JP5767423B1 - 拡大内視鏡光学系 - Google Patents
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Abstract
Description
このような変倍機能を有する対物光学系の例として、例えば、特許文献1乃至特許文献4に、移動レンズ群を光軸に沿って移動させることで通常観察状態と拡大観察状態とを切替え可能な対物光学系が開示されている。
また、内視鏡の小型化の要請に伴って撮像素子の小型化が進み、軸外主光線の入射角に応じてシェーディング特性を最適化した小型の撮像素子が提供されており、小型でありながら拡大観察が可能な内視鏡が望まれている。
特に、特許文献1乃至特許文献4の対物光学系は、像面近傍に負の屈折力を有するレンズを備えていないことから、移動レンズ群のストロークを長くしつつ軸外主光線の入射角を適切に保つと、軸外の収差補正が困難となり、小型の撮像素子と組み合わせることができず、内視鏡の小型化の要請に反することとなる。
本発明の一態様は、撮像素子に接合する負の単レンズと、移動レンズ群とを備え、前記移動レンズ群を移動させることにより少なくとも通常観察状態と近接拡大状態との切替えが可能であり、以下の条件式(1)を満足する拡大内視鏡光学系を提供する。
−65<fr/fw<―2 ・・・(1)
但し、frは撮像素子に接合する負の単レンズの焦点距離であり、fwは通常観察状態(広角端)での全系の焦点距離である。
−60<Rr/R01<−2 ・・・(2)
但し、Rrは前記撮像素子に接合する負の単レンズの物体側の面の曲率半径であり、R01は前記負の第1レンズの像側の面の曲率半径である。
0.15<Tr/fw<1.7 ・・・(3)
但し、Trは撮像素子に接合した負の単レンズの中肉厚である。
5<fr/f01<68 ・・・(4)
但し、f01は負の第1レンズの焦点距離である。
1.2<dm/fw<2.4 ・・・(5)
0.9<f4/f2<9.5 ・・・(6)
−0.6<expi(w)/Σd<−0.3 ・・・(7)
但し、dmは第2群の移動量であり、f4は第4群の焦点距離であり、f2は第2群の焦点距離であり、expi(w)は通常観察状態(広角端)での最大像高実光線の射出瞳位置であり、Σdは光学系の全長である。
−25<f4/f1<−2 ・・・(8)
但し、f1は第1群の焦点距離である。
図1は、拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を示している。図1に示すように、拡大内視鏡光学系は、複数のレンズ群、すなわち、物体側から順に、第1レンズ群G1、明るさ絞りS、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4を備えている。
第2レンズ群G2は、平凹レンズである第4レンズL4からなり、負の屈折力を有している。第2レンズ群G2は光軸上を移動可能になっており、第2レンズ群G2が移動することにより通常観察状態から近接拡大状態などへの変倍が可能となっている。
第4レンズ群G4は、負の屈折力を有し、撮像素子に接合する第8レンズL8である。つまり、第8レンズL8は凹平レンズであり、撮像面と一体的に接着された撮像素子封止ガラスに接合している。
そして、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との群間隔で像位置調整を行うようになっている。
条件式(1)は、負レンズを撮像素子に接合することによって、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を同時に確保しながらも、良好に諸収差を補正する条件である。
但し、frは撮像素子に接合する負レンズ、つまり第8レンズL8の焦点距離であり、fwは通常観察状態(広角端)での全系の焦点距離である。
拡大内視鏡光学系が、条件式(1)を満たすことにより、移動群のストロークを長く確保しても、撮像素子に接合した負レンズの射出瞳位置調整の効果で、大きい軸外主光線の入射角を確保することが可能となり、変倍光学系で課題となる像面湾曲や非点収差といった軸外の収差も良好に補正することができる。
−60<Rr/R01<−2 ・・・(2)
但し、Rrは前記撮像素子に接合する負の第8レンズL8の物体側の面の曲率半径であり、R01は最も物体側の負の第1レンズL1の像側の面の曲率半径である。
但し、Trは撮像素子に接合した負レンズの中肉厚である。
但し、f01は負の第1レンズL1の焦点距離である。
6.5<fr/f01<35 ・・・(4)’
7.5<fr/f01<15 ・・・(4)’’
1.2<dm/fw<2.4 ・・・(5)
0.9<f4/f2<9.5 ・・・(6)
−0.6<expi(w)/Σd<−0.3 ・・・(7)
但し、dmは第2群の移動量であり、f4は第4群の焦点距離であり、f2は第2群の焦点距離であり、expi(w)は通常観察状態(広角端)での最大像高実光線の射出瞳位置であり、Σdは光学系の全長である。
即ち、条件式(6)の上限9.5を超えると第2群の屈折力が大となり、長い移動群のストロークを確保するのに不利となる。一方、条件式(6)の下限0.9を超えると第2群の屈折力が小となり、移動群のストロークが長くなりすぎるため小型化に不利であり、さらには大きい軸外主光線の入射角を確保するのに不利となる。
0.95<f4/f2<6.8 ・・・(6)’
1.05<f4/f2<2.4 ・・・(6)’’
−25<f4/f1<−2 ・・・(8)
但し、f1は第1群の焦点距離である。
―16<f4/f1<−2.3 ・・・(8)’
―5.5<f4/f1<−2.5 ・・・(8)’’
13.5<Σd/IH<19 ・・・(9)
但し、IHは最大像高である。
6.7<Σd_R/fw<7.8 ・・・(10)
但し、Σd_Rは、近接拡大状態(望遠端)での移動群像側端から像面までの長さである。
−8<f2/fw<−5 ・・・(11)
