JP5762698B2 - 分割型ニードル軸受及び軸受装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関のクランク軸、カム軸等の軸受装置に用いられる分割型のシェル形ニードル軸受及びその軸受を用いた軸受装置に関するものである。
シェル形ニードル軸受は、薄い鋼板を成形した外輪の軌道面に針状ころと保持器を組み付けた軸受である。針状ころと外輪が線接触する構造であるため、軸受投影面積が小さい割には高負荷容量、高剛性である特性を有している。
従来、自動車等の内燃機関のクランク軸、カム軸等の軸受装置においては滑り軸受が使用されてきたが、低トルク化、潤滑油量の低減化等の要請から、滑り軸受に代えてニードル軸受を使用することが知られている(特許文献1)。この場合、クランク軸には、クランクアームが存在し、カム軸にはカムローブが存在するため、これらを通過させることなくジャーナル部に組み付けるために、分割型ニードル軸受が使用される。
この場合の分割型ニードル軸受は、半環状に二分割された形状の外輪片と保持器片とから成る軸受分割片をそれぞれ組み合わせることによって環状のニードル軸受を構成するものである。この軸受によってクランク軸等の回転軸の軸受装置を構成する場合は、一方の軸受分割片をエンジンブロック等の軸受支持部に嵌合し、その軸受分割片に回転軸を沿わせ、他方の軸受分割片をキャップに嵌合し回転軸の残り半分の部分に被せる。そのキャップを軸受支持部にボルト・ナットで固定することにより軸受装置が構成される。
前記軸受装置における外輪片の周方向及び軸線方向への移動を阻止すべく、前掲の特許文献1に開示された分割型ニードル軸受においては、各外輪片の中央部両側に径方向外向きに突き出した一対の突起を設け、その突起に対応して軸受支持部及びキャップに設けた凹部に前記突起を係合するようにしている。
一方、前記軸受装置によって支持される回転軸に作用するスラスト力を支持する必要がある場合は、外輪片の軸穴両端部の外周面にスラスト溝を設け、そのスラスト溝にスラストメタルを装着する構成が知られている(特許文献2)。
特開2005−90696号公報 特開2002−39154号公報
前記分割型ニードル軸受の外輪の周方向及び軸線方向への移動を阻止する手段として、前記のように、各外輪片中央部に設けた突起を組付け対象(軸受支持部又はキャップ)に設けた凹部に係合する構成をとると、外輪片に大きな連れ回り荷重が作用した場合や、軸方向に大きな荷重が作用した場合に、突起が損傷する可能性がある。また、軸受支持部及びキャップに前記突起と係合する凹部を設ける必要があり、加工工数が増える問題もある。
また、スラスト力を受ける手段として、軸穴両端部の外周面にスラストメタルを装着する構成は、部品点数の増加をもたらす問題がある。
そこで、この発明の第一の課題は、軸受支持部及びキャップ等の組付け対象になんらの加工も施すことなく、外輪片を安定よく固定し得る分割型ニードル軸受を提供することにある。また、第二の課題は、独立した部品を用いることなく外輪自体でスラスト力を受けるようにした軸受装置を提供することにある。
前記の第一の課題を解決するために、この発明に係る分割型ニードル軸受は、外輪、その軌道面に配列された針状ころ、その針状ころを一定間隔に保持する保持器により構成され、前記外輪は径方向の分割面で複数に分割された形状の外輪片を環状に組み合わせることにより形成され、前記保持器は径方向の分割面で複数に分割された形状の保持器片を環状に組み合わせることにより形成されたものであるか又は1個所に切り離し部を有する環状の単体部品のいずれかである分割型ニードル軸受において、前記外輪片はプレス成形品であり、その軸方向両端部に周方向の全体にわたり外向きの外輪片つば部が形成され、前記外輪片に組付け対象への固定手段が設けられ、前記外輪片を組み合わせることにより前記外輪の両端部全周に外輪つば部が形成された構成としたものである。
