JP5777064B2 - 吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法 - Google Patents

吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法 Download PDF

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本発明は、吊り天井の構造及び吊り天井構造の耐震改修方法に関する。
従来、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として、吊り天井が多用されている。そして、吊り天井(吊り天井構造)Aは、例えば図6に示すように、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設される複数の野縁1と、野縁1に直交し、水平の他方向T2に所定の間隔をあけて並設され、複数の野縁1に一体に接続して設けられる複数の野縁受け2と、下端を野縁受け2に接続し、上端を上階の床材等の上部構造3に固着して配設される複数の吊りボルト(吊り部材)4と、野縁1の下面にビス留めなどによって一体に取り付けられ、下階の天井面(天井部5)を形成する天井パネル(天井材)6とを備えて構成されている。
一方、このように野縁1及び野縁受け2の天井下地7と天井パネル6を吊りボルト4で吊り下げ支持してなる吊り天井Aは、その構造上、地震時に作用する水平力によって横揺れしやすい。そして、地震時に横揺れして、天井部5の端部5aが壁や柱、梁などの建物構成部材8に衝突し、天井パネル6に破損が生じたり、脱落が生じるおそれがあった。
このため、近年、この種の吊り天井Aを耐震改修することが求められ、天井部5の下方にネットを張って天井パネル6の落下を防止するようにしたり、天井下地7や天井下地7の接合部を補強したり、全面的に最新の耐震技術を備えた吊り天井に替えるなどの対策が提案、実施されている。
しかしながら、天井部5の下方にネットを張る耐震改修方法は、ネットによって吊り天井Aの意匠性が低下し、また、ネットが照明やスプリンクラー、エアコンなどの付帯設備のメンテナンスに支障をきたし、さらにネットの設置時に大掛かりな作業足場等が必要になって耐震改修コストが嵩むなどの問題がある。
また、天井下地7や接合部を補強する耐震改修方法においては、天井裏空間に配設された付帯設備などによって、補強できる範囲に制限が生じ、十分に対応できなかったり、野縁1や野縁受け2の天井下地7などにJIS材ではない一般材が使用され、低強度の場合があり、補強後の性能が不安定で十分な改修精度を確保できなかったり、点付け溶接部などがあって対応できない場合がある。
全面やり替えによる耐震改修方法では、最新の知見で耐震化することが可能であるが、天井下の室の使用禁止期間が長くなり、また、大量の廃棄物が発生するなどの不都合がある。
これに対し、本願の出願人は、天井材の下方に、端部が建物構成部材に固定されたワイヤーを緊張した状態で水平に伸張し、このワイヤーと天井下地とを連結してなる天井振動低減構造(吊り天井)についての出願を行なっている(特許文献1参照)。また、この吊り天井では、ワイヤーを天井部の下方で格子状に配し、各ワイヤー端部を建物構成部材の鉛直面に沿って伸張し、この建物構成部材の鉛直面に複数点で固定するようにしている。
そして、この吊り天井においては、緊張したワイヤーを介して天井下地と建物構成部材とが繋げられることで、地震によって振動が生じたとき、天井部と建物構成部材とが一体に挙動することになり、振動発生時における天井部の揺れを抑制することができる。また、天井材の下方に、端部が建物構成部材に固定されたワイヤーを緊張した状態で水平に伸張し、ワイヤーと天井下地を連結することによって、既設の吊り天井を比較的容易に且つ低コストで耐震改修することができる。
特開2008−121371号公報
しかしながら、上記のワイヤーと天井下地とを連結してなる吊り天井においては、各ワイヤー端部を建物構成部材の鉛直面に固定するようにしているため、例えば石膏ボードで壁が形成されている場合など、ワイヤー端部を固定支持する支持力を確保できないおそれがある。また、各ワイヤー端部が建物構成部材の鉛直面に固定されて露出しているため、これらワイヤーの固定部分によって意匠性が低下してしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、施工性、経済性を確保しつつ、地震時に天井材(天井パネル)の破損や脱落が生じることを防止でき、優れた耐震性能を有する吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の吊り天井構造は、吊り部材を介して建物の上部構造に吊り下げ支持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられて天井部を形成する天井材とを備える吊り天井構造において、前記天井部と前記上部構造の間の天井裏空間内の前記天井部の外周端部側に、前記上部構造に上端側を接続して配設された束材と、前記天井部の下方に且つ前記天井部に沿って横方向に配設され、一端部を前記束材に、他端部を前記束材あるいは前記天井部の外周端部の横方向に配された建物構成部材に接続するとともに、中間部を前記天井材及び/又は前記野縁に接続して支持された引張材とを備えて構成されていることを特徴とする。
