JP5779775B2 - 換気装置の取付構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の発明は、円筒形状のケースの両開口部にそれぞれファンカバー及びフィンガガードを螺着させた構造のものである。このため、換気扇が回転中であっても、容易にファンカバーやフィンガガードをケースから取り外すことができ、危険であるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決し、安全に換気扇を交換することができる換気装置の取付構造を提供することを目的とする。
電気機器収納用箱の取付面に形成された換気用開口から前記箱内に埋め込まれるように換気装置を取付けた換気装置の取付構造であって、
前記換気装置は、回転する羽根部を有する換気扇と、通風部が構成され、前記換気扇の吸気口もしくは排気口の一方を保護するファンカバーと、
通風部が構成され、前記換気扇の前記ファンカバーと対向する位置に、前記ファンカバーを取付可能な換気扇保護部材とを有し、
前記ファンカバーと前記換気扇保護部材との取り外しを可能にする操作部と、前記操作部の操作を抑制する操作抑制部とが形成されており、
前記換気装置が前記換気用開口に取り付けられている状態において、前記ファンカバーと前記換気扇保護部材の取り外しを行う前記操作部は前記換気用開口よりも外側にあり、前記操作抑制部である前記取付面によって隠されている構造とすることにより、
前記換気装置が前記換気用開口に取り付けられている状態では、前記ファンカバーは前記換気扇保護部材から取り外し不能に構成されている一方で、前記換気装置が換気用開口から取り外された状態では、前記ファンカバーは前記換気扇保護部材から取り外し可能に構成されていることを特徴とする。
前記枠部の裏面側に係止部が形成され、
前記側板部の先端部に前記係止部と係止する被係止部が形成され、
前記ファンカバーに形成した操作部が前記換気扇保護部材から離れる方向に押圧されると、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除されるように構成されていることを特徴とする。
これにより、換気装置全体が換気用開口に取り付けられている状態では、前記係止部と前記被係止部との係止状態を解除することができず、ファンカバーを換気扇保護部材から取り外すことができない。また、換気装置全体を換気用開口から取り外せば、ファンカバーに形成した操作部を換気扇保護部材から離れる方向に押圧するだけで、ファンカバーを取り外すことができるので、作業性に優れる。
以下に図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態(第1の実施形態)を示す。図1において、900は電気機器収納用箱であり、100は第1の実施形態の換気装置である。なお、電気機器収納用箱900には、開閉可能又は着脱可能に扉900cが取り付けられ、この扉900cを開けることにより、電気機器収納用箱900の内部にアクセスすることができるようになっている。
図2や図4に示されるように、ファンカバー10は、略板状であり、枠状の枠部10aと、この枠部10aの内側に形成された通風部10bが一体に構成されている。枠部10aは、換気用開口900bよりも大きく形成されている。図6に示されるように、枠部10aの対向する辺の裏側には、換気扇保護部材30の開口部30dと係止する係止凹部10hが形成されている。この係止凹部10hについては、後で詳細に説明する。通風部10bには、多数の連通孔が形成されていて、通風可能となっている。図に示される実施形態では、通風部10bは、ハニカム形状であるが、四角孔が多数連通形成された形状等であっても差し支え無い。或いは、通風部10bを枝葉形状として、換気装置100の内部を見えにくくなるようにしても差し支え無い。
図2や図4に示される実施形態では、枠部10aの一方の辺の中央に1つの係合部10cが形成され、枠部10aの他方の辺の前記係合部10cと対向しない位置に2つの係合部10cが形成されている。これは、敢えて、換気装置100を換気用開口900bから取り外しにくい構造とし、不用意に換気装置100が換気用開口900bから外れてしまうことを防止するためである。
