JP5793468B2 - 熱処理装置、熱処理板の冷却方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

熱処理装置、熱処理板の冷却方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、熱処理板上に基板を載置して基板の熱処理を行う熱処理装置、前記熱処理板の冷却方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー工程では、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理、レジスト塗布処理後や露光処理後に行われる熱処理などの一連の処理が順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。これらの一連の処理は、ウェハを処理する各種処理部やウェハを搬送する搬送機構などを搭載した基板処理システムである塗布現像処理システムで行われている。
熱処理は、例えばヒータが内蔵された熱処理板により、ウェハの種別(ロット)に応じて設定された設定温度で実施される。したがって、一のロットについて熱処理を終えた後、後続のロットの設定温度が当該一のロットの設定温度と異なる場合には、熱処理板の温度を変更する必要がある。例えば、後続のロットのウェハの設定温度が前のロットのウェハの設定温度よりも低い場合は、前のロットの最終のウェハが熱処理板から搬出された後、例えば当該熱処理板の裏面をエアパージして、熱処理板を降温するようにしている。
しかしながら、エアパージによる冷却は熱交換率が低いことから、熱処理板の温度を整定させるために長時間を要する。そのため、スループットの向上の妨げの一因となっている。また、パージ用のエアが熱処理板の表面側に回り込んで、パーティクル汚染を起こすおそれもある。
この点について特許文献1には、内部に温調媒体を流通させた温調部を熱処理板に接触させることで、熱処理板の昇温及び降温を行う熱処理装置が提案されている。この熱処理装置によれば、例えば熱処理板の温度を僅かに降温させる場合に、温調部を昇降機構により移動させて熱処理板から離すことが記載されている。
特開2009−194237号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるように、熱処理板を降温させる場合に、温調部を熱処理板から離す場合には自然放熱が支配的である。そのため、この
手法では熱処理板を短時間で降温させることはできず、依然としてスループットの向上を図ることが難しい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、熱処理板の温度を速やかに降温させることを目的としている。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板を熱処理板に載置して熱処理を行うための熱処理装置において、前記熱処理板に接触させることにより当該熱処理板を冷却するための冷却部材と、前記冷却部材を冷却するための冷却機構と、前記冷却部材を、前記冷却機構により冷却するための待機位置と、前記熱処理板を冷却するための冷却位置と、の間で相対的に移動させるための冷却部材移動機構と、前記冷却部材と前記冷却部材移動機構との間に設けられ、前記冷却部材移動機構により前記冷却部材を冷却位置よりもさらに前記熱処理板側に押し込む際に収縮することで、前記冷却部材と前記熱処理板との平行度を向上させるための弾性部材と、を有し、前記冷却部材は複数に分割され、前記複数に分割された冷却部材には、前記冷却部材移動機構が個別に設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、基板を熱処理する熱処理板を冷却する際に、冷却機構により冷却された冷却部材により冷却するため、熱処理板を速やかに降温させることができる。また、熱処理板や冷却部材には、加工精度上の限界から微小なうねりが生じることは避けがたく、このうねりに伴う熱伝導の不均一により熱処理板に温度むらが生じることが考えられるが、本発明によれば、冷却部材を冷却位置よりもさらに前記熱処理板側に押し込み弾性部材を収縮させることでセルフアライメントを行い、冷却部材と熱処理板とを全面にわたって平行に維持することができる。その結果、熱処理板と冷却部材との間での熱伝達の均一性をさらに向上させ、熱処理板を温度むらなく均一に冷却することができる。
記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記弾性部材に代えて、継手により接続され、前記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記継手を介して揺動自在であってもよい。
前記熱処理板による基板の熱処理中に前記冷却部材を前記待機位置に移動させ、基板の熱処理が終了して当該基板が前記熱処理板から搬出された後に前記冷却部材を前記冷却位置に移動させるように、前記冷却部材移動機構の動作を制御する制御部を有していてもよい。
別な観点による本発明は、熱処理板に接触させることにより当該熱処理板を冷却するための冷却部材と、前記冷却部材を冷却するための冷却機構と、前記冷却部材を前記冷却機構により冷却するための待機位置と、前記熱処理板を冷却するための冷却位置と、の間で相対的に移動させるための冷却部材移動機構と、を備えた、基板を前記熱処理板に載置して熱処理を行う熱処理装置において、前記熱処理板を冷却する方法であって、前記熱処理板による基板の熱処理中に前記冷却部材を前記冷却機構により冷却し、基板の熱処理が終了して当該基板が前記熱処理板から搬出された後に、前記冷却部材移動機構により前記冷却部材を前記冷却位置に移動させ、前記冷却部材移動機構により、前記冷却部材を冷却位置よりもさらに前記熱処理板側に押し込むことで前記冷却部材と前記冷却部材移動機構との間に設けられた弾性部材を収縮させ、前記冷却部材と前記熱処理板との平行度を向上させて前記熱処理板の冷却を行い、前記冷却部材は複数に分割され、前記複数に分割された冷却部材には、前記冷却部材移動機構が個別に設けられ、前記熱処理板の冷却は、前記各冷却部材を前記熱処理板に接触させることにより行うことを特徴としている。
