JP5767817B2 - 密閉型コンパクト容器 - Google Patents

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    • A45D33/008Vanity boxes or cases, compacts, i.e. containing a powder receptacle and a puff or applicator comprising a mirror

Description

この発明は、化粧料と化粧具とを携帯可能にして収納するためのコンパクト容器に関する。具体的には、化粧料を密閉した状態で収納可能とする密閉型コンパクト容器に関する。
最近の化粧料は、良好な使用感から、水分などの溶剤を多量に含んだものが多い。当然のことながら、溶剤は、蒸発、あるいは揮発するため、この溶剤を含んだ化粧料(揮発性化粧料)は、乾燥を防止するため、密閉容器に収納される。もちろん、化粧料とともにパフなどの化粧具を携帯可能にして収納したコンパクト容器においても、その化粧料が揮発性化粧料であれば、密閉性が要求される。
以下の特許文献1〜3には、化粧料を密閉した状態で収納可能な密閉型コンパクト容器について記載されている。これらの密閉型コンパクト容器は、化粧料を密閉状態で収納するために、中蓋を備えた中皿と、その中皿と化粧具とを一括して収納する容器本体と、その容器本体を開閉自在に覆うための蓋体を備えている。そして、中蓋の上面には、上方に膨らむ、所謂バルジが形成されており、蓋体を閉じたときに、蓋体の裏面によってこのバルジを介して中蓋が下方に押圧され、中蓋の下面のパッキンが化粧料の収納空間の開口の縁端面に密着して当該化粧料の収納空間を密閉する構造となっている。
特許第4263282号公報 特許第4498713号公報 特許第3808152号公報
従来の密閉型コンパクト容器は、化粧料を収納するための中皿に中蓋を設ける必要がある。したがって、中蓋に関わる部品の点数が多くなり、コストダウンが難しい。また、化粧料を化粧具などを使って取り出す際には、蓋体を開けた状態で、さらに中蓋を開け、化粧料の収納空間を開口する。すなわち、化粧料を使用しているときは、中蓋の裏面が外部に露出することになる。その中蓋の裏面には化粧料が付着する可能性があり、化粧料の使用中に、中蓋の裏側に付着している化粧料が意図しない部位(衣服や手指など)に再付着してそれらの部位を汚してしまうことが考えられる。
また、密閉型コンパクト容器では、その高い密閉性を備えているために、保管中に揮発性化粧料から蒸発、あるいは揮発して気化した溶剤が、外部に逃げず、中皿の空隙部分に充満する。そして、密閉型であるか否かを問わず、コンパクト容器は、鞄の中に入れて携行する場合などを除けば、普通、正しい天地方向を保った状態で保管されるため、保管中にある密閉型コンパクト容器では、中蓋の裏面が下方を向くことになり、保管場所の温度が低下した際には、気化した溶剤が結露し、その結露した液滴が中蓋の裏面に付着する。
この液滴は、重力に従って化粧料の表面に落下することになり、その落下箇所がムラとなり、化粧料の品質が損なわれる。結露を防止するためには、気化した溶剤を外部に逃がす必要があるため、密閉性を犠牲にしなくてはならない。このように、密閉型コンパクト容器には、気密性と結露による化粧料の劣化防止、という両立することが極めて難しい背反する性能が求められている。確かに、液滴を落下させずに他の部位に誘導するような構造も考えられるが、その構造は、複雑なものとなり、コンパクト容器を安価に提供することが難しくなる。
本発明は、上述したように、従来の密閉型コンパクト容器における様々な問題に鑑みなされたもので、その目的は、コストアップを伴うことなく、化粧料を確実に密閉した状態で収納しつつ、中蓋の裏面に付着した化粧量によって他の部位を汚すことがなく、結露した溶剤によって化粧料の品質が不均一となることも防止できる密閉型コンパクト容器を提供することにある。なお、その他の目的は、以下の記載で明らかにする。
上記目的を達成するための本発明は、化粧料を密閉した状態で化粧具とともに収納可能なコンパクト容器であって、
化粧料が充填される中皿と、当該中皿の内部空間を密閉するためのパッキンと、上方を開放端として上下に扁平な箱状の容器本体と、容器本体の前記開放端側を開閉自在に覆う蓋体とを含んで構成され、
前記容器本体には、前記中皿と化粧具のそれぞれの収納空間となる第1および第2の枠部が水平方向に並列して形成され、
