JP5777418B2 - エレベータ用巻き上げ機 - Google Patents
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Description
そこで、特に、このように、爆発性ガスの発生する危険場所で使用されるエレベータには、各種の防爆規格に適合させる必要がある。
こうしたエレベータの巻き上げ機については、全閉構造であって、爆発性雰囲気が容器の内部に侵入して爆発が生じた場合、容器が爆発圧力に耐え、かつ爆発による火炎が容器の外部の爆発性雰囲気に点火しないようにした耐圧防爆構造とするのが一般的である。
減速機とシーブはそもそも構造的に高い強度が求められており、さらに外部の爆発性雰囲気の着火原因となるような火花や過熱も発生しないので、爆発の着火源となることはなく、しかも、それ自体電気部品の範疇に属さないので、防爆規格への適合を検討する必要はない。
また、電動機については、そもそも個別にケーシングを備えており、このケーシングの強度、剛性を防爆規格に適合するように設計すればよい。
特に、近年、エレベータの落下事故を反映して、エレベータ用巻き上げ機に2系統のブレーキ装置を配備することが求められるようになったことから、電動機ケーシングをさらに大型化せざるを得ない状況にある。
しかも、こうしたブレーキ装置には安全管理上、定期検査が求められているが、このように、防爆規格に適合したケーシング内のブレーキ装置を保守点検するために、重量のある開閉蓋を毎回取り外して、限られた時間内で点検作業を行わなければならないことから、作業負担がきわめて高いという問題があった。
一方、このブレーキアームを駆動するための電磁石を含む電磁駆動装置については、設計上所定の強度、剛性を有する全閉構造の鋼製容器などに収容することにより、防爆規格に適合する耐圧防爆構造とすることができる。また、この型式のブレーキ装置では、ブレーキドラムの周囲に2系統のブレーキを配置することにより、ブレーキシューの点検及び調整が容易になり上述の安全基準にも適合することができる。
さらには、ブレーキ動作を検知するスイッチに対し、別個に防爆規格に適合させる必要がなくなることから、エレベータの巻き上げ機のコストを低減できるとともに、保守点検の作業性を抜本的に改善できる。
エレベータ1は、昇降路2の上端に専用の機械室3を備え、その内部に巻き上げ機4が設置されている。巻き上げ機4は、ワイヤロープ5を介して乗りかご6及び釣り合い重り7を昇降路2に吊り下げている。
巻き上げ機4は、電動機10、歯車減速機11、ドラム式の電磁ブレーキ12を備え、電動機10の駆動軸は、ウォームシャフト、ウォームホイールなどからなる歯車減速機11を介してシーブ8に連結されている。
ブレーキドラム13は、電動機10の駆動軸に同軸状に固定されて、駆動軸と一体に回転するものであり、その外周面には、制動力を発生させる摩擦面が形成されている。
また、電磁駆動装置16は鉄心16aとその外周の電磁コイル16bとを備え、通電時、鉄心16aに一体に取り付けられたロッド16c、16dを介して、ブレーキアームレバー14a、14bの上端を引き込み、一対のブレーキシュー15a、15bのそれぞれを外方に駆動して、ブレーキドラム13を開放する。
各開口から外側に突出したスタッドボルト18a、18bには、スプリング押さえ板18e、18fを介してコイルバネ18g、18hが挿入されており、スタッドボルト18a、18bに螺合するナットを回動して、スプリング押さえ板18e、18fの位置を調整することにより、コイルバネ18g、18hによる弾圧力を調整できるようになっている。なお、スプリング押さえ板18e、18fの位置は、目盛板18c、18dにより確認できるようになっている。
なお、前述のように、シーブ8はそもそも構造的に高い強度が求められており、ブレーキアーム14a、14b、電磁駆動装置16のロッド16c、16d、さらにはケーシング16eの下方に一体的に形成されたアーム16fなども、強力な制動力を発生させるものであることから、設計上の強度で防爆規格上の強度を十分にクリアすることができ、温度上昇面でも着火源となる値にはならないものである。
ブレーキアーム14a、14b上端には、図4に示されるように、スイッチブラケット19がそれぞれ設けられており、このスイッチブラケット19は、ブレーキアーム14a、14bからケーシング16eに沿って上方に延び、ケーシング16eに向けて屈曲した後、ケーシング16eと所定の間隙を隔ててケーシング16eに対向するよう配置されている。スイッチブラケット19の上端には、位置調整可能なボルト式のロッド20が螺合されており、そのケーシング16e側の端部は、図5に示されるように、スイッチ押圧装置21のプッシュボタン21bに対向している。なお、プッシュボタン21bは、スイッチ押圧装置21の押圧シャフト21aの外端に取り付けられており、ブレーキアーム14a、14bの作動に連動して、ロッド20のケーシング16e側端部が、プッシュボタン21bを所定のストロークで押圧あるいは開放されるよう位置調整されている。
なお、プッシュボタン21bを外方から手動で押圧することにより、マイクロスイッチ22自体の異常も簡単に点検することができる。
2 昇降路
3 機械室
4 巻き上げ機
5 ワイヤロープ
6 乗りかご
7 釣り合い重り
8 シーブ
9 機械台
10 電動機
11 歯車減速機
12 ドラム式の電磁ブレーキ
13 ブレーキドラム
14a、14b ブレーキアームレバー
15a、15b ブレーキシュー
16 電磁駆動装置
17a、17b アームレバーピン
18 スタッドボルト
19 スイッチブラケット
20 ボルト式のロッド
21 スイッチ押圧装置
21a 押圧シャフト
21b プッシュボタン
21c 円筒体
21d 隔壁
22 マイクロスイッチ
Claims (2)
- 電動機の駆動軸に同軸状に固定されて一体に回転するブレーキドラムと、
該ブレーキドラムの両側に対向して配置され、前記ブレーキドラムの外周面に形成した摩擦面に対し、ブレーキシューを圧接させる制動位置と、開放する開放位置との間で揺動可能な一対のブレーキアームと、
前記ブレーキアームの一端を付勢し、該ブレーキアームを前記制動位置に圧接させるスプリングと、
前記ブレーキアームの他端に当接し、該ブレーキアームを前記開放位置に駆動する電磁駆動装置とを備えたエレベータの巻き上げ機において、
前記ブレーキドラムを開放し、前記ブレーキシューに貼りついている摩擦材を目視により確認できるようにするとともに、
前記電動機及び前記電磁駆動装置をそれぞれケーシングに収容し、
前記電磁駆動装置を収容するケーシングの内部に、該電磁駆動装置の動作を感知するスイッチを配設するとともに、
前記電磁駆動装置を収容するケーシングに、外部からの作動力に応じて前記スイッチを押圧するスイッチ押圧装置を取り付け、
前記電磁駆動装置の作動により、前記一対のブレーキアームが駆動されたのに連動して、前記スイッチ押圧装置を介して前記スイッチを作動させるロッドを、前記一対のブレーキアームの前記他端に配設したことを特徴とするエレベータの巻き上げ機。 - 前記スイッチ押圧装置は、前記ロッドの押圧により前記マイクロスイッチを作動させる押圧シャフトと、前記電磁ブレーキ装置を収容するケーシングの内壁に固定されるとともに、内部に前記押圧シャフトが挿通される隔壁が一体成型された円筒体を備えた本体とを有していることを特徴とする請求項1に記載されたエレベータの巻き上げ機。
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