記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記弾性部材に代えて、継手により接続され、前記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記継手を介して揺動自在であってもよい。
別な観点による本発明によれば、前記熱処理板の冷却方法を熱処理装置によって実行させるために、当該熱処理装置を制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、熱処理板の温度を速やかに降温させることができる。
本実施の形態にかかる熱処理装置の全体を一部を切欠して示す斜視図である。 本実施の形態にかかる熱処理装置の内部構成の概略を示す縦断面図である。 加熱ユニットの内部構成の概略を示す縦断面図である。 熱処理板の構成の概略を示す平面図である。 第2の冷却プレートの上面側の構成の概略を示す斜視図である。 第2の冷却プレートの下面側の構成の概略を示す斜視図である。 熱処理装置の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。 熱処理板の冷却工程を示すフローチャートである。 熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 熱処理板の冷却工程における経過時間と熱処理板の温度との関係を説明するグラフである。 他の実施の形態にかかる熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる熱処理板の冷却工程を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる熱処理板の冷却工程を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる熱処理装置1の内部構成の概略を示す説明図である。図2は、熱処理装置1の内部構成の概略を示す縦断面図である。なお、本実施の形態における熱処理装置1は、例えばウェハWに対してレジストの塗布、現像に伴う熱処理を行うためのものである。
熱処理装置1は、筐体10によって囲まれている。筐体10は、例えばアルミニウムにより構成されている。この筐体10の内部は、区画板11によってウェハWに対して熱処理を行う上方領域12aと、ウェハWを昇降させる駆動機構(図示せず)が収納された下方領域12bとに区画されている。
上方領域12aには、図1中のY方向正方向側(図1の左方向)から冷却プレートである冷却アーム20、加熱ユニット21及び排気系部品の一部が収納された収納室22がこの順番で設置されている。この冷却アーム20は、後述する熱処理板50との間でウェハの受け渡しを行う受け渡し機構としての機能も有している。筐体10の側壁10aのY方向正方向側には、熱処理装置1の外部に設けられた図示しないウェハ搬送機構と冷却アーム20との間で、ウェハWの受け渡しを行うための開口部23が形成されている。この開口部23は、図示しないシャッターなどにより開閉可能に構成されている。
加熱ユニット21のX方向側(図1の上下方向)の側壁10aの両側には、この加熱ユニット21の周囲の雰囲気を冷却するために、冷媒が上下に通流する冷媒流路24が例えば4本並ぶように埋設されている。冷媒流路24の内部には、温度調整された冷却水が通流するように構成されている。
冷却アーム20は、区画板11に形成されたガイド30に沿って設けられた脚部31を備えている。そのため、冷却アーム20は脚部31が筐体10の長手方向にスライドすることにより、既述のウェハ搬送機構との間でウェハWの受け渡しを行う位置(搬送位置)と、加熱ユニット21内の後述する熱処理板50との間でウェハWの受け渡しを行う位置(熱処理位置)と、の間において移動自在になっている。また冷却アーム20の下面側には、加熱されたウェハWを粗冷却するために、例えば冷媒を通流させるための図示しない冷媒流路が設けられている。
下方領域12bには、図2に示すように、既述の開口部23の側方位置及び後述の熱処理板50上方の熱処理位置において、冷却アーム20上のウェハWを昇降させるために、それぞれ昇降機構32a、32bに接続された支持ピン33a、33bが設けられている。冷却アーム20には、図1に示すように、これら支持ピン33a、33bが貫通するスリット34が形成されている。区画板11には、支持ピン33aが干渉することを避けるために貫通孔35が形成されている。なお、支持ピン33bは、区画板11に形成された開口36を介して突没する。
図2に示すように、加熱ユニット21の下方領域12bのY方向側(図2の左右方向)には、筐体10の長手方向に伸びる排気管40が設けられている。排気管40は、収納室22を介して排気路41に接続されており、排気管40に形成された多数の図示しない吸引孔から、この下方領域12bを排気できるように構成されている。
加熱ユニット21は、図1に示すように、ウェハWを加熱するための熱処理板50と、下面側が開口し、この熱処理板50の周囲を上方側から気密に覆うように形成されたカップ型の蓋体51と、から構成されている。この蓋体51は、熱処理板50と冷却アーム20との間でウェハWの受け渡しを行う際の待機位置である上方位置と、ウェハWの熱処理時に熱処理板50を覆う下方位置との間で、図示しない昇降機構により昇降自在となるように構成されている。