但し、f2は第2群の焦点距離である。
2.7<f3/fw<4.2 ・・・(12)
−1.1<f01/fw<−0.87 ・・・(13)
−90<f4/Bf<−2 ・・・(14)
但し、Bfは第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の群間隔である。
−20<f4/f3<−1.6 ・・・(15)
−0.67<f3/f2<−0.42 ・・・(16)
但し、f3は第3レンズ群G3の焦点距離である。
1.2<f3/f1<1.65 ・・・(17)
−3.7<f2/f1<−2 ・・・(18)
また、変形例として、拡大内視鏡光学系を以下のように構成することもできる。
変形例に係る拡大内視鏡光学系は、図2に示すように、物体側から順に、第1レンズ群G1、明るさ絞りS、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4を備えており、各レンズ群が以下のように構成されている。
第3レンズ群G3は、正レンズである第7レンズL7、及び、正レンズである第8レンズL8と負レンズである第9レンズL9とを正負の順に接合した正の接合レンズCL3を備えている。
本発明の実施例1に係る拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を図3に示す。
実施例1に係る拡大内視鏡光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群から構成されている。また、明るさ絞りは第2レンズ群の物体側に固定されている。
そして、第2レンズ群が光軸上を像側に移動して通常観察状態(広角端)から近接拡大状態(望遠端)への変倍と合焦を行う。つまり、第2レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍と合焦を行う。
本実施例1は、条件式(1)乃至条件式(8)を満足し、これにより、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を確保している。
面番号 r d Ne νd
0(物体面)∞ D0
1 ∞ 0.1938 1.88814 40.78
2 0.4970 0.7845
3 ∞ 0.2907 1.52300 65.13
4 ∞ 0.1248
5 12.2699 0.2422 1.88815 40.76
6 0.6584 0.7503 1.72341 50.23
7 −0.9927 0.0484
8(絞り) ∞ D1
9 ∞ 0.2422 1.82017 46.62
10 2.8875 D2
11 1.7244 1.1890 1.48915 70.23
12 −8.4378 0.0480
13 1.6342 1.1030 1.59143 61.14
14 −1.4281 0.3817 1.93429 18.90
15 36.6777 0.5082
16 −2.6189 0.3198 1.51825 64.14
17 ∞ 0.0097 1.51500 64.00
18 ∞ 0.3876 1.50700 63.26
19 ∞
通常観察状態 中間状態 近接拡大状態
(広角端) (望遠端)
D0 9.6899 4.3605 2.3256
D1 0.1163 0.5597 1.1531
D2 1.2984 0.8550 0.2616
fl 0.568 0.632 0.711
Fno 4.92 5.56 6.51
本発明の実施例2に係る拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を図7に示す。
本実施例に係る拡大内視鏡光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群にて構成されている。また、明るさ絞りは第2レンズ群の物体側に配置されている。
本実施例は、条件式(1)乃至条件式(8)を満足し、これにより、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を確保している。
面番号 r d Ne νd
0 ∞ D0
1 ∞ 0.2000 1.88815 40.76
2 0.5337 0.5350
3 ∞ 0.2900 1.52300 65.13
4 ∞ 0.3000
5 −1.7969 0.8058 1.59143 61.14
6 −1.2747 0.0523
7 −32.5151 0.6488 1.65425 58.55
8 −1.4567 0.2728 1.93429 18.90
9 −1.9015 D1
STO ∞ 0.0314
11 ∞ 0.2616 1.88815 40.76
12 1.1847 0.4291 1.65222 33.79
13 15.3335 D2
14 2.1443 1.2872 1.59143 61.14
15 −8.4506 0.0523
16 1.6838 1.0779 1.48915 70.23
17 −1.9790 0.5756 1.93429 18.90
18 7.2481 0.6309
19 −4.2687 0.3453 1.51825 64.14
20 ∞ 0.0090 1.51500 64.00
21 ∞ 0.4100 1.50700 63.26
22 ∞
通常観察状態 中間状態 近接拡大状態
(広角端) (望遠端)
D0 10.45 4.2000 2.45
D1 0.1570 0.8020 1.3605
D2 1.4128 0.7678 0.2093
Fl 0.621 0.709 0.779
Fno 5.36 5.72 6.04
本発明の実施例3に係る拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を図11に示す。
本実施例に係る拡大内視鏡光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群にて構成されている。また、明るさ絞りは第2レンズ群の物体側に配置されている。
