JPH01247383A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH01247383A
JPH01247383A JP7372988A JP7372988A JPH01247383A JP H01247383 A JPH01247383 A JP H01247383A JP 7372988 A JP7372988 A JP 7372988A JP 7372988 A JP7372988 A JP 7372988A JP H01247383 A JPH01247383 A JP H01247383A
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JP
Japan
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brake
car
abnormality
motor
electric motor
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JP7372988A
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English (en)
Inventor
Masashi Yonemoto
正志 米本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/027Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions to permit passengers to leave an elevator car in case of failure, e.g. moving the car to a reference floor or unlocking the door

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野] この発明はかご駆動用電動機のブレーキ装置異常検出時
に、上記電動機(こブレーキトルクを発生させ、エレベ
ータの安全運転を行うエレベータの制御装置に関するも
のである。 【従来の技術] エレベータのかごWE駆動用電動機停止中摩擦ブレーキ
によって保持されているのは周知である。 このような摩擦ブレーキとしては従来、特公昭60−4
2151号に示された第4図のようなものがある。 図において、1はブレーキ腕、2は収納体、3は収納体
2に固着されブレーキ腕1を遊嵌するばね案内棒、4は
ばね案内棒3に嵌装されブレーキ腕1の上端を互いに接
近する方向へ押圧する力を与える押ばね、5はブレーキ
腕1にねし込まれたボルト、6は7字状に形成されピン
7によって収納体2に枢着された作動腕で、その一端は
ボルト5の先端によって位置が規制されている。8は作
動腕6の他端に衝頭して直立するプランジャロッド、9
はプランジャロッド8に接続されたプランジャ、10は
プランジャロッド8を遊嵌する穴を底部に有する円部状
磁性体で形成されたハウジングで収納体2によって支持
されている。11はハウジング10の外側に配置された
ブレーキコイル、12は収納体2に取り付けられプラン
ジャ9によって動作するブレーキの動作検出スイッチで
ある。 上記構成に係るブレーキ装置の動作を説明するならば、
ブし・−キコイル11が励磁されろと、プランジャ9は
下方へ移動し、プランジャロッド8が作動85i16を
下方へ押し下げる。これにより、作動腕6はピン7を中
心にして回動し、ボルト5を介してブレーキ腕1を押ば
ね4の力に抗して開放する。この結果、電動機(図示し
ない)の拘束は解除される。 一方、プランジャ9の動きは動作検出スイッチ12によ
り監視される。そして、何らかの原因でプランジャ9の
動作が異常になった場合、これを動作検出スイッチ12
で検出することによりブレーキ装置の異常を発見してい
た。 【発明が解決しようとする課題】 従来のエレベータのブレーキ装置は以上のように構成さ
れているので、プランジャの動きを正確に検出するため
には検出スイッチの取付位置を調整する必要があるが、
検出スイッチは収納体に取り付けられているため調整は
容易でなく保守性に難点があり、また経年変化により動
