JP5793525B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

実施形態は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
不揮発性半導体記憶装置では、記憶容量を増大させるためにメモリセルの微細化が進められているが、メモリセルの微細化に伴うメモリセル特性の劣化が問題である。例えば、フラッシュメモリの場合、電荷蓄積層に接する絶縁層からのリーク電流を十分に小さくする必要がある。そのため、半導体層と電荷蓄積層との間の第1の絶縁層、及び、電荷蓄積層と制御ゲート電極との間の第2の絶縁層に関する薄膜化は、限界がある。また、メモリセルの微細化に伴い、隣接メモリセル間の容量(セル間干渉)が無視できない。そこで、セル間干渉の低減、及び、カップリング比の増大を目的として、電荷蓄積層の側面を制御ゲート電極で覆う構造や、第2の絶縁層にSiOよりも高い誘電率を持つHigh−k材料を用いる構造などが利用される。しかし、いずれの構造も、メモリセルの微細化に伴うメモリセル特性の劣化を抑えるには不十分である。
特開2007−165468号公報 特開2004−23044号公報 特開2005−276428号公報 特開2009−231373号公報 特開2009−230818号公報
Boscke.T.S, et.al,IEDM 2011 IEEE Int.,vol., no., pp.24.5.1−24.5.4, 5−7 Dec.2011 Muller.J,et.al,VLSIT 2012 Symposium on ,vol., no., pp.25−26, 12−14 June 2012
実施形態は、第1の絶縁層の制御性が良く、大きなカップリング比により、第2の絶縁層からのリーク電流を低減し、尚且つ、低電圧で書き込める不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
実施形態によれば、不揮発性半導体記憶装置は、2値以上のデータを記憶可能な複数のメモリセルと、制御回路とを具備し、前記複数のメモリセルの各々は、半導体層と、前記半導体層上の第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上の電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上の第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層上の制御ゲート電極とを備え、前記第2の絶縁層は、強誘電体層を含み、前記制御回路は、前記電荷蓄積層に電荷を蓄える書き込み時に、前記制御ゲート電極に第1の電圧値及び第1のパルス幅を有する第1のパルス電圧を印加し、前記電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出し時に、前記制御ゲート電極に第2のパルス電圧を印加し、前記第2のパルス電圧は、第1の期間と、前記第1の期間後の第2の期間を備え、前記第2の期間は、前記電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出し電圧値を備え、前記第1の期間は、前記読み出し電圧値よりも大きい第2の電圧値、及び、前記第1のパルス幅よりも狭い第2のパルス幅の分極整列パルス電圧を備える
MFMIS構造の断面図。 実施形態の不揮発性メモリセルの断面図。 書き込み電圧値に対する第2の絶縁層の分極率を示す図。 図3のA乃至C領域に対応するエネルギーバンドを示す図。 実施形態の第1の構造例を示す断面図。 pgmに対するVthの変化を示す図。 電荷蓄積層内の電子密度と閾値電圧Vthとの関係を示す図。 第1の構造例における、第2の絶縁層の電荷密度-電圧特性を示す図。 第1の構造例におけるVpgmに対するVthを示した図。 閾値電圧Vthに対応する電荷蓄積層内中の電荷密度を示した図。 第1及び第2の絶縁層の膜厚と材料を変えた時の各種特性を示す表。 第2の構造例における、第2の絶縁層の電荷密度-電圧特性を示す図。 第2の構造例における、Vpgmに対するVthを示した図。 第2の構造例における、Vpgmに対するVoxの変化を示す図。 選択メモリセルに対する印加電圧の時間変化を示した図。 選択及び非選択メモリセルに対する読み出し方法を示した図。 PAPの効果を示す概念図。 分極整列パルス電圧VPAPの効果を閾値電圧Vth分布で示した図。 NAND型フラッシュメモリを示す図。 NAND型フラッシュメモリのブロックの例を示す回路図。 NAND型ストリング構造の断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。 実施形態のメモリセルの製造方法を示す断面図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。
[基本思想]
実施形態は、電荷蓄積層と制御ゲート電極を有する不揮発性メモリセルに関する。
実施形態の不揮発性メモリセルは、メモリセル構造と書き込み/消去/読み出し方法について、それぞれ特徴を有する。
まず、メモリセル構造に関して、電荷蓄積層と制御ゲート電極の間に形成される第2の絶縁層は、強誘電体層を含むという特徴を有する。ただし、電荷蓄積層は、金属やポリシリコンから成る。
