JP5761654B2 - エネルギシステムのリモコン、およびエネルギシステム - Google Patents

エネルギシステムのリモコン、およびエネルギシステム Download PDF

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Description

本発明は、たとえば給湯システム、コージェネレーションシステム、あるいは空調システムなど、少なくとも発電、給湯、または空調のいずれかの機能を有しているエネルギシステムを遠隔操作するためのリモコン(リモートコントローラ)、およびこのリモコンを備えたエネルギシステムに関する。
エネルギシステムでは、エネルギ消費量をユーザが確認できるようにすることが要望される。このような要望に応えるべく、従来においては、エネルギシステムで使用される電気、ガスおよび水道水などの各エネルギの消費量を算出し、その内容をリモコンの表示部に表示させるようにしたものがある(たとえば、特許文献1,2を参照)。
リモコンを利用してエネルギ消費量を表示させる場合、たとえば所定のスイッチ操作がなされた場合にのみ、エネルギ消費量が表示されるようにしたのでは、ユーザがエネルギ消費量について余り大きな感心を示さず、特定のスイッチ操作がなされない場合には、エネルギ消費量の情報がユーザに伝達される機会は無い。これでは、ユーザに省エネを訴える効果は余り期待できない。また、リモコンにはエネルギ消費量を表示可能な機能が具備されているにも拘わらず、この機能が有効に利用されないこととなる。
これに対し、特許文献2に記載されたシステムでは、リモコンの表示部の初期画面においてエネルギ消費量に関する情報を表示するようにしている。このような構成によれば、エネルギ消費量に関する情報がユーザに対して伝達され易くなる。ところが、この特許文献2に記載のシステムであっても、次に述べるように、未だ改善すべき点がある。
すなわち、エネルギシステムがたとえば給湯システムとして構成されている場合、リモコンの表示部の初期画面には、給湯設定温度、風呂自動湯張りの予約の有無、貯湯タンクの残湯量、あるいはその他の事項など、給湯システムの稼動条件や稼動状態に関する情報をユーザに的確に察知できるように表示させておく必要がある。エネルギシステムが、たとえばコージェネレーションシステムのような多機能システムである場合には、初期画面で表示させるべき情報量はかなり多くなる。これに対し、リモコンは、たとえば台所の壁面などに設置されるものであるため、小型化が強く要請される場合が多く、その表示部についても余り大きなサイズに形成できない場合が多い。したがって、このような条件下において、リモコンの比較的小さいサイズの表示部に、システムの稼動条件や稼動状態に関する情報をユーザに見易いように表示させつつ、エネルギ消費量に関する情報をさらに表示しようとすると、エネルギ消費量に関する情報は、比較的小さい画面領域で簡素に表示せざるを得ないこととなる。これでは、エネルギ消費量についての詳細なデータ表示は難しく、ユーザにとって必要かつ十分な情報を提供する上で苦慮する場合がある。
なお、特許文献2に記載のリモコンにおいては、初期画面に表示されたエネルギ消費量のデータが定期的に更新されるものの、このデータは、基本的には、初期画面に表示されたデータと項目が同じものであり、別の項目の情報を新たに示すものではない。このため、データ更新を単に行なうだけでは、エネルギ消費量に関する情報量を多くする効果は期待できない。
特開2003−279119号公報 特開2006−13780号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、エネルギ消費量に関するデータをユーザに対して的確に察知させることが可能なエネルギシステムのリモコン、およびこのようなリモコンを備えたエネルギシステムを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるエネルギシステムのリモコンは、データの切り替え表示が可能な表示部と、少なくとも発電、給湯、または空調のいずれかの機能を有するエネルギシステムの稼動状態または稼動条件を所定の態様で示す通常モード画面を前記表示部に表示させる制御を実行可能な制御手段と、を備えている、エネルギシステムのリモコンであって、前記表示部に表示される画面として、前記エネルギシステムのエネルギ消