JP2002181236A - 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置 - Google Patents

管渠内のライニング施工方法及びその施工装置

Info

Publication number
JP2002181236A
JP2002181236A JP2000377828A JP2000377828A JP2002181236A JP 2002181236 A JP2002181236 A JP 2002181236A JP 2000377828 A JP2000377828 A JP 2000377828A JP 2000377828 A JP2000377828 A JP 2000377828A JP 2002181236 A JP2002181236 A JP 2002181236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
lining
shaped member
band
sewer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000377828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4177550B2 (ja
Inventor
Shigeki Akimoto
栄器 秋元
Hamao Yamashiro
浜夫 山城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Adachi Construction and Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Adachi Construction and Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000377828A priority Critical patent/JP4177550B2/ja
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Adachi Construction and Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to US10/169,081 priority patent/US7186060B2/en
Priority to DE60144473T priority patent/DE60144473D1/de
Priority to PCT/JP2001/010822 priority patent/WO2002048594A1/ja
Priority to AT01270723T priority patent/ATE506568T1/de
Priority to AU22599/02A priority patent/AU784066B2/en
Priority to EP01270723A priority patent/EP1281902B1/en
Priority to CNB018048455A priority patent/CN1238650C/zh
Priority to KR1020027007502A priority patent/KR100836462B1/ko
Priority to JP2002549871A priority patent/JP4313037B2/ja
Priority to TW090130784A priority patent/TW502098B/zh
Publication of JP2002181236A publication Critical patent/JP2002181236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4177550B2 publication Critical patent/JP4177550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】長尺の板状体よりなる帯状部材を螺旋状に捲回
して形成されたライニング管を管渠内に挿入してなされ
るライニング施工において、容易な操作により管渠の断
面一杯にライニング管を形成し、断面損失を生じさせな
いこと。 【解決手段】自転動により推進するライニング施工装置
Sを用い、リンク体よりなり中折れが規制された屈撓自
在の成形フレーム1において、接合機構部7の取付けら
れる成形フレームの取付け部のリンク体の中折れ規制が
解除され、接合機構部に連動する送りローラ73を管渠
Pの壁面に常時当接させて送り駆動力を与えるととも
に、接合機構部に把持されるライニング管Rを内方へ折
り込みつつ成形フレーム回りに帯状部材150を螺旋状
に捲回してライニング管を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水道管、上水
道管及びガス管等の既設の管渠において、その管渠の内
面にライニング層を施工するための管渠内ライニング施
工方法及びその装置に関し、更に詳しくは、長尺の板状
体よりなる帯状部材を螺旋状に捲回して形成された管状
体いわゆるライニング管を管渠内に挿入してなされるラ
イニング施工を実施する管渠内ライニング施工方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管渠内において、自転動をもって自己推
進する製管装置を用いて、両側縁部に継手が形成され連
続的に供給される長尺の帯状部材を製管装置の成形フレ
ーム周りに螺旋状に捲回し、相接する継手相互を係合さ
せて管状体を形成するとともに該管状体を残置し、この
既に形成された管状体の前方に新たに供給される帯状部
材をもって管状体を付加形成するライニング施工方法
は、既に提案され、公知となっている。すなわち、特開
平8−261363号公報に開示された技術は、成形フ
レームを屈撓自在となし、円形断面の管渠に限定されず
矩形断面の管渠にも適用され、かつ、弾性状のライニン
グ管を管渠の断面に可及的に近づけて成形しうるもので
ある。また、特開平9−57850号公報に開示された
技術は、円形断面の管渠に適用されるものであり、小径
のライニング管を形成するとともに該ライニング管の径
を拡径し、該円形管渠の断面一杯にライニング管を形成
するものである。しかしながら、前者(特開平8−26
1363号公報)にあっては、成形されるライニング管
は密着状態を保持することは困難で多少なりとも縮径す
るものであり、断面損失は避けられない。また、後者
(特開平9−57850号公報)にあっては、確かに管
渠の断面一杯にライニング管を形成することができる
が、拡径操作をその都度する必要があり、もしくは連続
操作によっても帯状部材の送り込み操作が容易でなく、
作業の隘路となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みなされたものであって、自転動をもって推進する製管
装置を用いてライニング施工をなす前記先行技術を更に
発展させ、容易な操作により管渠の断面一杯にライニン
グ管を形成し、断面損失を生じさせない管渠内のライニ
ング施工方法及びその施工装置を提供することを目的と
する。本発明はこのため、先の先行技術における屈撓自
在の成形フレームに着目し、この成形フレームに特別の
工夫を施すことによりこの目的を達成しうるとの知見に
よりなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の管渠内のライニ
ング施工方法及びその施工装置は具体的には以下の構成
を採る。すなわち、第1番目の発明は管渠内のライニン
グ施工方法に係り、請求項1に記載のとおり、実質的に
円形断面をなす管渠内において、その外面の長手方向に
凹溝を有するとともに両側縁部に継手が形成され連続的
に供給される長尺の弾性を有する帯状部材を螺旋状に捲
回し、相接する継手相互を係合させて形成された管状体
を残置させ、前記既に形成された管状体の前方に新たに
供給される帯状部材をもって管状体を付加形成する方法
であって、リンク体の連なりよりなるリンク機構をもっ