一般に、強誘電体層を有する不揮発性メモリセルとして、MFMIS構造によるFeRAMがある。MFMIS構造のFeRAMの場合、図1に示すように、半導体層1Aと、半導体層1A上の絶縁層(例えば、SiO)2Aと、絶縁層2A上の金属層3Aと、金属層3A上の強誘電体層4Aと、強誘電体層4A上の金属層5Aから成る積層構造を有する。FeRAMは、強誘電体層のヒステリンシスによって、データを保持する。したがって、原理的には、絶縁層2Aおよび絶縁層2A上の金属層3Aは、無くても良い。しかし、半導体層1A上に、直接強誘電体層4Aを形成できない場合、絶縁層2A及び金属層3Aを形成した後、強誘電体層4Aを結晶成長させる。絶縁層2Aは、薄い程良く、例えば5nm未満の場合もある。
これに対し、実施形態のメモリセルは、図1のような強誘電体層メモリセルと異なり、NANDフラッシュメモリと同様の原理で書き込み、保持、読み出し動作を行う。つまり、電荷を、トンネル効果によって、半導体層から第1の絶縁層を介して電荷蓄積層へ蓄積する。また、電荷蓄積層に蓄積された電荷の量によって、データが保持される。電荷蓄積層へ蓄積された電荷が第1の絶縁層を介してリークすることを防ぐために、第1の絶縁層の厚さは、5nm以上必要である。
次に、書き込み/消去方法に関して、実施形態のメモリセルに書き込み/消去電圧を印加したときの強誘電体層の分極を利用して電荷蓄積層内の電荷量を制御する。
例えば、書き込み時に、制御ゲート電極にプラスの書き込み電圧Vpgmを印加したとき、強誘電体層内の分極が上向きとなることにより、電荷蓄積層内により多くの電子を注入することができる。また、例えば、消去時に、半導体層にプラスの消去電圧Veraを印加したとき、強誘電体層内の分極が下向きになることにより、電荷蓄積層内からより多くの電子を放出することができる。即ち、第2の絶縁層内の強誘電体層は、電荷蓄積層に対する電荷の注入/放出をアシストする。
一方、書き込み/消去後において、第2の絶縁層内の強誘電体層の分極は、上向き又は下向きに一律に揃った状態から、時間の経過と共に、ディスターブや、エネルギー的に安定な状態になる減極効果により、上向きと下向きが混在した状態に変化する。 このような状態で、読み出し動作を行うと、正確な読み出しが行えない。
そこで、読み出し前に、第2の絶縁層内の強誘電体層のバラバラになった分極を揃えることを目的として、分極整列パルス電圧を実施形態のメモリセルに印加する。分極整列パルス電圧は、強誘電体層の分極を上向き又は下向きに揃えるが、電荷蓄積層に対する電荷の注入/放出(書き込み/消去)を発生させない、という条件を満たすことが必用である。分極整列パルス電圧の波形は、この条件に基づいて決定される。
尚、単に、読み出しと言ったときは、通常読み出しの他、書き込み/消去後に、それらが正確に行われたか否かを検証するベリファイ読み出しを含むものとする。
[実施例(1)基本構造]
図2は、実施形態の不揮発性メモリセルの断面構造を示す。
実施形態の不揮発性メモリセルは、半導体層1B上に第1の絶縁層2Bを形成し、第1の絶縁層2B上に電荷蓄積層3Bを形成し、電荷蓄積層3B上に強誘電体層を含む第2の絶縁層4Bを形成し、第2の絶縁層4B上に制御ゲート電極5Bを形成した積層構造を有する。
第2の絶縁層4Bに強誘電体層を用いることで、以下の効果を得る。
書き込みの時、第2の絶縁層4Bからのリーク電流を低減できる。
書き込みと消去を、低電圧で行える。
電子密度が高いため、1電子感度が小さく、微細化に向いている。
高いカップリングと低い書き込み電圧値だが、誘電率の非線形性により、書き込みの時、第1の絶縁層2Bの電界制御が容易である。
また、不揮発性メモリセルに書き込んだデータを長期保存する場合、強誘電体層の減極効果により、第1及び第2の絶縁層(2B及び4B)の電界が最小になる分極に安定化する。そのため、電荷蓄積層3B内の電荷が抜け難くなり、結果として、不揮発性メモリセルの電荷保持特性が向上する。
図3は、書き込み電圧値に対する第2の絶縁層4Bの分極率を示す図である。
書き込み電圧値に対する第2の絶縁層4Bの分極率の変化は、A乃至C領域という3つの領域に分けられる。
書き込み電圧値に対する分極率の勾配は、誘電率の大きさに比例する。つまり、分極率の勾配が大きいほど、誘電率は大きい。
図3の分極率の勾配は、B領域で最大なので、誘電率は、B領域で最大である。
このように、第2の絶縁層4Bの誘電率は、書き込み電圧値に応じて、異なる値を示す。また、第2の絶縁層4Bの分極は、第2の絶縁層4Bの電位差を低減する。
一般に、誘電体の分極率は、電圧に対して直線的に変化するが、実施形態は、強誘電体層であるため、非直線的に変化する。ただし、強誘電体層の材料によって、変化は異なる。
図4は、図3のA乃至C領域に対応するエネルギーバンドを示す図である。
図3、図4より、A領域では、書き込み電圧値が小さい。そのため、第1及び第2の絶縁層(2B及び4B)のバンドは、変化しない。
B領域では、A領域よりも書き込み電圧値が大きい。そのため、第1の絶縁層2Bのバンドは、大きく傾く。また、第2の絶縁層4Bの分極率は、書き込み電圧値に対して、急峻に変化する。これは、B領域における第2絶縁層4Bの誘電率が、非常に大きいことを示す。したがって、第1の絶縁層2Bをトンネルして電荷蓄積層3Bに注入される電荷は、高い誘電率を持つ第2絶縁層4Bに引き寄せられて、電荷蓄積層3Bに高い密度で蓄積される。この時、メモリセルは、初期の書き込み状態である。
ただし、書き込み電圧値を印加した時の、第2の絶縁層4Bにおける分極率の変化は、第2絶縁層4Bに用いる強誘電体層の材料によって異なる。
C領域では、B領域よりも書き込み電圧値が大きい。そのため、第1の絶縁層2Bの電位は、広い範囲で細かく制御できる。これは、メモリセルに2値以上の多値データを書き込めることを示す。また、第2の絶縁層4Bのバンドは、第1の絶縁層2Bよりも相対的に大きく傾く。尚且つ、C領域における、書き込み電圧値に対する第2の絶縁層4Bの分極率の変化は、B領域よりも小さい。したがって、C領域における、第2の絶縁層4Bの誘電率は、B領域よりも小さい。
