JP5658538B2 - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

鞍乗型電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5658538B2
JP5658538B2 JP2010248897A JP2010248897A JP5658538B2 JP 5658538 B2 JP5658538 B2 JP 5658538B2 JP 2010248897 A JP2010248897 A JP 2010248897A JP 2010248897 A JP2010248897 A JP 2010248897A JP 5658538 B2 JP5658538 B2 JP 5658538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
electric motor
seat
electric
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010248897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012101565A (ja
Inventor
博久 ▲高▼橋
博久 ▲高▼橋
稲山 洋一
洋一 稲山
薫 林
薫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010248897A priority Critical patent/JP5658538B2/ja
Publication of JP2012101565A publication Critical patent/JP2012101565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5658538B2 publication Critical patent/JP5658538B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は、鞍乗型電動車両に関する。
近時、鞍乗型電動車両に関連する技術が種々提案されている。例えば特許文献1には、ヘッドパイプから後下方に延びる左右一対のメインフレームの下方に電動モータユニットを搭載し、メインフレームと電動モータユニットとの間の空間に電動モータを駆動するためのバッテリを配置してメインフレームで支持する電動二輪車が開示されている。
特開2003−182669号公報
ところで、鞍乗型電動車両の航続距離はバッテリの容量に依存し、バッテリの容量を増加させるほど航続距離を延長することができるが、バッテリの容量の確保は車体の大型化及び重量増加を招く問題がある。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、バッテリ容量確保による航続距離の延長と、車体の大型化及び重量増加の抑制とを両立できる鞍乗型電動車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、電動モータ(15)によって駆動する鞍乗型電動車両であって、前記電動モータ(15)に供給するための電力を蓄電する第1のバッテリ(21)と、外部からの電力を入力可能であると共に、前記電動モータに電気的に接続される電力入力部(43)と、乗員が着座するシート(S)の下方に設けられる物品収納部(38)と、前記物品収納部(38)の外側であって、該物品収納部(38)を側方から覆う車体カバー(30)の内側において前記シート(S)と後輪(11)とに挟まれた位置に設けられるバッテリ収容部(41)と、を有し、前記シート(S)の下方において、前記電力入力部(43)に接続して前記電動モータ(15)に電力を供給可能な第2のバッテリ(42)を着脱可能に取付可能である共に、前記第1のバッテリ(21)及び前記第2のバッテリ(42)のうちの少なくともいずれか一方から前記電動モータ(15)に電力が供給可能であり、前記第2のバッテリ(42)は、前記バッテリ収容部(41)に取付可能であり、前記物品収納部(38)は、前記シート(S)の前側半分の下方に位置して上方に開放する収納部本体(39)と、該収納部本体(39)に結合して後方に延び、且つ、前記収納部本体(39)よりも底部を浅く形成されると共に、前記シート(S)の後側半分の下方に位置して上方に開放する後方延出部(40)と、を有し、前記バッテリ収容部(41)は、前記後方延出部(40)の下方に位置して車幅方向外側に開放する収納室を形成し、前記バッテリ収部(41)の開口は、リヤサイドカバー(34)の車幅方向内側面に形成されるリブ(45)によって閉じられることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1のバッテリを電動モータに対して恒常的に電力を供給するバッテリとし、これに加えて、電動モータに対して電力を供給可能な第2のバッテリを取付け可能とすることで、航続距離の延長を図ることができる。また、比較的配置スペースを確保可能なシート下に第2のバッテリを取付け可能な構成とすることで、航続距離の延長とともに車体の大型化を抑制でき、また第2のバッテリが着脱可能であるため乗員の選択に応じて重量増加を回避できる。