て屈撓自在とされるとともに各リンク体の中折れが規制
された閉合状の成形フレーム;前記成形フレーム回りに
回転自在に装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成
されるライニング管の内面に当接する複数の案内ロー
ラ;前記成形フレームを介して取り付けられ、前記既に
形成されたライニング管と新たに供給される帯状部材と
の閉合部位に配されるとともに帯状部材を挟着・接合す
る外面ローラと内面ローラとからなり、かつ該外面ロー
ラは前記帯状部材の凹溝に嵌まり込む鍔部を有する接合
機構部;前記接合機構部に配され、その外面が最外方へ
突出して管渠の壁面に当接する回転自在の当接ローラ;
を有し、前記接合機構部の取り付けられる成形フレーム
のリンク体の中折れ規制は解除され、前記成形フレーム
の回転をなすとともに、前記当接ローラが常時管渠の壁
面に当接され、該成形フレーム回りに帯状部材を螺旋状
に捲回してライニング管を形成することを特徴とする。
上記構成において、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、接
合機構部に連動して配され、その外面が最外方へ突出
し、帯状部材の螺旋捲回される方向へ送り駆動力を付与
する送りローラであること、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、ス
ペーサローラであること、 は適宜採択される選択的事項である。
【0005】第2番目の発明は第1番目の発明を実施す
る施工装置であって、請求項4に記載のとおり、実質的
に円形断面をなす管渠内において、その外面の長手方向
に凹溝を有するとともに両側縁部に継手が形成され連続
的に供給される長尺の弾性を有する帯状部材を螺旋状に
捲回し、相接する継手相互を係合させて形成された管状
体を残置させ、前記既に形成された管状体の前方に新た
に供給される帯状部材をもって管状体を付加形成するラ
イニング施工装置であって、リンク体の連なりよりなる
リンク機構をもって屈撓自在とされるとともに各リンク
体の中折れが規制された閉合状の成形フレーム;前記成
形フレーム回りに回転自在に装着され、帯状部材を螺旋
状に捲回して形成されるライニング管の内面に当接する
複数の案内ローラ;前記成形フレームを介して取り付け
られ、前記既に形成されたライニング管と新たに供給さ
れる帯状部材との閉合部位に配されるとともに帯状部材
を挟着・接合する外面ローラと内面ローラとからなり、
かつ該外面ローラは前記帯状部材の凹溝に嵌まり込む鍔
部を有する接合機構部;前記接合機構部に配され、その
外面が最外方へ突出して管渠の壁面に当接する回転自在
の当接ローラ;を有し、前記接合機構部の取り付けられ
る成形フレームのリンク体の中折れ規制は解除されてな
ることを特徴とする。上記構成において、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、接
合機構部に連動して配され、その外面が最外方へ突出
し、帯状部材の螺旋捲回される方向へ送り駆動力を付与
する送りローラであること、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、ス
ペーサローラであること、 成形フレームには該成形フレームの周長を自在に変更
できる周長調製機構が配されること、 は適宜採択される選択的事項である。
【0006】本発明は更に、前記管渠内ライニング施工
装置に関連して使用される保形用具を含み、請求項8に
記載のとおり、成形フレームの内側に押圧固定され、管
渠の形に相似して成形フレームの形を実質的に決めると
ともに、成形フレームの接合機構部の取付け部のリンク
体を内方に引き込むことを特徴とする。
【0007】(作用)施工に先立ち、成形フレーム回り
に帯状部材を捲回した後、接合機構部の取付け部をその
リンクをもって内方へ折り込み、装置の全体を管渠の断
面に対応させ、しかる後、管渠内に装入する。施工装置
を駆動させ、帯状部材の閉合部位で接合機構部の外面ロ
ーラ及び内面ローラの挟着作用により相接する継手相互
は係合される。外面ローラは帯状部材の外面に形成され
た凹溝に係合することにより、新たに供給される帯状部
材とともに所定のピッチで管軸方向に前進し、接合機構
部は常に閉合部位に位置する。これにより、本ライニン
グ施工装置は全体的に公転し、帯状部材は連続的に閉合
されて製管される。このとき、接合機構部に取り付けら
れる成形フレームのリンク体は、管壁に当接する当接ロ
ーラを介して中心方向への押圧力を受け、中折れ状態と
なる。成形フレーム回りに捲回されるライニング管は接
合機構部の取付け部のリンク部のみ管壁から離れ、その
余の部分は帯状部材の弾性をもって外方へ広がり管壁と
密着状態を保つ。ライニング管の形成の進行に伴い、接
合機構部より後方のライニング管は漸次凹断面より凸断
面に復帰し、全周にわたって管壁に密接する。
【0008】本発明の管渠内用ライニング施工装置及び
その施工方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図16は本発明の管渠用ライニング施工装置の一
実施形態を示す。すなわち、図1及び図2は本ライニン
グ施工装置Sの全体の概略を示し、図3〜図16は本ラ
イニング施工装置Sの各部の構成を示す。また、図22
は帯状部材の一態様を示す。これらの図において、Pは
円形断面をなす管渠、Rはライニング管を示す。なお、
本装置Sの進行方向(矢印イ)をもって、前部、後部と
する。
【0009】帯状部材100 図22は本実施形態のライニング施工において使用され
る帯状部材の一例を示す。帯状部材100は本体が一定
厚さの平板状をなし、その外面の長手方向に適宜数(図
例では7)の突条102が連続的に縦設される。突条1
02に先端部にはフランジ102aが形成される。突条
102の相互間は溝104もしくは溝空間を形成する。
内面106は実質的に平滑に形成される。帯状部材10
0の両側には互いに内外に重合して係合する接合部10
0A,100Bが形成される。すなわち、前縁側接合部
100Aはその前端部の突条102Aの基部が膨径さ
れ、その内面側より凹溝110が縦設され、更にこの突
条102Aより張出し部112が連設される。後縁側接
合部100Bは後端部の突条102Bより張出し部11
4が張設され、該張出し部114の端部寄りに前記前縁
側接合部100Aの凹溝110に係合する凸条116が
縦設される。接合時において、相隣れる帯状部材100
の前縁部と後縁部とが重なり合い、前縁側接合部100
Aに後縁側接合部100Bが後記する接合ローラ部の外
面ローラと内面ローラとの挟着作用を受けて、凹溝11
0内に凸条116が、また、突条102Bのフランジ1
02a内に張出し部112の端部がそれぞれ嵌り込み、
接合される。この場合、主たる係合は凹溝110と凸条
116とによりなされ、張出し部112と突条102B
とは従たる係合をなすものであり、従って、場合によっ
ては従たる係合は省略されうる。更に、本実施形態では
張出し部112,114の当接部分にはシール材118
が介装され、接合性を高める。なお、接合部100A,
100Bにおける嵌合係合で十分であれば、当該シール
材118を省略することができる。帯状部材は合成樹脂
の素材をもって作成され、特に成形性の観点から押出し
形成により連続的に成形できる塩化ビニール(PVC)
樹脂が好適である。しかし金属製による成形を妨げるも
のではない。
【0010】ライニング施工装置S(図1〜図16参
照) 図1〜図16を参照して、本実施形態のライニング施工
装置Sの構成を説明する。図1及び図2に示されるよう
に、このライニング施工装置Sは、所定幅を有し複数の
リンク体により構成されるリンク機構をもって屈撓自在
の環状体をなす成形フレーム1と、この成形フレーム1
に介装される周長調整機構2と、この周長調整機構2に
併設される間隔保持機構3と、該成形フレーム1のリン
ク機構の各軸部に配される複数の案内ローラ4と、該成
形フレーム1に取り付けられ、内面ローラ5と外面ロー
ラ6とを含む接合機構部7との主要部からなる。なお、
間隔保持機構3は省略できるものであり、場合によって
は周長調整機構2も省略できる。