作が不安定になる欠点があった。 また、ブレーキの正常動作を監視する場a1実際のブレ
ーキトルクを検出するのではなく、プランジャの動きを
監視する方法をとっているので、プランジャ動作が正常
にも拘らずブレーキ腕への油付着等により、ブレーキト
ルクが不足するような異常は検出できず、信頼性に欠け
るものがあった。 この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、何らか・の原因でブレーキトルクが不足して
電動機の回転拘束が不十分になっても、容易にトルク不
足を検出し電動機にトルク不足を補足させろエレベータ
の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの制御装置は、ブレーキ装置
の制動指令と共に、かご駆動用型li!1機の回転数を
回転検出器にて検出した際、ブレーキの異常検出信号を
出力するブレーキ異常検出手段と、異常検出信号を入力
した時、上記電動機にトルクを発生させ、ブレーキトル
クを補足すると共に、かごを終端階へ走行させる電動機
制御手段とを備えたものである。
【作  用】
この発明によれば、ブレーキに制動指令が出さfl、当
然かご駆動用電動機の回転が拘束されているにも拘らず
、電動機の回転軸に係合された回転検出器で回転が検出
されろと、その原因はブレーキ異常にあるとして、ブレ
ーキ異常検出手段が電動機制御手段に異常検出信号を入
力し、ブレーキ装置に代って電動機自身にブレーキトル
クを発生させ、かごを終端階へ走行させるようにしたた
め、ブレーキ異常に対処したエレベータの安全運転が速
やかに行える。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図は本実施例によるエレベータの制御装置の全体構成図
である。図において、21は図示しないかご駆動用電動
機の運転速度を指令する速度指令手段であり、該速度指
令に基づいて電動機制御手段22は電動機に供給する電
圧指令値を演算する。23は該電圧指令値により、パル
ス幅変調信号を生成する方形波パルスのパルス幅を変調
制御するパルス幅変調回路であり、パルス幅変調信号は
直流電圧を可変電圧可変周波数(VVVF)に変換する
インバータ24へ出力される。25ばかご駆動開始とと
もに、ブレーキ制御回路26ヘブレーキコイル11の励
磁指令を与え、且つ速度指令手段21へ速度演算指令を
与えろシーケンス制御手段。27は後述するパルス発生
器が発生するラルを計数するカウンタ、28はパルス計
数信号と、上記ブレーキコイル11の励磁指令を検出す
るとブレーキ異常検出信号をブレーキ異常出力口l82
9へ出力し、ブレーキ異常を外部へ通報させろブレーキ
異常検出手段である。 第2図は本実施例装置の回路構成図である。本装置では
、三相交流電源30は遮断型31を介してコンバータ3
2へ入力され整流化された後、平滑コンデンサ33によ
り平滑化された直流に変換された後パルス幅変調回路2
3よりパルス幅変調信号を入力するインバータ24にて
可変電圧可変周波数(VVVF)の交流に変換され、か
ご駆動用電動8134に入力される。このかご駆動用電
動機34の回転軸は綱車36に結合され、綱37に吊り
下げれらたかご38をカウンタウェイト40とバランス
をとりながら駆動する。又、回転軸にはパルス発生器3
5が係合され、パルス信号をカウンタ27へ出力する。 尚、かご38にはかご内の荷重を検出する押装置39が
設置されている。 しかして、41はカウンタ27に計数した電動機34の
回転検出信号を入力して、速度指令手段21、Ti動機
制御手段22、シーケンス制御手段25、及びブし・−
キ異常検出手段28用のプログラムを実行するマイクロ
プロセッサである。このマイクロプロセッサ41は中央
処理装置41a1リード・オンリ・メモリ(ROM)4
 l b、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)41
c、アドレス、データ等のバス41dから構成されてい
る。 上記各プログラム実行結果がパルス幅変調回路23、ブ
レーキ制御回路26、ブレーキ異常出力回路29へそれ
ぞれ出力される。 次に上記構成に基づき本実施例の動作について説明する
。まず、三相交流電源30はコンバータ32により整流
