JP6186965B2 - 電動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は電動二輪車に関する。
車体フレームに対して揺動可能なスイングアームと、スイングアームに内装されるモータと、スイングアームに支持される回転自在な後輪と、を備える電動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。モータはスイングアームを支えるピボットの直後に配置されて後輪を駆動する。後輪はスイングアームの後部に支持されている。
そして、スイングアームは、その後端部と車体フレームとの間に架け渡されるクッションユニットによって懸架されている。
特開2010−232084号公報
従来の電動二輪車では、スイングアームにモータが内装されている一方で、クッションユニットがスイングアームの後端部に接続されている。クッションユニットをスイングアームの後端部に接続することは、車両の質量分布を車両重心から分散させたり、クッションユニットのレバー比変化によるプログレッシブ特性の付与には不利であったりする。
そこで、本発明は、スイングアームにモータを内装しつつ、質量分布を車両の中央部に集中させ、かつクッションユニットのレバー比変化率を高められる電動二輪車を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る電動二輪車は、車両の前後方向へ延びる車体フレームと、前記車体フレームに設けられるスイングアームピボットと、前記車体フレーム側の端部に配置されて上方に膨らみ突出するモータ支持部を有して前記スイングアームピボットによって揺動可能に支持されるスイングアームと、前記スイングアームによって支えられる車輪と、前記スイングアームピボットと前記車輪との間に配置され、かつ前記スイングアームピボット中心と前記車輪回転中心とを結ぶ直線よりも上方に配置される出力軸を有して前記モータ支持部に固定されるモータと、前記車体フレームと前記スイングアームの前記モータ支持部との間に架かるクッションユニットと、を備える。
本発明によれば、スイングアームにモータを内装しつつ、質量分布を車両の中央部に集中させ、かつクッションユニットのレバー比変化率を高められる電動二輪車を提案できる。
本発明の実施形態に係る電動二輪車を示す左側面図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車を示す右側面図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車の一部を示す平面図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータおよびクッションユニットを示す断面図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータおよびクッションユニットを示す平面図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータおよびクッションユニットを示す左側面図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータ、インバータおよび燃料電池を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータ、およびインバータを示す右側面図。
以下、本発明に係る燃料電池自動二輪車の実施の形態について、図1から図9を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電動二輪車を示す左側面図である。
図2は、本発明の実施形態に係る電動二輪車を示す右側面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る電動二輪車の一部を示す平面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る電動二輪車を示す斜視図である。
説明を容易にするため、電動二輪車の前後、左右、および上下は、電動二輪車の運転者を基準にする。
図1から図4に示すように、本実施の形態に係る電動二輪車1は燃料電池2が発電する電力を利用して走行する。電動二輪車1は、車体3と、操舵輪である前輪5と、前輪5に連結されるハンドル6と、駆動輪である後輪7と、燃料電池2が発電する電力によって後輪7を駆動するモータ8と、を備える。
燃料電池2は、燃料となる水素ガスと酸化剤となる酸素を含んだ空気とを反応させることによって電力を取り出す発電装置であり、空冷式の燃料電池システム11の一部である。
車体3は、その前後方向に延びる車体フレーム12と、車体フレーム12の前方に設けられるステアリング機構13と、車体フレーム12の後方に設けられるリアサスペンション15と、燃料電池2を覆う外装16と、車体3の後半上部に配置されて車体フレーム12に固定されるシート17と、を備える。
