JP2010146934A - 固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム - Google Patents

固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010146934A
JP2010146934A JP2008325233A JP2008325233A JP2010146934A JP 2010146934 A JP2010146934 A JP 2010146934A JP 2008325233 A JP2008325233 A JP 2008325233A JP 2008325233 A JP2008325233 A JP 2008325233A JP 2010146934 A JP2010146934 A JP 2010146934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
sofc
pipe
pressurizing
solid oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008325233A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyoshi Mukumoto
陽喜 椋本
Norihisa Matake
徳久 眞竹
Katsuhito Kirikihira
勝仁 桐木平
Tatsuo Kahata
達雄 加幡
Masanori Nishiura
雅則 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008325233A priority Critical patent/JP2010146934A/ja
Publication of JP2010146934A publication Critical patent/JP2010146934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】DSS運転などの起動および停止を繰り返す運転に対応することができる固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料供給部4から燃料の供給、および、酸化剤供給部41から酸化剤を含む流体の供給を受けて発電を行う発電セルが収納された発電室11と、発電室11が収納され、内部が加圧状態とされる耐圧容器12と耐圧容器12の内部に加圧用の流体を供給して、内部を加圧状態に保つ加圧部13と、酸化剤供給部41から発電セルへの酸化剤を含む流体の供給を遮断する遮断部23と、が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システムに関する。
一般に、固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」を表記する。)などの燃料電池は、単独で運転される場合であっても、高効率な運転が可能である。
しかし、通常では、燃料電池の運転により発生する熱や排ガスを利用するコジェネレーションシステム(以下、「燃料電池システム」と表記する。)を組むことにより、燃料電池システム全体として、より高効率な運転を行うことができる。
燃料電池システムの一つとして、燃料電池と、ガスタービンもしくはガスタービンコンバインドシステムと、を連携させたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−44572号公報
一般に、大容量発電を行うガスタービンおよびガスタービンコンバインドシステムは、他の発電方法と比較しても起動時間や停止時間が短いため、十分にDSS(Daily Start and Stop)運転に対応できる。言い換えると、夜にガスタービン等を停止し、翌朝にガスタービン等を起動する運転に対応できる。
その一方で、SOFCは、定常運転時における作動温度が600℃から1000℃程度と、他の燃料電池などと比較しても高温となる。そのため、発電容量が大きな発電設備であってSOFCを用いた場合には、SOFCの熱容量も大きくなることから、ガスタービンコンバインドシステム等と比較して、設備の起動や停止に要する時間が長くなるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、DSS運転などの起動および停止を繰り返す運転に対応することができる固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の固体酸化物形燃料電池は、燃料供給部から燃料の供給、および、酸化剤供給部から酸化剤を含む流体の供給を受けて発電を行う発電セルが収納された発電室と、該発電室が収納され、内部が加圧状態とされる耐圧容器と該耐圧容器の内部に加圧用の流体を供給して、内部を加圧状態に保つ加圧部と、前記酸化剤供給部から前記発電セルへの前記酸化剤を含む流体の供給を遮断する遮断部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、固体酸化物形燃料電池の運転が停止されている場合であっても、遮断部により発電セルと酸化剤供給部との間の流体の流れを遮断するとともに、加圧部により耐圧容器の内部を加圧状態に保つことができる。そのため、固体酸化物形燃料電池の運転を再開する場合、耐圧容器内の圧力を定常運転時における圧力に昇圧させる工程を省略することができる。
上記発明においては、前記加圧部には、前記耐圧容器の内部に前記加圧用の流体を流入させる加圧配管と、前記耐圧容器の内部から前記加圧用の流体を流出させる排気配管と、前記加圧配管を流れる前記加圧用の流体の流れを制御する加圧制御部と、前記排気配管を流れる前記加圧用の流体の流れを制御する排気制御部と、が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、加圧配管および加圧制御部により、耐圧容器の内部に流入される加圧用の流体の流量、または、耐圧容器の内部の圧力を調節することができる。同様に、排気配管および排気制御部により、耐圧容器の内部から流出される加圧用の流体の流量、または、耐圧容器の内部の圧力を調節することができる。
加圧配管および加圧制御部と、排気配管および排気制御部とが設けられていることにより、耐圧容器の内部の圧力を一定に保ちつつ、耐圧容器の内部の流体を入れ替えることができる。
上記発明においては、前記加圧配管には、前記耐圧容器の内部に供給される前記加圧用の流体を加熱する昇温部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、耐圧容器の内部に供給される加圧用の流体の温度が高くなるため、固体酸化物形燃料電池の運転が停止されている場合であっても、耐圧容器の内部の温度低下を抑制することができる。そのため、固体酸化物形燃料電池の運転を再開する場合、耐圧容器の内部温度を定常運転時における温度に昇温させる工程を短縮することができる。
上記発明においては、前記加圧配管は、前記酸化剤供給部から発電室に前記酸化剤を含む流体を供給する酸化剤供給配管に接続され、前記排気配管は、前記発電室から前記発電セルにおける発電に用いられた後の前記酸化剤を含む流体を流出させる酸化剤排出配管に接続されていることが望ましい。