前記の組付け対象としては、円弧状の軸支持凹部を有しエンジンブロック等に設けられた軸受支持部、前記軸支持凹部に対し相補形状となる円弧状の軸支持凹部を有するキャップなどがある。
また、前記外輪片に設けられた組付け対象への固定手段として、当該外輪片の曲率半径がそれ自身の径方向の弾性変形が可能な範囲内において前記組付け対象の軸支持凹部の曲率半径より大に形成された構成などを採用することができる。前記構成の場合は、外輪片が軸支持凹部に対し拡径方向の圧縮弾性を及ぼした状態で固定される。
前記の第二の課題を解決するために、この発明に係る軸受装置は、円弧状の軸支持凹部を有する軸受支持部、前記軸支持凹部に対し相補形状となる円弧状の軸支持凹部を有するキャップ、前記各軸支持凹部にそれぞれ嵌合された分割型軸受の軸受分割片、前記各軸受分割片が回転軸のジャーナル部の外周面に嵌合されるとともに前記キャップが前記軸受支持部に固定され、前記ジャーナル部の両端部に前記分割型軸受に接近したアーム部が設けられた軸受装置において、前記分割型軸受が前述の分割型ニードル軸受であり、当該分割型ニードル軸受の外輪つば部を前記アーム部に摺接させた構成としたものである。
ここに、「軸受分割片」というのは、外輪と保持器の両方が分割型である分割型ニードル軸受の場合は、それらの分割された形状の外輪片と保持器片との組み合わせをいう。外輪は分割型であるが、保持器は1個所に切り離し部を有するタイプの分割型ニードル軸受の場合は外輪片のみをいう。また、「アーム部」とは、クランク軸におけるクランクアーム、カム軸におけるカムローブ、バランス軸におけるバランスウェイトのように、ジャーナル部の両端部に設けられ当該ジャーナル部の外径面より外方に突き出した部分の総称である。
以上のように、分割型ニードル軸受に係る発明においては、外輪片に組付け対象に対する固定手段が設けられているので、外輪の軸方向及び周方向への移動が確実に規制される。また、外輪片はプレス成形によって製作され、組付け対象には何らの加工を加える必要がないため、加工コストの低減をはかることができる。
また、前記の分割型ニードル軸受を用いた軸受装置に係る発明においては、ジャーナル部に作用するスラスト力を外輪つば部によって受けることができるので、独立した部品であるスラストメタルが不要となる。このため、軸受装置の組立性が改善されるとともに加工コストの低減をはかることができる。
図1は、実施形態1の断面図である。 図2は、同上の分解断面図である。 図3は、同上の変形例の分解断面図である。 図4は、同上の外輪の拡大分解斜視図である。 図5(a)(b)は、同上の外輪の真円度実測データである。 図6は、同上の変形例1の部分分解断面図である。 図7は、同上の変形例2の部分分解断面図である。 図8は、実施形態2の断面図である。 図9(a)は、同上の外輪つば部の一部省略正面図、図9(b)は、同(a)のX−X線の断面図である。 図10は、実施形態3の一部省略断面図である。 図11は、同上の外輪の拡大分解斜視図である。 図12は、実施形態4の一部省略断面図である。 図13は、実施形態5の一部省略断面図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1から図7は、実施形態1に係る分割型ニードル軸受及びその軸受を用いた軸受装置に関するものである。図1及び図2に示したように、この分割型ニードル軸受11はシェル形ニードル軸受であり、外輪12の軌道面13に多数の針状ころ14とその保持器15を組み付けたものである。前記外輪12は、半環状の外輪片16(図2、図4参照)を環状に突き合わせて形成され、保持器15も、同様に半環状の保持器片25を環状に突き合わせて形成される二分割型のニードル軸受である。
まず、外輪12について説明する。外輪12を構成する一対の外輪片16の突き合わせ面17は、軌道面13を横断するため、その軸方向の形状は軸線に対して傾斜しかつ途中で屈曲する形状に形成され(図1、図4参照)、ころ14の落ち込みを防止するようにしている。
