JP5772130B2 - 処理装置及びプログラム - Google Patents

処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5772130B2
JP5772130B2 JP2011068323A JP2011068323A JP5772130B2 JP 5772130 B2 JP5772130 B2 JP 5772130B2 JP 2011068323 A JP2011068323 A JP 2011068323A JP 2011068323 A JP2011068323 A JP 2011068323A JP 5772130 B2 JP5772130 B2 JP 5772130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
difference
page
document
original
edited
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011068323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012203693A (ja
Inventor
耕平 田中
耕平 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2011068323A priority Critical patent/JP5772130B2/ja
Publication of JP2012203693A publication Critical patent/JP2012203693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5772130B2 publication Critical patent/JP5772130B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、処理装置及びプログラムに関する。
編集者によって記載内容が編集される前の原稿(以下、編集前原稿という)と編集された後の原稿(以下、編集後原稿という)との画像データをスキャナ等の入力デバイスで読み込んだり、又は電子データとして取得して、編集前原稿の画像と編集後原稿の画像との差分を検出し、ユーザに提示する技術が知られている。差分検出とは、例えば、図面やテキストに新たな記載が追加された箇所を追加箇所として検出したり、図面やテキストから記載が削除された箇所を削除箇所として検出する技術である。また、差分検出されたページをユーザにどのように提示するかについても種々の提案がなされている。例えば、引用文献1では、各ページデータに所定の文字、記号又は属性の少なくとも1つに相当するデータが存在するか否かを判別する判別手段と、判別手段で所定の文字、記号又は属性が存在すると判定されたページを抽出する抽出手段とを備え、抽出手段で抽出されたページを表示手段に表示させたり、抽出されたページを装置外に出力したり、抽出されたページに相当するページデータに基づいてファイルを作成する技術を開示している。
特開2006−93917号公報
本発明は、編集前原稿との比較で差分が検出された編集後原稿のページのページ確認を効率的に行うことができる処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、編集前の原稿と編集後の原稿とを入力する入力手段と、前記入力手段で入力した前記編集前の原稿と前記編集後の原稿とを比較して、前記編集後の原稿の前記編集前の原稿からの変更箇所を差分として検出する差分検出手段と、印刷要求を含む印刷データを入力して、該印刷要求にて印刷するように設定された印刷データを1回の印刷処理で印刷する印刷装置であって、異なる印刷処理で印刷された印刷用紙を、印刷され排紙された印刷用紙を受ける用紙受け部の異なる位置に排紙する機能を備えた前記印刷装置に入力させる印刷要求を生成する手段であって、前記差分検出手段で差分が検出された場合に、差分が検出された編集後の原稿のページと、差分が検出されなかった編集後の原稿のページとが前記印刷装置により別々の印刷処理で印刷されるように、前記差分が検出された編集後の原稿のページと、前記差分が検出されなかった編集後の原稿のページとでそれぞれ異なる印刷要求を生成し、生成した印刷要求と前記編集後の原稿の対応するページとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段とを備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記印刷データ生成手段は、前記差分検出手段が編集後の原稿の連続するページで差分を検出した場合に、差分を検出した編集後の原稿の連続するページを前記印刷装置が1回の印刷処理で印刷するように設定した印刷要求を生成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記処理装置は、前記印刷装置とネットワークに接続したサーバ装置であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記処理装置は、前記印刷装置を制御する、前記印刷装置の制御装置であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、コンピュータを、編集前の原稿と編集後の原稿とを入力する入力手段と、前記入力手段で入力した前記編集前の原稿と前記編集後の原稿とを比較して、前記編集後の原稿の前記編集前の原稿からの変更箇所を差分として検出する差分検出手段と、印刷要求を含む印刷データを入力して、該印刷要求にて印刷するように設定された印刷データを1回の印刷処理で印刷する印刷装置であって、異なる印刷処理で印刷された印刷用紙を、印刷され排紙された印刷用紙を受ける用紙受け部の異なる位置に排紙する機能を備えた前記印刷装置に入力させる印刷要求を生成する手段であって、前記差分検出手段で差分が検出された場合に、差分が検出された編集後の原稿のページと、差分が検出されなかった編集後の原稿のページとが前記印刷装置により別々の印刷処理で印刷されるように、前記差分が検出された編集後の原稿のページと、前記差分が検出されなかった編集後の原稿のページとでそれぞれ異なる印刷要求を生成し、生成した印刷要求と前記編集後の原稿の対応するページとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段として機能させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、編集前原稿との比較で差分が検出された編集後原稿のページのページ確認を効率的に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、編集後の原稿の連続するページで差分を検出した場合に、差分を検出した連続するページを印刷した用紙を用紙受け部の同一位置に排紙することができる。
