JP5793233B1 - 食品包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】刺身の盛り付けに用いるケンの使用量及び盛り付け作業の負担を軽減すると共に、立体的な刺身の盛り付けパターンを実現する。【解決手段】まくら付き小山部3の食品載置部31に隣接して、この食品載置部より急勾配で立ち上がるまくら部32を有することにより、ケンを山状に盛る必要がなく、さらにこのまくら部を活かして立体的な刺身Mfの盛り付けパターンを実現することができる。すなわち、まくら付き小山部3とこのまくら付き小山部が有するまくら部32がケンの代替になるため、ケンを山状にしたり盛り付け方によって形状を変えたりする手間を軽減すると共に、ケンの使用量をその分軽減することができる。また、まくら部32が食品載置部31に隣接するため、この食品載置部からまくら部32にかけて幅広く刺身Mfを盛り付けられ、パターンを変えて刺身を盛り付けることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば刺身等の食品を盛り付ける食品包装用容器に関し、さらに詳しくは,盛り付けの効率化及び盛り付けた食品の見栄え向上化を図る食品包装用容器に関するものである。
従来から、刺身を盛り付ける食品包装用容器では、平坦な底面上に大根等のケンを山状に盛り、このケンの上に刺身を盛り付けていた。このため、ケンを盛る作業では、山状にする分、工数が余計に発生していた。さらに、需要者にとってケンは刺身の盛り付け用に過ぎず、廃棄されることが多かった。したがって、ケンの使用量の軽減が必要であった。また、ケンを山状にしても、刺身の重みや水分で形状が崩れ、見栄えが悪くなってしまっていた。したがって、刺身の影響を受けず、見栄えの良さを長時間保つことが求められていた。
そこで、容器本体の底面に刺身の盛り付け用の小山が設けられ、この小山は、食品を載置する傾斜した下側の載置面と、この下側の載置面よりも緩やかに傾斜した上側の載置面とを有するトレー容器が提案されている(例えば特許文献1参照。)。このトレー容器により、刺身が下側の載置面と上側の載置面とを跨るように盛り付けられるため、山状のケンが不要な上、刺身も滑り落ちず見栄えの良さを長時間保つことができる。
特開2014−40264号公報
しかしながら、上述した従来におけるトレー容器では、刺身の盛り付けパターンに制限があり、立体的な盛り付けがし難い。すなわち、小山が有する下側の載置面と同方向に上側の載置面が連なっているため、刺身は下側の載置面から上側の載置面まで略直線状に盛り付けるしかない。また、仮に下側の載置面から斜め状に上側の載置面へ跨って盛り付けられたとしても、盛り付けた刺身のバランスが崩れやすく、安定性に欠ける。
そこで、本発明の目的は、刺身等の食品の盛り付けに用いるケンの使用量及び盛り付け作業の負担を軽減すると共に、立体的な食品の盛り付けパターンを実現する食品包装用容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による食品包装用容器の特徴は、容器本体が備えた小山に、さらに食品載置用のまくらを設けたことにある。
すなわち、本発明による食品包装用容器は、消費者が盛り付けられた刺身等の食品を取る通常の向きを正面とする容器本体の底面部から突き出た小山部を備え、上記小山部は、上記底面部に対して所定勾配で傾斜する斜面に上記食品を載置できる食品載置部と、上記食品載置部に隣接し、上記食品載置部より急勾配で立ち上がるまくら部とを有することを特徴とする。
上記まくら部は、上記食品載置部の左右端の少なくとも一方から上方に傾斜するまくら食品載置部を有することが望ましい。
上記食品載置部の上端及び上記まくら食品載置部の上端は、同じ高さで連設されていることが望ましい。
上記容器本体は、上記底面部及び上記小山部の外縁に位置する略矩形状の外周縁部をさらに備え、上記食品載置部及び上記まくら部は、上記外周縁部の長手方向の辺に対して斜め右向きであることが望ましい。また、上記食品載置部の斜面は、上記容器本体の正面に対して斜め右向きであってもよい。このとき、上記まくら部は上記食品載置部の斜面に対して右側の端部から上記食品載置部の傾斜より急勾配に立ち上がるまくら食品載置部を有していてもよい。