費量に関するデータを互いに同一または非同一の態様で示す第1および第2のエネルギ消費量画面がさらにあり、前記表示部に前記通常モード画面が表示されているときには、前記制御手段の制御によって、前記通常モード画面の一部が、一定または不定の周期で前記第1のエネルギ消費量画面に一時的に切り替えられる一方、前記通常モード画面の他の部分の表示が継続されるように構成され、前記通常モード画面が表示されている状態において、所定のスイッチ操作がなされたときには、前記通常モード画面の全体が前記第2のエネルギ消費量画面に切り替えられるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、リモコンの表示部に通常モード画面を表示させている際には、ユーザが特定のスイッチ操作を行なわなくても、第1のエネルギ消費量画面が制御手段の制御によって自動的に表示されることとなる。したがって、ユーザに対してエネルギ消費量のデータを積極的に察知させ、省エネなどに関するユーザの感心を高めることが可能となる。さらに重要な効果として、第1のエネルギ消費量画面は、通常モード画面の全部または一部が切り替えられて表示されるために、この画面切り替えにより、画面表示されるデータ量を多くして、通常モード画面では表示することができなかったエネルギ消費量についての新たな項目のデータを表示し、またその表示サイズを大きくするといったことが可能となる。このようなことから、本発明によれば、エネルギ消費量に関するデータをユーザにとって視認性の良い状態で的確に察知させることができる。
また、前記構成によれば、ユーザが所定のスイッチ操作を行なうと、表示部には第2のエネルギ消費量画面が表示されることとなるために、ユーザは、第1のエネルギ消費量画面が自動切り替え表示される時期を待つことなく、所望の時期にエネルギ消費量に関するデータを積極的に確認することができる。
さらに、前記構成によれば、第1のエネルギ消費量画面が表示されるときには、表示部のそれ以外の部分に通常モード画面を表示させておくことが可能であるのに対し、第2のエネルギ消費量画面は通常モード画面に代えて表示されるためにその表示サイズを大きくすることができる。したがって、通常モード画面を表示させつつエネルギ消費量を確認したい場合と、通常モード画面とは関係なくエネルギ消費量を確認したい場合との双方の要求に的確に応えることが可能となる。
本発明において、好ましくは、前記制御手段は、前記エネルギシステムにおける過去のエネルギ消費量のデータ、または前記制御手段に予め入力されたデータに基づいて、前記エネルギシステムの所定期間におけるエネルギ節約目標を設定し、かつその目標達成状況を判断し、その判断結果を前記通常モード画面において表示させるように構成されている。
このような構成によれば、ユーザに対してエネルギの節約度合いを通常モード画面において察知させることが可能であり、ユーザが省エネなどを心がけるのに役立つ。
本発明において、好ましくは、前記制御手段は、前記目標達成情況を示すための複数の図形のデータを記憶しており、かつ前記通常モード画面の表示時には、前記複数の図形の中から目標達成情況に対応した図形を選択して、この選択した図形を前記通常モード画面中に表示させるように構成され、前記通常モード画面中に表示される図形は、現在の日付または時刻に応じてその表示位置が相違するように構成されている。
このような構成によれば、通常モード画面において表示される図形の種類や位置に基づき、エネルギの節約度合いを容易かつ迅速に理解できることとなる。
本発明の第2の側面により提供されるエネルギシステムは、リモコンを具備しており、かつ少なくとも発電、給湯、または空調のいずれかの機能を有しているエネルギシステムであって、前記リモコンとして、本発明の第1の側面により提供されるリモコンが用いられていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるリモコンについて述べたのと同様な効果が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係るリモコンを備えたエネルギシステムの一例を示す説明図である。 図1に示すリモコンのブロック図である。 (a)〜(c)は、図1に示すリモコンの表示画面の切り替わり動作の概要を示す説明図である。 (a)〜(d)は、図1に示すリモコンの表示部に表示される複数の図形を示す説明図である。 