また、本発明の吊り天井構造の耐震改修方法は、吊り部材を介して建物の上部構造に吊り下げ支持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられて天井部を形成する天井材とを備える吊り天井構造を耐震改修する方法であって、前記天井部の外周端部側を部分的に解体し、前記天井部と前記上部構造の間の天井裏空間内の前記天井部の外周端部側に、前記上部構造に上端側を接続して束材を設置する束材設置工程と、一端部を前記束材に、他端部を前記束材あるいは前記天井部の外周端部の横方向に配された建物構成部材に接続するとともに、中間部を前記天井材及び/又は前記野縁に接続して、引張材を前記天井部の下方に且つ前記天井部に沿って横方向に配設する引張材設置工程とを備えていることを特徴とする。
上記の発明においては、例えばアルミ押出形鋼、スチール部材、ワイヤーなどの引張材を天井部の下方に配設するとともに、その一端部を束材に、他端部を束材あるいは壁、柱、梁などの建物構成部材に接続し、さらにその中間部を天井材及び/又は野縁に接続して配設しているため、地震時に、この引張材によって、天井部(吊り天井構造)を建物と一体に挙動させることができ、天井部の揺れを抑制することが可能になる。
また、本発明の吊り天井構造においては、前記引張材が前記天井部の下方で格子状に配設されていることが望ましい。
この発明においては、引張材を格子状に配設することで、より確実且つ効果的に天井部の揺れを抑制することが可能になる。
本発明の吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法においては、地震時に、引張材によって、天井部(吊り天井構造)を建物と一体に挙動させることができ、天井部の揺れを抑制することが可能になる。
また、引張材の端部を、天井裏空間の天井部の外周端部側の束材に接続して配設するようにしたことで、従来の壁や柱、梁等の建物構成部材の鉛直面に引張材のワイヤーを固定する場合と比較し、確実に引張材を固定支持することができ、これにより、確実に天井部の揺れを抑制することが可能になる。また、引張材の端部の固定部分によって意匠性の低下を招くおそれがない。なお、建物構成部材による支持力や意匠性を確保できる場合には、引張材の他端部を適宜束材ではなく、建物構成部材に接続するようにしてもよい。
さらに、既設の吊り天井構造の耐震改修に本発明を適用する際に、天井部(天井材)の外周端部側のみを部分的に解体して束材を設置することができ、この束材に端部を接続するとともに中間部をビスなどで野縁に接続して引張材を配設することができる。これにより、大掛かりな解体作業、大掛かりな作業足場などを要することなく、比較的短期間で且つ低コストで吊り天井構造の耐震改修を行うことが可能になる。
よって、本発明の吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法によれば、施工性、経済性を確保しつつ、地震時に天井部の端部が衝突して破損や脱落が生じることを防止し、耐震性能を向上させることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る吊り天井構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る吊り天井構造を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る吊り天井構造の側断面図であり、天井部の外周端部側を拡大した図である。 本発明の一実施形態に係る吊り天井構造の変更例を示す側断面図である。 図4の吊り天井構造の天井部の外周端部側を拡大した図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。
以下、図1から図3を参照し、本発明の一実施形態に係る吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法について説明する。ここで、本実施形態は、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として用いられる吊り天井の構造及び既設の吊り天井構造の耐震改修方法に関するものである。
本実施形態の吊り天井(吊り天井構造)Bは、図1及び図2に示すように、野縁1と野縁受け2と吊り部材(吊りボルト)4と天井材6とを備えて構成されている。
野縁1は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の一方向の横方向T1に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。