車体フレーム12は、ヘッドパイプ21と、左右一対の上側メインフレーム22と、左右一対の下側メインフレーム23と、左右一対のピボットブラケット25と、リアフレーム26と、を備える。
ヘッドパイプ21は車体フレーム12の前端部に配置されている。
上側メインフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部に接続されて後ろ下方に向かって傾斜して延びる長尺な管である。左右それぞれの上側メインフレーム22は左右に距離を隔てて配置されている。
下側メインフレーム23は、ヘッドパイプ21の下部に接続されて後ろ下方に向かって傾斜して延びる長尺な管である。左右それぞれの下側メインフレーム23は左右に距離を隔てて配置されている。
上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23のそれぞれは、上下に距離を隔てて配置されている。上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23は、それぞれのフレーム22、23の前端部でヘッドパイプ21から分かれて広がり、それぞれのフレーム22、23の中央部で略平行になり、それぞれのフレーム22、23の後端部でピボットブラケット25へ向かって狭まる形状に屈折、または屈曲している。
ピボットブラケット25は、上側メインフレーム22の後端部、および下側メインフレーム23の後端部に接続されている。ピボットブラケット25は、車体フレーム12の前後方向中央部に配置されている。ピボットブラケット25にはスイングアームピボット28が設けられている。スイングアームピボット28は、側面視において、車両の中央部に位置し、ピボットブラケット25の長さに対して下端部から3分の1程度上方の位置に配置されている。
リアフレーム26は、上側メインフレーム22の左右それぞれの後部から斜め後方へ向かって延びている。リアフレーム26はサイドフレーム29によって補強されている。サイドフレーム29は、上側メインフレーム22の左右それぞれの後部であってリアフレーム26よりも下方から斜め後方へ向かって延びている。リアフレーム26にはリアフェンダ31が設けられている。
シート17は運転者が着座する場所であり、リアフレーム26の上方に配置され、リアフレーム26、およびサイドフレーム29によって支持されている。
ステアリング機構13は、車体フレーム12のヘッドパイプ21によって電動二輪車1の左右方向へ操舵可能に支持されている。ステアリング機構13は、ヘッドパイプ21によって回転自在に支持されるステアリングブラケット33と、ステアリングブラケット33の上面に設けられるハンドルバークランプ35と、ハンドルバークランプ35によってステアリングブラケット33に固定されるハンドル6と、ステアリングブラケット33に固定される左右一対のフロントサスペンション36と、を備える。
ハンドルバークランプ35は、ステアリングブラケット33にハンドル6を回転一体に結合する。
ハンドル6は電動二輪車1の幅方向における中央部でハンドルバークランプ35に固定されている。ハンドル6はハンドルバークランプ35による固定箇所から左右方向、かつ斜め後ろ上方に延び、屈曲して斜め後ろ左右方向に広がる。
フロントサスペンション36は上下方向に延び、上端部をステアリングブラケット33に固定される一方、下端部で前輪5を回転自在に支えている。
ステアリング機構13は、ハンドル6を左右方向へ操舵することによってフロントサスペンション36と一体に前輪5の向きを変える。
リアサスペンション15は、車体フレーム12に対して後輪7を懸架している。リアサスペンション15は、車体フレーム12のスイングアームピボット28によって揺動自在に支持されるスイングアーム37と、スイングアーム37の揺動を緩衝するクッションユニット38と、を備える。
スイングアーム37は、前端部を車体フレーム12のスイングアームピボット28に揺動自在に支持される一方、後端部で後輪7を回転自在に支持している。スイングアーム37は、車体フレーム12側の端部、つまり前端部に配置されて上方に膨らみ突出するモータ支持部39を備える。
モータ8はスイングアーム37のモータ支持部39に固定されている。モータ8はスイングアームピボット28と後輪7との間に配置されている。モータ8は、スイングアームピボット28の中心C1と後輪7の車軸中心C2とを結ぶ直線Lよりも上方に配置される出力軸8aを備える。
クッションユニット38は、車体フレーム12とスイングアーム37のモータ支持部39との間に架け渡されている。具体的には、クッションユニット38は一方の端部を車体フレーム12のクッションユニット取付部41に、他方の端部をモータ支持部39のクッションユニット取付部42にそれぞれ揺動自在に取り付けられている。