また、車体カバーを取り外すことで第2のバッテリを取付けることができるため、第2のバッテリの着脱を容易に行うことができる。また、物品収納部の容量を確保しつつ、航続距離の延長を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電動二輪車の左側面図である。 第1の実施形態に係る電動二輪車の要部の左側面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 電動二輪車のシステム構成を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る電動二輪車の左側面図である。 第2の実施形態に係る電動二輪車におけるエキストラバッテリ(第2のバッテリ)の取付けを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る電動二輪車の要部の左側面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
<第1の実施形態>
図1に本発明の第1の実施形態に係る鞍乗型電動車両の一例であるスクータ型の電動二輪車1が示されている。電動二輪車1は複数のフレーム部材が溶接等で一体に構成された鋼製の車体フレーム2を備え、車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後下方に延びるメインフレーム4と、メインフレーム4の後端に溶着され、後上方に延び、その後、略水平方向に延びる左右一対のリヤフレーム5,5とを備えている。リヤフレーム5,5の下部には後方に張り出すように板状の左右一対のピボットプレート6,6が溶着され、ピボットプレート6,6の前方においてメインフレーム4とリヤフレーム5,5との間には、左右一対のサポートフレーム7,7が溶着されて架設されている。各フレーム4,5,7はアルミニウム合金製のパイプ材で構成されている。
ヘッドパイプ3には左右一対のフロントフォーク8,8が回転可能に支持され、フロントフォーク8,8の下部に前輪9が回転可能に支持されている。フロントフォーク8,8の上部に操向ハンドル10が固定され、操向ハンドル10にはアクセルグリップ、ブレーキレバー等の各種操作機器(図示略)が配設されている。操向ハンドル10の後方には乗員が着座するシートSが配置され、シートSは車体前後方向中央から後輪11の後部近傍まで延在する。後輪11はスイングユニット12の後部に回転可能に支持され、スイングユニット12は、その前部をピボット軸13を介してピボットプレート6,6に支持されることで、ピボット軸13を軸中心として上下方向に揺動可能に支持されている。スイングユニット12の後部と左側のリヤフレーム5との間には緩衝器であるリヤクッション14が介装されている。
スイングユニット12は電動モータ15とギヤ機構16とをユニットケース17に収容して構成され、さらにユニットケース17はその上部に、ECU(Electrical Control Unit)18とPDU(Power Drive Unit)19とをユニット化した制御ユニット20を収容している。ECU18は車両の各種制御を統括的に実行し、PDU19はECU18からの指令に応じて電動モータ15を駆動制御する。ギヤ機構16は発進クラッチ及び遊星歯車等を含み、ギヤ機構16によって電動モータ15の駆動が後輪11に段階的に伝達される。後輪11は電動モータ15が備える図示しないドライブシャフトに固定されており、回転駆動する。
電動モータ15はPDU19を介してバッテリユニット21から電力を供給され、バッテリユニット21は、樹脂材料からなるケース内にリチウムイオン電池を複数含んで構成され、各リチウムイオン電池を直列に結線して高圧バッテリを構成している。バッテリユニット21は、メインフレーム4に一体に設けられ前後に並ぶ前ブラケット22及び後ブラケット23に締結されて支持されている。バッテリユニット21はコンタクター24に第1ハーネス25を介して電気的に接続されている。コンタクター24は左側のリヤフレーム5の下部に設けられた図示省略する締結部によって固定されている。コンタクター24は、第1ハーネス25を介してバッテリユニット21と接続するとともに、第2ハーネス26を介してPDU19に電気的に接続しPDU19に電力を供給する。
コンタクター24は後述するDC−DCコンバータ27(図4)とも接続しており、DC−DCコンバータ27によってバッテリユニット21からの電圧を降圧してECU18等に電力を供給する。DC−DCコンバータ27は図1において省略するが車体適所に設けられている。PDU19と電動モータ15とは、第3ハーネス28によって電気的に接続されている。
電動二輪車1の車両外観を構成する車体カバー30は、複数の樹脂製カバー体から構成されている。詳しくは、車体カバー30には、操向ハンドル10の左右端部を外部に突出させて操向ハンドル10の中央側を覆うハンドルカバー31と、ハンドルカバー31から下方に延びてバッテリユニット21の前方まで至り、シートSに着座した乗員の脚を前方から覆うレッグシールド32と、レッグシールド32の後面からメインフレーム4に沿って延び、その後、後上方に延びてシートSの下方まで至り、車体の中央側部を覆うサイドカバー33と、シートSの下方において側方からサイドカバー33にその前部を重ねられるように設けられ、前後方向に延在してリヤフレーム5,5を覆う左右一対のリヤサイドカバー34,34とが含まれている。
