JP5789895B2 - 位置検出ユニット、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ、及びレンズユニットの製造方法、位置検出方法 - Google Patents

位置検出ユニット、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ、及びレンズユニットの製造方法、位置検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、位置検出ユニットに関し、特に、検出対象物の位置を検出する位置検出ユニット、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ、及びレンズユニットの製造方法、位置検出方法に関する。
特許第3173531号公報(特許文献1)には、ビデオカメラ光学系の位置検出に適用される位置検出方法が記載されている。この位置検出方法においては、サイン波とコサイン波を取り込んでデータ処理することにより、測定対象物の位置を求めている。即ち、この位置検出方法においては、所定の着磁ピッチでS極とN極が交互に着磁されたMRセンサ用のマグネットに対向するようにMRセンサ(磁気抵抗素子)が配置されており、MRセンサがマグネットに対して移動されることにより、MRセンサからは、サイン波状及びコサイン波状の信号が出力される。これらのサイン波状及びコサイン波状の信号を演算することにより、ビデオカメラ光学系の位置が検出される。
特許第3173531号公報
しかしながら、特許第3173531号公報記載の位置検出方法においては、MRセンサから出力されるサイン波状及びコサイン波状の信号のみを使用しており、2つの信号の値のみからでは、測定対象物の絶対的な位置が測定できないという問題がある。ここで、MRセンサから出力されるサイン波状及びコサイン波状の信号は、MRセンサが変位するにつれて、MRセンサ用のマグネットの着磁ピッチを周期として繰り返す信号である。従って、測定されたサイン波状信号の値、及びコサイン波状信号の値のみでは、測定対象物が、サイン波又はコサイン波の何周期目に位置しているかを特定することができない。
このため、特許第3173531号公報記載の位置検出方法を使用して絶対的な位置を検出するには、初めに、測定対象物を機械的な可動端まで移動させておき、その後、測定対象物を位置検出すべき位置まで移動させ、その間にサイン波又はコサイン波が何周期分変化したかをカウントしておく必要がある。即ち、特許第3173531号公報記載の位置検出方法により絶対的な位置を検出するには、検出の開始時に、絶対的な位置が既知である基準位置まで測定対象物を一旦移動させ、その後、位置検出すべき位置まで測定対象物を移動させる必要がある。
従って、特許第3173531号公報記載の位置検出方法を、光学レンズユニットにおけるフォーカスレンズ又はズームレンズの位置検出に使用した場合には、レンズユニットの起動時に、フォーカスレンズ又はズームレンズを、一旦、強制的に可動端まで移動させる必要がある。起動時にこのようなレンズの移動を行うと、レンズユニット又はカメラの起動時間が長くなるという問題がある。また、このようにレンズを一旦可動端まで移動させると、起動前に設定されていたフォーカスレンズ又はズームレンズの位置がリセットされてしまい、使用者はもう一度レンズの位置を設定し直す必要があり、レンズユニットの操作性が悪くなるという問題がある。
従って、本発明は、起動時において検出対象物を所定の基準位置まで移動させることなく、絶対的な位置を検出することができる位置検出ユニット、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ、及びレンズユニットの製造方法、位置検出方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、検出対象物の位置を検出する位置検出ユニットであって、所定の検出範囲内における検出対象物の変位に対し、単調に増加又は減少する単調信号を出力する第1センサと、検出対象物の変位に対して正弦波状に変化する、互いに位相がずれた2つの正弦信号を出力する第2センサと、検出対象物の位置に対する単調信号の値である単調信号データを記憶するための第1記憶部と、各正弦信号の各周期における極大値及び極小値である極大極小データを記憶するための第2記憶部と、第1センサによって検出された単調信号及び第1記憶部に記憶された単調信号データに基づいて、検出対象物が正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定すると共に、第2センサによって検出された2つの正弦信号及び第2記憶部に記憶された極大極小データに基づいて、特定された周期内における検出対象物の位置を計算し、絶対的な位置を求める位置演算部と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、検出対象物の変位に対し、第1センサは単調信号を出力し、第2センサは互いに位相がずれた2つの正弦信号を出力する。