前記中皿は、上下一方の端面が開口する上下に扁平な箱状で、前記第1および第2の枠部を隔てる仕切部分に形成された蝶番を介して回動することで、前記開口を下方に向けて前記第1の枠部内に収納される初期状態と、前記開口を上方に向けて前記第2の枠部内に収納される反転状態とに反転可能であり、
前記パッキンは、前記初期状態において、前記中皿の開口縁端面に対面する端面を有し、
前記初期状態における中皿の底面と前記蓋体の裏面との間には、当該蓋体が閉じられた際に、当該中皿を下方に付勢する押圧構造が形成されて、前記中皿は、前記初期状態で前記蓋体が閉じられた際に、前記押圧構造により下方に付勢されつつ、前記パッキンにより密閉される、
ことを特徴とする密閉型コンパクト容器としている。
また、前記蝶番は、前記蓋体が閉じられた際に、前記中皿が下方に付勢されるのに伴って、当該中皿の底面を水平に維持しつつ下方に移動させるための平行移動機構を備えている密閉型コンパクト容器とすることもでき、このコンパクト容器は、前記蝶番が、前記仕切部分に一体的に形成された反転軸と、前記中皿の当該蝶番側に形成されて当該反転軸に軸支される軸受け部とによって構成され、当該軸受け部が、前記反転軸に沿って延長する略U字溝であり、前記平行移動機構が、当該略U字溝に前記反転軸が上下方向に摺動可能に係合することで構成されていることとしてもよい。
上記いずれかの密閉型コンパクト容器は、前記反転状態にある前記中皿の底部を下支えして、当該中皿の前記開口面を、前記初期状態での前記中皿の前記底面よりも上方に突出させた状態で保持する支持部を備えていてもよい。そして、前記支持部が、前記第2枠部で、前記蝶番側の内壁面と対面する内壁面に、前記仕切部分と同方向に延長するように突設された突片であればより好ましい。
上記いずれかの密閉型コンパクト容器は、前記パッキンが、板状で、前記第1の枠部に挿入されていることとしてもよい。そして、前記パッキンが、密閉性と吸湿性を兼ね備えた素材で形成されていれば、より好ましい。
前記パッキンが、前記中皿の開口と対面する部分が中空となる枠状で、前記第1の枠部に挿入されている密閉型コンパクト容器とすることもできる。あるいは、前記パッキンが、前記中皿の前記開口縁端面に貼着された枠体である密閉型コンパクト容器とすることもできる。そして、前記パッキンが枠状である場合、前記第1の枠部が、前記初期状態にある前記中皿の下方に予備収納部を備え、前記蓋体が閉じられた際、前記パッキンが、前記中皿の開口縁端面と前記予備収納部の上面との間に介在して、当該中皿の内部とともに前記予備収納部の内部が密閉される密閉型コンパクト容器とすることが可能である。
本発明の密閉型コンパクト容器は、化粧料が充填された中皿を確実に密閉した状態で収納しつつ、化粧料の使用に際し、衣服などを汚すことがない。また、化粧料中の溶剤が結露した際、その結露した液滴が化粧料に付着して化粧料の品質を損なうことがない。中皿を密閉するための中蓋が不要であり、安価に提供することもできる。なお、その他の効果については、以下に記載する。
本発明の第1の実施例における密閉型コンパクト容器の蓋体を閉じた状態を示す外観図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器の蓋体を開いたときの状態を示す外観図である。(A)は中皿が初期状態にあるときの図であり、(B)は中皿が反転状態にあるときの図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器の分解斜視図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器における蓋用蝶番の構造を示す図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器を構成する中皿と皿枠との係止構造を示す図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器の組み立て手順を示す図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器における中皿の密閉状態を示す図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器における中皿の平行移動機構の動作を示す図である。 上記第1の実施例の密閉型コンパクト容器において、反転状態にある中皿を下支えするための構造を示す図である 本発明の第2の実施例に係る密閉型コンパクト容器の蓋体を開いたときの状態を示す外観図である。 上記第2の実施例の密閉型コンパクト容器を右前上方から見たときの分解斜視図である。 上記第2の実施例の密閉型コンパクト容器を右後下方から見たときの分解斜視図である。 本発明のその他の実施例として、パッキンの形状が異なる密閉型コンパクト容器を示す図である。