前記各外輪片16の軸方向の両端部において、周方向の全体にわたり、径方向外向きに屈曲された外輪片つば部18が形成される。各外輪片16を突き合わせ面17で突き合わせ、環状に組み合わせることにより、前記の外輪12が構成される(図4参照)。その組み合わせによって外輪片つば部18も環状に組み合わされ、外輪12の両端部全周に外向きの外輪つば部24が形成される。
前記の外輪片16は、切削加工を行うことなく、鋼板をプレス成形することのみにより製作される。プレス成形時において、外輪片つば部18が切れたり、波打ったりすることなく、プレス成形のみで精度の高い外輪片16が得られるようにするために、以下の1)から3)の要件を充足することが望ましい。
1)外輪片16の板厚t(図1参照)は、0.5mm〜3.0mmであること。
2)材料は、クロム モリブデン鋼(例:SCM415、SCM420、SCM430)、クロム鋼(例:SCr415、SCr420、SCr430)、冷間圧延鋼板(例:SPCC、SPCD)などの炭素含有量が0.05wt%〜0.40wt%の炭素含有量の低い炭素鋼であること。
3)外輪片つば部18の外向き立ち上がり高さhと、前記板厚tとが、1.0t≦h≦4.0tの関係にあること。
また、前記材料でプレス成形した外輪片16に浸炭焼入れを施し、表面硬度をHv653(HRC58)以上、芯部硬度がHv450以下とすることで、軌道面13の硬度が確保でき、早期にフレーキング等の損傷が発生することを防止することができる。
前記一方の外輪片16は、エンジンブロック等に設けられた軸受支持部19の半円筒状の軸支持凹部21に嵌合される(図2参照)。また、他方の外輪片16は、前記軸受支持部19と対向したキャップ22に設けられ、前記の軸支持凹部21と相補的な形状を成す半円筒状の軸支持凹部23に嵌合される。
前記外輪片16を組付け対象である軸支持凹部21、23に嵌合状態に固定する手段として、図示の場合は、外輪片16の外径面の曲率半径R1が、当該外輪片16の径方向の弾性変形が可能な範囲内において軸支持凹部21、23の曲率半径R2より大に形成している。具体的には、R2<R1≦1.02R2の関係に設定される。
このような関係に設定することにより、外輪片つば部18が設けられたことによって剛性が高くなっている外輪片16を、縮径方向に弾性変形させながら軸支持凹部21、23の形状に沿った状態に嵌合させることができる。嵌合の後は、外輪片16は拡径方向の圧縮弾性、いわゆる「張り」を軸支持凹部21、23に及ぼした状態で固定される。これにより、外輪片16及び外輪12の周方向及び軸方向への移動が規制される。
外輪片16の曲率半径R1が、R2の1.02倍より大きくなった場合は、外輪片16の張りが強すぎ、前記軸支持凹部21、23の形状に沿わないので、外輪12の真円度が低下する。R1=1.1R2の場合と、R1=1.01R2の場合の真円度実測データを図5(a)(b)に示す。
前記外輪片16を組付け対象である軸支持凹部21、23に嵌合状態に固定する他の手段として、図6に示したように、外輪片16の軸方向両端部に設けられた外輪片つば部18間の間隔X1が、その外輪片つば部18の厚さ方向の弾性変形量の範囲内において軸支持凹部21、23の軸方向の両端面の間隔X2より小に形成された構成を採ることができる。具体的には、0.98X2<X1<X2の関係に設定される。
このような関係に設定することにより、両方の外輪つば部18間の間隔を押し広げながら軸支持凹部21、23に嵌合させると(図6の矢印参照)、外輪つば部18が軸支持凹部21、23に沿った軸方向の端面に圧縮弾性をもって押し当てられる。これにより、外輪片16及び外輪12の周方向及び軸方向への移動が規制される。
