JP5778399B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、管状の接続部に接続される管継手に関する。
近年、低コスト化や軽量化を目的として、管体に接続する管継手の本体(以下、「継手部材」とする)を樹脂によって形成することが多くなっている。
一般的な継手部材には、この継手部材を接続する鋼管等の管体(以下、「第1管体」とする)から送り込まれる水や湯等の流体が通過する流路(貫通孔)が設けられており、流路の末端側の内壁には雌ねじ状の管用ねじ(以下、「管用雌ねじ」とする)が形成されている。
そして、第1管体の先端部に形成された雄ねじ状の管用ねじ(以下、「管用雄ねじ」とする)を継手部材の管用雌ねじに捩じ込んで締め付けることにより、継手部材の流路と第1管体とを連通させ、第1管体に継手部材を接続する。
また、継手部材の先端部を樹脂管等の管体(以下、「第2管体」とする)の中空部に挿入することにより、継手部材の流路と第2管体とを連通させ、継手部材に第2管体を接続する。
しかし、第1管体の管用雄ねじを継手部材の管用雌ねじに捩じ込む際に締め付け過ぎると、継手部材に形成されている管用雌ねじのねじ山が潰れたり、継手部材が捩じ切れたり、継手部材が第1管体の管用雄ねじに強く押し広げられて材軸方向に割れたりして、継手部材が破損してしまい、これによって、管継手が使用できなくなったり、第1管体から送り込まれる流体が管継手から漏れたりすることが懸念される。
また、管継手の破損を懸念して、継手部材の管用雌ねじに対する第1管体の管用雄ねじの締め付けが十分になされない場合には、第1管体と継手部材との接続部における十分な止水性が期待できなくなってしまう。
特許文献1の合成樹脂製の継手は、ヘッダーの分岐口に継手を螺着する際、継手本体が過剰に捩じられて切断されてしまったときに、分岐口に残った継手本体に形成された六角形状の流路に六角レンチを嵌め込み回転させて、この継手本体を分岐口から取り外すことができるようにしたものである。
しかし、特許文献1の合成樹脂製の継手は、継手を螺着する際に継手本体が破損してしまうのを防ぐものではない。
特開2004−245373号公報
本発明は係る事実を考慮し、管状の接続部に管継手を接続する際に管継手の本体が破損するのを防ぐことができる管継手を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、管状の接続部に接続される管継手において、合成樹脂製の管状部材と、前記管状部材の外周に設けられ、前記管状部材の管軸方向に互いに引っ張ることで前記管状部材と着脱可能に構成された外部材と、前記外部材に与えた回転力を前記管状部材へ伝達し前記管状部材に対して前記接続部を捩じ込んで接続することにより前記接続部と前記管状部材とを連通させるとともに、所定値よりも大きい回転力が前記外部材から前記管状部材へ伝達されるときに壊れて該伝達を遮断する回転力伝達部と、を有する管継手である。
請求項1に記載の発明では、合成樹脂製の管状部材、外部材及び回転力伝達部を有する管継手が、管状の接続部に接続される。外部材は、管状部材の外周に設けられている。また、回転力伝達部は、外部材に与えた回転力を管状部材へ伝達し、管状部材に対して管状の接続部を捩じ込んで接続することにより管状の接続部と管状部材とを連通させる。さらに、回転力伝達部は、所定値よりも大きい回転力が外部材から管状部材へ伝達されるときに、外部材から管状部材への回転力の伝達を遮断する。
よって、外部材に回転力を与えることにより、この回転力が回転力伝達部により管状部材に伝達され、管状の接続部に対して管状部材が回転する。これにより、管状部材に対して管状の接続部を捩じ込んで接続することができる。
ここで、例えば、スパナなどの工具等で外部材を締め付けることによって外部材に回転力を与える場合、過剰に締め付け過ぎて所定値よりも大きい回転力が外部材から管状部材へ伝達されるときには、回転力伝達部によりこの回転力の伝達が遮断される。
これにより、所定値よりも大きい回転力が管状部材に作用するのを防ぐことができるので、管状部材が破損するのを防ぐことができ、管継手が使用できなくなったり、送り込まれる流体が管継手から漏れたりするのを防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、前記回転力伝達部は、前記外部材及び前記管状部材の少なくとも一方に設けられた突起部材と、前記外部材及び前記管状部材の少なくとも他方に設けられ前記突起部材が収容される収容部と、を備え、所定値よりも大きい回転力が前記外部材から前記管状部材へ伝達されるときに前記外部材の前記突起部材又は前記収容部が壊れる
