JP5778050B2 - 製管装置 - Google Patents

製管装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5778050B2
JP5778050B2 JP2012019494A JP2012019494A JP5778050B2 JP 5778050 B2 JP5778050 B2 JP 5778050B2 JP 2012019494 A JP2012019494 A JP 2012019494A JP 2012019494 A JP2012019494 A JP 2012019494A JP 5778050 B2 JP5778050 B2 JP 5778050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
strip
pipe
joiner
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012019494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013155863A (ja
Inventor
敏 神谷
敏 神谷
柳川 正和
正和 柳川
賢俊 篠原
賢俊 篠原
Original Assignee
株式会社クボタ工建
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ工建 filed Critical 株式会社クボタ工建
Priority to JP2012019494A priority Critical patent/JP5778050B2/ja
Publication of JP2013155863A publication Critical patent/JP2013155863A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5778050B2 publication Critical patent/JP5778050B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)

Description

本発明は、管内で長尺の帯状体を螺旋状に巻回して、接合条片で接合することにより、管状体を製作する製管装置に関する。
製管装置として、たとえば、特許文献1および特許文献2に開示されたものがある。これらは、管内で長尺の帯状体を螺旋状に巻回して、接合条片で接合することにより、管状体を製作する。長尺の帯状体としては、ストリップが用いられている。特許文献2では、接合条片として、ジョイナが用いられている。
特許文献1では、ストリップ送出しローラ、ストリップ寄せ器、およびハンマあるいは押圧ローラを管内で螺旋状に管軸方向へ進行させて行く。そして、ストリップ送出しローラにより、ストリップを管内面へ送りながら、螺旋状に巻回する。また、ストリップ寄せ器により、ストリップを螺旋リードが詰まる方向へ寄せる。さらに、ハンマあるいは押えローラにより、接合条片の両側縁に形成された凸状嵌合部を、ストリップの隣り合う巻回側縁に形成された凹状嵌合部(接合耳部)に嵌合する。
特許文献2では、送りユニットと嵌合ユニットとを、ガイドフレームと低速移動ユニットと走行駆動車輪ユニットなどにより、管内で螺旋状に管軸方向へ進行させて行く。そして、送りユニットにより、ストリップとジョイナとを管内面へ押し付けながら、螺旋状に巻回する。また、嵌合ユニットに設けたサイドガイドローラにより、ストリップをジョイナ側へ寄せながら、嵌合ユニットに設けた接合ローラにより、ジョイナの両側縁に形成された凸状嵌合部を、ストリップの隣り合う巻回側縁に形成された凹状嵌合部に嵌合する。
ストリップとジョイナ(または接合条片)は、高い剛性を有しているので、嵌合部同士を嵌合させるには、強い力で押し付ける必要がある。しかしながら、従来のように、1つの嵌合手段(ハンマまたはローラ)で、ジョイナの両側縁に形成された凸状嵌合部を、ストリップの隣り合う巻回側縁に形成された凹状嵌合部に一度に押し付けようとすると、力が十分に加わらず、一方または両方が確実に嵌合されないおそれがある。
特に、幅の大きいジョイナを用いた場合は、嵌合手段の幅も大きくしなければならず、押し付け力が分散し易くなり、嵌合部同士を嵌合し難くなる。また、ストリップの隣り合う巻回側縁に段差が生じている場合は、1つの嵌合手段により、ジョイナの両側縁およびストリップの隣り合う巻回側縁のうち、嵌合手段に近い方にある嵌合部同士しか嵌合されない蓋然性が大きい。