外輪片16のその他の固定手段として、図7に示したように、外輪片16の外径面に給油口32を突き出して設け、その給油口32を軸支持凹部21、23に設けられた係合凹部20に係合させる構成をとることができる。
なお、エンジンブロック等に設けられた軸受支持部19には前記係合凹部20に通じた給油経路34が設けられるが、キャップ22に設けられた軸支持凹部23には給油経路は設けられない。
外輪片つば部18を軸受支持部19及びキャップ22の軸支持凹部21、23の軸方向両端面に固定する作業が容易に行えるように、これらの軸支持凹部21、23の軸方向両端部にそれぞれ面取り30が設けられる。
なお、外輪12は、二分割以上の複数分割される場合もある。
次に、保持器15について説明する。保持器15も外輪12と同様に半環状の保持器片25(図2参照)を環状に組み合わせて形成された二分割型のものである。外輪12に合わせ、二分割以上の複数分割される場合もある。各保持器片25に設けられたポケットに針状ころ14が収納保持される。
保持器15が樹脂製の場合は、図3に示したように、環状の保持器15の1個所に切り離し部26を設けた構成をとる場合もある。組付け時は二点鎖線で示したように、樹脂の弾性を利用して切り離し部26を押し拡げてジャーナル部27に取り付けられる。
以上述べた分割型ニードル軸受11を用いた軸受装置は、以下のように構成される。クランク軸のジャーナル部27を支持するジャーナル軸受装置の場合について説明する。
図2に示したように、外輪片16及び保持器片25がともに二分割型の場合は、各保持器片25のポケットにころ14を収納し、その保持器片25を各外輪片16の軌道面13に組み付けた構成の軸受分割片を二組作る。その一組の軸受分割片の外輪片16を軸受支持部19の軸支持凹部21に嵌合し、他の一組の軸受分割片をキャップ22の軸支持凹部23に嵌合する。
クランク軸のジャーナル部27を軸受支持部19側の保持器片25の内径面に沿わせたのち、キャップ22側の軸受分割片をジャーナル部27の残りの半分に被せ、そのキャップ22をボルト・ナット37(図2参照)によって軸受支持部19に固定する。前記キャップ22を固定することにより、外輪片16及び保持器片25がそれぞれ環状に組み合わされ、外輪12と、その軌道面13側にころ14を全周にわたり保持した保持器15が形成され、シェル形の分割型ニードル軸受11を用いた軸受装置が構成される(図1参照)。
ジャーナル部27の両側には、クランクアーム28が存在しているが、分割型ニードル軸受11を用いることにより、クランクアーム28に干渉することなく、当該軸受11を組み付けることができる。この場合、両側のクランクアーム28と当該軸受11との間には一定のすき間S(図1参照)が存在するため、ジャーナル部27に作用するスラスト力をその軸受11によって受けることはない。
図3に示した切り離し部26を有する保持器15を用いた分割型ニードル軸受11の場合は、その保持器15の切り離し部26を押し広げてジャーナル部27に保持器15自体の弾性により予め取り付けておく。各軸支持凹部21、23にはそれぞれ外輪片16のみを嵌合させる。
軸支持凹部21に嵌合された外輪片16にジャーナル部27の保持器15を沿わせたのち、キャップ22側の軸支持凹部23に嵌合された外輪片16を前記保持器15の残り部分に被せ、そのキャップ22をボルト・ナット37で軸受支持部19に固定する。この図3の場合は、「特許請求の範囲」にいう「軸受分割片」は外輪片16を意味する。
以上は、内燃機関におけるクランク軸のジャーナル部27の軸受装置について説明したが、カム軸、バランス軸等のジャーナル部の軸受装置についても同様である。
[実施形態2]
図8及び図9に示した実施形態2の分割型ニードル軸受11及びこれを用いた軸受装置は、その基本的な構成は前記の実施形態1の場合と同様であるので、以下主として相違点について説明する。
