JP3258254B2 - 異形断面管渠内用ライニング施工装置 - Google Patents

異形断面管渠内用ライニング施工装置

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JP3258254B2
JP3258254B2 JP12622497A JP12622497A JP3258254B2 JP 3258254 B2 JP3258254 B2 JP 3258254B2 JP 12622497 A JP12622497 A JP 12622497A JP 12622497 A JP12622497 A JP 12622497A JP 3258254 B2 JP3258254 B2 JP 3258254B2
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浜夫 山城
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康 北山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水道管、上水
道管及びガス管等の既設の管渠において、円形の一般断
面に限定されず、矩形あるいは卵形等の異形断面をなす
管渠に対し、その管渠の内面にライニング層を施工する
ライニング施工装置に関し、更に詳しくは、長尺の板状
体よりなる帯状部材を螺旋状に捲回して形成された管状
体いわゆるライニング管を矩形あるいは卵形等の異形断
面の管渠内に挿入してなされるライニング施工工事を実
施するためのライニング施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、特開平8−26136
3号(以下「先行発明」という)により、塑性変形性を
有する帯状部材を使用して異形断面管渠内にライニング
管を施工するライニング施工装置を提案した。すなわ
ち、その異形断面管渠内のライニング施工装置は、異形
断面管渠内において、塑性変形性を有するとともに両側
縁部に接合部が形成された長尺の塑性変形性帯状部材を
連続的に供給して螺旋状に捲回し、相接する継手相互を
係合させて形成して管状体を付加形成するライニング施
工装置であって、所定の幅と横剛性とを有し、リンク機
構をもって屈撓自在の成形フレーム、前記成形フレーム
回りに装着され、前記管状体の内面に当接する案内ロー
ラ、前記成形フレームを介して取り付けられ、前記既に
形成された管状体と新たに供給される帯状部材との接合
部相互の閉合部に配されるとともに帯状部材を挟着する
外面ローラと内面ローラとからなる接合機構部、前記成
形フレームの内側に配され、剛性を保持するとともに異
形断面形状の案内軌道を有し、前記成形フレームの移動
を規制する規制フレーム、からなることを特徴とする。
そして、この先行発明のライニング施工装置によれば、
成形フレームは規制フレームにより移動が強制され、帯
状部材を塑性変形させ、規制フレームの形状に合致する
異形断面のライニング管が形成される。
【0003】しかしながら、該先行発明によれば、規制
フレーム並びにこの規制フレームに係合する案内子の各
構造が複雑化し、製作手間がかかるものとなっている。
また、当該規制フレームは中心寄りとなり、該規制フレ
ームの内径寸法が小さくなり、流水中において流水断面
が小さく、流水抵抗が増大化し、製管作業の隘路となっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの先行発明
の問題点を解消すべくなされたものであり、規制フレー
ムを使用し塑性変形性を有する帯状部材に対する異形断
面管渠内のライニング施工装置において、構造が簡単
で、かつ、規制フレームの内径寸法の拡大化を図り、も
って帯状部材の巻込み動作を円滑になすことのできる異
形断面管渠内用ライニング施工装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の異形断面管渠内
用ライニング施工装置は上記目的を達成するため、次の
構成を採る。すなわち、その主たる構成は、異形断面管
渠内において、塑性変形性を有するとともに両側縁部に
接合部が形成された長尺の帯状部材を連続的に供給する
とともに螺旋状に捲回し、相接する接合部相互を接合さ
せて形成された管状体を残置させ、この既に形成された
管状体の前方に新たに供給される帯状部材をもってライ
ニング管を付加形成するライニング施工装置であって、
所定の幅と横剛性とを有し、リンク体の連なりによるリ
ンク機構をもって屈撓自在とされるとともに各リンク体
の中折れが防止された環状の成形フレーム;前記成形フ
レームに軸支された軸部に回転自在に、かつ間隔を存し
て相並んで装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成
されるライニング管の内面に当接するとともに、該成形
フレームの周回りに配される案内ローラ;前記案内ロー
ルと同じ軸部に装着されるとともに、該相並ぶ案内ロー
ルの間隔部に配され、該案内ロールの外径より小さな外
径をなし、その外周に案内溝を有する回転案内子;前記