一般に、第1の絶縁層2Bのバンドの傾きに対する第2の絶縁層4Bのバンドの傾きは、一定の割合で変化する。しかし、実施形態は、第2の絶縁層4Bに強誘電体層を用いているため、第1の絶縁層2Bのバンドの傾きに対する第2の絶縁層4Bのバンドの傾きは、異なる割合で変化する。
以下、具体的な構造例を挙げて説明する。
(2)
図5は、第1の構造例を示す断面図である。
図5に示す第1の構造例は、図2に示す実施形態と同一の構造であるが、材料と膜厚、及び、メモリセルサイズが異なる。
第1の絶縁層2Bは、7nm程度の膜厚を有し、SiOから成る酸化膜である。第1の絶縁層2Bの膜厚は、5nm以上、10nm以下に設計すると良い。この範囲の膜厚は、電荷蓄積層3Bに蓄積された電荷が、第1の絶縁層2Bを介してリークすることを防ぎ、尚且つ、微細化も可能である。
第2の絶縁層4Bは、20nmの膜厚を有し、SiがドープされたHfO(Si:HfO)から成る強誘電体層である。第2の絶縁層4BのSi濃度は、4mol%である。制御ゲート電極5Bは、TiNを含む。半導体層1BのAAは、アクティブエリアである。
メモリセルのサイズは、24nm×24nmである。
ドーズ量は、第1の絶縁層2Bの電圧が、1.5Vの時に閾値電圧Vthとなり、7V(10MV/cm)の時に書き込みとなるように、調節した。
図6は、書き込み電圧値Vpgmと閾値電圧Vthとの関係を示す図である。Vthupは、書き込み前の強誘電体層の分極が上向き(電荷蓄積層側がプラス、制御ゲート電極側がマイナス)であると仮定したときの書き込み電圧Vpgmと、閾値電圧Vthの関係である。Vthdownは、書き込み前の強誘電体層の分極が下向き(電荷蓄積層側がマイナス、制御ゲート電極側がプラス)であると仮定したときの書き込み電圧Vpgmと、閾値電圧Vthの関係である。
書き込み電圧Vpgmが9V以下の場合、書き込み後の閾値電圧Vthは、書き込み前の強誘電体層の分極が上向きであるときの方が、書き込み前の強誘電体層の分極が下向きであるときよりも、大きくなる。これは、上向きの分極が閾値電圧Vthを上げる方向に作用し、下向きの分極が閾値電圧Vthを下げる方向に作用することを意味する。
書き込み電圧Vpgmが9Vを超える場合、書き込み後の閾値電圧Vthは、書き込み前の強誘電体層の分極の向き(上向き又は下向き)によらず、書き込み電圧Vpgmに応じた値になる。
ここで、例えば、第1の絶縁層2B内の電界を10MV/cmとして書き込みを行うためには、一般的なフラッシュメモリの場合、書き込み電圧Vpgmとして20Vが必用である。これに対し、実施形態のメモリセルの場合、同じ条件で書き込みを行うためには、書き込み電圧Vpgmとして9V程度あれば足りる。したがって、実施形態によれば、一般的なフラッシュメモリと比較して、非常に低い電圧で書き込みを行える。
図7は、電荷蓄積層内の電子密度と閾値電圧Vthとの関係を示す図である。
電子密度は、電荷蓄積層内の単位面積あたりの電子数である。
thupは、強誘電体層の分極が上向きであるときの電子密度[cm−2]と閾値電圧Vthの関係である。Vthdownは、強誘電体層の分極が下向きであるときの電子密度[cm−2]と閾値電圧Vthの関係である。
電子密度が2×1014[cm−2]以下、閾値電圧Vthが2〜4Vの範囲内において、閾値電圧Vthは、強誘電体層の分極が上向きであるときのほうが、強誘電体層の分極が下向きであるときよりも、大きくなる。これは、上向きの分極は、閾値電圧を上げる方向に作用し、下向きの分極は、閾値電圧を下げる方向に作用することを意味する。 ここで、一般的なフラッシュメモリの場合、平面サイズ10[nm]×10[nm]の電荷蓄積層に対して10個程度の電子を注入するのが限界である。これに対し、実施形態の場合、平面サイズ10[nm]×10[nm]の電荷蓄積層に対して200個以上の電子を注入することができる。
したがって、実施形態の電荷蓄積層内の電子密度は、一般的なフラッシュメモリよりも10倍以上大きい。
よって、実施形態の電荷蓄積層内の1電子感度は、一般的なフラッシュメモリよりも小さい。そのため、実施形態の方が、一般的なフラッシュメモリよりも閾値電圧Vthのバラツキが小さく、多値化に有利である。
1電子感度とは、電荷蓄積層内の1電子が、閾値電圧Vthのバラツキに与える影響の度合いである。1電子感度は、電荷蓄積層内の電子密度が大きいほど、小さくなる。
以上、図6及び図7から分かることは、強誘電体層内の分極の向きによって、書き込み(消去)後の閾値電圧Vthが変わること、及び、書き込み(消去)後の閾値電圧Vth(読み出し時の閾値電圧Vth)も、強誘電体層の分極の向きに依存すること、である。
従って、書き込み/消去/読み出し時に、この分極の向きを制御することで、書き込み/消去/読み出し特性を向上させることができる。
図8は第1の構造例における、第2の絶縁層4Bの電荷密度-電圧特性を示す図である。
縦軸は、電荷密度[μC/cm]であり、横軸は電圧[V]である。
図8に示すように、残留分極は20μCであり、抗電圧は2.0V(抗電界1MV/cm)である。
図9は、第1の構造例における、書き込み電圧値Vpgmに対する閾値電圧Vthを示した図である。
図9を得るために、第1の構造例のメモリセルに、12Vの消去電圧Veraを印加して、メモリセル内のデータを消去した後、書き込みとベリファイを繰り返した。