請求項2に記載の発明では、回転力伝達部が、突起部材と、突起部材が収容される収容部とを有している。突起部材は、外部材及び管状部材の少なくとも一方に設けられており、収容部は、外部材及び管状部材の少なくとも他方に設けられている。
よって、外部材に与えた回転力は、突起部材と収容部との間で伝達されて管状部材に達し、管状の接続部に対して管状部材が回転する。これにより、管状部材に対して管状の接続部を捩じ込んで接続することができる。
また、所定値よりも大きい回転力が外部材から管状部材へ伝達されるときには、突起部材が折れて突起部材と収容部との間で回転力が伝達されなくなる。
よって、簡単なキー構造により回転力伝達部を構成することができ、また、突起部材の形状や強度等の設定によって、突起部材が折れるタイミング(回転力の大きさ)を調整することができる
本発明は上記構成としたので、管状の接続部に管継手を接続する際に管継手の本体が破損するのを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る管継手を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る継手部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る管状部材及び外部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る管継手を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る回転力伝達部の変形例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る回転力伝達部の変形例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る回転力伝達部の変形例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る回転力伝達部の変形例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る継手部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る継手部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る継手部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るブロック部材を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るブロック部材の変形例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るブロック部材の変形例を示す正面図である。
図を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の実施形態である管継手について説明する。
図1の斜視図に示すように、管継手10は、管継手本体としての継手部材12と、後に説明する第2接続部16に設けられたキャップ部材18とによって構成されている。そして、この管継手10を介して、例えば、給水器、給湯器等の設備機器(不図示)に繋がれて水、湯等を供給する鋼管等の管体(以下、「第1管体20」とする)と、給水用樹脂管、給湯用樹脂管等の管体(以下、「第2管体22」とする)とを連結する。
図2及び図3の斜視図に示すように、継手部材12は、合成樹脂製の管状部材24と、金属製の外部材26とによって構成されている。図2には、管状部材24と外部材26とによって組み立てられた継手部材12が示され、図3には、継手部材12を管状部材24と外部材26とに分解した状態が示されている。
図3に示すように、管状部材24は、第1管体20から送り込まれる水、湯等の流体が通る流路としての貫通孔28を有する管状の部材であり、管状部材24の材軸方向に対して、第1管体20へ接続される側が第1接続部14、第2管体22へ接続される側が第2接続部16となっている。第1接続部14の外径は、第2接続部16の外径よりも大きくなっている。
外部材26は円筒状の部材であり、図2の状態において、管状部材24の第1接続部14が外部材26の内側に収容されている。すなわち、管状部材24(第1接続部14)の外周に外部材26が設けられている。この状態において、第1接続部14の外周面と、外部材26の内周面との間に隙間を有していてもよいが、この隙間は、外部材26の中空部に第1接続部14を挿入できる限りにおいて出来るだけ小さくするのが好ましい。