【0011】以下、各部の細部構造を説明する。成形フレーム1 (図1〜図7参照) 成形フレーム1は、所要の幅をもって環状体をなし、全
体がリンク機構をもって外径方向へは屈撓自在となって
おり、かつ横剛性を有し、その一部は接合機構部7の取
付け部となる。すなわち、この環状体の屈撓性は複数の
リンク体10が軸部11を介して連なったリンク連鎖よ
り得られる。
【0012】(リンク機構)(図3・図4参照) リンク体10は、本実施形態では、図3・図4に示され
るように、外側リンク体10Aと、内側リンク体10B
との2態様を採り、交互に配される。外側リンク体10
Aは、全体としてH形をなし、相平行する側板12とこ
れらの中央部においてこれらを剛的に繋ぐ連結板13と
からなる。側板12の両側には円形の軸孔14が開設さ
れる。内側リンク体10Bは、コ字形をなす2つの分割
体10bより組み立てられて全体として外側リンク体1
0Aと同形のH形をなす。すなわち、この分割体10b
は、短側板16と背板17とからなるコ字体をなし、背
板17相互を対接してボルト・ナット(図示せず)によ
り剛結され、H形体として一体的に組み立てられる。短
側板16には外側リンク体10Aの側板12の軸孔14
に対応して円形の軸孔18が開設される。しかして、外
側リンク体10Aと内側リンク体10Bとは、外側リン
ク体10Aの側板12の内側に内側リンク体10Bの側
板16を重ねるとともに、それらの軸孔14,18の軸
心を一致させ、該軸孔14,18内に固定保持された軸
受20を介して軸部11が挿通され、リンク機構を構成
する。
【0013】(中折れ防止機構)(図5参照) リンク体10の相互は180°を基準に、外折れが可能
とされるが、中折れは防止される。但し、後記するよう
に取付け部はこれに該当しない。このため、中折れ防止
機構が設けられるものであって、図5にその一例を示
す。すなわち、一方のリンク体10(I)の側板の端部
にはストッパー用の凹部22が凹設され、他のリンク体
10(II)の側板には先のリンク体10(I)側に突
設するストッパー23が固設されてなり、ストッパー2
3がストッパー凹部22の一方の端面22aに当接する
ことにより中折れが阻止される。また、ストッパー23
はストッパー凹部22の他方の端面22bに当接するま
で外折れが可能である。凹部22の開き角度(α、例え
ば30°)が揺動幅となる。すなわち、その一態様とし
て180°を限度に150°まで外折れ可能となる。
【0014】(取付け部)(図6・図7参照) 成形フレーム1は取付け部を有し、該取付け部を介して
接合機構部7が取り付けられる。取付け部も成形フレー
ム1の一部を構成し、リンク体を構成する。すなわち、
取付け部は図6・図7に示すように、内面ローラ5を抱
持し、該内面ローラ5の軸部をもって揺動する2つの分
割体25,26からなり、外側の分割体26は接合機構
部7との取付けに供される。該取付け部の回転方向のリ
ンク体10b’は、その前側板を後方へ後退され、細幅
状をなす。その後退幅は帯状部材100を受け入れるに
十分な幅とされる。
【0015】しかして、該取付け部においては、中折れ
防止機構とは逆の態様の、外折れが防止され、一定の角
度の中折れが許容される中折れ機構が設けられる。すな
わち、図7に示されるように、分割体26の側板の端部
には回転軸周りに凹部27が形成され、分割体25の側
板には凹部27内に嵌まり込むストッパー28が固設さ
れ、該ストッパー28は凹部27の端面27a,27b
に当接して凹部27の広がり角度β(例えば60°)の
範囲にわたって中折れを許容する。図例ではストッパー
28は凹部27の端面27aに当接して180°を保持
し、これより240°まで内折れが可能となる。勿論、
この中折れ角度は成形フレーム1の周長に応じて適宜に
決められる。中折れ角度は、180°の直線状態を対称
軸(y)として管渠Pの内壁面の円弧形と対称となる円
弧の角度を採る(図20参照)。
【0016】本実施の形態の成形フレーム1において
は、17個のリンク体より構成されているが、これを減
少させることも、あるいは増加させることも自由であ
る。要は、施工対象となる管渠の径に合わせて増減され
る。
【0017】周長調整機構2(図2、図8〜図10参
照) 周長調整機構2は成形フレーム1のリンク機構の適宜箇
所に配され、当該成形フレーム1の周長を調整する。図
8〜図10に示されるように、本周長調整機構2は、本
実施形態では内側リンク体10Bに装着され、更に具体
的には当該分割体10bの背板17間に装着される。し
かして、この周長調整機構2は、相対向する背板17に
固設されたナット体30と、このナット体30間に螺装
され回動部32を有する調整ボルト31とからなる。
【0018】以下、更に詳しくその構成を述べる。分割
体10bの背板17には、本機構2の取付け位置に対応
して下方に張出し部17aが延設され、この張出し部1
7aを利用して調整ボルト31の遊挿されるボルト挿通
孔34が開設される。なお、背板17の高さが十分であ
れば、張出し部17aは必要でないことは勿論である。
ナット体30は、その内部に貫通状にねじ孔35を有す
る円筒体をなし、このボルト挿通孔34に臨んで背板1
7に溶接をもって強固に固設される。なお、対となるナ
ット体30のねじ孔35a,35bのねじは互いに逆に
切られている。調整ボルト31は、十分な強度を持ち、
中央の回動部32を挟んで両端部に向けて互いに逆方向
にねじが切られたねじ部31a,31bを有し、それら
のねじ部31a,31bを対応するナット体30のねじ
孔35a,35bに螺合される。回動部32は調整ボル
ト31に一体的に形成され、外面が6角ナット状をな
し、スパナ等の回動手段が把持され回動操作を受ける。
本実施形態の周長調整機構2は、1つの内側リンク体1
0Bにおいて幅方向に2つ設けられているが、3つ以上
であってもよく、その数に限定されない。また、図2に
示されるように、形成フレーム1の4箇所に配されてい
るが、配置箇所は適宜に決められ、その数に限定されな
い。しかして、調整ボルト31の回動により、そのねじ
部31a,31bに螺合された相対向するナット体30
は、互いに引き寄せられる方向あるいは離れる方向に移
動し、これにより一対となった分割体10bの背板15
間の距離γを自在に調整する。
【0019】間隔保持機構3(図11〜図13参照) 間隔保持機構3は周長調整機構2に併設され、本実施形
態では内側リンク体10Bの両端部に同一構成をもって
配される。すなわち、図11〜図13に示されるよう
に、本間隔保持機構3は、分割体10bの相対向する背
板15に固設されるテーパー板40と、これらの両テー
パー板に挟着される内方及び外方間隔保持体41,42
と、これらの間隔保持体41,42間に装着されるボル
ト43とからなり、更には外方間隔保持体42間に架け
渡される連結板44を含む。 (テーパー板40)テーパー板40は一定幅をなし、中
央部より内方及び外方へ向けて厚さの低減するテーパー
面40aが形成される。該テーパー板40の幅方向の両
端部あるいは一端部にはガイド壁40bが形成される
が、該ガイド壁40bは適宜省略可能である。2つのテ
ーパー板40は相対向して、分割体10bの背板17に
溶接あるいはビスをもって固定される。 (内方・外方間隔保持体41,42)内方間隔保持体4
1は一定幅をなし、厚さにおいて内方から外方へ向け
て、テーパー板40のテーパー面40aに合致するテー
パー面41aが形成される。該内方間隔保持体41の中
央にはボルト43のボルト杆を受け入れるボルト挿通孔
46が貫通状に開設される。外方間隔保持体42は、幅
及び厚さにおいて内方間隔保持体41と構成を同じく
し、その中央にはボルト43のボルト杆のねじ部と螺合
するねじ孔47が開設される。 (ボルト43)ボルト43は、ボルト頭部43aとボル
ト杆部43bとからなり、ボルト杆部43bにはねじ部
43cが形成される。該ボルト43は、ボルト杆部43
bが内方間隔保持体41のボルト挿通孔46に遊挿さ
れ、ねじ部43cが外方間隔保持体42のねじ孔47に
螺合する。 (連結板44)連結板44は、細長の平板体からなり、
両側に配される外方間隔保持体42を繋ぐべく、その上
面に固設される。該連結板44にはボルト挿通孔48が
開設され、外方間隔保持体42の進退動に伴うボルト4