この場合の軸受装置は、ジャーナル部27の両端に設けられたクランクアーム28が分割型ニードル軸受11に接近し(図1に示したすき間Sがゼロに近づいた状態)、クランクアーム28が外輪つば部24に摺接する構成となっている。この場合、独立した部品であるスラストメタルを用いることなく、ジャーナル部27に作用するスラスト力を外輪つば部24によって受けることができる。
前記外輪片つば部18を有する外輪片16がプレス成形によって製作されたものであること、外輪片つば部18が組付け対象に圧入固定されていること及びプレス成形を行うための好ましい条件として挙げた1)〜3)の要件は実施形態1の場合と同様である。この実施形態2の場合は、外輪片つば部18(その組み合わせである外輪つば部24)によってスラスト力を受ける関係上、前記の要件に加え以下の4)5)の要件を加えることが好ましい。
4)外輪片16をプレス加工する際に外輪片つば部18にしごき加工を施し、面粗さをRa0.5以下とする。これにより外輪片つば部18の過大な摩耗の発生を防止することができる。また、研磨などの追加工を行うものではないので、低コストで製作することができる。外輪つば部24と摺接するクランクアーム28の面も、面粗さをRa0.5以下に加工することにより摩擦を一層低減することができる。
5)図9に示したように、外輪片つば部18の摺接面にクランク軸の回転方向(矢印A参照)に対して潤滑油を取り込む方向の傾斜角α、即ち、溝29の外端に対し内端が回転方向に進んだ角度αをもった放射状の溝29を設ける場合がある。
このような溝29を設けることにより、軸受の使用時において外輪12の周辺に存在する潤滑油が溝29内に取り込まれ、摺接面に油膜を作る。これにより、異常摩耗などを防止することができる。また、溝29の深さdと板厚tの関係(図9(b)参照)を、0.05t≦d≦0.5tに設定することにより、外輪片つば部18の剛性が下がることなく、スラスト力が作用した場合において変形やかじりが発生することが避けられる。また、溝29はプレス加工によって成形されるので、低コストで製作することができる。
なお、保持器15は、実施形態1の場合と同様である。また、クランク軸、カム軸、バランス軸等の軸受装置に用いられる点も同様である。
[実施形態3]
図10〜図13示した実施形態3〜5は、いずれも前記の分割型ニードル軸受及びこれを用いた軸受装置において、軸受内部の潤滑油が外部に漏れにくい構成を付加したものである。
即ち、図10及び図11に示した実施形態3の分割型ニードル軸受11は、外輪12がプレス成形された外輪片16の組み合わせによって構成されること、外輪つば部24が外輪片つば部18の組み合わせによって構成されることは前記各実施形態1、2と同様である。スラスト力は受ける構成とはなっておらず、外輪つば部24とクランクアーム28との間には一定のすき間Sが存在する。
保持器15は、その両端部に外径方向に立ち上がった保持器つば部31を有し、その保持器つば部31が外輪つば部24に沿って前記すき間S間に延び出す。また、前記の分割型ニードル軸受11に対する給油経路34及びコンロッド大端部(図示省略)に対する給油経路35が設けられる。前者の給油経路34は、軸受支持部19から一方の外輪片16の中間部分に設けられた給油口32(図11参照)を経て、外輪片16を貫通して軸受内部に達する。さらに、ジャーナル部27を径方向に貫通し、他方の外輪片16の給油口33に達する。
前記の給油口32は外径方向に突き出して設けられ、図10に示したように、軸受支持部19側の係合凹部20に係合される構成を採ることにより、外輪片16及び外輪12の固定手段となっている。
また、後者の給油経路35は、ジャーナル部27の中間部分で前記給油経路34から分岐され、コンロッド大端部軸受へ至る経路である。白抜き矢印は潤滑油の流れの方向を示している。
前記外輪つば部24と保持器つば部31の軸方向の対向面間に外輪側狭窄部38が形成される。外輪側狭窄部38を形成する保持器つば部31の内側面相互間の間隔W1と、外輪つば部24の外側面相互間の間隔W2の関係は、0<W1−W2<0.2mmに設定される。