蓋体51の天井部には、給気管52を介してガス供給源53が接続されており、熱処理板50上のウェハWに対して、例えば蓋体51の天井部中央に設けられた開口部54から、例えば空気や窒素ガスなどのパージガスを供給できるように構成されている。また、蓋体51の側壁の内側には、下方位置におけるウェハWの側面を臨む位置に、例えば全周に亘って多数の排気孔55が形成されている。この排気孔55は、排気路56を介して排気路41に接続されている。
熱処理板50の下方側には、図3に示すように、冷却部材移動機構としての冷却プレート昇降機構60、冷却機構としての第1の冷却プレート61及び冷却部材としての第2の冷却プレート62が下側からこの順番で配置されている。これらの部材は、サポートリング63により側方及び下方から囲うように構成されている。冷却プレート昇降機構60は、例えばサポートリング63の底部に支持されている。
熱処理板50は、その上面にウェハWを載置して熱処理するための、例えば厚さが10mmの板状のプレートである。熱処理板50は、セラミックス、例えばSiC(炭化珪素)により形成されている。熱処理板50の表面には、ウェハWの裏面がパーティクルにより汚染されることを防止するためのプロキシミティピン(図示せず)が複数設けられている。熱処理板50の内部には、図4に示すように、ウェハWを加熱するためのリング状の加熱部である抵抗発熱線からなるヒータ70が同心円状に設けられている。また、この熱処理板50内部の中央部には、熱処理板50の上面の温度を検出するための例えば熱電対などの温度検出部71が設けられている。この温度検出部71は後述の制御部150に接続されており、温度検出部71の温度検出値に基づいて熱処理板50の表面の温度が制御される。
熱処理板50は、その周縁部において例えば緩衝材などの図示しない受け部材を介して、例えば図3に示すように、断熱性の支持部材80により熱処理板50の周方向に等間隔に例えば3ヶ所で下方から支持されている。そして、熱処理板50は、ネジなどの固定部材(図示せず)によりこの支持部材80を介して第1の冷却プレート61の外周縁に固定されている。
第1の冷却プレート61は、その上面に第2の冷却プレート62を載置して冷却するための、略円盤状のプレートである。第1の冷却プレート61は、図3に示すように、その内部に冷媒通流部90が設けられている。この冷媒通流部90は、前述の冷却アーム20に設けられた冷媒流路の出口と繋がっており、冷却アーム20を通ってきた冷媒が通流するようになっている。
第2の冷却プレート62は、その上面を熱処理板50に接触させることで熱処理板50を降温するための、略円盤状のプレートである。第2の冷却プレート62は、例えば銅やアルミニウムのように熱容量が大きく且つ熱伝達率の高い材質により形成されている。第2の冷却プレート62には、図5及び図6に示すように、例えば伝熱材であるヘリウムガスを供給する、伝熱材供給部としての開口部91が複数設けられている。また、第2の冷却プレート62の裏面内部には、図6に示すように、伝熱材流路92が例えば略円環状のパターンで形成されている。伝熱材流路92は各開口部91に接続されており、伝熱材供給源(図示せず)から伝熱材流路92に供給された伝熱材を、各開口部91を通じて第2の冷却プレート62の上面に供給することができる。
第2の冷却プレート62の内部には、例えば図3に示すように、中央部に当該第2の冷却プレート62の温度を検出するための例えば熱電対などの温度検出機構93が設けられている。この温度検出機構93は後述の制御部150に接続されている。
第2の冷却プレート62の外周端部には、支持アーム94が周方向に例えば3箇所形成されている。支持アーム94は、例えば図3に示すように、第2の冷却プレート62の外周端部から下方に延伸する垂直部94aと、垂直部94aの下端部から第2の冷却プレート62の直径方向の外側に向かって水平に延伸する水平部94bとにより構成され、略L字状の断面形状を有している。
冷却プレート昇降機構60は、第2の冷却プレート62を第1の冷却プレート61に載置して冷却するための待機位置と、第2の冷却プレート62により熱処理板50を冷却するための冷却位置との間で相対的に移動させるものであり、例えば電動アクチュエータやエアシリンダ等が用いられる。冷却プレート昇降機構60は、この水平部94bの下方に配置されている。冷却プレート昇降機構60と水平部94bとの間には、弾性部材95が設けられている。第2の冷却プレート62は、冷却プレート昇降機構60が弾性部材95を介して水平部94bを押圧することにより昇降動する。第2の冷却プレート62は、熱処理板50によりウェハWを熱処理している間は第1の冷却プレート61上で待機し、第1の冷却プレート61により冷却されている。なお、図3においては、図示の都合上、支持アーム94が第2の冷却プレート62の対角線上の2箇所に形成された状態を示している。
また、図3及び図5に示すように、第2の冷却プレート62の上面には、冷却プレート昇降機構60を上昇させて第2の冷却プレート62を熱処理板50の裏面に接触させた際に、第2の冷却プレート62と熱処理板50との間に所定の隙間を形成するギャップピン96が複数設けられている。したがって、第2の冷却プレート62と熱処理板50との接触とは、第2の冷却プレート62のギャップピン96と熱処理板50とが接触することを意味し、第2の冷却プレート62そのものと熱処理板50と間には、所定の隙間が形成される。
サポートリング63は、円板状に形成され、周縁部には、上方に向かって延伸する起立壁64が周方向にわたって形成されている。このサポートリング63の外径は、ウェハWの外径よりも片側が例えば20mmずつ大きくなるように形成されている。サポートリング63の中心部には、区画板11の開口36に対応するように、開口65が形成されている。このサポートリング63は、支持部材66によって区画板11に支持されている。