請求項3記載の発明によれば、サーバ装置により、編集前原稿と編集後原稿との差分検出に基づく印刷要求を生成し、印刷装置により、サーバ装置で生成された印刷要求に従った印刷処理を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、印刷装置により、編集前原稿と編集後原稿との差分検出に基づく印刷要求を生成し、生成した印刷要求に従った印刷処理を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、編集前原稿との比較で差分が検出された編集後原稿のページのページ確認を効率的に行うことができる。
実施例1のシステム構成の一例を示す図である。 画像データや電子データに付加される付加情報の一例を示す図である。 サーバ装置及び印刷装置の制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。 サーバ装置及び印刷装置の制御部の備える機能ブロックの一例を示す図である。 印刷データ生成部の処理を説明するための図である。 (A)は、印刷データの構成の一例を示し、(B)は、印刷データに付加された印刷要求データの構成の一例を示す図である。 サーバ装置の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 サーバ装置の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 印刷用紙の用紙受け部での排紙位置を示す図であり、(A)は、1〜4ページ目の印刷用紙と、1〜4ページ目の印刷用紙の上に排紙された、5ページ目及び6ページ目の印刷用紙の排紙位置を示す図であり、(B)は、5ページ目及び6ページ目の印刷用紙の上に排紙された、7〜10ページ目までの印刷用紙の排紙位置を示す図である。 印刷装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら実施例1の構成について説明する。図1には、実施例1のシステム構成の一例を示す。本実施例は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略記する)1と、印刷装置10と、サーバ装置20とがネットワーク30に接続された構成を備える。ネットワーク30は、LAN(Local Area Network)であり、接続形態は有線または無線を問わない。なお、図1では、ネットワーク30に、PC1と印刷装置10とサーバ装置20とをそれぞれ1台づつ接続した構成を示しているが、これらの装置の数は1台に限定されるものではなく、複数台であってもよい。またネットワーク30は、LANに限らず、WAN(Wide Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆交換電話網)、インターネット等であってもよい。
PC1は、サーバ装置20に、編集前原稿と編集後原稿との差分検出を依頼する装置である。差分検出とは、例えば、図や文字が記載された編集前原稿(なお、原稿は、図だけ、文字だけ又は図面と文字とを含む原稿のいずれであってもよい)と編集後原稿とを比較して、原稿の図に記載が追加された箇所や原稿に文章等の文字が追記された箇所を追加箇所として検出する処理や、原稿の図から記載が削除された箇所や原稿から文章等の文字が削除された箇所を削除箇所として検出する処理をいう。なお、本実施例においては、図や文章が記載された原稿を例に説明するが、差分を検出する対象は原稿だけに限らず、例えば、テンプレートやフォーム等であってもよい。
PC1は、操作者から、差分検出の要求の入力と、ハードディスク等の記憶装置に記憶した電子データの中から、差分を検出する編集前原稿と編集後原稿とを指定する入力とを受け付けると、指定された編集前原稿と編集後原稿との電子データを記憶装置から読み出し、読み出した電子データに付加情報を付加して、サーバ装置20に送信する。電子データに付加される付加情報には、図2に示すようにサーバ装置20への差分検出の要求と、差分検出結果を印刷させる印刷装置10を指定する情報(例えば、印刷装置10のIP(Internet Protocol)アドレス等)と、差分検出を行う編集前原稿の電子データと編集後原稿の電子データとを識別する識別情報とが記録されている。
印刷装置10も、サーバ装置20に、編集前原稿と編集後原稿との差分検出を依頼する装置である。印刷装置10は、自動原稿送り装置を備えたスキャナ等の画像読取部(不図示)を備えている。操作者は、印刷装置10の操作パネル(不図示)を操作することで、印刷装置10の画像読取部に編集前原稿と編集後原稿との画像を読み取らせ、読み取らせた編集前原稿と編集後原稿との画像データの差分検出をサーバ装置20に依頼することができる。
操作者は、編集前原稿と編集後原稿とを重ねて画像読取部の原稿台(不図示)上に載置する。編集前原稿と編集後原稿とのどちらが上でどちらが下であっても構わないが、本実施例では、編集後原稿の上に編集前原稿を重ねて載置するものとする。印刷装置10は、画像読取部の原稿台に原稿が載置され、操作パネルの操作ボタンが押下されると、原稿台に載置された編集前原稿と編集後原稿の画像を連続して読み取る。編集前原稿の下に重ねられた編集後原稿のうちの最終ページから画像読取部による読み取りが始められ、編集後原稿の1ページ目までを読み取ると、編集前原稿の最終ページから1ページまでの読み取りが行われる。印刷装置10は、画像読取部で読み取った画像データを、ハードディスク装置等の記憶装置に記憶する。また、印刷装置10は、連続して読み取った編集前原稿と編集後原稿の画像データのページ数を1/2にして、編集前原稿の画像データと、編集後原稿の画像データとに分ける。本実施例では、印刷装置10は、ページ数を1/2にした画像データの後半分のページ(後に画像読取部で読み取った画像データ)を編集前原稿の画像データと判定し、画像データの前半分のページ(先に画像読取部で読み取った画像データ)を編集後原稿の画像データと判定する。例えば、印刷装置10が読み取った画像データの総ページ数が20ページであった場合、印刷装置10は、後に読み取った1ページ目から10ページ目を編集前原稿の画像データと判定し、先に読み取った11ページ目から20ページ目を編集後原稿の画像データと判定する。
