JP5762068B2 - 燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム及びその燃料電池の起動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池及びガスタービンが結合された燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムにおける燃料電池の起動方法に関する。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)は、用途の広い高効率な燃料電池として知られている。
この固体酸化物形燃料電池は、イオン導電率を高めるために作動温度が高くされているので、ガスタービンの圧縮機から吐出され、かつガスタービンの排ガス熱を利用して高温とされた吐出空気を空気極側に供給する空気(酸化剤)として使用できる。また、固体酸化物形燃料電池で利用できなかった高温の燃料をガスタービンの燃焼器の燃料として使用できる等、ガスタービンとの相性がよい。
このため、たとえば、特許文献1及び2に示されるように、高効率を達成できる発電システムとして固体酸化物形燃料電池とガスタービンとを組み合わせたコンバインド発電システムが提案されている。
特開2003−36872号公報
ところで、固体酸化物形燃料電池とガスタービンとのコンバインド発電システムにおける起動において、従来は燃料側と空気側との差圧を管理値内に保持しながら、昇圧をおこなっている。この場合、差圧制御の追従する範囲内での昇圧速度となるので、その昇圧時間がかかる、という問題がある。
特に、大型のコンバインド発電システムにおいては、昇圧時間が著しく長くなるので、短時間で昇圧することが切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、燃料電池の起動の際に短時間で昇圧操作ができる燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム及びその燃料電池の起動方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、空気極および燃料極を有する固体酸化物形燃料電池と、ガスタービンとを備えた燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムであって、ガスタービン圧縮機からの吐出空気を前記空気極に供給する吐出空気流路と、前記空気極側から排出される排出空気をガスタービン燃焼器に供給する排出空気流路と、燃料ガスを前記燃料極に供給する燃料ガス流路と、前記燃料極側から排出される排燃料ガスをガスタービン燃焼器に供給する排燃料ガス流路と、前記吐出空気流路から分岐され、吐出空気を前記燃料ガス流路内に一時的に導入する連通流路と、前記連通流路に介装され、前記吐出空気流路を流れる前記吐出空気の流量を調整する制御弁と、前記燃料ガス流路に置換ガスを供給する置換ガス供給手段とを具備し、前記置換ガス供給手段により置換ガスを前記燃料ガス流路内に導入して前記燃料ガス流路の雰囲気を前記置換ガスで置換するように構成したことを特徴とする燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムにある。
第2の発明は、前記置換ガスが、タービンからの排燃焼ガスであることを特徴とする第1に記載の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムにある。
第3の発明は、第1又は2に記載の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムにおいて、燃料電池起動の際に、連通流路を介して吐出空気流路、排出空気流路、燃料ガス流路及び排燃料ガス流路に、吐出空気を供給することで燃料極側流路と空気極側流路とを均圧化しつつ昇圧を行い、次いで、前記連通流路に導入する吐出空気を停止し、吐出空気を前記燃料ガス流路及び前記排燃料ガス流路内に封じ込め、次いで、置換ガス導入することにより、封じ込めた吐出空気を前記置換ガスで置換し、その後燃料ガスを前記燃料ガス流路に導入することを特徴とする燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの燃料電池の起動方法にある。
本発明によれば、燃料電池の起動に際し、燃料側と空気側とを連通させ、吐出空気を用いて両者を均圧化して昇圧を行い、その後置換ガスにより置換し、その後燃料ガスを供給するので、昇圧時間を短縮することができる。