図9に示すように、電荷蓄積層3B内の電荷が0Cとなる中性の閾値電圧Vthは1.8Vであり、その時の書き込み電圧値Vpgmは9Vである。 図10は、閾値電圧Vthに対応する電荷蓄積層内の電荷密度を示した図である。電荷密度は、電荷蓄積層内の単位面積あたりの総電荷量である。
図10に示すように、閾値電圧Vthが0Vから3.5V程度まで変化する時、電荷密度の変化は、約35[μC/cm]。(−18〜17[μC/cm])となる。
一般に、電荷蓄積層を有するメモリセルの場合、電荷密度の変化は、0〜5[μC/cm]であることを考えると、実施形態のメモリセルの特性が優れていることがわかる。
また、第1の構造例のように、常誘電体キャパシタ(第1の絶縁層2B)と強誘電体キャパシタ(第2の絶縁層4B)から成る積層構造は、反電界による減極効果を有する。
例えば、電荷蓄積層3B内の総電荷量がゼロの場合、常誘電体は、強誘電体の残留分極と同等の電荷(Q’とする)を有する。この時、常誘電体により、電荷蓄積層3Bの電位がQ’/Cだけ上がる。ここで、Cは、常誘電体のキャパシタンスである。この効果により、強誘電体に対して、分極を打ち消す方向に電圧がかかり、長時間の放置によって、徐々に分極と内部電界が減少する。言い換えると、静電エネルギーがより小さい、エネルギー的に安定な状態に変化する。これは、MFIS型やMFMIS型のFeRAMにおいて、良く知られた現象であり、データリテンションを悪化させる。
例えば、SiOから成る、膜厚が1nmの常誘電体層と、SiをドープしたHfO(Si:HfO)から成る、膜厚が10nmの強誘電体層を積層したMFIS型のFeRAMの場合、データの保持期間が1年で、2〜3割の減極が起こる。そのため、閾値が変化して、データリテンションが悪化する。
残留分極量によってデータを保持するFeRAMの場合、減極による電界の減少は、データリテンションを損なう。
第1の構造例では、例えば、MFIS型のFeRAMの10倍となる10nm程度の膜厚の第1の絶縁層2Bの時、第2の絶縁層4Bにかかる反電界も10倍程度である。そのため、30日程度の保持期間で、第1の絶縁層2Bの電界は2〜3割程度減少する。
第1の構造例では、電荷蓄積層3B内の電荷密度によってデータを保持するため、減極による電界の減少は、データリテンションを改善しうる。例えば、第1の構造例の第1の絶縁層2Bにおいて、減極によって電界が3割程度減少すると、保持の時、リーク電流を1/10程度に改善できる。
図11は、第1及び第2の絶縁層(2B及び4B)の膜厚と材料を変えた時の各種特性を示す表である。各種特性とは、好適閾値電圧領域、保持電荷密度、書き込み電圧値Vpgm、及び保持の時の絶縁層電圧である。
表中のNo.1〜3は、第1の構造例において、第1及び第2の絶縁層(2B及び4B)の膜厚を変化させた場合の各種特性を示す。
好適閾値電圧Vth領域は、保持電荷密度が残留分極の範囲に収まる程度に書き込みを行う場合の閾値電圧である。閾値電圧の変化量(好適閾値電圧Vth領域)と保持時絶縁層電圧は、強誘電体層の抗電圧で決定され、強誘電体層の膜厚に比例する。
[第2の構造例]
本例は、第1の構造例の変形例である。
第1の構造例とは、第1及び第2絶縁層(2B及び4B)の材料と膜厚が異なる。その他の点は、第1の構造例と同じであるため、その詳細な説明については省略する。
第2の構造例の場合、第1の絶縁層2Bは、膜厚6nmのAlであり、第2の絶縁層4Bは、膜厚50nmのSBT膜である。メモリセルのサイズは、24nm×24nmである。書き込み時の第1の絶縁層2Bの電圧(酸化膜電圧)は、4.8V(8MV/cm)である。さらに、第1の絶縁層2Bの電圧(酸化膜電圧)が2.0Vの時に、閾値電圧Vthとなるようにドーズ量を調節した。
図12は、第2の構造例における、第2の絶縁層の電荷密度-電圧特性を示す図である。
縦軸は、電荷密度[μC/cm]であり、横軸は電圧[V]である。
図12より、第2の構造例の抗電圧は0.2Vである。
第2の構造例の抗電圧は、第1の構造例の抗電圧(2V)よりも小さいが、残留分極は同等の大きさである。したがって、第2の構造例の第2の絶縁層4B(SBT)の誘電率は、第1の構造例の第2の絶縁層4B(Si:HfO)の誘電率よりも1桁程度大きい。
図13は、第2の構造例における、書き込み電圧値Vpgmに対する閾値電圧Vthを示した図である。
図14は、書き込み電圧値Vpgmに対するVoxの変化を示す図である。Voxは、保持時(ゼロバイアス時)に、第2の構造例の第1の絶縁層2B(酸化膜)に対してかかる電圧である。
図13に示すように、書き込み電圧値Vpgmが5.5V以上の時に、閾値電圧Vthが立ち上がる。
また、図14に示すように、書き込み電圧値Vpgmが6V以上の時に、保持時の第1の絶縁層2Bの電圧Voxが大きく変化を始める。
このように、強誘電体層の誘電率の非線形性に起因して、閾値電圧Vthが大きく変化する書き込み電圧値Vpgmと、Voxが大きく変化する書き込み電圧値Vpgmとには、差が生じる。よって、保持時の第1の絶縁層2Bの電界Voxをほぼ変化させずに、閾値電圧Vthだけを変化させることが可能である。したがって、データ保持特性を大きく向上させることが可能である。
第2の構造例における各種特性を、図11の表中、No.4に示す。
[読み出し方法]
本件の読み出し方法は、電荷蓄積層と制御ゲート電極を有する不揮発性メモリセルに関する。
図6より、書き込み電圧値Vpgmが9V以下の場合、書き込み後の閾値電圧Vthは、書き込み前の強誘電体層の分極が上向きである時の方が、書き込み前の強誘電体層の分極が下向きである時よりも、大きくなる。また、図7より、電子密度が約2×1014[cm−2]以下、閾値電圧Vthが2V〜4Vの範囲内において、閾値電圧Vthは、強誘電体層の分極が上向きである時の方が、強誘電体層の分極が下向きである時よりも、大きくなる。