また、編集者の編集作業等により、編集後原稿のページ数が、編集前原稿のページ数よりも多くなってしまった場合には、操作者が印刷装置10の操作パネルを操作して、編集前原稿のページ数と編集後原稿のページ数とを予め入力するものであってもよい。また、画像読取部による編集前原稿の画像データの読み取りと、編集後原稿の画像データの読み取りとを2回に分けて別々に行うものであってもよい。
次に、操作者によって印刷装置10の操作パネルが操作され、差分検出の操作入力を受け付けた印刷装置10は、読み取った編集前原稿及び編集後原稿の画像データをサーバ装置20に送信する。印刷装置10は、編集前原稿及び編集後原稿との画像データをサーバ装置20に送付する際に、これらの画像データに付加情報を付加してサーバ装置20に送信する。なお、この付加情報も、PC1から送付されるものと同様のものである。例えば、図2に示すようにサーバ装置20に対する差分検出の要求と、差分検出結果を印刷させる印刷装置10を指定する情報(例えば、印刷装置10のIPアドレス等)と、差分を検出する編集前原稿の画像データと編集後原稿の画像データとを識別する識別情報とが記録されている。印刷装置10は、画像読取部で編集前原稿と編集後原稿とを読み取ると、読み取った各画像データに識別番号を付して、各画像データが編集前原稿の何ページ目の画像データであるのか、又は編集後原稿の何ページ目の画像データであるのかが識別できるようにしている。
次に、サーバ装置20について説明する。なお、実施例1においては、サーバ装置20が本発明の処理装置として機能する。
まず、図3を参照しながらサーバ装置20のハードウェア構成について説明する。なお、実施例2で説明する印刷装置10の制御部100も、サーバ装置20とほぼ同一のハードウェア構成を備えている。図3に示すハードウェアに付した番号のうち、括弧内に示す番号が印刷装置10の制御部100のハードウェアに付した番号であるとする。
サーバ装置20は、制御部200と、入出力回路(以下、I/O(Input/Output)回路と略記する)204と、ハードディスク装置(以下、HDD(Hard disk drive)と略記する)205とを備え、これらの構成要素がバスライン206を介して相互に通信可能に接続された構成となっている。また、制御部200は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203とを備える。
CPU201は、演算処理を含むサーバ装置20の全体の処理を制御する。I/O回路204は、ネットワーク30を介してPC1や印刷装置10から送られ、サーバ装置20のインターフェース(不図示)で受信したデータを入力する。また、I/O回路204は、CPU201で処理されたデータをインターフェースに出力する。インターフェースに出力されたデータはネットワーク30を介してPC1や印刷装置10に送信される。
ROM202は、CPU201によって実行される各種の処理を実現するための処理プログラムを格納する。
RAM203は、当該各種の処理の実行時に使用される一次記憶装置である。HDD205は、PC1から送られた編集前及び編集後の原稿の電子データや、印刷装置10から送られた編集前及び編集後の原稿の画像データを記憶する。
次に、図4を参照しながら制御部200の備える機能ブロックについて説明する。なお、機能ブロックとは、ハードウェアと処理プログラムとの協働によって実現される処理を一定の機能ごとにまとめたブロックである。なお、ハードウェアと処理プログラムとの協働とは、制御部200のCPU201がROM202から読み出された処理プログラムに従って、RAM203を一次記憶装置として使用しながらデータを処理することを示しているものとする。制御部200は、機能ブロック250として、処理要求入力部251と、処理要求解析部252と、差分検出部253と、印刷データ生成部254と、印刷データ送信部255とを備える。
サーバ装置20は、PC1から送られる編集前原稿及び編集後原稿の電子データと、これらの電子データに付加された付加情報とを受信する。受信した編集前原稿及び編集後原稿の電子データは、CPU201の制御によってHDD205に記憶され、受信した付加情報はCPU201の制御によってRAM203に記憶される。同様に、サーバ装置20は、印刷装置10から送られる編集前原稿及び編集後原稿の画像データと、これらの画像データに付加された付加情報とを受信する。受信した編集前原稿及び編集後原稿の画像データは、HDD205に記憶され、受信した付加情報はRAM203に記憶される。なお、PC1から編集前原稿及び編集後原稿の電子データを受信して差分検出を行う場合と、印刷装置10から編集前原稿及び編集後原稿の画像データを受信して差分検出を行う場合とでサーバ装置20の処理手順はほぼ同一であるので、以下の説明では、印刷装置10から送られた編集前及び編集後の画像データを処理する場合を例にして、サーバ装置20の処理手順を説明する。
サーバ装置20は、RAM203に記憶された付加情報を処理要求入力部251で制御部200(例えば、CPU201の備えるキャッシュメモリ等)に読み込む。処理要求入力部251は、読み込んだ付加情報を処理要求解析部252に出力する。
処理要求解析部252は、付加情報に記載された指示内容を解析して、指示された編集前原稿の画像データと編集後原稿の画像データとの差分検出処理を差分検出部253に指示する。処理要求解析部252から差分検出部253には、編集前原稿の画像データと編集後原稿の画像データとを識別する識別情報が通知される。また、処理要求解析部252は、差分検出部253による差分検出結果を送信する印刷装置10を指定する情報(例えば、印刷装置10のIPアドレス等)を印刷データ送信部255に送信する。
差分検出部253は、処理要求解析部252から通知された識別情報の示す編集前原稿と編集後原稿の画像データをHDD205から読み出して、これらの画像データを比較する。差分検出部253は、編集前原稿と編集後原稿との対応するページ同士を比較して、差分を検出する。
差分検出部253による画像データの差分の検出方法としては、特に限定するものではないが、例えば、特開2007−233890号公報に開示がある。特開2007−233890号公報では、追記ドキュメントの画像データの画素値から原本ドキュメントの画像データの画素値を差し引く差分処理で追記情報を検出している。また、PC1から送られた、編集前原稿と編集後原稿との電子データの差分検出処理である場合、電子データには編集前原稿と編集後原稿との位置情報と、各位置でのデータ(画素値を表すビットデータ)とが記録されているので、対応するページの電子データ同士を比較することで、差分を検出することができる。