また、本発明による別の食品包装用容器は、消費者が盛り付けられた食品を取る通常の向きを正面とする容器本体の底面部から突き出た小山部と、上記小山部の手前に位置する別の小山部とを備え上記別の小山部は、上記底面部に対して所定勾配で傾斜する別の食品載置部と、上記別の食品載置部を含む一部を切り欠いた切り欠き部とを有し、上記切り欠き部は、上記食品載置部の下端を含む上記小山部の角部が入り込むように切り欠いてあり、上記食品載置部の下端の一部が上記切り欠き部の下端と一致することを特徴とする。
なお、上記容器本体は、上記外周縁部の長手方向の辺に対して上記小山部の手前にさらに別の小山部を備えてもよい。
上記別の食品載置部に配置され上記切り欠き部からはみ出した食品は、上記食品載置部に載置され上記切り欠き部に入り込んだ食品と接することが望ましい。
本発明による食品包装用容器は、小山部の食品載置部に隣接して、上記食品載置部より急勾配で立ち上がるまくら部を有することにより、ケンを山状に盛る必要がなく、さらにまくら部を活かして立体的な食品の盛り付けパターンを実現することができる。すなわち、小山部と上記小山部が有するまくら部がケンの代替になるため、ケンを山状にしたり盛り付け方によって形状を変えたりする手間を軽減すると共に、ケンの使用量をその分軽減することができる。また、まくら部が上記食品載置部に隣接するため、上記食品載置部からまくら部にかけて縦方向のみならず斜め横方向に幅広く食品を盛り付けられ、パターンを変えて盛り付けることができる。また、まくら部に載置することで、食品が奥へ倒れて寝てしまうことを防ぐことができる。すなわち、食品を立てた状態を維持することで、見栄えをよくすることができる。
上記まくら部が上記食品載置部の左右端の少なくとも一方から上方に傾斜するまくら食品載置部を有することにより、食品を上記食品載置部から側方向のまくら食品載置部にかけて斜め方向に盛り付けることができる。このため、様々な盛り付けパターンを実行することができる。
上記食品載置部の上端及び上記まくら食品載置部の上端が同じ高さで連設されていることにより、食品を上記食品載置部から側方向のまくら食品載置部にかけて斜め方向に盛り付けたときに他の食品との載置高さを統一できるため、例えば扇状の盛り付けが可能であり、見栄えがより向上する。
上記食品載置部及び上記まくら部が容器本体に備えられた外周縁部の長手方向の辺に対して斜め右向きであること、また、上記食品載置部の斜面が上記容器本体の正面に対して斜め右向きであり、上記まくら部が上記食品載置部の斜面に対して右側の端部から上記食品載置部の傾斜より急勾配に立ち上がるまくら食品載置部を有することにより、右利きの人口の割合に鑑みると、食品の盛り付け作業者の効率が向上すると共に、これらの消費者は盛り付けられた食品を取り易い。
また、本発明による別の食品包装用容器は、上記食品載置部の下端の一部が、上記外周縁部の長手方向の辺に対して上記小山部の手前にある上記別の小山部が有する切り欠き部の下端と一致することで、上記食費載置部に盛り付けた刺身等が滑り落ちても上記切り欠き部に食品が当たるため、ズレを防止することができる。
上記別の食品載置部に配置され上記切り欠き部からはみ出した食品が上記食品載置部に載置され上記切り欠き部に入り込んだ食品と接することにより、上記切り欠き部に入り込んだ食品がまくら代わりとなるため、上記別の食品載置部に配置された食品の屈折や落下を防止することができる。
食品包装用容器の斜視図である。 食品包装用容器の背面図及び平面図である。 食品包装用容器の一部拡大端面図である。 食品包装用容器の使用状態を示す一部拡大図である。 他の食品包装用容器の平面図である。 食品包装用容器の他の使用状態を示す斜視図である。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の一実施形態における食品包装用容器の構造及び使用状態を説明する。なおこれらの図において、引き出し線以外の細い実線は屈曲した形状の頂部、二点鎖線(想像線)は盛り付けたときの刺身を意味する。
