JP2002248829A - 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体

Info

Publication number
JP2002248829A
JP2002248829A JP2001047985A JP2001047985A JP2002248829A JP 2002248829 A JP2002248829 A JP 2002248829A JP 2001047985 A JP2001047985 A JP 2001047985A JP 2001047985 A JP2001047985 A JP 2001047985A JP 2002248829 A JP2002248829 A JP 2002248829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
overlay
image processing
image data
pdl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001047985A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Otsubo
隆信 大坪
Hiroshi Sekine
弘 関根
Hiroyuki Kono
裕之 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001047985A priority Critical patent/JP2002248829A/ja
Publication of JP2002248829A publication Critical patent/JP2002248829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーレイ印刷を行う場合に、多大な記憶
容量を要することなく、多彩なオーバーレイ画像に対応
でき、しかもそのオーバーレイ印刷を適切に行えるよう
にする。 【解決手段】 PDLデータの印刷出力を行うプリント
ジョブについての解析を行う解析手段11と、その解析
結果に基づいて前記プリントジョブに適したオーバーレ
イデータを生成し、これを前記プリントジョブにて処理
するPDLデータに付加するPDL加工部12とを備え
て、画像処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を出力するた
めに行う処理、特にオーバーレイ画像の付加処理を行う
画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般オフィス等において、多種多
様なドキュメントの電子化が促進され、それら電子デー
タを蓄積したりプリント出力するといった利用形態が増
大している。これに伴い、いわゆるフォーム印刷等のよ
うに、ある特定の画像をプリント出力すべき画像に付加
してオーバーレイ印刷するといったことも広く行われて
いる。このオーバーレイ印刷によって付加される特定画
像(以下「オーバーレイ画像」という)としては、例え
ば、会社名やそのイメージマーク、機密情報の漏洩を防
止するための「禁複写」や「社外秘」といった可視ウォ
ーターマーク、不正複写防止のために目立たないように
付加される用紙の地紋模様等、が挙げられる。
【0003】ところで、オーバーレイ画像は、ドキュメ
ントの電子データ化の促進に伴って、必要とされる種類
が増大の一途を辿る傾向にある。このような複数種類の
オーバーレイ画像の付加に対応するものとしては、従
来、例えば特開2000−81962号公報に開示され
ているように、プリンタのハードディスクに予め複数種
類のオーバーレイ画像を印刷出力するための画像データ
(以下「オーバーレイデータ」という)を記憶してお
き、それらをIDによって管理する装置が提案されてい
る。また、例えば特開2000−112698号公報に
開示されているように、ネットワークによって接続され
たサーバー装置に複数種類のオーバーレイデータを保持
しておき、それを必要に応じてプリンタ等にダウンロー
ドする装置も提案されている。さらには、例えば特開平
11−338660号公報に開示されているように、オ
ーバーレイデータの種類やデータ自体の変更の自由度を
得るべく、予めプリンタ内でオーバーレイデータの一部
を構成する定型部分を保持しておき、ホスト側からそれ
以外の部分、すなわちオーバーレイデータの可変部分の
みを送信した後、プリンタがそれぞれの部分をラスター
展開し合成する、といったシステムもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、いずれのものも、複数種類のオーバー
レイ画像の付加に対応するのにあたって、以下に述べる
ような難点が生じてしまうことが考えられる。
【0005】例えば特開2000−81962号公報お
よび特開2000−112698号公報に開示された装
置では、複数種類のオーバーレイデータを予めプリンタ
またはサーバー装置に記憶保持させる必要があるので、
当然に対応可能な種類に限界が生じてしまい、多種多様
なドキュメントへのオーバーレイ印刷に適応することが
困難になってしまう。また、それら多岐にわたるオーバ
ーレイ印刷に適応しようとすると、必然的に多大な記憶
容量が必要になってしまう。
【0006】一方、例えば特開平11−338660号
公報に開示されたシステムでは、プリンタが保持してい
るオーバーレイデータの定型部分を利用してオーバーレ
イ印刷を行うため、そのオーバーレイ印刷に先立ち、ホ
スト側からプリンタにデータの登録状況を問い合わせる
必要がある。さらに、定型部分と可変部分とが別々にラ
スター展開された後に合成されるので、そのためのワー
クメモリが多量に必要になるとともに、そのプリント出
力を高速に行うことが困難になってしまう。
【0007】また、いずれの場合であっても、どのよう
な種類のオーバーレイ画像を付加するかは、いずれかの
段階(例えば、プリントジョブの発行時)においてオペ
レータが設定していたため、オペレータに負担が掛かる
とともに、不正にオーバーレイ画像を付加したり、ある
いは必要であってもオーバーレイ画像が付加されない
等、といったセキュリティー上の問題が生じてしまうこ
とも考えられる。
【0008】そこで、本発明は、多大な記憶容量を要す
ることなく、多彩なオーバーレイ印刷に対応でき、しか
もそのオーバーレイ印刷を適切に行うことのできる画像
処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された画像処理装置で、画像形成の対
象となるプリントジョブを解析する解析手段と、前記解
析手段による解析結果に基づいて前記プリントジョブに
適したオーバーレイデータを生成する生成手段と、前記
生成手段が生成したオーバーレイデータを前記プリント
ジョブに付加する付加手段とを備えることを特徴とする