シートSは、サイドカバー33及びリヤサイドカバー34,34の上方において、これらに跨るように設けられている。サイドカバー33にはシートSを回転可能に支持するシートヒンジ35が設けられ、シートSはその前端をシートヒンジ35に支持されて後方から開放する。リヤサイドカバー34,34の後部間からリヤフェンダ36が延び、リヤフェンダ36にはコンビネーションランプ37が支持されている。リヤフェンダ36はリヤフレーム5,5の後部に支持されている。またリヤサイドカバー34,34は車幅方向外側に引き出すことで車体から取り外すことができる。図2はサイドカバー33及び左側のリヤサイドカバー34を取り外した状態の車体後部を示しており、サイドカバー33及びリヤサイドカバー34,34の内側には、樹脂材料からなる収納ボックス38が配置されている。収納ボックス38はサイドカバー33及びリヤサイドカバー34,34によって支持されている。
収納ボックス38は、シートSの約前側半分の下方に位置して上方に開放する第1収納部39と、シートSの約後側半分の下方に位置して上方に開放する第2収納部40とを有している。第1収納部39はヘルメットを収納可能とすべく底部を比較的深く形成され、第2収納部40は第1収納部39よりも底部を浅く形成され、第1収納部39と繋がって後方に略水平に延びる。第2収納部40は後輪11の後方に位置付けられている。
図2、図3を参照し、第2収納部40の下部には、電動モータ15に付加的に電力を供給するエキストラバッテリを収容する左右一対のバッテリ収容部41,41が設けられている。図3に示すように、バッテリ収容部41,41は、第2収納部40の下部から下方に延び、その後、車幅方向外側に折れ曲がって、第2収納部40の下部(底部)と協働で車幅方向外側(左右)に開放する収納室を形成している。
図3において、CLは車幅方向の中心線を示し、バッテリ収容部41,41はそれぞれ中心線CLから車幅方向外側に離間して下方に延びている。バッテリ収容部41,41の底部は後輪11の上方に位置し、バッテリ収容部41,41は、シートSと後輪11とに挟まれた位置にある。また、左右のバッテリ収容部41,41の間には上方に凹状となる空間が形成され、該空間の穿設方向は後輪11から鉛直に延びる中心線CLに沿っている。また、図2に示すように、バッテリ収容室41,41は仕切り壁41A,41Bによって前後方向に並ぶ三つの部屋に区画されている。
バッテリ収容部41,41にはそれぞれ車幅方向外側からリチウムイオン電池を複数含んで構成されたエキストラバッテリ42・・・が収容可能とされている。バッテリ収容部41,41の前方において第2収納部40の下部にはエキストラバッテリ42・・・の電力を入力可能なコネクタ43が設けられ、図1に示すようにコネクタ43は第4ハーネス44を介してコンタクター24に接続されている。エキストラバッテリ42・・・の電力は、第4ハーネス44、コンタクター24、PDU19、第2ハーネス26、及び第3ハーネス28を介して電動モータ15に供給可能とされている。
バッテリ収容部41,41にエキストラバッテリ42・・・を収容した後は、図3に示すように、リヤサイドカバー34,34によって車幅方向外側からエキストラバッテリ42・・・が覆われるようになっている。ここでリヤサイドカバー34,34の車幅方向内側面にはバッテリ収容部41,41の開口を閉じるリブ45,45が一体に形成され、このリブ45,45はエキストラバッテリ42・・・が収容された状態で、車幅方向外側からエキストラバッテリ42・・・に当接し、これらの移動を規制する。因みに、バッテリ収容部41,41にエキストラバッテリ42・・・を収容しない場合であっても、バッテリ収容部41,41の開口はリブ45,45によって閉じられるため、この空間はその他物品の収容室としても利用できる。なお、本実施形態では、エキストラバッテリ42・・・の脱落防止のためにリヤサイドカバー34,34にリブ45,45を設けたが、これに代えて、バッテリ収容部41,41の開口周囲にロック機構等を設ける等してもよい。
次に、図4は電動二輪車1のシステム構成を示している。図4に示すように、電動二輪車1では、バッテリユニット21からの電力が不図示のメインスイッチと連動するコンタクター24を介してモータドライバたるPDU19に供給され、PDU19にて直流から3相交流に変換された後に、3相交流モータである電動モータ15に供給される。また、バッテリユニット21からの出力電圧は、上記DC−DCコンバータ27を介して降圧されて、例えば12Vのサブバッテリ46や計器類等の一般電装部品(図中「etc」)、並びにECU18等の制御系部品に供給される。
バッテリユニット21は、例えばAC100Vの電源に接続した充電器(CHG)47により充電される。バッテリユニット21の充放電状況や温度等はBMU(Battery Management Unit)48が監視し、かつその情報はECU18と共有される。ECU18には、アクセルセンサ(ACL)49からの出力要求情報が入力され、この出力要求情報に基づき、ECU18がPDU19を介して電動モータ15を駆動制御する。なお、充電器47は車体の適所に設けられるが、これが非搭載であってもよい。また、バッテリユニット18の種類によってはサブバッテリ46を無くした構成としてもよい。また、BMU48はバッテリユニット21に近接して配置される。