さて、図1に示すように、本発明の一実施形態における食品包装用容器は、刺身が盛り付けられる容器本体Pの底面部1から突き出た小山部3を備え、この小山部は、この底面部に対して所定勾配で傾斜する食品載置部31と、この食品載置部に隣接し、この食品載置部より急勾配で立ち上がるまくら部32とを有する。
まくら部32は、食品載置部31の右端から上方に傾斜するまくら食品載置部32aを有する。
食品載置部31の上端31a及びまくら食品載置部32aの上端32bは、同じ高さで連設されている。
容器本体Pは、底面部1及び小山部3の外縁に位置する略矩形状の外周縁部2をさらに備え、食品載置部31及びまくら部3は、外周縁部2の長手方向の辺に対して斜め右向きである。
容器本体Pは、外周縁部2の長手方向の辺に対して小山部3の手前にさらに別の小山部4を備え、この別の小山部は、底面部2に対して所定勾配で傾斜する別の食品載置部41と、この別の食品載置部を含む一部を切り欠いた切り欠き部42とを有し、食品載置部31の下端31bの一部がこの切り欠き部の下端42aと一致する。
別の食品載置部41に配置され切り欠き部42からはみ出した食品Sfは、食品載置部31に載置されこの切り欠き部に入り込んだ食品Mfと接する。
以下、図2〜図3を参照しつつ、本発明の一実施形態における食品包装用容器を構成する各部の構造を詳細に説明する。なお、図2(a)は食品包装用容器の背面図で、図2(b)の平面図との関係上、逆さに描写している。すなわち食品が盛り付けられる方が下、その反対が上を向いている。
この食品包装用容器の容器本体Pは、底面部1と、この底面部より上方に突き出たまくら付き小山部3(上記「小山部3」と同等)及び単一小山部4(上記「別の小山部4」と同等)と、この底面部並びにまくら付き小山部及び単一小山部の外縁に設けられた外周縁部2とを備えている。底面部1は、略水平な面である。底面部1または外周縁部2の四方の角部分には、この底面部を所定の高さ持ち上げる脚部(付番しない)が設けられている。
なお、外周縁部2は、矩形状であり、底面部1から所定の高さ立ち上がった壁部(付番しない)及び外方に向かって略水平に突出する突状部(付番しない)とを有していてもよい。底面部1は、例えば湾曲した面でもよい。外周縁部2は、例えば正方形状や円形状や楕円形状でもよい。外周縁部2が円形状や楕円形状の場合、これらの垂直方向または水平方向に対してまくら付き小山部3やまくら部32の向きを決定してもよい。外周縁部2の突状部は、例えば平面状の把持部を有するフランジ形状でもよい。まくら付き小山部3及び単一小山部4は、容器本体Pの底面部1に収容配置される中敷(図示しない)に一体的に設けられていてもよい。すなわち、中敷には周縁部上面に形成した凹部の内側に上げ底状の中敷底面部が形成されており、この中敷底面部からまくら付き小山部3及び単一小山部4が一体的に設けられている。このとき、底面部1には中敷底面部も含まれる。
まくら付き小山部3は、底面部1に対して所定勾配で上方に傾斜する斜面状の食品載置部31と、この食品載置部に隣接し、この食品載置部より急勾配で立ち上がるまくら部32とを備えている。まくら付き小山部3の向きは、外周縁部2の長手方向の辺に対して右方向に配置されている。ここで、外周縁部2の長手方向の辺とは、食品載置部31の斜面側(谷側)を手前としたとき、この手前に位置する外周縁部2の辺を意味する。
なお、まくら付き小山部3の角度3dは、外周縁部2の長手方向の辺に対して、右方向に0〜90°傾いており、15〜75°傾いていると好ましく、30〜60°傾いているとより好ましく、一実施形態における食品包装用容器では45°傾いている。食品載置部31の外縁は、底面部1から所定の高さ立ち上がった壁部(付番しない)と連設していてもよい。まくら付き小山部3または食品載置部31の向きは、例えば外周縁部2の辺に対して正面方向や左方向でもよい。まくら部の数は、1つ又は複数でもよい。
食品載置部31は、底面部1から立ち上がった平面で、この底面部上に位置して連設している食品載置下端部31bと、この底面部から所定の高さに位置する食品載置上端部31aを有する。食品載置部31の向きは、まくら付き小山部3の向きと同方向で、外周縁部2の辺に対して左上がりに配置されている。食品載置部31の形状は、食品載置上端部31aより食品載置下端部31bが長い略台形である。食品載置下端部31bは、略直線状である。食品載置上端部32bの端面は、略円弧状である。