また、クッションユニット38はモータ8の上方に配置されている。クッションユニット38の伸縮方向は、車両の上下方向、つまり垂直方向よりも車両の前後方向、つまり水平方向側に近い状態に向けられている。換言すれば、クッションユニット38は、車両に対して寝かせた状態で搭載されている。クッションユニット38は、伸縮方向が寝かされ、スイングアーム37の伸張方向に近いため、リンク機構を介さなくても、クッションユニット38の伸縮方向を立てて搭載する場合に比べて、スイングアーム37の揺動にともなうレバー比変化を大きくしてプログレッシブ特性を有する。
シート17はクッションユニット38の上方に配置されている。
燃料電池システム11は車体フレーム12に搭載される。燃料電池システム11は、燃料電池2が発電した電力をモータ8へ供給することによって電動二輪車1を走行させる。燃料電池システム11は、燃料電池2の他に、燃料電池2で使用される気体水素を貯蔵する燃料タンク43と、燃料電池2の電力を補助するバッテリ45と、燃料電池2、またはバッテリ45の電力を周波数変換してモータ8へ給電し、モータ8の回転数、ひいては電動二輪車1の車速を制御するインバータ46と、これらを統括的に管理して運転制御を行う車両コントローラ(図示省略)と、を備える。燃料電池システム11は、燃料電池2、およびバッテリ45を有するハイブリッドシステムである。
燃料タンク43は、気体水素を高圧で貯蔵する。燃料電池2は、左右の上側メインフレーム22の上方に配置され、ブラケット(図示省略)を介して上側メインフレーム22に支持されている。
燃料タンク43は、左右一対の上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23に囲まれる空間P内に配置されてクランプバンドなどの保持機構(図示省略)を介して上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23に保持されている。燃料タンク43は、車両搭載時の最上点が左右の上側メインフレーム22における上端縁よりも下方に配置され、最下点Bが左右の下側メインフレーム23における下端縁よりも上方に配置されている。燃料タンク43は、左右の上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23の間に配置されて左右の上側メインフレーム22の開口を通して空間P内に搭載されている。
また、燃料タンク43は、気体水素を貯蔵する円筒形状のタンク本体47と、タンク本体47の頂部側に配置される半球形状の上鏡板48に設けられて気体水素の出入を制御するタンクバルブ49と、を備える。
タンクバルブ49は上鏡板48の上方へ突出している。タンクバルブ49は、シート17よりも前方、かつヘッドパイプ21の直後に配置され、左右の上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23の間に配置されている。タンクバルブ49の一部は、ハンドル6の最上点と左右の下側メインフレーム23の下端縁との間に配置されている。タンクバルブ49は、タンク本体47に気体水素を導く燃料充填口51と、タンク本体47内の気体水素を圧力調整するレギュレータ52と、レギュレータ52で圧力を調整された気体水素を燃料電池2へ導く燃料パイプ53と、を備える。
燃料充填口51、およびレギュレータ52は、シート17よりも前方、ヘッドパイプ21の直後、かつタンクバルブ49の上方に配置されている。燃料充填口51、およびレギュレータ52は、左右の上側メインフレーム22、および下側メインフレーム23の間に配置され、その一部がハンドル6の最上点と下側メインフレーム23の下端縁との間に配置されている。
バッテリ45およびインバータ46は、いずれも車体フレーム12の下部に配置されている。バッテリ45およびインバータ46は、前輪5に近い側からバッテリ45、インバータ46の順に並び、後輪7に近い側にインバータ46が配置されている。つまり、バッテリ45およびインバータ46は、後輪7に近い側からインバータ46、バッテリ45の順に並び、前輪5に近い側にバッテリ45が配置されている。
バッテリ45は、燃料電池2が発生させる余剰の電力を蓄電する。バッテリ45はブラケット(図示省略)を介して左右の下側メインフレーム23に支持されている。
インバータ46は所謂電装品である。インバータ46は、車両コントローラの指令に従って燃料電池2、またはバッテリ45の直流電力を交流電力に変換してモータ8へ給電し、モータ8の回転数、ひいては電動二輪車1の車速を制御する。インバータ46はスイングアームピボット28の下方に配置されて左右のピボットブラケット25に固定されている。インバータ46の下面には放熱フィン55が設けられている。
図5は、図1のV−V線において、本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータおよびクッションユニットを示す断面図である。