なお、差分検出部253は、差分検出の結果として、編集後原稿の各ページごとに、図面の記載や文字が追加された箇所の数を示す追加箇所数と、図面の記載が削除された箇所や文字が削除された箇所の数を示す削除箇所数とをそれぞれに出力する。差分検出部253による差分の検出結果は、RAM203に記憶される。
また、編集前原稿と編集後原稿とのページ数が一致していない場合には、差分検出部253は、例えば、以下のように処理を行うことができる。まず、編集後原稿の処理対象のページを文字領域や図形領域に分けて分割し、さらに文字領域は、フォントやフォントサイズ等が異なる領域ごとにさらに分割する。差分検出部253は、分割した各領域と、分割した領域を含む編集後原稿のページとページ番号が一致する編集前原稿のページ、およびその前後のページ等とを比較して、分割した領域に最も一致する編集前原稿の領域を検出する。そして、差分検出部253は、編集後原稿の分割した領域と、この領域に最も一致すると判定した編集前原稿の領域との差分検出を実行する。
印刷データ生成部254は、RAM203から差分検出部253の差分の検出結果を取得して、検出結果に応じた印刷データを生成する。印刷データ生成部254によって生成された印刷データは、印刷データ送信部255によって印刷装置10に送信される。
図5を参照しながら印刷データ生成部254の処理手順について具体的に説明する。図5には、ページ数が共に10ページの編集前原稿と編集後原稿とを示す。なお、編集後原稿の5ページ目と6ページ目とには、編集前原稿の5ページ目と6ページ目との差分がそれぞれ検出されているとする。また、図5では、編集後原稿の5ページ目と6ページ目とのページ数を示す数字を三角で囲み、これらのページに差分があることを示す。
印刷データ生成部254は、差分検出結果を参照して、編集後原稿の1ページ目から差分が検出されたページの検出を開始し、編集後原稿の5ページ目の画像データに、編集前原稿の5ページ目の画像データとの差分があることを認識する。印刷データ生成部254は、編集後原稿の5ページ目の画像データに差分があることを認識すると、1ページ目から、差分を検出した5ページの1つ前のページである4ページ目までの編集後原稿の画像データを1回の印刷処理で印刷する画像データに設定する。すなわち、サーバ装置20は、印刷装置10に、編集後原稿の1ページ目から4ページ目までの画像データを1回の印刷処理で印刷するように設定した印刷要求を生成する。印刷処理とは、例えば、印刷装置10が印刷データを受信した場合に、受信した印刷データに応じた静電潜像を印刷装置10の感光体(不図示)に作像し、作像された静電潜像を露光、現像して印刷用紙に画像を印刷するまでの一連の工程を意味し、印刷装置10がこの一連の工程を複数回連続して行う場合には、この複数回連続して行われた印刷処理が1回の印刷処理に含まれる。例えば、印刷装置10に対して、複数ページを有する原稿の印刷が要求された場合、印刷装置10は、原稿の各ページを1回の印刷処理で印刷する。
なお、図5に示す差分検出結果に示される数字は、ページごとの差分検出結果を示す。数字の「0」が記載された1ページ目から4ページ目、7ページ目から10ページ目には、差分が検出されなかったことを示す。また、「0」以外の数字、例えば、5ページ目の差分検出結果に記載された「3」は、5ページにおいて差分を3箇所検出したことを示している。同様に、6ページ目においては、1箇所の差分を検出したことを示している。
印刷データ生成部254は、差分検出結果をさらに参照して、編集後原稿の6ページ目の画像データにも、編集前原稿の6ページ目の画像データとの差分があることを検出する。この場合、印刷データ生成部254は、引き続き、編集前原稿の7ページ目の画像データと、編集後原稿の7ページ目の画像データとの差分検出結果を参照する。図5に示す例では、編集後原稿の7ページ目には編集が行われていないため、7ページ目は差分が検出されていない。このため、印刷データ生成部254は、連続して差分を検出した編集後原稿の5ページ目と6ページ目を1回の印刷処理で印刷する画像データに設定する。すなわち、印刷データ生成部254は、印刷装置10に、5ページと6ページを1回の印刷処理で印刷するように設定した印刷要求を生成する。同様の処理を繰り返し、印刷データ生成部254は、8ページ目から10ページ目までの編集前原稿の画像データと編集後原稿の画像データとの差分検出結果を参照する。図5に示す例では、7ページ目から10ページ目には差分が検出されない(編集が行われていない)。このため、印刷データ生成部254は、編集後原稿の画像データの7ページ目から10ページ目を1回の印刷処理で印刷する画像データに設定する。サーバ装置20は、印刷装置10に、7ページ目から10ページ目を1回の印刷処理で印刷するように設定した印刷要求を生成する。
ここで、図6(A)、(B)を参照しながら印刷データ生成部254が生成する印刷要求データと印刷データとについて説明する。なお、図6(A)には、印刷データ生成部254が生成する印刷データの一例を示し、図6(B)には、各印刷データのヘッダ部に付加された印刷要求データの構成の一例を示す。
印刷データ生成部254は、1回の印刷処理で印刷装置10に印刷させる編集後の画像データを判定すると、印刷装置10に対する印刷要求である印刷要求データを生成する。印刷要求データには、図6(B)に示すように、印刷を要求する印刷要求元装置名、印刷要求を識別する印刷要求識別ID、印刷要求で印刷する画像データの総ページ数、ページ番号等が含まれる。印刷データ生成部254は、印刷要求データと、1回の印刷処理で印刷装置10に印刷させる編集後の画像データとを1組とする印刷データを生成する。例えば、図5に示す例では、1ページ目から4ページ目の編集後原稿の画像データが、1つの印刷データに含まれる。また、5ページ目と6ページ目の編集後原稿の画像データが、1つの印刷データに含まれる。また、7ページ目から10ページ目の編集後原稿の画像データが、1つの印刷データに含まれる。
印刷データ生成部254は、印刷データを生成すると、生成した印刷データを印刷データ送信部255に送る。印刷データ送信部255は、処理要求解析部252から通知された送信先の印刷装置10に、印刷データ生成部254から送られた印刷データを送信する。印刷データは、印刷データ送信部255からI/O回路204に出力される。I/O回路204に出力された印刷データは、インターフェース(不図示)を介してネットワーク30に出力され、印刷装置10に送られる。