本発明によれば、酸化剤供給配管および酸化剤排出配管を介して、耐圧容器の内部を加圧する加圧用の流体を供給するとともに排出することができる。そのため、当該流体を直接耐圧容器の内部に供給する方法と比較して、当該流体を発電セルが収納された発電室であるSOFC発電室の内部に行き渡らせやすく、圧力差が発生しにくい。
特に、昇温部により昇温された加圧用の流体を耐圧容器に供給する場合には、昇温された当該流体をSOFC発電室の内部に行き渡らせることが容易であるため、SOFC発電室の温度低下をより効率的に抑制できる。
本発明の固体酸化物形燃料電池システムは、上記本発明の固体酸化物形燃料電池と、少なくともコンプレッサ部、燃焼器、タービン部を有するガスタービンと、が設けられ、前記酸化剤供給部は、前記コンプレッサ部により圧縮された空気を用いることを特徴とする。
本発明によれば、固体酸化物形燃料電池とガスタービンとを組み合わせた固体酸化物形燃料電池システムであっても、上記本発明の固体酸化物形燃料電池を用いることにより、固体酸化物形燃料電池システム全体として起動および停止を繰り返す運転に対応することができる。
上記発明においては、前記発電室から排出された流体を、前記燃焼器に導く排出燃料配管と、該排出燃料配管の内部の流体を外部に放出する燃料放出配管と、該放出配管における流体の流れを制御する燃料排出調整部と、が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、例えば、固体酸化物形燃料電池の運転が停止されている場合、発電室に燃料、若しくはパージ用の流体を供給し、発電室から排出燃料配管、燃料放出配管および燃料排出調整部を介して当該流体を外部に放出させることにより、発電室燃料側の圧力を一定に保つことが出来る。
本発明の固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システムによれば、固体酸化物形燃料電池の運転が停止されている場合であっても、遮断部により発電セルと酸化剤供給部との間の流体の流れを遮断するとともに、加圧部により耐圧容器の内部を加圧状態に保つことができるうえ、発電室燃料側の圧力を一定に保つことが出来るため、DSS運転などの起動および停止を繰り返す運転に対応することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係るSOFCシステムついて図1および図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態のSOFCシステムの構成を説明する模式図である。
SOFCシステム(固体酸化物形燃料電池システム)1は、図1に示すように、都市ガスなどの燃料の供給を受けて発電するものである。
SOFCシステム1には、SOFC(固体酸化物形燃料電池)2と、ガスタービン3と、が主に設けられている。
SOFC2には、SOFC発電室(発電室)11と、SOFC発電室11を内部に収納するSOFC容器(耐圧容器)12と、SOFC容器12の内部を加圧する加圧部13と、が主に設けられている。
SOFC発電室11は、図1に示すように、内部に発電を行うSOFC発電セル(図示せず)が収納されたものである。SOFC発電室11は内部と外部、言い換えると、SOFC発電室11の内部空間と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間との間を気密に区切るものではなく、両空間の間を所定の流量で流体が流通可能とするものである。
さらに、SOFC発電室11には、ガスタービン3から圧縮された空気(酸化剤を含む流体)を供給する第1供給配管(空気供給部)21と、燃料供給部4から燃料を供給する第2供給配管(燃料供給部)31が接続されている。
さらに、SOFC発電室11における発電に用いられた後の空気を、ガスタービン燃焼器42に供給する第1排出配管22と、発電に用いられた燃料である排ガス、および、発電に用いられなかった燃料(以下、「発電に用いられた後の燃料」と表記する。)を、ガスタービン燃焼器42に供給する第2排出配管(排出燃料配管)32と、が設けられている。
なお、SOFC発電室11の構成としては公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
第1供給配管21は、ガスタービン3のコンプレッサ部41において圧縮された空気をSOFC発電室11に導く配管であるとともに、後述する分岐配管45にも上述の圧縮された空気を導く配管である。
言い換えると、第1供給配管21の一方の端部はコンプレッサ部41に接続され、他方の端部はSOFC発電室11に接続されていとともに、第1供給配管21には、分岐配管45の端部が接続されている。
さらに、第1供給配管21には、コンプレッサ部41からSOFC発電室11に向かって順に、ガスタービン空気予熱器48、分岐配管45との接続部、供給側調整弁(遮断部)23、SOFC空気予熱器14、SOFC燃焼器15が設けられている。
供給側調整弁23は、SOFC容器12の外部に配置され、後述する排出側調整弁24とともに、SOFC2とガスタービン3と間の空気の流通を制御する弁である。言い換えると、SOFC2とガスタービン3との接続や切り離しを制御するものである。SOFC発電室11に導かれる圧縮された空気の流量を制御することも可能である。
SOFC空気予熱器14は、第1供給配管21と、第1排出配管22との間であって、SOFC容器12の内部に配置され、SOFC発電室11に供給される圧縮された空気と、発電に用いられた後の空気との間で熱交換を行うものである。言い換えると、発電に用いられた後の空気の熱を用いて、SOFC発電室11に供給される圧縮された空気を予熱するものである。
なお、SOFC空気予熱器14としては、公知の空気予熱器を用いることができ、特に限定するものではない。
SOFC燃焼器15は、SOFC容器12の内部に配置された燃焼器である。SOFC燃焼器15は、例えば、SOFC2の起動時にSOFC発電室11の昇温を加速させる場合に、外部から供給された燃料を燃焼させることにより、SOFC発電室11に導かれる圧縮された空気を昇温させるものである。
なお、SOFC燃焼器15としては、公知の燃焼器を用いることができ、特に限定するものではない。
第2供給配管31は、燃料供給部4から供給された燃料をSOFC発電室11に導く配管である。言い換えると、第2供給配管31の一方の端部は燃料供給部に接続され、他方の端部はSOFC発電室11に接続されている。
さらに、第2供給配管31には、SOFC発電室11に向かって順に、燃料再循環配管33との接続部、燃料予熱器16が設けられている。
燃料再循環配管33は、発電に用いられた後の燃料の一部を、第2供給配管31に再循環させる配管である。言い換えると、燃料再循環配管33の一方の端部は第2供給配管31接続され、他方の端部は第2排出配管32に接続されている。
さらに、燃料再循環配管33には、燃料再循環配管33を流れる発電に用いられた後の燃料の流量を制御する燃料再循環ブロア34が設けられている。
燃料再循環ブロア34としては、公知のブロアを用いることができ、特に限定するものではない。
燃料予熱器16は、第2供給配管31と第2排出配管32との間であって、SOFC容器12の内部に配置され、SOFC発電室11に供給される燃料と、発電に用いられた後の燃料との間で熱交換を行うものである。言い換えると、燃料予熱器16は、発電に用いられた後の燃料の熱を用いて、SOFC発電室11に供給される燃料を予熱するものである。