ここで、本実施形態に係る電動二輪車1ではさらに、エキストラバッテリ42・・・からの電力が上記コンタクター24を介してモータドライバたるPDU19に供給され、PDU19にて直流から3相交流に変換された後に、3相交流モータである電動モータ15に供給されることが可能である。加えて、エキストラバッテリ42・・・からの出力電圧は、上記DC−DCコンバータ27を介して降圧されて、サブバッテリ46や計器類等の一般電装部品(図中「etc」)、並びにECU18等の制御系部品に供給されることも可能になっている。すなわち、PDU19は、バッテリユニット21及びエキストラバッテリ42・・・のうちの少なくともいずれか一方から電動モータ15に電力が供給可能とされている。そして、この電動二輪車1では、操向ハンドル10に図示省略するアクセルグリップが設けられ、アクセルグリップのアクセル開度がアクセルセンサ49により検出されてECU18に出力される。そして、ECU18がアクセル開度に応じてPDU19を制御し、PDU19によって後輪11が駆動され電動二輪車1が走行するようになっている。
以上に記載したように本発明の第1の実施形態に係る電動二輪車1は、電動モータ15に供給するための電力を蓄電するバッテリユニット21と、外部からの電力を入力可能であると共に、電動モータ15に電気的に接続されるコネクタ43とを有し、乗員が着座するシートSの下方において、コネクタ43に接続して電動モータ15に電力を供給可能なエキストラバッテリ42・・・が着脱可能に取付可能に構成されると共に、バッテリユニット21及びエキストラバッテリ42・・・のうちの少なくともいずれか一方から電動モータ15に電力を供給可能に構成されている。
このため、電動モータ15に対して恒常的に電力を供給するバッテリユニット21に加えて、エキストラバッテリ42・・・を取付け可能であるため、航続距離の延長を図ることができる。また、比較的配置スペースを確保可能なシートS下にエキストラバッテリ42・・・を取付け可能な構成であるため、航続距離の延長とともに車体の大型化を抑制でき、さらにエキストラバッテリ42・・・が着脱可能であるため乗員の選択に応じて重量増加を回避できる。
また、本実施形態に係る電動二輪車1では、シートSの下方に収納ボックス38が設けられ、収納ボックス38の外側であって、この収納ボックス38を側方から覆う着脱可能なリヤサイドカバー34,34の内側においてシートSと後輪11とに挟まれた位置に、エキストラバッテリ42・・・を取付可能なバッテリ収容部41,41が設けられている。これによって、リヤサイドカバー34,34を取り外すことでエキストラバッテリ42・・・を取付けることができるため、エキストラバッテリ42・・・の着脱を容易に行うことができる。また、収納ボックス38の容量を確保しつつ、航続距離の延長を図ることができる。
また、本実施形態に係る電動二輪車1では、収納ボックス38が、シートSの前側半分の下方に位置して上方に開放する第1収納部39と、シートSの後側半分の下方に位置して上方に開放する第2収納部40とを有し、第1収納部39が、第2収納部40は底部を浅く形成され、第2収納部40の下部に、車幅方向外側に開放してエキストラバッテリ42・・・を取付可能なバッテリ収容部41,41が設けられている。これによって、車幅方向外側からエキストラバッテリ42・・・を取付可能であるため、エキストラバッテリ42・・・の着脱を容易に行うことができる。また、乗員の選択に応じてバッテリ収容部41,41を他の物品の収容室として用いることができ、使い勝手に優れる。
なお、本実施形態では第2収納部40が上方に開放し収納空間を形成したが、この第2収納部40に相当する部位を第1収納部39と一体の板状の部材としてもよい。また、バッテリ収容部41,41は収納ボックス38と一体に形成されるものとしたが、収納ボックス38は別体のものとして、シートSの下方に配置してもよい。
<第2の実施形態>
次に本発明の第2の実施形態に係る電動二輪車60について図5〜図7を用いて説明する。第1の実施形態に係る電動二輪車1と共通する部位については同一符号で示し、説明を省略する。
図5に示すように、電動二輪車60では、第1実施形態と同様にシートSの下方に収納ボックス61が設けられ、収納ボックス61は、シートSの約前側半分の下方に位置して上方に開放する第1収納部62と、シートSの約後側半分の下方に位置して上方に開放する第2収納部63とを有している。第1収納部62はヘルメットを収納可能とすべく底部を比較的深く形成され、第2収納部63は第1収納部62よりも底部を浅く形成され、第1収納部62と繋がって後方に略水平に延びている。第2収納部63は後輪11の後方に位置付けられている。
本実施形態では、図6に示すように、収納ボックス61の第1収納部62が電動モータ15に付加的に電力を供給するエキストラバッテリ64を収容する左右一対のバッテリ収容部を兼ねており、エキストラバッテリ64は、第1収納部62内に収容されるようにして取付けられる。エキストラバッテリ64は、第1収納部62の内容積と同一形状、すなわち、その外壁を第1収納部62の内壁に沿わせる形状に形成されており、第1収納部62の後側の内壁(以下、後壁65)は、図7に示すように後上方に延び、この後壁65には、エキストラバッテリ64の電力を入力可能なコネクタ66が設けられている。
コネクタ66は後壁65と面一、つまり、後壁の傾斜面から突出しないように設けられ、第1収納部62の外側において第5ハーネス67を引き出し、図5に示すようにコンタクター24に接続されている。エキストラバッテリ64の後壁にはコネクタ66との接点が設けられている。また、第1収納部62の底壁68には、水抜き穴69が貫通して形成されている。