特開平7−100927号公報 特開2006−35596号公報
本発明の課題は、接合条片と帯状体の両側縁の嵌合部同士を確実に嵌合することができる製管装置を提供することである。
本発明では、長尺な帯状体の送りユニットと、長尺な接合条片の嵌合ユニットとを、管内で後方から前方へ螺旋状に管軸方向へ進行させて、送りユニットにより、帯状体を管内面へ送りながら螺旋状に巻回して、嵌合ユニットにより、接合条片の両側縁に形成された嵌合部を、帯状体の隣り合う巻回側縁に形成された嵌合部に嵌合することにより、該隣り合う巻回側縁を接合条片で接合して、管内に管状体を製作する製管装置において、嵌合ユニットに、接合条片の前方側の側縁近傍を管の内面側へ押圧して、接合条片の前方側の嵌合部を帯状体の隣り合う巻回側縁の前方側の嵌合部に嵌合させる前方用嵌合手段と、接合条片の後方側の側縁近傍を管の内面側へ押圧して、接合条片の後方側の嵌合部を帯状体の隣り合う巻回側縁の後方側の嵌合部に嵌合させる後方用嵌合手段と、を設ける。
上記によると、前方用と後方用の嵌合手段が別個独立に設けられている。このため、前方用嵌合手段により、接合条片の前方側の側縁近傍を押圧して、接合条片の前方側の嵌合部を帯状体の隣り合う巻回側縁の前方側の嵌合部に確実に嵌合することができる。また、後方用嵌合手段により、接合条片の後方側の側縁近傍を押圧して、接合条片の後方側の嵌合部を帯状体の隣り合う巻回側縁の後方側の嵌合部に確実に嵌合することができる。よって、接合条片と帯状体の両側縁の嵌合部同士を確実に嵌合することが可能となる。
また、本発明では、上記製管装置において、前方用嵌合手段と後方用嵌合手段を管の周方向へずらすのが好ましい。
これにより、前後の一方にある嵌合手段により接合条片と帯状体の嵌合部同士を嵌合してから、前後の他方にある嵌合手段により接合条片と帯状体の嵌合部同士を嵌合することができる。このため、接合条片と帯状体の嵌合部同士をより確実に嵌合することが可能となる。
また、本発明では、上記製管装置において、管の周方向に対して、前方用嵌合手段の両側に後方用嵌合手段をそれぞれ設けるのが好ましい。
これにより、螺旋状に巻回された帯状体の表面の曲率が変化しても、前方用嵌合手段とこれの少なくとも一方側にある後方用嵌合手段を、接合条片と帯状体の表面に接触させて、これらの嵌合部同士を確実に嵌合することが可能となる。
また、本発明では、上記製管装置において、各嵌合手段を独立で管軸方向と平行に揺動可能にするのが好ましい。
これにより、螺旋状に巻回された帯状体の表面が凸凹していたり傾斜していたりしても、該表面の凹凸や傾斜に対して、各嵌合手段を追随させることができる。そして、嵌合手段による接合条片と帯状体の嵌合部同士の嵌合を、より確実にすることが可能となる。
さらに、本発明では、上記製管装置において、嵌合ユニット全体を管軸方向と平行に揺動可能にするのが好ましい。
これにより、螺旋状に巻回された帯状体の傾斜に対して、嵌合ユニット全体を追随させることができる。そして、嵌合手段による接合条片と帯状体の嵌合部同士の嵌合を、より一層確実にすることが可能となる。
本発明によれば、接合条片と帯状体の両側縁の嵌合部同士を確実に嵌合することができる製管装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る製管装置の側面図である。 図1の製管装置の正面図である。 ストリップとジョイナの断面図である。 嵌合ユニットの正面図である。 嵌合ユニットの側面図である。 嵌合ユニットの底面図である。 嵌合ユニットの動作図である。 嵌合ユニットの動作図である。 嵌合ユニットの動作図である。 嵌合ユニットの動作図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
製管装置100は、たとえば、既設管Pの内面にライニングを施すライニング工法の一工程で使用される。製管装置100は、既設管P内でストリップ1を螺旋状に巻回して、ジョイナ2で接合することにより、管状体を製作する。
ストリップ1およびジョイナ2は、硬質塩化ビニルなどの合成樹脂から成る。ストリップ1およびジョイナ2は、図1に示すように、長尺で帯状に形成されていて、高い剛性を有している。
図3(a)に示すように、ストリップ1の裏面には、突起状のアンカ1aが所定の間隔で複数形成されている。ストリップ1の両側縁1dには、凹凸状の嵌合部1cが形成されている。アンカ1aと嵌合部1cは、ストリップ1の全長に渡って延びるように設けられている。
