車体側コネクタ部48は、箱型の本体部481と、本体部481の一部が筐体側コネクタ部43の先端側の形状に対応して窪んで形成された凹部482と、この凹部482の底面に突出して設けられた端子部483と、凹部482を開閉可能に覆う蓋部484と、を備える。また、筐体側コネクタ部43には、端子部483に対応する形状の挿入口431が形成されている。そして、筐体側コネクタ部43を車体側コネクタ部48に取り付ける場合には、車体側コネクタ部48の蓋部484を開いた状態で筐体側コネクタ部43を凹部482に押し込むことで、挿入口431に端子部483が挿入される。これにより、筐体側コネクタ部43と車体側コネクタ部48とが連結される。また、筐体側コネクタ部43と車体側コネクタ部48とが電気的に接続される。
ブラケット44は、側面視で略台形の板状に形成される。このブラケット44の下端は、後部筐体部41の上部に連結される。また、ブラケット44の上端は、リヤフレーム14に締結されたステー49に、着脱可能に連結される。
吸入口45は、後部筐体部41の前方筒部413の周面に設けられた貫通穴により構成される。この吸入口45は、中央筒部411に収納された側方バッテリ32よりも前方に位置している。
排出口46は、後部筐体部41の後方筒部412の後面に設けられた貫通穴により構成される。この排出口46は、中央筒部411に収納された側方バッテリ32よりも後方に位置している。
排気ファン47は、後部筐体部41の内部における中央筒部411と後方筒部412との境界部に配置される。排気ファン47は、複数の羽部材を備えており、排気ファン47を回転させることで、後部筐体部41の内部の空気を後方に向かって移動できる。
以上の筐体40は、前部筐体部42において、筐体側コネクタ部43を介して車体フレーム10側(車体側コネクタ部48)に脱着可能に取り付けられて支持される。また、筐体40は、後部筐体部41において、ブラケット44を介して車体フレーム10側に脱着可能に取り付けられる。
そして、筐体40が車体フレーム10側に取り付けられた状態では、図1に示すように、後部筐体部41が後上方に指向しており、排出口46は、吸入口45よりも上方に位置している。また、筐体40の前部筐体部42と車体フレーム10側との接続部(筐体側コネクタ部43及び車体側コネクタ部48)は、側面視でサイドカウル53に覆われる位置に位置している。また、この状態で、後部筐体部41の外観は、エンジンを備えて構成される自動二輪車に設けられるマフラのような形状をしており、前部筐体部42の外観は、マフラに排気を送る排気管のような形状をしている。
車体搭載バッテリ33は、シート61の前方の下部に配置される。この車体搭載バッテリ33は、車体フレーム10(ダウンフレーム12及びロアフレーム13)に連結されて支持される。
PDU35及びECU36は、車体搭載バッテリ33の後部に配置され車体フレーム10(リヤフレーム14)に固定される。
以上の動力発生機構30により発生した電動モータ31の駆動力は、スイングアーム26と共に後輪25を回転自在に支持する動力伝達装置(図示せず)を介して後輪25に伝達される。
第1実施形態の電動二輪車1では、図1に示すように、シート61の前方に設けられた充電口60に、外部電源のコード(図示せず)を接続することで、車体搭載バッテリ33及び側方バッテリ32に充電が行われる。
ここで、充電口60から車体搭載バッテリ33及び側方バッテリ32に充電が行われる場合には、まず、車体搭載バッテリ33が充電され、車体搭載バッテリ33が所定量充電された後に、側方バッテリ32が充電される。
また、側方バッテリ32が収納された筐体40を車体フレーム10から取り外した状態で、筐体40を外部電源に接続して側方バッテリ32を充電することもできる。
一方、側方バッテリ32及び車体搭載バッテリ33が取り付けられた状態において、電動二輪車1を走行させた場合には、まず、側方バッテリ32に充電された電力が消費され、側方バッテリ32に充電された電力の容量が所定量以下になった場合に、車体搭載バッテリ33に充電された電力が消費される。
以上の側方バッテリ32及び車体搭載バッテリ33に対する充電、及び側方バッテリ32及び車体搭載バッテリ33からの放電の態様は、BMU34及びECU36の制御に基づいて実行される。
以上説明した第1実施形態の電動二輪車1によれば、以下のような効果を奏する。
側方バッテリ32を後輪25の可動範囲の側方の位置に配置した。これにより、後輪25の側方に位置するデッドスペースを利用してバッテリを配置できる。よって、乗員の居住空間や荷物等の収納空間を狭くすることなくバッテリを配置できる。
特に、側方バッテリ32を、従来の内燃機関により発生する動力を利用して走行する鞍乗型車両においてマフラが配置される位置に配置した場合には、良好な外観を維持しつつ電動モータ31の力を利用して走行する電動二輪車1を提供できる。
また、側方バッテリ32を、前後方向に指向する筐体40の内部に配置した。よって、側方バッテリ32の外観をマフラに似せられるので、電動モータ31の力を利用して走行する電動二輪車1の外観をより向上できる。