図1に示すリモコンの通常モード画面の他の例を示す要部正面図である。 図1に示すリモコンの通常モード画面の他の例を示す要部正面図である。 (a)〜(c)は、図1に示すリモコンにおいて第1のエネルギ消費量画面に切り替わる場合の例を示す要部正面図である。 (a)〜(f)は、図7に示す画面表示に引き続いて行なわれる画面切り替え表示の例を示す要部正面図である。 (a),(b)は、図1に示すリモコンの表示画面の他の例を示す要部正面図である。 (a)〜(c)は、図1に示すリモコンにおいて第2のエネルギ消費量画面に切り替わる場合の例を示す要部正面図である。 (a)〜(c)は、図1に示すリモコンにおける第2のエネルギ消費量画面の他の例を示す要部正面図である。 図1に示すリモコンの制御部の主要な動作処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示すリモコンRを備えたエネルギシステムAは、コージェネレーションシステムとして構成されている。エネルギシステムAの基本的な構成自体は、従来既知のものと同様であるため、簡単に説明する。すなわち、このエネルギシステムAは、熱源機25としてのガスエンジンによって運転される発電機20と、ソーラ電池パネル26とを備えたダブル発電方式である。これらによって発生された電力は、パワーコンディショナ27を適宜介するなどして屋内分電盤28に送られ、家屋内の各所に分配され、また売電される。売電量および買電量は、電力量計29aによって計測される。
熱源機25からの排熱は、熱交換器を有する加熱装置21に送られて温水生成に利用され、生成された温水は貯湯タンク22に貯留される。この温水は、補助熱源機23によって加熱され、または加熱されることなく所定温度に調整されて、一般給湯用や床暖房用に用いられる。エネルギシステムAの各部の動作は、制御部24により制御され、電力量計29a、ガス流量計29b、および水量計29cからの各種エネルギの使用量あるいは売買量のデータは、この制御部24に送信される。補助熱源機23をガス燃焼方式の熱源機とした場合、そのガス消費量をガス流量計29bで計測させることは可能であるが、必ずしもこれに限定されず、たとえば湯水加熱に要した熱量や燃料ガスの発熱量に基づいて演算する手法を用いることも可能である。なお、本発明でいうエネルギとは、電力や熱などの狭義のエネルギに限定されず、エネルギ資源としての、燃料(ガス、オイルなど)を含み、さらには水道水などの水も含む広い概念である。
リモコンRは、たとえば台所や浴室の壁面に固定されて使用される壁掛け方式のものであり、樹脂製の筐体40の内部および前面部に後述する構成要素が組み付けられた構成である。図2に示すように、リモコンRは、各部の動作制御やデータ処理を実行する制御部1(本発明でいう制御手段の一例に相当)、エネルギシステムAの制御部24(図1を参照)との間でデータ通信を実行する通信部12、液晶パネルあるいは有機ELパネルなどを用いて構成された表示部41、後述する操作スイッチ3a〜3eを有する操作部3、スピーカ13、およびマイク14を具備している。なお、現在日時などを判断するためのカレンダ・クロック(図示略)は、エネルギシステムAの制御部24に具備されている。
制御部1は、その記憶部10に、図4を参照して後述する複数の図形Da(Da1〜Da4)のデータ、電力などのエネルギの量を料金に換算するための基礎となるデータ、過去のエネルギ消費量のデータなどを記憶している。また、制御部1は、機能的にみると、実際のエネルギ消費量を算出するエネルギ消費量算出部11d、エネルギ消費量の節約目標値算出部11a、この節約目標値と実際のエネルギ消費量の値とに基づいて目標達成情況を判断する目標達成情況判断部11b、および表示制御部11cを有している。表示制御部11cは、表示部41を利用したデータ表示を制御する部分であり、後述するように、通常モード画面Ioや、第1および第2のエネルギ消費量画面IA,IBを表示部41に表示させる制御を実行する。
図1に示すように、表示部41や操作スイッチ3a〜3eは、筐体40の前面部に設けられている。なお、図1は、表示部41に通常モード画面Ioが表示された状態を示している。操作スイッチ3a〜3eは、より具体的には、メニュースイッチ3a、もどるスイッチ3b、十字方向スイッチ3c、決定スイッチ3d、および所定の動作を実行させるためのその他の各種操作スイッチ3eである。なお、メニュースイッチ3aは、エネルギシステムAの動作条件(たとえば、目標給湯温度)などを設定変更する際に操作するためのスイッチである。