図3(b)に示すように、ジョイナ2の中央には、溝2aが形成されている。ジョイナ2の両側縁2dの裏面側には、突起状のリブ2bと凹凸状の嵌合部2cとが形成されている。嵌合部2cの凹部には、シール材2eが設けられている。溝2a、リブ2b、嵌合部2c、およびシール材2eは、ジョイナ2の全長に渡って延びるように設けられている。
ストリップ1を螺旋状に巻回して、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの嵌合部1cに、図3(c)に示すように、ジョイナ2の両側縁2dの嵌合部2cを嵌合することにより、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dがジョイナ2によって接合される。ストリップ1は、本発明の「帯状体」の一例である。ジョイナ2は、本発明の「接合条片」の一例である。
図1および図2に示すように、製管装置100のボディ10には、操作ユニット3、走行ユニット5、および旋回ユニット4、および駆動源18が備わっている。作業者は、操作ユニット3に設けられたレバーやボタンなどを操作して、製管装置100を運転する。駆動源18は、たとえば、減速機付の電動モータやエアーモータから成る。
走行ユニット5は、駆動源18の動力を伝達して、車輪15を回転させることにより、製管装置100を既設管Pの管軸方向へ走行させる。図1では、右側が製管装置100の前進方向である。
旋回ユニット4は、駆動源18の動力を伝達して、回転軸7a、7bを軸周りに回転させることにより、回転軸7bに連結されたアーム11、12、13、14を既設管Pの管軸周りに旋回させる。図2では、時計回りがアーム11、12、13、14の旋回方向である。
アーム11の先端には、嵌合ユニット20が連結されている。アーム12の先端には、送りユニット40が連結されている。アーム13、14の先端には、それぞれ案内ユニット50が連結されている。
製管装置100は、走行ユニット5により走行しながら、旋回ユニット4によりアーム11〜14を旋回させることにより、各ユニット20、40、50を既設管P内で螺旋状に管軸方向へ進行(図1で右方へ前進)させる。
案内ユニット50には、複数のローラが設けられている(符号省略)。案内ユニット50は、既設管P内で螺旋状に管軸方向へ進行しながら、外部から既設管P内に送り込まれたストリップ1をローラ間に通して、送りユニット40へ案内する。
送りユニット40には、複数のローラと電動モータと伝達機構などが設けられている(符号省略)。送りユニット40は、既設管P内で螺旋状に管軸方向へ進行しながら、案内ユニット50から案内されたストリップ1をローラ間に通して、既設管Pの内面へ所定の角度で送り出す。これにより、ストリップ1が、既設管P内で螺旋状に巻回される。
また、送りユニット40がストリップ1を既設管Pの内面へ送り出すことにより、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dが所定の間隔に寄せられる。当該所定の間隔は、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの嵌合部1cに、ジョイナ2の両側縁2dの嵌合部2cを嵌合可能な間隔に設定されている。
これ以外に、ストリップ寄せ手段を別途設けて、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dを所定の間隔に寄せるようにしてもよい。
図4および図5に示すように、アーム11の先端部11aには、嵌合ユニット20のベース21が固定されている。アーム11には、図2に示すように、シリンダ16が内蔵されている。このシリンダ16の圧力でアーム11の先端部11aが伸張することにより、嵌合ユニット20は既設管Pの内面側へ付勢されている。
ベース21には、軸22を介して大ホルダ23が取り付けられている。軸22は、図4に一点鎖線で示すアーム11および嵌合ユニット20の中心軸上に設けられている。軸22の両側の大ホルダ23上には、ボルト71が立設されている。
大ホルダ23の下方には、図4および図5に示すように、ねじ棒72とナット73を介して、3つの小ホルダ24a、24b、24cが取り付けられている。各小ホルダ24a、24b、24cには、軸25a、25b、25cを介して、ハウジング26a、26b、26cが取り付けられている。