なお、食品載置部31の勾配は、底面部1に対して、上方に5〜45°傾いており、10〜35°傾いていると好ましく、15〜30°傾いているとより好ましく、一実施形態における食品包装用容器では20°傾いている。食品載置部31は、例えば上または下方向に湾曲した形状や、平面部分から各種形状で凹んだ凹部や突出した凸部を有していてもよい。食品載置下端部31bは、例えば上または下方向に湾曲した形状でもよい。
ここで、図3に示すとおり、まくら部32は、食品載置部31以上の勾配で上方に傾斜するまくら食品載置部32aと、この食品載置部と連設するまくら食品載置下端部32cと、底面部1から所定の高さに位置するまくら食品載置上端部32bとを有する。まくら食品載置部32aの形状は、まくら食品載置下端部32cを底辺として略二等辺三角形であり、このうちの一辺に該当する部分がまくら食品載置上端部32bに位置する。まくら食品載置下端部32cは、食品載置部31からなめらかに湾曲した形状である。まくら食品載置上端部32bの端面は、略円弧状である。
なお、まくら食品載置部32aの勾配は、食品載置部31の角度より5〜15°勾配が大きければ特に問題はないが、底面部1に対して、上方に15〜55°傾いており、20〜45°傾いていると好ましく、25〜40°傾いているとより好ましく、一実施形態における食品包装用容器では30°傾いている。まくら食品載置部32aは、例えば上または下方向に湾曲した形状や、平面部分から各種形状で凹んだ凹部や突出した凸部を有していてもよい。まくら食品載置下端部32cは、例えば直線状や蛇行した形状でもよい。
まくら付き小山部3の食品載置部31における食品載置上端部31aと、まくら部32のまくら食品載置上端部32bとは同じ高さで連設している。
なお、これらの高さは同一でなくてもよく、例えば食品載置部31における食品載置上端部31aまたはまくら部32のまくら食品載置上端部32bのいずれか一方が高くてもよい。
単一小山部4は、外周縁部2の長手方向の辺に対して、まくら付き小山部3の手前に設けられ、底面部1に対して所定勾配で上方に傾斜する単一食品載置部41(上記「別の食品載置部41」と同等)、この単一食品載置部を含む一部を切り欠いた切り欠き部42とを備えている。単一小山部4の向きは、外周縁部2の長手方向の辺に対して右方向に配置されている。
なお、単一小山部4の角度4dは、外周縁部2の長手方向の辺に対して、右方向に0〜90°傾いており、15〜75°傾いていると好ましく、30〜60°傾いているとより好ましく、一実施形態における食品包装用容器では45°傾いている。単一食品載置部41の外縁は、底面部1から所定の高さ立ち上がった壁部(付番しない)と連設していてもよい。単一小山部4または単一食品載置部41の向きは、例えば外周縁部2の辺に対して正面方向や左方向でもよい。
単一食品載置部41は、底面部1から立ち上がった平面で、この底面部上に位置して連設している単一食品載置下端部41bと、この底面部から所定の高さに位置する単一食品載置上端部41aとを有する。単一食品載置部41の向きは、単一小山部4の向きと同方向で、外周縁部2の辺に対して左上がりに配置されている。単一食品載置部41の形状は、単一小山部4の切り欠き部42を除き、単一食品載置上端部41aの高さがそれぞれ異なるものとなる。単一食品載置下端部41bは、略直線状である。単一食品載置上端部41aの端面は、略円弧状である。切り欠き部42は、底面部1と連設している切り欠き下端部42aを有する。
なお、単一食品載置部41は、例えば上または下方向に湾曲した形状や、平面部分から各種形状で凹んだ凹部や突出した凸部を有していてもよい。単一食品載置下端部41bは、例えば上または下方向に湾曲した形状でもよい。切り欠き部42の形状に限定はない。切り欠き下端部42aは、底面部1上に位置しているものに限らず、この底面1から所定の高さ立ち上がった壁部(付番しない)の上端に該当するものでもよい。
