JP6327468B2 - 吊り天井構造 - Google Patents

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本発明は、吊り天井の構造に関する。
従来、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として、吊り天井が多用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。そして、吊り天井(吊り天井構造)Aには、例えば図3に示すように、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設される複数の野縁1と、野縁1に直交し、水平の他方向T2に所定の間隔をあけて並設され、複数の野縁1に一体に接続して設けられる複数の野縁受け2と、下端を野縁受け2に接続し、上端を上階の床材等の上部構造(建物躯体)3に固着して配設される複数の吊りボルト(吊り部材)4と、野縁1と野縁受け2からなる格子状の天井下地7(野縁1の下面)にビス留めして一体に取り付けられ、天井面(天井部5)を形成する石膏ボードなどの天井パネル(天井材)6とを備えて構成したものがある。
また、例えば図4に示すように、クリーンルームのようにファンフィルターユニット等の大重量の設備機器を天井部5に設置する必要がある吊り天井(吊り天井構造)Aには、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設され、一方向T1に直交する他方向T2に延びる複数のTバー(断面逆T型の支持部材)8と、上端を上部構造に固着し、下端側をTバー8に接続して配設された複数の吊りボルト(吊り部材)4と、Tバー8などからなる天井下地7にビス留めして一体に取り付けられて天井面(天井部5)を形成する天井パネル(天井材)6とを備えて構成したものもある。
ここで、このように野縁1及び野縁受け2や、Tバー8等の天井下地7と天井パネル6を吊りボルト4で吊り下げ支持してなる吊り天井Aは、その構造上、地震時に作用する水平力によって横揺れしやすい。そして、地震時に横揺れして、天井部5の端部5aが壁や柱、梁などの建物構成部材(建物躯体)9に衝突し、天井パネル6に破損が生じたり、脱落が生じるおそれがあった。
このため、従来、上部構造3などに上端側を接続し、下端側を吊りボルト4や、野縁1、野縁受け2、Tバー8などの天井下地7に接続して補強ブレース10を設け、天井下地7及び天井パネル6からなる天井部5の地震時の横揺れを抑えるようにしている(図4参照)。
一方、補強ブレース10による耐震補強、耐震改修を行う際には、天井裏空間Hに作業員が入って取付作業を行うことが必要になる。このため、天井裏空間Hに配設された配線、配管、エアコン等の付帯設備などによって、補強できる範囲に制限が生じ、十分に対応できないケースがある。また、天井下地7などにJIS材ではない低強度の一般材が使用され、補強後の性能が不安定で十分な改修精度を確保できないケースや、点付け溶接部などがあることで対応できないケースもある。
これに対し、例えば図5に示すように、天井部5の下方に且つ天井部5に沿って横方向に、例えば溝形鋼などの断面略逆U字状で略棒状の引張材(補剛材、サポート材)11を配設し、この引張材11の両端部をそれぞれ建物躯体3、9に接続し、中間部を天井部5の下方から天井材6及び/又は天井下地7にタッピングビス等で接続固定してなる吊り天井構造Bが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
このように溝形鋼などの略棒状の引張材11を天井部5の下方に且つ天井部5に沿って配設してなる吊り天井構造B(グリッドサポート工法)においては、地震時に、引張材11によって天井部5を建物躯体3、9と一体に挙動させることができ、天井部5の揺れを抑制することが可能になる。
また、引張材11の中間部をビスなどの接続固定手段を用い、天井部5の下方から天井材6及び/又は天井下地7に固定するようにしたことで、引張材11の設置時に天井裏空間H内での作業をほとんど不要にすることが可能で、施工性を大幅に向上させることができる。