===第1の実施例===
<外観形状>
図1に、本発明の第1の実施例に係る密閉型コンパクト容器(以下、コンパクト容器)1の外観を示した。当該図1では、蓋体10を閉じたときの外観が示されている。当該コンパクト容器1の外観は、一般的なコンパクト容器と同様であり、一方の端面が開放する扁平箱状で、内部に化粧料と化粧具の収納空間を有する容器本体2と、この容器本体2と蝶番を介して連結されて、当該容器本体2aの開放端面側を開閉自在に覆う蓋体10とを備えている。
ここで、図1に示したように、上下、左右、前後の各方向を便宜的に規定する。容器本体2についての各方向は、蓋体10に覆われる開放端面を上方とし、底を下方とする。また、蓋体10と蝶番によって連結されている側を後方、蓋体10が開閉する側を前方とする。左右方向については、前方から見たときの方向を採用する。一方、蓋体10については、開閉動作を伴うため、図1に示した閉止状態にあるときを基準として、開閉の各状態に拘わらず、上下、前後、左右の各方向を規定する。すなわち、蓋体10が閉止状態にあるときは、蓋体10と容器本体2の各方向が一致する。
図2に蓋体10を開いたときのコンパクト容器1の外観図を示した。なお、当該図2を含め、以後の図では、必要に応じ、蓋体10における各方向を点線矢印で示すこととする。図2(A)に示したように、コンパクト容器1では、容器本体2と蓋体10の前端に、蓋体10を閉じた状態で保持するための閉止構造(27,13)が形成されている。また、容器本体2の内部は、化粧料が充填される中皿40と、パフなどの化粧具の収納空間3とが水平方向に並列配置された状態となっている。当該第1の実施例では、蓋体10を開いた時点では、中皿40を左方として、当該中皿40と化粧具の収納空間3とが左右方向に並んで配置されている。なお、蓋体10の裏面、すなわち下面には鏡12が貼着されている。
中皿40は、有底の扁平箱状であり、その箱の中に化粧料が充填される。コンパクト容器1は、蓋体10が閉じられているときは、中皿40の開口が下方を向いた状態で、一般的なコンパクト容器とは天地が逆になっている。そして、当該中皿40は、容器本体2に設けられた中皿40の収納空間4と化粧具の収納空間3を隔てる仕切部分33に形成された蝶番5により反転可能となっている。すなわち、コンパクト容器1は、蓋体10と容器本体2とを連結する蝶番(以下、蓋用蝶番)に加え、中皿40と容器本体1とを連結する蝶番(中皿用蝶番)5とを備えている。図2(B)に当該中皿40を反転させたときの状態を示した。化粧料を使用するときは、中皿40を反転させ、中皿40の開口を上方に向ける。それによって、中皿40内の化粧料が化粧具などを用いて取り出し可能となる。なお、第1の実施例に係るコンパクト容器1は、本発明の基本となる実施例である。そこで、以下では、第1の実施例のコンパクト容器1の構成や構造に基づいて、本発明にかかるコンパクト容器の基本的な構造や機構、および、その構造や機構による作用や効果などを具体的に説明する。
<構成>
図3に第1の実施例のコンパクト容器1の構成図を示した。当該図3では、コンパクト容器1を構成する全部品を左前上方から見たときの分解斜視図を示している。コンパクト容器1は、化粧料が充填される中皿40と、当該中皿40と化粧具の収納空間となる容器本体2と、容器本体2に蓋用蝶番を介して開閉自在に連結される蓋体10とを基本的な構成要素としている。第1の実施例では、容器本体2は、外形を形成する薄肉で有底の扁平箱状の外枠20と、外枠20の内側形状に沿って装着された枠体(皿枠)30、および容器本体2側の閉止構造27を備えた閉止用部品26とから構成されている。
外枠20は、皿枠30と中皿40を入れ子状に収納するための最も外側の枠となる。また、上記閉止用部品26の装着構造を前端面に備えている。閉止用部品26には、上方に突出しつつ上端が前方に鉤状に屈曲するフック部27が容器本体2側の閉止構造27として形成されているとともに、左右に延長する腕状の部位(腕部)28が形成されている。
外枠20は、その前面中央が矩形に切りかかれており、外枠20の底面25には、その切欠部21の後方にて上方に突出しつつ左右に幅広となる舌片22が形成され、さらに、その舌片22の左右に、突起23が形成されている。閉止用部品26は、その後端面が外枠20の舌片22の前面に配置されつつ、左右の腕部28が、外枠20の前端面と突起23の双方に当接した状態で外枠20に装着される。なお、外枠20の後端中央にも略矩形の切欠部24が形成されており、この切欠部24によって設けられた空隙には、皿枠30の後端と蓋体10の後端とを連結する蓋用蝶番が形成される。