なお、燃料予熱器16としては、公知の熱交換器を用いることができ、特に限定するものではない。
第1排出配管22は、発電に用いられた後の空気をガスタービン燃焼器42に導く配管である。言い換えると、第1排出配管22の一方の端部はSOFC発電室11に接続され、他方の端部はガスタービン燃焼器42に接続されている。
さらに、第1排出配管22には、SOFC発電室11からガスタービン燃焼器42に向かって順に、SOFC空気予熱器、排出側調整弁24が設けられている。
排出側調整弁24は、SOFC容器12の外部に配置され、供給側調整弁23とともに、SOFC2とガスタービン3と間の空気の流通を制御する弁である。言い換えると、SOFC2とガスタービン3との接続や切り離しを制御するものである。SOFC発電室11から排出される空気の流量を制御することも可能である。
第2排出配管32は、発電に用いられた後の燃料をガスタービン燃焼器42に導く配管である。言い換えると、第2排出配管32の一方の端部はSOFC発電室11に接続され、他方の端部はガスタービン燃焼器42に接続されている。
さらに、第2排出配管32には、SOFC発電室11からガスタービン燃焼器42に向かって順に、燃料予熱器16、燃料再循環配管33との接続部、ベント配管(燃料放出配管)35との接続部、ベント調整弁(燃料排出調整部)37が設けられている。
ベント配管35は、第2排出配管32を流れる流体の少なくとも一部を、外部に放出する配管である。
ベント配管35には、ベント調整弁37とともにベント配管35から外部に放出される流体の流量または圧力を制御するベント調整弁(燃料排出調整部)36が設けられている。
ベント調整弁36およびベント調整弁37により、第2排出配管32を流れる流体の流通を制御できる。言い換えると、ベント調整弁36が開かれ、ベント調整弁37が閉じられた状態の場合、第2排出配管32を流れる流体はベント配管35から外部へ放出される。その一方で、ベント調整弁36が閉じられ、ベント調整弁37が開かれた状態の場合、第2排出配管32を流れる流体はガスタービン燃焼器42に供給される。
SOFC容器12は、内部にSOFC容器12、SOFC空気予熱器14、SOFC燃焼器15、燃料予熱器16などを収納する容器であり、加圧部13によって、内部に酸化剤を含む加圧用の流体である加圧された空気が満たされる容器である。
なお、SOFC容器12としては、公知の耐圧性を有する容器であればよく、特に限定するものではない。
加圧部13は、SOFC容器12の内部に加圧用の流体を供給等するものである。
加圧部13には、第1加圧用配管(加圧配管)13Aと、第2加圧用配管(排気配管)13Bと、第1加圧用調整弁(加圧制御部)13Cと、第2加圧用調整弁(排気制御部)13Dと、が設けられている。
第1加圧用配管13Aは、第1加圧用調整弁13CとともにSOFC容器12に加圧用の流体を供給する配管である。言い換えると、第1加圧用配管13Aの一方の端部は、SOFC容器12に接続され、他方の端部は加圧用の流体を供給する供給部(図示せず)に接続されている。
第2加圧用配管13Bは、第2加圧用調整弁13DとともにSOFC容器12の内部から加圧用の流体を排出する配管である。言い換えると、第2加圧用配管13Bの一方の端部は、SOFC容器12に接続され、他方の端部は外部に開放される等されている。
第1加圧用調整弁13Cは、第1加圧用配管13Aに配置され、SOFC容器12に供給される加圧用の流体の流量、または、SOFC容器12の内部圧力を調整する弁である。
第2加圧用調整弁13Dは、第2加圧用配管13Bに配置され、SOFC容器12から排出される加圧用の流体の流量、または、SOFC容器12の内部圧力を調整する弁である。
ガスタービン3は、図1に示すように、少なくともSOFC発電室11に圧縮された空気を導くものである。
ガスタービン3には、コンプレッサ部(酸化剤供給部)41と、ガスタービン燃焼器(燃焼器)42と、タービン部43と、回転軸44と、が主に設けられている。さらにガスタービン3には発電機が接続されているものが一般的である。
コンプレッサ部41は、図1に示すように、回転軸44により回転駆動されて空気を圧縮するとともに、圧縮された空気を、第1供給配管21を介してSOFC発電室11に供給するとともに、第1供給配管21および分岐配管45を介してガスタービン燃焼器42に供給するものである。
コンプレッサ部41としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
分岐配管45は、コンプレッサ部41から送り出された圧縮された空気を、ガスタービン燃焼器42に導く配管である。言い換えると、分岐配管の一方の端部は、第1供給配管におけるガスタービン空気予熱器48と、供給側調整弁23との間に接続され、他方の端部は、第1排出配管22における排出側調整弁24とガスタービン燃焼器42との間に接続されている。
さらに、分岐配管45には、分岐配管45を流れる圧縮された空気の流量を調整するガスタービン側調整弁46が設けられている。分岐配管45を流れる空気の流量を調整することで間接的にSOFC発電室11へ通気する空気流量の調整も可能である。
ガスタービン燃焼器42は、図1に示すように、発電に用いられた後の燃料と、発電に用いられた後の空気が供給され、発電に用いられた後の燃料に含まれる未燃燃料を燃焼させるものである。
ガスタービン燃焼器42には、発電に用いられた後の空気が流れる第1排出配管22と、発電に用いられた後の燃料が流れる第2排出配管32と、が接続されている。さらに、ガスタービン燃焼器42における燃料の燃焼により生成された高温排気ガスは、タービン部43に導かれている。
なお、ガスタービン燃焼器42は、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
タービン部43は、図1に示すように、ガスタービン燃焼器42により生成された高温燃焼ガスの供給を受けて回転駆動力を発生させ、当該回転駆動力を回転軸44に伝達するものである。
タービン部43には、タービン部43を回転駆動した後の高温燃焼ガス、つまり排気ガスが流入するタービン排気部47が設けられている。
タービン部43としては、公知の構成のものを用いることができ、特に限定するものではない。
タービン排気部47は排気ガスを外部に導く配管であり、タービン排気部47には、ガスタービン空気予熱器48が設けられている。
ガスタービン空気予熱器48は、第1供給配管21と、後述するガスタービン排気部47との間には、コンプレッサ部41において圧縮された空気と、タービン部43から排気された排気との間で熱交換を行うものである。言い換えると、ガスタービン空気予熱器48は、タービン部43から排出された排気ガスの熱を用いて、コンプレッサ部41において圧縮された空気、つまり、SOFC発電室11に供給される圧縮された空気を予熱するものである。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム1における発電方法について説明する。
まず、SOFCシステム1が定常運転されている場合の発電方法について説明する。
SOFCシステム1が定常運転されている場合には、図1に示すように、供給側調整弁23、排出側調整弁24、および、ベント調整弁37は開かれ、第1加圧用調整弁13Cと、第2加圧用調整弁13D、ガスタービン側調整弁46、および、ベント調整弁36は閉じられている。