また、筐体40の後部筐体部41を、前方に設けた吸入口45と、後方に設けた排出口46と、を含んで構成した。よって、走行風を利用して側方バッテリ32を冷却できる。
また、筐体40を、後上方に指向させた。これにより、筐体40の前方に位置する吸入口45から筐体40の内部に吸入されて側方バッテリ32の熱を吸熱した空気は、密度が小さくなって筐体40の内部を後上方に向かって上昇し、排出口46から排出される。よって、側方バッテリ32の熱により発生する上昇気流を利用して、筐体40の内部の空気を前方から後方に向けて流すことができるので、筐体40の内部の空気の入れ替えをスムーズに行え、側方バッテリ32を効率よく冷却できる。
また、排出口46を吸入口45よりも上方に位置させた。これにより、筐体40の前方に位置する吸入口45から筐体40の内部に吸入されて側方バッテリ32の熱を吸熱した空気は、密度が小さくなって筐体40の内部を上昇し、吸入口45よりも上方に位置する排出口46から排出される。よって、側方バッテリ32の熱により発生する上昇気流を利用して、筐体40の内部の空気を下方から上方に向けて流すことができるので、筐体40の内部の空気の入れ替えをスムーズに行え、側方バッテリ32を効率よく冷却できる。
また、筐体40を車体フレーム10側に対して脱着可能に構成した。これにより、側方バッテリ32が収納された状態の筐体40を車体フレーム10から取り外して充電できるので、側方バッテリ32の充電を容易に行える。
また、筐体40と車体フレーム10側との接続部をサイドカウル53に覆われる位置に配置した。これにより、筐体40と車体フレーム10側との接続部をサイドカウル53によって覆うことでこの接続部を外部から視認しにくくできるので、電動二輪車1の外観を向上できる。
また、筐体40の内部に側方バッテリ32の充放電状況を管理するBMU34を配置した。これにより、側方バッテリ32が収納された状態の筐体40を車体フレーム10から取り外して充電した場合においても、筐体40の内部にBMU34が配置されているので、側方バッテリ32の充放電状況を適切に管理できる。
また、電動二輪車1を、車体搭載バッテリ33を含んで構成した。これにより、側方バッテリ32及び車体搭載バッテリ33の2つのバッテリから電動モータ31に電力を供給できるので、電動二輪車1を長距離走行させられる。また、航続距離が短い場合には、側方バッテリ32を取り外して車両の重量を軽量化し、車体搭載バッテリ33のみで電動二輪車1を走行させられる。よって、用途に応じて車体フレーム10に取り付けるバッテリの容量を変えられるので、好適なバッテリの搭載状態で電動二輪車1を走行させられる。
また、筐体40を、後部筐体部41と、この後部筐体部41よりも細径の前部筐体部42とを含んで構成し、前部筐体部42の先端側を車体フレーム10側に支持させた。これにより、側方バッテリ32と車体フレーム10側とを電気的に接続する電線421を、細径の前部筐体部42の内部に挿通させて配置できる。よって、電線421を前部筐体部42により保護した状態で車体フレーム10側と接続できるので、側方バッテリ32と車体フレーム10側との電気的な接続の確実性を向上できる。また、筐体40の形状をマフラに似せられるので、電動二輪車1の外観を向上できる。
次に、本発明の鞍乗型車両の第2実施形態について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、第2実施形態の電動二輪車1Aを示す右側面図であり、筐体40Aに側方バッテリ32A及びBMU34Aが収納された状態を示す図である。図5は、図4に示す電動二輪車1Aにおいて、筐体40Aから側方バッテリ32A及びBMU34Aを取り出す状態を示す図である。
尚、第2実施形態以降の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態の電動二輪車1Aは、主として、筐体40Aの後部筐体部41Aの構成、並びに側方バッテリ32A及びBMU34Aの構成において第1実施形態と異なる。
より具体的には、第2実施形態では、筐体40Aの後部筐体部41Aは、円筒状の中央筒部411Aと、この中央筒部411Aの後部に配置され、中央筒部411Aよりも細径の後方筒部413Aと、後方筒部413Aを、中央筒部411Aに対して開閉可能に連結するヒンジ部414Aと、を備える。また、第2実施形態では、第1実施形態の排気ファン417に代えて、吸入口45Aの近傍に吸気ファン417Aが配置されている。
また、第2実施形態では、側方バッテリ32A及びBMU34Aは、一体化されて円筒形状に構成されている。この一体化されて構成された側方バッテリ32A及びBMU34Aは、筐体40Aの後部筐体部41Aに対して脱着可能に構成されている。具体的には、後部筐体部41Aの内部に収納された側方バッテリ32A及びBMU34Aを取り出す場合には、図5に示すように、後方筒部413Aを開放した状態で、側方バッテリ32A及びBMU34Aを後方に引き出す。
