JP5767761B1 - 製袋装置及び製袋方法 - Google Patents

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Abstract

電子レンジ用包装袋の生産性向上が実現できる製袋装置及び製袋方法を提供する。製袋装置10は、フィルムシート31を幅方向に切り分けるシート切り分け部37と、第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42のそれぞれを幅方向が垂直である第2の向きから幅方向が水平である第1の向きに変換する第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52と、第1の向きに変換された第1フィルムシート41に対し、走行方向に沿って延びるフラップを一対形成する折り込み部53と、を備え、第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52は、第1変換ローラ51が走行方向前方への斜め上方向に沿って延び、第2変換ローラ52が走行方向前方への斜め下方向に沿って延びるとともに、第1の向きに変換された第1フィルムシート41の幅方向中心位置と、第1の向きに変換された第2フィルムシート42の幅方向中心位置とが揃うように、配置される。

Description

本発明は、製袋装置及び製袋方法に関する。
2枚のフィルムを貼り合せて袋状に形成した包装袋が広く利用されている。
従来、この種の包装袋において、2枚のフィルムのうち一方のフィルムにフラップを形成し、このフラップに蒸気抜きシール部を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、少なくとも片面がシーラント層から構成される複合フィルムを用いて、シーラント面を上面とした下部材と、少なくとも側部にウィング部が形成されシーラント面を下面とした上部材とを重ね合わせ、その周縁部をシールして密封した包装袋が開示される。この包装袋では、ウィング部内の中央領域であって、ウィング部の折り返し部と連結するポイントシール部を形成し、このポイントシール部内に少なくとも1個以上の易蒸通手段を施す。
この特許文献1の包装袋によれば、加熱に際し、予め蒸気の逃げ口を形成しなくても、電子レンジ加熱により発生する蒸気の熱と圧力によりポイントシールのシール部が剥離後退し、蒸気が易蒸通手段から袋外へ放散される。
ところで、電子レンジ用の包装袋の生産性向上が求められる中、フラップを設けた包装袋を連続的かつ自動的に生産する製造技術が要望されている。しかしながら、特許文献1には、電子レンジ用の包装袋の生産性を高める具体的な製造技術は開示されていない。
なお、特許文献2には、原反ロールから繰り出される包装フィルムをカッターで幅半分に切断した後、切断された袋前面側フィルム及び袋後面側フィルムを貼り合せてフィルムの幅方向に並ぶ一対の自立袋を製造する製袋装置が開示されるが、フラップを有する電子レンジ用の包装袋の製造技術については記載されていない。
さらに、近年、折り込み式のフラップを有する電子レンジ用の包装袋において、蒸気排出機能を保持しつつシール性をより高めることができる技術が要望されている。しかしながら、特許文献1の包装袋では、折り返し部の左右両端部を含めて側辺部全体を熱溶着している。この場合、他の部分に比べて厚みが大きい折り返し部の左右両端部をシールバーで熱溶着すると、シールバーが折り返し部の左右両端部以外の他の部分で浮いてしまい、ウィング部(フラップ)の側辺部同士が良好に溶着されなくなり、シール性が低下する問題が生ずる。
特許第3908529号公報 特開2003−33981号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラップを有する電子レンジ用の包装袋を連続的かつ自動的に生産することができ、電子レンジ用の包装袋の生産性向上が実現できる製袋装置及び製袋方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、折り込み式のフラップにおいて、蒸気排出機能を保持しつつシール性をより高めた電子レンジ用の包装袋及びその製袋方法を提供することにある。
このような目的を達成するため、本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明に係る第1の観点は、原反ロールから長尺帯状のフィルムシートを繰り出し、繰り出した前記フィルムシートを走行させながら、前記フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋装置であって、幅方向が水平である第1の向きで前記原反ロールから繰り出された前記フィルムシートを、幅方向が垂直である第2の向きに変換する方向変換ローラと、前記第2の向きに変換された前記フィルムシートに走行方向に沿って切断線を形成し、前記切断線により前記フィルムシートを幅方向において上側の第1フィルムシートと下側の第2フィルムシートとに切り分けるシート切り分け部と、前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートのそれぞれを前記第2の向きから再び前記第1の向きに変換する第1変換ローラ及び第2変換ローラと、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成する折り込み部と、重ね合わせた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを熱溶着する熱溶着部と、前記熱溶着部により熱溶着された前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを所定の長さに切断して前記一対の電子レンジ用包装袋を得る切断部と、を備え、前記切り分け部は、前記第1フィルムシートの幅が、前記第2フィルムシートの幅よりも幅広になる位置に前記切断線を形成して前記フィルムシートを切り分け、前記第1変換ローラ及び前記第2変換ローラは、所定の角度をなして配置され、前記第1変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め上方向に沿って延び、前記第2変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め下方向に沿って延びるとともに、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートの幅方向中心位置と、前記第1の向きに変換された前記第2フィルムシートの幅方向中心位置とが揃うように、配置されることを特徴とする。