図3に示すように、外部材26の後方端部(第1管体20に接続する側の端部)の外周面には、スパナ等の工具によって外部材26を回せるように、スパナ等の工具を噛み合わせることができるナット部30が外部材26と一体に設けられている。
また、図4の斜視図に示すように、第1接続部14の内周面には、第1管体20の端部に形成されたテーパ状の雄ねじが捩じ込まれるテーパ状の雌ねじ32が形成されている。
図2及び図3に示すように、外部材26の前方端部(第2管体22が接続される側の端部)には、外部材26の内周面から内側へ突出するように、図1において第2管体22側から管継手10を見た正面視にて台形の板材によって形成された突起部材34が設けられている。
また、第1接続部14の端面36には、図2の状態において、突起部材34が収容される収容部としての凹部38が形成されている。すなわち、突起部材34と凹部38とによって、キー構造による回転力伝達部40が構成されている。なお、突起部材34と凹部38との間に隙間を有してもよいが、突起部材34と凹部38との間で効率よく回転力を伝達させるために、突起部材34と凹部38との間の隙間はできるだけ小さい方が好ましい。
管状の接続部としての第1管体20の端部へ管継手10を接続する場合には、図4に示すように、第1管体20の中空部と管状部材24の貫通孔28とが連通するように、第1管体20の端部の材軸と管状部材24の材軸とを略一致させるとともに、第1管体20の先端部に第1接続部14の雌ねじ32の端部を接触させる。そして、第1管体20の端部の材軸に対して回転しないように第1管体20の端部を固定した状態で、スパナ等の工具や手などを用いて管状部材24の材軸に対してナット部30を回転させることにより、外部材26に回転力を与える。
このとき、外部材26に与えられた回転力は、突起部材34と凹部38との間で伝達されて管状部材24の第1接続部14に達し、第1管体20の端部に対して第1接続部14が回転する。
これにより、管状部材24の雌ねじ32に対して第1管体20の端部(雄ねじ)が捩じ込まれて、第1管体20の中空部と管状部材24の貫通孔28とが連通した状態で、第1管体20に継手部材12(第1接続部14)が接続される。そして、さらに、外部材26に回転力を与えて、第1管体20の端部(雄ねじ)に対して継手部材12(第1接続部14)を締め付け、第1管体20の端部へ管継手10を確実に接続する。
また、管継手10へ第2管体22の端部を接続する場合には、図1に示すように、第2管体22の中空部へ管状部材24の第2接続部16を挿入し、キャップ部材18によって第2接続部16に第2管体22を固定する。
このようにして、第1管体20に管継手10を接続し、管継手10に第2管体22を接続することにより、管継手10を介して、第1管体20と、第2管体22とが連結される。
次に、本発明の実施形態である管継手の作用及び効果について説明する。
図4で示したように、管状部材24の材軸に対してナット部30を回転させて外部材26に回転力を与えることにより、外部材26に与えられた回転力は、回転力伝達部40を構成する突起部材34と凹部38との間で伝達されて管状部材24の第1接続部14に達し、第1管体20の端部に対して第1接続部14が回転する。これにより、管状部材24の雌ねじ32に対して第1管体20の端部(雄ねじ)が捩じ込まれて、第1管体20に継手部材12(第1接続部14)を接続することができる。
ここで、例えば、スパナなどの工具等により外部材26のナット部30を過剰に締め付けて所定値よりも大きい回転力が外部材26から管状部材24へ伝達されるときには、突起部材34の略根元部分がせん断して折れ、突起部材34と凹部38との間で回転力が伝達されなくなる。すなわち、回転力伝達部40により外部材26から管状部材24への回転力の伝達が遮断されるので、所定値よりも大きい回転力が管状部材24に作用することを防ぐことができる。
例えば、外部材26から管状部材24へ伝達された場合に管状部材24が破損してしまう回転力の大きさを所定値とすれば、第1管体20の端部(雄ねじ)に対して継手部材12(第1接続部14)を過剰に締め付けたときに、管状部材24が破損するのを防ぐことができるので、管継手10が使用できなくなったり、第1管体20から送り込まれる流体が継手部材12から漏れたりするのを防ぐことができる。なお、管状部材24の破損としては、例えば、管状部材24の雌ねじ32のねじ山が潰れたり、管状部材24が捩じ切れたり、管状部材24の第1接続部14が第1管体20のテーパ状の雄ねじにより強く押し広げられて材軸方向に割れたりすること等が考えられる。