図1に示す状態では、ガスタービン3の運転により、コンプレッサ部41は外部から空気を吸入して圧縮する。圧縮された空気はコンプレッサ部41から第1供給配管21に流入し、ガスタービン空気予熱器48において予熱される。
具体的には、圧縮された空気は、ガスタービン空気予熱器48において、タービン排気部47を流れる排気ガスの熱を吸収することにより昇温される。
ガスタービン空気予熱器48において予熱された空気は、第1供給配管21をSOFC発電室11に向かって流れる。このとき、ガスタービン側調整弁46は必要に応じた開度まで閉じられ、供給側調整弁23は開かれているため、予熱された空気のうちSOFC発電に必要な量の空気が供給側調整弁23を通過する。
供給側調整弁23を通過した空気は、SOFC容器12の内部に配置されたSOFC空気予熱器14に流入し、さらに予熱される。
具体的には、SOFC空気予熱器14に流入した空気は、第1排出配管22を流れるSOFC発電室11から排出された空気の熱を吸収することにより、さらに昇温される。
SOFC空気予熱器14により予熱された空気は、SOFC燃焼器15を介してSOFC発電室11の発電セルに供給される。
その一方で、燃料供給部4から供給された燃料は、第2供給配管31をSOFC発電室11に向かって流れ、SOFC容器12の内部に配置された燃料予熱器16に流入する。燃料は燃料予熱器16において、第2排出配管32を流れる発電に用いられた後の燃料の熱を吸収することにより昇温される。
燃料予熱器16において予熱された燃料は、その後、SOFC発電室11の発電セルに供給される。
SOFC発電室11の発電セルは、予熱された圧縮された空気、および、予熱された燃料を用いて発電を行うとともに、熱を発生する。
発電により発生した熱を吸収して昇温された空気は、SOFC発電室11から第1排出配管22に流入し、ガスタービン燃焼器42に向かって流れる。
第1排出配管22を流れる発電に用いられた後の空気は、SOFC空気予熱器14に流入し、第1供給配管21を流れる空気に熱を与えて昇温させる。
その後、SOFC空気予熱器14を通過した発電に用いられた後の空気は、排出側調整弁24を通過して、ガスタービン燃焼器42に流入する。
その一方で、発電により発生した熱を吸収して昇温された未燃燃料および発電に用いられた燃料の排気(以下、「発電に用いられた後の燃料」と表記する。)は、第2排出配管32に流入し、ガスタービン燃焼器42に向かって流れる。
第2排出配管32を流れる発電に用いられた後の燃料は、SOFC燃料予熱器16に流入し、第2供給配管31を流れる燃料の熱を与えて昇温させる。
その後、SOFC燃料予熱器16を通過した発電に用いられた後の燃料の一部は、燃料再循環ブロア34が駆動されているため、燃料再循環配管33を介して第1供給配管21に流入する。
残りの発電に用いられた後の燃料は、第2排出配管32を介してガスタービン燃焼器42に流入する。
ガスタービン燃焼器42では、流入した発電に用いられた後の燃料が燃焼され、高温の排気ガスが生成される。高温の排気ガスは、ガスタービン燃焼器42からタービン部43に流入し、タービン部43を回転駆動させる。
タービン部43では、流入した高温の排気ガスから回転駆動力を発生させ、発生した回転駆動力を回転軸44に伝達する。
回転軸44は、伝達された回転駆動力をコンプレッサ部41に伝達して、コンプレッサ部41を回転駆動する。
なお、本実施形態では、回転軸44はコンプレッサ部41を回転駆動するのみであるが、発電機に回転駆動力を伝達し、発電を行わせてもよく、特に限定するものではない。
タービン部43を回転駆動した後の排気ガスはタービン排気部47に流入し、ガスタービン空気予熱器48において、第1供給配管21を流れる圧縮された空気を予熱する。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム1が停止された状態について説明する。
図2は、図1のSOFCシステムにおいて、運転が停止された状態を説明する模式図である。
SOFCシステム1の運転が停止された場合には、図2に示すように、供給側調整弁23、排出側調整弁24、および、ベント調整弁37は閉じられ、ガスタービン側調整弁46は開かれる。さらに、第1加圧用調整弁13C、第2加圧用調整弁13D、およびベント調整弁36は開かれる。
図2に示す状態では、第1供給配管21および第1排出配管22を介したSOFC2とガスタービン3との間の空気の流通は遮断されている。また、第2排出配管32を介したSOFC2とガスタービン3との間の発電に用いられた後の燃料の流通は遮断されている。言い換えると、SOFC2とガスタービン3とは切り離されている。
その一方で、第1加圧用配管13Aおよび第1加圧用調整弁13Cを介して加圧用の流体がSOFC容器12の内部に供給される。そのため、SOFC容器12の内部は、所定の圧力に保持される。
さらに、SOFC発電室11の内部と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間とは気密に区切られていないため、SOFC発電室11の内部と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間とは略同じ圧力に保たれている。
第2加圧用配管13Bおよび第2加圧用調整弁13Dからは、SOFC容器12の内部の加圧用の流体が所定の流量で外部に放出することも可能である。言い換えると、SOFC容器12の内部の加圧用の流体は一定の割合で入れ替えることも可能である。
また、第1加圧用調整弁13CでSOFC容器12に供給する加圧用の流体の流量を調整し、第2加圧用調整弁13DでSOFC容器12の内部を所定の圧力に保ってもよい。
燃料供給部4からは、燃料、若しくは、パージ用の流体(例えば不活性ガス)が供給される。パージ用の流体等は、第2供給配管31、SOFC発電室11、第2排出配管32、燃料再循環配管33を満たし、ベント配管35から外部に放出される。
ベント配管35を流れるパージ用の流体等の流量はベント調整弁36により制御されるため、第2供給配管31、SOFC発電室11、第2排出配管32、燃料再循環配管33内の圧力は、ベント調整弁36により制御することができる。
なお、SOFC発電室11における発電セルの酸化を防止する必要がある場合は、パージ用の流体には還元剤を含む不活性ガスを供給することが望ましい。
上述の状態から、SOFCシステム1の再起動は、以下の順序により行われる。
まず、ガスタービン3の再起動が行われる。
具体的には、外部の駆動源(図示せず)により回転軸44を回転駆動することにより、コンプレッサ部41を駆動する。コンプレッサ部41は、外部の空気を吸入して圧縮し、圧縮された空気を第1供給配管21に流入させる。
圧縮された空気は、第1供給配管21から分岐配管45を介して第1排出配管22に流入し、ガスタービン燃焼器42に供給される。ガスタービン燃焼器42は、外部から供給された燃料を燃焼させて、高温の排気ガスを生成する。
高温の排気ガスは、ガスタービン燃焼器42からタービン部43に流入し、タービン部43を駆動する。タービン部43で発生した回転駆動力は回転軸44に伝達され、回転軸44はコンプレッサ部41を回転駆動する。
回転軸44の回転数が所定の回転数に到達すると、上述の外部の駆動源による回転軸44の駆動は停止される。
