JP7321078B2 - 製管機 - Google Patents

製管機 Download PDF

Info

Publication number
JP7321078B2
JP7321078B2 JP2019234783A JP2019234783A JP7321078B2 JP 7321078 B2 JP7321078 B2 JP 7321078B2 JP 2019234783 A JP2019234783 A JP 2019234783A JP 2019234783 A JP2019234783 A JP 2019234783A JP 7321078 B2 JP7321078 B2 JP 7321078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
moving
pipe
making machine
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019234783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021102309A (ja
Inventor
和孝 三山
賢俊 篠原
Original Assignee
株式会社クボタ建設
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ建設 filed Critical 株式会社クボタ建設
Priority to JP2019234783A priority Critical patent/JP7321078B2/ja
Publication of JP2021102309A publication Critical patent/JP2021102309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7321078B2 publication Critical patent/JP7321078B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、管渠の壁面に所定のピッチで螺旋状に巻き立てられたストリップどうしを直接的に又はジョイナを介して間接的に連結することによって更生管を形成する製管機に関する。
特許文献1に、車体60に、既設管Pの内面(天井、側壁、床)にストリップ1とジョイナ2を螺旋状に巻き立てて管状体200を形成する製管機100が開示されている。なお、当該背景技術の説明中の各構成及び各符号は特許文献1におけるものである。
ストリップ1とジョイナ2は、硬質塩化ビニルなどの合成樹脂から構成されている。
当該製管機100は、嵌合ユニット30や送りユニット40を備え、ストリップ1を既設管Pの内面に所定のピッチで螺旋状に巻き立てられたストリップ1どうしをジョイナ2によって間接的に連結させることで、具体的には、ストリップ1の長手方向に沿った両脇に設けられた嵌合部1cに、ジョイナ2の長手方向に沿った両脇に設けられた嵌合部2cを圧入してストリップ1とジョイナ2とを連結することによって管状体200を形成する。
製管機100は、車体60の四隅に車輪65が備えられ、駆動源64の動力によって車輪65を回転させることにより既設管Pの管軸方向に走行可能となっている。
ところで、ストリップ1の嵌合部1cと、ジョイナ2の嵌合部2cとが適切に嵌合されるためには、嵌合ユニット30のローラ31a、31bがジョイナ2全体をストリップ1に向けて適切に押圧する必要があり、ローラ31a、31bの幅方向の中央部が、押圧するジョイナ2の幅方向の中心に位置していることが最適である。従来は、ローラ31a、31bを適切な位置からジョイナ2に向けて押圧させるため、製管機100自体を進行方向に沿って前後に走行させることで、ローラ31a、31bの位置を前後に移動させていた。
既設管Pの断面形状が円形である場合は、管軸から壁面までの距離が一定であることから、ストリップ1の巻き立てに伴う嵌合位置の、製管機100の進行方向の前後の相対的な位置変化は少なかった。しかし、既設管Pの断面形状が円形でないような場合、例えば、矩形であるような場合には管軸から壁面までの距離が面部と角部において異なることから、嵌合位置の、製管機100の進行方向の前後の相対的な位置変化が大きく、そのため高い頻度でローラ31a、31bの位置が適切に調節される必要がある。
また、管状体200を形成しようとする既設管Pの内面が滑らかでないような場合には、当該内面に沿って巻き立てられるストリップ1の表面に凸凹が生じることもある。このような場合には、ジョイナ2を押圧すべき位置が変わるため、ローラ31a、31bの位置がその都度適切に調節される必要がある。