3の抜差しを許容する。
【0020】図11〜図13において、図11・図12
は、周長調整機構2が収縮されて、内側リンク体10B
の相互が狭まった状態(間隔a)における間隔保持機構
3の状態を示す。図13は、周長調整機構2が伸長され
て、内側リンク体10Bの相互が広まった状態(間隔
b)における間隔保持機構3の状態を示す。
【0021】案内ローラ4(図1〜図4、図6〜図9参
照) 案内ローラ4は、成形フレーム1の各軸部11に回転自
在に装着される。該案内ローラ4は本実施例では軸部1
1に一体に取り付けられたものとなっているが、軸受を
介して取り付ける態様もある。ローラ本体は硬質の合成
樹脂体あるいは金属体よりなり、帯状部材100の内面
に当接する。標準の案内ローラ4(4a)はリンク体1
0の内幅一杯の長さを有するが、後記する接合機構部7
の所要数(通常は1)の前方部の案内ローラ4(4b)
は帯状部材100の幅だけ短くされる(図6・図7参
照)。
【0022】接合機構部7(図1・図2、図6、図14
〜図16参照) 接合機構部7は、成形フレーム1の取付け部に装着され
る。該接合機構部7は、内面ローラ5と外面ローラ6と
が組となった接合ローラ部50を主体とし、かつ、これ
らのローラ5,6の同期回転を図る歯車機構51を収め
るとともに、該歯車機構51に連動する送り機構52を
保持する箱体53、及び該箱体53に取り付けられロー
ラ5,6の回転駆動源としての油圧モータ54を含む。
そして、該接合機構部7は螺旋状に捲回される帯状部材
100の接合部、すなわち当該帯状部材100が最初に
閉合する位置に対応して配される。
【0023】(箱体53)箱体53は、図14・図15
に示されるように、上部分53Aと下部分53Bとに分
かれ、上部分53Aはピン軸56回りに開放可能とさ
れ、閉合装置57をもって上部分53Aを下部分53B
へ閉合する。箱体53は上下部分53A,53Bにわた
ってその前後面により歯車機構51の軸部の保持をな
す。また、箱体53の下部分53Bにおいて、前面部は
油圧モータ54の取付け部に供され、後面部は成形フレ
ーム1の取付け部のリンク体に取り付けられる。箱体5
3の他の側面には上部分53Aを下部分53Bへ閉合す
る閉合装置58が取り付けられる。図示するものはその
一例であって、上部分53Aから突設されたリブ58に
連結棒59が枢着され、また、下部分53Bにはリブ5
8と同位相で二又状の受棚60が突設され、連結棒59
はこの受棚60の凹部に入り込む。連結棒59にはコイ
ルばね61及びその下部のねじ部に螺合するナット62
が順次装着され、ナット62の締込みをもってコイルば
ね61を受棚60の下面に押し付けるようにされてい
る。これにより、コイルばね61の弾性により上部分5
2Aの締付け力が適宜に調整される。
【0024】(歯車機構51)歯車機構51は、図15
に示されるように、箱体53の前後壁にわたって下方よ
り順次、回転自在に架け渡された3つの軸部64,6
5,66を有し、各軸部59,60,61に歯車67,
68,69が固設される。そして、第2の軸部65には
内面ローラ5が連結され、第3の軸部66には外面ロー
ラ6が連結される。図示されるように、第1の軸部64
の回転に対して第2軸部65は逆方向に、第3軸部66
は順方向に回転し、ひいては内面ローラ5と外面ローラ
6とは互いに逆回転となる。なお、これらの歯数を調整
することにより軸部65,66の回転数、ひいてはロー
ラ5,6の回転数を調整することができる。更に、第3
の軸部66に間隔保持用のスペーサローラ70が回転自
在に取り付けられる。本実施形態では3つの軸部64,
65,66は回転軸受をもって支持固定されてなるが、
すべり軸受を用いることは自由である。更に、第3の軸
部66に間隔保持用のスペーサローラ70が回転自在に
取り付けられる。該スペーサローラ70は後記する送り
ローラ73と実質的に同径(小径を含む)とされ、その
外周を管渠Pの内壁面に当接する。なお、該スペーサロ
ーラ70は適宜省略されうる。
【0025】(送り機構52)送り機構52は、箱体5
3の外部において第2の軸部60に固設される駆動スプ
ロケット72、第3の軸部61に回転自在に装着される
スプロケット付き送りローラ73(73aはその送りロ
ーラ部、73bはそのスプロケット部)及びチェーン7
4からなる。もっと詳しくは、駆動スプロケット72
は、その外周に歯車歯72aを有し、キーを介して、も
しくはスプライン係合をもって第2の軸部65に固定さ
れ、該軸部65と一体に回転する。スプロケット付き送
りローラ73は、小径部のスプロケット部73bと大径
部の送りローラ部73aとからなり、軸受を介して第3
の軸部66に回転自在に装着される。スプロケット部7
3bはその外周に歯車歯を有する。送りローラ部73a
は、本実施形態では鋼製素材よりなるが、適宜、その外
周に帯状の弾性輪(図示せず)を装着されうる。チェー
ン69は、駆動スプロケット72とスプロケット付き送
りローラ73のスプロケット部73bとに巻き掛けら
れ、駆動スプロケット72の駆動力をスプロケット付き
送りローラ73に伝達する。しかして、送りローラ73
の回転は管渠Pの管壁に当接し、その回転をもって本装
置Sの回転速度を決めるが、その速度は後述する接合ロ
ーラ部50により製管されるライニング管Rの成形速度
に同期する。
【0026】本装置Sにおいて、この送り機構52の送
りローラ73を含む差し渡し寸法が最大径をなす。
【0027】本送り機構52とスペーサローラ70との
関係に付いては、本実施の形態においては両者は併設さ
れたものであるが、どちらか一方を省略してもよく、更
には、送りローラ73の駆動系を省いて該送りローラ7
3にスペーサローラの機能を持たせることもできる。
【0028】(油圧モータ54)油圧モータ54は、そ
の駆動軸54aを第1の軸部59に連結して箱体64の
前面に取り付けられる。該油圧モータ54には、該油圧
モータ54に油を送るイン側配管76aと、該油圧モー
タ54から油を排出するアウト側配管76bとが接続さ
れる。更に、これらの配管76は、箱体53あるいは成
形フレーム1の適宜位置に取り付けられる回転継手77
(図1参照)に接続され、該回転継手77には外部の圧
力源に連なる配管78が接続される。この回転継手77
を介することにより、回転動作を伴う油圧モータ54側
の配管76と、回転動作のない外部側配管78との間の
作動流体の授受をなす。この歯車機構51・油圧モータ
54により、油圧モータ54の駆動力は第1の軸部64
に伝達され、かつ、歯車機構51を介して第2・第3の
軸部65,66に伝達される。第2軸部65と第3軸部
66とは互いに逆回転となる。
【0029】(接合ローラ部50)接合ローラ部50
は、図16に示すように、内面ローラ5と外面ローラ6
とが互いに管軸方向に相並んで、かつ、両ローラ5,6
の間に帯状部材100を挟着するように所定の間隔を保
って配される。そして、前記したように、内面ローラ5
は第2の軸部65に直結的に取り付けられ、外面ローラ
6は第3の軸部66に直結的に取り付けられる。
【0030】図16は接合ローラ部50の詳細構造を示
す。図16は接合ローラ部50の内面及び外面の2つの
ローラ5,6を拡大して示すとともに、これらのローラ
5,6と帯状部材100との対応関係を示す。図示され
るように、本実施形態ではこれらのローラ5,6は帯状
部材100の複数(本実施形態では3)スパンにわたっ
て配される。また、Hは帯状部材100相互の最初の閉
合部を示す。
【0031】内面ローラ5は円筒状をなし、帯状部材1
00の内面に密着し、閉合部Hを含め、外面ローラ6を
もって外方から押圧される帯状部材100を支持する。
なお、内面ローラ5の前端部には拡径部5aが形成さ
れ、かつ該拡径部5aに帯状部材100の内面の溝11
0に係合する鍔5bが突設されるものであるが、適宜省
略されうる。
【0032】外面ローラ6は円筒本体6aに所定間隔を
もって複数の輪状鍔部6bが形成されてなり、これらの
輪状鍔部6bは帯状部材100の突条102間の溝10
4に嵌まり込む。また、円筒本体6aの外周は帯状部材
100の突条102の外面に圧接される。該円筒本体6
aの外面にはローレット加工が施され、帯状部材100
との滑りを防ぐ。また、その一部6a’は小径にされ、