ものである。
【0010】また、本発明は、コンピュータが読み取り
可能な画像処理プログラムを記録した記憶媒体であっ
て、画像形成の対象となるデータのプリントジョブにつ
いての解析を行い、その解析結果に基づいて前記プリン
トジョブに適したオーバーレイデータを生成し、生成し
たオーバーレイデータを前記プリントジョブに付加する
ことを特徴とする画像処理プログラムを記録した記憶媒
体である。
【0011】上記構成の画像処理装置または上記手順の
画像処理プログラムを記録した記憶媒体によれば、画像
形成の対象となるプリントジョブについて、例えばその
プリントジョブの属性に関する情報を解析する。そし
て、その解析結果に基づいて、例えばその解析結果に従
いつつ構築された所定データ形式のオーバーレイデータ
を、プリントジョブに適したオーバーレイデータとして
生成する。したがって、そのオーバーレイデータの付加
によって、プリントジョブにとって適切なオーバーレイ
データを生成して付加することが可能になるため、予め
複数種類のオーバーレイデータをメモリやハードディス
ク等に保持しておく必要がなくなるとともに、多彩なオ
ーバーレイ印刷への対応を実現し得るようになる。しか
も、プリントジョブの解析結果に基づいてオーバーレイ
データを生成し付加するので、不正な付加や必要時の未
付加等といった事態も生じなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶
媒体について説明する。
【0013】先ず、本発明に係る画像処理装置が用いら
れるシステム構成について説明する。図1は本発明に係
る画像処理装置の概略構成の一例を示すブロック図であ
り、図2はその画像処理装置が用いられるシステム構成
の一例を示す模式図である。
【0014】図2に示すように、本実施形態で説明する
画像処理装置は、複数のクライアント装置1a,1b…
と、プリントサーバ装置2と、プリンタ装置3とが、互
いにLAN(Local Area Network)等のネットワーク4
を介して接続されたネットワークシステムにおいて用い
られる。
【0015】各クライアント装置1a,1b…は、例え
ばパーソナルコンピュータやワークステーションからな
るもので、文書や画像等のドキュメントを電子的に作成
するとともに、そのドキュメントをプリントアウトする
ためのプリントジョブを発行するものである。このと
き、各クライアント装置1a,1b…では、プリントア
ウトすべきドキュメントの内容を、例えばページ記述言
語(Page Description Language;以下「PDL」と略
す)形式の出力画像データにより表わすようになってい
る。
【0016】プリントサーバ装置2は、コンピュータ装
置としての機能を備えたもので、各クライアント装置1
a,1b…からのプリントジョブを受け付けると、その
実行順等の管理をしつつ、そのプリントジョブを順次プ
リンタ装置3に実行させるものである。
【0017】プリンタ装置3は、周知の電子写真技術ま
たはインクジェット方式の印刷技術を利用して、各クラ
イアント装置1a,1b…が発行したプリントジョブを
順次実行するものである。その際に、プリンタ装置3で
は、プリントジョブに係るPDLデータを解析して、こ
れをラスター画像データに展開し、そのラスター画像デ
ータを用紙上に可視画像化するようになっている。
【0018】本実施形態で説明する画像処理装置は、こ
れらのうちのプリントサーバ装置2に搭載されている。
ただし、クライアント装置1a,1b…がプリントサー
バ装置2としての役割を兼ねている場合、画像処理装置
は、各クライアント装置1a,1b…が搭載するプリン
タドライバに組み込んでも構わない。つまり、画像処理
装置は、クライアント装置1a,1b…によるPDLデ
ータの出力から、プリンタ装置3におけるPDLデータ
のプリントアウト可能なラスター画像データへの展開ま
での間の、いずれかの箇所に存在していればよい。した
がって、プリンタ装置3に本実施形態の画像処理装置を
搭載することも考えられる。
【0019】また、画像処理装置は、ソフトウェアでも
ハードウェアでも実現可能である。そのため、CD−R
OM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録さ
れた画像処理プログラムを、予めインストールしておい
たり、あるいは必要に応じてその都度読み出したりする
ことによって実現されるものであってもよい。
【0020】なお、本実施形態では、プリントサーバ装
置2がクライアント装置1a,1b…からの印刷出力ジ
ョブを一元管理する点や、プリントサーバ装置2が一般
に高い処理能力のCPUを搭載している点等を考慮し
て、上述したようにプリントサーバ装置2が画像処理装
置としての機能を備えている場合を例に挙げて、以下の
説明を行う。
【0021】続いて、以上のようなネットワークシステ
ムにおいて用いられる画像処理装置の概略構成について
説明する。ここで説明する画像処理装置は、プリンタ装
置3にオーバーレイ印刷を行わせるための画像処理を行
うものである。
【0022】このような画像処理を行うために、画像処
理装置では、図1に示すように、処理対象となるPDL
データを受け取る入力インタフェース(以下「入力端」
という)Aと、画像処理後のPDLデータを出力する出
力インタフェース(以下「出力端」という)Bとの他
に、PDL解析部11およびPDL加工部12としての
機能を備えている。
【0023】このうち、入力端Aには、クライアント装
置1a,1b…からプリントジョブにて処理すべきPD
Lデータとして、第1の命令列(以下「PDL1」とい
う)が入力される。
【0024】PDL解析部11は、入力端AにPDL1
が入力されると、そのPDL1を解析して、オーバーレ
イ印刷を行うためのオーバーレイデータの付加の要否を
判断し、その結果をPDL加工部12に通知するもので
ある。ここで、判断結果が付加要であればPDL1およ
びPDL1の解析結果が、また付加不要であればPDL
1のみが、それぞれPDL加工部12または出力端Bに
送出されることになる。
【0025】PDL加工部12は、PDL解析部11か
ら通知された解析結果および判断結果に基づいて、オー
バーレイデータを付加する必要がある場合には、そのオ
ーバーレイデータを生成し、これをPDL1に付加して
出力端Bに出力するものである。ただし、例えばオーバ
ーレイ印刷を行わない場合のように、オーバーレイデー
タの付加が不要であれば、そのオーバーレイデータの生
成は行わずに、PDL1をそのまま出力端Bに出力する
ようになっている。
【0026】ところで、PDL加工部12では、オーバ
ーレイデータとして、オーバーレイ画像をプリントする
ための付加画像データそのものか、あるいはその付加画
像データの重畳を指示するコマンドデータを生成するよ
うになっている。このとき、コマンドデータとしては、
PDL形式の命令列(第2の命令列、以下「PDL2」