第1の冷却プレート61、第2の冷却プレート62及び熱処理板50には、図3〜図6に示すように、既述の支持ピン33bが突没するための貫通孔101がそれぞれ形成されている。
熱処理装置1には、図2に示すように、例えばコンピュータからなる制御部150が接続されている。この制御部150は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、昇降機構などの作動機構を制御するステップ群やウェハWの熱処理あるいは熱処理板50の冷却を行うためのレシピなどのプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばハードディスク(HD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部150にインストールされたものであってもよい。
次に、熱処理板50の冷却を行うためのプログラムの内容の概略について説明する。プログラムにおいては、ウェハWのプロセス温度T0(熱処理板の温度設定値)がウェハ処理のレシピ毎にそれぞれ定められている。また、各プロセス温度ごとに、プロセス温度よりも少し高い温度、例えば3℃高い温度がしきい値T1としてそれぞれ設定されている。そして、あるプロセス温度T2からこれよりも低い他のプロセス温度T0に熱処理板50を降温させる際に、温度検出部71における温度検出値がしきい値T1より高い場合には、冷却プレート昇降機構60に対して第2の冷却プレート62を上昇させるための制御信号が出力されるように定められている。
次いで、冷却プレート昇降機構60により第2の冷却プレート62を上昇させ、ギャップピン96が熱処理板50に当接すると、伝熱材流路92から例えば伝熱物質としてのヘリウムを所定量供給するための制御信号が出力される。その後、温度検出値が前記しきい値T1を下回ったときには、冷却プレート昇降機構60を下降させるための制御信号が出力される。なお、ギャップピン96が熱処理板50に当接したか否かの判断については、例えば冷却プレート昇降機構60にトルクスイッチを設けて当該トルクスイッチにより判断したり、冷却プレート昇降機構60が上昇する際のストローク長により判断したりしてよい。
本実施の形態に係る基板処理システム1は以上のように構成されており、次に、以上のように構成された基板処理システム1で行われるウェハWの処理及び熱処理板50の冷却工程について図7〜図11を用いて説明する。図7は熱処理装置1の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。なお、図7に示す各機器の動作時間は一例を示すものであり、図7に記載される内容に限定されない。また、図8は熱処理板50の冷却工程を示すフローチャートである。
先ず、筐体10のシャッタ(図示せず)が開き、例えばレジスト液が塗布されたウェハWが筐体10の外部に設けられたウェハ搬送機構(図示せず)によって、開口部23を介して待機位置にある冷却アーム20の上方に搬送される。次いで、支持ピン33aの昇降とウェハ搬送機構の退避動作とによりウェハWが冷却アーム20に受け渡される。そして、冷却アーム20が熱処理板50の上方まで移動すると、加熱ユニット21の下方の支持ピン33bの昇降と当該冷却アーム20の退避動作とにより、ウェハWは熱処理板50上に載置される(図7の時間t0)。この時、熱処理板50は設定温度(プロセス温度)T0である例えば120℃に予め加熱されている。
次いで、蓋体51を下降させてウェハWの周囲を密閉する。その状態で、ガス供給源53から所定のパージガスを供給すると共に、排気孔55からウェハWの周囲の雰囲気を排気する。そして、この状態を保持してウェハWの熱処理を行う(図8のステップS1)。ウェハWに対して時間t1まで熱処理を行った後、蓋体51を上昇させて、ウェハWを搬入時と逆の動作で冷却アーム20に引き渡す(図7の時間t2)。ウェハWが冷却アーム20に引き渡されると冷却アーム20は待機位置に退避し、ウェハWは冷却アーム20上で時間t2から時間t3まで、所定の時間Kの間冷却される。冷却されてウェハWは、図示しないウェハ搬送機構により筐体10から搬出される(図8のステップS2)。その後、所定の枚数の例えば同一ロットのウェハWについても同様に熱処理が行われる。熱処理板50での熱処理と並行して、第2の冷却プレート62が第1の冷却プレート61上で、次のロットのウェハWのプロセス温度T0よりも低い、例えば温度T3に冷却される(図8のステップS3)。
そして、時間t4においてこのロットにおける最後のウェハWに対する熱処理が終了すると、当該ウェハWは冷却アーム20に引き渡され(図7の時間t6)、冷却アーム20によって所定の時間Kの間冷却される。その後、このウェハWは冷却アーム20を介して熱処理装置1外へ搬出される。
続いて次のロットのウェハWに対して熱処理が行われるが、次のロットのウェハWについてのプロセス温度T0が先のロットのウェハWについてのプロセス温度T2よりも低い場合には、既述のプログラムの内容に基づいて熱処理板50の降温が行われる。
熱処理板50の降温にあたっては、予め制御装置に格納されているウェハ処理のレシピから次のロットのウェハWに対する加熱のプロセス温度T0が読み出される。そして、プロセス温度T0がプロセス温度T2よりも低い場合には、先のロットの最後のウェハWに対する熱処理が時間t4において終了すると、熱処理板50の温度がプロセス温度T0となるようにヒータ70の出力が制御される(図8のステップS4)。ここで、次のロットのウェハWのプロセス温度T0が、先のロットのウェハWのプロセス温度T2よりも低い場合、ヒータ70の出力はゼロとしてもよい。図7においては、ヒータ70の出力をゼロとした場合を例示している。それにより、熱処理板50は自然放熱により降温する。しかしながら、自然放熱のみでは速やかに降温しない。そのため、予め第1の冷却プレート61上でプロセス温度T0よりも低い温度に冷却された第2の冷却プレート62を時間t4において冷却プレート昇降機構60により上昇させ、第2の冷却プレート62により熱処理板50の冷却を開始する(図8のステップS5)。第2の冷却プレート62による熱処理板50の冷却について詳述する。