突条102から外れる。輪状鍔部6bに付き、閉合部H
に対応する2個一対の輪状鍔部6b’はその周側部が帯
状部材100に当接する。他の輪状鍔部6bについては
格別当接する必要はなく、突条102間の溝104に嵌
まり込むことが肝要である。
【0033】この接合機構部7のライニング管Rへの取
付けは、箱体53の上部分53Aを開放し、外面ローラ
6の輪状鍔部6bを帯状部材100の突条102のピッ
チに合致させ、かつ、閉合部Hに輪状鍔部6b’を位置
させ、しかる後、上部分53Aを下部分53Bに閉合
し、閉合装置57を閉鎖し、そのナット62を締め込ん
でなす。
【0034】叙上のライニング施工装置Sは以下のよう
に管渠内のライニング施工に適用され、操作される。図
17〜図20はその一態様のライニング施工工事の概要
を示す。この施工工事では地下埋設管渠として円形断面
をなす下水道管渠Pへの適用例を示す。図において、Q
1は上流側人孔、Q2は下流側人孔である。図17に示
されるように、地上部においては、上流側人孔Q1側で
は帯状部材100を巻き付けた回転台付き巻出し装置T
が配され、下流側人孔Q2側では油圧駆動源Gが配され
る。工事は上流側から下流側に沿ってなされる。
【0035】本ライニング施工装置Sの管渠P内への搬
本ライニング施工装置Sを人孔Q1を介して更生の対象
となる管渠P内に搬入する。本施工装置Sの成形フレー
ム1は組立て可能となっており、人孔Q1内への搬入は
容易である。すなわち、人孔Qの開口部は小さいが、1
つの内側リンク体10Bの背板17相互のボルト・ナッ
トを取り外すか、あるいは1つの周長調整機構2の調整
ボルト31を取り外すことにより、その搬入は容易にな
される。搬入後、人孔Q内において、再びボルト・ナッ
トあるいは調整ボルト31を取り付け、成形フレーム1
を環状体となす。更に、接合機構部7はこの成形フレー
ム1に取付け可能となっており、現場での取付けも容易
である。
【0036】成形フレーム1の周長の調整 本施工装置Sにおける成形フレーム1の周長を調整す
る。すなわち、該成形フレーム1の周長調整機構2の調
整ボルト31を回動し、その間隔γを調整する。普通に
は、調整ボルト31を中立状態に位置させる。これによ
り、成形されるライニング管Rの周長を規定する。ま
た、間隔保持機構3の内方及び外方間隔保持体41,4
2は互いに可及的離れた状態とされる。周長調整機構2
の調整が終了すれば、間隔保持機構3におけるボルト4
3を回動し、内方及び外方間隔保持体41,42を互い
に引き寄せ、テーパー板40のテーパー面40aに当接
させる。
【0037】ライニング施工 ライニング施工は以下の手順に基づいてなされる。 (1) 帯状部材100を人孔Q1内に引き込み、人孔Q1
内において帯状部材100を手作業にて数回(3回程
度)捲回し、ライニング管(これを開始用ライニング管
という)Roを作製する。この開始用ライニング管Ro
の内面の周長は本施工装置Sの周長に等しい。また、こ
の開始用ライニング管Roは帯状部材100の弾性によ
り拘束力の加わらない自然状態で円形を保持する。
【0038】(2) この開始用ライニング管Roの内側に
本施工装置Sの成形フレーム1を組み込み、該開始用ラ
イニング管Roの前縁において、本ライニング施工装置
Sの接合機構部7を所定状態に設置する。すなわち、接
合ローラ部30の内面ローラ5と外面ローラ6とをライ
ニング管Roの閉合部Hに配するものであり、外面ロー
ラ6の輪状鍔部6aを帯状部材100の溝104に嵌め
込み、特に輪状鍔部6bを閉合部Hに正確に当接する。
また、内面ローラ5の鍔5bを帯状部材100の凹溝1
10に係合させる。なお、この状態においては、本施工
装置Sは非拘束状態、換言すれば自然状態を採り、送り
機構52の送りローラ73を含む差し渡し寸法は最大寸
法となり、管渠Pの径よりも大きいものである。なお言
えば、開始用ライニング管Roの外径はこれから挿入さ
れる管渠Pの内径に可及的に近づけられる。上記(1)(2)
の工程において、本ライニング施工装置Sを人孔Q内に
おいて組み立て、接合機構部7を駆動して帯状部材10
0を送り込み、成形フレーム1回りに開始用ライニング
管Roを形成する方法を採ってもよい。
【0039】(3) 人孔Q内において、上記の状態の開始
用ライニング管Roを組み付けた本施工装置Sに付き、
接合機構部7を取り付けた成形フレーム1の取付け部を
そのリンクを介して中折れ状態とし、接合機構部7を開
始用ライニング管Roとともに半径方向に引き込む。こ
のとき、該接合機構部7の送りローラ73の外端を自然
状態での開始用ライニング管Roの円周上に置く、もし
くは円周上よりわずかに外方へ突出するようになす。こ
のようにして、管渠P内に挿入する前段階としてのライ
ニング管(これを初期ライニング管という)Riを形成
する。この取付け部の引込み操作において、保形用具を
使用すると便利である。
【0040】図18はこの保形用具Kの一例を示す。こ
の保形用具Kは、実質的に180°を超える円弧板(押
し当て板)80と、該円弧板80の両端部の内側に固設
される端部ねじ孔部材81と、これらのねじ孔部材81
間に中央ねじ孔部材82を介して介装される2つの固定
用ねじ棒83と、前記中央ねじ孔部材82のねじ孔に螺
合される引込み用ねじ棒84と、からなる。もっと詳し
くは、円弧板80は円弧状をなす鋼製板よりなり、若干
の弾性を有し、その外側面は成形フレーム1の内周面に
当接する。端部ねじ孔部材81にはねじ孔81aが螺設
され、固定用ねじ棒83の一方のねじ83aを受け入れ
る。中央ねじ孔部材82には固定用ねじ棒83の他方の
ねじ83bを受け入れるねじ孔82aが螺設され、また
その中央には引込み用ねじ棒84のねじ84aが螺合さ
れるねじ孔82bが螺設される。固定用ねじ棒83のね
じ83aと83bとは逆ねじとなっている。引込み用ね
じ棒84の他端は成形フレーム1あるいは接合機構部7
への取付け部84bとなっている。引込み用ねじ棒84
と接合機構部7との取付けは、図18(b) にその一態様
が示されるように、引込み用ねじ棒84の取付け部84
bは円板状をなし、接合機構部7の箱体53の裏面から
突設された反力受け部材86に回転自在に係合するもの
である。この保形用具Kの使用に付いては、この保形用
具Kを成形フレーム1の内方に所定状態に配し、先ず、
固定用ねじ棒83を回動させて円弧板80の径を拡張さ
せ、成形フレーム1の内周に押し付けて固定する。ま
た、接合機構部7に取付け部84bをもって回転自在に
係合する引込み用ねじ棒84を回動し、接合機構部7を
径方向に引き込み、成形フレーム1の取付け部のリンク
部を中折れ状態とする。なお、保形用具Kは同等の機能
を有するものであれば、上記の態様に限定されない。
【0041】(4) この状態の本施工装置Sを管渠P内に
引き入れ、管渠Pの適宜位置(通常は管渠の入り口端
部)に仮固定する。この引き入れに際し、初期ライニン
グ管Riを含め、本施工装置Sの全ては管渠Pの内径に
収まる状態となっているので、その引入れ操作に格別の
困難はない。しかる後、保形用具Kを取り外す。
【0042】(5) 本施工装置Sを駆動する。すなわち、
送り機構32の送りローラ73は管渠Pの管壁に当接
し、管壁からの反作用を受けて本施工装置Sを回転駆動
させる。また、接合機構部7の内外面ローラ5,6を回
転駆動し、内面ローラ5と外面ローラ6との挟着力をも
って、帯状部材100の閉合部Hにおいて、その継手構
造により初期ライニング管Riに連なって新たに供給さ
れる帯状部材100は接合される。そして、本施工装置
Sの全体は管周方向に公転し、かつ管軸方向に前進す
る。これにより帯状部材100は螺旋状に捲回され、ラ
イニング管Rが製管される。この工程において、成形ク
レーム1の回転に伴い、周長調整機構2に加わる力は、
間隔保持機構3によって受けられ、当該周長調整機構2
に過大な応力は生じない。
【0043】(5A)この工程において、本施工装置Sの後
方に残置されたランニング管Rはその弾性により円形状
に復帰する。すなわち、図20に示されるように、接合
機構部7に把持されるライニング管Rの部位において
は、送りローラ73・接合機構部7を介して中心方向へ
の押圧力を受け、凹曲面(A)となっているが、接合機