図1−1は、実施例1に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図1−2は、実施例1に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図1−3は、実施例1に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図1−4は、実施例1に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図2−1は、実施例2に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図2−2は、実施例2に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図2−3は、実施例2に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。 図2−4は、実施例2に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による実施例1に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムについて、図面を参照して説明する。図1−1から図1−4は、本実施例に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。
図1−1に示すように、燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム(固体酸化物形燃料電池(以下「SOFC」という)13及びガスタービン11が結合されたシステム)10Aは、ガスタービン11の圧縮機14からの吐出空気18AをSOFC13側に供給する吐出空気流路(空気供給ライン)L2と、SOFC13から排出される排出空気18Bをガスタービン燃焼器16に供給する排出空気流路(排出空気供給ライン)L3と、燃料ガス31をSOFC13側に供給する燃料ガス流路L5と、SOFC13の燃料極側から排出される排燃料ガス13Aをガスタービン燃焼器16に供給する排燃料ガス流路L6と、前記吐出空気流路(空気供給ライン)L2から分岐され、吐出空気18Aを燃料ガス流路L5内に一時的に導入する連通流路L10と、前記燃料ガス流路L5に一時的に導入された吐出空気18Aを置換する置換ガス(例えば窒素ガス)41を供給する置換ガス供給手段とを具備する。
燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム(以下「発電システム」ともいう)10Aには、ガスタービン11と、ガスタービン11により駆動される発電機12と、SOFC13と、が備えられている。
この発電システム10Aは、SOFC13による発電と、ガスタービン11による発電とを組み合わせて、高い発電効率を得るように構成したものである。
ガスタービン11には、空気18を圧縮する圧縮機14と、燃焼ガス15を生成するガスタービン燃焼器16と、ガスタービン燃焼器16から供給された燃焼ガス15を膨張させて回転するタービン17と、が備えられている。空気18を空気導入ラインL1により導入して圧縮する圧縮機14は、タービン17と同軸に連結されている。発電機12は、タービン17と同軸に連結されている。
圧縮機14で圧縮され、吐出された吐出空気18Aは、吐出空気流路(空気供給ライン)L2を通ってSOFC13の空気極の導入部に供給される。
この吐出空気18AはSOFC13で酸化剤として用いられた後、SOFC13の空気極側から排出空気18Bとして排出される。この排出空気18Bは、排出空気流路(排出空気供給ライン)L3を通ってガスタービン燃焼器16に供給される。
吐出空気流路L2には、圧縮機14側から順に、タービン17からの排燃焼ガス15Aと吐出空気18Aとを熱交換させるエアヒータ(AH)19と、吐出空気18Aの流量を調整する制御弁21が介装されている。なお、本実施例では省略しているが、排出空気流路L3の排出空気18Bと吐出空気18Aとを熱交換させる空気熱交換器と、吐出空気18Aを燃焼する燃焼器とを設けるようにしてもよい。
排出空気流路L3には、SOFC13とガスタービン11とを切り離す制御弁22が備えられている。
また、SOFC13の燃料極には、燃料ガス流路L5から高温の燃料ガス31、たとえば、都市ガス(天然ガス)が供給される。この燃料ガス31はSOFC13で還元剤として一部が用いられた後、SOFC13の燃料極側から排燃料ガス31Aとして排出される。この排燃料ガス31Aは、排燃料ガス流路L6を通ってガスタービン燃焼器16に供給される。
なお、本実施例では省略しているが、燃料ガス流路L5には、排燃料ガス流路L6の排燃料ガス31Aから熱回収する燃料ガス熱交換器を備えるようにしてもよい。
また、排燃料ガス流路L6には、排燃料ガス31Aの圧力を調整する制御弁32が備えられている。また、排燃料ガス流路L6から排燃料ガス31Aを燃料ガス流路L5側に再循環させる再循環ブロア33が介装された再循環流路L7が備えられており、排燃料ガス31Aの再利用を図っている。
ガスタービン燃焼器16では、排出空気流路L3からの排出空気18Bを用いて排燃料ガス流路L6から供給される排燃料ガス31A及び別途供給される燃料ガス34、たとえば、都市ガス(天然ガス)を燃焼させ、生成した高温高圧の燃焼ガス15をタービン17へ供給する。
燃焼ガス15の供給を受けたタービン17では、燃焼ガス15が膨張する際のエネルギーで回転して軸出力を発生する。この軸出力は、主として発電機12の駆動に使用されて電気エネルギーに変換されるが、一部は圧縮機14の駆動源として使用される。燃焼ガス15は、タービン17で仕事をした後にはエアヒータ19で吐出空気18Aと熱交換した後、排燃焼ガス15Aとして排出される。