まくら付き小山部3と単一小山部4とは、外周縁部2の長手方向の辺に対して前後方向に近接して配置されている。具体的には、まくら付き小山部3が後、単一小山部4が前に位置する。さらに、まくら付き小山部3と単一小山部4とは、外周縁部2の長手方向の辺に対して同じ方向を向いている。このため、食品載置下端部31bの一部を含むまくら付き小山部3の角部が、単一小山部4の切り欠き部42の切り欠き下端部42aと一致する。
なお、切り欠き部の形状に限定はない。まくら付き小山部3及び単一小山部4との位置は、前後逆でも、前後交互でもよい。まくら付き小山部3及び単一小山部4の向きは、それぞれ異なっていてもよい。
次に、図4を参照しつつ、食品包装用容器の特徴及びこの食品包装用容器に刺身が盛り付けられた状態について説明する。図4(A)は刺身が盛り付けられていない状態、図4(B)はまくら付き小山部に刺身が盛り付けられた状態、図4(C)は単一小山部に刺身が盛り付けられた状態をそれぞれ示す。
図4(a)に示すとおり、まくら付き小山部3及び単一小山部4は、同じ方向を向いている。そして、まくら付き小山部3の一方の角部が、単一小山部4の切り欠き部42に一致する距離で配置されている。詳細には、まくら付き小山部3の食品載置下端部31bと単一小山部4の切り欠き部42の切り欠き下端部42aとは底面部1上に位置しており、この食品載置下端部31bの一部と切り欠き下端部42aとが接している。
図4(B)に示すとおり、まくら付き小山部3に盛り付ける刺身Mfは、食品載置部31またはまくら部32のまくら食品載置部32aに載置される。まくら食品載置部32aに立てかけて載置された刺身は、食品載置部31にかけて斜め横方向に幅広く盛り付けられている。このとき刺身Mfの下端側は、単一小山部4の切り欠き部42に入り込んでおり、下方に滑り落ちない。
図4(C)に示すとおり、単一小山部4に盛り付ける刺身Sfは、単一食品載置部41に載置される。刺身Sfの上端側は、切り欠き部42からはみ出しており、この切り欠き部に入り込んだ刺身Mfと接する。
このように、本実施形態における食品包装容器は、まくら付き小山部3の食品載置部31に隣接して、この食品載置部より急勾配で立ち上がるまくら部32を有することにより、ケンを山状に盛る必要がなく、さらにこのまくら部を活かして立体的な刺身Mfの盛り付けパターンを実現することができる。すなわち、まくら付き小山部3とこのまくら付き小山部が有するまくら部32がケンの代替になるため、ケンを山状にしたり盛り付け方によって形状を変えたりする手間を軽減すると共に、ケンの使用量をその分軽減することができる。また、まくら部32が食品載置部31に隣接するため、この食品載置部からまくら部32にかけて縦方向のみならず斜め横方向に幅広く刺身Mfを盛り付けられるため、パターンを変えて刺身を盛り付けることができる。また、まくら部32に載置することで、刺身が奥へ倒れて寝てしまうことを防ぐことができる。すなわち、刺身を立てた状態を維持することで、見栄えをよくすることができる。
また、まくら部32が食品載置部31の右端から上方に傾斜するまくら食品載置部32aを有することにより、刺身Mfをこの食品載置部から側方向のまくら食品載置部にかけて斜め方向に盛り付けることができる。このため、様々な盛り付けパターンを行うことができる。
また、食品載置部31の食品載置上端部31a及びまくら食品載置部32aの上端32bが同じ高さで連設されていることにより、刺身Mfを食品載置部31から側方向のまくら食品載置部32aにかけて斜め方向に盛り付けたときに他の刺身との設置高さを統一できるため、例えば扇状の盛り付け等が可能な上、見栄えがより向上する。
また、食品載置部31及びまくら部32が容器本体Pに備えられた外周縁部2の長手方向の辺に対して斜め右向きであることにより、右利きの人口の割合に鑑みると、刺身Mfの盛り付け作業者の効率が向上すると共に、これらの消費者は刺身を取り易い。
また、食品載置部31の食品載置下端部31bの一部が、外周縁部2の長手方向の辺に対してまくら付き小山部3の手前にある単一小山部4が有する切り欠き部2の切り欠き下端部42aと一致することで、食品載置部31に盛り付けた刺身Mfが滑り落ちても切り欠き部42に刺身が当たるため、ズレを防止することができる。