電動二輪車60におけるシステム構成は図4で示したものと同様であり、本実施形態においても、バッテリユニット21及びエキストラバッテリ64のうちの少なくともいずれか一方から電動モータ15に電力が供給可能に構成されている。また、図7に示すように、シートSの左側部にはリング状のシートキャッチャ(締結具)70,70が設けられ、このシートキャッチャ70,70は、シートSの右側部に一端を固定されてリヤフレーム5,5の下方に通されたベルト71,71の他端を係止して締結する。本実施形態では、このようなシートキャッチャ70,70を設けることで、シートSの底板によって収容されたエキストラバッテリ64を固定することは可能となっている。なお、シートキャッチャ70,70は、シートSの略中央と後部に設けられ、リヤフレーム5,5の水平領域においてシートSを締め付ける。また、図7においては、収納ボックス61の一部を断面で示している。
この第2の実施形態に係る電動二輪車60においても、電動モータ15に対して恒常的に電力を供給するバッテリユニット21に加えて、エキストラバッテリ64を取付け可能であるため、航続距離の延長を図ることができ、また、比較的配置スペースを確保可能なシートS下にエキストラバッテリ64を取付け可能であるため、航続距離の延長とともに車体の大型化を抑制できる。さらにエキストラバッテリ64が着脱可能であるため乗員の選択に応じて重量増加を回避できる。
また、シートSの下方に収納ボックス61が設けられ、エキストラバッテリ64を収納ボックス61の第1収納部62内に収容されるようにして取付可能なため、エキストラバッテリ64の容量を確保しやすく、また、当該バッテリに対する水密性を確保できる。
さらに、エキストラバッテリ64は、その外壁を第1収納部62の内壁に沿わせる形状に形成され、第1収納部62の後壁65は後上方に延び、この後壁65に、コネクタ66が設けられているため、エキストラバッテリ64とコネクタ66との確実な接続を図るとともに、この接続部位への水付着を防止でき、さらには、第1収納部62の底壁68に水抜き穴69が形成されているため、第1収納部62の後壁65を流れた水を抜いてエキストラバッテリ64に対する水付着を防止できる。
以上で本発明の第1、第2の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、バッテリユニットを複数のリチウムイオン電池を含むものとして構成したが、これに代えて、ニッケル水素バッテリや鉛バッテリを用いたものとしてもよい。
1,60 電動二輪車(鞍乗型電動車両)
15 電動モータ
21 バッテリユニット(第1のバッテリ)
38,61 収納ボックス(物品収納部)
39 第1収納部(収納部本体)
40 第2収納部(後方延出部)
41 バッテリ収容部
42,64 エキストラバッテリ(第2のバッテリ)
43,66 コネクタ(電力入力部)
62 第1収納部(バッテリ収容部)
65 後壁(内壁)
68 底壁
69 水抜き穴

Claims (1)

  1. 電動モータ(15)によって駆動する鞍乗型電動車両であって、
    前記電動モータ(15)に供給するための電力を蓄電する第1のバッテリ(21)と、
    外部からの電力を入力可能であると共に、前記電動モータに電気的に接続される電力入力部(43)と、
    乗員が着座するシート(S)の下方に設けられる物品収納部(38)と、
    前記物品収納部(38)の外側であって、該物品収納部(38)を側方から覆う車体カバー(30)の内側において前記シート(S)と後輪(11)とに挟まれた位置に設けられるバッテリ収容部(41)と、を有し、
    前記シート(S)の下方において、前記電力入力部(43)に接続して前記電動モータ(15)に電力を供給可能な第2のバッテリ(42)を着脱可能に取付可能である共に、
    前記第1のバッテリ(21)及び前記第2のバッテリ(42)のうちの少なくともいずれか一方から前記電動モータ(15)に電力が供給可能であり、
    前記第2のバッテリ(42)は、前記バッテリ収容部(41)に取付可能であり、
    前記物品収納部(38)は、前記シート(S)の前側半分の下方に位置して上方に開放する収納部本体(39)と、該収納部本体(39)に結合して後方に延び、且つ、前記収納部本体(39)よりも底部を浅く形成されると共に、前記シート(S)の後側半分の下方に位置して上方に開放する後方延出部(40)と、を有し、
    前記バッテリ収容部(41)は、前記後方延出部(40)の下方に位置して車幅方向外側に開放する収納室を形成し、
    前記バッテリ収部(41)の開口は、リヤサイドカバー(34)の車幅方向内側面に形成されるリブ(45)によって閉じられることを特徴とする鞍乗型電動車両。
JP2010248897A 2010-11-05 2010-11-05 鞍乗型電動車両 Active JP5658538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248897A JP5658538B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 鞍乗型電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248897A JP5658538B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 鞍乗型電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012101565A JP2012101565A (ja) 2012-05-31