野縁受け2は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の他方向の横方向T2に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。また、このとき、野縁受け2は、野縁1と交差するように配設されるとともに、複数の野縁1上に載置した状態で配設される。そして、各野縁受け2は、野縁1と交差する交差部で、野縁接続用金具(クリップ)10を使用することにより野縁1に接続されている。
吊り部材4は、円柱棒状に形成されるとともに外周面に雄ネジの螺刻を有する吊りボルトであり、上端を上階の床材等の上部構造3に固着、または鋼製の根太等に緊結して垂下され、下端側を、吊り部材接続用金具(ハンガー)11を用いることにより野縁受け2に接続して複数配設されている。また、複数の吊り部材4は、所定の間隔をあけて分散配置されている。
天井材(天井パネル)6は、2枚のボードを貼り付けて一体に積層形成したものであり、例えば天井付帯設備等の重量と併せて、1mあたり20kg程度の重量で形成されている。そして、この天井材6は、複数の野縁1の下面にビス留めなどして設置されている。なお、天井材6は、1枚および3枚以上のボードで構成されていてもよい。
そして、この吊り天井Bでは、吊り部材4を介して建物の上部構造3に、野縁1と野縁受け2と天井材6とが吊り下げ支持されている。また、野縁1と野縁受け2によって天井下地7が形成され、この天井下地7に取り付けた天井材6によって天井部5、この天井部5によって下階の天井面が形成されている。
一方、本実施形態の吊り天井Bにおいては、図1から図3に示すように、天井部5と建物の上部構造3の間の天井裏空間Hの天井部5の外周端部5a側、すなわち、天井裏空間Hの壁、柱、梁等の建物構成部材8側に、上端を上部構造3に接続して、束材15が上下方向T3に延設(垂設)されている。また、この束材15は、天井部5の外周端部5aに沿う方向に所定の間隔をあけて複数設けられている。そして、これら複数の束材15の下端に横方向T1、T2に延びる連結材16が接続され、この連結材16を介して複数の束材15が一体に連結されている。なお、本実施形態では、これら束材15や連結材16として、例えばH形鋼、I形鋼、溝形鋼などの形鋼や角鋼管などの管材が使用されている。
また、本実施形態の吊り天井Bにおいては、天井部5の下方に、且つ天井部5の下面(天井面)に沿って水平に、引張材17が配設されている。さらに、この引張材17は、例えばアルミ押出形鋼、スチール部材、ワイヤーなどであり、一端部17a及び他端部17bを連結材16に接続し、連結材16を介して束材15に接続して設けられている。さらに、引張材17は、その中間部をビス18などで天井材6(天井部5)及び野縁1に固定して設けられている。そして、本実施形態では、このような引張材17が天井部5の下方で例えば900〜1800mmピッチの格子状に配設されている。
なお、引張材17は、鋼板、炭素繊維シートなどの板状部材(棒状部材)、帯状部材、テープ状部材(シート状部材)であってもよい。
さらに、本実施形態の吊り天井Bにおいては、束材15の上端にベースプレート19が一体に設けられ、このベースプレート19を上部構造3に固着して束材15が設置されている。そして、このようにベースプレート19を介して束材15を上部構造3に接続することによって、束材15を高耐力化させることができる。すなわち、ベースプレート19によって束材15の補強効果を得ることができる。
そして、上記構成からなる本実施形態の吊り天井Bにおいては、天井部5の下方に配設された引張材17が、一端部17a及び他端部17bを束材15に接続し、中間部を野縁1に接続して配設されているため、地震時に、この引張材17によって天井部5が建物と一体に挙動し、天井部5の揺れが抑制される。
また、引張材17がその端部17a、17bを上部構造3に接続して垂設された束材15に接続されていることで、従来の壁や柱、梁等の建物構成部材8に引張材のワイヤーを固定する場合と比較し、確実に引張材が固定支持される。また、引張材17の固定部分によって見た目が悪くなることもない。
一方、既設の吊り天井Aを本実施形態の吊り天井Bに耐震改修する場合には(本実施形態の吊り天井構造の耐震改修方法においては)、天井部5の外周端部5a側を部分的に解体し、天井裏空間H内の天井部5の外周端部5a側に束材15を設置する(束材設置工程)。また、一端部17aと他端部17bをそれぞれ束材15に接続するとともに、中間部を天井材6及び野縁1に接続して、引張材17を天井部5の下方に且つ天井部5に沿って横方向T1、T2に配設する(引張材設置工程)。これにより、本実施形態の吊り天井Bを構成することができ、比較的容易に既設の吊り天井Aの耐震改修工事が行なえる。