これにより、既設の吊り天井構造Aに引張材11を取り付けて耐震性能の向上を図る耐震改修を行う場合であっても、天井裏空間H内での危険作業が不要で、天井裏空間H内に設けられている付帯設備、建物躯体3とのクリアランスの関係で施工できない範囲が生じるという不都合を解消することができ、必要工期の短縮、コストの低減を図ることが可能になる。
また、耐震改修後もエアコン、照明などの天井部付帯設備のメンテナンスを容易に行なうことができる。さらに、天井下地7の野縁1、野縁受け2、Tバー8などにJIS材と一般材のどちらが使用されていても、また、新設、既設の吊り天井構造であっても、さらに天井材6がいかなる材質であっても対応可能で、確実に耐震性能の向上を図ることが可能になる。
特開2008−121371号公報 特開2005−350950号公報 特開2013−177801号公報
ここで、溝形鋼などの引張材を設けて吊り天井構造の耐震化を図る場合において、現状では引張材の端部を建物躯体に接続する手法が確立されているとは言えず、施工性、信頼性に優れた引張材の端部の接続構造の開発が強く望まれている。
本発明は、上記事情に鑑み、天井材や天井下地に固着して設置される略棒状の引張材の端部を建物躯体などに好適に接続することを可能にした吊り天井構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の吊り天井構造は、吊り部材を介して建物躯体の上部構造に吊り下げ支持される天井下地に、天井面を形成する天井材を取り付けてなる吊り天井構造において、前記天井材の下方に且つ前記天井面に沿って配設される引張材と、前記引張材と前記建物躯体を接続する引張材接続構造とを備え、前記引張材接続構造が、躯体接続手段によって前記建物躯体に接続して支持され、前記天井下地及び前記天井材からなる天井部に沿って配設される引張材保持部材と、前記引張材保持部材に前記引張材の端部を接続する端部接続部材とを備えて構成され、前記端部接続部材が、前記引張材保持部材に固着した固着部と、水平方向の位置を調整可能に前記固着部に支持され、前記引張材の端部をボルト接合する接続部とを備えて形成されていることを特徴とする。
また、本発明の吊り天井構造においては、前記接続部が上下方向の位置を調整可能に前記固着部に支持されていることが望ましい。
本発明の吊り天井構造においては、引張材(補剛材、サポート材)と建物躯体を接続する引張材接続構造として躯体接続手段と引張材保持部材と端部接続部材を備えるようにし、端部接続部材を固着した引張材保持部材を所定位置に配置するとともに躯体接続手段で支持させ、端部接続部材の接続部に引張材をボルト接合することで、施工性、信頼性を確保して好適に引張材の端部を建物躯体に接続することが可能になる。
さらに、引張材の端部をボルト接合する端部接続部材の接続部が、引張材保持部材に固着した固着部に水平方向の位置を調整可能に支持されているため、引張材の端部位置がずれていても、接続部の位置を調整して確実に引張材の端部をボルト接合することができる。よって、この点からも、施工性、信頼性を確保して好適に引張材の端部を建物躯体に接続することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る引張材接続構造の端部接続部材を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る引張材接続構造の端部接続部材を示す下方側から見た平面図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。 引張材を備えた吊り天井構造を示す斜視図である。
以下、図1、図2、図5を参照し、本発明の一実施形態に係る吊り天井構造及び吊り天井構造の耐震化方法について説明する。ここで、本実施形態は、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として用いられる吊り天井の構造に関するものである。
本実施形態の吊り天井(吊り天井構造)Cは、図5に示すように、野縁1と野縁受け2と吊り部材(吊りボルト)4と天井材6とを備えて構成されている。
野縁1は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の一方向の横方向T1に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。