(2)本発明に係る第2の観点は、原反ロールから長尺帯状のフィルムシートを繰り出し、繰り出した前記フィルムシートを走行させながら、前記フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋装置であって、幅方向が水平である第1の向きで前記原反ロールから繰り出された前記フィルムシートを、幅方向が垂直である第2の向きに変換する方向変換ローラと、前記第2の向きに変換された前記フィルムシートに走行方向に沿って切断線を形成し、前記切断線により前記フィルムシートを幅方向において上側の第1フィルムシートと下側の第2フィルムシートとに切り分けるシート切り分け部と、前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートのそれぞれを前記第2の向きから再び前記第1の向きに変換する第1変換ローラ及び第2変換ローラと、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成する折り込み部と、重ね合わせた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを熱溶着する熱溶着部と、前記熱溶着部により熱溶着された前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを所定の長さに切断して前記一対の電子レンジ用包装袋を得る切断部と、を備え、前記切り分け部は、前記第1フィルムシートの幅が、前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第2フィルムシートの幅よりも幅広になる位置に前記切断線を形成して前記フィルムシートを切り分け、前記第1変換ローラ及び前記第2変換ローラは、所定の角度をなして配置され、前記第1変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め上方向に沿って延び、前記第2変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め下方向に沿って延びるとともに、前記第2変換ローラが前記第1変換ローラによる前記第1フィルムシートの前記第1の向きへの変換よりも前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第2フィルムシートを遅らせて前記第1の向きに変換可能に配置されることにより、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートの幅方向中心位置と、前記第1の向きに変換された前記第2フィルムシートの幅方向中心位置とを揃えることを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記折り込み部は、前記第1フィルムシートの幅方向中央部を押さえる中央板と、前記中央板の幅方向両端部の上方に位置し、前記第1フィルムシートを前記中央板の幅方向両端部の上側に折り込んで前記一対のフラップを形成する一対の側板とを有することとしてもよい。
(4)本発明に係る第3の観点は、原反ロールから長尺帯状のフィルムシートを繰り出し、繰り出した前記フィルムシートを走行させながら、前記フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋方法であって、幅方向が水平である第1の向きで前記原反ロールから前記フィルムシートを繰り出す繰り出し工程と、繰り出された前記フィルムシートを幅方向が垂直である第2の向きに変換する一次変換工程と、前記第2の向きに変換された前記フィルムシートを走行方向に沿って切断線を形成し、前記切断線により前記フィルムシートを幅方向において第1フィルムシート及び第2フィルムシートに切り分けるシート切り分け工程と、前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートのそれぞれを前記第2の向きから再び前記第1の向きに変換する二次変換工程と、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成する折り込み工程と、重ね合わせた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを熱溶着する熱溶着工程と、熱溶着された前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを所定の長さに切断して前記一対の電子レンジ用包装袋を得る切断工程と、を備え、前記切り分け工程において、前記第1フィルムシートの幅が、前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第2フィルムシートの幅よりも幅広になるように前記フィルムシートを切り分け、
前記二次変換工程において、前記第1フィルムシートを第1変換ローラにより前記第1の向きに変換するとともに、前記第2フィルムシートを第2変換ローラにより、前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第1フィルムシートの前記第1の向きへの変換よりも遅らせて前記第1の向きに変換することにより、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートの幅方向中心位置と、前記第1の向きに変換された前記第2フィルムシートの幅方向中心位置とを揃えることを特徴とする。