したがって、本実施形態の吊り天井構造B及び吊り天井構造の耐震改修方法においては、例えばアルミ押出形鋼、スチール部材、ワイヤーなどの引張材17を天井部5の下方に配設するとともに、その一端部17aと他端部17bを束材15に接続し、さらにその中間部を天井材6及び野縁1に接続して配設しているため、地震時に、この引張材17によって、天井部5(吊り天井構造B)を建物と一体に挙動させることができ、天井部5の揺れを抑制することが可能になる。
また、このとき、引張材17が天井部5の下方で格子状に配設されていることにより、より確実且つ効果的に天井部5の揺れを抑制することが可能になる。
さらに、上記のように、引張材17の端部17a、17bを、天井裏空間Hの天井部5の外周端部5a側の束材15に接続して配設するようにしたことで、従来の壁や柱、梁等の建物構成部材8の鉛直面に引張材のワイヤーを固定する場合と比較し、確実に引張材17を固定支持することができ、これにより、確実に天井部5の揺れを抑制することが可能になる。また、引張材17の端部17a、17bの固定部分によって意匠性の低下を招くおそれがない。
さらに、既設の吊り天井構造Aの耐震改修を行って本実施形態の吊り天井構造Bを構成する場合には、天井部5(天井材6)の外周端部5a側のみを部分的に解体して束材15を設置することができ、この束材15に端部17a、17bを接続するとともに中間部をビス18などで野縁1に接続して引張材17を配設することができる。これにより、大掛かりな解体作業、大掛かりな作業足場などを要することなく、比較的短期間で且つ低コストで吊り天井構造の耐震改修を行うことが可能になる。
よって、本実施形態の吊り天井構造B及び吊り天井構造の耐震改修方法によれば、施工性、経済性を確保しつつ、地震時に天井部5の端部5aが衝突して破損や脱落が生じることを防止し、耐震性能を向上させることが可能になる。
以上、本発明に係る吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震改修方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、引張材17の一端部17aと他端部17bをそれぞれ束材15に接続するものとして説明を行ったが、建物構成部材8による支持力を確保でき、また、意匠性を確保できる場合には、図4及び図5に示すように、取付具20を用いて、引張材17の他端部17bを適宜束材15ではなく、建物構成部材8に接続するようにしてもよい。
また、図4に示すように、一端を上部構造3に、他端を束材15や連結材16に接続して補強ブレース21を設置し、この補強ブレース21で束材15を補強して高耐力化するように構成してもよい。
1 野縁
2 野縁受け
3 上部構造
4 吊り部材
5 天井部
5a 外周端部
6 天井材
7 天井下地
8 建物構成部材
10 野縁接続用金具(クリップ)
11 吊り部材接続用金具(ハンガー)
15 束材
16 連結材
17 引張材
17a 一端部
17b 他端部
18 ビス
19 ベースプレート
20 取付具
21 補強ブレース
A 従来の吊り天井(従来の吊り天井構造)
B 吊り天井(吊り天井構造)
H 天井裏空間
T1 横方向(一方向)
T2 横方向(他方向)
T3 上下方向

Claims (3)

  1. 吊り部材を介して建物の上部構造に吊り下げ支持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられて天井部を形成する天井材とを備える吊り天井構造において、
    前記天井部と前記上部構造の間の天井裏空間内の前記天井部の外周端部側に、前記上部構造に上端側を接続して配設された束材と、
    前記天井部の下方に且つ前記天井部に沿って横方向に配設され、一端部を前記束材に、他端部を前記束材あるいは前記天井部の外周端部の横方向に配された建物構成部材に接続するとともに、中間部を前記天井材及び/又は前記野縁に接続して支持された引張材とを備えて構成されていることを特徴とする吊り天井構造。
  2. 請求項1記載の吊り天井構造において、
    前記引張材が前記天井部の下方で格子状に配設されていることを特徴とする吊り天井構造。
  3. 吊り部材を介して建物の上部構造に吊り下げ支持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられて天井部を形成する天井材とを備える吊り天井構造を耐震改修する方法であって、
    前記天井部の外周端部側を部分的に解体し、前記天井部と前記上部構造の間の天井裏空間内の前記天井部の外周端部側に、前記上部構造に上端側を接続して束材を設置する束材設置工程と、
    一端部を前記束材に、他端部を前記束材あるいは前記天井部の外周端部の横方向に配された建物構成部材に接続するとともに、中間部を前記天井材及び/又は前記野縁に接続して、引張材を前記天井部の下方に且つ前記天井部に沿って横方向に配設する引張材設置工程とを備えていることを特徴とする吊り天井構造の耐震改修方法。
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