構部7より奥行き(軸)方向に遠ざかるにつれ、ライニ
ング管Rの弾性により漸次凸曲面(B)となる。この場
合、凸曲面(B)は管渠Pの壁面に密着するか、あるい
は該壁面に可及的近傍に近接するものであり、望ましい
態様からすれば、外ローラ6の内接点から管渠Pの内壁
面(送りローラ73の接点)までの距離xの1/2を通
る線yを対称軸として対称形を採る。
【0044】(5B)また、この工程において、帯状部材1
00は地上部に配された巻出し装置Tより順次供給され
る。該巻出し装置Tは、図17にその構成の一例を示す
ように、人孔Q1の開口部周りに配された円形軌状20
0上に転子202を介して回転台204が回転自在に配
備され、この回転台204に帯状部材100を繰出し自
在に巻き付けた巻胴206が回転自在に支持されてな
る。これにより、円形軌条200に沿う回転台204の
水平面での回転と巻胴206の鉛直面での回転とが合成
される。製管動作に伴い帯状部材100はねじれ回転を
なすが、巻出し装置Tにおいてはこの回転に同期して回
転台204をもってこれに追従する。
【0045】(6) 管渠Pの所定長(通常には人孔Q1か
らQ2までの全長区間)にわたってライニング管Rが施
工されると、本施工装置Sが取り外される。本施工装置
Sでは周長調整機構2を有することにより、本取外し作
業は容易に行われる。先ず、間隔保持機構3において、
そのボルト43を回動し、内方及び外方間隔保持体4
1,42を互いに引き離し方向に移動させ、定着を解除
する。しかる後、周長調整機構2の調整ボルト31を回
動し、間隔を縮小させる。これにより、成形フレーム1
は全体的に径を縮小させ、ライニング管Rから分離し、
本施工装置Sの取外しがなされる。本施工装置Sはま
た、既に述べたように分割することができ、人孔Qを介
して外部への搬出も容易である。以上をもって、本実施
形態の施工工事は完了する。
【0046】以上のように、この実施の形態のライニン
グ施工によると、ライニング管の成形の進行とともに管
渠の断面一杯にライニング管を形成することができるも
のであり、断面損失を生じることなく、経済的な施工を
達成しえる。
【0047】叙上の施工方法では、円形断面の管渠への
適用を示したが、卵形断面、馬蹄形断面の管渠への適用
は上記に準じて施工されることは容易に推測できるとこ
ろである。
【0048】矩形断面の管渠に付いても本ライニング施
工方法は適用される(図21参照)。施工装置Sに付い
ては実質的な変更はない。保形用具Kに付いても、成形
フレーム1に当接する円弧板80部分が矩形管渠の下半
に相似するように変更される以外は実質的に変更はな
い。施工に当たっては、管渠への装入に先立って、成形
フレーム1回りに帯状部材100を巻き付け、保形用具
を装着して所定の形状の初期ライニング管Riを得る。
しかる後、この初期ライニング管Riを管渠内へ引き入
れ、前述に準じて施工を行う。接合機構部7が角部に至
るとき、成形フレーム1の取付け部のリンクは形状に沿
って角部の変化に追従する。
【0049】本発明は叙上の実施の形態にのみ限定され
るものではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種
々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発
明の技術的範囲内に包含される。 接合機構部7において、油圧駆動に限定されるもので
はなく、空気圧モータあるいは電動モータを採用するこ
とができる。空気圧モータを採るとき、回転継手77の
採用に変わりがないが、電動モータを採るとき、回転継
手に替えて回転ブラシを採る。あるいはまた、手動機構
を除外するものではなく、歯車機構31を介してハンド
ル操作をもってローラ5,6を駆動する。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、通常の屈撓性を有する
成形フレームを使用することにより、特別な拡径操作を
伴うことなく、容易な操作をもって、管渠の断面一杯に
ライニング管を形成することができるものであり、断面
損失を生じることなく、経済的な施工を達成しえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管渠内のライニング施工装置の一実施
形態の全体を示す縦断面図。
【図2】本ライニング施工装置の一部を省略した正面
図。
【図3】ライニング施工装置を構成する成形フレームの
一部断面平面図(図4の3方向矢視図)。
【図4】成形フレームの一部断面側面図(図3の4方向
矢視図)。
【図5】成形フレームの中折れ防止機構を示す図。
【図6】成形フレームの取付け部の側面図。
【図7】成形フレームの取付け部の平面図(図6の7方
向矢視図)。
【図8】成形フレームに配された周長調整機構及び間隔
保持機構の一部断面平面図。
【図9】図8の9−9線断面図。
【図10】図8の10−10線断面図。
【図11】間隔保持機構の拡大断面図。
【図12】図11の12−12線断面図。
【図13】間隔保持機構の動作図。
【図14】接合機構部の正面図。
【図15】接合機構部の縦断面図。
【図16】接合機構部の接合ローラの構成図。
【図17】ライニング施工工事の全体を示す概要図。
【図18】保形用具(円形断面用)の一実施態様を示す
図。
【図19】ライニング施工工事の要領図。
【図20】接合機構部回りのライニング管の状態を示す
図。
【図21】施工工事の他の要領図。
【図22】帯状部材の一態様図。
【符号の説明】
P…管渠、R…ライニング管、S…ライニング施工装
置、K…保形用具、1…成形フレーム、2…周長調整機
構、3…間隔保持機構、4…案内ローラ、5…内面ロー
ラ、6…外面ローラ、7…接合機構部、10…リンク
体、73…送りローラ、100…帯状部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月13日(2000.12.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の管渠内のライニ
ング施工方法及びその施工装置は具体的には以下の構成
を採る。すなわち、第1番目の発明は管渠内のライニン
グ施工方法に係り、請求項1に記載のとおり、実質的に
円形断面もしくは矩形断面をなす管渠内において、その
外面の長手方向に凹溝を有するとともに両側縁部に継手
が形成され連続的に供給される長尺の弾性を有する帯状
部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を係合させて
形成された管状体を残置させ、前記既に形成された管状
体の前方に新たに供給される帯状部材をもって管状体を
付加形成する方法であって、 リンク体の連なりよりなるリンク機構をもって屈撓自在
とされるとともに各リンク体の中折れが規制された閉合
状の成形フレーム;前記成形フレーム回りに回転自在に
装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成されるライ
ニング管の内面に当接する複数の案内ローラ;前記成形
フレームを介して取り付けられ、前記既に形成されたラ
イニング管と新たに供給される帯状部材との閉合部位に
配されるとともに帯状部材を挟着・接合する外面ローラ
と内面ローラとからなり、かつ該外面ローラは前記帯状
部材の凹溝に嵌まり込む鍔部を有する接合機構部;前記
接合機構部に配され、その外面が最外方へ突出して管渠
の壁面に当接する回転自在の当接ローラ;を有し、前記
接合機構部の取り付けられる成形フレームのリンク体の
中折れ規制は解除され、 前記成形フレームの回転をなすとともに、前記当接ロー
ラが常時管渠の壁面に当接され、該成形フレーム回りに
帯状部材を螺旋状に捲回してライニング管を形成するこ
とを特徴とする。上記構成において、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、接
合機構部に連動して配され、その外面が最外方へ突出
し、帯状部材の螺旋捲回される方向へ送り駆動力を付与
する送りローラであること、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、ス
ペーサローラであること、は適宜採択される選択的事項