その後、コンプレッサ部41により圧縮された空気の圧力が、SOFC容器12の内部の圧力と略等しくなると、第1供給配管21および第1排出配管22を介したSOFC2とガスタービン3との間の空気の流通が再開される。言い換えると、SOFC2とガスタービン3との接続が行われる。
具体的には、第1加圧用調整弁13Cおよび第2加圧用調整弁13Dが閉じられ、供給側調整弁23および排出側調整弁24が開かれる。
続いて、ガスタービン側調整弁46が閉じられSOFC発電に必要な量の空気を通気する。
さらに、ベント調整弁36が閉じられるとともに、ベント調整弁37が開かれる。
これにより、コンプレッサ部41により圧縮された空気は、SOFC発電室11に供給されるとともに、SOFC発電室11から排出された空気は、ガスタービン燃焼器42に供給される。
また、燃料供給部4から供給された燃料はSOFC発電室11に供給されるとともに、SOFC発電室11から排出された発電に用いられた後の燃料は、ガスタービン燃焼器42に供給される。言い換えると、SOFC2の運転が再開される。
その一方で、第1加圧用配管13Aおよび第2加圧用配管13Bにおける加圧用の流体の流通は遮断される。
上記の構成によれば、起動に要する時間が異なるSOFC2とガスタービン3とを組み合わせたSOFCシステム1であっても、SOFCシステム1全体として起動および停止を繰り返す運転に対応することができる。
つまり、SOFC2の運転が停止されている場合であっても、供給側調整弁23および排出側調整弁24によりSOFC発電室11とコンプレッサ部41との間の空気の流れを遮断するとともに、加圧部13によりSOFC容器12の内部を加圧状態に保つことができる。そのため、SOFC2の運転を再開する場合、SOFC容器12内の圧力を定常運転時における圧力に昇圧させる工程を省略することができる。
そのため、SOFC2の起動に要する時間を短縮することができ、起動および停止を繰り返す運転に対応することができる。
加圧部13は、第1加圧用配管13Aおよび第1加圧用調整弁13Cと、第2加圧用配管13Bおよび第2加圧用調整弁13Dと、備えることにより、SOFC容器12の内部に流入される加圧用の流体の流量を調節でき、SOFC容器12の内部の圧力を調節することができる。
さらに、第1加圧用配管13Aおよび第1加圧用調整弁13Cと、第2加圧用配管13Bおよび第2加圧用調整弁13Dとが設けられていることにより、SOFC容器12の内部の圧力を一定に保ちつつ、SOFC容器12の内部の加圧用の流体を所定の割合で入れ替えることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図3を参照して説明する。
本実施形態のSOFCシステムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、加圧部の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図3を用いて加圧部の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
SOFCシステム(固体酸化物形燃料電池システム)101におけるSOFC2には、図3に示すように、SOFC容器12の内部を加圧する加圧部113が設けられている。
加圧部113には、第1加圧用配管13Aと、第2加圧用配管13Bと、第1加圧用調整弁13Cと、第2加圧用調整弁13Dと、昇温部13Eと、が設けられている。
昇温部13Eは、図3に示すように、第1加圧用配管13Aに配置され、第1加圧用配管13Aを流れる加圧用の流体を昇温させるものである。
なお、昇温部13Eとしては、公知の加熱装置を用いることができ、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム101が停止された状態について説明する。
なお、SOFCシステム101が定常運転されている場合の発電方法については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
SOFCシステム101の運転が停止された場合には、第1の実施形態と同様に、供給側調整弁23、排出側調整弁24、および、ベント調整弁37は閉じられ、ガスタービン側調整弁46は開かれる。さらに、第1加圧用調整弁13C、第2加圧用調整弁13D、およびベント調整弁36は開かれる。
SOFC容器12の内部には、第1加圧用配管13A、第1加圧用調整弁13Cおよび昇温部13Eを介して昇温された加圧用の流体が供給される。そのため、SOFC容器12の内部は、所定の圧力に保持されるとともに、所定の温度に保たれる。
さらに、SOFC発電室11の内部と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間とは気密に区切られていないため、SOFC発電室11の内部と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間とは略同じ圧力に保たれているとともに、略同じ温度に保たれている。
上述の状態から、SOFCシステム101の再起動は、第1の実施形態と同じ順序により行われる。
上記の構成によれば、昇温部13Eを介することにより、SOFC容器12の内部に供給される加圧用の流体の温度が高くなる。そのため、SOFC2の運転が停止されている場合であっても、SOFC容器12の内部の温度低下を抑制することができる。
つまり、SOFC2の運転を再開する場合、SOFC容器12の内部温度を定常運転時における温度に昇温させる工程を短縮することができる。そのため、SOFC2の起動に要する時間を短縮することができ、SOFCシステム1全体として起動および停止を繰り返す運転に対応することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図4を参照して説明する。
本実施形態のSOFCシステムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、加圧部の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図4を用いて加圧部の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図4は、本実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
SOFCシステム(固体酸化物形燃料電池システム)201におけるSOFC2には、図4に示すように、SOFC容器12の内部を加圧する加圧部213が設けられている。
加圧部213には、第1加圧用配管(加圧配管)213Aと、第2加圧用配管(排気配管)213Bと、第1加圧用調整弁13Cと、第2加圧用調整弁13Dと、昇温部13Eと、が設けられている。
第1加圧用配管213Aは、第1加圧用調整弁13CとともにSOFC容器12に加圧用の流体を供給する配管である。言い換えると、第1加圧用配管13Aの一方の端部は、第1供給配管21における供給側調整弁23とSOFC空気予熱器14との間に接続され、他方の端部は加圧用の流体を供給する供給部(図示せず)に接続されている。