次に、図7、8に示すフローチャートを参照しながら制御部200の処理手順を説明する。
制御部100は、ネットワーク30を介して受信した、編集前原稿及び編集後原稿の画像データをHDD205に記憶させ、これらの画像データに付加された付加情報をRAM203に記憶させる。次に、制御部200は、RAM203に記憶した付加情報を入力し(ステップS1/YES)、付加情報の記載を解析して、付加情報で指定された編集前原稿と編集後原稿との画像データをHDD205から読み出す(ステップS2)。
次に、制御部200は、付加情報にて指定された編集前原稿と編集後原稿との画像データの対応するページ同士を比較して、差分を検出する(ステップS3)。制御部200は、差分の検出結果をRAM203に記憶する。
次に、制御部200は、差分検出結果を1ページ目から順次参照して、印刷要求を生成する。
まず、制御部200は、差分検出結果として差分ありのページを検出すると(ステップS4/YES)、差分ありのページは、編集後原稿の1ページ目であるか否かを判定する(ステップS5)。差分ありのページが、編集後原稿の1ページ目ではなかった場合については(ステップS5/NO)、図8に示すフローチャートを参照しながら後述する。
また、差分ありのページが編集後原稿の1ページ目であった場合(ステップS5/YES)、制御部200は、1ページ目以降のページの差分検出結果を参照して、差分のあるページが1メージ目以降連続しているか否かを判定する(ステップS6)。1ページ目以降のページ(例えば、2ページ、又は2ページと3ページ)にも差分が検出された場合(ステップS6/YES)、制御部200は、差分ありと判定された、1ページ目から連続するページを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する(ステップS7)。例えば、編集後原稿の1、2、3ページで差分が検出された場合には、これらのページを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する。また、差分のあるページが1ページ目以降連続していない、すなわち、1ページ目だけで差分が検出された場合(ステップS6/NO)、制御部200は、1ページ目を1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する(ステップS8)。
ここで、図8に示すフローチャートを参照しながら差分ありのページが、編集後原稿の1ページ目ではなかった場合(ステップS5/NO)について説明する。
制御部200は、差分ありのページが編集後原稿の1ページ目ではなかった場合(ステップS5/NO)、今回差分ありを検出したページよりも前のページに差分ありのページがあるか否かを判定する(ステップS9)。今回差分を検出したページよりも前のページに差分ありのページがある場合には(ステップS9/YES)、前回差分を検出したページの次のページから、今回差分を検出したページの1つ前のページまでを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する(ステップS10)。例えば、今回、差分ありと判定されたページが7ページ目で、前回、差分ありと判定されたページが3ページ目であった場合、制御部200は、4ページ目から6ページ目までを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する。また、今回差分を検出したページよりも前に差分ありのページがなかった場合には(ステップS9/NO)、1ページ目から、今回差分を検出したページの1つ前のページまでを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する(ステップS11)。
次に、制御部200は、ステップS4で差分ありと判定されたページ以降のページの差分検出結果を参照して差分のあるページが連続しているか否かを判定する(ステップS12)。ステップS4で差分ありと判定されたページ以降のページにも差分がある場合(ステップS12/YES)、制御部200は、差分ありと判定されたページを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する(ステップS13)。例えば、編集後原稿の7、8ページで差分が検出された場合には、これらのページを1回の印刷処理で印刷するページに設定する。また、ステップS4で差分ありと判定されたページとそれ以降のページで差分ありの判定結果が連続していなかった場合には、制御部200は、ステップS4で差分ありと判定したページを1回の印刷処理で印刷するページに設定する(ステップS14)。
図7に戻り、制御部200の処理手順を引き続き説明する。
制御部200は、上述の手順によって1回の印刷処理で印刷するページの設定を行い、編集後原稿の最終ページまで差分検出結果の参照が終了すると(ステップS15)、印刷要求を生成していない残りのページを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する(ステップS16)。例えば、編集後原稿の7ページ目で差分が検出され、8、9、10ページ目には、差分が検出されなかった場合、制御部200は、このステップS16において、差分が検出されていない8、9、10ページを1回の印刷処理で印刷するページに設定した印刷要求を生成する。
次に、印刷データを受信して印刷する印刷装置10について説明する。
印刷装置10は、印刷データを受信すると、受信した印刷データをRAM203に記憶させる。次に、印刷装置10は、RAM103に記憶した印刷データから印刷要求データを取り出して解析する。そして、印刷装置10は、印刷データから編集後原稿の画像データを取り出し、印刷要求データにより1回の印刷処理で印刷するように設定された編集後原稿の画像データを印刷する。例えば、図5に示す例では、1ページ〜4ページが1回の印刷処理で印刷され、5ページと6ページとが1回の印刷処理で印刷され、7ページ〜10ページが1回の印刷処理で印刷される。なお、印刷処理とは、例えば、印刷装置10が印刷データを受信した場合に、受信した印刷データに応じた静電潜像を印刷装置10の感光体(不図示)に作像し、作像された静電潜像を露光、現像して印刷用紙に画像を印刷するまでの一連の工程を意味し、印刷装置10がこの一連の工程を複数回連続して行う場合には、この複数回連続して行われた印刷処理が1回の印刷処理に含まれる。なお、印刷装置10は、片面印刷で印刷を行う場合に、印刷面(画像が形成された面)を下側、すなわち、印刷装置10で印刷され排紙された用紙を受ける用紙受け部側に向けて排紙する(以下、フェイスダウンという)。