という)が生成される。また、このPDL2によってP
DL1への重畳(挿入)が指示される付加画像データ
も、PDL形式の命令列(第3の命令列、以下「PDL
3」という)によって生成されるものとする。
【0027】つまり、PDL加工部12では、オーバー
レイデータを付加する必要がある場合、実際に重ね合わ
せるオーバーレイ画像を表すPDL3を生成し、そのP
DL3とPDL1とを出力端Bへ送出するか、あるいは
PDL3のPDL1への挿入を指示する命令列であるP
DL2を、PDL1に結合し、その結果生成される第4
の命令列(以下「PDL4」という)を出力端Bに出力
する、といった処理を行うようになっている。
【0028】次に、以上のような画像処理装置がオーバ
ーレイ画像の付加処理を実行する場合の処理動作例につ
いて説明する。
【0029】はじめに、PDL解析部11における処理
動作について説明する。図3は、PDL解析部における
処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0030】PDL解析部11は、入力端Aから入力さ
れたPDL1を受け取ると、先ず、そのPDL1の解析
を行う(ステップ101、以下ステップを「S」と略
す)。この解析は、PDL1によって特定されるプリン
トジョブの属性、具体的にはプリントアウトすべきドキ
ュメント(ファイル)名、ファイル属性、ファイルの置
かれているディレクトリ名、ディレクトリの属性、ジョ
ブ発行元のクライアント装置名、IPアドレス、プリン
ト命令を行ったユーザーの名前、ユーザーID、ユーザ
ーグループ、ジョブID、プリント命令が行われた日時
等に関する情報の内容を認識することによって行えばよ
い。
【0031】PDL1の解析を行った後、PDL解析部
11は、その解析結果に基づき、PDL1にオーバーレ
イデータを付加するか否かの決定を行う(S102)。
例えば、PDL解析部11では、PDL1の解析結果と
予め設定されている機密管理情報(機密文書のファイル
名等)を比較して、これらが合致すればオーバーレイデ
ータの付加が必要であると判断する。
【0032】そして、オーバーレイデータの付加が必要
であると判断した場合には、PDL解析部11は、オー
バーレイ画像をプリントするための付加画像データの作
成に必要となる情報を、PDL1より取得する。このと
きに取得する情報は、上述したプリントジョブの属性に
関する情報(ファイル名、クライアント装置名等)また
はその中の一部であるものとする。ただし、PDL1ま
たはPDL1と共に受け取った情報から取得し得る情報
であれば、これら以外の他の情報を取得するようにして
もよいことは勿論である。
【0033】このようにして取得された情報は、入力端
Aから入力されたPDL1と共に、ジョブ情報としてP
DL加工部12へ送られ、そのPDL加工部12がPD
L3を生成する際に用いられることになる。一方、PD
L1の解析結果からオーバーレイデータの付加が必要な
いと判断した場合には、PDL1がそのままPDL加工
部12または出力端Bに送られることになる。
【0034】なお、入力端Aには、PDL1と共に、例
えばクライアント装置1a,1b…でオーバーレイデー
タを付加するか否かを決定した結果、すなわちオペレー
タからの付加要否の指示が入力されることも考えられ
る。この場合、PDL解析部11は、クライアント装置
1a,1b…からの決定指示結果(以下「上位での決定
結果」という)も併せて解析するものとする。すなわ
ち、上位での決定結果がある場合には、これに従って付
加要否の判断を行ってもよいし、それに加えてPDL解
析部11でのPDL1の解析結果に応じて上位での決定
結果とは異なる新たな種類のオーバーレイデータの付加
を行ってもよい。勿論、解析結果によっては、上位での
決定結果に従わずに、PDL1の解析結果によりオーバ
ーレイデータの付加を行うようにしてもよい。
【0035】続いて、PDL加工部12における処理動
作について説明する。図4は、PDL加工部における処
理動作の一例を示すフローチャートである。
【0036】PDL加工部12は、PDL解析部11か
らPDL1が送られてくると、付加画像データの生成の
要否を判断する。すなわち、先ず、そのPDL1に対し
て、付加画像データを付加するか否かの判断を行う(S
201)。そして、付加しないと判断したものについて
は、そのまま出力端Bに送る。ただし、この判断は、P
DL解析部11がオーバーレイデータを付加しないと判
断したPDL1を出力端Bに直接出力する場合、すなわ
ちオーバーレイデータの付加が必要と判断されたPDL
のみがPDL加工部12に入力される場合には、必要な
いことはいうまでもない。
【0037】そして、付加画像データを付加する場合で
あれば、PDL加工部12は、その付加画像データを表
すPDL3が、既に生成されているか否かの判断を行う
(S202)。この判断の結果、PDL3が生成されて
いなければ、新たな付加画像データの生成が必要なこと
から、PDL加工部12は、PDL解析部11において
取得されたPDL1に関する情報を用いて、そのPDL
1に適したPDL3の生成を行い(S203)、そのP
DL3を出力端Bに送る(S204)。なお、複数のペ
ージまたは複数のジョブで同一の付加画像データを表す
PDL3を共有する場合には、最初にS203において
PDL3が生成され出力端Bに送られているため、それ
以降はS202において付加画像データは生成済である
と判断され、S203、S204の各ステップは行わな
い。
【0038】PDL1に適したPDL3を出力端Bに送
ると、次いで、PDL加工部12は、PDL3の付加を
指示する命令列PDL2をPDL1に結合し(S20
5)、その結果生成されたPDL4を出力端Bに出力す
る(S206)。複数のページまたは複数のジョブでP
DL3を共有しない場合、すなわちS203において作
成したPDL3を一度しか用いない場合には、上述のよ
うに新しくPDL3を生成し出力端Bに出力した後に、
PDL3の付加を指示する命令列PDL2をPDL1に
結合したPDL4を出力してもよいし、PDL1に付加
画像データを表すPDL3をそのまま結合して出力端B
に出力してもよい。
【0039】次に、以上のような処理動作例のうち、特
に新しくPDL3を生成し出力端Bに出力した後に、P
DL3の付加を指示する命令列PDL2をPDL1に結
合したPDL4を出力する場合について、その具体例を
挙げてさらに説明する。
【0040】図5は、ここで説明するPDL中に含まれ
る描画コマンドの意味を示す説明図である。さらに詳し
くは、図5(a)は後述するPDL1,2,4の具体例
における描画コマンドの意味を示しており、図5(b)
は後述するPDL3の具体例における描画コマンドの意
味を示している。なお、図5(b)においては、図5
(a)と重複する描画コマンドの説明は省略している。
これらの描画コマンドは一例に過ぎず、コマンド名、意
味、引数等は、いずれも図例に限定されるものではな