次に、リモコンRを備えたエネルギシステムAの作用、ならびにリモコンRの制御部1の動作処理手順について説明する。なお、理解の容易のため、制御部1の動作制御の概要について、図12に示すフローチャートを参照してまず説明する。
制御部1は、リモコンRの通常時、すなわち特定のメニュー選択モードなどが設定されていない通常状態時にあっては、図3(a)に示すような通常モード画面Io(図1も参照)を表示部41に表示させる(S1)。次いで、決定スイッチ3dが操作された場合には、図3(b)に示すような第2のエネルギ消費量画面IBを表示部41に切り替え表示させる(S2:YES,S3)。この状態において、もどるスイッチ3bが操作されると、表示部41の画面は、通常モード画面Ioに復帰する(S4:YES,S1)。
一方、前記とは異なり、決定スイッチ3dが操作されず、通常モード画面Ioの表示状態が所定時間(たとえば、5分〜10分)継続すると、制御部1は、図3(c)に示すように、通常モード画面Ioの一部を、第1のエネルギ消費量画面IAの表示領域として利用し、後述するように複数の第1のエネルギ消費量画面IA(IA1〜IA6)を順次切り替え表示させていく(S3:NO,S5:YES,S6)。このような第1のエネルギ消費量画面IAの切り替え表示が行なわれている最中に、決定スイッチ3dが操作された場合には、第1のエネルギ消費量画面IAの表示が中断されて、表示部41の画面が第2のエネルギ消費量画面IBに切り替えられる(S7:NO,S8:YES,S3)。これとは異なり、複数の第1のエネルギ消費量画面IAの切り替え表示が終了すると、表示部41の画面は元の通常モード画面Ioに復帰する(S7:YES,S1)。第1のエネルギ消費量画面IAの表示は、通常モード画面Ioが所定時間継続する都度繰り返し行なわれる。
次に、前記した制御部1の動作処理の詳細、および表示部41に表示される各種の画面の詳細について説明する。
〔通常モード画面Io〕
図1および図3(a)に示すように、通常モード画面Ioでは、当日の日付や現在時刻のデータに加え、エネルギシステムAの稼動状態または稼動条件を示すデータが表示される。後者のデータの具体例としては、目標給湯温度、貯湯タンク22の残湯量、発電中であるか否か、発電中における発電量、買電もしくは売電量などのデータが挙げられる。
ただし、通常モード画面Ioでは、前記以外として、エネルギシステムAのエネルギ消費量に関するデータD1もさらに表示される。このデータD1は、たとえば人や動物を模した図形Daと、その近傍に表示された「XXXXX 円のセツヤク」といったメッセージDbとを含んでおり、これらによってエネルギの節約目標の達成情況をユーザが理解できるようになっている。より詳しくは、制御部1は、前記したデータD1を表示するための処理として、たとえば過去の同月におけるエネルギ消費量を参照し、当月におけるエネルギ消費の節約目標値を予め決定している。この目標値は、当月において実際に消費されたエネルギ量またはその金額換算値と比較される。この比較により、制御部1は、本日または現時点における目標達成情況を判断し、かつこの判断結果に基づいて前記したメッセージDb
を作成している。節約目標が達成できない場合、メッセージDbは、たとえば図6に示すように、「XXXXX円オーバー」といった内容とされる。
制御部1は、図形Daとして、たとえば図4(a)〜(d)に示された複数の図形Da(Da1〜Da4)を記憶している。これらの図形Da1〜Da4は、エネルギの節約目標の達成情況の度合いを区別するために用意されたものであり、制御部1は、節約目標の達成情況に応じて、それらの中から1つを選択し、表示部41に表示させる。節約目標を達成できなかった場合には、図6に示すように、図形Da4が表示される。
図形Daは、現在の日付に対応した配置に表示されるように構成されている。より具体的には、図1に示すように、通常モード画面Ioの左右両端の符号Pa,Pbで示す箇所には、当月の初日と最終日を示す文字(たとえば、「1日」,「31日」)が表示されており、これらの文字どうしを結ぶ領域は、当月の初日から最終日までの期間を示す仮想の時間軸に相当している。図形Daは、毎月初日には左端に表示され、1日が経過するごとに右側へ所定量だけ移動する。毎月最終日に近づくと、図形Daは、図5に示すような配置となる。