また、第1記憶部には単調信号データが記憶され、第2記憶部には極大極小データが記憶される。位置演算部は、第1センサによって検出された単調信号及び第1記憶部に記憶された単調信号データに基づいて、検出対象物が正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定する。さらに、位置演算部は、第2センサによって検出された2つの正弦信号及び第2記憶部に記憶された極大極小データに基づいて、特定された周期内における検出対象物の位置を計算し、絶対的な位置を求める。
このように構成された本発明によれば、第1センサによって検出された単調信号及び第1記憶部に記憶された単調信号データに基づいて正弦信号の周期が特定されるので、起動時において検出対象物を所定の基準位置まで移動させることなく、絶対的な位置を検出することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、S極とN極が所定間隔で交互に着磁された位置検出用マグネットを有し、第2センサは、検出対象物の変位と共に位置検出用マグネットに対する位置が変化するように配置され、検出対象物の変位により正弦信号を出力する。
このように構成された本発明によれば、検出対象物の変位に対して正弦波状に変化する、互いに位相がずれた2つの正弦信号を、簡単に、精度良く生成することができる。
本発明において、好ましくは、2つの正弦信号は、互いにほぼ90゜位相がずれている。
このように構成された本発明によれば、2つの正弦信号に基づいて、特定された周期内における検出対象物の位置を精度良く計算することができる。
本発明において、好ましくは、単調信号データは、第2センサから出力された一方の正弦信号と、他方の正弦信号の反転波形が交差する位置において取得され、第1記憶部に記憶される。
このように構成された本発明によれば、2つの正弦信号に基づいて、特定された周期内における検出対象物の位置を、簡単な数式で計算することができる。
また、本発明は、撮像用のレンズユニットであって、レンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の内部に、光軸方向に移動可能に配置された撮像用レンズと、この撮像用レンズの光軸方向の位置を検出する本発明の位置検出ユニットと、を有することを特徴としている。
さらに、本発明は、撮像用のカメラであって、カメラ本体と、本発明のレンズユニットと、を有することを特徴としている。
また、本発明は、カメラの製造方法であって、所定の可動範囲内における撮像用レンズの光軸方向の変位に対し、単調に増加又は減少する単調信号を出力する第1センサと、撮像用レンズの変位に対して正弦波状に変化する、互いに位相がずれた2つの正弦信号を出力する第2センサと、撮像用レンズの位置に対する単調信号の値である単調信号データを記憶するための第1記憶部と、各正弦信号の各周期における極大値及び極小値である極大極小データを記憶するための第2記憶部と、第1センサによって検出された単調信号及び第1記憶部に記憶された単調信号データに基づいて、撮像用レンズが正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定すると共に、第2センサによって検出された2つの正弦信号及び第2記憶部に記憶された極大極小データに基づいて、特定された周期内における撮像用レンズの位置を計算し、絶対的な位置を求める位置演算部と、を有する位置検出ユニットを準備するステップと、撮像用レンズを所定の可動範囲内で移動させると共に、第1記憶部に単調信号データを記憶させ、第2記憶部に極大極小データを記憶させるステップと、位置検出ユニットにより検出された位置に基づいて、フランジバック調整又は画角調整を行うステップと、を有することを特徴としている。
