JP6664696B2 - 吊り天井構造 - Google Patents

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本発明は、吊り天井の構造に関する。
従来、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として、吊り天井が多用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。そして、吊り天井(吊り天井構造)Aには、例えば図2に示すように、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設される複数の野縁1と、野縁1に直交し、水平の他方向T2に所定の間隔をあけて並設され、複数の野縁1に一体に接続して設けられる複数の野縁受け2と、下端を野縁受け2に接続し、上端を上階の床材等の上部構造(建物躯体)3に固着して配設される複数の吊りボルト(吊り部材)4と、野縁1と野縁受け2からなる格子状の天井下地7(野縁1の下面)にビス留めして一体に取り付けられ、天井面(天井部5)を形成する石膏ボードなどの天井パネル(天井材)6とを備えて構成したものがある。
また、例えば図3に示すように、クリーンルームのようにファンフィルターユニット等の大重量の設備機器を天井部5に設置する必要がある吊り天井(吊り天井構造)Aには、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設され、一方向T1に直交する他方向T2に延びる複数のTバー8と、上端を上部構造に固着し、下端側をTバー8に接続して配設された複数の吊りボルト4と、Tバー8などからなる天井下地7にビス留めして一体に取り付けられて天井面(天井部5)を形成する天井パネル6とを備えて構成したものもある。
ここで、このように野縁1及び野縁受け2や、Tバー8等の天井下地7と天井パネル6を吊りボルト4で吊り下げ支持してなる吊り天井Aは、その構造上、地震時に作用する水平力によって横揺れしやすい。そして、地震時に横揺れして、天井部5の端部5aが壁や柱、梁などの建物構成部材(建物躯体)9に衝突し、天井パネル6に破損が生じたり、脱落が生じるおそれがあった。
このため、従来、上部構造3などに上端側を接続し、下端側を吊りボルト4や、野縁1、野縁受け2、Tバー8などの天井下地7に接続して補強ブレース10を設け、天井下地7及び天井パネル6からなる天井部5の地震時の横揺れを抑えるようにしている(図3参照)。
特開2008−121371号公報 特開2005−350950号公報
一方、例えば発泡材などを用いた軽量の天井パネルを用いることで、地震時の横揺れを抑えることが可能になる。しかしながら、この種の軽量天井パネルを用いると、その強度、剛性が小さいことにより、地震時に軽量天井パネルを天井下地に固定するためのビスの抜け(ビス頭抜け)が生じやすくなり、最悪、天井パネルが落下するおそれが生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、天井材(天井パネル)を固定するビス抜けを防止し、天井材の落下防止を可能にした吊り天井構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の吊り天井構造は、吊り部材を介して建物躯体の上部構造に吊り下げ支持される天井下地に、天井面を形成する天井材をビス留めしてなる吊り天井構造において、前記天井材の下面側にスチールテープの帯状部材、繊維材の帯状部材またはシート材の帯状部材を配設し、該帯状部材の位置でビス留めして前記天井材が前記天井下地に取り付けられており、前記帯状部材がワッシャーのように機能し、ビス留め位置に作用する力が分散してビスの面圧が低減するように構成され、前記帯状部材の端部を折り返して前記天井下地に固定し、前記帯状部材が前記天井材の落下防止機構を構成していることを特徴とする。
本発明の吊り天井構造においては、天井材の下面側に帯状部材を設置し、この帯状部材の位置にビスを打ち込んで天井材を天井下地に固定する。これにより、地震によって吊り天井に横揺れが生じた場合に、帯状部材をワッシャーのように機能させ、ビス留め位置に作用する力を分散し、ビスの面圧を低減することができる。また、ビスの緩みの発生を防止することができる。
よって、本発明の吊り天井構造によれば、例えば軽量の天井材を用いた場合であっても、地震時にビスの抜け(ビス頭抜け、引き抜け)が生じることを防止でき、天井材が落下することを防止することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る吊り天井構造を示す斜視図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。
以下、図1を参照し、本発明の一実施形態に係る吊り天井構造について説明する。ここで、本実施形態は、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として用いられる吊り天井の構造に関するものである。
本実施形態の吊り天井(吊り天井構造)Bは、図1に示すように、野縁1と野縁受け2と吊り部材4と天井パネル(天井材)6とを備えて構成されている。
野縁1は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の一方向の横方向T1に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。
野縁受け2は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の他方向の横方向T2に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。また、このとき、野縁受け2は、野縁1と交差するように配設されるとともに、複数の野縁1上に載置した状態で配設される。そして、各野縁受け2は、野縁1と交差する部分で、野縁接続用金具(クリップ)を使用することにより野縁1に接続されている。