各ハウジング26a、26b、26cの下方には、軸27a、27b、27cを介して、ローラ28a、28b、28cが保持されている。各軸27a、27b、27cは、既設管Pの管軸方向と平行に設けられている。
各ローラ28a、28b、28cは、ジョイナ2およびストリップ1の表面上を転動する。図4および図6に示すように、各ローラ28a、28b、28cの両側にあるボルト74は、各ハウジング26a、26b、26cの両端部を貫通している。
図1、図4、および図6に示すように、ローラ28bは、嵌合ユニット20の中心(図4および図6の一点鎖線)から、製管装置100の前方(図1、図4、および図5で右方)に所定量ずれた位置に設けられている。ローラ28a、28cは、嵌合ユニット20の中心から、製管装置100の後方(図1、図4、および図6で左方)に所定量ずれた位置に設けられている。
各ローラ28a、28b、28cは、図2に示すように、既設管Pの周方向に所定間隔でずれた位置に設けられている。ローラ28a、28cは、既設管Pの周方向に対して、ローラ28bの両側に設けられている。詳しくは、アーム11に伴う嵌合ユニット20の旋回方向(図2で時計回り)に対して、ローラ28bの前方にローラ28aが設けられ、ローラ28bの後方にローラ28cが設けられている。
ローラ28bは、本発明の「前方用嵌合手段」の一例である。ローラ28a、28cは、本発明の「後方用嵌合手段」の一例である。
各ローラ28a、28b、28cは、独立で各軸25a、25b、25cを中心として、既設管Pの管軸方向(図4で左右方向)と平行に、揺動可能になっている。この各ローラ28a、28b、28cの揺動量は、ボルト74の上端が各小ホルダ24a、24b、24cに当接することにより、所定角度に制限されている。
嵌合ユニット20(ベース21と軸22以外)は、軸22を中心として、既設管Pの管軸方向と平行に、揺動可能になっている。この嵌合ユニット20の揺動量は、ボルト71の上端がベース21に当接することにより、所定角度に制限されている。
嵌合ユニット20は、既設管P内で螺旋状に管軸方向へ進行しながら、ローラ28a、28b、28cにより、ジョイナ2の表面を既設管Pの内面側へ押圧して、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの嵌合部1cに、ジョイナ2の両側縁2dの嵌合部2cを嵌合させる。
詳しくは、送りユニット40によりストリップ1が送り出されて、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dが所定の間隔に寄せられると、図7(a)に示すように、該隣り合う巻回側縁1d上にジョイナ2が送り込まれて、嵌合ユニット20が接近して来る。ジョイナ2は、図1で製管装置100の後方(左側)から鋼管6、8内を通して供給される。
そして先ず、図7(b)に示すように、ローラ28aが、ジョイナ2上を転動しながら、ジョイナ2の後方側(図7で左方)の側縁2d近傍を既設管Pの内面側へ押圧して、ジョイナ2の後方側の嵌合部2cを、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの後方側の嵌合部1cに嵌合して行く。
続いて、図7(c)に示すように、ローラ28bが、ジョイナ2上を転動しながら、ジョイナ2の前方側(図7で右方)の側縁2d近傍を既設管Pの内面側へ押圧して、ジョイナ2の前方側の嵌合部2cを、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの前方側の嵌合部1cに嵌合して行く。
ローラ28cは、ジョイナ2およびストリップ1の後方側にある側縁2d、1d近傍の表面上を転動して行く。
また、図2に示すように、既設管Pの管頂部の内面にスペーサ19が設置されている場合、螺旋状に巻回されたストリップ1の表面の曲率がスペーサ19の近傍で変化する。
このストリップ1の表面の曲率の変化により、図8(a)に示すように、旋回方向に対して、前方のローラ28aと中央のローラ28bがストリップ1やジョイナ2の表面に接触して、後方のローラ28cがストリップ1やジョイナ2の表面から浮いた状態になることがある。また、図8(b)に示すように、旋回方向に対して、前方のローラ28aがストリップ1やジョイナ2の表面から浮いて、中央のローラ28bと後方のローラ28cがストリップ1やジョイナ2の表面に接触した状態になることがある。