なお、上述のように、SOFC13から排出された排燃料ガス31Aの一部を再びSOFC13の燃料極側に戻し、残りの排燃料ガスの一部をガスタービン燃焼器16に送るように構成されていてもよいし、SOFC13から排出された排燃料ガス31Aの全てをガスタービン燃焼器16側に送る構成とされていてもよい。
本実施例では、さらに前記吐出空気流路(空気供給ライン)L2から分岐され、吐出空気18Aを燃料ガス流路L5内に一時的に導入する連通流路L10と、前記燃料ガス流路L5に一時的に導入された吐出空気18Aを置換する置換ガスである窒素ガス41を供給する置換ガス供給手段とが備えられている。
本実施例では、燃料電池の起動に際し、燃料側と空気側とを連通流路L10により一時的に連通させ、吐出空気を用いて両者を均圧化して昇圧を行う。その後不活性ガスである窒素ガス41より吐出空気18Aと置換するようにしているので、従来のように燃料ガスと空気との差圧を管理値内に保持しながら、昇圧する必要がなく、昇圧時間を短縮することができる。
このように、吐出空気18Aを用いて空気側と燃料側の系内を一緒に昇圧し、その後窒素ガス41と置換するだけで良いので、昇圧時間の短縮と昇圧操作の短縮を図ることができる。
ここで、SOFC13は、図示しない圧力容器の内部に設置されている。
次に、上記の構成からなる燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム10Aについて、その運転手順とともに作用を図1−1から図1−4を用いて説明する。
1)ガスタービン及び燃料電池起動操作
図1−1に示すように、停止状態にあるガスタービン11及びSOFC13の運転を開始する時には、最初にガスタービン11の運転を開始する。
この状態からガスタービン11の運転を通常の手順に従って開始すると、圧縮機14で圧縮され、吐出される吐出空気18Aは、吐出空気流路L1及び排出空気流路L3を経由してガスタービン燃焼器16に供給される。
ガスタービン燃焼器16は、この吐出空気18Aを用いて別途供給される燃料ガス34を燃焼させ、高温高圧の燃焼ガス15を生成しタービン17へ供給する。
タービン17は、供給された燃焼ガス15を膨張させて回転し、軸出力を発生する。この軸出力は、主として発電機12の駆動に使用されて電気エネルギーを生成するとともに一部は圧縮機14を駆動する。
燃焼ガス15は、タービン17で仕事をした後でも高温を保っており、エアヒータ19で吐出空気18Aを加熱し、排燃焼ガス15Aとして排出される。このエアヒータ19により、排出空気18Aが加熱され、燃料ガス34の流量の減少をはかりつつ、定格運転に達し、発電機12による発電が可能になる。
ガスタービン11の負荷が順次上昇すると、ガスタービン燃焼器16に投入される燃料ガス34の流量が増加することにより燃焼ガス15の温度が上昇し、エアヒータ19で熱交換される吐出空気18Aの温度が順次高くなる。
そして、本実施例では、SOFC13の起動の際に、制御弁21を開いているので、連通流路L10を介して燃料側の燃料ガス流路L5、排燃料ガス流路L6及び再循環流路L7にも吐出空気18Aが導入される(図中、太線)。導入された吐出空気18Aは、ガスタービン燃焼器16に供給され燃焼される。
このように、燃料側と空気側とを連通させ、吐出空気18Aを導入することで、両者を均圧化して昇圧を行うことができる。
2)SOFC燃料側の封じ込め操作
次に、図1−2に示すように、所定の圧力に昇圧された後、制御弁21及び制御弁32を閉じ、燃料側に吐出空気18Aを封じ込める。
3)SOFC燃料側のガス置換操作
次に、図1−3に示すように、制御弁42が介装された窒素供給流路L11を介して窒素ガス41を燃料側の燃料ガス流路L5、排燃料ガス流路L6及び再循環流路L7に導入し、窒素パージを行う(図中、太線一点鎖線)。
この窒素パージの際には、燃料ガス流路L5から分岐された排出流路L8を介して空気及び窒素を外部に放出している。
この間、吐出空気18Aは吐出空気流路L2及び排出空気流路L3を経由してガスタービン燃焼器16に供給される。
この置換操作はガス置換のみであるので、瞬時に終了する。
4)SOFC燃料側の燃料ガス置換操作
次に、図1−4に示すように、窒素パージが終了した後、制御弁42を閉じて、燃料ガス流路L5に介装された制御弁35を開き、燃料ガス31をSOFC13の燃料極側の排燃料ガス流路L6及び再循環流路L7に導入する(図中、太線鎖線)。
その後、空気極に供給される吐出空気18Aと別途燃料極に供給される燃料ガス31とを反応させ、電気エネルギーを生成し始める。
以上のように、本発明によれば、燃料電池の起動に際し、燃料側と空気側とを連通流路L10により連通させ、吐出空気18Aで燃料側と空気側とを均圧化して昇圧を行い、その後置換ガスである窒素ガス41により置換し、その後燃料ガス31を供給するので、昇圧時間を従来よりも大幅に短縮することができる。これにより、燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの燃料電池起動時の時間の短縮化を図ることができ、システム効率の向上に寄与する。