このようなローラ31a、31bの位置合わせのために、製管機100ごと移動させるのは煩雑である。そこで、製管機100の移動を伴うことなく、ローラ31a、31bが適切な位置からジョイナ2をストリップ1に向けて押圧できるようローラ31a、31bの位置を容易に調節できる機構が求められていた。
特開2013-199097号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、嵌合ローラの位置を容易に調節できる製管機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための、本発明に係る製管機の特徴構成は、管渠の壁面に所定のピッチで螺旋状に巻き立てられたストリップどうしを直接的に又はジョイナを介して間接的に連結することによって更生管を形成する製管機であって、前記管渠の内部を走行可能な本体部と、前記本体部において当該製管機の進行方向の前方へ向けて延設されるとともに回転可能に構成されたシャフトと、前記シャフトに、当該シャフトと一体的に回転可能に支持された嵌合アームと、前記嵌合アームに設けられ、後から巻き立てられた前記ストリップを、先に巻き立てられた前記ストリップに向けて押圧して、前記ストリップと嵌合させる、又は、前記ストリップどうしに跨るように配置された前記ジョイナを前記ストリップに向けて押圧し、前記ストリップと前記ジョイナとを嵌合させる嵌合ローラと、前記嵌合ローラの前記嵌合アームに対する位置を、当該製管機の進行方向に沿って前後に位置調節可能な位置調節機構と、が設けられ、前記位置調節機構は、前記嵌合ローラを前記製管機の進行方向に沿って前後に直線移動させるように構成されている点にある。
上述の構成によると、位置調節機構によって、嵌合ローラの位置合わせのために製管機の移動を伴うことなく、嵌合ローラの嵌合アームに対する位置を当該製管機の進行方向に沿って前後に容易に調節できることができるようになった。
本発明においては、前記位置調節機構は、前記嵌合アームに設けられた基台部と、前記嵌合ローラを支持しながら当該基台部に対して相対的に位置の変更が可能に構成された移動部と、当該移動部を前記基台部に対して移動させる移動機構とを備えていると好適である。
位置調節機構は、嵌合アームに設けられた基台部と、嵌合ローラを支持する移動部とを、移動機構によって相対的に移動させる構成により容易に実現される。
本発明においては、前記移動機構は、前記移動部の前記基台部に対する位置を、当該製管機の進行方向の前後に、少なくとも、螺旋状に巻き立てられたストリップの当該製管機の進行方向に沿った幅に亘って移動可能に構成されていると好適である。
嵌合ローラの嵌合アームに対する位置が、少なくとも、螺旋状に巻き立てられたストリップの当該製管機の進行方向に沿った幅に亘って移動可能であれば、嵌合ローラの位置合わせのために製管機の移動を伴うことなく、嵌合ローラの嵌合アームに対する位置を当該製管機の進行方向に沿って前後に適切に調節できる。
本発明においては、前記移動機構は、前記移動部の前記基台部に対する位置を無段階に調節可能に構成されていると好適である。
上述の構成によると、嵌合ローラの嵌合アームに対する位置が無段階に調節可能であることから、嵌合ローラの嵌合アームに対する位置の微調節ができるため、嵌合ローラは適切な位置から例えばジョイナをストリップに向けて押圧することができる。
本発明においては、前記移動機構は、前記基台部に設けられたガイドレールと、前記基台部に設けられたボルト螺合部と、前記ボルト螺合部に貫設された雌ネジ穴に螺合可能なボルト状部材と、前記移動部に設けられ前記ガイドレールに摺動可能なガイドシューと、前記ボルト状部材が遊貫され当該ボルト状部材の螺進に伴って追従移動する追従移動部とを備え、前記追従移動部は、前記ボルト状部材の螺進に前記移動部が追従移動するように、前記移動部に固定されていると好適である。
上述の構成によると、ボルト状部材を基台部に設けられたボルト螺合部に対して螺進させると、追従移動部はボルト状部材に追従移動し、したがって移動部が基台部に対して移動する。その際、ガイドシューがガイドレールに摺動する態様により移動するため、移動部の基台部に対する移動は安定して行われる。
本発明においては、前記位置調節機構は、前記移動機構による前記移動部の移動を固定する固定機構を備えていると好適である。
上述の構成によると、固定機構により基台部に対する移動部の相対的な移動を固定できるため、位置の調節後に嵌合ローラが嵌合アームに対して意図せず移動することが防止できる。
