JP5832687B1 - ライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空洞構造物の内周面に内張りされるライニング体と接続部材とを確実に係合できるライニング装置を提供する。【解決手段】ライニング装置1は、隣り合うライニング体2、2を接続部材3を介して連接するために、ライニング体2の側縁部の第1係合部25に接続部材3の両側縁部の第2係合部31を押し付けて係合させるものであって、隣り合うライニング体2の各第1係合部25を下面より支える支持部材40A、40Bを先端部に備えるアーム4A、4Bと、各アーム4A、4Bをアーム間が開閉可能なように基端部において支持する支持フレーム5A、5Bと、接続部材3の各第2係合部31を上側から押圧し、接続部材上を転動可能である押さえローラ6と、各支持フレーム5A、5Bと押さえローラ6との間に設けられ、押さえローラ6を各支持部材40A、40Bに対向する位置まで接近するように押さえローラ6を往復変位させる変位機構7とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、既設管などの空洞構造物の内周面に内張りされる複数のライニング体について隣り合う前記ライニング体を板状の接続部材を介して連接するのに使用するライニング装置に関するものである。
従来より、既設管を補修・補強する方法として、熱可塑性の合成樹脂材料によって形成された可撓性を有する帯状のライニング体を、筒状にして既設管の内周面に沿って複数並設するとともに、隣り合うライニング体同士を接続部材で連接することによって、筒状体を形成して、既設管内面にライニング(内張り)を施す工法が提案されている。ライニング体の両側縁部には条溝が形成され、一方、接続部材の両側縁部には凸条が形成されており、接続部材の各凸条がライニング体の各条溝に係合することで、ライニング体同士が連接されている。
そこで、本出願人は、特許文献1においてライニング体と接続部材とを係合するライニング装置を提案している。このライニング装置は、回転部材と、回転部材を回転可能に支持する支持部材とを備えており、回転部材が接続部材上を転動することで、接続部材の係合突起とライニング体の係合溝とを係合させている。
特開2014−37114号公報
しかし、上記のライニング装置を用いた場合、回転部材により接続部材側から力が加えられるので、ライニング体の係合溝が力の方向に支持されていない場合には、合成樹脂材料によって形成された接続部材やライニング体に変形が生じ、係合突起と係合溝とが位置ずれして係合しない場合があり、改善の余地がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、ライニング体と接続部材とを確実に係合できるライニング装置を提供することを目的とする。
本発明によるライニング装置は、空洞構造物の内周面に内張りされる複数のライニング体の隣り合う前記ライニング体を板状の接続部材を介して連接するために、隣り合う前記ライニング体の側縁部に沿って設けられている第1係合部に前記接続部材の両側縁部に沿って設けられている第2係合部をそれぞれ押し付けることにより係合させるものであって、隣り合う前記ライニング体の各第1係合部を下面より支えるための一対の支持部材を先端部に備える一対のアームと、各アームをアーム間が開閉可能なように基端部において支持する一対の支持フレームと、前記接続部材の各第2係合部を上側から押圧し前記接続部材上を転動可能である押さえローラと、各支持フレームと前記押さえローラとの間に設けられ押さえローラを各支持部材に対向する位置まで接近するように押さえローラを往復変位させる変位機構とを備えたものであり、上記の目的はこのライニング装置により達成される。
上記の構成によれば、変位機構により押さえローラを一対のアームから離した状態で、接続部材を押さえローラと一対のアームの間に位置させる。さらに、一対のアームをアーム間を閉じて隣り合うライニング体の第1係合部の間に上方から通した後、アーム間を開いて一対のアームに備えられた支持部材をライニング体の第1係合部の下方に位置させる。
そして、変位機構により押さえローラを支持部材に対向する位置まで接近するように押さえローラを変位させることで、接続部材の第2係合部がライニング体の第1係合部に押し付けられて係合する。
この状態において、押さえローラを接続部材上で転動させることで、接続部材の第2係合部が順次ライニング体の第1係合部に押し付けられて係合する。