前記外輪側狭窄部38の存在によって、保持器15の回転トルクの増加を抑えながら、外輪つば部24と保持器つば部31間のすき間から潤滑油が外部へ流出する量を抑制することができる。
また、保持器15の両端部の内径面に内径面リブ36が設けられる。その内径面リブ36とジャーナル部27との間にジャーナル側狭窄部41が形成される。ジャーナル側狭窄部41を形成する内径面リブ36の内径D1と、ジャーナル部27の外径D2の関係は、0<D1−D2<0.2mmに設定される。
前記ジャーナル側狭窄部41の存在によって、保持器15の回転トルクの増加を抑えながら、保持器15とジャーナル部27間のすき間から潤滑油が外部へ流出する量を抑制することができる。
[実施形態4]
前記の実施形態3においては、給油口32が外輪12の軌道面13を貫通する構成となっている。このため、給油口32がころ14によって閉塞される機会があり、給油口32付近での潤滑油の面圧が上がったり、潤滑油の供給が不安定になったりする原因となる。
図12に示した実施形態4の場合は、給油口32を軌道面13から外れた位置となる一方の外輪つば部24寄りに設けている。それに伴い、給油経路34も一方のクランクアーム28側に片寄って設けられる。
前記以外の構成は実施形態3(図10参照)と同様であり、外輪側狭窄部38及びジャーナル側狭窄部41の構成も同様である。
[実施形態5]
図13に示した実施形態5の場合は、外輪12の給油口32が軌道面13の外側に設けられている点で前記の実施形態4(図12参照)と同様であるが、保持器15に保持器つば部31が設けられていない点で相違がある。
即ち、この場合の保持器15(保持器片25)は、その両端部が左右のクランクアーム28に接近する程度の軸方向長さを有し、外輪12(外輪片16)の軸方向長さより長く形成される。その両端部の外径面と内径面にそれぞれ外径面リブ39と内径面リブ36が形成される。
前記外径面リブ39と外輪12の内径面との間に外輪側狭窄部38aが形成される。この外輪側狭窄部38aを形成する外輪12の内径D4と、外径面リブ39の外径D5の関係は、0<D4−D5<0.2mmに設定される。これにより、保持器15の回転トルクの増加を抑えながら、保持器15と外輪12間のすき間から潤滑油が外部へ流出する量を抑制することができる。
なお、ジャーナル側狭窄部41は、実施形態3、4の場合と同様に、内径面リブ36の内径D1とジャーナル部27の外径D2との間に形成される。
11 分割型ニードル軸受
12 外輪
13 軌道面
14 針状ころ
15 保持器
16 外輪片
17 突き合わせ面
18 外輪片つば部
19 軸受支持部
20 係合凹部
21 軸支持凹部
22 キャップ
23 軸支持凹部
24 外輪つば部
25 保持器片
26 切り離し部
27 ジャーナル部
28 クランクアーム
29 溝
30 面取り
31 保持器つば部
32 給油口
33 給油口
34 給油経路
35 給油経路
36 内径面リブ
37 ボルト・ナット
38、38a 外輪側狭窄部
39 外径面リブ
41 ジャーナル側狭窄部

Claims (22)

  1. 円弧状の軸支持凹部を有する軸受支持部、前記軸支持凹部に対し相補形状となる円弧状の軸支持凹部を有するキャップ、前記各軸支持凹部にそれぞれ嵌合された分割型軸受の軸受分割片、前記各軸受分割片が回転軸のジャーナル部の外周面に嵌合されるとともに前記キャップが前記軸受支持部に固定され、前記ジャーナル部の両端部に前記分割型軸受に接近したアーム部が設けられた軸受装置において、前記分割型軸受が、外輪、その軌道面に配列された針状ころ、その針状ころを一定間隔に保持する保持器により構成され、前記外輪は径方向の分割面で複数に分割された形状の外輪片を環状に組み合わせることにより形成され、前記保持器は径方向の分割面で複数に分割された形状の保持器片を環状に組