第2の冷却プレート62の上昇開始前、即ち待機位置にある状態においては、図9に示すように第2の冷却プレート62の支持アーム94の水平部94bと冷却プレート昇降機構60上の弾性部材95との間に所定の隙間G、例えば1mmの隙間が空いた状態となっている。待機位置において隙間Gを確保することで、第1の冷却プレート61上に第2の冷却プレート62が確実に載置される。この状態から冷却プレート昇降機構60により第2の冷却プレート62を上昇させると、弾性部材95と支持アーム94の水平部94bとが接触する(図8のステップQ1及び図10)。冷却プレート昇降機構60をさらに上昇させると、第2の冷却プレート62は冷却位置に到達し(図7の時間t5)、第2の冷却プレート62のギャップピン96と熱処理板50の裏面とが接触する。この際、ギャップピン96により、熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62の上面との間に所定の隙間Hが形成される(図8のステップQ2及び図11)。所定の隙間Hは、ギャップピン96の高さにより決まり、例えば0.5mmである。
また、時間t5においては、ギャップピン96と熱処理板50との接触と並行して、第2の冷却プレート62の上面の開口部91から所定量のヘリウムガスが供給される(図8のステップQ3)。このヘリウムガスは、熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62の上面との間に滞留し、第2の冷却プレート62と熱処理板50との間の熱伝達を媒介する伝熱材として機能する。なお、熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62の上面との間の隙間Hは0.5mm程度と狭い。そのため、当該隙間Hに供給されたヘリウムガスは気流の影響を受けにくく当該隙間Gの外部に漏れ出すことがほとんどないので、ヘリウムガスを連続して供給する必要はなく、その供給量は隙間Hを充填するのに必要な最小限の量のみである。
また、冷却位置において熱処理板50とギャップピン96とが接触すると、その状態から冷却プレート昇降機構60をさらに所定距離、例えば2mm上昇させて第2の冷却プレート62を熱処理板50側に押し込む。この際、熱処理板50と第2の冷却プレート62との間の隙間Hはギャップピン96により0.5mmに維持される一方で、弾性部材95が2mm圧縮される(図8のステップQ4)。そうすることにより、冷却位置において熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62のギャップピン96とが接触した状態では、熱処理板50と第2の冷却プレート62とが平行になっていない、いわゆる片当たりが生じている場合であっても、押し込みにより弾性部材95が収縮することでセルフアライメントが行われ、平行度が向上する。それにより、熱処理板50と第2の冷却プレート62との片当たりが解消され、熱処理板50と第2の冷却プレート62とが全面にわたって平行に維持される。その結果、熱処理板50と第2の冷却プレート62の全面にわたって熱伝達が均一となり、熱処理板50が温度むらなく均一に冷却される。なお、本実施の形態において支持アーム94を3箇所に設けているのは、このセルフアライメントを行うためである。そのため、支持アーム94の配置や個数については、セルフアライメントを行うことができるものであれば本実施の形態に限定されるものではない。
第2の冷却プレート62による熱処理板50の冷却が行われ、時間t7において熱処理板50の温度検出部71による検出温度がしきい値T1に達すると、冷却プレート昇降機構60により第2の冷却プレート62を下降させ、冷却工程が終了する(図8のステップQ5)。その後、第2の冷却プレート62は待機位置において、次の冷却工程に備えて第1の冷却プレート61により再度冷却される(図8のステップS1に戻る)。なお、第2の冷却プレート62の下降の開始を、熱処理板50の温度が次のロットのプロセス温度T0に到達する前のしきい値T1の時点で開始するのは、熱処理板50の温度がアンダーシュートするのを防止するためである。アンダーシュートの有無は、プロセス温度T0と第2の冷却プレート62の温度差等の要因により左右されるので、必ずしもしきい値T1の時点で第2の冷却プレート62の下降を開始する必要はない。また、しきい値T1とプロセス温度T0との間の温度差についても、プロセス温度T0と第2の冷却プレート62との温度差を考慮して任意に設定が可能である。また、アンダーシュートを防止する方法として、第2の冷却プレート62を下降させる過程において、例えば第2の冷却プレート62と熱処理板50が2〜5mm程度離間した後に熱処理板50の裏面に冷却用の乾燥ガスを供給するようにしてもよい。冷却用の乾燥ガスの供給は、熱処理板50に乾燥ガスを供給できればどのように行ってもよく、例えば蓋体51の開口部54から供給してもよい。また、第2の冷却プレート62に開口部91とは別の他の開口部を設け、当該他の開口部から供給するようにしてもよい。いずれの場合も、開口部54や他の開口部が乾燥ガス供給部として機能する。乾燥ガスとしては、例えばヘリウム以外にも、窒素や圧縮空気等を用いることができる。このように、熱処理板50に乾燥ガスを吹き付けることで、第2の冷却プレート62を離間させた後の熱処理板50の温度を精密に制御することが可能となる。