野縁受け2は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の他方向の横方向T2に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。また、このとき、野縁受け2は、野縁1と交差するように配設されるとともに、複数の野縁1上に載置した状態で配設される。そして、各野縁受け2は、野縁1と交差する部分で、野縁接続用金具(クリップ)を使用することにより野縁1に接続されている。
吊り部材4は、円柱棒状に形成されるとともに外周面に雄ネジの螺刻を有する吊りボルトであり、建物躯体の鉄骨梁(躯体梁)などの上部構造3に固着、または鋼製の根太等に緊結して垂下され、下端側を、吊り部材接続用金具(ハンガー)を用いることにより野縁受け2に接続して複数配設されている。また、複数の吊り部材4は、所定の間隔をあけて分散配置されている。
天井材(天井パネル)6は、2枚のボードを貼り付けて一体に積層形成したものであり、例えば天井付帯設備等の重量と併せて、1mあたり20kg程度の重量で形成されている。そして、この天井材6は、複数の野縁1の下面にビス留めなどして設置されている。なお、天井材6は、1枚および3枚以上のボードで構成されていてもよい。
そして、この吊り天井Cでは、吊り部材4を介して建物の上部構造3に、野縁1と野縁受け2と天井材6とが吊り下げ支持されている。また、野縁1と野縁受け2によって天井下地7が形成され、この天井下地7と天井下地7に取り付けた天井材6によって天井部5、この天井部5によって下階の天井面が形成されている。
一方、本実施形態の吊り天井Cにおいては、図1、図2、図5に示すように、天井部5の下方に、且つ天井部5の下面(天井面)に沿って水平に配設された略棒状の引張材(補剛材、サポート材)11と、引張材11と建物躯体の上部構造3を接続する引張材接続構造15とを備えている。
引張材11は、例えばアルミ押出形鋼、スチール部材などで形成した溝形鋼であり、一対の側壁部11aと一対の側壁部の上端同士を繋ぐ連設部11bとを備えて断面略コ字状(断面略逆U字状)に形成されている。
また、引張材11は、その中間部を天井部5の下方からタッピングビスなどの接続固定手段で天井材6(天井部5)及び野縁1の天井下地7に固定して設けられている。そして、本実施形態では、このような引張材11が天井部5の下方で例えば900〜2400mmピッチの格子状(グリッド状)に配設されている。
引張材接続構造15は、躯体接続手段16によって建物躯体に接続して支持され、天井下地7及び天井材6からなる天井部5に沿って配設される引張材保持部材17と、引張材保持部材17に引張材11の端部を接続する端部接続部材18とを備えて構成されている。引張材保持部材17には、例えば、H形鋼、I形鋼、溝形鋼などの形鋼、角鋼管などが適用可能である。
本実施形態の端部接続部材18は、平板状に形成され、一端を引張材保持部材17のフランジに固着し、上下方向T3に板面を向けて配設された固着部20と、水平方向(本実施形態では水平の前後方向S1と左右方向S2)の位置を調整可能に固着部20に支持され、引張材11の端部をボルト接合する接続部21とを備えて形成されている。
また、本実施形態では、接続部21が水平方向(S1、S2)だけでなく、上下方向T3の位置も調整可能に固着部20に支持されている。
具体的に、まず、本実施形態では、接続部21が一対の側壁部21aと一対の側壁部21aの上端同士を繋ぐ連設部21bとを備えて断面コ字状(逆U字状)に形成されている。また、接続部21には、引張材保持部材17側の一端側(前後方向(突出方向)S1後端側)に、各側壁部21aから材軸O1直交方向(左右方向S2)外側にそれぞれ突出する突部22が一体に設けられている。さらに、各突部22には、内面に雌ネジの螺刻が施され、材軸O1方向に貫通形成された雌ネジ孔23が設けられ、これら雌ネジ孔23にそれぞれ所定の長さの調整ボルト24が螺合して取り付けられている。