第2加圧用配管213Bは、第2加圧用調整弁13DとともにSOFC容器12の内部から加圧用の流体を排出する配管である。言い換えると、第2加圧用配管13Bの一方の端部は、第1排出配管22におけるSOFC空気予熱器14と排出側調整弁24との間に接続され、他方の端部は外部に開放される等されている。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム201が停止された状態について説明する。
なお、SOFCシステム201が定常運転されている場合の発電方法については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
SOFCシステム101の運転が停止された場合には、第1の実施形態と同様に、供給側調整弁23、排出側調整弁24、および、ベント調整弁37は閉じられ、ガスタービン側調整弁46は開かれる。さらに、第1加圧用調整弁13C、第2加圧用調整弁13D、およびベント調整弁36は開かれる。
SOFC発電室11には、第1加圧用配管13A、第1加圧用調整弁13C、昇温部13E、および、第1供給配管21を介して昇温された加圧用の流体が供給される。そのため、SOFC発電室11の内部は、所定の圧力に保持されるとともに、所定の温度に保たれる。
さらに、SOFC発電室11の内部と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間とは気密に区切られていないため、SOFC発電室11の内部と、SOFC発電室11とSOFC容器12との間の空間とは略同じ圧力に保たれているとともに、略同じ温度に保たれている。
第2加圧用配管13B、第2加圧用調整弁13D、および、第1排出配管22からは、SOFC発電室11の内部の流体が所定の流量で外部に放出されている。言い換えると、SOFC発電室11およびSOFC容器12の内部の流体は一定の割合で入れ替えられている。
上述の状態から、SOFCシステム201の再起動は、第1の実施形態と同じ順序により行われる。
上記の構成によれば、第1供給配管21および第1排出配管22を介してSOFC発電室11およびSOFC容器12の内部を加圧する流体を供給するとともに排出することができる。そのため、加圧用の流体を直接SOFC容器12の内部に供給する第1の実施形態および第2の実施形態と比較して、加圧用の流体をSOFC発電室11の内部に行き渡らせやすく、圧力差が発生しにくい。
特に、昇温部13Eにより昇温された加圧用の流体をSOFC容器12に供給する場合には、昇温された加圧用の流体をSOFC発電室11およびSOFC容器12の内部に行き渡らせることが容易であるため、SOFC発電室11の温度低下をより効率的に抑制できる。
本発明の第1の実施形態のSOFCシステムの構成を説明する模式図である。 図1のSOFCシステムにおいて、運転が停止された状態を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。
符号の説明
1,101,201 SOFCシステム(固体酸化物形燃料電池システム)
2 SOFC(固体酸化物形燃料電池)
3 ガスタービン
4 燃料供給部
11 SOFC発電室(発電室)
12 SOFC容器(耐圧容器)
13,113,213 加圧部
13A,213A 第1加圧用配管(加圧配管)
13B,213B 第2加圧用配管(排気配管)
13C 第1加圧用調整弁(加圧制御部)
13D 第2加圧用調整弁(排気制御部)
13E 昇温部
21 第1供給配管(空気供給部)
23 供給側調整弁(遮断部)
31 第2供給配管(燃料供給部)
32 第2排出配管(排出燃料配管)
35 ベント配管(燃料放出配管)
36,37 ベント調整弁(燃料排出調整部)
41 コンプレッサ部(酸化剤供給部)
42 ガスタービン燃焼器(燃焼器)
43 タービン部

Claims (6)

  1. 燃料供給部から燃料の供給、および、酸化剤供給部から酸化剤を含む流体の供給を受けて発電を行う発電セルが収納された発電室と、
    該発電室が収納され、内部が加圧状態とされる耐圧容器と、
    該耐圧容器の内部に加圧用の流体を供給して、内部を加圧状態に保つ加圧部と、
    前記酸化剤供給部から前記発電セルへの前記酸化剤を含む流体の供給を遮断する遮断部と、
    が設けられていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記加圧部には、
    前記耐圧容器の内部に前記加圧用の流体を流入させる加圧配管と、
    前記耐圧容器の内部から前記加圧用の流体を流出させる排気配管と、
    前記加圧配管を流れる前記加圧用の流体の流れを制御する加圧制御部と、
    前記排気配管を流れる前記加圧用の流体の流れを制御する排気制御部と、
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記加圧配管には、前記耐圧容器の内部に供給される前記加圧用の流体を加熱する昇温部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記加圧配管は、前記酸化剤供給部から前記発電室に前記酸化剤を含む流体を供給する酸化剤供給配管に接続され、
    前記排気配管は、前記発電室から前記発電セルにおける発電に用いられた後の前記酸化剤を含む流体を流出させる酸化剤排出配管に接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池と、
    少なくともコンプレッサ部、燃焼器、タービン部を有するガスタービンと、
    が設けられ、
    前記酸化剤供給部は、前記コンプレッサ部により圧縮された空気を用いることを特徴とする固体酸化物形燃料電池システム。
  6. 前記発電室から排出された流体を、前記燃焼器に導く排出燃料配管と、
    該排出燃料配管の内部の流体を外部に放出する燃料放出配管と、
    該放出配管における流体の流れを制御する燃料排出調整部と、
    が設けられていることを特徴とする請求項5記載の固体酸化物形燃料電池システム。

JP2008325233A 2008-12-22 2008-12-22 固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム Pending JP2010146934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008325233A JP2010146934A (ja) 2008-12-22 2008-12-22 固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008325233A JP2010146934A (ja) 2008-12-22 2008-12-22 固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010146934A true JP2010146934A (ja) 2010-07-01

Family

ID=42567110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008325233A Pending JP2010146934A (ja) 2008-12-22 2008-12-22 固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010146934A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012195173A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム及びその燃料電池の起動方法