(5)本発明に係る第4の観点は、走行する第1フィルムシート及び第2フィルムシートを貼り合せ、前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋方法であって、前記第2フィルムシートよりも幅広の前記第1フィルムシートに、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成し、前記第1フィルムシートを前記第2フィルムシートと略同じ幅に形成する折り込み工程と、幅方向中心位置及び側縁位置が揃えられた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを重ね合わせて熱溶着する熱溶着工程と、を備えることを特徴とする。
(6)本発明に係る第5の観点は、電子レンジ用包装袋であって、2枚のフィルムと、前記2枚のフィルムの側辺部同士を熱溶着してなる左右のサイドシール部と、前記2枚のフィルムの間に形成され、内容物を収容可能な収容部と、を備え、前記2枚のフィルムのうち一方のフィルムには、前記左右のサイドシール部の間に形成されるフラップが設けられ、前記フラップは、前記一方のフィルムを合掌状に折り込んだ舌状部であって、折り重なる一対の平面部と、前記一対の平面部の上辺部同士を連結する折り返し部と、前記一対の平面部の下辺部に形成され前記収容部に連通する連通部と、前記一対の平面部の左右の側辺部同士を熱溶着してなる左右の側辺シール部と、を有し、前記折り返し部は、その左右両端部に形成された、前記側辺部同士が熱溶着されない未シール部であって、前記収容部からの蒸気を前記フラップの内部から外部に逃がす前記未シール部を有することを特徴とする。
(7)上記(6)の構成において、さらに、前記連通部側に略V字状に突出した蒸気抜きシール部を中央部に有しかつ前記左右の側辺シール部を連結する横シール部と、前記蒸気抜きシール部と前記折り返し部の間に設けられ、前記収容部の蒸気圧より前記蒸気抜きシール部が剥離したときに前記蒸気抜きシール部からの蒸気を前記フラップの内部から外部に逃がす切り込みと、を有することとしてもよい。
(8)上記(7)の構成において、前記切り込みが半円状に形成されることとしてもよい。
(9)本発明に係る第6の観点は、走行する2枚のフィルムを貼り合せて袋状に形成する電子レンジ用包装袋の製袋方法であって、前記2枚のフィルムのうち一方のフィルムに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿ってフラップを形成する折り込み工程と、前記フラップを構成する一対の平面部の側辺部同士を熱溶着して左右の側辺シール部を形成する熱溶着工程と、を備え、前記熱溶着工程において、前記フラップの折り返し部の左右両端部を避けて前記側辺部同士を熱溶着することにより、前記折り返し部の左右両端部に、前記収容部からの蒸気を前記フラップの内部から外部に逃がす未シール部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、フラップを有する電子レンジ用包装袋を連続的かつ自動的に生産することができ、電子レンジ用包装袋の生産性向上が実現可能な製袋装置及び製袋方法を提供することができる。
また、本発明によれば、折り込み式のフラップにおいて、蒸気排出機能を保持しつつシール性をより高めた電子レンジ用包装袋及び電子レンジ用包装袋の製袋方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子レンジ用包装袋の斜視図である。 図1に示される電子レンジ用包装袋の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2に示されるフラップの作用説明図である。 実施形態に係る電子レンジ用包装袋の他の例を説明する図であり、図4に対応して描いた図である。 実施形態に係る電子レンジ用包装袋の別の他の例を説明する図であり、図4に対応して描いた図である。 実施形態に係る電子レンジ用包装袋の連続体の平面図である。 実施形態に係る製袋装置を概念的に示す斜視図である。 実施形態に係る繰り出し工程を説明する図であり、原反ロールから繰り出されるフィルムシートの斜視図である。 図9に示されるフィルムシートの平面図である。 実施形態に係るシート切り分け工程を説明する図であり、シート切り分け部、第1変換ローラ及び第2変換ローラの斜視図である。 実施形態に係る二次変換工程を説明する図であり、装置の下流側からフィルムシートを見た図である。 比較例に係る二次変換工程の説明図であり、図12に対応して描いた図である。 実施形態に係る折り込み工程を説明する図であり、装置の上方から第1フィルムシートを見た図である。 図14のB−B線断面図である。
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(電子レンジ用包装袋10)
まず、実施形態に係る電子レンジ用包装袋10を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、電子レンジ用包装袋10は、矩形状の表側の第1フィルム11及び矩形状の裏側の第2フィルム12からなる2枚のフィルムを袋状に形成した包装体である。
図2に示すように、電子レンジ用包装袋10は、内容物の充填時に底部となるエンドシール部13と、内容物の充填時に上方側に向く熱溶着されていない開口部15と、第1フィルム11及び第2フィルム12の側辺部同士を熱溶着してなる左右のサイドシール部16と、を備える。また、電子レンジ用包装袋10は、第1フィルム11及び第2フィルム12の間に形成され左右のサイドシール部16及びエンドシール部13に囲われる空間であって内容物を収容可能な収容部17と、を備える。なお、電子レンジ用包装袋10では、開口部15を上方側に向けた状態で、内容物を開口部15から収容部17に充填した後、開口部15を熱溶着して密閉する。