第2実施形態の電動二輪車1Aによれば、上述した第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
筐体40Aの内部にBMU34Aを配置し、側方バッテリ32A及びBMU34Aを筐体40Aから取り出し可能に構成した。これにより、側方バッテリ32A及びBMU34Aを筐体40Aから取り外して充電できるので、側方バッテリ32Aの充電を容易に行える。
次に、第3実施形態について、図6を参照しながら説明する。図6は、第3実施形態の電動二輪車1Bを示す左側面図である。
第3実施形態の電動二輪車1Bは、主として、側方バッテリ32Bの配置、及び車体フレーム10Bの構成において、第1実施形態と異なる。
側方バッテリ32Bは、筐体40Bに収容された状態で、筐体40Bがブラケット44Bを介して車体フレーム10B(リヤフレーム14B)に脱着可能に取り付けられて、後輪25Bの可動範囲の側方の位置に配置されている。より具体的には、側方バッテリ32Bは、図6に示すように、乗員の非乗車状態においては、後輪25Bよりも上方に位置している。しかしながら、第3実施形態の電動二輪車1Bは、乗員がシートに乗車した場合には、乗員の体重によってリアクッション28Bが収縮することで、側方バッテリ32の位置が下方に移動して後輪25Bの側方に位置する(図示せず)。
車体フレーム10Bは、ヘッドパイプ11B、ダウンフレーム12B、ロアフレーム13Bの他、メインフレーム15B及びセンタフレーム16Bを含んで構成される。
メインフレーム15Bは、前端側がヘッドパイプ11Bに連結され、車体搭載バッテリ33Bの上方を斜め下後方に延びる。
センタフレーム16Bは、上端側がメインフレーム15Bの後端側に連結され下方に延びる。センタフレーム16Bの下端側は、ロアフレーム13Bの後端側に連結される。
第3実施形態の電動二輪車1Bによれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、後輪25の右側方に筐体40を配置し、この筐体40に側方バッテリ32を収納したが、これに限らない。即ち、後輪の左側方及び右側方にそれぞれ筐体を配置してもよい。この場合、左右の筐体のうちの一方の筐体に側方バッテリを収納し、他方の筐体を、荷物等を収納する収納部としてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、本発明を、電動モータ31の動力のみにより後輪25を回転駆動させて走行する電動二輪車1に適用したが、これに限らない。即ち、本発明を、内燃機関で発生させた動力、及び電動モータの動力の2つの動力を組み合わせて後輪を回転駆動させて走行するハイブリッド型の鞍乗型車両に適用してもよい。
この場合、後輪の左右の側方のうちの一方に側方バッテリを配置し、他方に内燃機関から排出される排気音を低減するマフラを配置してもよい。
1 電動二輪車(鞍乗型車両)
10 車体フレーム(車体)
14 リヤフレーム
25 後輪
31 電動モータ
32 側方バッテリ(バッテリ)
33 車体搭載バッテリ
34 BMU
40 筐体
41 後部筐体部
42 前部筐体部
45 吸入口
46 排出口
50 車体カバー

Claims (12)

  1. 車体(10、10A、10B)と、
    前記車体(10、10A、10B)の後方に配置される後輪(25、25B)と、
    前記車体(10、10A、10B)の一部を構成し前記後輪(25、25B)の上方に配置されるリヤフレーム(14、14B)と、
    電動モータ(31、31B)と、
    前記電動モータ(31、31B)に電力を供給するバッテリ(32、32A、32B)と、を備え、前記電動モータ(31、31B)の力を利用して走行する鞍乗型車両(1、1A、1B)において、
    前記後輪(25、25B)の可動範囲の側方の位置に配置され、前後方向に指向する円筒形状の筐体(40、40A、40B)を備え、
    前記バッテリ(32、32A、32B)は、前記筐体(40、40A、40B)の内部に収納され、
    前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)よりも前方に設けられた吸入口(45、45A)と、該バッテリ(32、32A、32B)よりも後方に設けられた排出口(46、46A)と、を備え
    前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)を収納する中央筒部(411)と、前記中央筒部(411)の前部に連続し前記中央筒部(411)よりも細径で前記吸入口(45、45A)を備える前方筒部(413)と、を備え、