さらに、本発明は、検出対象物の位置を検出する位置検出方法であって、所定の検出範囲内における検出対象物の変位に対し、単調に増加又は減少する単調信号を読み込むステップと、検出対象物の変位に対して正弦波状に変化する、互いに位相がずれた2つの正弦信号を読み込むステップと、読み込まれた単調信号及び予め検出され、記憶されていた検出対象物の位置に対する単調信号の値である単調信号データに基づいて、検出対象物が正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定するステップと、読み込まれた正弦信号及び予め検出され、記憶されていた各正弦信号の各周期における極大値及び極小値である極大極小データに基づいて、特定された周期内における検出対象物の位置を計算し、絶対的な位置を求めるステップと、を有することを特徴としている。
本発明の位置検出ユニット、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ、及びレンズユニットの製造方法、位置検出方法によれば、起動時において検出対象物を所定の基準位置まで移動させることなく、絶対的な位置を検出することができる。
本発明の実施形態によるカメラの概略断面図である。 位置検出ユニットに備えられている位置検出用マグネット及びMR素子を模式的に示す図である。 ポテンショメータ及びMR素子の出力信号を示す図である。 各センサの出力に基づいてズーム調整用レンズの絶対位置を検出する手順を示すフローチャートである。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の実施形態によるカメラを説明する。図1は本発明の実施形態によるカメラの概略断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態のカメラ1は、レンズユニット2と、カメラ本体4と、を有する。レンズユニット2は、レンズ鏡筒6と、このレンズ鏡筒の中に配置された複数の撮像用レンズ8と、ズーム調整用レンズ16と、ズーム調整用レンズ16を光軸方向に移動させるリニアアクチュエータ(図示せず)と、ズーム調整用レンズ16の位置を検出する位置検出ユニットと、を有する。
本発明の第1実施形態のカメラ1は、リニアアクチュエータ(図示せず)によりズーム調整用レンズ16を光軸方向に移動させながら、撮像素子10上に所望の画角で画像を形成することができるように構成されている。また、移動されたズーム調整用レンズ16の位置は、位置検出ユニットにより検出される。なお、本実施形態においては、ズーム調整用レンズ16は、1枚のレンズによって構成されているが、ズーム調整用レンズは、複数枚のレンズ群であっても良い。本明細書において、ズーム調整用レンズとは、画角を変化させるための1枚のレンズ及びレンズ群を含むものとする。
また、本実施形態においては、所望の位置に移動されたズーム調整用レンズ16の位置を位置検出ユニットにより検出しているが、本発明の位置検出ユニットを、フォーカス調整用レンズの位置を検出するために使用することもできる。
レンズユニット2は、カメラ本体4に取り付けられ、入射した光を撮像素子10に結像させるように構成されている。
概ね円筒形のレンズ鏡筒6は外レンズ鏡筒6aと内レンズ鏡筒6bから構成され、外レンズ鏡筒6aにはズーム調整用レンズ16が取り付けられている。外レンズ鏡筒6aは、内レンズ鏡筒6bに対して、光軸A方向に直線移動可能に構成されている。また、内レンズ鏡筒6bには複数の撮像用レンズ8(1枚のみ図示)が配置されており、それらのうちの一部のフォーカス調整用レンズを光軸A方向に移動させることによりピント調整を可能としている。
次に、図1乃至図4を参照して、位置検出ユニットを説明する。
図2は位置検出ユニットに備えられている位置検出用マグネット22及びMR素子24を模式的に示す図である。図3はポテンショメータ20及びMR素子24の出力信号を示す図である。図4は各センサの出力に基づいてズーム調整用レンズ16の絶対位置を検出する手順を示すフローチャートである。
図1に示すように、位置検出ユニットは、第1センサであるポテンショメータ20と、第2センサである位置検出用マグネット22、及びこれに対向するように配置されたMR素子24(磁気抵抗素子)と、第1、第2記憶部であるメモリ26と、各センサの検出値に基づいて、検出対象物であるズーム調整用レンズ16(レンズ鏡筒6)の位置を決定する位置演算部であるマイクロプロセッサ28と、を有する。
ポテンショメータ20は、外レンズ鏡筒6aの内側に配置された直線型のポテンショメータである。ポテンショメータ20のスライダ20aは、内レンズ鏡筒6bに係合されており、外レンズ鏡筒6aが内レンズ鏡筒6bに対して光軸A方向に変位すると、スライダ20aの位置が変化するように構成されている。また、ポテンショメータ20の出力信号は、スライダ20aの位置変化に比例して直線的に変化する。即ち、ポテンショメータ20の出力信号は、外レンズ鏡筒6aの変位に対し単調に増加又は減少する単調信号である。