図8(a)の状態になった場合は、図7に示したように、先ず、ローラ28aがジョイナ2とストリップ1の後方側の嵌合部2c、1c同士を嵌合して行く。そして続いて、ローラ28bがジョイナ2とストリップ1の前方側の嵌合部2c、1c同士を嵌合して行く。
図8(b)の状態になった場合は、ローラ28aがジョイナ2とストリップ1の後方側の嵌合部2c、1c同士を嵌合できない。このため、先ず、ローラ28bがジョイナ2とストリップ1の前方側の嵌合部2c、1c同士を嵌合して行く。そして続いて、ローラ28cがジョイナ2とストリップ1の後方側の嵌合部2c、1c同士を嵌合して行く。
また、既設管Pに段差やカーブなどがあると、螺旋状に巻回されたストリップ1の表面が凸凹したり傾斜したりする。
その場合、図9(a)、(b)に示すように、各ローラ28a、28b、28cが、ジョイナ2やストリップ1の表面に接触して、それぞれ軸25a、25b、25cを中心に揺動し、ローラ28a、28b、28cの表面がジョイナ2やストリップ1の表面と平行になる。
また、図10に示すように、ローラ28a、28b、28cが、ジョイナ2やストリップ1の表面に接触して、嵌合ユニット20全体が軸22を中心に揺動し、ローラ28a、28b、28cの表面がジョイナ2やストリップ1の表面と平行になる。
そして、ジョイナ2やストリップ1の表面と平行になった各ローラ28a、28b、28cが、ジョイナ2の両側縁近傍を押圧して、ジョイナ2の嵌合部2cをストリップ1の嵌合部1cに嵌合させて行く。
上記のように嵌合ユニット20で、ストリップ1の隣り合う巻回側縁1dをジョイナ2により接合することで、図1に示すように、既設管P内にストリップ1とジョイナ2から成る管状体200が製作される。
上記実施形態によると、嵌合ユニット20に嵌合手段として、前方用のローラ28bと後方用のローラ28a、28cとを別個独立に設けている。このため、前方用のローラ28bにより、ジョイナ2の前方側の側縁2d近傍を押圧して、ジョイナ2の前方側の嵌合部2cをストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの前方側の嵌合部1cに確実に嵌合することができる。また、後方用のローラ28a、28cにより、ジョイナ2の後方側の側縁2d近傍を押圧して、ジョイナ2の後方側の嵌合部2cをストリップ1の隣り合う巻回側縁1dの後方側の嵌合部1cに確実に嵌合することができる。よって、幅の大きいジョイナ2を用いた場合でも、ジョイナ2とストリップ1の両側縁2d、1dの嵌合部2c、1c同士を確実に嵌合することが可能となる。
また、上記実施形態では、前方用のローラ28bと後方用のローラ28a、28cを既設管Pの周方向へずらしている。このため、前方用のローラ28bまたは後方用のローラ28a、28cのうち、一方によりジョイナ2とストリップ1の嵌合部2c、1c同士を嵌合してから、他方によりジョイナ2とストリップ1の嵌合部2c、1c同士を嵌合することができる。このため、ジョイナ2とストリップ1の嵌合部2c、1c同士をより確実に嵌合することが可能となる。
また、上記実施形態では、既設管Pの周方向に対して、前方用のローラ28bの両側に後方用のローラ28a、28cをそれぞれ設けている。このため、螺旋状に巻回されたストリップ1の表面の曲率が変化しても、前方用のローラ28bとこれの少なくとも一方側にある後方用のローラ28a、28cを、ジョイナ2とストリップ1の表面に接触させて、両側縁2d、1dの嵌合部2c、1c同士を確実に嵌合することが可能となる。
また、上記実施形態では、各ローラ28a、28b、28cを独立で既設管Pの管軸方向と平行に揺動可能にしている。このため、螺旋状に巻回されたストリップ1の表面が凸凹していたり傾斜していたりしても、該表面の凹凸や傾斜に対して、各ローラ28a、28b、28cを追随させることができる。そして、ローラ28a、28b、28cによるジョイナ2とストリップ1の嵌合部2c、1c同士の嵌合を、より確実にすることが可能となる。
さらに、上記実施形態では、嵌合ユニット20全体を既設管Pの管軸方向と平行に揺動可能にしている。このため、螺旋状に巻回されたストリップ1の傾斜に対して、嵌合ユニット20全体を追随させることができる。また、ローラ28a、28b、28cの可動範囲を拡大することができる。そして、ローラ28a、28b、28cによるジョイナ2とストリップ1の嵌合部2c、1c同士の嵌合を、より一層確実にすることが可能となる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態では、前方用嵌合手段として1つのローラ28bを設け、後方用嵌合手段として2つのローラ28a、28cを設けた例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。これ以外に、たとえば、前方用嵌合手段として2つ以上のローラを設けたり、後方用嵌合手段として1つまたは3つ以上のローラを設けたりしてもよい。