このように、接続部材の第2係合部がライニング体の第1係合部に押し付けられる際に、一対のアームの先端部に設けられた一対の支持部材が隣り合うライニング体の各第1係合部を下面より支えているため、接続部材の第2係合部をライニング体の第1係合部に確実に係合させることができる。
また、接続部材の第2係合部がライニング体の第1係合部に押し付けられ、一対の支持部材が各第1係合部を下面より支えている状態で、押さえローラを接続部材上で転動させるため、接続部材の第2係合部を確実に順次ライニング体の第1係合部に押し付けることができる。
好ましい実施形態においては、前記支持フレーム間には、各前記アームを離れる方向へ付勢する弾性部材が設けられていることを特徴としている。
さらに好ましい実施形態においては、前記変位機構は、各支持フレームの一方の端部に一端部がそれぞれ回動自由に支持される一対の第1の揺動板と、各支持フレームの他方の端部に一端部がそれぞれ回動自由に支持される一対の第2の揺動板と、前記第1の揺動板の他端部と前記第2の揺動板の他端部との間をそれぞれ連結する一対の連結板とからなり、一方の第2の揺動板と前記連結板との連結部と他方の第2の揺動板と前記連結板との連結部との間に前記押さえローラが回動自由に支持されている。
本発明によるライニング装置は、前記押さえローラが各支持部材と対向する位置まで接近した状態を保持するロック機構をさらに備えている。
上記構成によれば、押さえローラが各支持部材と対向する位置まで接近した状態を保持しているので、押さえローラを接続部材上で転動させる際にも接続部材の第2係合部を確実に順次ライニング体の第1係合部に押し付けることが可能となる。
本発明に係るライニング装置によると、隣り合うライニング体を板状の接続部材を介して連接するのに、接続部材の第2係合部がライニング体の第1係合部に押し付けられる際に、一対のアームの先端部に設けられた一対の支持部材が隣り合うライニング体の各第1係合部を下面より支えているため、接続部材の第2係合部をライニング体の第1係合部に確実に係合させることができる。
本発明の一実施形態に係るライニング装置の側面図である。 図1のライニング装置の一部を省略した平面図である。 押さえローラを支持部材より離反させた状態のライニング装置を示す側面図である。 一対のアーム間及び支持フレーム間を閉じた状態を示す正面図である。 一対のアーム間及び支持フレーム間を開いた状態を示す正面図である。 押さえローラが接続部材とライニング体を係合させた状態を示す説明図である。 一対のアーム及び支持フレームに接続部材を通す方法を示す説明図である。 一対のアーム及び支持フレームに接続部材を通した状態を示す説明図である。 他の実施形態に係るライニング装置の側面図である。 他の実施形態に係るライニング装置の概略構成を示す正面図である。 ライニング体の断面図である。 ライニング体を空洞構造物内に配置した状態の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
本発明のライニング装置は、図12に示すような空洞構造物100の内周面に内張りされるライニング体2と隣りのライニング体2とを、板状の接続部材3を介して連接するのに用いるものである。
ここで、「空洞構造物」とは、新設及び既設を問わず、また、断面形状が円形及び非円形を問わず、トンネルなどの内部空間を有する構造物全般をいう。この点については、本明細書を通じて同様の意味である。また、本実施形態では、空洞構造部100は、4角に面取りされた部分102を有する断面視が略矩形状のものである。
また、本明細書において、空洞構造物100の内周面にライニング体2が内張りされた状態において、空洞構造物100の内周面側を下側、ライニング体2側及び接続部材3側を上側とする。
ライニング体2は、空洞構造物100の内面形状に適した断面視が略矩形の筒状に形成されており、空洞構造物100内の長さ方向に複数並設されている。隣り合うライニング体2、2の間には、ライニング体2、2を連接するための接続部材3が設けられている。ライニング体2は、例えば、図11に示すように、帯板状のライニング材20と、ライニング材20の一方の面上に一体に設けられる複数のリブ21と、補強材22と、結合材23とからなる。ライニング材20及びリブ21は合成樹脂製であり、補強材22及び結合材23は金属製である。このライニング材20を空洞構造物100の内周面に沿ってほぼ一周させ端部同士を締結部材(図示せず)により連結するか、または、熱融着により接着して筒状とする。