されて直流に変換される。この直流はコンデンサ33に
て平滑された後インバータ24に供給される。 今、かごに呼び(図示しない)が発生すると、シーケン
ス制御手段25(よブレーキ制御回路26にブレーキコ
イル11のr1h磁指令を与える。これによりブレーキ
腕1が開放し電動機34の拘束が解除される。同時に速
度指令手段21が速度指令値の演算を開始する。そして
電動機制御手段22は速度指令値に基づき電動8134
に供給すべき電圧値を演算し、パルス幅変調回路23に
これを送出する。パルス幅変調回路23ば、上記電圧値
に基づき方形波パルスのパルス幅を変調し、インバータ
24に導通指令を与える。かくして、コンバーク32か
ら出力された直流はインバータ24により可変電圧・可
変周波数の交流に交換され、電動機34に供給される。 その結果、電動機34は一定の回転速度で回転し、かご
38が走行を開始する。一方、電動t!!34が回転す
ると回転速度に応じた数のパルスがパルス発生器35か
ら発生される0そして、このパルスはカウンタ25にて
計数しTi動機制御手段22に実速度信号として帰還す
る。以上により、かご38の走行は精度高く制御される
。 第3図は、ブレーキ異常検出手段28に収容されたプロ
グラムのフローチャートを示す。ブレーキ異常検出手段
28は本プログラムを所定の周期で繰り返し演算するこ
とにより、ブレーキの異常を検出し、乗客の安全を確保
するため適切な処置をする。すなわち、ステップ510
1でかごが走行モードであるかどうか判定し走行モード
であればブレーキは開放しているので本演算は必要なく
、出口へ進む。走行モードでなければステップ5102
へ進みブレーキ制御口#426に励磁指令が発令されて
いるかどうか判定し、励磁指令が出でいれば(すなわち
ブレーキ開ならば)出口へ、励磁指令が出ていなければ
(すなわちブレーキ閉ならば)ステップ5103へ進む
。ステップ103ではカウンタ25を介してパルス発生
器35からパルスが発生されているかどうかを調べる。 ブレーキがffi動機軸を拘束している限り、パルスは
発生されずブレーキは正常と判断して出口へ道む。もし
パルスが発生していれば、ブレーキトルクが不足してい
ることになり、ステップ5104にてブレーキ異常出力
回路29を介して警報を発令する。 警報にはブザーなど聴覚に訴えるものや異常表示器など
視覚に訴えるものなどが考えられる。 次に、ステップ3105にて押装置39を動作させてか
ご内の荷重を計測する。ステップ3106にて上記押装
置39の計量値に応じたトルク指令を電動機制御手段2
2に与え、電動機34にトルクを発生させろ。よって、
ブレーキ1−ルクの不足は電動機34により補償され、
かごの落下事故を未然に防止する。 ステップ5107ではブレーキトルクの不足がプランジ
ャ9のセリなど機構の不良である場合に備え、シーケン
ス制御手段25を介してブレーキ制御回路26にブレー
キのオン・オフ指令を与える。これにより、ブレーキ!
・ルクが回復する保証はないが少しでも回復の機会を得
ろために行うものである。続いて、ステップ5108に
てドアが開いていればドアを閉める。ステ97°510
9にて、かご内荷重がカウンタウェイト40より大きい
かどうかを拶装置39で判定し、もし大きい場合はかご
を一旦最下階へ運転する。これは、ブレーキトルクの不
足により、もしかごが下方へ移動してもすぐに緩衝器に
当たってかごは停止し安全性を確保できるからである。 乗客が最下階で下りると、今度どばかご内荷重がカウン
タウェイト40より軽くなるので、ステップ5111に
よりかごを最上階へ運転する。ステップ309において
かご内荷重が小さい場合も同様にステップ3111へ進
む。これはたとえかごが上方へ移動してもカウンタウェ
イト40がすぐに緩衝器に当たって停止するので、かご
速度がそれ程上昇しないためである。さて、ステップ5
111によりかごが最上階へ到着したら、ステップ51
12によりかごを運転休止し待機させておく。 上記実施例では押装置39によりかご内荷重を検出して
、ftJIIn+−ルクを発生するようにしたが、ブレ
ーキ閉時のカゴの移動方向により電動8!トルクを発生
しても良い。すなわちかごが下降方向に移動した場合は
これを打ち消すように電動機トルクをかごの上昇方向に