い。また、各コマンドは二つ以上のコマンドで構成する
ようにしてもよいし、あるいは二つ以上のコマンドを一
つのコマンドと引数で表現してもよい。勿論、引数も図
例に限定されないことは明らかであり、また引数の数値
形式も上記例のように整数のみではなく、浮動小数点実
数、固定小数点実数等、他の数値形式を用いてもよい。
【0041】ここで、先ず、新たな付加画像データの生
成が必要と判断した場合に、PDL加工部12が生成す
るPDL3について説明する。図6は、PDL3の具体
例を示す説明図であり、図7はそのPDL3をプリント
アウトした結果得られる画像の具体例を示す説明図であ
る。
【0042】PDL加工部12は、PDL解析部11に
おいて取得されたPDL1に関する情報を用いて、例え
ば図6(a)または(b)に示すようなPDL3を生成
する。なお、PDL加工部12がどのようなPDL1か
らどのようなPDL3を生成するかは、予めプログラミ
ングされているものとする。
【0043】PDL加工部12で生成されるPDL3に
は、DrawImageコマンドが含まれている(図中※印参
照)。DrawImageコマンドの引数には、描画すべきラス
ター画像の画素値がそのまま記述されている。図6
(a)のPDL3では、描画すべきラスター画像は、主
走査方向・副走査方向の各解像度が600dpi、主走
査方向・副走査方向の画素数が、それぞれ4690画素
・7000画素、1bit/pixelのグレー画像(つまり白
黒画像)となる。また、図6(b)のPDL3では、描
画すべきラスター画像は、主走査方向・副走査方向の各
解像度が600dpi、主走査方向・副走査方向の画素
数が、それぞれ200画素・200画素、24bit/pixe
lのRGB画像となる。
【0044】このようなPDL3によって、例えば図7
(a)に示すようなラスター画像が描画されることにな
る。このラスター画像は、ドキュメントの機密漏洩を目
的とした複写防止のために付加されるオーバーレイ画像
であり、プリントアウト時には目立たない地紋模様とし
てプリントされる。そして、そのプリントアウトを複写
機で複写すると、例えば図7(b)に示すように「無
効」という文字が浮かび上がり、これによりドキュメン
トの複写防止が図れるようになる。図7(c)は、図7
(a)中の矩形部分を拡大した画像であり、白色矩形・
黒色矩形はそれぞれ白色画素・黒色画素を表している。
図7(d)は、白色画素を‘0’、黒色画素を‘1’と
して図7(c)を2進数表示したものである。
【0045】PDL3におけるDrawImageコマンドの引
数は、このようにして画像を2進数表現に変換したデー
タ列である。勿論、描画すべき画像が2bit/pixel以上
の画像である場合には、1画素あたりのビット数毎に同
様の形式で各画素を表現すればよく、また色空間が二つ
以上の色成分から構成される場合には、各画素の色成分
を順に並べて同様の形式で表現するか、あるいはライン
毎、画像全体で一つの色成分について同様の形式で表現
し、その直後に他の色成分を続けて同様の形式で表現す
ればよい。
【0046】続いて、以上のようなPDL3の付加対象
となるPDL1について説明する。図8(a)は、PD
L1の具体例を示す説明図であり、図9はそのPDL1
をプリントアウトした結果得られる画像の具体例を示す
説明図である。
【0047】入力端Aには、例えば図8(a)に示すよ
うなPDL1が入力される。このPDL1では、Resolu
tionコマンドで解像度が主走査・副走査方向ともに60
0dpiに、PaperSizeコマンドで用紙サイズがA4縦
に、SetPointコマンドで描画開始位置が座標(200
0,3500)に、FontSizeコマンドでフォントのサイ
ズが24ポイントに、SetFontコマンドでフォントの種
類がゴシックに、FontColorコマンドでフォントの色が
黒色に、DrawTextコマンドで「ABC」をいう文字列を
描画することが、それぞれ指定されている。
【0048】なお、SetPointコマンドの引数は、用紙左
上を原点とする主走査・副走査両方向の座標値であり、
用紙サイズおよび解像度により指定できる範囲が定めら
れる。用紙サイズがA4縦の場合、主走査・副走査各方
向の座標値の取り得る範囲はそれぞれ、‘0’〜‘49
60’、‘0’〜‘7015’である。したがって、座
標(2000,3500)は、用紙中央からやや左寄り
の位置になる。
【0049】このようなPDL1をプリンタ装置3が解
釈してプリントアウトすると、24ポイントの黒色文字
列「ABC」が座標(2000,3500)を描画開始
位置として描画された、一つのページがプリントアウト
されることになる。つまり、例えば図9のようなプリン
トアウトが得られる。
【0050】このようなPDL1に対しては、既に説明
したように、PDL加工部12によってPDL2が結合
される。図8(b)は、PDL2の具体例を示す説明図
である。PDL2は、DrawImageコマンドにより実際の
ラスター画像を表現するPDL3を、PDL1に重畳す
ることを指示するコマンドデータである。PDL2は、
そのままでは不完全であるが、PDL1のStartPageコ
マンド(ページの先頭)とEndPageコマンド(ページの
終端)との間に挿入されることにより、PDL1の示す
ページ内への、PDL3が表現するラスター画像の挿入
を指示する。
【0051】すなわち、PDL加工部12内では、図8
(b)に示すPDL2が結合される結果、図8(a)に
示すPDL1が、図8(c)に示すPDL4のように加
工され、出力端Bへ送出されることになる。なお、Inse
rtImageコマンドの引数は、PDL3の名前等、PDL
3を一意に識別する文字列や数字である。
【0052】出力端Bに送出されたPDL4は、その
後、プリンタ装置3へ送信される。このとき、プリンタ
装置3に対しては、既にPDL3が出力端Bから出力さ
れている。したがって、プリンタ装置3では、PDL4
を受け取って解釈し、そのプリントアウトを行う際に、
InsertImageコマンドが含まれれば、InsertImageコマン
ドの引数として指定されているPDL3と、PDL2と
を置き換える。ここで初めて、図10に示すようなPD
Lデータ、すなわちPDL1とPDL3とが合成された
PDLデータが生成されることになる。
【0053】このPDLデータが解釈されてプリントア
ウトされることにより、オーバーレイ画像が挿入された
プリントアウトを得ることができる。図11(a)は、
図10に示したPDLデータ、つまりプリントアウトす
る直前にコマンドの置き換えが行われたPDLのプリン
トアウト例である。図11(b)は、図11(a)を複
写した後の画像である。
【0054】ところで、上記実施形態においては、PD
L3において挿入すべき画像を、DrawImageコマンドを
用いて、ラスター画像として描画している場合を例に挙
げたが、同じ画像を点描画や直線描画等の図形描画コマ