また、印刷装置10は、オフセット機能を備えている。オフセット機能とは、印刷処理の回が異なる場合に、印刷処理で印刷された用紙を同一用紙受け部の異なる位置に排紙する機能である。図5に示す、編集後原稿の1ページ〜4ページを1回の印刷処理で印刷し、5ページ〜6ページを1回の印刷処理で印刷し、7ページ〜10ページを1回の印刷処理で印刷する場合を例にオフセット機能について説明する。
印刷装置10は、1回目の印刷処理で1ページ〜4ページ目の画像を印刷した印刷用紙を、用紙受け部15の所定位置(以下、第1の位置という)に排紙する。次の2回目の印刷処理で印刷する5、6ページ目の画像を印刷した印刷用紙を、同一用紙受け部15の第1の位置とは異なる位置(以下、第2の位置という)に排紙する。図9(A)には、1〜4ページ目の印刷用紙の上に、5、6ページ目の印刷用紙が重ねられた様子を示すが、5、6ページ目の印刷用紙は、1〜4ページ目の印刷用紙よりも用紙排紙方向の下流側に排紙されている。すなわち、1〜4ページ目の印刷用紙と、5、6ページ目の印刷用紙とは一部が重なった状態で用紙受け部15に排紙される。
また、3回目の印刷処理で印刷される7〜10ページの印刷用紙は、5、6ページ目の印刷用紙上であって、1〜4ページ目の印刷用紙と同じ第1の位置に排紙される。図9(B)には、5、6ページ目の印刷用紙の上に、7〜10ページ目の印刷用紙が重ねられた様子を示す。図9(B)に示すように、編集が行われていない1ページ〜4ページ目の印刷用紙と7〜10ページの印刷用紙とは、用紙受け部15の同一の位置(第1の位置)に排紙される。また、編集が行われた5、6ページ目の印刷用紙は、1〜4ページ及び7〜10ページとは異なる用紙受け部15の第2の位置に排紙される。なお、編集後原稿の1ページ目に編集が行われている場合、編集が行われたページの印刷用紙が用紙受け部15の第1の位置に排紙され、編集が行われていないページの印刷用紙が用紙受け部15の第2の位置に排紙されることになる。
このように本実施例は、印刷されて排紙される印刷用紙の用紙受け部15上での位置が、1回の印刷処理ごとに異なるため、操作者は、差分が検出されたページを簡単に見つけることができる。なお、本実施例の印刷装置10は、印刷用紙を用紙受け部15の第1の位置と第2の位置とに排紙することができるものであったが、第2の位置よりもさらに排紙方向下流側の第3の位置や、第3の位置よりもさらに下流側の第4の位置に用紙を排紙する機能を備えていてもよい。この場合、1回の印刷処理で印刷される印刷用紙ごとに用紙受け部15での排紙位置が異なるため、操作者は差分が検出されたページをさらに簡単に見つけることができるようになる。
なお、上述の実施例1では、1回の印刷処理で印刷される印刷用紙ごとに用紙受け部15の排紙位置が異なるようにすることで、操作者に差分が検出されたページが分かるようにしていた。これ以外に、差分が検出されなかった編集後原稿のページが縮小印刷されるように設定した印刷要求をサーバ装置20で生成してもよい。例えば、サーバ装置20は、原稿のサイズがA3であった場合に、A4で縮小印刷されるように設定した印刷要求を生成し、原稿のサイズがA4であった場合に、A5で縮小印刷されるように設定した印刷要求を生成し、印刷要求と編集後原稿の画像データとを含む印刷データを印刷装置10に送信する。印刷装置10は、サーバ装置20から印刷データを受信して、印刷要求に従って編集後原稿の画像データを印刷する。これによって、印刷装置10の用紙受け部15には、例えば、編集後原稿の原稿サイズがA3であった場合に、差分が検出されたページの編集後原稿はA3用紙で排紙され、差分が検出されなかったページの編集後原稿の画像データはA4用紙で排紙される。
また、差分が検出されなかった編集後原稿の2ページが印刷用紙1枚に印刷されるように設定した印刷要求をサーバ装置20で生成してもよい。差分が検出された編集後原稿のページは1枚の印刷用紙に印刷され、差分が検出されなかった編集後原稿の2ページ分が1枚の印刷用紙に印刷される。したがって、印刷用紙の出力枚数を削減することができる。
また、差分検出部253が検出する差分検出結果には、2つの検出結果があった。1つは、図面に記載が追加された場合や、原稿に文書が追記された場合等に出力される「追加あり」との検出結果であり、もう一つは、図面から記載が削除された場合や、原稿から文書が削除された場合等に出力される「削除あり」との検出結果である。例えば、上述したように印刷装置10が第1の位置と、第2の位置と、第3の位置との3つの位置に印刷用紙を排紙することができるオフセット機能を備えている場合に、差分検出結果に応じて印刷用紙の排紙位置をさらに変更することもできる。例えば、編集前原稿と編集後原稿とに差分がないページは、印刷装置10に、第1の位置に印刷用紙を排紙させるように設定した印刷要求をサーバ装置20で生成する。また、編集前原稿と編集後原稿とに差分があり、その差分が追加であるページは、印刷装置10に、第2の位置に印刷用紙を排紙させるように設定した印刷要求をサーバ装置20で生成する。同様に、編集前原稿と編集後原稿とに差分があり、その差分が削除であるページは、印刷装置10に、第3の位置に印刷用紙を排紙させるように設定した印刷要求をサーバ装置20で生成する。
添付図面を参照しながら本発明の第2実施例を説明する。
本実施例は、サーバ装置20に設けていた差分検出機能と印刷要求生成機能とを、印刷装置50に設けた構成である。すなわち、実施例2においては、印刷装置50の制御装置55が本発明の処理装置として機能する。
図10に、印刷装置50のハードウェア構成の一例を示す。印刷装置50は、画像読取部51と、画像処理部52と、画像出力部53と、制御装置55とを備えている。画像読取部51と画像処理部52、画像処理部52と画像出力部53、制御装置55と画像処理部52とはそれぞれデータ線で接続され、画像データ等のデータが送受信される。また、制御装置55と、画像読取部51、画像処理部52及び画像出力部53のそれぞれは、制御信号線で接続されている。制御装置55は、画像読取部51で入力された画像データが、画像処理部52で画像処理され、画像処理部52で処理された画像データが画像出力部53に出力され、画像出力部53で印刷されるように、画像読取部51、画像処理部52、画像出力部53の各部の動作タイミング等を制御する。なお、図10には、データ線を実線で、制御信号線を破線で示す。