発生し、また反対にかごが上昇方向に移動した場合は電
動8!トルクをかごの下降方向に発生しても上記実施例
と同様の効果が得られろ。
【発明の効果】
以上のように、この発明によればブレーキ装置の異常に
よるブレーキトルク不足を、ブレーキ装置への制動指令
の有無とともに、電動機の回転より検出するようにした
ので、ブレーキ異常を確実に検出し得、又、ブレーキ装
置異常検出時にはブレーキトルクの不足を電動機トルク
で補いながら、かごを終端階へ運転するようにしたので
、ブレーキ異常に対処したエレベータの安全運転を速や
かに行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による工し・ベータの制御
装置の全体構成図、第2図は本実施例装置の全体回路図
、第3図は本装置の動作を説明する70−チャート、第
4図は従来のプし−主装置を示す断面側面図である。 1 ブレーキ腕、22 電動機制御手段、26ブレ一キ
制御回路、27 カウンタ、28 ブL・−キ異常検出
手段、34 かご駆動用電動機。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人  大 岩 増 1(外2名) 第1図 第3図 手続補正書(自発) 千成゛1年6月26日 1゜事件の表示  特願昭 63−73729号2、発
明の名称 エレベータの制御装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所    東京都千代田区丸の内二丁目2番3号名
 称  (601)三菱電機株式会社代表者志岐守哉 4、代理人 住 所    東京都千代田区丸の内二丁目2番3号5
、補正の対象 (1)明細書全文 (2)図面 6、補正の内容 (1)明細書の全文を別紙の通り補正する。 (2)第4図を別紙の通り補正する。 7、添付書類 (1)補正後の明細書       1通+21 ?I
il正後の第4図       1通関     細 
    書 1、発明の名称 エレベータの制御装置 2、特許請求の範囲 一”    −h7?を動機制御手段とを備えたことを
特徴とするエレベータの制御装置。 3、発明の詳細な説明
【産業上の利用分野】
この発明は、かご巻上用電動機のブレーキ装置の異常を
検出した時、電動機にブレーキトルクを発生させてエレ
ベータを安全に運転させるエレベータの制御装置に関す
るものである。
【従来の技術】
エレベータのかご巻上用電動機は、停止中摩擦ブレーキ
によって保持されているのは周知である。 従来、このような摩擦ブレーキとしては、例えば特公昭
60−42151号に示された第4図のようなものがあ
る。 第4図において、1はブレーキ腕、2は収納体、3は収
納体2の外側に固着されていてブレーキ腕1の上端が移
動可能に遊嵌されるばね案内枠、4はばね案内棒3に嵌
装されブレーキ腕1を互いに接近する方向へ押圧する力
を与えるブレーキばね、5はブレーキ腕1にねじ込まれ
たボルト、6は2字状に形成されピン7によって収納体
2に揺動可能に枢着された作動腕で、その一端はボルト
5の先端に当接されている。8は作動腕6の他端が係合
する直立のプランジャロッド、9はプランジャロッド8
に接続されたプランジャ、10はプランジャロッド8を
遊嵌する穴を底部に有する円筒状磁性体で形成されたハ
ウジングで、収納体2によって支持されている。11は
ハウジング10の外側に配置されたブレーキコイル、1
2は収納体2に取り付けられていてプランジャ9により
動作するブレーキ動作検出用のスイッチである。 次に、上記構成のブレーキ装置の動作を説明する。ブレ
ーキコイル11が励磁されると、プランジャ9は下方へ
移動し、プランジャロッド8が作動腕6を下方へ押し下
げる。これにより、作動腕6はピン7を中心にして回動
し、ボルト5を介してブレーキ腕1を押ばね4の力に抗
して開放する。 この結果、電動機(図示省略)の拘束は解除される。 一方、プランジャ9の動きは動作検出スイッチ12によ
り監視される。従って何等かの原因でプラノ’)ヤ9の
動作が異常になった場合、例えばブレーキコイル11を
励磁してもプランジャ9が動作しないような時、これを
動作検出スイ・フチ12で検出することによりブレーキ
装置の異常を発見していた。