JP5658538B2 true JP5658538B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=46392535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010248897A Active JP5658538B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 鞍乗型電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5658538B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111148689A (zh) * 2017-09-29 2020-05-12 本田技研工业株式会社 跨骑型电动车辆

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01223091A (ja) * 1988-03-01 1989-09-06 Honda Motor Co Ltd スクータ型車両
JP3345064B2 (ja) * 1992-11-27 2002-11-18 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP3565209B2 (ja) * 2002-03-11 2004-09-15 スズキ株式会社 電動モータ付二輪車
JP4105538B2 (ja) * 2002-12-27 2008-06-25 ヤマハ発動機株式会社 電動二輪車
JP4353415B2 (ja) * 2004-01-16 2009-10-28 本田技研工業株式会社 電動車両
JP2006219081A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Yamaha Motor Co Ltd 車両の収納装置
JP4989263B2 (ja) * 2007-03-15 2012-08-01 三洋電機株式会社 電動車両
JP5112237B2 (ja) * 2008-09-25 2013-01-09 本田技研工業株式会社 自動二輪車のバッテリ配置構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111148689A (zh) * 2017-09-29 2020-05-12 本田技研工业株式会社 跨骑型电动车辆
CN111148689B (zh) * 2017-09-29 2021-08-20 本田技研工业株式会社 跨骑型电动车辆
US11332212B2 (en) 2017-09-29 2022-05-17 Honda Motor Co., Ltd. Saddle-type electric vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012101565A (ja) 2012-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5595228B2 (ja) 電動車両
US10611425B2 (en) Saddle-type electric vehicle
US9545968B2 (en) Saddle-type electric vehicle
JP5474737B2 (ja) 鞍乗り型電動車両
US9327586B2 (en) Saddle-type electric vehicle
US9346421B2 (en) Saddle-type electric vehicle
JP5778885B2 (ja) 電動二輪車のバッテリ装置
JP2012091595A (ja) 鞍乗型電動車両
JP2012158289A (ja) 自動二輪車
JP5525998B2 (ja) 鞍乗り型電動車両
JP5938249B2 (ja) 電動式鞍乗り型車両のバッテリユニット
JP7118182B2 (ja) 鞍乗り型電動車両
JP5794785B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2012171451A (ja) 鞍乗型車両
JP5492742B2 (ja) 鞍乗り型電動車両の冷却ダクト配索構造
JP5658538B2 (ja) 鞍乗型電動車両
JP2012171556A (ja) 鞍乗型車両
JP2012091659A (ja) 鞍乗型電動車両
JP2012101567A (ja) 鞍乗型電動車両
JP2017190071A (ja) 鞍乗型電動車両
JP2013208949A (ja) 鞍乗型電動車両
JPWO2020044684A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP5208651B2 (ja) 電気自動二輪車
JP2013052751A (ja) 自動二輪車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5658538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250