本実施例は、条件式(1)乃至条件式(8)を満足し、これにより、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を確保している。
本実施例3に係る拡大内視鏡光学系の収差図を図12乃至図14に夫々示すと共に、そのレンズデータを以下に示す。
面番号 r d Ne νd
0(物体面)∞ D0
1 ∞ 0.3454 1.88815 40.76
2 0.8054 0.6671
3 ∞ 0.5900 1.52300 65.13
4 ∞ 0.2568
5 −3.7649 1.0563 1.59143 61.14
6 −1.7320 0.0787
7 49.4159 1.0484 1.57392 52.95
8 −1.8333 0.3156 1.93429 18.90
9 −2.4621 D1
10(絞り) ∞ 0.0300
11 ∞ 0.3071 1.88815 40.76
12 1.3418 0.5620 1.65222 33.79
13 −14.6543 D2
14 2.6500 0.8806 1.51825 64.14
15 −4.7268 0.0786
16 4.2401 1.1769 1.53430 48.84
17 −2.3186 0.4436 1.93429 18.90
18 23.1374 0.1283
19 ∞ 0.4000 1.52510 58.50
20 ∞ 0.6196
21 −8.7307 0.6908 1.51825 64.14
22 ∞ 0.0099 1.51500 64.00
23 ∞ 0.6908 1.61350 50.49
24 ∞
通常観察状態 中間状態 近接拡大状態
(広角端) (望遠端)
D0 10.3618 4.3000 2.0724
D1 0.1974 0.8095 1.7763
D2 1.8750 1.2629 0.2961
fl 1.004 1.057 1.1214
Fno 7.68 7.73 7.84
本発明の実施例4に係る拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を図15に示す。
本実施例に係る拡大内視鏡光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群にて構成されている。また、明るさ絞りは第2レンズ群の像側に配置されている。
本実施例は、条件式(1)乃至条件式(8)を満足し、これにより、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を確保している。
面番号 r d Ne νd
0(物体面)∞ D0
1 ∞ 0.2200 1.88815 40.76
2 0.5910 0.3588
3 ∞ 0.3200 1.52300 65.13
4 ∞ 0.1300
5 −1.8127 1.0384 1.88815 40.76
6 −2.1662 0.0552
7 32.3983 0.7733 1.88815 40.76
8 −1.2991 0.3093 1.93429 18.90
9 −2.0889 D1
10 ∞ 0.2209 1.88815 40.76
11 1.0792 0.4308 1.65222 33.79
12 7.6906 0.0331
13(絞り) ∞ D2
14 2.3275 1.4360 1.48915 70.23
15 −3.1538 0.0552
16 1.7299 1.2703 1.58482 40.75
17 −1.6592 0.2983 1.93429 18.90
18 3.5945 0.6019
19 −11.0929 0.3645 1.51825 64.14
20 ∞ 0.0110 1.51500 64.00
21 ∞ 0.4419 1.50700 63.26
22 ∞ 0
通常観察状態 中間状態 近接拡大状態
(広角端) (望遠端)
D0 11.0500 4.4186 2.5500
D1 0.2209 0.7995 1.3256
D2 1.4471 0.8686 0.3424
fl 0.6344 0.7426 0.8357
Fno 5.15 5.53 5.87
本発明の実施例5に係る拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を図19に示す。
本実施例に係る拡大内視鏡光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群にて構成されている。また、明るさ絞りは第2レンズ群の物体側に配置されている。
本実施例は、条件式(1)乃至条件式(8)を満足し、これにより、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を確保している。
本実施例5に係る拡大内視鏡光学系の収差図を図20乃至図22に夫々示すと共に、そのレンズデータを以下に示す。
面番号 r d Ne νd
0(物体面)∞ D0
1 ∞ 0.1900 1.88814 40.78
2 0.4843 0.7174
3 ∞ 0.2700 1.52300 65.13
4 ∞ 0.1234
5 13.0714 0.2374 1.88815 40.76
6 0.6923 0.7787 1.73234 54.68
7 −1.0180 0.0475 1.
8(絞り) ∞ D1
9 ∞ 0.2350 1.73234 54.68
10 2.9163 D2
11 1.8992 1.0731 1.48915 70.23
12 −4.2752 0.0475
13 1.4102 1.2155 1.48915 70.23
14 −1.5583 0.5413 1.93429 18.90
15 3.6123 0.4629
16 −18.2212 0.3324 1.51825 64.14
17 ∞ 0.