製管機の側面図である。 位置調節機構の説明図である。 位置調節機構の要部説明図である。 位置調節機構の要部説明図である。 位置調節機構の説明図である。 位置調節機構の要部説明図である。 製管機の正面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1及び図7に示すように、本発明に係る製管機10は、断面形状が矩形の管渠1の内部を走行しながら、管渠1の壁面に更生管2を形成するものである。
更生管2は、製管機10によって、ストリップ3を、管渠1の壁面に所定のピッチで螺旋状に巻き立てられたストリップ3どうしをジョイナ4を介して間接的に連結することによって連続的に形成される。
ストリップ3及びジョイナ4は、さまざまな環境の変化に対応できる十分な強度を備えた材料、例えば硬質塩化ビニル等の合成樹脂で形成された帯板状部材である。
図2に示すように、ストリップ3は長手方向の両側縁に嵌合凸部51が設けられており、ジョイナ4は長手方向の両側縁にストリップ3の嵌合凸部51に嵌合可能な嵌合凹部52が設けられている。
使用前のストリップ3及びジョイナ4は、当該製管機10が更生管2を形成する管渠1に連通するマンホールの周辺の地上にそれぞれ円状に巻かれた状態で保管されている。使用時には当該マンホールを介して管渠1の内部に引き込まれる。本実施形態においては、ストリップ3及びジョイナ4は、製管機10の進行方向の前方から供給される。
製管機10によって、ストリップ3の嵌合凸部51に、ジョイナ4の嵌合凹部52を嵌合することにより、管渠1の壁面にストリップ3を螺旋状に巻き立てられたストリップ3どうしがジョイナ4によって間接的に連結される。
なお、本実施形態においては、管渠1は、断面形状が矩形であるため、天面や角部にあらかじめスペーサ6が配置されており、ストリップ3は実際にはスペーサ6の表面に沿って巻き立てられる。そして、スペーサ6によって設けられる管渠1の壁面と更生管2との空隙に充填材を注入することによって、管渠1と更生管2が一体化される。
図1に示すように、製管機10は、管渠1の内部を管軸方向に走行可能な本体部11に、駆動ユニット12、旋回ユニット13等が備えられている。
本体部11には、四隅に車輪14が備えられ、この車輪14によって走行可能となっている。さらに、本体部11には、管渠1の壁面に形成された更生管2に向けて、本実施形態においては上方に向けて補助輪15が延設されている。補助輪15が更生管2の表面に当接することによって本体部11の円滑な走行が補助される。
駆動ユニット12は、地上に設置されたエアコンプレッサからチューブを介して供給される空気の圧力によって駆動するエアモータや、当該エアモータの出力を変速する伝達機構等を備えて構成されている。
旋回ユニット13には、本体部11において製管機10の進行方向の前方へ向けて延設されたシャフト16が備えられている。シャフト16は、駆動ユニット12のエアモータから出力される動力によって回転可能に構成されている。
シャフト16には、製管機10の進行方向の前方から順に、送りユニット17を有する送りアーム18、嵌合ユニット19を有する嵌合アーム20、補助嵌合ユニット21を有する補助嵌合アーム22がこの順で備えられている。
送りアーム18は嵌合アーム20に対して、製管機10を進行方向の前方から見て、シャフト16の回転方向の前方に一定の角度をなし、かつ、送りアーム18に配設された送りユニット17が製管機10の進行方向の前方から供給されてきたストリップ3を、一対の送りローラ23によって引き込み、後述する嵌合ユニット19が備える嵌合ローラ24の進路前方の管渠1の壁面に沿うように送り出せるように、シャフト16に備えられている。
なお、一対の送りローラ23は、図示しないエアコンプレッサからチューブを介して供給される空気の圧力によって駆動する。また、角度については、管渠1の形状やストリップ3の剛性に応じて適度に調節される。また、管渠1の壁面に沿うとは、管渠1にスペーサ6が設けられるときには、当該スペーサ6の表面に沿うことをいう。
送りユニット17によるストリップ3の送り出し角度は、製管機10の走行速度も考慮して、ストリップ3が所定のピッチで、具体的には隣り合うストリップ3の嵌合凸部51とジョイナ4の嵌合凹部52とが適切に嵌合し得る間隔をあけて、管渠1の壁面に沿って螺旋状に巻き立てられるように設定されている。
嵌合アーム20及び補助嵌合アーム22は、製管機10を進行方向の前方から見て180度の角度をなし、かつ、嵌合アーム20に配設された嵌合ユニット19が、補助嵌合アーム22に配設された補助嵌合ユニット21よりも、管渠1の壁面に螺旋状に巻き立てられたストリップ3の半巻き分に相当する距離だけ進行方向の前方に位置するように、シャフト16に備えられている。