み合わせることにより形成されたものであるか又は1個所に切り離し部を有する環状の単体部品のいずれかであり、前記外輪片はその軸方向両端部に周方向の全体にわたり外向きの外輪片つば部が形成されている分割型ニードル軸受であり、前記回転軸は、そのジャーナル部の両端部に当該ジャーナル部の外径面よりも径方向に突き出したアーム部を有し、前記分割型ニードル軸受の保持器の軸方向両端部の外径面と内径面にそれぞれ外径面リブと内径面リブが設けられ、前記外輪内径面と前記外径面リブとの対向面間に外輪側狭窄部が形成され、前記内径面リブと前記ジャーナル部との間にジャーナル側狭窄部が形成され、前記外輪片の中間部分に外輪片を貫通する給油口を形成し、前記外輪側狭窄部を形成する前記外輪内径面の内径D4と前記外径面リブの内径面D5との関係が、0<D4−D5<0.2mmに設定され、前記ジャーナル側狭窄部を形成する内径面リブの内径D1とジャーナル部の外径D2の関係が、0<D1−D2<0.2mmに設定されたことを特徴とする軸受装置。
  2. 円弧状の軸支持凹部を有する軸受支持部、前記軸支持凹部に対し相補形状となる円弧状の軸支持凹部を有するキャップ、前記各軸支持凹部にそれぞれ嵌合された分割型軸受の軸受分割片、前記各軸受分割片が回転軸のジャーナル部の外周面に嵌合されるとともに前記キャップが前記軸受支持部に固定され、前記ジャーナル部の両端部に前記分割型軸受に接近したアーム部が設けられた軸受装置において、前記分割型軸受が、外輪、その軌道面に配列された針状ころ、その針状ころを一定間隔に保持する保持器により構成され、前記外輪は径方向の分割面で複数に分割された形状の外輪片を環状に組み合わせることにより形成され、前記保持器は径方向の分割面で複数に分割された形状の保持器片を環状に組み合わせることにより形成されたものであるか又は1個所に切り離し部を有する環状の単体部品のいずれかであり、前記外輪片はその軸方向両端部に周方向の全体にわたり外向きの外輪片つば部が形成されている分割型ニードル軸受であり、前記回転軸は、そのジャーナル部の両端部に当該ジャーナル部の外径面よりも径方向に突き出したアーム部を有し、前記分割型ニードル軸受の保持器の軸方向両端部に外向きの保持器つば部が形成され、前記保持器つば部が前記外輪つば部と前記アーム部との間に介在され、前記外輪つば部と保持器つば部の軸方向の対向面間に外輪側狭窄部が形成され、前記保持器の両端部の内径面に設けた内径面リブとジャーナル部との間にそれぞれジャーナル側狭窄部が形成され、前記外輪片の中間部分に外輪片を貫通する給油口を形成し、前記外輪側狭窄部を形成する保持器つば部間の幅W1と外輪つば部間の幅W2との関係が、0<W1−W2<0.2mmに設定され、前記ジャーナル側狭窄部を形成する内径面リブの内径D1とジャーナル部の外径D2の関係が、0<D1−D2<0.2mmに設定されたことを特徴とする軸受装置。
  3. 前記外輪片がプレス成形品である請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 前記外輪片に設けられた組付け対象への固定手段が、当該外輪片の曲率半径がそれ自身の径方向の弾性変形が可能な範囲内において前記組付け対象の軸支持凹部の曲率半径より大に形成された構成であることを特徴とする1からのいずれかに記載の軸受装置。
  5. 前記外輪片に設けられた組付け対象への固定手段が、当該外輪片の軸方向両端部に設けられた外輪片つば部間の間隔が当該外輪片つば部の厚さ方向の弾性変形が可能な範囲内において前記組付け対象の両端面の間隔より小に形成された構成であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の軸受装置。
  6. 前記外輪片に設けられた組付け対象への固定手段が、当該外輪片の外径面に突き出して設けられた給油口を前記組付け対象の軸支持凹部に設けられた係合凹部に係合させる構成であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の軸受装置。