蓋体10は、その下面11に鏡12が貼着され、後端中央には、蓋用蝶番の一部品に相当する構造として、左右方向に延長する軸孔15が内部に形成された中空筒状の筒部14を備えている。なお、この軸孔15は、貫通孔であってもよいし、そうでなくてもよい。蓋体10の前端には、蓋体10側の閉止構造が形成されている。この例では、閉止用部品26のフック部27と係合するように、後方に向かって鉤状に突出する形状の閉止構造が形成されている。そして、蓋体10が閉止状態にあるとき、外枠20の前端面と突起23の双方に当接している閉止用部品26の腕部28が板バネとして機能し、フック部27を含めた閉止用部品26全体を前方に付勢させる。それによって、フック部27と蓋体10の閉止構造とが確実に係合し、不用意にその係合が外れないようになっている。もちろん、蓋体10と容器本体2との閉止構造は、この例に限るものではない。例えば、磁石や、互いに係合する凹凸など、様々な構造が考えられる。
皿枠30は、板状の部材に、少なくとも上方に開口する扁平角筒状の二つの枠部(31,32)が水平方向に並列配置されるように一体形成された構造を基本としている。そして、後端に、蓋用蝶番の一部品に相当する構造を備えている。図4に、蓋用蝶番の概略構造を示した。当該図では、蓋用蝶番に関わる構成を左後下方からの斜視図にして示した。皿枠30の二つの枠部(31,32)は、ともに上下に開口し、上方の開口周縁が板状部分36と面一になっている。皿枠30側の蓋用蝶番部品は、この板状部分36の後端下面に形成されている。本実施例では、皿枠30の蓋体10の筒部14を左右から挟持する突起(蝶番用突起)38が左右に離間して垂設されており、各蝶番用突起38には、左右に貫通する受け孔39が形成されている。そして、この受け孔39と蓋体10の筒部14の軸孔15とが同軸に配置された状態でピン70が双方の孔に挿通されて蓋用蝶番が形成される。
また、皿枠30には、中皿40を反転自在とするための中皿用蝶番の部品となる部分として、左右に水平に並列して形成されている左右の枠部(31,32)を隔てる仕切部分33に、この仕切部分33に沿って延長する軸(反転軸)37が形成されている。中皿40は、扁平箱状で、開口を下方にして伏せた状態(以下、初期状態)における右端面には、皿枠30の反転軸37に回動自在に係合する軸受け部43が形成されている。なお、この軸受け部43には、初期状態で下方に開放する略U字状の溝(以下、U字溝)44が形成されている。また、底面41、すなわち、初期状態における上面41には、上方に突出する膨らみ(バルジ)42が形成されている。
なお、第1の実施例では、中皿40は、初期状態においては左の枠部(以下、第1枠部)31に収納され、反転時には、右の枠部(以下、第2枠部)32に収納される。また、中皿40は、底面41の周囲にフランジ46を備え、初期状態にある中皿40に指を引っ掛けて、反転させやすいようにしている。また、蓋体10を開けた際、初期状態にある中皿40を誤って強く下方に押し下げた場合でも、フランジ46が第1枠部31の周縁上面に当接して、中皿40が第1枠部31内に埋没せず、かつ水平状態が維持されるようにしている。さらに、皿枠30の第1枠部31の左側面と、初期状態にある中皿40の左側面との間には、当該中皿40が不用意に反転するのを防止するための係止構造が形成されている。図5に当該係止構造の概略図を示した。当該図5に示したように、初期状態にある中皿40の左側面に前後に離間して外方に突出する突起(係合突起)45が形成されており、皿枠30の第1枠部31の左側面には、その係合突起45に係合する矩形状の係合孔35が形成されている。また、第1枠部31の左側面の中央上縁には、中皿40を反転させる際に、中皿40のフランジ部分に下方から指を引っ掛けたり、その引っかけた指で係合突起45と係合孔35との係合を解除し易くしたりするための窪み34が形成されている。また、パッキン60は、本実施例では、中皿40の開口縁端面の平面形状に沿う板状で、第1枠部31の内側に挿入される。
<組み付け状態>