図3に示すように、2枚のフィルムのうち一方のフィルム(ここでは、第1フィルム11)は、左右のサイドシール部16(図2参照)の間に形成されるフラップ18を有する。
このフラップ18は、第1フィルム11を合掌状に折り込んだ舌状部であって、折り重なる一対の平面部18aと、一対の平面部18aの上辺部同士を連結する折り返し部18bと、一対の平面部18aの下辺部に形成され収容部17に連通する連通部18cとを有する。フラップ18の長さh(折り返し部18bから連通部18cまでの距離に相当)は、適宜設定可能である。
図2に戻る。図2に示すように、フラップ18は、一対の平面部18aの左右の側辺部同士を熱溶着してなる左右の側辺シール部18dと、電子レンジ用包装袋10が加熱されたときに剥離可能な蒸気抜きシール部18eを中央部に有しかつ左右の側辺シール部18dを連結する横シール部18fとを有する。さらに、フラップ18は、蒸気抜きシール部18eと折り返し部18bの間に設けられ、収容部17の蒸気圧より蒸気抜きシール部18eが剥離したときに蒸気抜きシール部18eからの蒸気をフラップ18の内部から外部に逃がす切り込み18gを有する。図2では、切り込み18gの一例として、蒸気抜きシール部18eに沿って形成される半円状の切り込み18gを示している。そして、平面部18aの左右の側辺部に位置する折り返し部18bの左右両端部には、平面部18aの側辺部同士が熱溶着されない部分であって、収容部17からの蒸気をフラップ18の内部から外部に逃がす未シール部23aが形成される。
蒸気抜きシール部18eは、連通部18c側に向かって略V字状に湾曲させて突出した形状であり、湾曲形状を開始する2点の開始点P1,P2を結んだ線Qよりも連通部18c側に形成されており、2点の開始点P1,P2のそれぞれから傾斜する左右の傾斜部18e1と、左右の傾斜部18e1が交差する先端部18e2と、を有する。横シール部18fの基部18f1のシール幅は、中央に行くにしたがって狭くなるように形成され、傾斜部18e1のシール幅は、基部18f1の中央部のシール幅よりもさらに狭く形成される。
第1フィルム11及び第2フィルム12には、商品に関する画像や文字などを表示した各種の表示部21を印刷することができる。後述する図9ないし13に示すように、商品の表側となる第1フィルム11と裏側となる第2フィルム12に複数の表示部21を設ける。
図4に示すように、電子レンジ用包装袋10では、電子レンジで内容物の水分が加熱されて収容部17の内圧が上昇すると、収容部17が膨張し、蒸気抜きシール部18eの先端部18e2に力が集中的に加わるようになる。これにより、蒸気抜きシール部18eにおいて、先端部18e2を起点に2枚の平面部18aが剥離し、この剥離した蒸気抜きシール部18eからの蒸気が、未シール部23a及び切り込み18gを介してフラップ18の内部から外部に良好に排出される。この際、横シール部18fの基部18f1のシール幅を傾斜部18e1よりも広く設定することで、横シール部18fの基部18f1は剥離させず(残存させ)、蒸気抜きシール部18eのみを剥離させることができる。これにより、基部18f1から連通部18c側に突出したエッジ部22が形成されるため、収容部17内の蒸気がフラップ18の外部に放出する際、一部の蒸気がエッジ部22にぶつかる。これにより、蒸気の流れが変動して渦を発生させ、蒸気抜きシール部18eにおいて音を発生させることもできる。
第1フィルム11及び第2フィルム12の構成材料としては、フィルム同士が熱溶着可能な材料であれば、任意であり、例えば、通常の包装袋に用いられるヒートシ一ル性を有するプラスチックフィルムが適用可能である。プラスチックフィルムとしては、例えば、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂からなる単層のフィルムや、シート類、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を他の熱可塑性樹脂等と積層した多層フィルムなどが挙げられる。また、ヒートシール性の良好な材料としては、例えば、公知の低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン一エチレン共重合体、エチレン一酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸あるいはその無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点あるいは低軟化点のポリアミドあるいはコポリアミド樹脂、ポリエステルあるいはコポリエステル樹脂、ポリカーボネイト樹脂などが挙げられる。また、積層する他のプラスチック材料としては、各種バリアフイルムを使用することができる。なお、積層フィルムを用いる場合は、融点の低い樹脂などヒートシ一ル性の良好な熱可塑性樹脂層同士を内面側にして熱溶着することが好ましい。
(電子レンジ用包装袋10の他の例)
次に、電子レンジ用包装袋10の他の例を図5、図6に基づいて説明する。
図5に示すように、一対の平面部18aが熱溶着されていない部分であって、収容部17の蒸気圧より蒸気抜きシール部18eが剥離したときに、蒸気抜きシール部18eからの蒸気をフラップ18の内部から外部に逃がす未シール部23bを未シール部23aとは別に側辺シール部18dに設けることができる。この場合、横シール部18fの基部18f1を略同一の幅に形成し、略V字状の蒸気抜きシール部18eを含む横シール部18fの全体を略M字状に形成する。これにより、基部18f1と折り返し部18bの間に蒸気の通路を形成する。なお、未シール部23bは、左右の側辺シール部18dの少なくなくとも一方に設けることができ、未シール部23bの個数についても任意である。