成形フレームを介して取り付けられ、前記既に形成され
たライニング管と新たに供給される帯状部材との接合部
相互の位置に配されるとともに帯状部材を挟着する外面
ローラと内面ローラとからなる接合機構部;剛性を保持
するとともに異形断面形状の案内軌道を外周に有し、該
案内軌条を前記成形フレームの回転案内子の案内溝に嵌
合して前記成形フレームの内側に配される規制フレー
ム;からなることを特徴とする。また、この構成におい
て、回転案内子を軸部の中央に配すること、成形フレー
ムにその周長を調整する周長調整機構を付加すること、
は選択的事項である。また、他の主たる構成として、異
形断面管渠内において、塑性変形性を有するとともに両
側縁部に接合部が形成された長尺の帯状部材を連続的に
供給するとともに螺旋状に捲回し、相接する接合部相互
を接合させて形成された管状体を残置させ、この既に形
成された管状体の前方に新たに供給される帯状部材をも
ってライニング管を付加形成するライニング施工装置で
あって、所定の幅と横剛性とを有し、リンク体の連なり
によるリンク機構をもって屈撓自在とされるとともに各
リンク体の中折れが防止された環状の成形フレーム;前
記成形フレームに軸支された軸部に回転自在に、かつ間
隔を存して相並んで装着され、帯状部材を螺旋状に捲回
して形成されるライニング管の内面に当接するととも
に、該成形フレームの周回りに配される案内ローラ;前
記案内ロールと同じ軸部に装着されるとともに、該相並
ぶ案内ロールの間隔部に配され、該案内ロールの外径よ
り小さな外径をなし、その外周に案内溝を有する回転案
内子;前記成形フレームを介して取り付けられ、前記既
に形成されたライニング管と新たに供給される帯状部材
との接合部相互の位置に配されるとともに帯状部材を挟
着する外面ローラと内面ローラとからなる第1の接合機
構部;剛性を保持するとともに異形断面形状の案内軌道
を外周に有し、該案内軌条を前記成形フレームの回転案
内子の案内溝に嵌合して前記成形フレームの内側に配さ
れる規制フレーム;を有し、前記成形フレームには、前
記第1の接合機構部の後位に、所定間隔を隔てて、帯状
部材を挟着する外面ローラと内面ローラとからなる第2
の接合機構部が配されてなる、ことを特徴とする。
【0006】(作用)接合機構部の駆動に伴い、成形フ
レームの案内ローラ回りに帯状部材が螺旋状に捲回され
てライニング管を形成する。このとき、成形フレームは
規制フレームにより移動を規制され、規制フレームの形
状に沿って移動し、角部において塑性変形性の帯状部材
は曲げ力を付与される。本管渠内用ライニング施工装置
はその形成フレームとともに回転動作をなしつつライニ
ング管を形成してゆく。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の異形断面管渠内用ライニ
ング施工装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図14は本発明の異形断面管渠
用ライニング施工装置の一実施形態(第1実施形態)を
示す。すなわち、図1及び図2は本ライニング施工装置
Sの全体の概略を示し、図3〜図14は本ライニング施
工装置Sの各部の構成を示す。また、図16〜図18は
本発明に使用される帯状部材の各態様を示す。これらの
図において、Pは異形断面管渠、Rは該異形断面管渠P
内に施されるライニング管を示す。なお、本装置Sの進
行方向(矢印イ)をもって、前部、後部とする。
【0008】帯状部材100,130,140 図16は本実施形態のライニング施工装置において使用
される帯状部材の一例を示す。帯状部材100は本体が
一定厚さの平板状をなし、その外面の長手方向に適宜数
(図例では5)の突条102が連続的に縦設される。突
条102に先端部にはフランジ102aが形成される。
突条102の相互間は溝104もしくは溝空間を形成す
る。内面106は実質的に平滑に形成される。帯状部材
100の両側には互いに内外に重合して係合する接合部
100A,100Bが形成される。すなわち、前縁側接
合部100Aはその前端部の突条102Aの基部が膨径
され、その内面側より凹溝110が縦設され、更にこの
突条102Aより張出し部112が連設される。後縁側
接合部100Bは後端部の突条102Bより張出し部1
14が張設され、該張出し部114の端部寄りに前記前
縁側接合部100Aの凹溝110に係合する凸条116
が縦設される。この帯状部材100において、中間の突
条102間に金属製(通常は鋼製)の断面W字形をなす
塑性変形機能材としての塑性変形材120が装着され
る。該塑性変形材120は図例の位置に限定されず、そ
の他の位置あるいは複数箇所であってもよく、また、形
状としてV字形、U字形等が採択される。接合時におい
て、相隣れる帯状部材100の前縁部と後縁部とが重な
り合い、前縁側接合部100Aに後縁側接合部100B
が後記する接合ローラ部の外面ローラと内面ローラとの
挟着作用を受けて、凹溝110内に凸条116が、ま
た、突条102Bのフランジ102a内に張出し部11
2の端部がそれぞれ嵌り込み、接合される。この場合、
主たる係合は凹溝110と凸条116とによりなされ、