図2に示すように、位置検出用マグネット22は、S極とN極が所定間隔で交互に着磁された細長い長方形状に構成されており、光軸Aに沿うように(光軸Aに平行に)内レンズ鏡筒6bの外周に取り付けられている。本実施形態においては、位置検出用マグネット22は、全長約9mmであり、一組のS極及びN極からなる1周期の長さが約460μmとなるように着磁されている。
MR素子24は、外レンズ鏡筒6aの内側に、位置検出用マグネット22に対向するように配置されている。MR素子24は、位置検出用マグネット22から作用する磁気により出力電圧が変化するように構成され、外レンズ鏡筒6aが内レンズ鏡筒6bに対して変位されると出力電圧は正弦波状に変化する。また、MR素子24は、A相及びB相の信号を出力するように構成されており、A相及びB相の信号は夫々正弦波状に変化する正弦信号であり、各相の信号は、常に約90゜位相がずれている。
図3は、ズーム調整用レンズ16の位置に対するポテンショメータ20の出力信号を上段に、MR素子24の出力信号を下段のグラフに示しており、各出力信号のうちメモリ26に記憶しておく信号の値を丸印で示している。
まず、カメラ1の初期調整時においては、外レンズ鏡筒6a(ズーム調整用レンズ16)を一方の機械的可動端(ワイド端)から他方の機械的可動端(テレ端)まで移動させる。これに伴い、ポテンショメータ20及びMR素子24の出力信号は、図3に示すように変化する。ポテンショメータ20の出力信号は、図3の上段に示すように、ズーム調整用レンズ16がワイド端からテレ端へ移動するにつれて直線的に単調に増加する。一方、MR素子24の出力信号は、図3の下段に示すように、A相、B相とも正弦波状に変化し、A相とB相は常に90゜位相がずれている。また、出力される正弦波状信号の周期は、位置検出用マグネット22の着磁ピッチ(一組のS極及びN極の着磁長さ)に一致している。
メモリ26には、初期調整時において、図3中に丸印で示されている点の値が記憶される。即ち、MR素子24から出力されるA相及びB相の信号は、夫々の極大値及び極小値が、極大極小データとしてメモリ26に記憶される。また、ポテンショメータ20の出力信号は、MR素子24のA相、B相信号の傾きが正であり、A相信号とB相信号の反転波形の値が等しくなる位置(図3における破線の位置)における値が、単調信号データとしてメモリ26に記憶される。なお、単調信号データは、正弦波状のA相、B相信号の1周期の区切りとなる任意の点で取ることができるが、単調信号データを、一方の正弦信号と、他方の正弦信号の反転波形が交差する位置において取得しておくことにより、後述するように、微動位置を簡単な計算で算出することができる。
また、ワイド端におけるポテンショメータ20の出力値もメモリ26に記憶される。さらに、ワイド端におけるA相信号及びB相信号の値に基づいて、図3における距離D0、即ち、ワイド端から1周期目の始まりまでの長さが計算され、この距離D0もメモリ26に記憶される。なお、A相信号及びB相信号に基づく距離の計算については後述する。
本実施形態においては、メモリ26として不揮発性のメモリが使用され、記憶された各値は電源がオフにされた後も保持される。また、メモリ26におけるポテンショメータ20の出力信号を記憶した部分は、単調信号の値を記憶した第1記憶部を構成し、MR素子24の出力信号を記憶した部分は、正弦信号の各周期における極大値及び極小値を記憶した第2記憶部を構成する。なお、本実施形態においては、図3において破線により区切られている1区間を、MR素子24から出力される正弦信号の1周期として演算を行っている。
次に、図4を参照して、マイクロプロセッサ28における各センサの出力値に基づく絶対位置の計算手順を説明する。
まず、上述した工場出荷前の初期調整時において、図3に丸印で示された各点の値がメモリ26に記憶されている。即ち、ポテンショメータ20出力の各点の値は、単調信号データP0、P1...PNとして、MR素子24のA相出力の各点の値は、極大極小データA0、A1...AXとして、B相出力の各点の値は、極大極小データB0、B1...BX−1として記憶されている。ここでは、一例として、図3においてX印で表す点の位置を計算する場合について説明する。
まず、図4のステップS1においては、ポテンショメータ20の出力POS、及びMR素子24のA相出力VA、B相出力VBが、マイクロプロセッサ28に読み込まれる。次に、ステップS2においては、ポテンショメータ20の出力POSと、メモリ26に記憶されているP0が比較される。POSがP0よりも小さい場合にはステップS4に進み、POSがP0以上である場合にはステップS3に進む。図3に示す例では、POSはP0以上であるため、ステップS3に進む。