また、上記実施形態では、嵌合手段としてローラ28a、28b、28cを例に示したが、本発明はこれに限定するものではない。これ以外に、たとえば、ハンマやジグなどのようなものを、嵌合手段として用いるようにしてもよい。また、これらとローラを組み合わせて用いるようにしてもよい。いずれの嵌合手段においても、ジョイナ2やストリップ1との接触部分に、低摩擦部材を設けたり低摩擦加工を施したりして、ジョイナ2やストリップ1との滑りを良くするのが好ましい。
また、上記実施形態では、ローラ28a、28b、28cでジョイナ2を既設管Pの内面側へ押圧するために、シリンダ16の圧力で嵌合ユニット20全体を既設管Pの内面側へ付勢した例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。これ以外に、たとえば、ばねなどの弾性力で嵌合ユニット20全体またはローラ28a、28b、28cを既設管Pの内面側へ付勢するようにしてもよい。また、ばねやシリンダなどの付勢部材をローラ28a、28b、28c毎に設けて、各ローラ28a、28b、28cが独立でジョイナ2を既設管Pの内面側へ押圧できるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、既設管Pを更生するためのライニング工法の一工程に本発明を適用した例を挙げたが、これ以外の用途に対しても、本発明の製管装置100を適用することは可能である。
1 ストリップ(帯状体)
1c 嵌合部
1d 側縁
2 ジョイナ(接合条片)
2c 嵌合部
2d 側縁
20 嵌合ユニット
28b ローラ(前方用嵌合手段)
28a、28c ローラ(後方用嵌合手段)
40 送りユニット
100 製管装置
200 管状体
P 既設管

Claims (5)

  1. 長尺な帯状体の送りユニットと、長尺な接合条片の嵌合ユニットとを、管内で後方から前方へ螺旋状に管軸方向へ進行させて、
    前記送りユニットにより、前記帯状体を前記管内面へ送りながら螺旋状に巻回して、
    前記嵌合ユニットにより、前記接合条片の両側縁に形成された嵌合部を、前記帯状体の隣り合う巻回側縁に形成された嵌合部に嵌合することにより、
    前記隣り合う巻回側縁を前記接合条片で接合して、前記管内に管状体を製作する製管装置において、
    前記嵌合ユニットに、
    前記接合条片の前方側の側縁近傍を前記管の内面側へ押圧して、前記接合条片の前方側の前記嵌合部を前記帯状体の隣り合う巻回側縁の前方側の前記嵌合部に嵌合させる前方用嵌合手段と、
    前記接合条片の後方側の側縁近傍を前記管の内面側へ押圧して、前記接合条片の後方側の前記嵌合部を前記帯状体の隣り合う巻回側縁の後方側の前記嵌合部に嵌合させる後方用嵌合手段と、を設けた、ことを特徴とする製管装置。
  2. 請求項1に記載の製管装置において、
    前記前方用嵌合手段と前記後方用嵌合手段を前記管の周方向へずらした、ことを特徴とする製管装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の製管装置において、
    前記管の周方向に対して、前記前方用嵌合手段の両側に前記後方用嵌合手段をそれぞれ設けた、ことを特徴とする製管装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の製管装置において、
    前記各嵌合手段を独立で前記管軸方向と平行に揺動可能にした、ことを特徴とする製管装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の製管装置において、
    前記嵌合ユニット全体を前記管軸方向と平行に揺動可能にした、ことを特徴とする製管装置。