ンドを用いても同様の効果を得ることができる。どちら
を選択すべきかは、同じ画像を描画するのに必要なコマ
ンドのデータ量とプリントアウトに要する時間とを勘案
して決定すればよい。
【0055】また、図8(c)に示したPDL4の例で
は、StartPageコマンド(ページの先頭)とEndPageコマ
ンド(ページの終端)との間に、図8(b)で表される
PDL2が一つ挿入されているため、図11(a)のよ
うに、1ページに一つの画像データが挿入されてプリン
トアウトされる。ここで、PDL2が一つのページ内に
複数挿入された場合には、InsertImageコマンドの引数
として指定されるラスター画像を表すPDLが、Insert
Imageコマンドの数と同じ数だけ重畳される。これによ
り、様々な画像データを複数、同ページ内に重畳するこ
とが可能になる。また、図8(b)に示したPDL2の
例では、InsertImageコマンドの引数として一つのPD
Lを指定しているが、複数種類の画像データの重畳指示
の際に、一つのInsertImageコマンドに対して複数の引
数を与えることによって、これを実現してもよい。
【0056】さらにStartJobコマンド(ジョブの先頭)
とEndJobコマンド(ジョブの終端)との間に、StartPag
eコマンドとEndPageコマンドが複数対存在する場合、つ
まり、一つのジョブが複数ページから構成されている場
合、PDL解析部11の解析結果により、全てのページ
にPDL2を挿入してもよいし、例えば奇数ページのみ
にPDL2を挿入するなど、選択的に挿入を行ってもよ
い。奇数ページのみにPDL2が挿入され、いわゆるN
アップ(複数ページ分を1枚に縮小して出力)無し両面
印刷が指定されると、表面のみに画像データが重畳され
ることになる。また、同じページ内に複数の画像データ
を重畳することが可能であることはいうまでもない。
【0057】以上のように、本実施形態では、PDL1
で表される画像にPDL3で表される画像を重ねあわせ
た画像の形成を、PDLの段階で処理できるようにな
る。さらに、予めフォームデータ等の付加画像データそ
のものを、プリントサーバ装置2やプリンタ装置3等に
予め用意しておくのではなく、PDL1の解析結果によ
り、新しくPDL3を生成したのち、PDL3の結合を
指示するPDL2と、PDL1とを結合して、PDL4
を生成し出力するため、入力したドキュメントに適した
画像を重ねあわせてプリントすることが可能となる。
【0058】つまり、入力されたプリントジョブの属性
等の情報を解析し、その解析結果に即したフォームデー
タ等のオーバーレイデータを生成して、プリントジョブ
に付加するようになっているので、そのプリントジョブ
にとって適切なオーバーレイデータを生成して付加する
ことが可能になり、予め複数種類のオーバーレイデータ
をメモリやハードディスク等に保持しておく必要がなく
なるとともに、多彩なオーバーレイ印刷への対応を実現
し得るようになる。しかも、プリントジョブの解析結果
に基づいてオーバーレイデータを生成し付加するので、
不正な付加や必要時の未付加等といった事態も生じなく
なる。
【0059】また、本実施形態では、オーバーレイデー
タとしてPDL3またはPDL2を生成する。さらに詳
しくは、PDL3の生成が必要と判断したときのみ、そ
のPDL3をオーバーレイデータとして生成し、その他
のときはPDL2をオーバーレイデータとして生成す
る。したがって、例えばPDL3を複数のページまたは
複数のジョブで共用するといったことが可能となり、こ
れによりPDL3の出力が一度だけで済むため、画像デ
ータの転送回数を減らすことができ、高速なオーバーレ
イ印刷が可能になる。
【0060】つまり、一度作成したPDL3を複数のペ
ージまたは複数のジョブで共用する場合には、その都度
PDL3を作成するのではなく、そのPDL3を重畳す
る旨のコマンドであるPDL2を付加する構成となって
いる。そのため、一度PDL3を作成しまえば、それ以
降の同一のPDL3を使用するオーバーレイ印刷を実行
させる場合には、印刷ジョブに付加するコードはPDL
2のみである。ここで付加されたPDL2は、プリンタ
装置3内にて、付加画像データを表す印刷コマンド列で
あるPDL3と置き換えられ、その後ラスターデータに
展開される。これにより、付加画像データに柔軟性が得
られると同時に、プリントジョブに付加画像データを入
れる処理を、印刷命令列の段階で施すため、高速にオー
バーレイ印刷を実現することが可能となる。
【0061】なお、PDL3の送信先となるプリンタ装
置3がそのPDL3を記憶蓄積する機能を有しており、
画像処理装置側でそのプリンタ装置3に記憶蓄積されて
いるPDL3を管理することができれば、一旦プリンタ
装置3へ送信したPDL3については新たな生成が不要
であると判断し、それ以降そのPDL3の重畳を指示す
るPDL2をオーバーレイデータとして生成するように
してもよい。このようにすれば、複数のページまたは複
数のジョブといった範囲限定を要することなく、PDL
3を共用することが可能となり、更なるオーバーレイ印
刷の高速化も可能となる。しかも、PDL3の記憶蓄積
状態を管理する手段は、画像処理装置側に存在するた
め、プリントアウトを行う際にプリンタ装置3への問い
合わせを行うといったことが不必要なため、迅速にプリ
ントアウトを得ることができる。
【0062】また、益々効率の良いオーバーレイ印刷を
実現するためには、以下のようにすることも有効であ
る。例えば図7(a)の重畳される画像において、複写
されて浮かび上がる「無効」という文字列のみが可変部
分で、その背景が定型部分である場合には、定型部分を
示すPDLを予めプリンタ装置3側で保持しておき、文
字列等の可変部分のみをPDL加工部12が生成して出
力端Bに出力する。このようにすれば、大容量の画像デ
ータを示すPDLを何度もプリンタ装置3に伝送するこ
とを避けることができるので、ネットワーク4の負荷を
軽減でき、結果として高速化の実現に繋がることにな
る。
【0063】また、本実施形態では、プリントジョブの
属性に関する情報を解析し、その情報に基づいてオーバ
ーレイデータの付加の要否を判断するようになってい
る。すなわち、画像処理装置側でオーバーレイ印刷を行
うか否かを判断するので、利用者がフォームデータ等の
重畳を意識することなく、あるいは、利用者の意志とは
無関係に、オーバーレイデータを作成および重畳が行わ
れることになる。そのため、利用者の負担が大幅に減少
するとともに、オーバーレイ画像の付加ミスといったこ
とも避けられ、セキュリティー効果が確実なものとな
る。しかも、オーバーレイ印刷を行う場合であっても、
上述したようなオーバーレイ印刷の高速化によって、プ
リントアウトにおける生産性の低下を極力抑えることが
できる。
【0064】なお、オーバーレイ印刷を行うか否かの判
断を、例えばクライアント装置1a,1b…等の上位装