  7. 前記外輪片を構成する鋼板の板厚tが、0.5mm≦t≦3.0mmであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の軸受装置。
  8. 前記外輪片つば部の高さhと前記板厚tの関係が、1.0t≦h≦4.0tであることを特徴とする請求項に記載の軸受装置。
  9. 前記鋼板の炭素含有量が0.05wt%〜0.40wt%であることを特徴とする請求項からのいずれかに記載のいずれかに記載の軸受装置。
  10. 前記外輪片は、プレス成形後に浸炭焼入れされていることを特徴とする請求項請求項からのいずれかに記載のいずれかに記載の軸受装置。
  11. 前記外輪片の表面硬度がHv653(HRC58)以上、芯部硬度がHv450以下であることを特徴とする請求項10に記載の軸受装置。
  12. 前記外輪の外径R1と、前記組付け対象の軸支持凹部の内径R2の関係が、R2<R1≦1.02R2であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の軸受装置。
  13. 前記外輪片つば部がしごき加工によって成形されたことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の軸受装置。
  14. 前記外輪片つば部の面粗さが、Ra0.5以下であることを特徴とする請求項13に記載の軸受装置。
  15. 前記外輪片つば部外表面に軸の回転方向に対して、潤滑油を内径側へ取り込む方向に傾斜した溝が形成されたことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の軸受装置。
  16. 前記溝の深さdと、前記鋼板の板厚tに対する関係が、0.05t≦d≦0.5tであることを特徴とする請求項15に記載の軸受装置。
  17. 円弧状の軸支持凹部を有する軸受支持部、前記軸支持凹部に対し相補形状となる円弧状の軸支持凹部を有するキャップ、前記各軸支持凹部にそれぞれ嵌合された分割型軸受の軸受分割片、前記各軸受分割片が回転軸のジャーナル部の外周面に嵌合されるとともに前記キャップが前記軸受支持部に固定され、前記ジャーナル部の両端部に前記分割型軸受に接近したアーム部が設けられ、外輪つば部を前記アーム部に摺接させたことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の軸受装置。
  18. 前記回転軸は、そのジャーナル部の両端部に当該ジャーナル部の外径面よりも径方向に突き出したアーム部を有し、そのアーム部に前記分割型ニードル軸受の外輪つば部が摺接することにより、前記ジャーナル部に作用するスラスト荷重を受けるようにしたことを特徴とする請求項17に記載の軸受装置。
  19. 前記外輪つば部が摺接するアーム部の面粗さがRa0.5以下であることを特徴とする請求項18に記載の軸受装置。
  20. 前記軸受支持部から前記分割型ニードル軸受を経て回転軸を径方向に貫通する給油経路と、前記回転軸の内部において前記給油経路から分岐され下流側の軸受装置に対し給油する給油経路が設けられたことを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載の軸受装置。
  21. 前記分割型ニードル軸受を経由する前記の給油経路が、当該軸受の外輪及び前記回転軸のニードル転動面の外側に形成されたことを特徴とする請求項20に記載の軸受装置。
  22. 前記回転軸が、内燃機関のクランク軸、カム軸、バランス軸のいずれかであることを特徴とする請求項1から21のいずれかに記載の軸受装置。
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