この現象は、第2の絶縁層に強誘電体層を用いることが原因であり、強誘電体層のヒステリンシス、つまり、残留分極により生じる。
この現象は、書き込みに影響しないが、書き込み後の読み出しに影響する。
書き込み後の読み出しの時、強誘電体層の残留分極によって、閾値電圧にバラツキが生じる。残留分極のバラツキは、ディスターブや反電場による減極などが原因で起こりうる。
言い換えれば、書き込み直後の分極状態と書き込み後の分極状態が異なるので、誤読み出しが生じる。
このように、書き込み後に強誘電体層の分極が変化するという問題は、書き込み後の読み出し前に、分極を整列させる電圧を強誘電体層に印加すれば、解消できる。ここで、強誘電体層の分極を整列させる電圧を、分極整列パルス電圧(Polarization Arrangement Pulse Voltage)VPAPと定義する。
以下、実施形態の読み出し方法について詳述する。
図15は、選択メモリセルに対する印加電圧の時間変化を示した図である。
図16は、選択及び非選択メモリセルに対する読み出し方法を示した図である。
選択メモリセルは、アレイ状に配列した複数のメモリセルのうち、書き込み/消去/読み出しを行うために選択したメモリセルである。一方、非選択メモリセルは、選択メモリセル以外である。
選択及び非選択メモリセルにおいて、半導体層に基板電圧Vsubを印加し、制御ゲート電極に制御ゲート電圧Vcgを印加する。
選択及び非選択メモリセルの制御ゲート電極と半導体基板との間に掛かる電圧は、制御ゲート電圧Vcgと基板電圧Vsubとの差Vcg−Vsubである。また、Vcg−Vsubは、時間tで変化する。
cg−Vsubは、動作に応じて以下の電圧となる。
選択メモリセルにおいて、制御回路を介して、電荷蓄積層に電荷を蓄える書き込み時に、制御ゲート電極に第1の電圧値Vpgm及び第1のパルス幅を有する第1のパルス電圧を印加し、電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出し時に、制御ゲート電極に第2のパルス電圧を印加する。
第2のパルス電圧は、第1の期間と第1の期間後の第2の期間を備え、第2の期間は、the電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出し電圧値VRnを備え、第1の期間は、読み出し電圧値よりも大きい第2の電圧値Vpulse、及び、the第1のパルス幅よりも狭い第2のパルス幅の分極整列パルス電圧VPAPを備える。ただし、第1及び第2の期間は、連続する。
第2のパルス幅は、書き込み後に変化した分極を反転させるために、少なくとも10nsec以上必用で、尚且つ、誤書き込みを防ぐために、第1のパルス幅の1/10〜1/20以下である必要がある。
ここで、誤書き込みとは、分極整列パルス電圧VPAPを印加する動作によって、電荷蓄積層にトンネル電流が流れる現象である。言い換えれば、誤書き込みとは、電荷が第1の絶縁層を介して、半導体層から電荷蓄積層に蓄積される現象であり、閾値電圧Vthが変化する現象である。
第2のパルス幅は、例えば、SiをドープしたHfO(Si:HfO)から成る強誘電体層の場合、100nsec程度である。
基本的に、第2の電圧値Vpulseは、the第1の電圧値Vpgmよりも小さい。しかし、第2のパルス幅が10nsecより大きく、第1のパルス幅の1/20以下の場合、第2の電圧値Vpulseは、第1の電圧値Vpgmよりも大きくても良い。
また、複数のメモリセルは、2値(nは2以上の自然数)のデータを記憶可能である。そのため、読み出し電圧値VRnは、(2−1)通り存在する。
ただし、電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出しは、書き込み時に電荷蓄積層内に蓄えられた電荷をベリファイするベリファイ読み出しを含む。例えば、図15に示すように、第2のデータに対するベリファイ読み出しの読み出し電圧値は、n=2、VR2である。
ベリファイ読み出しとその他の読み出しで、同様の動作を行うことで、ベリファイ読み出しの閾値とその他の読み出しの閾値を同じにできる。
このように、制御回路は、読み出し時に、電荷蓄積層内の電荷量を判定する選択メモリセルの制御ゲート電極に第2のパルス電圧を印加する。
非選択メモリセルにおいて、制御回路を介して、制御ゲート電極に第3のパルス電圧を印加する。第3のパルス電圧は、the第1の期間とthe第1の期間後の第3の期間を備え、第3の期間は、読み出し電圧値VRnよりも大きい転送電圧値Vpassを備える。転送電圧値Vpassは、the第2の電圧値Vpulseよりも小さい。
このように、制御回路は、読み出し時に、電荷蓄積層内の電荷量を判定しない非選択メモリセルの制御ゲート電極に第3のパルス電圧を印加する。
第2及び第3のパルス電圧における、第1の期間は、分極整列パルス電圧VPAPの前に転送電圧値Vpassを有しても良い。
また、複数のメモリセルを直列に接続したNANDストリングを、アレイ状に配列したNANDフラッシュメモリの場合、読み出しを行うNANDストリングに一括で第2のパルス電圧を印加できる。
NANDストリングとNANDフラッシュメモリについて、後述の適用例で説明する。
図17は、分極整列パルス電圧VPAPの効果を示した概念図である。eは電子であり、hはホールである。