    前記バッテリ(32、32A、32B)を制御するBMU(34、34A、34B)が前記前方筒部(413)に収納され、前方に位置する筺体側コネクタ部(43)に接続される鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  2. 前記円筒形状の筐体(40、40A、40B)の内部であって、且つ前記バッテリ(32、32A、32B)の後端よりも後方、若しくは前記バッテリ(32、32A、32B)の前端より前方にファン(47、417、417A)を備える請求項1に記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  3. 前記筐体(40、40A、40B)は、後上方に指向する請求項1又は2に記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  4. 前記排出口(46、46A)は、前記吸入口(45、45A)よりも上方に配置される請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  5. 前記筐体(40、40A、40B)は、前記車体(10、10A、10B)側に対して脱着可能に取り付けられる請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  6. 前記車体(10、10A、10B)を覆う車体カバー(50、50B)を更に備え、
    前記筐体(40、40A、40B)と前記車体(10、10A、10B)側との接続部は、側面視にて車体カバー(50、50B)に覆われる位置に配置される請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記バッテリ(32、32A、32B)は、前記筐体(40、40A、40B)から取り出し可能に、前記筐体(40、40A、40B)の内部に収納される請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  8. 前記BMU(34、34A、34B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)と共に前記筐体(40、40A、40B)から取り出し可能に、前記筐体(40、40A、40B)の内部に収納される請求項7に記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  9. 前記車体(10、10A、10B)に搭載される車体搭載バッテリ(33、33B)を更に備える請求項1からのいずれかに記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  10. 前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)を収納する後部筐体部(41、41A)と、該後部筐体部(41、41A)よりも細径の前部筐体部(42、42A)と、を備え、
    前記前部筐体部(42、42A)の先端は、前記車体(10、10A、10B)側に支持される請求項1からのいずれかに記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  11. 前記後部筐体部(41、41A)は、前記中央筒部(411)と、前記中央筒部(411)の後部に連続し前記中央筒部(411)よりも細径の後方筒部(412)と、前記中央筒部(411)の前部に連続し前記中央筒部(411)及び前記後方筒部(412)よりも細径の前記前方筒部(413)と、を備える請求項10に記載の鞍乗型車両(1、1A、1B)。
  12. 車体(10、10A、10B)と、
    前記車体(10、10A、10B)の後方に配置される後輪(25、25B)と、
    前記車体(10、10A、10B)の一部を構成し前記後輪(25、25B)の上方に配置されるリヤフレーム(14、14B)と、
    電動モータ(31、31B)と、
    前記電動モータ(31、31B)に電力を供給するバッテリ(32、32A、32B)と、を備え、前記電動モータ(31、31B)の力を利用して走行する鞍乗型車両(1、1A、1B)において、
    前記バッテリ(32、32A、32B)は、筐体(40、40A、40B)の内部に収納かつ支持されるものであって、
    前記筐体(40、40A、40B)は、前後方向に指向する円筒形状であり、前記後輪(25、25B)の可動範囲の側方の位置に前記リヤフレーム(14、14B)に脱着可能に支持され、
    前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)よりも前方に設けられた吸入口(45、45A)と、該バッテリ(32、32A、32B)よりも後方に設けられた排出口(46、46A)と、を備え
    前記筐体(40、40A、40B)は、前記バッテリ(32、32A、32B)を収納する中央筒部(411)と、前記中央筒部(411)の前部に連続し前記中央筒部(411)よりも細径で前記吸入口(45、45A)を備える前方筒部(413)と、を備え、
    前記バッテリ(32、32A、32B)を制御するBMU(34、34A、34B)が前記前方筒部(413)に収納され、前方に位置する筺体側コネクタ部(43)に接続される鞍乗型車両(1、1A、1B)。
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