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベータのブレーキ装置は以上のように構成さ
れているので、プランジャ9の動きを正確に検出するた
めには検出スイッチ12の取付位置を調整する必要があ
るが、検出スイッチ12は収納体2に取り付けられてい
るため、その調整は容易でなく保守性に難点があり、ま
た経年変化により動作が不安定になる問題があった。 また、ブレーキの正常動作を監視する場合、実際のブレ
ーキトルクを検出するのではなく、プランジャ9の動き
を監視する方法をとっているので、プランジャ9の動作
が正常に拘らず、ブレーキ腕1への油付着等により、ブ
レーキトルクが不足するような異常は検出できず、信頼
性、安全性に欠ける問題があった。 この発明は、上記のような問題点を解消するなめになさ
れたもので、何等かの原因で機械的ブレーキ装置による
l・ルクが不足しても不足分を電動機の発生トルクによ
り補充し、乗客の安全性を確保できるエレベータの制御
装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの制御装置は、かご巻上用電
動機の回転数を検出する速度検出手段と、上記ブレーキ
装置の制御指令による閉動作中に上記速度検出手段が上
記電動機の回転を検出した時上記ブレーキ装置にブレー
キトルク不足異常があると判定して信号を送出するブレ
ーキ異常検出手段と、上記ブレーキ異常検出手段からの
出力信号に基づいて上記電動機に上記ブレーキトルク不
足分に相当するトルクを発生させると共にかごを終端階
へ運転させ休止させる電動機制御手段を備えてなるもの
である。
【作用】
ブレーキ装置が、制動指令により閉動作しているにも拘
らず、速度検出手段が電動機の回転を検出1−ると、ブ
レーキ異常検出手段がブレーキ装置の異常によるブレー
キトルク不足を検出し、これにより電動機制御手段が作
動して電動機にトルクを発生させ、ブレーキトルクの不
足分を補償する。 そして、ブレーキ異常の生じたエレベータかごを終端階
へ運転させ休止する。 従って、この発明にあっては、ブレーキトルク不足によ
るかごの落下を防止し得ると共に乗客の安全性を確保し
得る。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。 第1図はこの発明によるエレベータ制御装置の原理構成
図である。図において、21はかご駆動用電動機34(
第2図参照)の運転速度を指令する速度指令手段である
。電動機制御手段22は電動機34に供給する電圧指令
値を速度指令手段21からの速度指令に基づいて演算す
る。23は電動機制御手段22からの電圧指令値をパル
ス幅変調するパルス幅変調回路であり、このパルス幅変
調された信号はインバータ24に供給され、これにより
インバータ24から可変電圧可変周波数(VVVF)の
交流を出力し、これを電動機34に供給する。25ば所
定の順序に従ってエレベータを運転制御するためのシー
ケンス制御手段で、速度指令手段21に対し速度演算指
令が与えられるようになっていると共に、ブレーキ制御
回路26に対してはブレーキコイル励磁指令が与えられ
、さらにブレーキ異常検出手段28に対してもブレーキ
コイルの励磁指令が与えられるようになっている。ブレ
ーキ制御回路26にはブレーキコイル11が接続されて
いる。 27は電動機34の回転速度に比例したパルスを発生す
るパルスジェネレータ35 (第2 回診[)からのパ
ルスを計数するパルスカウンタであり、このパルスカウ
ンタ27のカウント値は’R’IJJJ tlt ’K
JJ御手段22に取り込まれろようになっていると共に
、ブレーキ異常検出手段28にも取り込まれるようにな
っている。 一ブレーキ異常検出手段28は、シーケンス制御手段2
5からのブレーキコイル励磁及び非励磁信号とカウンタ
27からの計数内容に応じてブレーキ装置に異常がある
か否かを判定し、異常があることを判定した時、前記電
動機制御手段22、シーケンス制御手段25及びブレー
キ異常出力回路29に対し異常信号を出力する。 従って、ブレーキ異常検出手段28がブレーキの異常、
即ち第4図に示す機械的ブレーキ装置が閉動作状態にあ
るにも拘らず、プレーキネ足によりかご荷重により電動
機が回転していることがカウンタ27の計数値から判断