ステップS3においては、周期の数nを1増加させ、ステップS2に戻る。次いで、ステップS2においては、周期の数nが1増加されているため、ポテンショメータ20の出力POSと、メモリ26に記憶されているP1が比較される。図3に示す例では、POSはP1以上であるため、ステップS3においてnが1増加され、続くステップS2においては、出力POSとP2(図3には図示せず)が比較される。出力POSはP2よりも小さいため、ステップS4に進む。
ステップS4においては、MR素子24のA相出力VA、B相出力VBに基づいて、微動位置、即ち、図3におけるP1からPOSまでの正確な距離D1が計算される。まず、A相出力VAの値は、メモリ26に記憶されているVA近傍の値であるA2、A3によって正規化される。即ち、A相出力VAは、次の数式(1)により正規化され、VANに変換される。
Figure 0005789895
ここで、
Figure 0005789895
である。
図3においては、MR素子24のA相出力波形は、理想的な正弦波形として描かれているが、実際にはA相出力波形は、各部で振幅が変化しており、また、波形の原点がオフセットしている。本実施形態においては、このような波形の誤差の影響を正規化により抑制している。即ち、正弦波形のオフセットの影響は、A相出力VAからVAzeroを減じることにより補正され、正弦波形の振幅の誤差は、VAppで除することにより補正される。
同様に、B相出力VBの値は、メモリ26に記憶されているVB近傍の値であるB2、B3によって正規化される。即ち、B相出力VBは、次の数式(2)により正規化され、VBNに変換され、誤差の影響が軽減される。
Figure 0005789895
ここで、
Figure 0005789895
である。
次に、計算されたVAN、VBNの値に基づいて1周期を4つの区間に場合分けすることにより距離D1を計算する。
即ち、VAN>−VBN、且つVAN>VBNの場合には、数式(3)により距離D1を計算する。
Figure 0005789895
ここで、DPは1周期の距離であり、この距離DPは、位置検出用マグネット22の着磁ピッチにより設定される既知の値である。
同様に、VBN>−VAN、且つVBN>VANの場合には、
Figure 0005789895
−VAN>VBN、且つ−VAN>−VBNの場合には、
Figure 0005789895
−VBN>−VAN、且つ−VBN>VANの場合には、
Figure 0005789895
により微動距離D1を計算する。
このように、正弦波状に変化するMR素子24の出力信号に基づいて、点POSが属する周期の始めから点POSまでの距離である微動距離D1を精度良く計算することができる。
次に、ステップS5においては、ステップS4において計算された微動距離D1を使用して、ズーム調整用レンズ16の絶対位置が計算される。即ち、ステップS5においては、数式(7)によりズーム調整用レンズ16の絶対位置が計算される。

(絶対位置)=距離D0+1周期の距離DP×周期数n+微動距離D1 (7)
数式(7)において、ワイド端から1周期目の始まりまでの距離D0は、初期調整時において予め計算され、メモリ26に記憶されている距離である。なお、距離D0は、ワイド端におけるA相出力VA、B相出力VB、及び1周期の距離DPに基づいて、ステップS4と同様の計算により求めることができる。また、図3に示す例では、点POSまでの間に含まれる周期の数は1である(図4のフローチャートにおいて、n=1のときステップS2からステップS4に移行した)ため、周期数n=1である。
このようにして計算される絶対位置は、ポテンショメータ20の出力信号のみに基づいて計算される絶対位置よりも極めて精度の高いものとなる。例えば、ワイド端からテレ端までの距離を10mm、この間のポテンショメータ20の電圧振幅を2Vとし、ポテンショメータ20の誤差、信号ノイズ等により、ポテンショメータ20の出力電圧に10mVの誤差が生じた場合、ポテンショメータ20の出力信号のみに基づいて計算される絶対位置には約50μmの誤差が混入することになる。これに対してMR素子24から出力される正弦波状の信号は、ズーム調整用レンズ16の全ストロークよりも極めて短い周期の変動を繰り返すため、変動の周期数と、1周期未満の微動距離を検出することにより、絶対位置に混入する誤差を1/10程度に抑制することができる。