また、単一食品載置部41に配置され切り欠き部42からはみ出した刺身Sfが食品載置部31に載置されこの切り欠き部に入り込んだ刺身Mfと接することにより、この切り欠き部に入り込んだ刺身がまくら代わりとなるため、この単一食品載置部に配置された刺身の屈折や落下を防止することができる。
なお、本実施形態における食品包装用容器は、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形、熱板成形等のシート成形で、合成樹脂シートを熱成形することにより形成される。合成樹脂シートとしては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂で、単層や多層のシートを使用してもよい。樹脂としては、例えば発泡樹脂を使用すれば、軽量かつ断熱性があり好ましい。さらにシートの表面または裏面を合成樹脂フィルムで覆ってもよく、表面を覆った場合は印刷を施してもよい。
また、食品包装用容器にて、まくら付き小山部の数及び単一小山部の数や大きさに限定はない。例えば、まくら付き小山部1つまたは複数を組み合わせてもよく、図5に示すとおり、外周縁部の長手方向の辺に対して3つ横並びにしてもよい。また、まくら付き小山部1つ及び単一小山部1つの1ペアまたは複数ペアでもよい。また、底面部には、まくら付き小山部の食品載置下端部または単一小山部の単一食品載置下端部と平行な直線状のドリップ止め凸部が設けられていてもよい。
また、図6を参照しつつ、食品包装用容器に刺身が盛り付けられた別の状態について説明する。図示するとおり、まくら付き小山部3に盛り付ける切り身状の刺身Mfは、食品載置部31及びまくら部32のまくら食品載置部32aに倒れかかって載置される。これにより、まくら食品載置部32が刺身Mfの支えとなり、刺身Mfが奥へ倒れて寝てしまうのを防ぐことができる。さらに、まくら食品載置部32に倒れかかって載置された刺身に別の刺身が倒れかかることで、複数の刺身を斜めに載置することができる。そして、単一小山部4に盛り付ける刺身Sfの上端側が、この切り込み部に入り込んだ刺身Mfと接することで、刺身Mfが支えとなり刺身Sfの上側が切り込み部42に倒れて寝てしまうのを防ぎ、さらに複数の刺身を斜めに載置することができる。
本発明における食品包装用容器は、魚介類の生鮮品の盛り付けに限らず、肉類を含む食品全般の盛り付けに関する産業に広く利用可能である。
P 食品包装用容器
1 底面部
2 外周縁部
3 まくら付き小山部
31 食品載置部
31a 食品載置上端部
31b 食品載置下端部
32 まくら部
32a まくら食品載置部
32b まくら食品載置上端部
4 単一小山部
41 単一食品載置部
41a 単一食品載置上端部
42 切り欠き部
42a 切り欠き下端部

Claims (2)

  1. 消費者が盛り付けられた食品を取る通常の向きを正面とする容器本体の底面部から突き出た小山部を備え、
    前記小山部は、前記底面部に対して所定勾配で傾斜する斜面に前記食品を載置できる食品載置部と、当該食品載置部に隣接するまくら部とを有し、
    前記食品載置部の斜面は、前記容器本体の正面に対して斜め右向きであり、
    前記まくら部は、前記食品載置部の斜面に対して右側の端部から、当該食品載置部の傾斜より急勾配に立ち上がるまくら食品載置部を有し、
    前記食品載置部の上端及び前記まくら食品載置部の上端は、同じ高さで連設されている
    ことを特徴とする食品包装用容器。
  2. 消費者が盛り付けられた食品を取る通常の向きを正面とする容器本体の底面部から突き出た小山部と、当該小山部の手前に位置する別の小山部とを備え、
    前記別の小山部は、前記底面部に対して所定勾配で傾斜する別の食品載置部と、当該別の食品載置部を含む一部を切り欠いた切り欠き部とを有し、
    前記切り欠き部は、前記食品載置部の下端を含む前記小山部の角部が入り込むように切り欠いてあり、
    前記食品載置部の下端の一部が前記切り欠き部の下端と一致する
    ことを特徴とする食品包装用容器。
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