されると、ブレーキ異常出力回路29を作動させて警報
を出すと共に、電動機制御手段22を作動して電動1i
J134にブレーキトルクの不足分に相当するトルクを
発生させろ。これにより、かごの落下を防止する。そし
て、シーケンス制御手段25にブレーキ異常指令を出力
することによりエレベータかごを終端階へ運転させ、休
止させる。これにより、乗客の安全を確保する。 第2図は、上記第1図の制御回路方式をコンピュータを
利用して実現した場合の具体的実施例を示すものである
。 第2図において、30は三相交流電源、32は三相交流
を直流に変換するコンバータで、その入力側は遮Ui器
31を介して三相交流電源30に接続されている。コン
バータ32の直流出力端には平滑コンデンサ33および
可変電圧可変周波数方式のインパーク24が並列に接続
されている。イ、バーク24の三相交流出力端には三相
誘導電動機34が接続され、さらに電動@34にはその
回転速度に比例したパルスを発生させるパルス発生器3
5及び綱111[36が連結されている。綱車36に巻
…けた主索37の一端にばかご38が連結され、他端に
はカランダウエイト40が連結されている。39はかご
内荷重を検出する押装置である。 41は第1図に示す速度制御手段21、電動機制御手段
22、シーケンス制御手段25及びブレーキ異常検出手
段28を構成するマイクロコンピュータであり、演算・
制御機能を有するcpu (中央処理装置)41aと、
速度制御、電動機制御。 ンー)1ノス制御及びブレーキ異常検出のための処理−
ノ°ログラム等を格納する読出専用のROM41bと、
CPU41 aでの演算結果及び入力データ等を格納す
る書き込み読み出し可能なRAM41Cとを備え、これ
らはパス41dを介してCPU41aに接続されている
。また、前記バス41dには図示しない入出力インター
フェースを介して第1図に示すものと同様なパルス幅変
調回路23、カウンタ27、ブレーキ制御器$26及び
ブレーキ異常出力回路29がそれぞれ接続されている。 また、カウンタ27にはパルス発生器35が接続され、
ブレーキ制御回路26にはブレーキコイル11が接続さ
れている。 次に、上記のように構成された本実施例の動作について
説明する。 先ず、三相交流電源30からの三相交流はコンバーク3
2により直流に変換される。この直流はコンデンサ33
にて平滑された後、インバータ24に供給される。 かかる状態において、かごに呼び(図示しない)が発生
すると、シーケンス制御手段25はブレーキ制御回路2
6にブレーキコイル11の励磁指令を与える。これによ
りブレーキ腕1が開放し電動機34の拘束が解除される
。同時に速度指令手段21が速度指令値の演算を開始す
る。そして電動機制御手段22は速度指令値に基づき電
fi!1機34に供給すべき電圧値を演算し、これをパ
ルス幅変調回路23に送出する。パルス幅変調回路23
では上記電圧値に基づき方形波パルスのパルス幅を変調
し、インバータ24に導通指令を与える。かくしてコン
バータ32から出力された直流はインバータ24に可変
電圧・可変周波数の交流に交換され、電動8134に供
給される。従って電動機34は速度指令に応じ回転し、
かご38が走行を開始する。一方、電動機34が回転す
ると、パルス発生器35から電動機34の回転速度に応
じたパ/Lスが発生される。そして、このパルスはカウ
ンタ25にて計数され電動機制御手段22に実速度信号
として帰還される。以上により、かご38の走行は速度
指令手段21から指令速度に応じて高精度に制御される
。 第3図は、ブレーキ異常検出手段28の動作手順を示す
フローチャー1・である。すなわち、マイクロコンピュ
ータ41が第3図に示すプログラムを所定の周期で繰り
返し実行することにより、ブレーキの異常を検出し、乗
客の安全を確保するため適切な処理を行う。 先ず、ステップ5101でかごが走行モードであるかど
うか判定する。ここで、走行モードであればブレーキは
開放しているので、本処理は実行されず、出口へ進む。 走行モードでないと判断されたならばステップ5102
へ進み、ブレーキ制御回路26に励磁指令が送出されて
いるかどうか判定し、励磁指令が出ていれば(すなわち
、ブレーキ開放ならば)出口へ、励磁指令が出ていれば
(すなわちブレーキ閉ならば)ステップ5103へ進む