嵌合ユニット19が有する嵌合ローラ24は、隣り合うストリップ3どうしに跨るように配置されたジョイナ4を押圧し、当該ジョイナ4の嵌合凹部52を隣り合うストリップ3のそれぞれの嵌合凸部51に嵌合させる(図2参照)。
ストリップ3とジョイナ4の嵌合は、主に、進行方向の前方側に配置されている嵌合ローラ24によって行われる。
補助嵌合ユニット21が有する補助嵌合ローラ25は、嵌合ローラ24による上記嵌合の際の反力を支持するとともに、嵌合ローラ24が嵌合し損ねた嵌合凸部51及び嵌合凹部52の嵌合を行う。
嵌合アーム20及び補助嵌合アーム22には、それぞれ複動型のエアシリンダ機構が内蔵されている。嵌合アーム20及び補助嵌合アーム22は、図示しないエアコンプレッサからチューブを介して各エアシリンダ機構に供給される空気の圧力によって個別に伸縮が可能に構成されている。嵌合凸部51及び嵌合凹部52の嵌合の際には、当該エアシリンダ機構による嵌合アーム20及び補助嵌合アーム22の伸長により嵌合ローラ24及び補助嵌合ローラ25は管渠1の壁面に向けて付勢される。
シャフト16は、製管機10の進行方向の前方から見て反時計まわりに旋回するように構成されている。したがって、送りユニット17、嵌合ユニット19及び補助嵌合ユニット21は、製管機10の進行方向の前方から見て反時計まわりに旋回する。
製管機10を管渠1の管軸方向に沿って走行させながら、シャフト16を旋回させることによって、送りユニット17、嵌合ユニット19及び補助嵌合ユニット21は管渠1の内部を螺旋状に進行する。
ストリップ3の嵌合凸部51と、ジョイナ4の嵌合凹部52とが適切に嵌合されるためには、嵌合ローラ24が適切な位置からジョイナ4をストリップ3に向けて押圧する必要がある。
そこで、製管機10の嵌合ユニット19に、嵌合ローラ24の嵌合アーム20に対する位置調節が可能な位置調節機構30が備えられている。
位置調節機構30は、嵌合ローラ24の嵌合アーム20における位置を、製管機10の進行方向に沿って前後に位置調節するための機構である。
図2から図6に示すように、位置調節機構30は、基台部31と、移動部32と、移動機構33と、固定機構34とを備えている。これらの部材は、ステンレス鋼等の金属を適宜加工することによって形成されている。
基台部31は、嵌合アーム20の先端に設けられたプレート状の部材である。
移動部32は、基台部31に対して相対的に位置変更可能に構成されたプレート状の部材であり、これに嵌合ローラ24が支持されている。
なお、嵌合ローラ24は、移動部32に対して、揺動機構26を介して取り付けられている。揺動機構26によって嵌合ローラ24の首振りが可能であるため、更生管2を形成しようとする管渠1の内部が滑らかでないような場合には、当該壁面や、その壁面に沿って形成される更生管2の表面に生じた不陸、段差により、巻き立てたストリップ3の表面に凸凹が生じても、これに沿ってジョイナ4を適切に押圧することができる。
移動機構33は、移動部32を基台部31に対して任意に移動させるための機構であり、ガイドレール35と、ボルト螺合部36と、雌ネジ穴37に螺合可能なボルト状部材38と、ガイドシュー39と、追従移動部40とを備えている。
ガイドレール35は、基台部31に設けられる部材であり、ガイドシュー39がこれに沿って摺動する。
ボルト螺合部36は、基台部31の、ガイドレール35に挟まれた位置に設けられる。
ボルト螺合部36には、製管機10の進行方向に沿って、雌ネジ穴37が貫設されている。
ボルト状部材38は、半ネジの六角ボルトから構成され、雄ネジ部381が雌ネジ穴37に対して螺合するように構成されている。
雄ネジ部381の長さは、当該移動機構33による嵌合ローラ24の嵌合アーム20に対する移動量に対応する。本実施形態においては、螺旋状に巻き立てられたストリップ3の製管機10の進行方向に沿った幅と同じ長さを有する。
本実施形態においては、ストリップ3の有効幅は123mmでありジョイナ4の有効幅は42mmであることから、更生管5の一巻きの有効幅は165mm(=123mm+42mm)である。移動機構33による嵌合ローラ24の嵌合アーム20に対する移動量の移動量は、この更生管5の一巻きの有効幅である165mmに構成されている。このように、移動機構33は、嵌合ローラ24の嵌合アーム20における位置を、製管機10の進行方向の前後に、螺旋状に巻き立てられたストリップ3の製管機10の進行方向に沿った幅に亘って、すなわち更生管5の一巻きに対応する距離を移動させることができる。
なお、移動機構33は、ボルト状部材38の螺進により嵌合アーム20の嵌合アーム20に対する相対的な移動をするような構成であることから、嵌合ローラ24の嵌合アーム20における位置を、移動可能な距離の範囲内において無段階に調節可能となっている。