また、図6に示すように、略V字状の蒸気抜きシール部18eを有する横シール部18fの全体を略M字状に形成し、蒸気抜きシール部18eと折り返し部18bの間に半円状の切り込み18gを設けてもよい。
(製袋装置30及び製袋方法)
続いて、実施形態に係る製袋装置30及び製袋方法を図7〜図15に基づいて説明する。
(連続体10Aの構成)
製袋装置30及び製袋方法の説明に先立ち、製造対象である電子レンジ用包装袋10の連続体10Aについて説明する。
図7に示すように、連続体10Aは、2つの電子レンジ用包装袋10がエンドシール部13で連なった形態であり、連続体10Aをエンドシール部13の中心線Cで切断することで2つの電子レンジ用包装袋10に分離することができ、分離された2つの電子レンジ用包装袋10は、それぞれ1つの包装体として使用することができる。
(製袋装置30の構成)
図8に示すように、製袋装置30は、フィルムシート31を複数の送りローラ32によって走行させながら加工して連続体10A(図7参照)を製造する装置である。
製袋装置30は、原反ロール33からフィルムシート31を繰り出す繰り出し部35と、フィルムシート31の方向を変換する方向変換ローラ36と、フィルムシート31を切り分けるシート切り分け部37と、を備える。さらに、製袋装置30は、切り分けられた上側の第1フィルムシート41及び下側の第2フィルムシート42のそれぞれの方向を変換する第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52と、フラップ18(図7参照)を形成する折り込み部53と、第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42を熱溶着により貼り合せて袋状に形成する熱溶着部55と、切り込み18g(図7参照)を形成する切り込み部56と、第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42を連続体10A(図7参照)に切断する切断部57と、を備える。
(製袋方法の説明)
この製袋装置30を用いて連続体10Aを製造する製袋方法は、繰り出し工程、一次変換工程、シート切り分け工程、二次変換工程、折り込み工程、熱溶着工程、切り込み工程及び切断工程を備える。以下、各工程を順次説明する。
(繰り出し工程)
図9に示すように、繰り出し工程では、供給軸35aを有する繰り出し部35を用いる。原反ロール33は、表示部21が印刷された長尺帯状のフィルムシート31を巻き芯33aに巻いたものであり、供給軸35aに回転可能に支持される。
図10に示すように、フィルムシート31は、切断予定線58を挟んで、幅方向の一側の領域が第1フィルム11(図7参照)を形成する第1フィルムシート41であり、幅方向の他側の領域が第2フィルム12(図7参照)を形成する第2フィルムシート42である。このフィルムシート31では、一対のフラップ18(図7参照)がまだ形成されていないため、第2フィルムシート42の幅Wよりも、第1フィルムシート41の幅(W+α)が、一対のフラップ18(図7参照)の折り込み量(フラップ18の長さh(図3参照)のほぼ4倍)に相当する分αだけ、幅広になるように、切断予定線58の位置が設定される。
繰り出し工程では、フィルムシート31を原反ロール33から繰り出し、幅方向が水平である(第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42が水平方向に並ぶ)第1の向きで、送りローラ32によって下流側に供給する。なお、以下の説明において、「第1の向き」に対し、幅方向が垂直である(第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42が垂直方向に並ぶ)ようにフィルムシート31を走行させることを「第2の向き」と称する。
(一次変換工程)
一次変換工程では、水平方向に対して45°の傾斜角度で傾斜した方向変換ローラ36(図8参照)を用い、第1の向きで繰り出されたフィルムシート31を第2の向きに、90°方向変換する。
(シート切り分け工程)
図11に示すように、シート切り分け工程では、シート切り分け部37において、第2の向きに変換されたフィルムシート31を複数の送りローラ32により蛇行させながら走行させることにより、フィルムシート31に張力を加えながら、フィルムシート31を走行方向(長さ方向)に沿って切断手段37a(例えば、カッター)で切断する。より具体的には、第2の向きに変換されたフィルムシート31を切断予定線58にて切断手段37aで切断し、フィルムシート31を幅方向において第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42に切り分ける。
(二次変換工程)
図12に示すように、二次変換工程では、切り分けられた第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42のそれぞれを第2の向きから再び第1の向きに90°方向変換する第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52を用いる。第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52は、所定の角度をなして配置されており、この例では、同一垂直面上において90°の角度で横V字状をなして配置される。