以上、第1の実施例に係るコンパクト容器1の各構成要素の構概略造を説明した。次に、コンパクト容器1におけるこれら各構成要素間の位置関係や組み付け状態について、組み立て手順を追いながら説明する。図6(A)〜(C)に、その組み立て手順を示した。まず、蓋体10の下面11に鏡12を貼着し、その蓋体10と皿枠30を、それぞれの後端に形成されている蝶着部品(14,38)にピン70を挿通することで連結する(A)。次いで、蓋体10に連結されている皿枠30を外枠20内に嵌め込む(B)。皿枠30が外枠20に完全に嵌め込まれたならば、双方(20,30)を適宜な方法で固定すればよい。例えば、外枠20と皿枠30とが接する箇所を、接着剤や周知の超音波溶着を用いて接着すればよい。あるいは、双方(20,30)に機械的に係合する構造を形成しておいてもよい。
また、パッキン60を皿枠30の第1枠部31内に挿入し、これを固定する。パッキンの固定は、パッキン60の下面と外枠20の底面25とを接着してもよいし、パッキン60の周縁と第1枠部31の内壁との間に係合構造を設け、双方(60,30)を係合することで固定してもよい。そして、必要に応じて中皿40内に化粧料を充填させておき、その中皿40を初期状態、すなわち開口を下方に向けた状態で第1枠部31内に挿入する。このとき、中皿40の右端側で軸受け部43のU字溝44を皿枠30の反転軸37に係合させ、左端側では、係合突起45を皿枠30の係合孔35に係合させる。それによって、コンパクト容器1が完成する(C)。
===中皿の密閉構造===
コンパクト容器1は、中皿40を密閉するための中蓋が不要であり、部品点数の削減によるコストダウンが期待できるとともに、中蓋の裏面に付着した化粧料によって衣服などを汚すことがない。そして、揮発性化粧料を中皿40に充填した場合、その中皿40の密閉性を十分に確保することができるとともに、その揮発性化粧料を密閉状態で長時間保管して中皿40内で気化した溶剤が結露したとしても、その結露した溶剤の液滴が化粧料に付着する、という問題にも対応できる独特な密閉構造を備えている。図7に、当該密閉構造の概略を示した。なお、図7は、図1におけるa−a矢視断面に相当する。中皿40を初期状態にして蓋体10を閉じると、中皿40がバルジ42を介して蓋体10の下面11により下方に付勢される。この例では、鏡12の下面が中皿40の底面41上のバルジ42に当接し、中皿40を下方に付勢する。中皿40の下方には、パッキン60が配設されており、中皿40の開口縁端面がこのパッキン60の上面と密着する。それによって、中皿40内の密閉性が確保される。
さらに、結露に関わる問題については、コンパクト容器1は、気化した溶剤は、温度低下時に、外気温に最も影響されやすい部分、例えば、中皿40において開口を覆っているパッキン60の上面や化粧料が充填されていない壁面部分で結露して液滴になり、温度が上がれば、再度気化する、という事実と、携行中でない保管時には、天地が保持された状態で載置されるのが普通である、という前提とに基づいて、中皿40の開口が常に下方に向いた状態で保管されるようにしている。それによって、液滴が自重によって落下したとしても、その落下先が化粧料ではなくパッキン60となる。すなわち、コンパクト容器1は、長期に亘って揮発性化粧料を密閉させたとしても、化粧料の品質を長期間に亘って維持することができる。なお、パッキン60の素材として、吸湿性を兼ね備えた密閉性の素材(例えば、硬質ウレタンなど)を採用すれば、結露した液滴自体が吸収され、内部が結露していて、かつその状態のコンパクト容器1の天地を急激に反転させるような場合が仮にあったとしても、液滴が化粧料に付着することがない。
===中皿の平行移動機構===
上述したように、第1の実施例のコンパクト容器1では、保管時に、中皿40が開口を下方に向けた状態で密閉されているため、揮発性化粧料の密閉性を確保しつつ、結露による化粧料の劣化を防止することができる。さらに、第1の実施例のコンパクト容器1では、密閉性をより確実にするために、蓋体10を閉じたときに、中皿10の開口縁端面を均一にパッキン60の上面に当接させる機構も有している。図8に、その機構に関わる動作の一例を示した。図8(A)は、蓋体10が完全に開いているときの状態に対応し、(B)は、蓋体10を途中まで閉めたときの状態に対応する。なお、図8(A)(B)は、図2(A)におけるb−b矢視断面に相当する。まず、蓋体10が開いている状態では、中皿40が初期状態にあっても、当該中皿40の開口縁端面は、パッキン60の上面に接触しているだけの状態であり、完全には、密閉されていない。ここで、蓋体10を閉じていくと、中皿40がバルジ42を介して下方に付勢される。このとき、反転軸37と軸受け部43のU字溝44のR状の底とのあいだには間隙100があるため、図8(B)に示したように、中皿40は、水平状態を維持したまま下方に平行移動することができる(図中、白抜き矢印)。それによって、蓋体10が完全に閉止された状態では、先に図7に示したように、中皿40の開口縁端面が均一にパッキン60の上面に押し当てられ、中皿40内が負圧となる。すなわち、中皿40の内部が確実に密閉される。