また、突起部材34及び凹部38による簡単なキー構造により回転力伝達部40を構成することができ、また、突起部材34の形状、材質、強度等の設定、又は外部材26への突起部材34の固定方法によって、外部材26から管状部材24への回転力の伝達が遮断されるタイミング(回転力の大きさ)を調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、本発明の実施形態では、第1管体20の端部にテーパ状の雄ねじを形成し、この雄ねじが捩じ込まれるテーパ状の雌ねじ32を第1接続部14の内周面に形成した例を示したが、第1管体20の端部と、第1接続部14の内周面とには、管用ねじが形成されていればよい。
例えば、図4で示したように、第1管体20の端部と、第1接続部14の内周面とに管用テーパねじを形成してもよいし、第1管体20の端部と、第1接続部14の内周面とに管用平行ねじを形成してもよい。また、第1管体20の端部に管用テーパねじを形成し、第1接続部14の内周面に管用平行ねじを形成してもよいし、第1管体20の端部に管用平行ねじを形成し、第1接続部14の内周面に管用テーパねじを形成してもよい。
また、本発明の実施形態では、回転力伝達部40を構成する突起部材34が、正面視にて台形状に形成されている例を示したが、所定値よりも大きい回転力が外部材26から管状部材24へ伝達されるときに突起部材34がせん断して折れれば、突起部材34はどのような形状や大きさであってもよいし、どのような材質であってもよい。例えば、図5の拡大図に示すように、外部材26の内周面から内側へ突出するように設けられ正面視にて矩形の板材によって形成された突起部材42と、第1接続部14の端面36に形成され突起部材42が収容される凹部44とによって回転力伝達部46を構成するようにしてもよいし、図6の拡大図に示すように、突起部材42の根元に切り欠き48を形成してせん断し易くしてもよい。この場合、切り欠き48の切り欠き量を調整することによって、外部材26から管状部材24への回転力の伝達が遮断されるタイミング(回転力の大きさ)を調整することができる。
また、本発明の実施形態では、外部材26の内周面に突起部材34が設けられている例を示したが、所定値よりも大きい回転力が外部材26から管状部材24へ伝達されるときにせん断して折れれば、突起部材34は、外部材26の内周面にどのような方法で設けられてもよい。例えば、削り出しにより、突起部材34を有するように外部材26を形成してもよいし、接着剤等によって外部材26の内周面に突起部材34を固定してもよい。また、例えば、図7の拡大図に示すように、正面視にて矩形の板材によって形成された突起部材50と、第1接続部14の端面36に形成され突起部材50の略半分が収容される凹部52と、外部材26の端面56に形成され突起部材50の略半分が収容される凹部54とによって回転力伝達部58を構成するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、回転力伝達部40が、外部材26に設けられた突起部材34と、管状部材24に設けられた収容部としての凹部38とによって構成されている例を示したが、回転力伝達部は、外部材及び管状部材の少なくとも一方に設けられた突起部材と、外部材及び管状部材の少なくとも他方に設けられた収容部とを有していればよい。
例えば、図8の拡大図に示すように、管状部材24の第1接続部14の外周面から外側へ突出するように設けられた突起部材60と、外部材26の端面56に形成され突起部材60が収容される凹部62とによって、回転力伝達部64を構成するようにしてもよい。また、例えば、図5の回転力伝達部46と図8の回転力伝達部64とを組み合わせて用いてもよい。
また、例えば、図9の斜視図に示すように、突起部材68と、この突起部材68が挿入される収容部としての貫通孔70とによって回転力伝達部を構成するようにしてもよい。突起部材68は、第1接続部14の端面36から前方へ(第1接続部14から第2接続部16へ向かって)突出するように設けられた棒状の部材であり、根元に切り欠き66が形成されている。貫通孔70は、外部材26の前方端部に外部材26の内周面から内側へ突出するように設けられた正面視にて略半円形状の板部材72に形成されている。
また、本発明の実施形態では、突起部材34及び凹部38によるキー構造によって回転力伝達部40を構成した例を示したが、回転力伝達部は、外部材に与えた回転力を管状部材へ伝達するとともに、所定値よりも大きい回転力が外部材から管状部材へ伝達されるときにこの伝達を遮断するものであればよい。例えば、回転力伝達部を、図10の斜視図に示す回転力伝達部74や、図11の斜視図に示す回転力伝達部76のような構成にしてもよい。