第1変換ローラ51は、切断手段37aで形成された切断線38側に基端部51aが位置するとともに、この基端部51aから水平方向に対して45°の傾斜角度で切断線38に対し走行方向前方への斜め上方向に沿って延びる。一方、第2変換ローラ52は、基端部52aが切断線38側に位置するとともに、この基端部52aから水平方向に対して45°の傾斜角度で切断線38に対し走行方向前方への斜め下方向に沿って延びる。そして、第2変換ローラ52の基端部52aの端面52bが第1変換ローラ51の基端部51aの周面51bに隙間を有して対向するように、第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52をフィルムシート31の走行方向においてずらして配置する。より具体的には、第1フィルムシート41の一側縁41aと第2フィルムシート42の一側縁41aとが、1つのフラップ18の折り込み量、つまり長さh(図3参照)のほぼ2倍分に相当する距離Lだけ幅方向にずれるように第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52を配置する。これにより、第1の向きに変換された第1フィルムシート41の幅方向中心位置C1と、第1の向きに変換された第2フィルムシート42の幅方向中心位置C2とが揃う。
第1の向きに変換された第1フィルムシート41は、複数の送りローラ32によって上側経路61(図8参照)を通過し下降する。一方、第1の向きに変換された第2フィルムシート42は、複数の送りローラ32によって下側経路62(図8参照)を通過し上昇する。そして、第1フィルムシート41と第2フィルムシート42は、幅方向中心位置C1,C2が揃った状態で重なる。
これに対し、図13に示すように、仮に、フィルムシート31の走行方向において、第1変換ローラ51の基端部51a及び第2変換ローラ52の基端部52aの位置を揃えた場合、第1フィルムシート41の一側縁41a及び第2フィルムシート42の一側縁42aが揃ってしまう。この場合、第1フィルムシート41の幅方向中心位置C1と、第2フィルムシート42の幅方向中心位置C2とが距離δ(長さh(図3参照)のほぼ2倍分)だけずれてしまい、幅方向中心位置C1,C2を揃えて第1フィルムシート41と第2フィルムシート42とを上下に重ねることはできない。
この点、本実施形態では、図12に示すように、第2変換ローラ52の基端部52aと第1変換ローラ51の基端部51aとをフィルムシート31の走行方向においてずらして配置することにより、幅広の第1フィルムシート41の方向変換に対し、距離Lだけ幅狭の第2フィルムシート42を遅らせて水平方向に変換可能であるため、幅方向中心位置C1,C2が揃った状態で第1フィルムシート41と第2フィルムシート42とを上下に重ねることができる。
(折り込み工程)
図14に示すように、折り込み工程では、折り込み部53を用いる。折り込み部53は、第1フィルムシート41の幅方向中央部を押さえる中央板53aと、中央板53aの幅方向両端部の上側に重なり一対のフラップ18(図7参照)に対応した一対の側板53bと、により構成される。中央板53a及び一対の側板53bのそれぞれの上流側の端部53a1,53b1は、第1フィルムシート41の上流側に向かって先細る形状を呈する。
図15に示すように、折り込み工程では、第1の向きに変換された第1フィルムシート41の幅方向一側において、一方の側板53bが第1フィルムシート41の一部を中央板53aの上側に折り込んで1つのフラップ18を形成する。これと同時に、第1フィルムシート41の幅方向他側において、他方の側板53bが第1フィルムシート41の一部を中央板53aの上側に折り込んで1つのフラップ18を形成する。これにより、第1フィルムシート41の幅方向中心位置C1を挟む一対のフラップ18を一対の電子レンジ用包装袋10(図7参照)に対応して形成する。一対のフラップ18が形成された状態の第1フィルムシート41は、一対のフラップ18の折り込み量に相当する分α(図10参照)だけ幅が縮むため、第2フィルムシート42の幅Wと略同じ幅に形成される。その結果、第1フィルムシート41の左右の側縁位置と第2フィルムシート42の左右の側縁位置が揃う。
(熱溶着工程)
熱溶着工程では、熱溶着部55(図8参照)を用いる。熱溶着部55(図8参照)は、第1フィルムシート41と第2フィルムシート42の走行方向に沿ってエンドシール部13(図7参照)の熱溶着を行うヒートシール手段55a(図8参照)と、第1フィルムシート41と第2フィルムシート42の幅方向に沿ってサイドシール部16(図7参照)の熱溶着を行うヒートシール手段55b(図8参照)とを備える。
また、熱溶着工程では、フラップ18(図7参照)の熱溶着も行うが、横シール部18f(図7参照)及び側辺シール部18d(図7参照)は、ヒートシール手段55a,55b(図8参照)とは独立した別のヒートシール手段(図示省略)を用いて形成してもよい。横シール部18f及び側辺シール部18dの形成に際しては、フラップ18を挟むように配置された複数のシールバーを用いることができる。また、フラップ18を構成する一対の平面部18a(図7参照)の側辺部同士を熱溶着して左右の側辺シール部18dを形成するが、その際、折り返し部18b(図7参照)の左右両端部を避けて平面部18aの側辺部同士を熱溶着することにより、折り返し部18bの左右両端部に未シール部23a(図7参照)を形成する。さらに、未シール部23b(図5参照)を設ける場合、熱溶着工程では、側辺シール部18d(図5参照)の熱溶着において、左右の側辺シール部18dの少なくとも一部に、熱溶着されていない部分を形成する。
(切り込み工程)
切り込み工程では、切り込み部56(図7参照)を用い、一対のフラップ18(図7参照)のそれぞれに半円状の切り込み18g(図7参照)を形成する。
(切断工程)
切断工程では、カッターなどで構成された切断部57(図7参照)を用い、熱溶着された第1フィルムシート41及び第2フィルムシート42を所定の長さに切断して、電子レンジ用包装袋10が一対形成された連続体10A(図7参照)を得る。
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態の効果について述べる。
本実施形態によれば、第1フィルムシート41と第2フィルムシート42の幅方向中心位置C1,C2が揃うように、第1変換ローラ51及び第2変換ローラ52を配置したので、フラップ18を有する一対の電子レンジ用包装袋10(連続体10A)を連続的かつ自動的に生産することができ、電子レンジ用包装袋10の生産性向上を実現することができる。また、第1フィルムシート41と第2フィルムシート42に印刷された表示部21同士を所望のとおり重ね合わせることができる。