。ステップ5103ではカウンタ25を介してパルス発
生器35からパルスが発生されているかどうかを調べる
。ブレーキが電動機軸を拘束している限り、パルスは発
生されずブレーキは正常と判断して出口へ進む。もしパ
ルスが発生していれば、ブレーキトルクが不足している
ことになり、ステップ5104にてブレーキ異常出力回
路29を介して警報を発令する。警報にはブザーなど聴
覚に訴えるものや異常表示器など視覚に訴えるものなど
が考えられる。 次に、ステップ5105では秤装置によりかご内の荷重
を計測する。ステップ5106にて上記秤装置39の計
量値に応じたl・ルク指令を電動機制御手段22に与ん
、電動機34にトルクを発生させる。よって、ブレーキ
トルクの不足は電動機34により補償され、かこの落下
事故を未然に防止できる。 ステップ5107ではブレーキトルクの不足がプラノジ
ャ9(第4図参照)のセリなど機構の不良である場合に
備え、シーケンス制御手段25を介してブレーキ制御回
路26にブレーキのオン・オフ指令を与又る。これによ
り、ブレーキトルクが回復する保証ばないが、少しでも
回復の機会を得ろために行うものである。続いて、ステ
ップ5108ではドアが開いていればドアを閉める。次
のソ、アップ5109てはかご内荷重がカウンタウェイ
ト40より大きいかどうかを判定し、もし大きい場合は
かごを一旦最下階へ運転する。これは、ブレーキI・ル
クの不足により、もしかごが下方へ移動してもすぐに1
1m器に当たってかごは停止し、安全性を確保できるか
らである。乗客が最下階で降りると今度はかご内荷重が
カウンタウェイ1〜40より軽くなるので、ステップ5
111においてかごを最上階へ運転する。また、ステッ
プ5IO9において、かご内荷重が小さいと判断された
時は、ステップ5111へ進む。これはたとえかごが上
方へ移動してもカウンタウェイト40がすぐにUJ’f
RHに当たって停止するので、かご速度がそれ程上昇し
ないためである。さて、ステップ5111によりかごが
最上階へ到着したら、ステップ5112に進み、かごを
運転休止にして待機させておく。 上記実施例では、秤装置39によりかご内荷重を検出し
て、電動機トルクを発生するようにしたが、ブレーキ閉
時のかごの移動方向によ抄電動機トルクを発生してもよ
い。すなオ〕ち、かごが下降方向に移動した場合はこれ
を打ち消すように電動41 トルクをかごの上昇方向に
発生し、また反対にかごが上昇方向に移動した場合は電
動機トルクをかこの下降方向に発生しても上記実施例と
同様の効果が得られる。
【発明の効果】
以上のように、この発明によればブレーキ閉指令中に電
動機の回転を検出した時、ブレーキトルクが不足してい
ると判定して、その不足分を電動機トルクにより補うよ
うにしたので、かごの落下を未然に防止できる。しかも
、ブレーキの異常時は、乗客の安全を確保できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエレベータの制御装置の原理構
成図、第2図は第1図の制御方式をコノピユータを利用
して実現した場合の一例を示す全体の構成図、第3図は
本実施例の動作手順を説明するフローチャー1・、第4
図は従来のブレーキ装置を示す断面側面図である。 1 ブレーキ腕、22 ・電動機制御手段、24・イン
バータ、25 ンーケンス制御手段、26ブレ一キ制御
回路、27 カウンタ、28 ブレーキ異常検出手段、
34 電動機、35・パルス発生器。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. かご駆動用電動機の回転を制動指令によって拘束するブ
    レーキ装置と、上記電動機の回転数を検出する速度検出
    器と、上記制動指令検出時に、上記速度検出器による電
    動機回転を検出したとき上記ブレーキ装置の異常検出と
    して、異常検出信号を出力するブレーキ異常検出手段と
    、上記異常検出信号入力時に、上記電動機にトルクを発
    生させてブレーキトルクを補足すると共に、かごを終端
    階へ運転する電動機制御手段とを備えたことを特徴とす
    るエレベータの制御装置。
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