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】第2番目の発明は第1番目の発明を実施す
る施工装置であって、請求項4に記載のとおり、実質的
に円形断面もしくは矩形断面をなす管渠内において、そ
の外面の長手方向に凹溝を有するとともに両側縁部に継
手が形成され連続的に供給される長尺の弾性を有する帯
状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を係合させ
て形成された管状体を残置させ、前記既に形成された管
状体の前方に新たに供給される帯状部材をもって管状体
を付加形成するライニング施工装置であって、リンク体
の連なりよりなるリンク機構をもって屈撓自在とされる
とともに各リンク体の中折れが規制された閉合状の成形
フレーム;前記成形フレーム回りに回転自在に装着さ
れ、帯状部材を螺旋状に捲回して形成されるライニング
管の内面に当接する複数の案内ローラ;前記成形フレー
ムを介して取り付けられ、前記既に形成されたライニン
グ管と新たに供給される帯状部材との閉合部位に配され
るとともに帯状部材を挟着・接合する外面ローラと内面
ローラとからなり、かつ該外面ローラは前記帯状部材の
凹溝に嵌まり込む鍔部を有する接合機構部;前記接合機
構部に配され、その外面が最外方へ突出して管渠の壁面
に当接する回転自在の当接ローラ;を有し、 前記接合機構部の取り付けられる成形フレームのリンク
体の中折れ規制は解除されてなることを特徴とする。上
記構成において、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、接
合機構部に連動して配され、その外面が最外方へ突出
し、帯状部材の螺旋捲回される方向へ送り駆動力を付与
する送りローラであること、 当接ローラは以下の実施の形態で示されるように、ス
ペーサローラであること、 成形フレームには該成形フレームの周長を自在に変更
できる周長調製機構が配されること、は適宜採択される
選択的事項である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の管渠内用ライニング施工装置及び
その施工方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図16は本発明の管渠用ライニング施工装置の一
実施形態を示す。すなわち、図1及び図2は本ライニン
グ施工装置Sの全体の概略を示し、図3〜図16は本ラ
イニング施工装置Sの各部の構成を示す。また、図22
は帯状部材の一態様を示す。これらの図において、Pは
円形断面をなす管渠、Rはライニング管を示す。なお、
本装置Sの進行方向(矢印イ)をもって、前部、後部と
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D063 EA08 4F211 AD12 AG03 AG08 AG28 AH43 SA05 SC03 SD01 SD16 SD19 SD21 SH18 SJ13 SJ15 SJ22 SJ29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に円形断面をなす管渠内において、
    その外面の長手方向に凹溝を有するとともに両側縁部に
    継手が形成され連続的に供給される長尺の弾性を有する
    帯状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を係合さ
    せて形成された管状体を残置させ、前記既に形成された
    管状体の前方に新たに供給される帯状部材をもって管状
    体を付加形成する方法であって、 リンク体の連なりよりなるリンク機構をもって屈撓自在
    とされるとともに各リンク体の中折れが規制された閉合
    状の成形フレーム;前記成形フレーム回りに回転自在に
    装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成されるライ
    ニング管の内面に当接する複数の案内ローラ;前記成形
    フレームを介して取り付けられ、前記既に形成されたラ
    イニング管と新たに供給される帯状部材との閉合部位に
    配されるとともに帯状部材を挟着・接合する外面ローラ
    と内面ローラとからなり、かつ該外面ローラは前記帯状
    部材の凹溝に嵌まり込む鍔部を有する接合機構部;前記
    接合機構部に配され、その外面が最外方へ突出して管渠
    の壁面に当接する回転自在の当接ローラ;を有し、 前記接合機構部の取り付けられる成形フレームのリンク
    体の中折れ規制は解除され、 前記成形フレームの回転をなすとともに、前記当接ロー
    ラが常時管渠の壁面に当接され、該成形フレーム回りに
    帯状部材を螺旋状に捲回してライニング管を形成する、
    ことを特徴とする管渠内のライニング施工方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、当接ローラは接合機構
    部に連動して配され、その外面が最外方へ突出し、帯状
    部材の螺旋捲回される方向へ送り駆動力を付与する送り
    ローラである管渠内のライニング施工方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、当接ローラはスペーサ
    ローラである管渠内のライニング施工方法。
  4. 【請求項4】実質的に円形断面をなす管渠内において、
    その外面の長手方向に凹溝を有するとともに両側縁部に
    継手が形成され連続的に供給される長尺の弾性を有する
    帯状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を係合さ
    せて形成された管状体を残置させ、前記既に形成された
    管状体の前方に新たに供給される帯状部材をもって管状
    体を付加形成するライニング施工装置であって、 リンク体の連なりよりなるリンク機構をもって屈撓自在
    とされるとともに各リンク体の中折れが規制された閉合
    状の成形フレーム;前記成形フレーム回りに回転自在に
    装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成されるライ
    ニング管の内面に当接する複数の案内ローラ;前記成形
    フレームを介して取り付けられ、前記既に形成されたラ
    イニング管と新たに供給される帯状部材との閉合部位に
    配されるとともに帯状部材を挟着・接合する外面ローラ
    と内面ローラとからなり、かつ該外面ローラは前記帯状
    部材の凹溝に嵌まり込む鍔部を有する接合機構部;前記
    接合機構部に配され、その外面が最外方へ突出して管渠
    の壁面に当接する回転自在の当接ローラ;を有し、 前記接合機構部の取り付けられる成形フレームのリンク
    体の中折れ規制は解除されてなる、ことを特徴とする管
    渠内ライニング施工装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、当接ローラは接合機構
    部に連動して配され、その外面が最外方へ突出し、帯状
    部材の螺旋捲回される方向へ送り駆動力を付与する送り
    ローラである管渠内ライニング施工装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、当接ローラはスペーサ
    ローラである管渠内ライニング施工装置。
  7. 【請求項7】請求項4において、成形フレームには該成
    形フレームの周長を自在に変更できる周長調製機構が配
    される管渠内ライニング施工装置。
  8. 【請求項8】請求項4に記載の管渠内ライニング施工装
    置に関連して使用される用具であって、 成形フレームの内側に押圧固定され、管渠の形に相似し
    て成形フレームの形を実質的に決めるとともに、成形フ
    レームの接合機構部の取付け部のリンク体を内方に引き
    込む保形用具。