また、接続部21には、各側壁部21aの突部22よりも材軸O1方向他端側(前後方向S1前端側)に、材軸O1方向に延びる長孔状のボルト挿通孔25が貫通形成され、本実施形態では各側壁部21aに2つずつ長孔状のボルト挿通孔25が設けられている。さらに、接続部21には、各側壁部21aの長孔状のボルト挿通孔25よりも他端側に、引張材11の端部側に形成されたボルト挿通孔26と連通し、引張材11の端部をボルト接合するためのボルト挿通孔27が貫通形成されている。
次に、本実施形態の固着部20は、下面に上端を溶接などして固着し、下方に突出するとともに前後方向S1に沿って延設され、互いの間に(左右方向S2に)所定の間隔をあけて対向配置して並ぶ一対の支持板部28が設けられている。また、これら一対の支持板部28は、互いの間の間隔を接続部21の材軸O1に直交する左右方向S2の幅寸法よりも大きな寸法にして並設されている。さらに、各支持板部28には、外面から内面に貫通するボルト挿通孔29が貫通形成されており、本実施形態では、各支持板部28に2つずつボルト挿通孔29が設けられている。
また、本実施形態では、各支持板部28のボルト挿通孔29が上下方向T3に延びる長孔として形成されている。
また、固着部20には、各支持板部28のボルト挿通孔29よりも前後方向S1後端側に、下面に上端を溶接などして固着し、下方に突出するとともに各支持板部28に対して左右方向S2外側に延び、前後方向S1後端側を向く当接面30aを備えて形成された一対の当接支持部30が設けられている。
そして、本実施形態の端部接続部材18は、固着部20に設けられた一対の支持板部28の間に接続部21を配置し、一対の支持板部28の長孔状のボルト挿通孔29と、接続部21の一対の側壁部21aの長孔状のボルト挿通孔25にボルト31を挿通し、ナット32を締結することにより、接続部21が固着部20の一対の支持板部28に接続して支持される。
このとき、接続部21のボルト挿通孔25が材軸O1方向に延びる長孔状に形成されているため、この長孔の長径寸法に応じた分だけ、接続部21が固着部20に対して材軸O1方向に沿う前後方向S1に進退自在に支持される。
さらに、一対の支持板部28のボルト挿通孔29が上下方向T3に延びる長孔状に形成されているため、この長孔の長径寸法に応じた分だけ、接続部21が固着部20に対して上下方向T3に進退自在に支持される。
また、接続部21に設けられた各突部22の雌ネジ孔23に螺合した調整ボルト24の先端を当接支持部30の当接面30aに当接させる。そして、この調整ボルト24を螺入、螺出させることによって接続部21を固着部20に対して前後方向S1に進退させることができる。すなわち、接続部21は、調整ボルト24の螺入量の調整によって引張材11の端部側に向かう水平の前後方向S1の位置を調整可能に支持されている。
さらに、一対の支持板部28の間隔が接続部21の幅寸法よりも大きな寸法であるため、一対の支持板部28の間隔の範囲で、接続部21が水平の左右方向S2にも進退自在に支持される。すなわち、接続部21は、水平の左右方向S2の位置も調整可能に支持されている。
これにより、本実施形態の吊り天井Cにおいては、端部接続部材18に引張材11の端部を接続する際に、引張材11の端部側の位置がずれている場合であっても、接続部21の前後方向S1の位置や左右方向S2の位置、上下方向T3の位置を調整してこの引張材11の端部に接続部21の位置を合わせ、容易にボルト接合作業が行えることになる。
したがって、本実施形態の吊り天井構造Cにおいては、引張材11と建物躯体3を接続する引張材接続構造15として躯体接続手段16と引張材保持部材17と端部接続部材18を備えるようにし、端部接続部材18を固着した引張材保持部材17を所定位置に配置するとともに躯体接続手段16で支持させ、端部接続部材18の接続部21に引張材11をボルト接合することで、施工性、信頼性を確保して好適に引張材11の端部を建物躯体3に接続することが可能になる。
さらに、引張材11の端部をボルト接合する端部接続部材18の接続部21が、引張材保持部材17に固着した固着部20に、水平方向(本実施形態では前後方向S1、左右方向S2)の位置を調整可能に支持されているため、引張材11の端部位置がずれていても、接続部21の位置を調整して確実に引張材11の端部をボルト接合することができる。