〔第1のエネルギ消費量画面IA〕
制御部1は、既述したように、通常モード画面Ioが所定時間継続すると、その都度第1のエネルギ消費量画面IAを表示させる。この表示に際しては、次のような処理が行なわれる。すなわち、第1のエネルギ消費量画面IAを表示させる際には、事前の動作として、図7(a),(b)に示すような画面表示がなされる。図7(a)では、図形DaやメッセージDbを含むデータD1が、表示部41の右端に向けて移動するように表示され、同図(b)では、データD1の表示が消失している。このような画面の変化により、ユーザは、その後に第1のエネルギ消費量画面IAが表示されることを察知することができる。また、第1のエネルギ消費量画面IAにおいて図形Daを再表示させる場合に、その表示位置を一定化するのにも都合がよいものとなる。なお、前記した動作が行なわれる場合、音楽その他の音を発生させて、その後に第1のエネルギ消費量画面IAが表示されることを、より積極的に報知させるようにしてもよい。
前記した画面表示の後には、たとえば図7(c)および図8(a)〜(f)に示すような態様で、第1のエネルギ消費量画面IA(IA1〜IA6)および補助的な案内画面ICが順次切り替え表示されていく(図8(c)〜(f)では、表示部41の全体を示しておらず、第1のエネルギ消費量画面IAおよび案内画面ICのみを示している)。第1のエネルギ消費量画面IAは、エネルギ消費に関する節約金額もしくはオーバした金額を表示することに加え、通常モード画面Ioでは表示されていなかった当月の光熱費の金額、購入電力代、ガス代、水道代などを示す内容である。このような表示がなされれば、ユーザは通常モード画面Ioでは知ることができなかったエネルギ消費にかかったコストの詳細を知ることができる。
第1のエネルギ消費量画面IAは、表示部41のうち、図1に示す通常モード画面IoにおいてデータD1が表示されていた領域を利用して表示されており、通常モード画面Ioの主要部分は依然としてそのまま残されている。このため、第1のエネルギ消費量画面IAの内容を確認する際であっても、通常モード画面Ioを見ることにより、エネルギシステムAの稼動情況などを知ることができる。第1のエネルギ消費量画面IAは、比較的小サイズであるものの、画面切り替え動作によって、比較的多くのデータを見易い文字サイズで表示することが可能である。
図9は、毎月の初日に表示される第1のエネルギ消費量画面IAの例を示している。毎月の初日のみでは、エネルギ消費量が殆ど無い場合があり、節約目標の達成情況を表示し
ても余り有効ではない。このため、毎月の初日においては、第1のエネルギ消費量画面IAは、前月分のエネルギ消費に関するデータを表示するようにされている。図示説明は省略するが、このような点は、図1に示すような通常モード画面Ioにおいて、データD1を毎月の初日に表示させて節約金額などのメーセッジDbを表示させる場合についても同様である。なお、第1のエネルギ消費量画面IAが、図9(a)に示すような内容から同図(b)に示すような光熱費を示す内容に切り替わった後には、図8(c)〜(f)に示された表示画面IA4〜IA6,ICと同様に、他のエネルギ項目の費用を示す画面や、決定スイッチ3dの操作を案内する画面に切り替えられる。
〔第2のエネルギ消費量画面IB〕
通常モード画面Ioが表示されている際(第1のエネルギ消費量画面IAが表示されている際も含む)、決定スイッチ3dが操作されると、制御部1は、図10(a)に示すような第2のエネルギ消費量画面IBを略全画面状態に表示させる。したがって、この状態では、エネルギ消費量に関するデータをかなり大きな文字で表示するなどして、その視認性を良好なものとすることができる。また、決定スイッチ3dを繰り返し操作することにより、第2のエネルギ消費量画面IBを、図10(a)に示すような内容から、同図(b),(c)に示すような内容に、ユーザが望むタイミングで順次切り替えていくことも可能である。したがって、表示されたデータの内容がより確認し易い。
図11は、毎月の初日に表示される第2のエネルギ消費量画面IBの例を示している。同図に示す第2のエネルギ消費量画面IBでは、第1のエネルギ消費量画面IAの場合と同様な理由により、前月分におけるエネルギ消費のデータを表示するようにされている。第2のエネルギ消費量画面IBで表示される項目は、前月分であるか否かを除き、図10に示した第2のエネルギ消費量画面IBと同様である。