図17に示すように、書き込み直後、第2の絶縁層の分極は、向きが揃っている。しかし、読み出し前、第2の絶縁層の分極は、向きが乱れている。これは、書き込み後のディスターブや反電場による減極などが原因である。乱れた分極の向きは、読み出し前、メモリセルの制御ゲート電極に分極整列パルス電圧VPAPを印加することで揃えられる。
このように、書き込み後、読み出し前に分極整列パルス電圧VPAPを制御ゲート電極に印加することで、乱れた分極の向きを、書き込み直後と同じ向きに揃えられる。
図18は、分極整列パルス電圧VPAPの効果を閾値電圧Vth分布で示した図である。
第1の構造例のメモリセル1600個に対して、4値の書き込みを行った。
4値の書き込み電圧値は、それぞれ、7V,8.5V,10V,11.5Vである。
書き込みの後、分散3Vのホワイトガウスノイズを印加したアンサンブルに対して読み出しを行った。
破線は、ノイズを印加した後、そのまま閾値電圧Vth1を読むという、一般的な読み出し方法で測定した閾値電圧Vth1を示す。実線は、本件の読み出し方法で測定した閾値電圧Vth2を示す。
本件の読み出し方法では、分極整列パルス電圧VPAPを印加する前に、転送電圧値Vpassを4.5V印加した後、第1の期間の第2の電圧値VPulseを7V印加した。ここで、第1の期間の第2のパルス幅は100nsecである。第2の電圧値を第2のパルス幅で印加した後、一旦、転送電圧値まで下げてから、徐々に電圧値を下げてゆき、閾値電圧Vth2を読む。
一般的な読み出し方法の場合、ノイズを印加することで、閾値電圧Vth1の分布が悪化する。一方、本件の読み出し方法の場合、分極整列パルス電圧VPAPを設けたことで、閾値電圧Vth2の分布が改善する。
このように、本件の読み出し方法によれば、分極整列パルス電圧VPAPを読み出し前に印加することで、書き込みの後に変化した分極を、書き込み時の分極に戻せる。
[適用例]
適用例は、電荷蓄積層と制御ゲート電極を有する不揮発性メモリセルに関する。
上述の実施形態に係わる複数のメモリセルでNANDストリング構造を形成し、このNANDストリング構造をNAND型のフラッシュメモリに適用した場合について説明する。
NAND型フラッシュメモリに適用するNANDストリングの構造は、メモリセルの高集積化に有利である。
図19は、NAND型フラッシュメモリを示す図である。
図19に示すように、NAND型フラッシュメモリ20は、メモリセルアレイ11、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、データバッファ14、データ入出力端子15、ワード線制御回路16、制御回路17、制御信号入力端子18、電圧生成回路19を含んでいる。メモリセルアレイ11は、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のメモリセル、ワード線、ビット線等を含んでいる。各ブロックは、複数のメモリセルからなる複数のページを含んでおり、詳細については後に詳述する。メモリセルアレイ11は、ビット線制御回路12、ワード線制御回路16、制御回路17、電圧生成回路19と電気的に接続されている。
ビット線制御回路12は、ビット線を介してメモリセルアレイ11内のメモリセルのデータを読み出し、ビット線を介してメモリセルの状態を検出する。また、ビット線制御回路12は、ビット線を介してメモリセルアレイ11内のメモリセルに書き込み(プログラム)電圧を印加してメモリセルにデータを書き込む(プログラムする)。ビット線制御回路12には、カラムデコーダ13、データバッファ14、制御回路17が電気的に接続されている。
ビット線制御回路12はセンスアンプやデータ記憶回路等(図示せず)を含んでいる。特定のデータ記憶回路がカラムデコーダ13によって選択される。選択されたデータ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、データバッファ14を介してデータ入出力端子15からメモリの外部へ出力される。データ入出力端子15は、メモリ外部の装置(例えば、ホスト、メモリコントローラなど)に接続される。データ入出力端子15は、NAND型フラッシュメモリ20の動作を制御する各種コマンドCOM、アドレスADDをホストまたはメモリコントローラHMなどから受け取り、またデータDTを受け取ったり、データDTをホストまたはメモリコントローラHMなどに出力したりする。データ入出力端子15に入力された書き込みデータDTは、データバッファ14を介して、カラムデコーダ13によって選択されたデータ記憶回路に供給される。コマンドCOMおよびアドレスADDは、制御回路17に供給される。センスアンプは、ビット線上の電位を増幅する。
ワード線制御回路16は、制御回路17の制御に従ってメモリセルアレイ11内の特定のワード線を選択する。また、ワード線制御回路16は、読み出し、書き込み、あるいは消去に必要な電圧を電圧生成回路19から受け取る。ワード線制御回路16は、これらの電圧を、選択されたワード線に印加する。
制御回路17は、メモリセルアレイ11、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、データバッファ14、ワード線制御回路16、電圧生成回路19に電気的に接続され、これらを制御する。制御回路17は、制御信号入力端子18に接続され、外部から制御信号入力端子18を介して入力されるALE(アドレスラッチイネーブル)信号等の制御信号によって制御される。また、制御回路17は、電圧生成回路19に制御信号を出力し、電圧生成回路19を制御する。