ボルト状部材38の首下部には、頭部382の直下や、雄ネジ部381以外の部分と雄ネジ部381との境界に、フランジ383、384が設けられている。
ガイドシュー39は、移動部32に設けられた部材であり、これがガイドレール35に摺動することによって、移動部32は基台部31に対して移動する。
追従移動部40は、移動部32の、ガイドシュー39に挟まれた位置に設けられている。追従移動部40は、基台部31に向いて開いたU字状の溝部を有する部材である。この溝部の幅は、ボルト状部材38のフランジ383とフランジ384とに囲まれた首下部が遊貫可能な大きさである。
追従移動部40、ボルト状部材38がボルト螺合部36に対して螺進するのに伴って、フランジ383又はフランジ384に当接される態様によって追従移動する。これにより、移動部32は、基台部31に対して相対移動する。なお、ボルト状部材38の操作は、ラチェット等の工具を用いてボルト状部材38の頭部382を回すことにより行う。なお、嵌合ローラ24の嵌合アーム20に対する初期位置は、更生管2の形成作業において、嵌合ローラ24を現在位置より前方へも後方へも動かせるように、移動可能な範囲の中央であることが好ましい。
固定機構34は、ハンドノブから構成されている。当該ハンドノブは、そのネジ部が移動部32を貫通するように移動部32に螺着されている。当該ハンドノブのネジ部の先端がフランジ384に接触又は離間して、移動機構33による移動部32の基台部31に対する移動が阻止又は許容される。
移動機構33による嵌合ローラ24の位置合わせは、嵌合アーム20を収縮させ、嵌合ローラ24が嵌合すべきストリップ3及びジョイナ4から離間した状態で行われる。
ジョイナ4に対して嵌合ローラ24が後方にあるようなときは、位置調節機構30によって嵌合ローラ24を前方へ移動させることができる(図3参照)。逆に、ジョイナ4に対して嵌合ローラ24が前方にあるようなときは、位置調節機構30によって嵌合ローラ24を後方へ移動させることができる(図4参照)。このように、更生管2の形成作業において、適宜、嵌合ローラ24をジョイナ4を適切に押圧し得るような位置に容易に移動させることができる。
特に、管渠1の断面形状が矩形や馬蹄形のように、対向する壁面間の最長距離と最短距離とが大きく異なることによって押圧すべきジョイナ4の位置が嵌合ローラ24に対して前後しやすい場合であっても、嵌合ローラ24の位置調節を容易に行うことができる。
上述の実施形態においては、位置調節機構30が、嵌合ユニット19のみに位置調節機構が備えられる場合について説明したが、これに限らない。位置調節機構30は、嵌合ユニット19と補助嵌合ユニット21との両方に備えられてもよいし、補助嵌合ユニット21のみに備えられてもよい。
上述した実施形態においては、移動機構33は、ボルト状部材38を手動により操作する場合について説明したが、ボルト状部材38はエアモータ等のアクチュエータにより操作する構成であってもよい。
また、移動機構33は、ボルト状部材38を用いた構成に限らない。例えば、スライダ・クランク機構やラック・アンド・ピニオンを用いた構成であってもよい。例えば、移動機構33がラック・アンド・ピニオンであれば、移動部32に、製管機10の進行方向の前後方向に沿ってラックを配置し、基台部31の側に当該ラックと噛み合うピニオンを配置する。このピニオンを回転操作すると、当該ピニオンに噛み合うラックが移動し、したがって移動部32が移動することとなる。
また、位置調節機構は、例えば、移動部32を基台部31に対して移動可能に構成するとともに、所定の位置や、任意の位置において摺動が固定可能な固定機構を備えればよい。例えば、固定機構は、移動部32と基台部31とを共通のボルト状部材及びナットで締結する構成であってもよい。その際、移動部32又は基台部31側のボルト穴を、進行方向に沿って複数個設けておき、任意のボルト穴に対して締結することによって、移動部32と基台部31との相対的な位置が調節可能に構成してもよい。また、移動部32側ないし基台部31側のボルト穴を長穴から構成してもよい。
位置調節機構30は、作業員が手動で操作するような構成に限らず、エアモータと、複数のギヤからなる伝達機構からなるエアモータ機構や、複動型のエアシリンダ機構等の、製管機の外部から供給される空気の圧力によって駆動する機構によって駆動される構成であってもよい。