図12は、熱処理板50の温度推移のプロファイルを示す図であり、この図から分かるように熱処理板50の温度は、時間t5〜t7の間に、第2の冷却プレート62によって急激にT2〜T1まで降温している。そして、熱処理板50の温度検出部71による検出温度がしきい値T1に達した時点で第2の冷却プレート62を降下させることにより、熱処理板50は緩やかに降温し、オーバーシュートが抑えられた状態で時間t8において設定温度T0に収束する。そして、この時間t8には、冷却アーム20によりウェハWの冷却に要する時間Kが経過するのと同時またはそれより前に到達する。以後、熱処理板50はヒータ70により設定温度T0に維持されるように温度制御される。そして、例えば時間t9において再びヒータ70がONとなり、次ロットのウェハWが先のロットのウェハWと同様にして熱処理が行われる(ステップS6)。そして、この熱処理が各ロットのウェハWに対して引き続き行われる。
以上の実施の形態によれば、熱処理板50の温度を所定のプロセス温度T2から、これよりも低い他のプロセス温度T0に変更するときに、予めプロセス温度T0より低い温度に冷却された第2の冷却プレート62により熱処理板50を冷却するため、熱処理板50を速やかに降温させることができる。特に、本発明によれば、冷却アーム20によるウェハWの冷却時間Kよりも短い時間で、熱処理板50の温度を降温させることができる。そのため、次のロットのウェハWの熱処理を開始するにあたり、熱処理板50の温度T0への温度変更による待機時間が生じない。したがって、熱処理装置1のスループットを向上させることができる。
また、熱処理板50や第2の冷却プレート62の表面には、加工精度上の限界から微小なうねりが生じることは避けがたく、従来のように熱処理板50と第2の冷却プレート62とを直接接触させて熱処理板50を冷却する場合、熱処理板50と第2の冷却プレート62との間で、接触する部位と接触しない部位との間の熱伝導に差異が生じてしまう。その結果、熱処理板50には温度むらが生じる。この点、本発明によれば、ギャップピン96により熱処理板50と第2の冷却プレート62との間に所定の隙間Hを設け、さらにこの隙間に供給される伝熱材を介して熱伝達を行うので、熱処理板50と第2の冷却プレート62の加工精度によらず、熱処理板50と第2の冷却プレート62の全面にわたって均一な熱伝達が行われる。したがって、熱処理板50を温度むらなく均一に冷却することができる。
さらには、第2の冷却プレート62のギャップピン96と熱処理板50の裏面とが接触した状態から、弾性部材95を介して冷却プレート昇降機構60により第2の冷却プレート62をさらに熱処理板50の方向に押圧するので、弾性部材95の収縮により第2の冷却プレート62と熱処理板50とを全面にわたって平行に維持することができる。その結果、熱処理板50と第2の冷却プレート62との間での熱伝達の均一性をさらに向上させることができる。
また、冷媒通流路90を備えた第1冷却のプレート61と、冷却位置と待機位置の間を何度も移動する第2の冷却プレート62とを別々に分けて設けているので、冷媒通流路90が可動する部材の内部に設けられることを避けることができる。冷媒流通路90が可動部の内部に配置された場合、可動に伴い冷媒通流路90に接続される配管や継ぎ手等の劣化や損傷が生じ、それにより冷媒が漏洩して熱処理装置1内を汚染するリスクが高まる。この点、本発明においては冷媒流通路90が可動部である第2の冷却プレート62の外部に配置されているため、冷媒通流路90に接続される配管や継ぎ手等の劣化が抑えられ、冷媒漏洩のリスクを低減できる。
なお、小ロット生産時においては、先のロットと次のロットの間の時間が短く、次の熱処理板50の冷却工程までに第2の冷却プレート62を所望の温度、即ちプロセス温度T0より低い温度まで冷却できない場合がある。冷却が十分でない状態で第2の冷却プレート62による熱処理板50の降温を実施すると、熱処理板50の温度が次のロットのプロセス温度まで下がりきらない。かかる場合、再度第2の冷却プレート62を第1の冷却プレート61上で冷却し、再冷却した第2の冷却プレート62によって熱処理板50を冷却し直す必要が生じる。その結果、第2の冷却プレート62及び熱処理板50の再冷却に伴う時間が余計な時間としてかかってしまう。したがってそのような状況を避けるために、第2の冷却プレート62の温度検出機構93で検出した温度が熱処理板50を所定の温度まで降温できる温度まで下がりきっていない場合は、第2の冷却プレート62による熱処理板50の冷却工程が実施できないように、例えば冷却プレート昇降機構60の動作にインターロックを設けるようにしてもよい。そうすることで、一度の冷却工程で熱処理板50を降温できなくなることが避けられるので、再冷却に余計な時間を費やすことがない。
また、冷却工程において、何らかの理由により熱処理板50を目標の温度まで降温する前に第2の冷却プレート62が熱処理板50の温度と同一になった場合、即ちそれ以上は熱処理板50の温度を降温できなくなった場合には、直ちに第2の冷却プレート62を第1の冷却プレート61上に降下させ、当該第2の冷却プレート62再冷却を行うようにしてもよい。そうすることで、第2の冷却プレート62の再冷却に要する時間を最小にすることができる。
以上の実施の形態では、熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62のギャップピン96とが接触し、熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62の上面との間に所定の隙間Hが形成された後に伝熱材としてヘリウムガスを供給したが、ヘリウムガスの供給は、熱処理板50の裏面と第2の冷却プレート62のギャップピン96とが接触する前に開始してもよい。ヘリウムガス供給のタイミングは、熱処理板50の冷却工程に要する時間を最小化できるタイミングで供給されることが好ましく、伝熱材流路92や当該伝熱材流路92と伝熱材供給源(図示せず)とを接続する配管の長さ等を考慮し、冷却任意に決定が可能である。