電圧生成回路19は、制御回路17の制御に従って、書き込み、読み出し、消去等の各動作において、メモリセルアレイ11、ワード線制御回路16等に必要な電圧を与える。電圧生成回路19は、そのような種々の電圧を生成できるように構成されている。具体的には、電圧生成回路19は、例えば、データ読み出し(リード)の際に電圧VREAD、データ書き込みの際に電圧VPGM、VPASS、VISO、データ消去の際に電圧VERA等を生成する。
図20および図21は、それぞれNANDフラッシュメモリのブロックの例を示す回路図およびNANDストリングの断面図である。図20には、1つのブロックのみが描かれている。図20および図21に示されるように、ブロック(Block)は、ワード線方向(WL_direction、WL方向)に沿って並ぶ複数のメモリセル列(メモリセルユニット)MUを含んでいる。メモリセル列MUは、ビット線方向(BL_direction、BL方向)に沿って延びる。メモリセル列MUは、NANDストリングと、選択トランジスタ『ST1、ST2』と、から構成される。NANDストリングは、電流経路(ソース/ドレインSD)同士が相互に直列接続されている複数個(例えば32個)のメモリセルトランジスタMTからなる。選択トランジスタ『ST1、ST2』は、NANDストリングの両端にそれぞれ接続される。選択トランジスタ『ST2』の電流経路の他端はビット線BLに接続され、選択トランジスタ『ST1』の電流経路の他端はソース線SLに接続されている。
ワード線WL0〜WL31は、WL方向に延び、同じ行に属する複数のメモリセルトランジスタMTに接続される。セレクトゲート線SGDは、WL方向に沿って延び、ブロック内の全選択トランジスタ『ST2』に接続されている。セレクトゲート線SGSは、WL方向に沿って延び、ブロック内の全選択トランジスタ『ST1』に接続されている。
同じワード線WLと接続されている複数のメモリセルトランジスタMTの集まりはページを構成する。ページごとにデータが読み出しおよび書き込みされる。1つのメモリセルが複数ビットのデータを保持可能な多値メモリセルの場合、1つのワード線に複数ページが割り当てられる。なお、データの消去はブロック単位で行われる。
メモリセルトランジスタMTは、ビット線BLとワード線WLとの各交点に設けられる。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板内に形成されたウェル上に設けられる。メモリセルトランジスタMTは、ウェル上に積層された常誘電体である第1の絶縁層(図示せず)、電荷蓄積層FG(例えば、フローティングゲート電極、トラップを有する絶縁膜、または、これらの積層膜)、強誘電体層である第2の絶縁層(図示せず)、制御電極(コントロールゲート電極)CG(ワード線WL)、ソース/ドレイン領域SDを有する。メモリセルトランジスタMTの電流経路であるソース/ドレイン『領域SD』は、隣接するメモリセルトランジスタMTのソース/ドレイン『領域SD』に直列接続されている。選択トランジスタ『ST1、ST2』は、半導体基板上に積層されたゲート絶縁膜(図示せず)、ゲート電極SGS、SGD、ソース/ドレイン領域SDを含んでいる。
このように、実施形態に係るメモリセルを適用したメモリは、高いカップリングを有し、尚且つ、書き込み時に発生する第2の絶縁層からのリーク電流を低減すると同時に、低い書き込み/消去電圧で動作する。また、電荷蓄積層内の電子密度が高いので、1電子感度が小さく、閾値電圧の分布のバラツキが小さい。そのため、微細化に向いている。さらに、誘電率の非線形性により、書き込み時に第1の絶縁層の電界を制御することが容易である。また、強誘電体層の減極効果により、保持期間中に、第1の絶縁層(常誘電体膜)と第2の絶縁層(強誘電体層)の電界が最小となる分極に安定化する。この現象が、電荷蓄積層の電荷保持特性を向上する。
[製造方法]
以下、NANDフラッシュメモリに実施形態を適用した場合の製造方法を述べる。
図22に示すように、半導体基板21の表面に例えば熱酸化することによって第1の絶縁層22を形成する。第1の絶縁層22は、熱酸化膜以外の材質として、例えば、窒化シリコン(SiN)、酸窒化シリコン(SiON)などの窒化膜や, アルミナ(AlO), 酸化ハフニウム(HfO), 酸化タンタル(Ta), 酸化ジルコニア(ZrO)などの金属酸化膜、及び、それらの積層膜が用いられる。第1の絶縁層22が熱酸化膜の場合、第1の絶縁層22の膜厚は、例えば、5nm〜10nm程度である。第1の絶縁層22の膜厚は、リーク電流と誘電率から適切な値が設計される。第1の絶縁層22が高誘電体膜の場合、第1の絶縁層22の膜厚は、5nm〜10nmより厚くなりうる。
次に、導電性膜23を電荷蓄積層として、第1の絶縁層22の上に、例えば、CVD法を用いて形成する。ここで、導電性膜23は、例えば、ポリシリコンやTiNなどの金属を用いる。
次に、図23に示すように、強誘電体層24を第2の絶縁層として、例えば、CVD法を用いて形成する。第2の絶縁層である強誘電体層24の材質は、例えばSiをドープしたHfO やYをドープしたHfOなどのHf系強誘電体層や、SBT, PZT, BLT, BSTなどが考えられる。
Hf系の強誘電体層は、SBTやPZTと比較してリーク電流が小さく、抗電界が大きいため、薄膜化に向く。しかし、歪みを加えるためのTiN層が上下少なくとも一方に必要である。Hf系の材料から成る強誘電体層24の膜厚は、例えば、10nm〜20nm程度である。なお、この工程は、後述するSTIの形成の後に行っても良い。
次に、図24に示すように、RIE法などにより、BL方向に沿って、ストライプ状にエッチングを行う。