上述した実施形態においては、ストリップ3及びジョイナ4が製管機10の進行方向の前方から供給される場合について説明したが、これに限らない。例えばストリップ3のみが製管機10の進行方向の前方から供給され、ジョイナ4は製管機10の進行方向後方から供給されてもよい。また、ストリップ3及びジョイナ4は作業員によって人力で送りユニット17に送られてもよいし、送りユニット17の前方に備えられた案内ユニットによって送られてもよい。
上述の実施形態では、更生管2がストリップ3とジョイナ4から構成される場合について説明したが、更生管2はストリップ3のみから構成されていてもよい。この場合ストリップ3の一方の端縁に嵌合部が備えられ、他方の端縁に前記嵌合部と嵌合する嵌合部が備えられる。嵌合ローラ24によって、後から巻き立てられたストリップ3を押圧し、当該ストリップ3に設けられた嵌合部と、先に巻き立てられたストリップ3に設けられた嵌合部とを嵌合することによって更生管2が形成される。
上述の実施形態では、管渠1が矩形の断面形状を有する場合を例に説明したが、管渠1の断面形状は矩形に限らず、円形であってもよいし、非円形、例えば馬蹄形であってもよい。
上述した実施形態は、いずれも本発明の一例であり、当該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能である。
1 :管渠
2 :更生管
3 :ストリップ
4 :ジョイナ
5 :嵌合アーム
51 :嵌合凸部
52 :嵌合凹部
10 :製管機
11 :本体部
16 :シャフト
19 :嵌合ユニット
20 :嵌合アーム
24 :嵌合ローラ
30 :位置調節機構
31 :基台部
32 :移動部
33 :移動機構
34 :固定機構
35 :ガイドレール
36 :ボルト螺合部
37 :雌ネジ穴
38 :ボルト状部材
381 :雄ネジ部
382 :頭部
383 :フランジ
384 :フランジ
39 :ガイドシュー
40 :追従移動
42 :移動部

Claims (6)

  1. 管渠の壁面に所定のピッチで螺旋状に巻き立てられたストリップどうしを直接的に又はジョイナを介して間接的に連結することによって更生管を形成する製管機であって、
    前記管渠の内部を走行可能な本体部と、
    前記本体部において当該製管機の進行方向の前方へ向けて延設されるとともに回転可能に構成されたシャフトと、
    前記シャフトに、当該シャフトと一体的に回転可能に支持された嵌合アームと、
    前記嵌合アームに設けられ、後から巻き立てられた前記ストリップを、先に巻き立てられた前記ストリップに向けて押圧して、前記ストリップと嵌合させる、又は、前記ストリップどうしに跨るように配置された前記ジョイナを前記ストリップに向けて押圧し、前記ストリップと前記ジョイナとを嵌合させる嵌合ローラと、
    前記嵌合ローラの前記嵌合アームに対する位置を、当該製管機の進行方向に沿って前後に位置調節可能な位置調節機構と、が設けられ
    前記位置調節機構は、前記嵌合ローラを前記製管機の進行方向に沿って前後に直線移動させるように構成されている製管機。
  2. 前記位置調節機構は、前記嵌合アームに設けられた基台部と、前記嵌合ローラを支持しながら当該基台部に対して相対的に位置の変更が可能に構成された移動部と、当該移動部を前記基台部に対して移動させる移動機構とを備えている請求項1に記載の製管機。
  3. 前記移動機構は、前記移動部の前記基台部に対する位置を、当該製管機の進行方向の前後に、少なくとも、螺旋状に巻き立てられたストリップの当該製管機の進行方向に沿った幅に亘って移動可能に構成されている請求項2に記載の製管機。
  4. 前記移動機構は、前記移動部の前記基台部に対する位置を無段階に調節可能に構成されている請求項2又は3に記載の製管機。
  5. 前記移動機構は、前記基台部に設けられたガイドレールと、前記基台部に設けられたボルト螺合部と、前記ボルト螺合部に貫設された雌ネジ穴に螺合可能なボルト状部材と、前記移動部に設けられ前記ガイドレールに摺動可能なガイドシューと、前記ボルト状部材が遊貫され当該ボルト状部材の螺進に伴って追従移動する追従移動部とを備え
    前記追従移動部は、前記ボルト状部材の螺進に前記移動部が追従移動するように、前記移動部に固定されている請求項2から4のいずれか一項に記載の製管機。
  6. 前記位置調節機構は、前記移動機構による前記移動部の移動を固定する固定機構を備えている請求項2から5のいずれか一項に記載の製管機。