===反転時の中皿の保持構造===
第1の実施例のコンパクト容器では、中皿40を反転させたり、蓋体10を閉じる際に初期状態にある中皿40を平行に下方に移動させたりするための構造に加え、中皿40を反転状態にして化粧料を使用する際の利便性を向上させたり、誤使用を防止したりするための構造も備えている。図9は、当該構造についての説明図であり、図2(B)におけるc−c矢視断面に相当する。上述した利便性の向上や誤使用防止のための構造は、概略的には、反転状態にある中皿40の底面41を下支えして、開口縁端面を初期状態にある中皿40の底面41の位置よりも高い位置に突出させた状態で保持するためのものである。
この中皿40を下支えするための構造としては、例えば、第2枠部32内の外枠20の底面25に上方に向けて形成された突起や、第2枠部32の内壁面に内方に向けて形成された突起などが考えられるが、第1の実施例では、皿枠30の第2枠部32の右側の内壁面、すなわち、中皿用蝶番5と対向する側の内壁面に、内方(左方)に突出しつつ、前後方向に延長する支持突片50が形成されている。そして、中皿40を反転させると、この支持突片50が中皿40の底面41に当接し、中皿40の底面41を水平に保持する。しかも、中皿40の底面41は、中皿用蝶番5とこの支持突片50とによって左右両側が下支えされるため、例えば、反転状態にある中皿40の左方が下方に付勢されても、中皿40ががたついたり傾いたりすることがない。
さらに、支持突片50は、中皿40の開口縁端面を第2枠部32の開口面、すなわち皿枠30自体の上面より上方に突出させた状態で保持するような位置に形成されており、初期状態に戻す際に指を引っ掛ける場所を確保して、初期状態への反転動作を容易にしている。さらに、誤って中皿40を反転状態にしたまま蓋体10を閉止させようとしても、中皿40の開口縁端面が蓋体10の下面11に当接し、蓋体10を途中までしか閉じることができない。すなわち、中皿40が初期状態になければ、蓋体10を閉止することができず、誤使用による揮発性化粧料の乾燥を確実に防止することができる。
なお、反転状態における中皿40の保持角度は、中皿40の底面41が水平に保持される角度でなくてもよく、使い易さなどに応じて適宜な角度となるように保持できればよい。
===第2の実施例===
上記第1の実施例では、初期状態において、中皿40の開口縁端面がパッキン60を介して外枠20の底面25に当接していた。したがって、コンパクト容器1は、第1枠部31に収納された中皿40内の化粧料と、第2枠部32に収納される化粧具以外は収納することができない。すなわち、2種類の化粧料を使い分けたり、併用したり、あるいは、反転状態のままで使用する化粧具を取り替えたりすることができない。そこで、第2の実施例として、中皿40の反転機構を備えつつ、2種類の化粧料を密閉した状態で保管できるコンパクト容器を挙げる。
図10に、第2の実施例に係るコンパクト容器1bの外観を示した。当該図10では、中皿40が反転状態にあるときの外観が示されている。なお、図中では、第1の実施例のコンパクト容器1と同様の構造や機能を有する部品や部位については、同じ符号を付している。この第2の実施例のコンパクト容器1bでは、皿枠30bの第1枠部31bの内部に、中皿40に充填されている化粧料以外にも化粧料を収納できる空間4bが形成されている。この例では、第1の実施例における中皿40と同様な扁平箱状のもう一つの中皿(予備中皿)40bが第1枠部31b内に収納されている。
図11と図12に、第2の実施例に係るコンパクト容器1bの分解斜視図を示した。図11は、各部品を右前上方から見た時の斜視図であり、図12は、右後下方から見たときの斜視図である。第2の実施例のコンパクト容器1bは、予備中皿40bを備えるとともに、パッキン60bが枠状であることを除けば、第1の実施例のコンパクト容器1とほぼ同様の構造や構成を備えている。第2の実施例では、蓋体10を閉じたとき、予備中皿40bの内部を中皿40とともに密閉する構造に特徴がある。予備中皿40bは、中皿40と同様に扁平箱状であり、上方を開口面として、第1枠部31b内に適宜な方法(接着剤や超音波用着による接着、係合構造など)で固定されている。中皿40の開口周縁と予備中皿40bの開口周縁は、その形状がほぼ一致しており、初期状態では、双方の開口面同士がパッキン60bを介して状態で対面する。