次に、図25にあるように、絶縁層25を埋め込み形成し、例えば、CMPにより平坦化することでSTIを形成する。この時、絶縁層25に埋め込み性の悪いものを使用して、エアギャップを作成しても良い。
次に、図26にあるように、導電層26を制御ゲート電極として形成する。第2の絶縁層24としてHf系の強誘電体層を用いる場合、歪を印加するために、導電層26はTiNである必要がある。ただし、電荷蓄積層にTiNを用いた場合、導電層26にTiNを用いる必要はない。また、第2の絶縁層24がSBT,PZTなど、歪を加えなくても強誘電体層となる場合、強誘電体層の還元作用を防ぐために、IrOやRuOなどの導電性酸化物を用いることが望ましい。このように、導電層26は、強誘電体層にあった材料を選択する必要がある。しかし、導電層26の上に、抵抗を低減する目的で、導電層26よりも導電性の高い金属を積層しても良い。
ここで、図27に示すように、STI形成後に第2の絶縁層24を形成する場合、導電層26を形成する直前に、第2の絶縁層24を形成する。尚、Hf系の強誘電体層を用いる場合、第2の絶縁層24は、比較的薄く出来る。そのため、このような構造でもメモリセル間を電気的に分離することが可能である。
次に、図28に示すように、図26、図27の構造を、WL方向に沿って、ストライプ状にエッチングを行う。エッチングは、例えば、RIEによって行う。
次に、絶縁層27を埋め込む。
以上、図22乃至図28に示す工程を経て、実施形態を適用したNANDフラッシュメモリが完成する。
[むすび]
実施形態によれば、高いカップリングを有し、尚且つ、書き込み時に発生する第2の絶縁層からのリーク電流を低減すると同時に、低い書き込み/消去電圧で動作するメモリセルが得られる。また、電荷蓄積層内の電子密度が高いので、1電子感度が小さく、閾値電圧の分布のバラツキが小さい。そのため、微細化に向いている。さらに、誘電率の非線形性により、書き込み時に第1の絶縁層の電界を制御することが容易である。また、強誘電体層の減極効果により、保持期間中に、第1の絶縁層(常誘電体膜)と第2の絶縁層(強誘電体層)の電界が最小となる分極に安定化する。この現象が、電荷蓄積層の電荷保持特性を向上する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
AA: アクティブエリア、 FG: 電荷蓄積層、 CG: 制御ゲート電極、 Vcg: 制御ゲート電圧、 Vsub: 基板電圧、 Vpgm: 書き込み電圧値、第1の電圧値、 Vpulse: 第2の電圧値、 Vpass: 転送電圧、 VRn: 読み出し電圧値、 Vera: 消去電圧値、 11: メモリセルアレイ、 12:ビット線制御回路、 13: カラムデコーダ、 14: データバッファ、 15: データ入出力端子、 16: ワード線制御回路、 17: 制御回路、 18: 制御信号入力端子、 19: 電圧生成回路、 20: NAND型フラッシュメモリ、 21: 半導体層、 22: 第1の絶縁層、 23: 電荷蓄積層、 24: 第2の絶縁層、 25: 絶縁層(STI)、 26: 制御ゲート電極、 27: 絶縁層、 HM: ホスト(コントローラ)、 COM: コマンド、 ADD: アドレス、 DT: データ、 BL: ビット線、 WL、WL0〜WL31: ワード線、 SL: ソース線、ST1,ST2: 選択トランジスタ、 MT: メモリセルトランジスタ SGD、SGS: セレクトゲート線、 MU: メモリセル列(メモリセルユニット)。

Claims (4)

  1. 2値以上のデータを記憶可能な複数のメモリセルと、制御回路とを具備し、
    前記複数のメモリセルの各々は、半導体層と、前記半導体層上の第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上の電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上の第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層上の制御ゲート電極とを備え、前記第2の絶縁層は、強誘電体層を含み、
    前記制御回路は、前記電荷蓄積層に電荷を蓄える書き込み時に、前記制御ゲート電極に第1の電圧値及び第1のパルス幅を有する第1のパルス電圧を印加し、前記電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出し時に、前記制御ゲート電極に第2のパルス電圧を印加し、
    前記第2のパルス電圧は、第1の期間と、前記第1の期間後の第2の期間を備え、前記第2の期間は、前記電荷蓄積層内の電荷量を判定する読み出し電圧値を備え、
    前記第1の期間は、前記読み出し電圧値よりも大きい第2の電圧値、及び、前記第1のパルス幅よりも狭い第2のパルス幅の分極整列パルス電圧を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第2の電圧値は、前記第1の電圧値よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1及び第2の期間は、連続することを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記複数のメモリセルが、直列接続されるNANDストリングであることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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