図10に示すように、回転力伝達部74は、管状部材24の第1接続部14にナット状に形成された外周部78と、この外周部78が嵌合されるように外部材26に形成された内周部80とによって構成されている。また、外周部78付近に位置する内周部80(破損部82)は、外周部78よりも強度が弱くなっている。これにより、外部材26に与えた回転力は、内周部80と外周部78との間で伝達されて管状部材24へ達するとともに、所定値よりも大きい回転力が外部材26から管状部材24へ伝達されるときに、破損部82が壊れてこの伝達を遮断することができる。
図11に示すように、回転力伝達部76は、管状部材24の第1接続部14の外周に設けられた外部材としての金属製のブロック部材84、86によって構成されている。ブロック部材84、86は、第1接続部14の材軸に対して点対称となるように配置されており、スパナ等の工具を噛み合わせて回せるようになっている。
図12の拡大図に示すように、ブロック部材84、86は、接着剤Qによって第1接続部14の外周面に固定されている。これにより、ブロック部材84、86に与えた回転力は、管状部材24へ伝達されるとともに、所定値よりも大きい回転力がブロック部材84、86から管状部材24へ伝達されるときに、第1接続部14の外周面からブロック部材84、86が取れてこの伝達を遮断することができる。
また、例えば、ブロック部材84、86は、合成樹脂によって管状部材24の第1接続部14と一体に形成してもよい。この場合、図13に示すように、ブロック部材84、86の根元に切り欠き88を形成し、せん断によって第1接続部14の外周面からブロック部材84、86が取れ易くなるようにしてもよい。また、図14に示すように、ブロック部材84、86の根元に複数のスリット90を形成し、せん断によって第1接続部14の外周面からブロック部材84、86が取れ易くなるようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、外部材26を金属製とした例を示したが、他の材料によって形成してもよく、例えば、外部材26を樹脂によって形成してもよい。
また、本発明の実施形態では、第1管体20の端部へ管継手10を接続する例を示したが、管継手10を接続する対象は、管状の接続部であればよい。例えば、配管を分岐するヘッダーの分岐口の端部へ管継手10を接続してもよい。
また、本発明の実施形態では、外部材26から管状部材24へ伝達された場合に管状部材24が破損してしまう回転力の大きさを所定値とする例を示したが、外部材26から管状部材24へ伝達された場合に管状部材24が破損してしまう回転力の大きさよりも小さい値を所定値としてもよい。
また、本発明の実施形態の管継手10は、所定値よりも大きい回転力が外部材から管状部材へ伝達されるときにこの伝達を遮断することにより、継手部材12(管状部材24)が破損するのを防ぐものであるが、例えば、外部材から管状部材への回転力が遮断されるまで第1管体20の端部(雄ねじ)に対して継手部材12(第1接続部14)を締め付けて、第1管体20の端部へ管継手10を確実に接続するための締め付けトルク管理を行なうようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 管継手
24 管状部材
26 外部材
34、42、50、60、68 突起部材
38、44、52、62 凹部(収容部)
40、46、58、64、74、76 回転力伝達部
70 貫通孔(収容部)
84、86 ブロック部材(外部材)

Claims (2)

  1. 管状の接続部に接続される管継手において、
    合成樹脂製の管状部材と、
    前記管状部材の外周に設けられ、前記管状部材の管軸方向に互いに引っ張ることで前記管状部材と着脱可能に構成された外部材と、
    前記外部材に与えた回転力を前記管状部材へ伝達し前記管状部材に対して前記接続部を捩じ込んで接続することにより前記接続部と前記管状部材とを連通させるとともに、所定値よりも大きい回転力が前記外部材から前記管状部材へ伝達されるときに壊れて該伝達を遮断する回転力伝達部と、
    を有する管継手。
  2. 前記回転力伝達部は、
    前記外部材及び前記管状部材の少なくとも一方に設けられた突起部材と、
    前記外部材及び前記管状部材の少なくとも他方に設けられ前記突起部材が収容される収容部と、を備え、
    所定値よりも大きい回転力が前記外部材から前記管状部材へ伝達されるときに前記外部材の前記突起部材又は前記収容部が壊れる、請求項1に記載の管継手。
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