さらに、本実施形態の位置検出ユニットにおいては、ポテンショメータ20の出力値と、メモリ26に予め記憶されている電圧値(P0、P1...PN)に基づいて、検出すべき位置が正弦波状信号の何周期目に位置するかを特定することができる。このため、工場出荷前の初期調整が行われた後は、起動時にズーム調整用レンズ16をワイド端又はテレ端に移動させることなく、直接、ズーム調整用レンズ16の絶対位置を精度良く検知することができる。
次に、周期数nの誤検出防止処理を説明する。
上記のように、本実施形態の位置検出ユニットにおいては、ポテンショメータ20の出力値に基づいて検出すべき位置が正弦波状信号の何周期目に位置するかを特定している。従って、検出すべき位置におけるポテンショメータ20の出力POSが、MR素子24の出力信号の周期の境界に近接している場合には、POSに含まれる僅かな誤差により、POSが属する周期が誤検知される虞がある。このため、本実施形態の位置検出ユニットにおいては、次のような誤検出防止処理を行っている。
まず、検出されたPOSが、メモリ26に記憶されている単調信号データ(P0、P1...PN)に近接している場合、例えば、
Figure 0005789895
であり、MR素子24の出力信号から計算された微動距離D1が、
Figure 0005789895
である場合には、POSの値は、POSが2周期目の初期に位置することを示し、このPOSの値から求められる周期数n=1となる。しかしながら、MR素子24から求められた微動距離D1の値は、検出すべき位置が1周期のうちの終期に位置することを示しているので、POSの値から求められた周期数n=1を誤検知と判断して、周期数nを0に訂正する。
同様に、
Figure 0005789895
であり、MR素子24の出力信号から計算された微動距離D1が、
Figure 0005789895
である場合には、POSの値は、POSが1周期目の終期に位置することを示し、このPOSの値から求められる周期数n=0となる。しかしながら、MR素子24から求められた微動距離D1の値は、検出すべき位置が1周期のうちの初期に位置することを示しているので、POSの値から求められた周期数n=0を誤検知と判断して、周期数nを1に訂正する。
このような誤検知防止処理を行うことにより、ポテンショメータ20出力の誤差による周期数の誤検知を防止することができる。
次に、本発明の実施形態によるレンズユニット2の製造方法を説明する。
まず、使用者が、カメラ1の電源スイッチ(図示せず)をオンにすると、カメラ1に内蔵されたマイクロプロセッサ28が図4に示すフローチャートを実行する。即ち、カメラ1に内蔵された位置検出ユニットが、ズーム調整用レンズ16の位置を検出する。まず、マイクロプロセッサ28は、ポテンショメータ20の出力信号と予めメモリ26に記憶されている単調信号データに基づいて、ズーム調整用レンズ16が、MR素子24から出力される正弦波状の正弦信号の何周期目に位置するかを特定する。さらに、マイクロプロセッサ28は、MR素子24から出力されるA相、B相信号、及び予めメモリ26に記憶されている極大極小データに基づいて、特定された周期内におけるズーム調整用レンズ16の微動位置D1を計算し、ズーム調整用レンズ16の絶対的な位置を求める。求められたズーム調整用レンズ16の位置は、カメラ1の制御に利用される。
本実施形態の位置検出ユニットにおいては、ポテンショメータ20の出力信号に基づいてズーム調整用レンズ16が位置する周期を特定しているので、カメラ1の起動後、ズーム調整用レンズ16を機械的な可動端へ移動させることなく、初めから正確なズーム調整用レンズ16の絶対位置を検知することができる。
また、使用者が、カメラ1のズーム調整用ボタン(図示せず)を操作すると、カメラ1に内蔵されたリニアアクチュエータ(図示せず)が外レンズ鏡筒6aを駆動し、ズーム調整用レンズ16を移動させる。ズーム調整用レンズ16が移動されると、位置検出ユニットは、再びズーム調整用レンズ16の位置を検出する。なお、本実施形態においては、位置検出ユニットは、ズーム調整用レンズ16が移動される度にポテンショメータ20の出力信号を使用して、絶対位置を検出しているが、変形例として、絶対位置を一度検出した後は、ポテンショメータ20の出力信号を使用せずに絶対位置を検出しても良い。この場合には、絶対位置が検出された後の、MR素子24の出力信号を監視し、検出された絶対位置から移動された正弦波状信号の周期数をカウントすることにより、ズーム調整用レンズ16が位置する周期を特定する。
次に、本発明の実施形態によるカメラ1の製造方法を説明する。