当該第2の実施例では、パッキン60bは、その外側周縁に突設された突起61と、第1枠部31b内の側面に形成された孔51とを係合させることで、予備中皿40bの開口周縁の上端面に配設される。なお、パッキン60bの突起61と第1枠部31b側面の孔51とは、上下方向に遊びを有して係合されている。それによって、中皿40を初期状態にして蓋体10を閉めた際、中皿40の底面41が下方に付勢されるのに伴って、パッキン60bの枠状の上面が中皿40の開口縁端面に当接しつつ、パッキン60b自体が下方に付勢されて、当該パッキン60bの下面が予備中皿40bの開口周縁の上端面に当接する。それによって、予備中皿40bの内部と中皿40とが密閉される。
なお、予備中皿40bを設けず、第1枠部31bにおけるパッキン60bから下方と、外枠20の底面25とで形成された空間に化粧料を収納してもよい。この場合は、パッキン60bは、第1枠部31b内に遊びを設けずに固定されていればよい。また、予備中皿40bを含め、第1枠部31b内のパッキン60bより下方の空間に化粧具を収納する場合には、コンパクト容器1bの天地を逆にしたときに化粧具が中皿40内の化粧料上に落下しないように、化粧具を着脱自在に嵌め込んで固定する構造を第1枠部31bの内部に設ければよい。
===その他の実施例===
中皿40の軸受け部43は、前後に一体的延長して形成されていなくてもよく、例えば、U字状に切り欠かれた舌片を前後両端に配設した構造など、前後に離間する複数箇所に散在するように形成されていてもよい。いずれにしても、中皿40が反転自在となるように、反転軸37に軸支される構造が形成されていればよい。U字溝44を反転軸37が挿通される孔にしてもよい。上記の中皿を平行移動させるための機構を設ける場合には、初期状態において上下方向が長軸となる長孔状とすればよい。なお、中皿40の平行移動機構としては、弾性により、反転軸37自体を撓ませたり、反転軸37の両端を上下方向に伸縮するバネなどの弾性体で支持したりする方式なども考えられる。
第1の実施例におけるパッキン60は、枠状であってもよい。また、第2の実施例では、枠状のパッキン60bを予備中皿40bの開口縁端面に貼着しておいてもよい。枠状のパッキン60bを中皿40の開口縁端面に固定しておいてもよい。すなわち、中皿40とパッキン60bとが一体となって反転するようにしておいてもよい。
板状のパッキンであれば、外枠20の底面25全面に貼着されていてもよい。パッキン(60,60b)の端面を平坦とせず、図13に示したパッキン60cのように、中皿40の開口内面に接するリブ62が形成されていてもよい。もちろん、枠状であっても、リブ62を設けることができる。いずれにしても、初期状態の中皿40の開口縁端面に対面する端面を有していればよい。
上記各実施例では、容器本体2は、外枠20と皿枠(30,30b)と閉止用部品26とで構成されていたが、これらの部品(20,30または30b,26)の一部、あるいは全部を一体的に形成してもよい。例えば、皿枠(30,30b)を設けずに、外枠20に第1枠部(31,31b)および第2枠部32に相当する空間を形成したり、閉止用部品26に相当する構造を皿枠(30,30b)に設けたりしてもよい。
中皿40や化粧具の収納空間3の開口形状は矩形に限らず、適宜な形状とすることができる。例えば、中皿40や化粧具の収納空間3の開口形状を円形とすれば、扁平な有底円筒状の中皿の側面に軸受け部を設ければよい。
上記各実施例では、皿枠(30,30b)は、初期状態の中皿40を第1枠部(31,31b)に収納するのであれば、第1枠部(31,31b)と第2枠部32の位置は、左右が逆であってもよい。また、第1枠部(31,31b)と第2枠部32は、前後方向に配置されていてもよい。
この発明は、蒸発したり揮発したりする溶剤を含んだ化粧料を化粧具とともに携帯する際に用いるコンパクト容器として好適である。
1,1b 密閉型コンパクト容器、2 容器本体、3 化粧具収納空間、
4 中皿収納空間、5 中皿用蝶番、10 蓋体、11 蓋体の裏面(下面)、
12 鏡、14 筒部、15 軸孔、20 外枠、25 外枠の底面、
26 閉止用部品、27 フック部、30,30b 皿枠、
31,31b 第1枠部、32 第2枠部、33 仕切部分
37 反転軸、38 蝶番用突起、39 受け孔、40 中皿、
40b 予備中皿、41 中皿の底面、42 バルジ、43 軸受け部、