また、本実施形態では、折り返し部18bの左右両端部に、収容部17からの蒸気をフラップ18の内部から外部に逃がす未シール部23aを形成した。
これに対し、折り返し部18bの左右両端部を含めて平面部18aの側辺部全体を熱溶着した場合、折り返し部18bの左右両端部の厚みが他の部分に比べて大きいため、平面部18aの側辺部全体にシールバーを当てると、シールバーが折り返し部18bの左右両端部以外の他の部分から浮いてしまい、側辺部同士が良好に溶着されなくなる問題が生ずる。
この点、本実施形態では、他の部分に比べて厚みが大きい折り返し部18bの左右両端部を避けて側辺部同士を熱溶着するため、シールバーが浮くことがなくなり、側辺シール部18dを良好に形成することができる。したがって、蒸気排出機能を保持しつつシール性をより高めた電子レンジ用包装袋10及び製袋方法を提供することができる。
また、本実施形態では、電子レンジ用包装袋10の折り込み式のフラップ18において、略V字状の蒸気抜きシール部18eを設けた。これにより、内容物の水分が電子レンジで加熱されて収容部17の内圧が上昇すると、蒸気抜きシール部18eの先端部18e2に力が集中的に加わり、蒸気抜きシール部18eにおいて2枚の平面部18aが良好に剥離し、この剥離した部分からの蒸気が、未シール部23a及び切り込み18gを介してフラップ18の内部から外部に良好に排出される。このように、略V字状の蒸気抜きシール部18eを採用することにより、折り込み式のフラップ18を有する電子レンジ用包装袋10において、蒸気排出機能をより高めることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…電子レンジ用包装袋、10A…連続体、11…第1フィルム、12…第2フィルム、13…エンドシール部、15…開口部、16…サイドシール部、17…収容部、18…フラップ、18a…平面部、18b…折り返し部、18c…連通部、18d…側辺シール部、18e…蒸気抜きシール部、18f…横シール部、18f1…基部、18g…切り込み、23a…未シール部、30…製袋装置、31…フィルムシート、33…原反ロール、35…繰り出し部、36…方向変換用ローラ、37…シート切り分け部、37a…切断手段、38…切断線、41…第1フィルムシート、42…第2フィルムシート、51…第1変換ローラ、51a…基端部、51b…周面、52…第2変換ローラ、52a…基端部、52b…端面、53…折り込み部、53a…中央板、53a1…端部、53b…側板、53b1…端部、55…熱溶着部、56…切り込み部、57…切断部、W…第2フィルムシートの幅、α…一対のフラップの折り込み量に相当する分、L…1つのフラップの折り込み量に相当する距離、C1…第1フィルムシートの幅方向中心位置、C2…第2フィルムシートの幅方向中心位置

Claims (5)

  1. 原反ロールから長尺帯状のフィルムシートを繰り出し、繰り出した前記フィルムシートを走行させながら、前記フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋装置であって、
    幅方向が水平である第1の向きで前記原反ロールから繰り出された前記フィルムシートを、幅方向が垂直である第2の向きに変換する方向変換ローラと、
    前記第2の向きに変換された前記フィルムシートに走行方向に沿って切断線を形成し、前記切断線により前記フィルムシートを幅方向において上側の第1フィルムシートと下側の第2フィルムシートとに切り分けるシート切り分け部と、
    前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートのそれぞれを前記第2の向きから再び前記第1の向きに変換する第1変換ローラ及び第2変換ローラと、
    前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成する折り込み部と、
    重ね合わせた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを熱溶着する熱溶着部と、
    前記熱溶着部により熱溶着された前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを所定の長さに切断して前記一対の電子レンジ用包装袋を得る切断部と、
    を備え、
    前記切り分け部は、前記第1フィルムシートの幅が、前記第2フィルムシートの幅よりも幅広になる位置に前記切断線を形成して前記フィルムシートを切り分け、
    前記第1変換ローラ及び前記第2変換ローラは、所定の角度をなして配置され、前記第1変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め上方向に沿って延び、前記第2変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め下方向に沿って延びるとともに、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートの幅方向中心位置と、前記第1の向きに変換された前記第2フィルムシートの幅方向中心位置とが揃うように、配置されることを特徴とする製袋装置。
  2. 原反ロールから長尺帯状のフィルムシートを繰り出し、繰り出した前記フィルムシートを走行させながら、前記フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋装置であって、
    幅方向が水平である第1の向きで前記原反ロールから繰り出された前記フィルムシートを、幅方向が垂直である第2の向きに変換する方向変換ローラと、
    前記第2の向きに変換された前記フィルムシートに走行方向に沿って切断線を形成し、前記切断線により前記フィルムシートを幅方向において上側の第1フィルムシートと下側の第2フィルムシートとに切り分けるシート切り分け部と、