ライニング材20は、両側端部のリブ21の外側位置に、接続部材3を連結するための第1係合部25が設けられている。この実施例では、第1係合部25は長さ方向に一周する係合溝により構成されている。複数のリブ21は均等に配置され、ライニング材20の長さ方向に沿ってその全体に亘って設けられている。なお、筒状をなすライニング体2の角部26に当たる位置では、前記リブ21はV字状に切り欠かれている。
補強材22は、ライニング材20を補強するためのものであり、リブ21の内側に、ライニング材20の長さ方向に沿ってその全体に亘って設けられている。補強材22は断面視でコ字形状であり、2辺がライニング材20及びリブ21と接している。なお、本実施形態のように、空洞構造物100が角部101を有する場合には、補強材22は、ライニング体2の側面部27と角部26とで別部材(図示せず)で構成し、これらを組み合わせて構成される。
結合材23は、円筒状の筒状部材28A内に丸棒状の棒状部材28Bが挿入された構成のものである。筒状部材28Aは、リブ21及び補強材22に形成された貫通孔を貫通している。棒状部材28Bは、両端部または一方の端部にネジ部を有し、筒状部材28Aから突き出るネジ部にナット29を螺合することで、結合材23は補強材22及びリブ21を一体的に結合している。
接続部材3は、図4〜図8に示すように、帯板状の本体部30と、本体部30の幅方向の両側縁部に形成された第2係合部31とを備えている。この実施例では、第2係合部は長さ方向に沿う係合突起により構成されており、第2係合部31が隣り合うライニング体2、2の第1係合部25と係合することで、隣り合うライニング体2、2を連接している。
図中、32は本体部30に一体形成されたリブ32であり、均等間隔で配置されている。各リブ32は、本体部30の長さ方向に沿ってその全体に亘って設けられている。
接続部材3は合成樹脂製であり、空洞構造物100の内周面に沿ってほぼ一周させ、端部同士を締結部材(図示せず)により連結するか、または、熱融着により接着して筒状とする。
図1〜図8に示すライニング装置1は、隣り合うライニング体2、2の側縁部に沿って設けられている第1係合部25に接続部材3の両側縁部に沿って設けられている第2係合部31をそれぞれ押し付けることにより、第1係合部25と第2係合部31とを係合させるものである。
この実施例のライニング装置1は、図1〜図5に示すように、一対の支持部材40A、40Bを備えた一対のアーム4A、4Bと、各アーム4A、4Bをアーム4A、4B間が開閉可能なように支持する一対の支持フレーム5A、5Bと、接続部材3の各第2係合部31を上側から押圧しつつ接続部材3上を転動させる押さえローラ6と、各支持フレーム5A、5Bと押さえローラ6との間に設けられ押さえローラ6を各支持部材40A、40Bに対向する位置まで接近するように押さえローラ6を往復変位させる変位機構7と、押さえローラ6が各支持部材40A、40Bと対向する位置まで接近した状態を保持するロック機構8とを備えている。
なお、以下の説明においては、図2の左右方向をライニング装置1の幅方向、図1、図3の上方向、下方向をライニング装置1の上方向、下方向、図1、図3の右方向、左方向をライニング装置1の前方向、後方向とする。他の図面においても、これらを基準として説明する。
なお、図4、図5、図7、図8は、ライニング装置1の一対のアーム4A、4Bと一対の支持フレーム5A、5Bとを示しており、押さえローラ6、変位機構7、ロック機構8の記載を省略している。
一対のアーム4A、4Bは、図1、図3に示すように、側面視が円弧状の板状のものであり、幅方向に所定の間隔をあけて配置されている。図5において、P1は一対のアーム4A、4B間の空間を示している。
各アーム4A、4Bの先端部の外側面には、隣り合うライニング体2の各第1係合部25を下面より支えるための支持部材40A、40Bがそれぞれ外向きに突設されている。
図示の支持部材40A、40Bは、前後に並んで配置された2つの支持ローラにより構成されている。支持部材40A、40Bである支持ローラは台座41に回動自在に設けられている。台座41はアーム4A、4Bの外側面にネジ止めされている。
なお、支持部材40A、40Bは本実施形態の支持ローラに限定されず、ライニング体2の各第1係合部25を下面より支えることができれば、側面視の断面が円形、楕円形、四角形など、どのような形状であってもよい。また、支持ローラの数も2つに限定されず、1つでもよく、3つ以上であってもよい。
一対のアーム4A、4Bの基端部の外側面には、幅方向に延びるアーム接続板42A、42Bを介して支持フレーム5A、5Bの長片部52A、52B(後述)の一端部がネジ止めにより連結されている。