張出し部112と突条102Bとは従たる係合をなすも
のであり、従って、場合によっては従たる係合は省略さ
れうる。更に、本実施形態では張出し部112,114
の当接部分にはシール材118が介装され、接合性を高
める。なお、接合部100A,100Bにおける嵌合係
合で十分であれば、当該シール材118を省略すること
ができる。帯状部材は合成樹脂の素材をもって作成さ
れ、特に成形性の観点から押出し形成により連続的に成
形できる塩化ビニール(PVC)樹脂が好適である。し
かし金属製による成形を妨げるものではない。
【0009】図17は帯状部材の他の態様を示す。この
帯状部材130は、外面の長手方向に適宜数の台形状の
突条132が連続的に縦設され、突条132の間は谷部
134に形成される。突条132及び谷部134は幅方
向に等しいピッチをなす。内面136は実質的に平滑に
形成される。帯状部材130の両側には互いに内外に重
合して係合する接手部130A,130Bが形成され
る。この帯状部材130において、突条132内に線材
としての塑性変形材122が埋設される。接合時におい
て、外側接手部130Aに内側接手部130Bが接合ロ
ーラ部の外面ローラと内面ローラとにより押圧され、対
応する係合部位すなわち丸形凹溝と丸形凸条とが、ま
た、切込み凹溝と張出し部の端部とがそれぞれ嵌合し、
接合される。
【0010】図18は更に他の帯状部材の態様を示す。
このものは主材(主帯状部材)140と嵌合材150と
の組み合わせよりなり、主材140は突条142及び溝
144を有し、その両端部には接合部140A,140
Bが形成され、該接合部140A,140Bに嵌合溝1
46が形成される。また、嵌合材150は主材140の
嵌合溝146に弾圧的に嵌まり込む嵌合突条152を有
する。そして、主材140の突条142間にV字形の塑
性変形材124が装着される。該塑性変形材124の取
付け位置は図例に限定されない。接合時において、相並
べられた主材140の接合部140A,140B間に跨
って嵌合材150が接合される。
【0011】ライニング施工装置S(図1〜図10参
照) 図1〜図14を参照して、本実施形態のライニング施工
装置Sの構成を説明する。図1及び図2に示されるよう
に、このライニング施工装置Sは、所定幅を有し複数の
リンク体により構成されるリンク機構をもって屈撓自在
の環状体をなす成形フレーム1、該成形フレーム1のリ
ンク機構の各軸部に配される複数の案内ローラ2及び回
転案内子3、該成形フレーム1に取り付けられ、内面ロ
ーラ4と外面ローラ5とを含む接合機構部6、及び、該
成形フレーム1の内側に配される矩形形状をなす規制フ
レーム7、の主要部からなる。本実施形態においては、
更に、この成形フレーム1に周長調整機構8が付加され
る。
【0012】以下、各部の細部構造を説明する。成形フレーム1 (図1〜図7参照) 成形フレーム1は、所要の幅をもって環状体をなし、全
体がリンク機構をもって外径方向へは屈撓自在となって
おり、かつ横剛性を有し、その一部は接合機構部7の取
付け部となる。すなわち、この環状体の屈撓性は複数の
リンク体10が軸部11を介して連なったリンク連鎖よ
り得られる。
【0013】(リンク機構)(図3・図4参照) リンク体10は、本実施形態では、図3・図4に示され
るように、外側リンク体10Aと、内側リンク体10B
との2態様を採り、交互に配される。外側リンク体10
Aは、全体としてH形をなし、相平行する側板12とこ
れらの中央部においてこれらを剛的に繋ぐ連結板13と
からなる。側板12の両側には円形の軸孔14が開設さ
れる。内側リンク体10Bは、コ字形をなす2つの分割
体10bより組み立てられて全体として外側リンク体1
0Aと同形のH形をなす。すなわち、この分割体10b
は、短側板16と背板17とからなるコ字体をなし、背
板17相互を対接してボルト・ナットにより剛結され、
H形体として一体的に組み立てられる。短側板16には
外側リンク体10Aの側板12の軸孔14に対応して円
形の軸孔18が開設される。しかして、外側リンク体1
0Aと内側リンク体10Bとは、外側リンク体10Aの
側板12の内側に内側リンク体10Bの側板16を重ね
るとともに、それらの軸孔14,18の軸心を一致さ
せ、該軸孔14,18内に固定保持された軸受20を介
して軸部11が挿通され、リンク機構を構成する。従っ
て、軸部11は回転自在となる。
【0014】(中折れ防止機構)(図4・図5参照) リンク体10の相互は180°を基準に、外折れが可能
とされるが、中折れは防止される。このため、中折れ防
止機構が設けられるものであって、図4・図5にその一
例を示す。すなわち、一方のリンク体10(I)の側板
の端部にはストッパー用の凹部22が凹設され、他のリ
ンク体10(II)の側板には先のリンク体10(I)
側に突設するストッパー23が固設されてなり、ストッ
パー23がストッパー凹部22の一方の端面22aに当
接することにより中折れが阻止される。また、ストッパ
ー23はストッパー凹部22の他方の端面22bに当接
するまで外折れが可能である。凹部22の開き角度
(α)が揺動幅となる。