通常観察状態 中間状態 近接拡大状態
(広角端) (望遠端)
D0 9.4961 4.50 2.28
D1 0.0950 0.5378 1.3295
D2 1.4719 1.0290 0.2374
fl 0.566 0.622 0.7109
Fno 4.92 5.49 6.58
本発明の実施例6に係る拡大内視鏡光学系の全体構成を示す断面図を図23に示す。
本実施例に係る拡大内視鏡光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群にて構成されている。また、明るさ絞りは第2レンズ群の物体側に配置されている。
本実施例は、条件式(1)乃至条件式(8)を満足し、これにより、長い移動群のストロークと大きい軸外主光線の入射角を確保している。
本実施例6に係る拡大内視鏡光学系の収差図を図24乃至図26に夫々示すと共に、そのレンズデータを以下に示す。
面番号 r d Ne νd
0(物体面)∞ D0
1 ∞ 0.2000 1.88814 40.78
2 0.4969 0.4584*
3 ∞ 0.3500 1.52300 65.13
4 ∞ 0.2016
5 −1.5468 0.3015 1.51977 52.43
6 −1.2434 0.0532
7 13.1293 0.2443 1.88815 40.76
8 0.7355 0.7496 1.72341 50.23
9 −1.1468 0.0504
10(絞り) ∞ D1
11 ∞ 0.2519 1.82017 46.62
12 2.5488 D2
13 1.8930 1.2981 1.48915 70.23
14 −6.4504 0.0502
15 1.6370 1.0600 1.59143 61.14
16 −1.8353 0.3195 1.93429 18.90
17 ∞ 0.5887
18 −1.7300 0.4535 1.51825 64.14
19 ∞ 0.0150 1.51500 64.00
20 ∞ 0.3900 1.50700 63.26
21 ∞
通常観察状態 中間状態 近接拡大状態
(広角端) (望遠端)
D0 10.0775 4.5000 2.3500
D1 0.1209 0.5826 1.1992
D2 1.3000 0.8384 0.2217
fl 0.589 0.669 0.764
Fno 4.86 5.62 6.76
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
L9 第9レンズ
L10 第10レンズ
CL1 接合レンズ
CL2 接合レンズ
Claims (7)
- 撮像素子に接合する負の単レンズと、移動レンズ群とを備え、
前記移動レンズ群を移動させることにより少なくとも通常観察状態と近接拡大状態との切替えが可能であり、以下の条件式(1)を満足する拡大内視鏡光学系。
−65<fr/fw<―2 ・・・(1)
但し、frは撮像素子に接合する負の単レンズの焦点距離であり、fwは通常観察状態(広角端)での全系の焦点距離である。 - 最も物体側に負の第1レンズを有し、以下の条件式(2)を満足する請求項1記載の拡大内視鏡光学系。
−60<Rr/R01<−2 ・・・(2)
但し、Rrは前記撮像素子に接合する負の単レンズの物体側の面の曲率半径であり、R01は前記負の第1レンズの像側の面の曲率半径である。 - 以下の条件式(3)を満足する請求項1記載の拡大内視鏡光学系。
0.15<Tr/fw<1.7 ・・・(3)
但し、Trは撮像素子に接合した負の単レンズの中肉厚である。 - 最も物体側に負の第1レンズを有し、以下の条件式(4)を満足する請求項1記載の拡大内視鏡光学系。
5<fr/f01<68 ・・・(4)
但し、f01は負の第1レンズの焦点距離である。 - 物体側から順に、正の第1群、負の第2群、正の第3群及び負の第4群を備え、
該第4群が、撮像素子に接合する負の単レンズを有し、
該負の単レンズが、物体側に凹面を向けた負の単レンズであり、
前記第3群と前記第4群との群間隔で像位置の調整を行い、前記第2群のみが光軸上を移動することにより合焦及び変倍を行う、請求項1記載の拡大内視鏡光学系。 - 以下の条件式(5)乃至(7)を満足する請求項5記載の拡大内視鏡光学系。
1.2<dm/fw<2.4 ・・・(5)
0.9<f4/f2<9.5 ・・・(6)
−0.6<expi(w)/Σd<−0.3 ・・・(7)
但し、dmは第2群の移動量であり、f4は第4群の焦点距離であり、f2は第2群の焦点距離であり、expi(w)は通常観察状態(広角端)での最大像高実光線の射出瞳位置であり、Σdは光学系の全長である。 - 以下の条件式(8)を満足する、請求項6記載の拡大内視鏡光学系。
−25<f4/f1<−2 ・・・(8)
但し、f1は第1群の焦点距離である。
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