JP2019234783A 2019-12-25 2019-12-25 製管機 Active JP7321078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019234783A JP7321078B2 (ja) 2019-12-25 2019-12-25 製管機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019234783A JP7321078B2 (ja) 2019-12-25 2019-12-25 製管機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021102309A JP2021102309A (ja) 2021-07-15
JP7321078B2 true JP7321078B2 (ja) 2023-08-04

Family

ID=76754565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019234783A Active JP7321078B2 (ja) 2019-12-25 2019-12-25 製管機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7321078B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7124906B2 (ja) * 2021-02-17 2022-08-24 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191329A (ja) 2002-11-14 2003-07-08 Adachi Kensetsu Kogyo Kk 管渠内のライニング施工装置
JP2013155863A (ja) 2012-02-01 2013-08-15 Kubota Koken:Kk 製管装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191329A (ja) 2002-11-14 2003-07-08 Adachi Kensetsu Kogyo Kk 管渠内のライニング施工装置
JP2013155863A (ja) 2012-02-01 2013-08-15 Kubota Koken:Kk 製管装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021102309A (ja) 2021-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7321078B2 (ja) 製管機
KR100982545B1 (ko) 스크류 제조기
KR102143404B1 (ko) 제관 장치 및 제관 방법
US6443040B1 (en) Process for manufacturing screws and a device for actuating the process
JP5329370B2 (ja) 螺旋巻き製管装置
JP5778050B2 (ja) 製管装置
JP4471762B2 (ja) ライニング方法およびその装置
JP6809857B2 (ja) 螺旋管の製管方法及び製管装置
JP6242257B2 (ja) 製管機に備えられる支持機構、及び該支持機構を備えた製管機
US9109334B1 (en) Backer rod installation tool
JP5778051B2 (ja) 製管装置
JP7092518B2 (ja) 螺旋管の製管方法、製管装置、及び帯状部材
JP5926661B2 (ja) 製管装置
JP6832109B2 (ja) 螺旋管の製造方法及び製管装置
JP2019199026A (ja) 製管機
JP2019199027A (ja) 製管機
JP5891152B2 (ja) 更生管の製管装置
JP2015112790A (ja) 製管装置
JP5778480B2 (ja) ライニング装置およびそれを用いたライニング方法
JP7345386B2 (ja) 製管機
JP2015016580A (ja) 製管装置
JP6242258B2 (ja) 製管機に備えられる支持機構、及び該支持機構を備えた製管機
JP6768455B2 (ja) 送りユニット及び製管機
JP5774466B2 (ja) 製管工法および製管装置
FI85231C (fi) Maskin foer framstaellning av roer med spiralsoem.

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20220623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7321078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150