吊り部材4は、円柱棒状に形成されるとともに外周面に雄ネジの螺刻を有する吊りボルトであり、上端を上階の床材等の上部構造3(建物躯体)に固着、または鋼製の根太等に緊結して垂下され、下端側を、吊り部材接続用金具(ハンガー)を用いることにより野縁受け2に接続して複数配設されている。また、複数の吊り部材4は、所定の間隔をあけて分散配置されている。
本実施形態の天井パネル6は、例えば発泡材などを用いた軽量の天井パネルであり、野縁1と野縁受け2によって形成された天井下地7(複数の野縁1)の下面にビス留めして設置されている。
そして、この吊り天井Bでは、吊り部材4を介して建物の上部構造3に、野縁1と野縁受け2と天井パネル6とが吊り下げ支持されている。また、本実施形態では、天井下地7に取り付けた軽量の天井パネル6にさらに外装材11を取り付けることによって天井部5が形成され、この天井部5によって下階の天井面が形成されている。
一方、本実施形態の吊り天井Bにおいては、図1に示すように、幅20〜50mm程度のスチールテープや繊維材、シート材などの帯状部材12を天井パネル6の下面側の所定位置に貼り付けるなどして配設する。また、帯状部材12の端部は、折り返して天井部5の外周端部5a側の天井下地7に固定する。そして、本実施形態の吊り天井Bでは、このように取り付けた帯状部材12の位置にビス13を打ち込み、天井パネル6を天井下地7に固定する。
なお、天井パネル6は、帯状部材12の位置以外の部分にもビス13を打ち込み、固定してもよい。
これにより、地震によって吊り天井Bに横揺れが生じた場合であっても、帯状部材12がワッシャーのように機能し、ビス留め位置に作用する力が分散してビス13の面圧が低減する。
したがって、本実施形態の吊り天井Bにおいては、天井パネル6の下面側に帯状部材12を設置し、この帯状部材12の位置にビス13を打ち込んで天井パネル6を天井下地7に固定することにより、地震によって吊り天井Bに横揺れが生じた場合に、帯状部材12がワッシャーのように機能し、ビス留め位置に作用する力を分散しビス13の面圧を低減することができる。また、ビス13の緩みの発生を防止することができる。
よって、本実施形態の吊り天井Bによれば、例えば軽量の天井パネル6を用いた場合であっても、地震時にビス13の抜け(ビス頭抜け、引き抜け)が生じることを防止でき、天井パネル6が落下することを確実に防止することが可能になる。
また、天井パネル6の下方に両端部を固定した帯状部材12が設けられているため、万一天井下地7から天井パネル6が外れた場合であっても、帯状部材12によって天井パネル12の落下を防止することが可能になる。すなわち、本発明にかかる帯状部材が落下防止機構として機能することで、天井パネル6のさらなる落下防止を図ることができる。
以上、本発明に係る吊り天井構造の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、天井下地7が野縁1と野縁受け2を備えて構成されているものとしたが、本発明に係る天井下地は、必ずしも本実施形態のように限定しなくてもよく、例えば、吊りボルト(吊り部材)4に吊り下げ支持されて水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設されるとともに一方向T1に直交する他方向T2に延びる複数のTバー(断面逆T型の支持部材)を備えて構成した天井下地7であってもよい。すなわち、本発明は、特に天井下地の構成を限定する必要はない。
また、本実施形態では、天井パネル6が発泡材などを用いた軽量の天井パネルであるものとして説明を行ったが、天井パネル6が従来多用されている石膏ボードなどであっても、勿論本発明を適用可能である。そして、この場合においても本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
さらに、本実施形態では、天井部5の一端部(5a)から他端部(5a)まで連続して帯状部材12を延設し、帯状部材12の両端部をそれぞれ、天井部5の両端部5a側で折り返して天井下地7にビス留めするなどして固定するようにしている。
これに対し、帯状部材12は、1枚の天井パネル6毎や複数の天井パネル6毎に端部5aを折り返して天井下地7に固定してもよく、この場合においても本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、帯状部材12はその端部をビス以外の手段(手法)で固定しても勿論構わない。
1 野縁
2 野縁受け
3 上部構造(建物躯体)
4 吊り部材(吊りボルト)
5 天井部
5a 端部
6 天井材(天井パネル)
7 天井下地
8 Tバー
9 建物構成部材(建物躯体)
10 補強ブレース
11 外装材
12 帯状部材
13 ビス
A 従来の吊り天井構造
B 吊り天井構造
H 天井裏空間
T1 横方向(一方向)
T2 横方向(他方向)
T3 上下方向

Claims (1)

  1. 吊り部材を介して建物躯体の上部構造に吊り下げ支持される天井下地に、天井面を形成する天井材をビス留めしてなる吊り天井構造において、
    前記天井材の下面側にスチールテープの帯状部材、繊維材の帯状部材またはシート材の帯状部材を配設し、該帯状部材の位置でビス留めして前記天井材が前記天井下地に取り付けられており、
    前記帯状部材がワッシャーのように機能し、ビス留め位置に作用する力が分散してビスの面圧が低減するように構成され
    前記帯状部材の端部を折り返して前記天井下地に固定し、前記帯状部材が前記天井材の落下防止機構を構成していることを特徴とする吊り天井構造。
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