アーム接続板42A、42Bの各長さは、各支持部材40A、40Bが隣り合う各ライニング体2の各第1係合部25を下面より支えることのできるように設定されている。
各支持フレーム5A、5Bは側面視がL字形状に形成されており、図1、図3に示すように、屈曲部50A、50Bを挟んで、短片部51A、51Bと長片部52A、52Bとが連続している。
一対の支持フレーム5A、5Bの屈曲部50A、50Bの間及び長片部52A、52Bの間には、図4、図5に示すように、それぞれ連結軸53A、53Bが設けられており、各支持フレーム5A、5B及び各アーム4A、4Bは、連結軸53A、53Bに沿って互いに接近または離反が可能となっている。
詳細には、一対の支持フレーム5A、5Bの屈曲部50A、50B及び長片部52A、52Bにはそれぞれ軸止孔56が設けられており、前記連結軸53A、53Bの両端部が各支持フレーム5A、5Bの外側へ突出するように各軸止孔56に挿通している。連結軸53A、53Bの両端部には軸止孔56の直径よりも大きい鍔部53aが形成され、この鍔部53aにより連結軸53A、53Bが軸止孔56から抜け出るのを防止している。
各支持フレーム5A、5Bの内側面には、連結軸53A、53Bを支持するための軸受部材54A、54Bがそれぞれ取り付けられている。各軸受部材54A、54Bは、軸受孔541aが形成された円柱状の筒部541と筒部541の端部の外周面に形成された鍔部542とを備えている。各軸受孔541aと軸止孔56とが連通するように鍔部542が支持フレーム5A、5Bの内側面にネジ止めされており、連結軸53A、53Bは支持孔541a及び軸止孔56に挿通されている。
連結軸53Bの周囲にはコイルばねよりなる弾性部材55が配備されている。弾性部材55は、各軸受部材54Bの筒部541、541間に張渡され、各アーム4A、4B及び支持フレーム5A、5Bを互いに離反する方向へ付勢している。
図5に示すように、一対の支持フレーム5A、5Bと、連結軸53Bと一対のアーム接続板42A、42Bとで囲まれる空間P2はアーム4A、4B間の空間P1と連続している。図7、図8に示すように、連結軸53Bは、アーム4A、4B間の空間P1を通って接続部材3を支持フレーム5A、5B間の空間P2に位置させた際に、接続部材3が空間P2内で90度回転することができる位置に設けられている。
図示例の変位機構7は、図1〜図3に示すように、一対の第1の揺動板70A、70Bと、一対の第2の揺動板71A、71Bと、一対の連結板72A、72Bとからなっている。
第1の揺動板70A、70Bは、図2に示すように、2本の固定軸73A、73Bにより前後位置で連結されている。また、第2の揺動板71A、71Bは固定軸73Dにより連結され、さらに、連結板72A、72Bは固定軸73Cによりそれぞれ連結されている。
各第1の揺動板70A、70Bの一端部は、各支持フレーム5A、5Bの短片部51A、51Bの一端部にそれぞれ回動自由に支持されている。図1〜図3に示すように、各支持フレーム5A、5Bの短片部51A、51Bの一端部には、揺動軸57A、57Bが外向きに突出するようにネジ止めまたは溶接などにより取り付けられている。揺動軸57A、57Bは各第1の揺動板70A、70Bの一端部に形成された軸支孔70aに挿通されている。揺動軸57A、57Bの端部には軸支孔70aよりも大きい径の円形の鍔部57aが形成されており、支持フレーム5A、5Bが互いに近接または離反した場合でも第1の揺動板70A、70Bが揺動軸57A、57Bから抜けるのを防止している。従って、第1の揺動板70A、70Bは揺動軸57A、57Bに回動自由に支持されるとともに、一対の支持フレーム5A、5Bの近接または離反に対して、相対的に揺動軸57A、57B上を摺動する。
各第2の揺動板71A、71Bの一端部は、支持フレーム5A、5Bの長片部52A、52Bの一端部にそれぞれ回動自由に支持されている。各支持フレーム5A、5Bの長片部52A、52Bの一端部に取り付けられた揺動軸58A、58Bと、揺動軸58A、58Bに形成される鍔部58a、第2の揺動板71A、71Bに形成される軸支孔71aなどの構成は、前記の第1の揺動板70A、70Bと同様であるため、説明を省略する。
各連結板72A、72Bは、各第1の揺動板70A、70Bの他端部と各第2の揺動板71A、71Bの他端部との間をそれぞれ連結している。