まず、外レンズ鏡筒6a、内レンズ鏡筒6b、撮像用レンズ8、ズーム調整用レンズ16及び位置検出ユニットを準備し、レンズユニット2を組立てる。さらに、カメラ本体4を準備し、カメラ本体4と組立てたレンズユニット2と組み合わせて、カメラ1を組立てる。次に、撮像用レンズの1つであるズーム調整用レンズ16を外レンズ鏡筒6aと共に移動させ、単調信号データ及び極大極小データをメモリ26に記憶させる。
次に、位置検出ユニットを使用して画角調整を行う。まず、レンズユニット2内のフォーカス調整用の撮像用レンズ8を、無限遠位置に移動させる。この状態で撮像素子10上に画像を形成し、形成された画像がズームレンズの設計上のワイド端の画角となる位置に、ズーム調整用レンズ16を移動させる。移動されたズーム調整用レンズ16の絶対位置を位置検出ユニットにより検出し、検出された絶対位置をメモリ26に記憶させる。カメラ1は、ズーム調整用ボタン(図示せず)によりワイド端が指定された場合には、メモリ26に記憶された絶対位置までズーム調整用レンズ16を移動させるように構成されている。
また、本実施形態の位置検出ユニットは、フォーカス調整用レンズの位置検出にも使用することができる。位置検出ユニットを使用して、ズーム調整用レンズ及び/又はフォーカス調整用レンズの絶対位置を検出することにより、カメラのフランジバック調整を行うこともできる。
本発明の実施形態の位置検出ユニットによれば、ポテンショメータ20によって検出された単調信号及びメモリ26に記憶された単調信号データに基づいて正弦信号の周期が特定されるので、起動時において検出対象物であるズーム調整用レンズ16を所定の基準位置である機械的な可動端まで移動させることなく、絶対的な位置を検出することができる。
また、本実施形態の位置検出ユニットによれば、ズーム調整用レンズ16の変位により正弦信号が生成されるように、MR素子24と、位置検出用マグネット22が使用されているので、互いに位相がずれた2つの正弦信号を、簡単に、精度良く生成することができる。
さらに、本実施形態の位置検出ユニットによれば、2つの正弦信号は、互いにほぼ90゜位相がずれているので、2つの正弦信号に基づいて、特定された周期内におけるズーム調整用レンズ16の位置を精度良く計算することができる。
また、本実施形態の位置検出ユニットによれば、単調信号データは、MR素子24から出力された一方の正弦信号(A相信号)と、他方の正弦信号(B相信号)の反転波形が交差する位置において取得されているので、特定された周期内におけるズーム調整用レンズ16の位置を、数式(1)乃至(6)により、簡単に計算することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。
特に、上述した実施形態においては、本発明の位置検出ユニットをデジタルカメラに適用していたが、撮像用の交換レンズユニット、任意のフィルムカメラ、ビデオカメラ等に本発明を適用することができる。また、上述した実施形態においては、本発明の位置検出ユニットを、ズーム調整用レンズの絶対位置検出に適用していたが、フォーカスレンズの位置検出の他、任意の位置検出に本発明を適用することができる。さらに、上述した実施形態においては、正弦波状の信号を出力するセンサとして、MR素子を使用していたが、MR素子の他、GMR素子、AMR素子、及び光学式センサ等、任意のセンサを使用することができる。
また、上述した実施形態においては、A相信号及びB相信号に基づいて、数式(1)乃至(6)を使用して微動位置D1を計算していたが、2つの正弦信号に基づいて他の任意の演算により微動位置D1を計算することもできる。さらに、上述した実施形態においては、カメラを工場から出荷する前にズーム調整用レンズを移動させ、単調信号データ及び極大極小データをメモリに記憶させていたが、各データの取得及び記憶は、使用者が最初にカメラを起動した際に自動的に行われ、その後、各データがメモリに保持されるように本発明を構成することもできる。
1 本発明の実施形態のカメラ
2 レンズユニット
4 カメラ本体
6 レンズ鏡筒
6a 外レンズ鏡筒
6b 内レンズ鏡筒
8 撮像用レンズ
10 撮像素子
16 ズーム調整用レンズ(検出対象物)
20 ポテンショメータ(第1センサ)
20a スライダ
22 位置検出用マグネット(第2センサ)
24 MR素子(第2センサ)
26 メモリ(第1、第2記憶部)
28 マイクロプロセッサ(位置演算部)

Claims (6)

  1. 検出対象物の位置を検出する位置検出ユニットであって、
    所定の検出範囲内における上記検出対象物の変位に対し、単調に増加又は減少する単調信号を出力する第1センサと、
    上記検出対象物の変位に対して正弦波状に変化する、互いに位相がずれた2つの正弦信号を出力する第2センサと、