44 U字溝、50 支持突片、60,60b,60c パッキン、
70 ピン

Claims (10)

  1. 化粧料を密閉した状態で化粧具とともに収納可能なコンパクト容器であって、
    化粧料が充填される中皿と、当該中皿の内部空間を密閉するためのパッキンと、上方を開放端として上下に扁平な箱状の容器本体と、容器本体の前記開放端側を開閉自在に覆う蓋体とを含んで構成され、
    前記容器本体には、前記中皿と化粧具のそれぞれの収納空間となる第1および第2の枠部が水平方向に並列して形成され、
    前記中皿は、上下一方の端面が開口する上下に扁平な箱状で、前記第1および第2の枠部を隔てる仕切部分に形成された蝶番を介して回動することで、前記開口を下方に向けて前記第1の枠部内に収納される初期状態と、前記開口を上方に向けて前記第2の枠部内に収納される反転状態とに反転可能であり、
    前記パッキンは、前記初期状態において、前記中皿の開口縁端面に対面する端面を有し、
    前記初期状態における中皿の底面と前記蓋体の裏面との間には、当該蓋体が閉じられた際に、当該中皿を下方に付勢する押圧構造が形成されて、前記中皿は、前記初期状態で前記蓋体が閉じられた際に、前記押圧構造により下方に付勢されつつ、前記パッキンにより密閉される、
    ことを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  2. 請求項1において、前記蝶番は、前記蓋体が閉じられた際に、前記中皿が下方に付勢されるのに伴って、当該中皿の底面を水平に維持しつつ下方に移動させるための平行移動機構を備えていることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  3. 請求項2において、
    前記蝶番は、前記仕切部分に一体的に形成された反転軸と、前記中皿の当該蝶番側に形成されて当該反転軸に軸支される軸受け部とによって構成され、
    当該軸受け部は、前記反転軸に沿って延長する略U字溝であり、
    前記平行移動機構は、当該略U字溝に前記反転軸が上下方向に摺動可能に係合することで構成されていることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  4. 請求項1〜3のいずれかおいて、前記反転状態にある前記中皿の底部を下支えして、当該中皿の前記開口面を、前記初期状態での前記中皿の前記底面よりも上方に突出させた状態で保持する支持部を備えていることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  5. 請求項4において、前記支持部は、前記第2枠部で、前記蝶番側の内壁面と対面する内壁面に、前記仕切部分と同方向に延長するように突設された突片であることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記パッキンは、板状で、前記第1の枠部に挿入されていることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  7. 請求項5において、前記パッキンは、密閉性と吸湿性を兼ね備えた素材で形成されていることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  8. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記パッキンは、前記中皿の開口と対面する部分が中空となる枠状で、前記第1の枠部に挿入されていることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  9. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記パッキンは、前記中皿の前記開口縁端面に貼着された枠体であることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
  10. 請求項8または9において、前記第1の枠部は、前記初期状態にある前記中皿の下方に予備収納部を備え、前記蓋体が閉じられた際、前記パッキンが、前記中皿の開口縁端面と前記予備収納部の上面との間に介在して、当該中皿の内部とともに前記予備収納部の内部が密閉されることを特徴とする密閉型コンパクト容器。
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