【0015】(取付け部)(図6・図7参照) 取付け部は、他のリンク体と同様の構成を採り、内面ロ
ーラ4を抱持する2つの分割体25,26からなり、図
6・図7に示すように、分割体26は接合機構部6との
取付けに供される。分割体25,26の側板には前記し
た中折れ防止機構22,23が設けられる。該取付け部
の回転方向のリンク体10b’は、その前側板を後方へ
後退され、細幅状をなす。その後退幅は帯状部材100
を受け入れるに十分な幅とされる。
【0016】本実施の形態の成形フレーム1において
は、17個のリンク体より構成されているが、これを減
少させることも、あるいは増加させることも自由であ
る。要は、施工対象となる管渠の径に合わせて増減され
る。
【0017】案内ローラ2(図1〜図4、図6・図7参
照) 案内ローラ2は、成形フレーム1の各軸部11に各2つ
(前部案内ローラ2A、後部案内ローラ2B)装着され
る。該案内ローラ2A,2Bは本実施例では軸部11に
一体に取り付けられたものとなっているが、軸受を介し
て取り付ける態様も採られる。ローラ本体は硬質の合成
樹脂体あるいは金属体よりなり、帯状部材100の内面
に当接する。
【0018】回転案内子3(図1、図3、図12参照) 回転案内子3は剛性をもって形成され、成形フレーム1
の各軸部11の中央に回転自在に装着される。回転案内
子3の外径は案内ローラ2の径よりも小さくされ、中央
にV溝28が凹設され、後記する規制フレーム7の案内
軌条を受け入れる。
【0019】接合機構部6(図1・図2、図6、図8〜
図10参照) 接合機構部6は、成形フレーム1の側部の取付け部に装
着される。該接合機構部6は送りローラを備える。接合
機構部6は、内面ローラ4と外面ローラ5とが組となっ
た接合ローラ部30を主体とし、かつ、これらのローラ
4,5の同期回転を図る歯車機構31を収めるととも
に、該歯車機構31に連動する送り機構32を保持する
箱体33、及び該箱体33に取り付けられローラ4,5
の回転駆動源としての油圧モータ34を含む。そして、
螺旋状に捲回される帯状部材100の接合部、すなわち
当該帯状部材100が最初に閉合する位置に対応して配
される。
【0020】(箱体33)箱体33は、図8・図9に示
されるように、上部分33Aと下部分33Bとに分か
れ、上部分33Aはピン軸36回りに開放可能とされ、
閉合装置37をもって上部分33Aを下部分33Bへ閉
合する。箱体33は上下部分33A,33Bにわたって
その前後面により歯車機構31の軸部の保持をなす。ま
た、箱体33の下部分33Bにおいて、前面部は油圧モ
ータ34の取付け部に供され、後面部は成形フレーム1
の取付け部のリンク体に取り付けられる。箱体33の他
の側面には上部分33Aを下部分33Bへ閉合する閉合
装置37が取り付けられる。図示するものはその一例で
あって、上部分33Aから突設されたリブ38に連結棒
39が枢着され、また、下部分33Bにはリブ38と同
位相で二又状の受棚40が突設され、連結棒39はこの
受棚40の凹部に入り込む。連結棒39にはコイルばね
41及びその下部のねじ部に螺合するナット42が順次
装着され、ナット42の締込みをもってコイルばね41
を受棚40の下面に押し付けるようにされている。これ
により、コイルばね41の弾性により上部分32Aの締
付け力が適宜に調整される。
【0021】(歯車機構31)歯車機構31は、図9に
示されるように、箱体33の前後壁にわたって下方より
順次、回転自在に架け渡された3つの軸部44,45,
46を有し、各軸部44,45,46に歯車47,4
8,49が固設される。そして、第2の軸部45には内
面ローラ4(4A,4B)が連結され、第3の軸部46
には外面ローラ5が連結される。図示されるように、第
1の軸部44の回転に対して第2軸部45は逆方向に、
第3軸部46は順方向に回転し、ひいては内面ローラ4
と外面ローラ6とは互いに逆回転となる。なお、これら
の歯数を調整することにより軸部45,46の回転数、
ひいてはローラ4,5の回転数を調整することができ
る。本実施形態では3つの軸部44,45,46は回転
軸受をもって支持固定されてなるが、すべり軸受を用い
ることは自由である。
【0022】(送り機構32)送り機構32は、箱体3
3の外部において第2の軸部45に固設される駆動スプ
ロケット52、第3の軸部46に回転自在に装着される
スプロケット付き送りローラ53(53aはその送りロ
ーラ部、53bはそのスプロケット部)及びチェーン5
4からなる。もっと詳しくは、駆動スプロケット52
は、その外周に歯車歯52aを有し、キーを介して、も
しくはスプライン係合をもって第2の軸部45に固定さ
れ、該軸部45と一体に回転する。スプロケット付き送
りローラ53は、小径部のスプロケット部53bと大径
部の送りローラ部53aとからなり、軸受を介して第3
の軸部46に回転自在に装着される。スプロケット部5
3bはその外周に歯車歯を有する。送りローラ部53a
は、本実施形態では鋼製素材よりなるが、適宜、その外
周に帯状の弾性輪(図示せず)を装着されうる。チェー
ン54は、駆動スプロケット52とスプロケット付き送
りローラ53のスプロケット部53bとに巻き掛けら