図2に示すように、各第1の揺動板70A、70Bの他端部には軸支孔70bが形成され、この軸支孔70bに連通するように各連結板72A、72Bの一端部に軸支孔72aが形成されており、軸支孔70bと軸支孔72aとに支持軸74が挿入されている。支持軸74の両端部には鍔部74aが形成され、鍔部74aにより支持軸74が軸支孔70bと軸支孔72aから抜け出るのを防止している。従って、支持軸74に対して、各第1の揺動板70A、70Bと各連結板72A、72Bとが回動自由である。
同様に、各第2の揺動板71A、71Bの他端部には軸支孔71bが形成され、この軸支孔71bに連通するように各連結板72A、72Bの他端部に軸支孔72bが形成されており、軸支孔71bと軸支孔72bとに支持軸75が挿入されている。支持軸75の両端部には鍔部75aが形成されている。従って、支持軸75に対して各第2の揺動板71A、71Bと各連結板72A、72Bとが回動自由である。
一方の第2の揺動板71Aの他端部と他方の第2の揺動板71Bの他端部との間に、押さえローラ6が回動自由に支持されている。
押さえローラ6は、軸方向に貫通孔61を有する略円筒状であり、貫通孔61に支持軸75が挿通されている。押さえローラ6の貫通孔61にはベアリング(図示せず)が設けられており、押さえローラ6は支持軸75に回動自由に支持されている。
押さえローラ6は、両端部に径方向に突出する所定の幅を有する一対の押圧部62を備えている。押圧部62、62間の間隔は支持部材40A、40B間の距離と略同一であり、各押圧部62の幅は、支持部材40A、40Bの長さと略同一である。これにより、図6に示すように、押さえローラ6を支持部材40A、40Bに接近させたときに、押さえローラ6の押圧部62が支持部材40A、40Bに対向する。
なお、押さえローラ6は本実施形態には限定されるものではなく、例えば、両端に押圧部62を設けずに、全長にわたり同一径のものであってもよい。その場合、押さえローラ6の両端部によって接続部材3をライニング体2に押し付ける。
ロック機構8は、押さえローラ6が各支持部材40A、40Bと対向する位置まで接近した状態(図1参照)を保持するものであり、ロック用棒81と、各第1の揺動板70A、70Bに設けられた一対の第1ロック用孔70c(図3)と、各連結板72A、72Bに設けられた一対の第2ロック用孔72cとで構成されている。
第1ロック用孔70cと第2ロック用孔72cとは、押さえローラ6が各支持部材40A、40Bと対向する位置まで接近した図1の状態において連通するもので、第1ロック用孔70cと第2ロック用孔72cとにロック用棒81を挿通させることで、第1の揺動板70A、70Bと連結板72A、72Bとの回動が規制され、押さえローラ6が各支持部材40A、40Bと対向する位置まで接近した状態が保持される。
ロック用棒81の基端部には使用者がロック用棒81を把持するための持ち手82が取り付けられている。ロック用棒81の先端部には凸子81aが設けられており、持ち手82に設けられた押しボタン(図示せず)が押されることで凸子81aがロック用棒81の外周面から出没するように構成されている。押しボタンが押された状態で、ロック用棒81を、連結板72A、72Bの側から第2ロック用孔72c、次いで第1ロック用孔70cに挿入すると、先端部が第1ロック用孔70cより突出する。この状態で押しボタンを離すことで凸子81aはロック用棒81の外周面から突出した状態を保ち、ロック用棒81が第1ロック用孔70cと第2ロック用孔72cとから抜け出るのが防止される。
ロック用棒81は各連結板72A、72Bの上部に紐を介してネジ止めされており、各ネジ止め箇所が連結板76で連結されている。
次に、上記構成のライニング装置1を用いて、隣り合うライニング体2、2を板状の接続部材3を介して連接する方法を説明する。まず、ライニング材20及び接続部材3の本体部30が空洞構造物100内に搬入され、搬入後、その場で空洞構造物100の内周面の形状に対応する筒状のライニング体2及び接続部材3が形成される。
接続部材3により隣り合うライニング体2、2間をライニング装置1を用いて連接するには、まず、ライニング装置1の変位機構7により、押さえローラ6と一対のアーム4A、4Bの支持部材40A、40Bとを離反させる。次に、ライニング装置1を移動させて、図7に示すように、接続部材3をアーム4A、4B間の空間P1を経て支持フレーム5A、5B間の空間P2内に位置させた後、図8に示すように、ライニング装置1を90度回転させて、接続部材3の下方に一対のアーム4A、4Bを位置させる。
すなわち、図3に示すように、接続部材3は押さえローラ6と一対のアーム4A、4Bとの間、支持フレーム5A、5B間の空間P2を通ってライニング装置1を前後方向に貫通している。