JP2013157218A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体酸化物形燃料電池の起動方法
JP2013182720A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Sofc複合発電装置およびその運転方法
JP2013211265A (ja) * 2012-02-27 2013-10-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合発電システム及び複合発電システムの運転方法
WO2014080801A1 (ja) * 2012-11-22 2014-05-30 三菱重工業株式会社 発電システム及び発電システムの運転方法
US20140202167A1 (en) * 2013-01-18 2014-07-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Power generation system
JP2014137046A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム
JP2014164809A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池システム、及びその制御方法
JP2014163318A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム、発電システムの運転方法、及び制御装置
JP2015050106A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 三菱重工業株式会社 制御装置及び方法、それを備えた複合発電システム
CN104716367A (zh) * 2015-03-26 2015-06-17 上海新源动力有限公司 燃料电池的尾排系统及其启动方法
FR3047743A1 (fr) * 2016-02-16 2017-08-18 Commissariat Energie Atomique Systeme d'electrolyse de l'eau (soec) ou pile a combustible (sofc) a fonctionnement sous pression dans une enceinte etanche dont la regulation est amelioree
US10533495B2 (en) 2012-10-31 2020-01-14 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Power generation system
US10804549B2 (en) 2013-02-06 2020-10-13 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Power generation system and method for operating power generation system
JP2021095908A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 三菱パワー株式会社 加圧空気供給システム、及び、加圧空気供給システムの起動方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110967A (ja) * 1984-11-06 1986-05-29 Sanyo Electric Co Ltd 加圧式燃料電池
JPS63977A (ja) * 1986-06-19 1988-01-05 Toshiba Eng Co Ltd 燃料電池装置
JPH05114413A (ja) * 1991-10-18 1993-05-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料電池
JP2003317767A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2008078144A (ja) * 2007-10-15 2008-04-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池−ガスタービン発電設備及び複合発電設備
JP2008293849A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合発電システムおよび複合発電システムの制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110967A (ja) * 1984-11-06 1986-05-29 Sanyo Electric Co Ltd 加圧式燃料電池
JPS63977A (ja) * 1986-06-19 1988-01-05 Toshiba Eng Co Ltd 燃料電池装置
JPH05114413A (ja) * 1991-10-18 1993-05-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料電池
JP2003317767A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2008293849A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合発電システムおよび複合発電システムの制御方法
JP2008078144A (ja) * 2007-10-15 2008-04-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池−ガスタービン発電設備及び複合発電設備

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012195173A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池・ガスタービンコンバインド発電システム及びその燃料電池の起動方法
JP2013157218A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体酸化物形燃料電池の起動方法
JP2013211265A (ja) * 2012-02-27 2013-10-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合発電システム及び複合発電システムの運転方法
JP2013182720A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Sofc複合発電装置およびその運転方法
US10533495B2 (en) 2012-10-31 2020-01-14 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Power generation system