図6は、本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータおよびクッションユニットを示す平面図である。
図7は、本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータおよびクッションユニットを示す左側面図である。
図5から図7に示すように、本実施形態に係る電動二輪車1のモータ8は、車両前後方向における中心線Cに対して左右いずれか一方側、ここでは右側に偏倚して配置される。換言すると、モータ8は、車両前後方向における中心線Cに対して左右いずれか一方側、ここでは右側に偏倚する重心Gmを有する。モータ8は、車体外側方向に延びて回転力を伝える出力軸を備える。出力軸8aと後輪7との間には、動力を伝達するチェーン56が巻き掛けられている。出力軸8aおよびチェーン56は、中心線Cに対してモータ8の重心と同じ側に配置されている。
他方、クッションユニット38は、車両前後方向における中心線Cに対して左右いずれか一方側、ここでは左側に偏倚して配置されている。クッションユニット38の中心線Ccは、車両前後方向における中心線Cに対して略平行に配置されている。
本実施形態に係る電動二輪車1は、スイングアーム37の前半部に設けられるモータ支持部39にモータ8を固定することによって、モータ8を車両の中央部に近接させ、車両の中央部に質量を集中させつつも、車体フレーム12の下部にバッテリ45や、インバータ46などの構成部品を搭載する空間を確保している。
図8は、本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータ、インバータおよび燃料電池を示す斜視図である。
図9は、本発明の実施形態に係る電動二輪車のモータ、およびインバータを示す右側面図である。
図8および図9に示すように、本実施形態に係る電動二輪車1は、バッテリ45をインバータ46の前方に配置することによって、バッテリ45⇒インバータ46⇒モータ8の順に、ケーブル57の接続が車両の前側から後ろ側へ向かって一方向になる。ケーブル57は、バッテリ45とインバータ46とを接続する第一ケーブル58と、インバータ46とモータ8とを接続する第二ケーブル59と、を備える。第一ケーブル58と第二ケーブル59とは、インバータ46に接続されるコネクタ61を介して物理的に一体化されている。
本実施形態に係る電動二輪車1は、クッションユニット取付部42をスイングアーム37のモータ支持部39に設けることによって、クッションユニット取付部42のみがスイングアーム37から大きく突出することを避け、モータ支持部39の膨らみの分だけクッションユニット取付部42の突出量を抑制できる。このことは、例えば、レバー比変化率を高めるためにクッションユニット38を車両前後方向に寝かせ、スイングアームピボット28からクッションユニット取付部42を極力離間させて最適なレバー比を得なければならない場合に、クッションユニット取付部42のみがスイングアーム37から大きく突出する態様を回避させる。つまり、電動二輪車1は、クッションユニット取付部42をスイングアーム37の上方へ張り出すモータ支持部39に設けることによって、クッションユニット38を寝かせた状態で搭載することで、モータ8を内装することにともなうスイングアーム37の大型化との調和を図る。
また、本実施形態に係る電動二輪車1は、クッションユニット取付部42をスイングアーム37のモータ支持部39に設けることによって、モータ支持部39の膨らみの分だけクッションユニット取付部42の突出量を抑制し、クッションユニット38の支持剛性を高めて車両の安定性を向上させる。
さらに、本実施形態に係る電動二輪車1は、クッションユニット38がモータ8の上方に配置されているため、いずれも他の部品等に比べて質量が大きい部類のモータ8およびクッションユニット38を車両の中央部に近接させ、車両の慣性モーメントを抑えて操作性を向上させる。
さらにまた、本実施形態に係る電動二輪車1は、車両前後方向における中心線Cに対してモータ8の重心Gmを左右いずれか一方側に偏倚させ、クッションユニット38を、その重心Gcが左右いずれか他方側に偏倚するようにして、それぞれの質量を車両の左右に振り分けて配置することによって、車両の左右方向における質量の均一性を改善し、操作性を向上させる。
また、本実施形態に係る電動二輪車1は、モータ8をスイングアーム37の前半部の上側に偏らせて配置し、スイングアーム37が車両の中央部、つまりスイングアームピボット28付近で下方へ垂れ下がる形状になることを抑えることによって、車体フレーム12の下部に電装品、具体的にはインバータ46を配置する空間を確保する。
さらに、本実施形態に係る電動二輪車1は、車体フレーム12の下部にバッテリ45やインバータ46などの電装品を配置することによって、車両の重心を路面に近づけ、走行の安定性を向上させる。