置での決定結果を基にして行う場合には、そのオーバー
レイ印刷に利用者の意志を反映させ得るようになるの
で、利用者にとっては利便性が高いものとなる。また、
より一層柔軟性および汎用性の高い対応も可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る画
像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒
体によれば、多大な記憶容量を要することなく、多彩な
オーバーレイ印刷に対応でき、しかもそのオーバーレイ
印刷を適切に行うことができる。したがって、オーバー
レイ印刷を行う場合であっても、入力されたプリントジ
ョブに適した自由度の高いオーバーレイ画像を、高速に
付加することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の概略構成の一例
を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る画像処理装置が用いられるシス
テム構成の一例を示す模式図である。
【図3】 本発明に係る画像処理装置におけるPDL解
析部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明に係る画像処理装置におけるPDL加
工部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 PDL中に含まれる描画コマンドの意味を示
す説明図であり、(a)および(b)はいずれもその一
具体例を示す図である。
【図6】 オーバーレイデータとして生成される付加画
像データを示す説明図であり、(a)および(b)はい
ずれもその一具体例を示す図である。
【図7】 オーバーレイ画像の具体例を示す説明図であ
り、(a)はその一具体例を示す図、(b)は(a)の
複写結果を示す図、(c)は(a)中の矩形部分を拡大
して示した図、(d)は(c)の2進数表示を示す図で
ある。
【図8】 本発明に係る画像処理装置が処理するPDL
を示す説明図であり、(a)は入力されたPDLの一具
体例を示す図、(b)は付加画像データの重畳を指示す
るコマンドデータの一具体例を示す図、(c)は(a)
のPDLに(b)のコマンドデータが付加された状態を
示す図である。
【図9】 図8に示したPDLの描画結果を示す説明図
である。
【図10】 プリントアウトされるPDLの具体例を示
す説明図である。
【図11】 図10に示したPDLの描画結果を示す説
明図であり、(a)はその一具体例を示す図、(b)は
(a)の複写結果を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b…クライアント装置、2…プリントサーバ装
置、3…プリンタ装置、4…ネットワーク、11…PD
L解析部、12…PDL加工部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 裕之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C087 AA13 AB06 AC07 AC08 BD08 2C187 AC07 AC08 AE06 5B021 AA01 BB01 DD00 LA01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成の対象となるプリントジョブを
    解析する解析手段と、 前記解析手段による解析結果に基づいて前記プリントジ
    ョブに適したオーバーレイデータを生成する生成手段
    と、 前記生成手段が生成したオーバーレイデータを前記プリ
    ントジョブに付加する付加手段とを備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、前記プリントジョブに
    適したオーバーレイデータとして、オーバーレイ画像を
    プリントするための付加画像データまたは当該付加画像
    データの重畳を指示するコマンドデータを生成すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記付加画像データの
    生成の要否を判断し、必要と判断したときのみ前記付加
    画像データをオーバーレイデータとして生成し、その他
    のときは前記コマンドデータをオーバーレイデータとし
    て生成することを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記プリントジョブが
    複数のページによって構成されている場合に、当該プリ
    ントジョブで一度だけ前記付加画像データの生成が必要
    と判断し、生成した付加画像データを前記複数ページで
    共用することを特徴とする請求項3記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段は、複数のプリントジョブ
    が存在する場合に、当該複数のプリントジョブで一度だ
    け前記付加画像データの生成が必要と判断し、生成した
    付加画像データを前記複数のプリントジョブで共用する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記付加手段によって付加された付加画
    像データは、その送信先となるプリントジョブの処理装
    置にて記憶蓄積されることを特徴とする請求項3、4ま
    たは5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理装置に記憶蓄積されている付加
    画像データを管理する管理手段を備えるとともに、 前記付加手段は、前記管理手段によって管理される付加
    画像データについては、当該付加画像データの生成が不
    要であると判断することを特徴とする請求項6記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記付加手段によって付加されたコマン
    ドデータは、その送信先となるプリントジョブの処理装
    置にて、当該コマンドデータにより重畳が指示された付
    加画像データと置き換えられ、その後プリント可能なデ
    ータ形式に展開されることを特徴とする請求項2〜7の
    いずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 オーバーレイ画像をプリントするための
    付加画像データの一部を構成する定型部分が前記プリン
    トジョブの処理装置に予め保持されていると、前記生成
    手段は、オーバーレイデータとして付加画像データを生
    成する場合であっても、当該付加画像データとして前記
    定型部分を除く可変部分のみを生成することを特徴とす
    る請求項2〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記解析手段は、プリントジョブの属