本発明による実施例2に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム10Bについて、図面を参照して説明する。図2−1から図2−4は、本実施例に係る燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの概略図である。
実施例1の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム10Aでは、吐出空気18Aと置換するガスを窒素ガス41としていたが、実施例2の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム10Bでは、図2−1に示すように、タービン17からの排燃焼ガス15Aを導入する排燃焼ガス置換流路L12を設けて、ガス置換するようにしている。
なお、排燃焼ガス15Aを用いてガス置換する以外は、実施例1と同様に操作するようにすればよいので、図2−1、2−2及び図2−4の説明は省略する。
3)SOFC燃料側のガス置換操作
図2−3に示すように、制御弁52が介装された排燃焼ガス置換流路L12を介して排燃焼ガス15Aを燃料側の燃料ガス流路L5、排燃料ガス流路L6及び再循環流路L7に導入し、排燃焼ガス15Aによるパージを行うようにしている(図中、太線一点鎖線)。
なお、本実施例では、系内の圧力損失分だけ排燃焼ガス15Aを昇圧するために、昇圧ブースタ51を介装させているが、圧力損失が少ない場合には、省略するようにしてもよい。
実施例1のように窒素ガス41を用いてガス置換する場合には、コンパクトな燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムでは窒素使用量も少ないので可能であるが、大型の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムに適用する場合には、多量の窒素使用量となるので、タービン17からの排燃焼ガス15Aを用いて置換することで、排燃焼ガス15Aを有効に使用でき、効率的・経済的である。
本実施例では、置換ガスとして窒素又はタービンからの排燃焼ガスを用いて説明を行ったが、使用される置換ガスは構成する材料や起動温度条件等との関係において燃料極に対して不活性であればよく、当業者において適宜選択することができる。
10A、10B 燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム
11 ガスタービン
12 発電機
13 固体酸化物形燃料電池(SOFC)
14 圧縮機
15 燃焼ガス
16 ガスタービン燃焼器
17 タービン
18 空気
18A 吐出空気
18B 排出空気
21、22 制御弁
31 燃料ガス
31A 排燃料ガス
41 窒素ガス

Claims (3)

  1. 空気極および燃料極を有する固体酸化物形燃料電池と、ガスタービンとを備えた燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムであって、
    ガスタービン圧縮機からの吐出空気を前記空気極に供給する吐出空気流路と、
    前記空気極側から排出される排出空気をガスタービン燃焼器に供給する排出空気流路と、
    燃料ガスを前記燃料極に供給する燃料ガス流路と、
    前記燃料極側から排出される排燃料ガスをガスタービン燃焼器に供給する排燃料ガス流路と、
    前記吐出空気流路から分岐され、吐出空気を前記燃料ガス流路内に一時的に導入する連通流路と、
    前記連通流路に介装され、前記吐出空気流路を流れる前記吐出空気の流量を調整する制御弁と、
    前記燃料ガス流路に置換ガスを供給する置換ガス供給手段とを具備し、
    前記置換ガス供給手段により置換ガスを前記燃料ガス流路内に導入して前記燃料ガス流路の雰囲気を前記置換ガスで置換するように構成したことを特徴とする燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム。
  2. 前記置換ガスが、タービンからの排燃焼ガスであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムにおいて、
    燃料電池起動の際に、
    連通流路を介して吐出空気流路、排出空気流路、燃料ガス流路及び排燃料ガス流路に、吐出空気を供給することで燃料極側流路と空気極側流路とを均圧化しつつ昇圧を行い、
    次いで、前記連通流路に導入する吐出空気を停止し、吐出空気を前記燃料ガス流路及び前記排燃料ガス流路内に封じ込め、
    次いで、置換ガス導入することにより、封じ込めた吐出空気を前記置換ガスで置換し、
    その後燃料ガスを前記燃料ガス流路に導入することを特徴とする燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システムの燃料電池の起動方法。
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