れ、駆動スプロケット52の駆動力をスプロケット付き
送りローラ53に伝達する。しかして、送りローラ53
の回転は管渠Pの管壁に当接し、その回転をもって本装
置Sの回転速度を決めるが、その速度は後述する接合ロ
ーラ部30により製管されるライニング管Rの成形速度
に同期して、あるいは該成形速度よりも若干速くされ
る。
【0023】(油圧モータ34)油圧モータ34は、そ
の駆動軸34aを第1の軸部44に連結して箱体33の
前面に取り付けられる。該油圧モータ34には、該油圧
モータ34に油を送るイン側配管56aと、該油圧モー
タ34から油を排出するアウト側配管56bとが接続さ
れる。更に、これらの配管56は、箱体33あるいは成
形フレーム1の適宜位置に取り付けられる回転継手57
(図1参照)に接続され、該回転継手57には外部の圧
力源に連なる配管58が接続される。この回転継手57
を介することにより、回転動作を伴う油圧モータ34側
の配管56と、回転動作のない外部側配管58との間の
作動流体の授受をなす。この歯車機構31・油圧モータ
34により、油圧モータ34の駆動力は第1の軸部44
に伝達され、かつ、歯車機構31を介して第2・第3の
軸部45,46に伝達される。第2軸部45と第3軸部
46とは互いに逆回転となる。
【0024】(接合ローラ部30)接合ローラ部30
は、図9に示すように、内面ローラ4と外面ローラ5と
が互いに管軸方向に相並んで、かつ、両ローラ4,5の
間に帯状部材100を挟着するように所定の間隔を保っ
て配される。内面ローラ4は案内ローラ2と同様、前部
及び後部の2つのローラ4A,4Bが回転案内子3を挟
んで配される。そして、前記したように、内面ローラ4
は第2の軸部45に直結的に取り付けられ、外面ローラ
5は第3の軸部46に直結的に取り付けられる。
【0025】図10は接合ローラ部30の詳細構造を示
す。図16は接合ローラ部30の内面及び外面の2つの
ローラ4,5及び回転案内子3を拡大して示すととも
に、これらのローラ4,5と帯状部材100との対応関
係を示す。図示されるように、本実施形態ではこれらの
ローラ4,5は帯状部材100の複数(本実施形態では
3)スパンにわたって配される。また、Hは帯状部材1
00相互の最初の閉合部を示す。
【0026】内面ローラ4は円筒状をなし、帯状部材1
00の内面に密着し、閉合部Hを含め、外面ローラ5を
もって外方から押圧される帯状部材100を支持する。
なお、前部内面ローラ4Aの前端部には拡径部4aが形
成され、かつ該拡径部4aに帯状部材100の内面の溝
110に係合する鍔4bが突設されるものであるが、適
宜省略されうる。図例では該内面ローラ4はその軸部の
一端をフレーム1に支持されているが、両端をフレーム
1に支持する構成を採りうることは勿論である。
【0027】外面ローラ5は円筒本体5aに所定間隔を
もって複数の輪状鍔部5bが形成されてなり、これらの
輪状鍔部5bは帯状部材100の突条102間の溝10
4に嵌まり込む。また、円筒本体5aの外周は帯状部材
100の突条102の外面に圧接される。該円筒本体5
aの外面にはローレット加工が施され、帯状部材100
との滑りを防ぐ。また、その一部5a’は小径にされ、
突条102から外れる。輪状鍔部5bに付き、閉合部H
に対応する2個一対の輪状鍔部5b’はその周側部が帯
状部材100に当接する。他の輪状鍔部5bについては
格別当接する必要はなく、突条102間の溝104に嵌
まり込むことが肝要である。
【0028】この接合機構部6のライニング管Rへの取
付けは、箱体33の上部分33Aを開放し、外面ローラ
5の輪状鍔部5bを帯状部材100の突条102のピッ
チに合致させ、かつ、閉合部Hに輪状鍔部5b’を位置
させ、しかる後、上部分33Aを下部分33Bに閉合
し、閉合装置37を閉鎖し、そのナット32を締め込ん
でなす。
【0029】規制フレーム7(図11・図12参照) 規制フレーム7は、鋼製よりなり、大きな剛性を有する
矩形形状の枠体をなし、フレーム本体60と該フレーム
本体60の外周に突設される案内軌条61とから構成さ
れる。角部においては所定の曲率半径rの丸みを持つ。
該規制フレーム7は通常には分割体をもって組み立てら
れる。案内軌条61は回転案内子3のV溝に嵌合する。
もっと詳しくは、フレーム本体60は、チャンネル材よ
りなり、周方向に適宜間隔を存してリブ63が設けら
れ、剛性を高める。案内軌条61は、所定の厚さを保持
する剛性体よりなり、その先端は回転案内子3のV溝に
嵌合するテーパー面61aに形成され、フレーム本体6
0の外周に固設される。図12は成形フレーム1と規制
フレーム7との係合関係の詳細を示す。図において、6
5は軸部11に外嵌される鞘管であり、軸部11と一体
になるが、軸部11からの取り外しは可能となってい
る。しかして、この鞘管65を介して、案内ローラ2に
はスラスト軸受66、ラジアル軸受67が装着され、回
転案内子3にはラジアル軸受68が装着される。69は
回転案内子3の位置を保持するスペーサである。
【0030】周長調整機構8(図13・図14参照) 周長調整機構8は成形フレーム1のリンク機構の適宜箇