図4〜図6に示されるように、本実施形態では、換気扇20は、扁平円筒体の両端に取付用のフランジ部が形成された筐体20aと、この筐体20aの内部に回転可能に軸着された羽根部20bと、羽根部20bに回転力を付与するモータ20cとから構成されている。筐体20aの外側には、モータ20cと電気的に接続している接続端子20dが設けられている。接続端子20dは、換気扇20の外側に向けて突出している。このため、接続端子20dに接続されるブロック状のコネクタ800aが換気扇20の外側に向かって突出する。
換気扇保護部材30は、換気扇20を電気機器収納用箱900内に埋め込んだ状態で保護または保持し、換気扇20の吸気口または排気口に形成されたファンカバー10と取付可能に形成されるものである。つまり、換気扇保護部材30はファンカバー10と対向する位置に取り付けるものである。本実施形態では、換気扇保護部材30は、図4に示されるように、板状の通風部30aと、通風部30aの少なくとも対向する一対の外縁辺から上方に(通風部30aの形成方向と略直交する方向に)延出された側板部30bとから構成されたケース形状である。本実施形態では側板部30bは、通風部30aの全ての外縁辺から上方に延出形成されている。通風部30aには、孔状又はスリット状の通気孔が多数連通形成され、指など侵入できないように形成している。換気扇保護部材30の内部に換気扇20が収納され、換気扇20の筐体20aの下側開口部に対向する位置に、通風部30aが位置しているので、作業者が電気機器収納用箱900の内部にアクセスした際に、回転する羽根部20bへの指等の接触が防止される。側板部30bの少なくとも何れか一つの面には、電源コード挿通口30cが形成されている。
図6及び図7を用いて、ファンカバー10と換気扇保護部材30との取付構造について説明する。図6や図7に示されるように、対向する一対の枠部10aの外縁からは、係止片10iが垂下形成されている。係止片10iは、外側に弾性的に変形可能となっている。図7に示されるように、係止片10iの下端には、内側に突出した係止突起10jが形成されている。係止突起10jの上部には、内側に向かって徐々に低くなるように傾斜した傾斜面10kが形成されている。枠部10a及び係止片10iにより囲まれる空間により、係止凹部10hが形成されている。
図9を用いて、第2の実施形態の換気装置200について、第1の実施形態の換気装置100と異なる点について説明する。第2の実施形態は、ネジ40で、ファンカバー10を換気扇保護部材30に取り付けた構造である。具体的には、当接片30fに下孔30iが形成され、これに対応する位置の枠部10aの裏側にネジ孔10mが形成される。ファンカバー10と換気扇保護部材30の分離を行う操作部であるネジ40が下孔30iを挿通した状態でネジ孔10mに螺着している。なお、ネジ40は皿ネジであり、下孔30iは皿ネジのネジ頭に対応した形状となっているので、ネジ40のネジ頭が当接片30fの下面から突出しない。換気装置200が換気用開口900b取り付けられている状態では、ファンカバー10と換気扇保護部材30の取付部である下孔30i、ネジ孔10m、及び、ネジ40は、枠部10aの裏面と換気用開口900bの周縁の取付面900aとの間に位置し、操作部となるネジ40の頭部が操作抑制部となる取付面900aで遮蔽されているので、換気装置200を換気用開口900bから取り外さなければ、ファンカバー10を取り外すことができない。
図10を用いて、本発明の参考形態の換気装置300について、第1の実施形態の換気装置100と異なる点について説明する。この参考形態では、換気扇保護部材30の側板部30bの内側に形成された係止部凹部30jに、ファンカバー10の枠部10aから垂下形成された係止脚部10nが係止し、ファンカバー10が換気扇支持部材30に取り付けられる。具体的には、係止脚部10nの先端には、外側に係止部となる係止突起10pが形成されていて、係止突起10pが係止凹部30jに係止する。ファンカバー10が換気扇支持部材30に取り付けられている状態では、係止脚部10nは側板部30bと換気扇20の間に挟まれているので、係止突起10pが外側から押されても、係止突起10pの移動が換気扇20により阻止され、係止突起10pと係止凹部30jの係止状態を解除することができない。また、換気用開口900bに取り付けられた状態では、取付面900aにより側板部30bが換気扇20と反対方向に広がることを抑制するため、係止状態を解除することができない。このため、換気装置300が換気用開口900bに取り付けられた状態では、ファンカバー10を換気扇保護部材30から取り外すことができない。なお、ファンカバー10を換気扇保護部材30から取り外すには、換気装置300を電気機器収納用箱900から取り外し、側板部30を外側に拡げて、係止突起10pと係止凹部30jの係止状態を解除することにより行われる。第1及び第2実施施例の取付面900aはねじ、押圧部などの操作部の操作を抑制させる操作抑制部であるが、本参考形態の取付面900aは側板部30bの動作を抑制する動作抑制部となる。動作抑制部となる取付面900aが側板部30bを押圧する状態となるために係止突起10pが側板部30bの係止凹部30jより係止を外せないものである。