さらにまた、本実施形態に係る電動二輪車1は、電装品を車体フレーム12の下部に搭載することによって、車体フレーム12の上部の部品レイアウトの簡素化を図り、シート17の周辺にゆとりを確保し、運転者の乗車姿勢を楽にする。
また、本実施形態に係る電動二輪車1は、モータ8をスイングアーム37の前半部に配置し、インバータ46をスイングアームピボット28の下方に配置することによって、モータ8とインバータ46とを近づけ、両者を通電させるケーブル57をスイングアームピボット28付近に通過させることができるので、スイングアーム37揺動時のケーブル57の撓みを抑えることができる。
さらに、本実施形態に係る電動二輪車1は、作動によって発熱するインバータ46を車体下部に配置することによって、インバータ46が外気に触れ易くなり、インバータ46の放熱効果が向上し、かつインバータ46から発せられる熱気を運転者に当てることを避けて快適性を向上させる。
さらにまた、本実施形態に係る電動二輪車1は、バッテリ45を車体フレーム12の下部に配置することによって、低重心となって安定性を向上させる。
また、本実施形態に係る電動二輪車1は、バッテリ45をインバータ46の前方に配置することによって、バッテリ45⇒インバータ46⇒モータ8の順に、ケーブル57の接続が車両の前側から後ろ側へ向かって流れが一方向になり、配線の取り回しを簡素化して整備性を向上させる。
したがって、本発明の実施形態に係る電動二輪車1によれば、スイングアーム37にモータ8を内装しつつ、質量分布を車両の中央部に集中させ、かつクッションユニット38のレバー比変化率を高められる。
1 電動二輪車
2 燃料電池
3 車体
5 前輪
6 ハンドル
7 後輪
8 モータ
8a 出力軸
11 燃料電池システム
12 車体フレーム
13 ステアリング機構
15 リアサスペンション
16 外装
17 シート
21 ヘッドパイプ
22 上側メインフレーム
23 下側メインフレーム
25 ピボットブラケット
26 リアフレーム
28 スイングアームピボット
29 サイドフレーム
31 リアフェンダ
33 ステアリングブラケット
35 ハンドルバークランプ
36 フロントサスペンション
37 スイングアーム
38 クッションユニット
39 モータ支持部
41 クッションユニット取付部
42 クッションユニット取付部
43 燃料タンク
45 バッテリ
46 インバータ
47 タンク本体
48 上鏡板
49 タンクバルブ
51 燃料充填口
52 レギュレータ
53 燃料パイプ
55 放熱フィン
56 チェーン
57 ケーブル
58 第一ケーブル
59 第二ケーブル
61 コネクタ

Claims (6)

  1. 車両の前後方向へ延びる車体フレームと、
    前記車体フレームに設けられるスイングアームピボットと、
    前記車体フレーム側の端部に配置されて上方に膨らみ突出するモータ支持部を有して前記スイングアームピボットによって揺動可能に支持されるスイングアームと、
    前記スイングアームによって支えられる車輪と、
    前記スイングアームピボットと前記車輪との間に配置され、かつ前記スイングアームピボット中心と前記車輪回転中心とを結ぶ直線よりも上方に配置される出力軸を有して前記モータ支持部に固定されるモータと、
    前記車体フレームと前記スイングアームの前記モータ支持部との間に架かるクッションユニットと、を備える電動二輪車。
  2. 前記モータ支持部は、前記スイングアームの前半部に設けられ、
    前記クッションユニットは、前記車体フレームに設けられる第一クッションユニット取付部に取り付けられる端部と、前記モータの前記出力軸よりも前記後輪側、かつ前記モータ支持部に設けられる第二クッションユニット取付部に取り付けられる端部と、を有し、かつ前記車両の側面視において前記モータの真上を前記車両の前後方向へ架け渡されている請求項1に記載の電動二輪車。
  3. 前記モータは、車両前後方向における車両の中心線に対して左右いずれか一方側に偏倚する重心を有し、
    前記クッションユニットは、重心が前記車両の中心線に対して左右いずれか他方側に偏倚して配置される請求項1または2に記載の電動二輪車。
  4. 前記スイングアームピボットの下方に配置されて前記車体フレームに固定される電装品を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の電動二輪車。
  5. 前記電装品は直流電力を交流電力に変換するインバータである請求項に記載の電動二輪車。
  6. 前記電装品の前方に配置されて前記車体フレームの下部に固定されるバッテリを備える請求項4または5に記載の電動二輪車。
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