所に配され、当該成形フレーム1の周長を調整する。図
13・図14に示されるように、本周長調整機構8は、
本実施の形態では内側リンク体10Bに装着され、更に
具体的には当該分割体10bの背板17間に装着され
る。しかして、この周長調整機構8は、相対向する背板
17に固設されたナット体71と、このナット体71間
に螺装され回動部73を有する調整ボルト72とからな
る。なお、対となるナット体71のねじ孔74a,74
bのねじは互いに逆に切られている。調整ボルト72
は、十分な強度を持ち、中央の回動部73を挟んで両端
部に向けて互いに逆方向にねじが切られたねじ部72
a,72bを有し、それらのねじ部72a,72bを対
応するナット体71のねじ孔74a,74bに螺合され
る。
【0031】本実施形態の周長調整機構8は、通常は1
つの内側リンク体10Bにおいて幅方向に2つ設けられ
るが、3つ以上であってもよく、その数に限定されな
い。また、形成フレーム1の4箇所に配されるものであ
るが、配置箇所は適宜に決められ、その数に限定されな
い。しかして、調整ボルト72の回動により、そのねじ
部72a,72bに螺合された相対向するナット体71
は、互いに引き寄せられる方向あるいは離れる方向に移
動し、これにより一対となった分割体10bの背板17
間の距離を自在に調整する。
【0032】管渠P内のライニング施工 叙上のライニング施工装置Sは以下のように管渠内のラ
イニング施工に適用され、操作される。図15はそのラ
イニング施工工事の概要を示す。この施工工事では地下
埋設管渠として矩形断面をなす下水道管渠Pへの適用例
を示す。図において、Q1は上流側人孔、Q2は下流側
人孔である。図15に示されるように、地上部において
は、上流側人孔Q1側では帯状部材100を巻き付けた
回転台付き巻出し装置Tが配され、下流側人孔Q2側で
は油圧駆動源Gが配される。工事は上流側から下流側に
沿ってなされる。
【0033】以下、工程順に説明する。 (1) 本ライニング施工装置Sを人孔Q1の開口を介して
更生の対象となる矩形断面管渠P内に搬入する。本施工
装置Sの成形フレーム1は分解・組立て可能となってお
り、規制フレーム7も分割体よりなり、人孔Q1内への
搬入は容易である。更に、接合機構部6はこの成形フレ
ーム1に取付け可能となっており、現場での取付けも容
易である。
【0034】(2) 次いで、人孔Q内において本ライニン
グ施工装置Sを組み立てる。すなわち、規制フレーム7
を組み立て、この規制フレーム7回りにその回転案内子
3を係合させつつ成形フレーム1を組み付けるととも
に、該成形フレーム1の所定の側面に接合機構部6を装
着する。更に、油圧配管系の接続をなす。しかる後、本
ライニング施工装置Sを矩形断面管渠Pの入口に臨ませ
て配する。
【0035】(3) 帯状部材100を人孔Q1内に引き込
み、本ライニング施工装置Sの接合機構部6に導入し、
該接合機構部6の駆動により、帯状部材100を成形フ
レーム1回りに数回捲回し、ライニング管(これを開始
用ライニング管という)Roを作製する。このとき、接
合機構部6においては、接合ローラ部30の内面ローラ
4と外面ローラ5とはライニング管Roの閉合部に配さ
れ、外面ローラ5の輪状鍔部5bは帯状部材100の溝
104に嵌め込まれ、特に輪状鍔部5b’は閉合部Hに
正確に当接され、また、内面ローラ4の鍔4bは帯状部
材100の凹溝110に係合される。
【0036】(4) 接合機構部6の内外面ローラ4,5を
回転駆動により、内面ローラ4と外面ローラ5との挟着
力をもって、帯状部材100の閉合部Hにおいて、その
継手構造により開始用ライニング管Roに連なって新た
に供給される帯状部材100は接合される。更にまた、
本ライニング施工装置Sの接合機構部6の駆動により、
案内ローラ2及び接合機構部6を組み付けた成形フレー
ム1は、規制フレーム7の形状に沿って進行する。規制
フレーム7の角部において、接合機構部6の接合ローラ
部30は帯状部材100を内方へ折り込む。帯状部材1
00は塑性変形性を有し、そのまま折り曲げ状態を保持
する。そして、本施工装置Sの全体は管周方向に公転
し、かつ管軸方向に前進する。これにより帯状部材10
0は螺旋状に捲回され、矩形形状のライニング管Rが製
管される。
【0037】(4A)この工程において、規制フレーム7は
常時同一位相状態を保つ。すなわち、既に形成されたラ
イニング管Rはその自己保形力により、矩形断面形状を
なし、該規制フレーム7はこの矩形形状をなうライニン
グ管R内に保持される。また、送り機構32の送りロー
ラ53は管渠Pの管壁に当接し、その回転により管壁か
らの反作用を受けて本装置Sを回転させる。
【0038】(4B)更に、この工程において、帯状部材1
00は地上部に配された巻出し装置Tより順次供給され
る。該巻出し装置Tは、図15にその構成の一例を示す
ように、人孔Q1の開口部周りに配された円形軌状20
0上に転子202を介して回転台204が回転自在に配
備され、この回転台204に帯状部材100を繰出し自
在に巻き付けた巻胴206が回転自在に支持されてな
る。これにより、円形軌条200に沿う回転台204の
水平面での回転と巻胴206の鉛直面での回転とが合成