画像読取部51は、上述した実施例1で説明したように不図示の原稿台を備えている。画像読取部51の原稿台上に編集前原稿と編集後原稿とが載置され、操作パネルの操作入力を受け付けると、画像読取部51は、編集前原稿と編集後原稿との画像を読み取る。画像読取部51で読み取られた、編集前原稿と編集後原稿との画像データは、画像処理部52に出力される。画像処理部52は、画像読取部51の出力した編集前原稿と編集後原稿との画像データを入力して、γ補正、シェーディング補正等の画像処理を施す。画像処理部52で画像処理された、編集前原稿と編集後原稿との画像データは、制御装置55に出力される。また、画像処理部52で画像処理された、編集後原稿の画像データは画像出力部53に出力される。
制御装置55は、画像処理部52の出力した画像データを入力する。制御装置55は、画像処理部52から編集前原稿及び編集後原稿の画像データを入力して、これらの画像データの差分を検出し、前述した印刷データを生成する。制御装置55のハードウェア構成については、図3を参照しながら説明済みであるので説明を省略する。また、CPU、RAMなどのハードウェアと、ROMに記憶された処理プログラムとの協働によって実現される制御装置55の機能ブロックの構成(図4)と、その機能ブロックの処理手順(図7、8)とについても説明済みであるので説明を省略する。
制御装置55は、図5を参照しながら説明したように、編集前原稿との差分が検出された編集後原稿のページを1回の印刷処理で印刷するように設定した印刷要求を生成する。また、編集前原稿との差分が検出されなかった編集後原稿のページを1回の印刷処理で印刷する印刷要求を生成する。また、制御装置55は、差分が検出されたページや差分が検出されなかったページが連続する場合には、差分が検出された連続するページ、差分が検出されなかった連続するページを1回の印刷処理で印刷する印刷要求を生成する。制御装置55は、生成した印刷要求と、この印刷要求で印刷する編集後原稿の画像データとを画像出力部53に出力する。
画像出力部53は、画像処理部52から編集後原稿の画像データを入力すると共に、制御装置55から印刷要求を入力する。画像出力部53は、実施例1で説明した印刷装置10のようにオフセット機能を備えている。画像出力部53は、制御装置55から印刷要求を入力すると、入力した印刷要求によって1回の印刷処理で印刷するページに設定された編集後原稿の画像データを、1回の印刷処理で印刷する。1回の印刷処理で印刷された印刷用紙は、図9に示す用紙受け部15上の第1の位置に排紙される。また、画像出力部53は、次の印刷要求を制御装置55から入力すると、入力した印刷要求によって1回の印刷処理で印刷するページに設定された編集後原稿の画像データを、1回の印刷処理で印刷する。1回の印刷処理で印刷された印刷用紙は、図9に示す用紙受け部15上の第2の位置に排紙される。
このようにして本実施例も、印刷されて排紙される印刷用紙の用紙受け部での位置が、1回の印刷処理ごとに異なるため、操作者は、差分が検出されたページを簡単に見つけることができる。
なお、印刷装置50が、図1に示す実施例1の印刷装置10のようにネットワーク30に接続し、PC1から送られた編集前原稿と編集後原稿との電子データを受信して、差分検出を実行するものであってもよい。例えば、PC1から印刷装置50に送られる電子データは、PC1のOS(Operating System)及びプリンタドライバーにより、PDL(Page Description Language)データに変換され、ネットワーク30を経由して、印刷装置50に渡される。印刷装置50は、デコンポーザ(不図示)により、PDLデータをレンダリング処理、リッピング処理して画像データに変換する。変換された画像データは、上述のように画像処理部52で画像処理され、制御装置55に送られて、差分検出、印刷要求の生成が行われる。
また、PC1から送られた電子データに、差分検出結果を表す属性情報が既に付加されていた場合には、制御装置55は、属性情報として付加された差分検出結果を参照して印刷要求を生成し、生成した印刷要求を画像出力部53に出力する。電子データは、上述のようにデコンポーザによって画像データに変換され、画像処理部52による処理が施された後に画像出力部53に出力されている。画像出力部53は、制御装置55から入力した印刷要求に従って、1回の印刷処理で印刷するページに設定された編集後原稿の画像データを、1回の印刷処理で印刷する。
上述した実施例は、本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
1 PC
10、50 印刷装置
20 サーバ装置
100、200 制御部
251 処理要求入力部
252 処理要求解析部
253 差分検出部
254 印刷データ生成部
255 印刷データ送信部
51 画像読取部
52 画像処理部
53 画像出力部
55 制御装置

Claims (5)

  1. 編集前の原稿と編集後の原稿とを入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力した前記編集前の原稿と前記編集後の原稿とを比較して、前記編集後の原稿の前記編集前の原稿からの変更箇所を差分として検出する差分検出手段と、
    印刷要求を含む印刷データを入力して、該印刷要求にて印刷するように設定された印刷データを1回の印刷処理で印刷する印刷装置であって、異なる印刷処理で印刷された印刷用紙を、印刷され排紙された印刷用紙を受ける用紙受け部の異なる位置に排紙する機能を備えた前記印刷装置に入力させる印刷要求を生成する手段であって、前記差分検出手段で差分が検出された場合に、差分が検出された編集後の原稿のページと、差分が検出されなかった編集後の原稿のページとが前記印刷装置により別々の印刷処理で印刷されるように、前記差分が検出された編集後の原稿のページと、前記差分が検出されなかった編集後の原稿のページとでそれぞれ異なる印刷要求を生成し、生成した印刷要求と前記編集後の原稿の対応するページとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    を有することを特徴とする処理装置。
  2. 前記印刷データ生成手段は、前記差分検出手段が編集後の原稿の連続するページで差分を検出した場合に、差分を検出した編集後の原稿の連続するページを前記印刷装置が1回の印刷処理で印刷するように設定した印刷要求を生成することを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記処理装置は、前記印刷装置とネットワークに接続したサーバ装置であることを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置。