この伝熱材供給源と接続する配管は、例えばステンレススチールなどの金属の配管とし、伝熱材流路92の近傍においては、例えばフレキシブルホースといった樹脂製の配管を用いて、第2の冷却プレート62の昇降動作に対して追従できるような構成とすることが好ましい。また、ヘリウムガスは樹脂を透過しやすいことから、樹脂配管に対して例えばアルミニウム等の金属を蒸着等によって被覆するようにしてもよい。また、樹脂性の配管の内部に残留したヘリウムガスは濃度が低下していることもあるため、例えば時間t5において開口部91からヘリウムガスを供給する前に、予めダミーディスペンスをしたり、第2の冷却プレート62のギャップピンが熱処理板50の裏面に接触するタイミングで金属の配管部分のヘリウムガスが熱処理板50と第2の冷却プレート62との間に供給されるように、ヘリウムガスの供給を開始する時期を調整したりしてもよい。
なお、冷却効率の観点から、第2の冷却プレート62と熱処理板50との間に供給されるヘリウムガスの濃度は概ね20%以上とすることが好ましく、70%以上の高濃度のものがより好ましい。
以上の実施の形態では、第2の冷却プレート62の上面にギャップピン96を設けることで、加工精度上の微小なうねりによる熱伝達の影響を抑えるようにしていたが、ギャップピン96を用いる代わりに、例えば第2の冷却プレート62を複数に分割することで、微小なうねりによる熱伝達の影響を抑えるようにしてもよい。具体的には、図13に示すように、分割した第2の冷却プレート200に対してそれぞれ独立した冷却プレート昇降機構201を設け、例えば第2の冷却プレート200と冷却プレート昇降機構201とを自在継手202などを用いて揺動自在、即ち例えば第2の冷却プレート200と冷却プレート昇降機構201との接合する角度が自由に変化するように接続する。この際、第2の冷却プレート200にはヘリウムガス供給用の開口部91を設ける必要はない。
そして、熱処理板50の降温に際しては、図14に示すように各第2の冷却プレート200を熱処理板50の裏面に直接押し当てる。こうすることで、各第2の冷却プレート200が熱処理板50の裏面形状にならって接触するので、図14に示すように熱処理板50の裏面がうねっている場合でも、熱処理板50に温度むらが生じることを抑制することができる。また、熱処理板50の降温に要する時間は第2の冷却プレート200との間のクリアランスが小さいほど短くなるので、各第2の冷却プレート200を熱処理板50に直接接触させることで、熱処理板50をより短い時間で降温できる。なお、図13及び図14においては、第1の冷却プレート61に貫通孔203を形成し、当該貫通孔203を介して冷却プレート昇降機構201を昇降動させる例を描図しているが、各冷却プレート昇降機構201の配置や各第2の冷却プレート200の昇降の手法については本実施の形態に限定されるものではない。また、第2の冷却プレート200と冷却プレート昇降機構201とを揺動自在に接続できるものであれば自在継手202に限定されるものではなく、例えば弾性部材により接続してもよい。
また、加工精度上の微小なうねりによる熱伝達の影響を抑える方法としては、例えば図15に示すように、柔軟性を有する部材、より具体的にはゴム等の軟質な部材により形成した袋体210の内部に例えばガルデンのような高沸点の液体を充填したものを、第2の冷却プレート62の上面に配置するようにしてもよい。第2の冷却プレート62を上昇させ、袋体210を熱処理板50の裏面に押し当てることで、図16に示すように、袋体210を熱処理板50の裏面形状にならって接触させることができる。かかる場合においても、第2の冷却プレート62を分割した場合と同様に、熱処理板50に温度むらが生じることを抑制し、且つ熱処理板50の降温に要する時間を短縮することができる。なお、袋体210の内部に充填する液体は、熱処理板50の温度より沸点が高いものであれば任意のものを用いることができ、より好ましくは熱処理板50の温度よりも沸点が高いものが用いられる。
また、袋体210に代えて、伝熱性で可撓性を有する、例えば高熱伝導ポリイミドやファイバースチールといった部材をフィン状に形成し、図17に示すように、当該フィン220を熱処理板50の裏面に押し当てることで、熱処理板50の裏面形状にならって接触させるようにしてもよい。なお、フィン220を設ける場合については、図13〜図16に示す場合と異なり、第2の冷却プレート62に開口部91を設けてもよい。フィン220を押し当てつつ第2の冷却プレート62と熱処理板50との間にヘリウムガスを介在させることで、熱処理板50の降温に要する時間をより短くすることができる。
以上の実施の形態では、冷却プレート昇降機構60として電動アクチュエータやエアシリンダを用いたが、少なくとも第2の冷却プレート62の上昇下降位置または第2の冷却プレート62を熱処理板50の裏面に押し付ける際の荷重を制御できるものであれば任意に選択が可能であり、例えばボールネジ機構等の他の機構を用いてもよい。
以上の実施の形態では、下から第1の冷却プレート61、第2の冷却プレート62、熱処理板50の順で配置した場合について説明したが、第1の冷却プレート61及び第2の冷却プレート62は、熱処理板50の上方に配置されていてもよい。具体的には、例えば図18に示すように、下から熱処理板50、第2の冷却プレート62、第1の冷却プレート61の順で配置し、例えば弾性部材95を介して冷却プレート昇降機構60と第2の冷却プレート62の支持アーム94とを接続する。そして、先ず第2の冷却プレート62を第1の冷却プレート61により冷却する際には、第2の冷却プレート62を第1の冷却プレート61に接触させた状態で更に冷却プレート昇降機構60を上昇させる。これにより弾性部材95を伸張させて第2の冷却プレート62と第1の冷却プレート61とを確実に密着させる。熱処理板50を降温する場合には、冷却プレート昇降機構60により第2の冷却プレート62を下降させ、熱処理板50の上面にギャップピン96を接触させる。そして、伝熱材としてヘリウムガスを開口部91から供給すると共に、冷却プレート昇降機構60を更に下降させて弾性部材95を圧縮し、熱処理板50と第2の冷却プレート62とを維持した状態で熱処理板50の降温を行う。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がフォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板に対して処理を行う際に有用である。