される。製管動作に伴い帯状部材100はねじれ回転を
なすが、巻出し装置Tにおいてはこの回転に同期して回
転台204をもってこれに追従する。
【0039】(5) 施工装置Sの前進に伴い、本施工装置
Sの後に残置されたランニング管Rはその可塑性によ
り、全体的に矩形形状を保持する。
【0040】(6) 管渠Pの所定長(通常には人孔Q1か
らQ2までの全長区間)にわたってライニング管Rが施
工されると、本施工装置Sが取り外される。本施工装置
Sはまた、既に述べたように分割することができ、人孔
Qを介して外部への搬出も容易である。
【0041】(7) 管渠Pの全長にライニング管Rが施工
されると、管渠Pとライニング管Rとの間隙にセメント
ミルクMが充填され、その固結を待って本実施形態の施
工工事は完了する。
【0042】本実施形態の異形断面管渠用ライニング施
工装置Sによれば、規制フレーム7が成形フレーム1側
すなわち外方側へ寄るので、流水断面が確保されるばか
りでなく、該中央空間を介して挿通される帯状部材に無
理な曲げ応力を与えず、円滑な製管作業を実施すること
ができる。
【0043】(第2実施形態)本発明の異形断面管渠用
ライニング装置の他の実施の形態(第2実施形態)を示
す。本実施形態のライニング装置Vは、図2に一点鎖線
で示すように、第1実施形態の成形フレーム1に更に別
の接合機構部(これを「第2の接合機構部」と称す)を
付加したものである。すなわち、図2において、第2の
接合機構部6Bは第1の接合機構部6Aの後方に、所定
数(図例では3)のリンク体を介して配される。もっと
言えば、この2連の接合機構部7A,7Bは形成フレー
ム1の角部において可及的接近して90°配置を採る。
該第2の接合機構部7Bは第1の接合機構部7Aの構成
に準じるが、帯状部材100に対する受け入れのための
回転方向のリンク体の前面板の後退はない。そして、第
1接合機構部7Aが角部を曲がる過程において、後続す
る第2接合機構部7Bの把持作用を受けて帯状部材10
0は次第に曲げられ、これらの2連の接合機構部7A,
7Bが直交状をなすとき所定の曲げが付与される。
【0044】このライニング施工装置Vによれば、2連
の接合機構部7A,7Bにより角部において当該塑性変
形性帯状部材100がより確実に折れ曲げ変形を受ける
ことになる。
【0045】本発明は叙上の実施の形態にのみ限定され
るものではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種
々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発
明の技術的範囲に包含される。 先の実施形態では成形フレーム1と規制フレーム7と
の係合を回転案内子3を介してなしたが、回転案内子3
に替え、すべり機能を持つ案内子を採用することができ
る。 先の実施形態では回転案内子3は2この相並ぶ案内ロ
ーラ2の中央に単数配されているが、案内ローラ2を3
もしくはそれ以上設け、これらの間に複数配する態様を
採ることができる。 規制フレーム7は矩形状に限らず、その他の多角形、
例えば3角形、5角形等を採ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る本発明の異形断面管渠内
用ライニング施工装置によれば、規制フレームが成形フ
レーム側すなわち外方側へ寄るので、流水断面が確保さ
れる。更には、内径空間の拡大により、該中央空間を介
して挿通される帯状部材に無理な曲げ応力を与えず、円
滑な製管作業を実施することができる。請求項4に係る
本発明の異形断面管渠内用ライニング施工装置によれ
ば、その2つの接合機構部により塑性変形性の帯状部材
を確実に折り曲げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異形断面管渠内のライニング施工装置
の一実施形態の全体を示す縦断面図。
【図2】本ライニング施工装置の一部を省略した正面
図。
【図3】ライニング施工装置を構成する成形フレームの
一部断面平面図(図4の3方向矢視図)。
【図4】成形フレームの一部断面側面図(図3の4方向
矢視図)。
【図5】成形フレームの中折れ防止機構を示す図。
【図6】成形フレームの取付け部の平面図。
【図7】成形フレームの取付け部の側面図(図6の7方
向矢視図)。
【図8】接合機構部の正面図。
【図9】接合機構部の縦断面図。
【図10】接合機構部の接合ローラの構成図。
【図11】規制フレームの正面図。
【図12】成形フレームと規制フレームとの係合関係を
示す拡大断面図。
【図13】周長調整機構の一態様図。
【図14】図13の14−14縦断面図
【図15】ライニング施工工事の要領図。
【図16】 帯状部材の一態様図。
【図17】 帯状部材の他の態様図。
【図18】 塑性変形性を有する帯状部材の態様図。
【符号の説明】
P…異形断面管渠、R…ライニング管、S…ライニング
施工装置、1…成形フレーム、2…案内ローラ、3…回
転案内子、4…内面ローラ、5…外面ローラ、6…接合
機構部、7…規制フレーム、8…周長調整機構、10…