DE112013005205B4 (de) 2012-10-31 2021-09-16 Mitsubishi Power, Ltd. Stromerzeugungssystem
WO2014080801A1 (ja) * 2012-11-22 2014-05-30 三菱重工業株式会社 発電システム及び発電システムの運転方法
JP2014107031A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム及び発電システムの運転方法
US20150244007A1 (en) * 2012-11-22 2015-08-27 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Power generation system and method of operating power generation system
CN104737347A (zh) * 2012-11-22 2015-06-24 三菱日立电力系统株式会社 发电系统以及发电系统的运行方法
US20140202167A1 (en) * 2013-01-18 2014-07-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Power generation system
JP2014137046A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム
US10804549B2 (en) 2013-02-06 2020-10-13 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Power generation system and method for operating power generation system
JP2014164809A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池システム、及びその制御方法
JP2014163318A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム、発電システムの運転方法、及び制御装置
JP2015050106A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 三菱重工業株式会社 制御装置及び方法、それを備えた複合発電システム
CN104716367A (zh) * 2015-03-26 2015-06-17 上海新源动力有限公司 燃料电池的尾排系统及其启动方法
WO2017140745A1 (fr) * 2016-02-16 2017-08-24 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Systeme d'electrolyse de l'eau (soec) ou pile a combustible (sofc) a fonctionnement sous pression dans une enceinte etanche dont la regulation est amelioree
FR3047743A1 (fr) * 2016-02-16 2017-08-18 Commissariat Energie Atomique Systeme d'electrolyse de l'eau (soec) ou pile a combustible (sofc) a fonctionnement sous pression dans une enceinte etanche dont la regulation est amelioree
US10876213B2 (en) 2016-02-16 2020-12-29 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Water electrolysis system (SOEC) or fuel cell (SOFC) operating under pressure in a tight enclosure with improved regulation
JP2021095908A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 三菱パワー株式会社 加圧空気供給システム、及び、加圧空気供給システムの起動方法
JP7063971B2 (ja) 2019-12-18 2022-05-09 三菱重工業株式会社 加圧空気供給システム、及び、加圧空気供給システムの起動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010146934A (ja) 固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池システム
JP5185657B2 (ja) コンバインドシステム
KR102319093B1 (ko) 가압 공기 공급 시스템 및 이 가압 공기 공급 시스템을 구비하는 연료 전지 시스템 그리고 이 가압 공기 공급 시스템의 기동 방법
JP5185659B2 (ja) コンバインドシステム
KR101688376B1 (ko) 발전 시스템
WO2010140565A1 (ja) 太陽熱ガスタービン及び太陽熱ガスタービン発電装置
JP5769695B2 (ja) 発電システム及び発電システムの停止方法
JP4991986B2 (ja) 加圧焼却炉設備及びその立上げ方法
JP4714912B2 (ja) 加圧流動焼却設備及びその立上げ方法
JP4146411B2 (ja) 複合発電システム及び複合発電システムの運転方法
WO2014112210A1 (ja) 発電システム
JP5787791B2 (ja) Sofc複合発電装置およびその運転方法
JP2008066307A (ja) 燃料電池−ガスタービン発電設備
JP5134186B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム
JP2001351641A (ja) 複合発電装置
JP2008293849A (ja) 複合発電システムおよび複合発電システムの制御方法
JP2007283182A (ja) 揮発性有機化合物の処理装置および処理方法
JP6049439B2 (ja) 発電システム及び発電システムの運転方法
JP5984709B2 (ja) 発電システム及び発電システムの駆動方法
JP2008210629A (ja) 燃料電池装置
JP2004111129A (ja) 燃料電池とマイクロガスタービンのコンバインド発電設備とその起動方法
JP6276880B2 (ja) 発電システム
JP5645375B2 (ja) コンバインド発電システム
JP2015111525A (ja) 複合発電システムの制御装置及びそれを備えた複合発電システム並びに複合発電システムの制御方法
JP6057670B2 (ja) 発電システム及び発電システムにおける燃料電池の運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305