次に、図4に示すように、各支持フレーム5A、5Bを内向きに押圧してアーム4A、4B間を閉じ、アーム4A、4Bの先端部を隣り合うライニング体2、2の間に通して第1係合部25の下方まで位置させる。次に、図5に示すように、支持フレーム5A、5Bへの押圧を解除することにより、各アーム4A、4Bは弾性部材55の復元力を受けて離反する。このとき、アーム4A、4Bの先端部に設けられた支持部材40A、40Bは第1係合部25の下面に位置する。
次に、隣り合うライニング体2、2の各第1係合部25上に接続部材3の第2係合部31を位置決めし、図1に示すように、押さえローラ6を支持部材40A、40Bに対向する位置まで接近させる。これにより、図6に示すように、接続部材3の第2係合部31が押さえローラ6によりライニング体2の第1係合部25に向けて押し付けられ、第2係合部31と第1係合部25とが係合する。このとき、第1係合部25の下面には支持部材40A、40Bが位置しており、第1係合部25と第2係合部31とが係合する際に支持部材40A、40Bが第1係合部25を下面より支えるため、接続部材3の第2係合部31はライニング体2の第1係合部25と確実に係合する。
この状態で、ライニング装置1を後方向に引っ張ることで、押さえローラ6は接続部材3上を転動し、支持部材40A、40Bは第1係合部25の下面に沿って転動する。これにより、接続部材3の第2係合部31が順次ライニング体2の第1係合部25に押し付けられて係合する。
このように、ライニング装置1を空洞構造物100の内周面に沿って一周させることにより、接続部材3と各ライニング体2とが接合する。第1係合部25と第2係合部31との係合開始点に近づいたとき、接続部材3からライニング装置1を上記と逆の順序で外し、未係合の第1係合部25と第2係合部31をハンマー等でたたいて係合する。上記の作業を繰り返して、空洞構造物100の長さ方向に複数のライニング体2を接続部材3を介して連結していく。その後、ライニング体2及び接続部材3と、空洞構造物100の内壁面との間の隙間にセメントミルクなどの裏込め材103(図12に示す)が充填されることで、施工が完了する。
本発明に係るライニング装置1によると、隣り合うライニング体2、2間を板状の接続部材3を介して連接するのに、接続部材3の第2係合部31がライニング体2の第1係合部25に押し付けられる際に、一対のアーム4A、4Bの先端部に設けられた一対の支持部材40A、40Bが隣り合うライニング体2の各第1係合部25を下面より支えているため、接続部材3の第2係合部31をライニング体2の第1係合部25に確実に係合させることができる。
また、接続部材3の第2係合部31がライニング体2の第1係合部25に押し付けられ、一対の支持部材40A、40Bが各第1係合部25を下面より支えている状態で、押さえローラ6を接続部材3上で転動させるため、接続部材3の第2係合部31を順次ライニング体2の第1係合部25に押し付けることができる。
図9、図10は本発明に係る他の実施形態を示すもので、図1〜図8に示すライニング装置に、さらに、接続部材3上で押さえローラ6を転動させるための歯車機構9を取り付けている。なお、図10には、ライニング装置1の歯車機構9、押さえローラ6、支持軸75、連結板72A、72B、一対のアーム4A、4Bのみが示してあり、他の機構は図示を省略している。
歯車機構9は、一対の歯車支持板90A、90Bと、歯車支持板90A、90Bの間に設けられた複数(本実施形態では3つ)の歯車91A、91B、91Cと、一対の歯車支持板90A、90Bを支える一対の連結板92A、92Bと、歯車91A、91B、91Cを回転させるハンドル93とを備えている。
一対の歯車支持板90A、90Bは、その一端部が押さえローラ6を挟む両側位置で支持軸75に回動可能に支持されている。
歯車支持板90A、90Bの他端部間には操作軸94が設けられ、押さえローラ6をアーム4A、4B先端の支持部材40A、40Bから離反させるときに、操作軸94を持ち手として用いる。
歯車支持板90A、90B間には、入力軸911及び中間軸912が設けられている。入力軸911は各歯車支持板90A、90Bに設けられた軸受(図示せず)により回動自由に支持されており、入力軸911上に入力歯車91Aが一体に取り付けられている。中間軸912は各歯車支持板90A、90Bに両端が固定されており、中間軸912上に軸受(図示せず)を介して中間歯車91Bが回動自由に支持されている。なお、図10において、912Aは中間軸912上に嵌められたスペーサである。中間歯車91Bは入力歯車91Aと噛み合っており、中間歯車91Bの歯数(径)は、入力歯車91Aの歯数(径)に対して十分に大きく設定されている。