図11から図13に第3の実施形態の換気装置400について示す。第3の実施形態の換気装置400について、第1の実施形態の換気装置100と異なる点について説明する。図11及び図12において、枠部10aに、係合部10cが一つの辺のみに形成されている。第1の実施形態と比較して幅広に形成した係合部10cとなっている。係合部10cを幅広に形成することにより、電気機器収納用箱900に換気装置400を安定して保持できるため、係合部10cを設けた枠部10aと対向する位置に形成した枠部10aにも係合部10cを設けることなく保持できるものである。また、換気扇保護部材30の通風部30aと側板部30bとを傾斜をもたせた連結部30kが形成されており、連結部30kには通風のための開口が形成されている。これにより、通風経路が側部にも設けられると共に換気扇20と通風部30aの距離が連結部30k分離すことができるため、換気扇20と換気扇保護部材30の干渉がなくなるため、干渉時に生じる騒音を低減させることができるものである。
10a 枠部
10b 通風部
10c 係合部
10d 固定片
10e 可動片
10f 係合突起
10g 操作部
10h 係止凹部
10i 係止片
10j 係止突起
10k 傾斜面
10m ネジ孔
10n 係止脚
10p 係止突起
10q 換気扇固定部
10r 係合突起
10s 押圧部
20 換気扇
20a 筐体
20b 羽根部
20c モータ
20d 接続端子
30 換気扇保護部材
30a 通風部
30b 側板部
30c 電源コード挿通口
30d 開口部
30e 被係止部
30f 当接片
30g 傾斜片
30h 被係止片
30i 下孔
30j 係止凹部
30k 連結部
30m 補強部
30n 補強部
30p ノックアウト部
40 ネジ
50 換気扇保護部材
50a 下孔
50b 通風孔
100 第1の実施形態の換気装置
200 第2の実施形態の換気装置
300 参考形態の換気装置
400 第3の実施形態の換気装置
800 電源コード
800a コネクタ
900 電気機器収納用箱
900a 取付面
900b 換気用開口
900c 扉
Claims (2)
- 電気機器収納用箱の取付面に形成された換気用開口から前記箱内に埋め込まれるように換気装置を取付けた換気装置の取付構造であって、
前記換気装置は、回転する羽根部を有する換気扇と、通風部が構成され、前記換気扇の吸気口もしくは排気口の一方を保護するファンカバーと、
通風部が構成され、前記換気扇の前記ファンカバーと対向する位置に、前記ファンカバーを取付可能な換気扇保護部材とを有し、
前記ファンカバーと前記換気扇保護部材との取り外しを可能にする操作部と、前記操作部の操作を抑制する操作抑制部とが形成されており、
前記換気装置が前記換気用開口に取り付けられている状態において、前記ファンカバーと前記換気扇保護部材の取り外しを行う前記操作部は前記換気用開口よりも外側にあり、前記操作抑制部である前記取付面によって隠されている構造とすることにより、
前記換気装置が前記換気用開口に取り付けられている状態では、前記ファンカバーは前記換気扇保護部材から取り外し不能に構成されている一方で、前記換気装置が換気用開口から取り外された状態では、前記ファンカバーは前記換気扇保護部材から取り外し可能に構成されていることを特徴とする換気装置の取付構造。 - 前記枠部の裏面側に係止部が形成され、
前記側板部の先端部に前記係止部と係止する被係止部が形成され、
前記ファンカバーに形成した操作部が前記換気扇保護部材から離れる方向に押圧されると、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置の取付構造。
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