また、本実施形態では、接続部21が固着部20に対して上下方向T3の位置も調整可能に支持されているため、引張材11の端部が天井部5の面外方向にずれていても、接続部21の位置を調整して面外方向への角度調整も可能になり、確実に引張材11の端部をボルト接合することができる。
よって、この点からも、施工性、信頼性を確保して好適に引張材11の端部を建物躯体3に接続することが可能になる。
以上、本発明に係る吊り天井構造の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、天井下地7が野縁1と野縁受け2を備えて構成されているものとしたが、本発明に係る天井下地は、必ずしも本実施形態のように限定しなくてもよく、例えば、吊りボルト(吊り部材)4に吊り下げ支持されて水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設されるとともに一方向T1に直交する他方向T2に延びる複数のTバー(断面逆T型の支持部材)を備えて構成した天井下地7であってもよい。すなわち、本発明は、特に天井下地の構成を限定する必要はない。
また、本実施形態では、引張材保持部材17が天井部5の外周端部5aに沿って(外周端部5a側に)配設されるものとして説明を行ったが、引張材保持部材17は必ずしも天井部5の外周端部5a側に配設されていなくてもよい。
また、本実施形態では、接続部21に設けられた突部22に雌ネジ孔23が形成され、雌ネジ孔23に調整ボルト24が螺合し、この調整ボルト24の螺入量によって接続部21が進退するものとしたが、突部22には必ずしも雌ネジ孔23を設けなくてもよく、例えば、突部22にボルト挿通孔を設け、このボルト挿通孔に挿通した調整ボルト24にナットを螺合し、このナットで調整ボルトの螺入量を調整するようにしてもよい。
さらに、本発明においては、接続部21の水平方向(前後方向S1及び/又は左右方向S2)の位置が調整可能とされていればよい。すなわち、必ずしも接続部21の上下方向T3の位置を調整できるように構成しなくてもよい。
また、接続部21の位置を調整する手段は調整ボルトや長孔などでなくてもよく、本実施形態の構成に限定する必要はない。
1 野縁
2 野縁受け
3 上部構造(建物躯体)
4 吊り部材(吊りボルト)
5 天井部
5a 端部
6 天井材(天井パネル)
7 天井下地
8 Tバー
9 建物構成部材(建物躯体)
10 補強ブレース
11 引張材
11a 側壁部
11b 連設部
15 引張材接続構造
16 躯体接続手段
17 引張材保持部材
18 端部接続部材
20 固着部
21 接続部
21a 側壁部
21b 連設部
22 突部
23 雌ネジ孔
24 ボルト
25 長孔状のボルト挿通孔
26 ボルト挿通孔
27 ボルト挿通孔
28 支持板部
29 ボルト挿通孔
30 当接支持部
30a 当接面
31 ボルト
32 ナット
A 従来の吊り天井構造
B 従来の吊り天井構造
C 吊り天井構造
H 天井裏空間
O1 材軸
S1 前後方向
S2 左右方向
T1 横方向(一方向)
T2 横方向(他方向)
T3 上下方向

Claims (2)

  1. 吊り部材を介して建物躯体の上部構造に吊り下げ支持される天井下地に、天井面を形成する天井材を取り付けてなる吊り天井構造において、
    前記天井材の下方に且つ前記天井面に沿って配設される引張材と、前記引張材と前記建物躯体を接続する引張材接続構造とを備え、
    前記引張材接続構造が、躯体接続手段によって前記建物躯体に接続して支持され、前記天井下地及び前記天井材からなる天井部に沿って配設される引張材保持部材と、前記引張材保持部材に前記引張材の端部を接続する端部接続部材とを備えて構成され、
    前記端部接続部材が、前記引張材保持部材に固着した固着部と、水平方向の位置を調整可能に前記固着部に支持され、前記引張材の端部をボルト接合する接続部とを備えて形成されていることを特徴とする吊り天井構造。
  2. 請求項1記載の吊り天井構造において、
    前記接続部が上下方向の位置を調整可能に前記固着部に支持されていることを特徴とする吊り天井構造。
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