    性に関する情報を解析するものであることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記解析手段は、前記属性に関する情
    報に基づいて、前記付加手段によるオーバーレイデータ
    の付加の要否を判断することを特徴とする請求項10記
    載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記解析手段は、上位装置でオーバー
    レイデータを付加するか否かを決定した結果を受信し、
    当該受信結果から前記付加手段によるオーバーレイデー
    タの付加の要否を判断することを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 コンピュータが読み取り可能な画像処
    理プログラムを記録した記憶媒体であって、 画像形成の対象となるデータのプリントジョブについて
    の解析を行い、その解析結果に基づいて前記プリントジ
    ョブに適したオーバーレイデータを生成し、 生成したオーバーレイデータを前記プリントジョブに付
    加することを特徴とする画像処理プログラムを記録した
    記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記プリントジョブに適したオーバー
    レイデータとして、オーバーレイ画像をプリントするた
    めの付加画像データまたは当該付加画像データの重畳を
    指示するコマンドデータを生成することを特徴とする請
    求項13記載の画像処理プログラムを記録した記憶媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記付加画像データの生成の要否を判
    断し、必要と判断したときのみ前記付加画像データをオ
    ーバーレイデータとして生成し、その他のときは前記コ
    マンドデータをオーバーレイデータとして生成すること
    を特徴とする請求項14記載の画像処理プログラムを記
    録した記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記プリントジョブが複数ページによ
    って構成されている場合に、当該プリントジョブで一度
    だけ前記付加画像データの生成が必要と判断し、生成し
    た付加画像データを前記複数ページで共用することを特
    徴とする請求項15記載の画像処理プログラムを記録し
    た記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記プリントジョブが複数存在する場
    合に、当該複数のプリントジョブで一度だけ前記付加画
    像データの生成が必要と判断し、生成した付加画像デー
    タを前記複数のプリントジョブで共用することを特徴と
    する請求項15記載の画像処理プログラムを記録した記
    憶媒体。
  18. 【請求項18】 オーバーレイデータの付加にあたっ
    て、前記プリントジョブの属性に関する情報の解析から
    当該オーバーレイデータの付加の要否を判断することを
    特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の画
    像処理プログラムを記録した記憶媒体。
  19. 【請求項19】 オーバーレイデータの付加にあたっ
    て、上位装置でオーバーレイデータを付加するか否かを
    決定した結果を受信し、当該受信結果から当該オーバー
    レイデータの付加の要否を判断することを特徴とする請
    求項13〜17のいずれか1項に記載の画像処理プログ
    ラムを記録した記憶媒体。
JP2001047985A 2001-02-23 2001-02-23 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体 Pending JP2002248829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001047985A JP2002248829A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001047985A JP2002248829A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002248829A true JP2002248829A (ja) 2002-09-03

Family

ID=18909320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001047985A Pending JP2002248829A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002248829A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005108199A (ja) * 2003-09-08 2005-04-21 Ricoh Co Ltd プリンタサーバ、クライアント端末、画像形成装置、印刷データ生成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2007215135A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US7413275B2 (en) 2007-01-08 2008-08-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Printer apparatus and printing method for printer apparatus
US7623737B2 (en) 2005-04-11 2009-11-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Information processing apparatus, control method and control program for registration of information related to ground tint
JP2011042118A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Canon Inc 印刷データ処理装置、印刷データ処理方法、プログラム