1 熱処理装置
10 筐体
11 区画板
12a 上方領域
12b 下方領域
20 冷却アーム
21 加熱ユニット
22 収納室
23 開口部
24 冷媒流路
30 ガイド
31 脚部
32a、32b 昇降機構
33a、33b 支持ピン
34 スリット
35 貫通孔
36 開口
40 排気管
41 排気路
50 熱処理板
51 蓋体
52 給気管
53 ガス供給源
54 開口部
55 排気孔
56 排気路
60 冷却プレート昇降機構
61 第1の冷却プレート
62 第2の冷却プレート
63 サポートリング
64 起立壁
65 開口
66 支持部材
70 ヒータ
71 温度検出部
80 支持部材
90 冷媒流通路
91 開口部
92 伝熱材流路
93 温度検出機構
94 支持アーム
95 弾性部材
96 ギャップピン
101 貫通孔
150 制御部
200 第2の冷却プレート
210 袋体
220 フィン
W ウェハ
G 隙間
K 時間

Claims (9)

  1. 基板を熱処理板に載置して熱処理を行うための熱処理装置において、
    前記熱処理板に接触させることにより当該熱処理板を冷却するための冷却部材と、
    前記冷却部材を冷却するための冷却機構と、
    前記冷却部材を、前記冷却機構により冷却するための待機位置と、前記熱処理板を冷却するための冷却位置と、の間で相対的に移動させるための冷却部材移動機構と、
    前記冷却部材と前記冷却部材移動機構との間に設けられ、前記冷却部材移動機構により前記冷却部材を冷却位置よりもさらに前記熱処理板側に押し込む際に収縮することで、前記冷却部材と前記熱処理板との平行度を向上させるための弾性部材と、を有し、
    前記冷却部材は複数に分割され、
    前記複数に分割された冷却部材には、前記冷却部材移動機構が個別に設けられていることを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記弾性部材に代えて、継手により接続され、
    前記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記継手を介して揺動自在であることを特徴とする、請求項に記載の熱処理装置。
  3. 前記熱処理板による基板の熱処理中に前記冷却部材を前記待機位置に移動させ、基板の熱処理が終了して当該基板が前記熱処理板から搬出された後に前記冷却部材を前記冷却位置に移動させるように、前記冷却部材移動機構の動作を制御する制御部を有することを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  4. 前記熱処理板に乾燥ガスを供給する乾燥ガス供給部を備え、
    前記制御部は、前記冷却部材が前記冷却位置から前記待機位置に移動する間に、前記乾燥ガス供給部から前記熱処理板に乾燥ガスを供給するように制御することを特徴とする、請求項に記載の熱処理装置。
  5. 熱処理板に接触させることにより当該熱処理板を冷却するための冷却部材と、前記冷却部材を冷却するための冷却機構と、前記冷却部材を前記冷却機構により冷却するための待機位置と、前記熱処理板を冷却するための冷却位置と、の間で相対的に移動させるための冷却部材移動機構と、を備えた、基板を前記熱処理板に載置して熱処理を行う熱処理装置において、前記熱処理板を冷却する方法であって、
    前記熱処理板による基板の熱処理中に前記冷却部材を前記冷却機構により冷却し、基板の熱処理が終了して当該基板が前記熱処理板から搬出された後に、前記冷却部材移動機構により前記冷却部材を前記冷却位置に移動させ、
    前記冷却部材移動機構により、前記冷却部材を冷却位置よりもさらに前記熱処理板側に押し込むことで前記冷却部材と前記冷却部材移動機構との間に設けられた弾性部材を収縮させ、前記冷却部材と前記熱処理板との平行度を向上させて前記熱処理板の冷却を行い、
    前記冷却部材は複数に分割され、
    前記複数に分割された冷却部材には、前記冷却部材移動機構が個別に設けられ、
    前記熱処理板の冷却は、前記各冷却部材を前記熱処理板に接触させることにより行うことを特徴とする、熱処理板の冷却方法。
  6. 前記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記弾性部材に代えて、継手により接続され、
    前記各冷却部材と前記各冷却部材移動機構とは、前記継手を介して揺動自在であることを特徴とする、請求項に記載の熱処理板の冷却方法。
  7. 熱処理装置は、前記熱処理板に乾燥ガスを供給する乾燥ガス供給部をさらに備え、
    前記冷却部材が前記冷却位置から前記待機位置に移動する間に、前記乾燥ガス供給部から前記熱処理板に乾燥ガスを供給することを特徴とする、請求項5または6のいずれか一項に記載の熱処理板の冷却方法。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の熱処理板の冷却方法を熱処理装置によって実行させるために、当該熱処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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