    前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートのそれぞれを前記第2の向きから再び前記第1の向きに変換する第1変換ローラ及び第2変換ローラと、
    前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成する折り込み部と、
    重ね合わせた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを熱溶着する熱溶着部と、
    前記熱溶着部により熱溶着された前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを所定の長さに切断して前記一対の電子レンジ用包装袋を得る切断部と、
    を備え、
    前記切り分け部は、前記第1フィルムシートの幅が、前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第2フィルムシートの幅よりも幅広になる位置に前記切断線を形成して前記フィルムシートを切り分け、
    前記第1変換ローラ及び前記第2変換ローラは、所定の角度をなして配置され、前記第1変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め上方向に沿って延び、前記第2変換ローラが前記切断線に対し走行方向前方への斜め下方向に沿って延びるとともに、前記第2変換ローラが前記第1変換ローラによる前記第1フィルムシートの前記第1の向きへの変換よりも前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第2フィルムシートを遅らせて前記第1の向きに変換可能に配置されることにより、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートの幅方向中心位置と、前記第1の向きに変換された前記第2フィルムシートの幅方向中心位置とを揃えることを特徴とする製袋装置。
  3. 前記折り込み部は、
    前記第1フィルムシートの幅方向中央部を押さえる中央板と、
    前記中央板の幅方向両端部の上方に位置し、前記第1フィルムシートを前記中央板の幅方向両端部の上側に折り込んで前記一対のフラップを形成する一対の側板と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の製袋装置。
  4. 原反ロールから長尺帯状のフィルムシートを繰り出し、繰り出した前記フィルムシートを走行させながら、前記フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋方法であって、
    幅方向が水平である第1の向きで前記原反ロールから前記フィルムシートを繰り出す繰り出し工程と、
    繰り出された前記フィルムシートを幅方向が垂直である第2の向きに変換する一次変換工程と、
    前記第2の向きに変換された前記フィルムシートを走行方向に沿って切断線を形成し、前記切断線により前記フィルムシートを幅方向において第1フィルムシート及び第2フィルムシートに切り分けるシート切り分け工程と、
    前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートのそれぞれを前記第2の向きから再び前記第1の向きに変換する二次変換工程と、
    前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートに対し、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成する折り込み工程と、
    重ね合わせた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを熱溶着する熱溶着工程と、
    熱溶着された前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを所定の長さに切断して前記一対の電子レンジ用包装袋を得る切断工程と、
    を備え、
    前記切り分け工程において、前記第1フィルムシートの幅が、前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第2フィルムシートの幅よりも幅広になるように前記フィルムシートを切り分け、
    前記二次変換工程において、前記第1フィルムシートを第1変換ローラにより前記第1の向きに変換するとともに、前記第2フィルムシートを第2変換ローラにより、前記一対のフラップの折り込み量に相当する分、前記第1フィルムシートの前記第1の向きへの変換よりも遅らせて前記第1の向きに変換することにより、前記第1の向きに変換された前記第1フィルムシートの幅方向中心位置と、前記第1の向きに変換された前記第2フィルムシートの幅方向中心位置とを揃えることを特徴とする製袋方法。
  5. 走行する第1フィルムシート及び第2フィルムシートを貼り合せ、前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートの幅方向に並ぶ一対の電子レンジ用包装袋を製造する製袋方法であって、
    前記第2フィルムシートよりも幅広の前記第1フィルムシートに、合掌状に折り込まれ走行方向に沿って延びるフラップを、前記一対の電子レンジ用包装袋に対応して前記第1フィルムシートの幅方向中心位置を挟んで一対形成し、前記第1フィルムシートを前記第2フィルムシートと略同じ幅に形成する折り込み工程と、
    幅方向中心位置及び側縁位置が揃えられた前記第1フィルムシート及び前記第2フィルムシートを重ね合わせて熱溶着する熱溶着工程と、を備えることを特徴とする製袋方法。
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