リンク体、11…軸部、100,130,140,15
0…帯状部材、120,122,124…塑性変形性を
有する帯状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 康 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−261363(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024 B29C 63/32 E03F 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異形断面管渠内において、塑性変形性を
    有するとともに両側縁部に接合部が形成された長尺の帯
    状部材を連続的に供給するとともに螺旋状に捲回し、相
    接する接合部相互を接合させて形成された管状体を残置
    させ、この既に形成された管状体の前方に新たに供給さ
    れる帯状部材をもってライニング管を付加形成するライ
    ニング施工装置であって、 所定の幅と横剛性とを有し、リンク体の連なりによるリ
    ンク機構をもって屈撓自在とされるとともに各リンク体
    の中折れが防止された環状の成形フレーム;前記成形フ
    レームに軸支された軸部に回転自在に、かつ間隔を存し
    て相並んで装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成
    されるライニング管の内面に当接するとともに、該成形
    フレームの周回りに配される案内ローラ;前記案内ロー
    ルと同じ軸部に回転自在に装着されるとともに、該相並
    ぶ案内ロールの間隔部に配され、該案内ロールの外径よ
    り小さな外径をなし、その外周に案内溝を有する回転案
    内子;前記成形フレームを介して取り付けられ、前記既
    に形成されたライニング管と新たに供給される帯状部材
    との接合部相互の位置に配されるとともに帯状部材を挟
    着する外面ローラと内面ローラとからなる接合機構部;
    剛性を保持するとともに異形断面形状の案内軌道を外周
    に有し、該案内軌条を前記成形フレームの回転案内子の
    案内溝に嵌合して前記成形フレームの内側に配される規
    制フレーム;からなることを特徴とする異形断面管渠内
    用ライニング施工装置。
  2. 【請求項2】相並ぶ案内ローラは2つであり、回転案内
    子は軸部の中央に配される請求項1に記載の異形断面管
    渠内用ライニング施工装置。
  3. 【請求項3】成形フレームにはその周長を調整する周長
    調整機構が付加されてなる請求項1又は2に記載の異形
    断面管渠内用ライニング施工装置。
  4. 【請求項4】 異形断面管渠内において、塑性変形性を
    有するとともに両側縁部に接合部が形成された長尺の帯
    状部材を連続的に供給するとともに螺旋状に捲回し、相
    接する接合部相互を接合させて形成された管状体を残置
    させ、この既に形成された管状体の前方に新たに供給さ
    れる帯状部材をもってライニング管を付加形成するライ
    ニング施工装置であって、 所定の幅と横剛性とを有し、リンク体の連なりによるリ
    ンク機構をもって屈撓自在とされるとともに各リンク体
    の中折れが防止された環状の成形フレーム;前記成形フ
    レームに軸支された軸部に回転自在に、かつ間隔を存し
    て相並んで装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成
    されるライニング管の内面に当接するとともに、該成形
    フレームの周回りに配される案内ローラ;前記案内ロー
    ルと同じ軸部に装着されるとともに、該相並ぶ案内ロー
    ルの間隔部に配され、該案内ロールの外径より小さな外
    径をなし、その外周に案内溝を有する回転案内子;前記
    成形フレームを介して取り付けられ、前記既に形成され
    たライニング管と新たに供給される帯状部材との接合部
    相互の位置に配されるとともに帯状部材を挟着する外面
    ローラと内面ローラとからなる第1の接合機構部;剛性
    を保持するとともに異形断面形状の案内軌道を外周に有
    し、該案内軌条を前記成形フレームの回転案内子の案内
    溝に嵌合して前記成形フレームの内側に配される規制フ
    レーム;を有し、 前記成形フレームには、前記第1の接合機構部の後位
    に、所定間隔を隔てて、帯状部材を挟着する外面ローラ
    と内面ローラとからなる第2の接合機構部が配されてな
    る、ことを特徴とする異形断面管渠内用ライニング施工
    装置。
  5. 【請求項5】規制フレームは4角枠体をなし、第1の接
    合機構部と第2の接合機構部とは、該4角枠体の角部に
    おいて可及的接近して90°に配されてなる請求項4に
    記載の管渠内用ライニング施工装置。
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