    上記検出対象物の位置に対する上記単調信号の値である単調信号データを記憶するための第1記憶部と、
    上記各正弦信号の各周期における極大値及び極小値である極大極小データを記憶するための第2記憶部と、
    上記第1センサによって検出された単調信号及び上記第1記憶部に記憶された単調信号データに基づいて、上記検出対象物が正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定すると共に、上記第2センサによって検出された2つの正弦信号及び上記第2記憶部に記憶された極大極小データに基づいて、上記特定された周期内における上記検出対象物の位置を計算し、絶対的な位置を求める位置演算部と、を有し、
    上記2つの正弦信号は、互いにほぼ90゜位相がずれており、上記単調信号データは、上記第2センサから出力された一方の正弦信号と、他方の正弦信号の反転波形が交差する位置において取得され、上記第1記憶部に記憶されることを特徴とする位置検出ユニット。
  2. さらに、S極とN極が所定間隔で交互に着磁された位置検出用マグネットを有し、上記第2センサは、上記検出対象物の変位と共に上記位置検出用マグネットに対する位置が変化するように配置され、上記検出対象物の変位により正弦信号を出力する請求項1記載の位置検出ユニット。
  3. 撮像用のレンズユニットであって、
    レンズ鏡筒と、
    このレンズ鏡筒の内部に、光軸方向に移動可能に配置された撮像用レンズと、
    この撮像用レンズの光軸方向の位置を検出する請求項1又は2に記載の位置検出ユニットと、
    を有することを特徴とするレンズユニット。
  4. 撮像用のカメラであって、
    カメラ本体と、
    請求項記載のレンズユニットと、
    を有することを特徴とするカメラ。
  5. カメラの製造方法であって、
    所定の可動範囲内における撮像用レンズの光軸方向の変位に対し、単調に増加又は減少する単調信号を出力する第1センサと、
    上記撮像用レンズの変位に対して正弦波状に変化する、互いにほぼ90゜位相がずれた2つの正弦信号を出力する第2センサと、
    上記撮像用レンズの位置に対する上記単調信号の値である単調信号データを記憶するための第1記憶部と、
    上記各正弦信号の各周期における極大値及び極小値である極大極小データを記憶するための第2記憶部と、
    上記第1センサによって検出された単調信号及び上記第1記憶部に記憶された単調信号データに基づいて、上記撮像用レンズが正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定すると共に、上記第2センサによって検出された2つの正弦信号及び上記第2記憶部に記憶された極大極小データに基づいて、上記特定された周期内における上記撮像用レンズの位置を計算し、絶対的な位置を求める位置演算部と、
    を有する位置検出ユニットを準備するステップと、
    上記撮像用レンズを上記所定の可動範囲内で移動させると共に、上記第2センサから出力された一方の正弦信号と、他方の正弦信号の反転波形が交差する位置において取得された上記単調信号データを上記第1記憶部に憶させ、上記第2記憶部に上記極大極小データを記憶させるステップと、
    上記位置検出ユニットにより検出された位置に基づいて、フランジバック調整又は画角調整を行うステップと、
    を有することを特徴とするカメラの製造方法。
  6. 検出対象物の位置を検出する位置検出方法であって、
    所定の検出範囲内における上記検出対象物の変位に対し、単調に増加又は減少する単調信号を読み込むステップと、
    上記検出対象物の変位に対して正弦波状に変化する、互いにほぼ90゜位相がずれた2つの正弦信号を読み込むステップと、
    読み込まれた上記単調信号及び上記2つの正弦信号のうちの一方の正弦信号と他方の正弦信号の反転波形が交差する位置において予め検出され、記憶されていた上記検出対象物の位置に対する上記単調信号の値である単調信号データに基づいて、上記検出対象物が正弦波状に変化する正弦信号の何周期目に位置するかを特定するステップと、
    読み込まれた上記正弦信号及び予め検出され、記憶されていた上記各正弦信号の各周期における極大値及び極小値である極大極小データに基づいて、上記特定された周期内における上記検出対象物の位置を計算し、絶対的な位置を求めるステップと、
    を有することを特徴とする位置検出方法。
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