押さえローラ6の外周面には、中間歯車91Bと噛み合い中間歯車91Bよりも歯数が少なく入力歯車91Aよりも歯数が多い出力歯車91Cが一体に取り付けられており、入力軸911の回転が、入力歯車91A、中間歯車91B、出力歯車91Cに伝達される。
入力軸911は歯車支持板90Aの外側へ突出し、その突出端部にハンドル93が取り付けられている。ハンドル93を回すことにより入力軸911が回転し、そのトルクが歯車91A〜91Cを介して押さえローラ6に伝達される。
なお、入力歯車91A、中間歯車91B、及び出力歯車91Cは、平歯車であるが、これに限られるものではない。また、各歯車91A、91C間の歯数の比を変更することで、押さえローラ6を駆動するトルクを調整することが可能である。
歯車機構9の各連結板92A、92Bは、一端部が歯車支持板90A、90Bの長さ中央部に調整軸95A、95Bを介して回動自由に取り付けられ、他端部が変位機構7の各連結板72A、72Bの支持軸74の両端部に回動自由に取り付けられている。
上記構成によれば、接続部材3の第2係合部31がライニング体2の第1係合部25に押し付けられ、一対の支持部材40A、40Bが各第1係合部25を下面より支えている状態で、ハンドル93を回すことで、ライニング装置1を引っ張ることなく容易に押さえローラ6を接続部材3上で転動させることができる。また、歯車機構9を用いることで、小さな力で押さえローラ6を転動させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
1 ライニング装置
100 空洞構造物
2 ライニング体
25 第1係合部(係合溝)
3 接続部材
31 第2係合部(係合突起)
4A、4B アーム
40A、40B 支持部材
5A、5B 支持フレーム
55 弾性部材
57A、57B 揺動軸
6 押さえローラ
61 貫通孔
62 押圧部
7 変位機構
70A、70B 第1の揺動板
70c 第1ロック用孔
72c 第2ロック用孔
71A、71B 第2の揺動板
72A、72B 連結板
73A、73B、73C、73D 固定軸
75 支持軸
8 ロック機構
81 ロック用棒
9 歯車機構
90A、90B 歯車支持板
91A、91B、91C 歯車
92A、92B 連結板
93 ハンドル
94 操作軸
P1 アーム間の空間
P2 支持フレーム間の空間

Claims (4)

  1. 空洞構造物の内周面に内張りされる複数のライニング体の隣り合う前記ライニング体を板状の接続部材を介して連接するために、隣り合う前記ライニング体の側縁部に沿って設けられている第1係合部に前記接続部材の両側縁部に沿って設けられている第2係合部をそれぞれ押し付けることにより係合させるライニング装置であって、
    隣り合う前記ライニング体の各第1係合部を空洞構造物内周面側より支えるための一対の支持部材を先端部に備える一対のアームと、
    各アームをアーム間が開閉可能なように基端部において支持する一対の支持フレームと、
    前記接続部材の各第2係合部を空洞構造物空洞側から押圧し前記接続部材上を転動可能である押さえローラと、
    各支持フレームと前記押さえローラとの間に設けられ押さえローラを各支持部材に対向する位置まで接近するように押さえローラを往復変位させる変位機構とを備えるライニング装置。
  2. 前記支持フレーム間には、各アームを離れる方向へ付勢する弾性部材が設けられている請求項1に記載のライニング装置。
  3. 前記変位機構は、各支持フレームの一方の端部に一端部がそれぞれ回動自由に支持される一対の第1の揺動板と、各支持フレームの他方の端部に一端部がそれぞれ回動自由に支持される一対の第2の揺動板と、前記第1の揺動板の他端部と前記第2の揺動板の他端部との間をそれぞれ連結する一対の連結板とからなり、一方の第2の揺動板と前記連結板との連結部と他方の第2の揺動板と前記連結板との連結部との間に前記押さえローラが回動自由に支持されている請求項1に記載のライニング装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載されたライニング装置であって、前記押さえローラが各支持部材と対向する位置まで接近した状態を保持するロック機構をさらに備えているライニング装置。
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