JP2012019494A 2012-02-01 2012-02-01 製管装置 Active JP5778050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012019494A JP5778050B2 (ja) 2012-02-01 2012-02-01 製管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012019494A JP5778050B2 (ja) 2012-02-01 2012-02-01 製管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013155863A JP2013155863A (ja) 2013-08-15
JP5778050B2 true JP5778050B2 (ja) 2015-09-16

Family

ID=49051251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012019494A Active JP5778050B2 (ja) 2012-02-01 2012-02-01 製管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5778050B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5832687B1 (ja) * 2015-05-11 2015-12-16 株式会社大阪防水建設社 ライニング装置
KR102143404B1 (ko) * 2016-03-31 2020-08-11 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 제관 장치 및 제관 방법
JP6927828B2 (ja) * 2017-09-27 2021-09-01 積水化学工業株式会社 製管装置および製管方法
JP7321078B2 (ja) * 2019-12-25 2023-08-04 株式会社クボタ建設 製管機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013155863A (ja) 2013-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5778050B2 (ja) 製管装置
JP5645977B2 (ja) 製管装置及び製管方法
KR101037773B1 (ko) 궤도형 파이프 자동용접장치
JP5110430B2 (ja) 加工用エンドレスベルトを使用するロボット式工作機械
US11602884B2 (en) Pipe-forming apparatus for spiral pipe and pipe-forming method thereof
CN104970496A (zh) 一种机械手音波拉链切断机及切断方法
KR101522721B1 (ko) 척 롤 타입의 파이프 코스타
CN202199639U (zh) 一种改进挤压效果的管材折弯机
JP2008200680A (ja) レール倣い台車および溶接装置
JP5778051B2 (ja) 製管装置
JP6242257B2 (ja) 製管機に備えられる支持機構、及び該支持機構を備えた製管機
JP2011110590A (ja) 溶接用ワイヤ送給装置
JP4471762B2 (ja) ライニング方法およびその装置
JP5774466B2 (ja) 製管工法および製管装置
JP7321078B2 (ja) 製管機
JP5824409B2 (ja) 更生管の製管方法
KR101623401B1 (ko) 팬터그래프 장치
JP5797730B2 (ja) 帯状部材の巻付け装置
JP5887195B2 (ja) 更生管の製管方法
JP2017127060A (ja) 管路の点検装置及び点検方法
JP6768455B2 (ja) 送りユニット及び製管機
JP5615079B2 (ja) レール頭頂面の削正装置
JP6242258B2 (ja) 製管機に備えられる支持機構、及び該支持機構を備えた製管機
JP5697960B2 (ja) シート状ゴム部材の接合装置
KR101927285B1 (ko) 각도 조절장치 및 이를 포함하는 배관 제조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20140918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5778050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350