  4. 前記処理装置は、前記印刷装置を制御する、前記印刷装置の制御装置であることを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置。
  5. コンピュータを、
    編集前の原稿と編集後の原稿とを入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力した前記編集前の原稿と前記編集後の原稿とを比較して、前記編集後の原稿の前記編集前の原稿からの変更箇所を差分として検出する差分検出手段と、
    印刷要求を含む印刷データを入力して、該印刷要求にて印刷するように設定された印刷データを1回の印刷処理で印刷する印刷装置であって、異なる印刷処理で印刷された印刷用紙を、印刷され排紙された印刷用紙を受ける用紙受け部の異なる位置に排紙する機能を備えた前記印刷装置に入力させる印刷要求を生成する手段であって、前記差分検出手段で差分が検出された場合に、差分が検出された編集後の原稿のページと、差分が検出されなかった編集後の原稿のページとが前記印刷装置により別々の印刷処理で印刷されるように、前記差分が検出された編集後の原稿のページと、前記差分が検出されなかった編集後の原稿のページとでそれぞれ異なる印刷要求を生成し、生成した印刷要求と前記編集後の原稿の対応するページとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2011068323A 2011-03-25 2011-03-25 処理装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5772130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011068323A JP5772130B2 (ja) 2011-03-25 2011-03-25 処理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011068323A JP5772130B2 (ja) 2011-03-25 2011-03-25 処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012203693A JP2012203693A (ja) 2012-10-22
JP5772130B2 true JP5772130B2 (ja) 2015-09-02

Family

ID=47184630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011068323A Expired - Fee Related JP5772130B2 (ja) 2011-03-25 2011-03-25 処理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5772130B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4433815B2 (ja) * 2004-02-10 2010-03-17 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置、方法およびプログラム並びに印刷装置および方法
JP4900937B2 (ja) * 2006-11-14 2012-03-21 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012203693A (ja) 2012-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9594987B2 (en) Printing system, printing method and computer-readable recording medium
JP2007336508A (ja) 画像複写装置及び画像処理システム
JP2005063099A (ja) 画像処理装置
JP2006293598A (ja) 文書処理システム
JP5288879B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法、プログラム、並びに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2007156619A (ja) 印刷処理システム、印刷処理方法及びプログラム
JP2007331390A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP4682747B2 (ja) 文書処理装置、ルールデータ生成方法およびプログラム
JP5772130B2 (ja) 処理装置及びプログラム
JP2004151766A (ja) 画像処理装置
JP2007008011A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP4455358B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2010105191A (ja) 画像処理装置
JP2010130500A (ja) 画像読取装置、画像読取方法および画像読取プログラム
JP2009269179A (ja) 印刷装置、プログラム及び記録媒体
JP4715563B2 (ja) 印刷データ生成装置及びプリンタドライバプログラム
JP4586681B2 (ja) 印刷制御装置および印刷システムおよびそのフォームオーバレイ印刷方法
JP2008287440A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2002248829A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体
JP2001202362A (ja) 文字編集処理装置
JP2009220476A (ja) 印刷装置
JP2010232802A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび印刷装置
JP4290711B2 (ja) 印刷装置
JP2005092696A (ja) 画像処理装置
JP2007142986A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5772130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350