JP2000377828A 2000-12-12 2000-12-12 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置 Expired - Lifetime JP4177550B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377828A JP4177550B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置
KR1020027007502A KR100836462B1 (ko) 2000-12-12 2001-12-11 이면충전재의 동시 주입을 수반하는 파이프라인 내의 라인닝시공방법 및 그 시공장치
PCT/JP2001/010822 WO2002048594A1 (fr) 2000-12-12 2001-12-11 Procede et dispositif de construction d'un revetement interne dans un egout, remplissage simultane avec un materiau de remblai
AT01270723T ATE506568T1 (de) 2000-12-12 2001-12-11 Verfahren und vorrichtung zur auskleidung von abwasserkanälen und anschliessender, simultaner auffüllung mit füllmaterial
AU22599/02A AU784066B2 (en) 2000-12-12 2001-12-11 Tubular culvert interior lining method and lining apparatus with simultaneous injection of back-filling material
EP01270723A EP1281902B1 (en) 2000-12-12 2001-12-11 Method and device for lining construction in sewer followed by simultaneous filling of back-fill material
US10/169,081 US7186060B2 (en) 2000-12-12 2001-12-11 Method and device for lining construction in sewer followed by simultaneous filling of back-fill material
DE60144473T DE60144473D1 (de) 2000-12-12 2001-12-11 Verfahren und vorrichtung zur auskleidung von abwasserkanälen und anschliessender, simultaner auffüllung mit füllmaterial
JP2002549871A JP4313037B2 (ja) 2000-12-12 2001-12-11 裏込め材の同時注入を伴う管渠内のライニング施工方法
CNB018048455A CN1238650C (zh) 2000-12-12 2001-12-11 管渠内的内衬施工方法及其装置
TW090130784A TW502098B (en) 2000-12-12 2001-12-12 Method of applying inside lining for pipe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377828A JP4177550B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002181236A true JP2002181236A (ja) 2002-06-26
JP4177550B2 JP4177550B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=18846497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377828A Expired - Lifetime JP4177550B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4177550B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161907A (ja) * 2010-01-18 2011-08-25 Sekisui Chem Co Ltd 更生管の製管装置
JP5832687B1 (ja) * 2015-05-11 2015-12-16 株式会社大阪防水建設社 ライニング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161907A (ja) * 2010-01-18 2011-08-25 Sekisui Chem Co Ltd 更生管の製管装置
JP5832687B1 (ja) * 2015-05-11 2015-12-16 株式会社大阪防水建設社 ライニング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4177550B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU705061B2 (en) A method of and an apparatus for lining a pipeline
US6234226B1 (en) Apparatus for lining an inner face of tubular culverts having arbitrary cross section
JP5268773B2 (ja) 更生管の製管方法
JP3601230B2 (ja) 周長調整機構付き管渠内用ライニング施工装置並びにライニング施工方法
JP2010023350A (ja) 製管装置およびこの製管装置を用いた管状体の製管方法
JP2002181236A (ja) 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置
JP3026546B2 (ja) 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置
JP3163054B2 (ja) 管渠内用ライニング施工装置並びに管渠内におけるライニング施工方法
JP2011104777A (ja) 螺旋巻き製管装置
KR100308780B1 (ko) 파이프라인내의라이닝시공방법및그시공장치
JP6200307B2 (ja) 製管装置
JP2006181861A (ja) 既設管のライニング施工方法及び製管機
JPH08200547A (ja) 管渠内のライニング施工装置
JP3898862B2 (ja) 管渠内のライニング施工方法及びその施工用補助装置
JPH0861559A (ja) 管渠内のライニング施工装置
JP5926661B2 (ja) 製管装置
JP3545890B2 (ja) 立孔のライニング施工方法及びその装置
JP3258254B2 (ja) 異形断面管渠内用ライニング施工装置
JP3035471B2 (ja) 管渠内ライニング施工装置
JP7252822B2 (ja) 更生管用巻出冶具及び巻出方法
JP5358156B2 (ja) 更生管の製管装置および更生管の製管方法
JP5814848B2 (ja) 製管装置
JP2013233706A (ja) 更生管の製管装置
JP3676475B2 (ja) 既設管の更生方法
JP2009180343A (ja) 製管装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080822

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4177550

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term