JP2011070337A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム及び画像処理プログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005108199A (ja) * 2003-09-08 2005-04-21 Ricoh Co Ltd プリンタサーバ、クライアント端末、画像形成装置、印刷データ生成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4485293B2 (ja) * 2003-09-08 2010-06-16 株式会社リコー 情報処理装置、クライアント端末、画像形成装置、データ加工方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
US7623737B2 (en) 2005-04-11 2009-11-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Information processing apparatus, control method and control program for registration of information related to ground tint
JP2007215135A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP4706495B2 (ja) * 2006-02-13 2011-06-22 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US7413275B2 (en) 2007-01-08 2008-08-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Printer apparatus and printing method for printer apparatus
US7758144B2 (en) 2007-01-08 2010-07-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Printer apparatus and printing method for printer apparatus
JP2011042118A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Canon Inc 印刷データ処理装置、印刷データ処理方法、プログラム
US8625133B2 (en) 2009-08-21 2014-01-07 Canon Kabushiki Kaisha Print data processing apparatus, print data processing method, and storage medium
JP2011070337A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム及び画像処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070086050A1 (en) Information processing apparatus, image processing method, and machine-readable medium
US20070157827A1 (en) Image processing apparatus and method
JP2002171400A (ja) 画像処理装置
US20080055633A1 (en) Computer readable medium, computer data signal, instruction apparatus, image processing method and image processing system
JP2008210106A (ja) 印刷処理実行装置、履歴情報処理方法、プログラム及び記録媒体
US8094327B2 (en) Image processing device, image processing method, computer readable recording medium stored with image processing program, image processing system, and image forming device
US8294928B2 (en) Data management system to extract text data
JP2001318771A (ja) 画像処理装置
JP4973803B1 (ja) 画像処理装置及びプログラム
US20090231620A1 (en) Printing of printing job saved in image forming apparatus with changed print format
US20060209106A1 (en) Document management apparatus, document management method, program for implementing the method, and document management system
JP2005084898A (ja) 印刷データ加工システム、および該システム用のプログラム
US20060290948A1 (en) Undesirable output detection in imaging device
JP2003337687A (ja) セキュリティ機能を備えた画像形成装置及び方法
JP2002248829A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記憶媒体
US20070002369A1 (en) Image forming apparatus, image forming method and computer readable media
US7178891B2 (en) Print control apparatus, print control method, print system, and program
JP2008097636A (ja) 画像処理装置
JP3858602B2 (ja) 画像処理装置
JP2012249171A (ja) 画像形成装置、描画処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2012155415A (ja) 印刷システム
JP2002063009A (ja) 文書管理方法および装置
JP5104446B2 (ja) 印刷制御装置、プログラム、及びシステム
JP3899804B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記憶媒体
JP2013122661A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090428