本実施形態のリモコンRを備えたエネルギシステムAでは、既述したように、通常モード画面Ioを表示させていると、ユーザがスイッチ操作などを行なわなくても、第1のエネルギ消費量画面IAが自動表示され、エネルギ消費量に関するデータがユーザに提供される。したがって、普段は省エネに気を使わないユーザに対しても、第1のエネルギ消費量画面IAの表示作用によって、省エネを心がけさせる効果が期待できる。一方、第1のエネルギ消費量画面IAの表示だけでは、その内容を確認し難いような場合には、ユーザは決定スイッチ3dを操作して、大きなサイズの第2のエネルギ消費量画面IBを表示させ、その内容をじっくりと確認することができる。したがって、ユーザに対し、エネルギ消費量のデータを容易かつ的確に察知させることができる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るエネルギシステムのリモコン、およびエネルギシステムの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
第1および第2のエネルギ消費量画面については、内容および態様が同一の画面とすることもできる。この場合、制御手段の制御によって自動表示される画面が、第1のエネルギ消費量画面であり、スイッチ操作によって表示される画面が、第2のエネルギ消費量画面である。エネルギの節約目標などのスパンは、月単位でなくてもよく、たとえばそれよりも短い1週間や10日間などのスパン、あるいはそれよりも長い2月間あるいは3月間などとすることもできる。
本発明でいう「エネルギシステム」自体の概念は、エネルギを発生させる機器、あるい
はエネルギを使用(消費)する機器を備え、所定の目的の処理を実行するシステムを意味するが、本発明が対象とするエネルギシステムは、発電、給湯、または空調の少なくともいずれか1つの機能を有するエネルギシステムであり、コージェネレーションシステムの他、発電機能を有しない給湯システムや、空調システムも含む。本発明は、構成機器が住宅に設置されることにより構成される「住宅用エネルギシステム」として構成するのに好適であるが、これに限定されない。本発明は、システムの規模も問わない。たとえばガス給湯器を利用して一般給湯や風呂給湯などが可能とされただけの比較的簡素な給湯システム、あるいは一般の家庭用エアコンを設置して冷暖房などを可能とした空調システムも、本発明でいうエネルギシステムに該当する。
A エネルギシステム
R リモコン
Io 通常モード画面
IA 第1のエネルギ消費量画面
IB 第2のエネルギ消費量画面
1 制御部(制御手段)
3 操作部
41 表示部

Claims (3)

  1. データの切り替え表示が可能な表示部と、
    少なくとも発電、給湯、または空調のいずれかの機能を有するエネルギシステムの稼動状態または稼動条件を所定の態様で示す通常モード画面を前記表示部に表示させる制御を実行可能な制御手段と、
    を備えている、エネルギシステムのリモコンであって、
    前記表示部に表示される画面として、前記エネルギシステムのエネルギ消費量に関するデータを互いに同一または非同一の態様で示す第1および第2のエネルギ消費量画面がさらにあり、
    前記表示部に前記通常モード画面が表示されているときには、前記制御手段の制御によって、前記通常モード画面の一部が、一定または不定の周期で前記第1のエネルギ消費量画面に一時的に切り替えられる一方、前記通常モード画面の他の部分の表示が継続されるように構成され、
    前記通常モード画面が表示されている状態において、所定のスイッチ操作がなされたときには、前記通常モード画面の全体が前記第2のエネルギ消費量画面に切り替えられるように構成されていることを特徴とする、エネルギシステムのリモコン。
  2. 請求項1に記載のエネルギシステムのリモコンであって、
    前記制御手段は、前記エネルギシステムにおける過去のエネルギ消費量のデータ、または前記制御手段に予め入力されたデータに基づいて、前記エネルギシステムの所定期間におけるエネルギ節約目標を設定し、かつその目標達成状況を判断し、その判断結果を前記通常モード画面において表示させるように構成されている、エネルギシステムのリモコン。
  3. リモコンを具備しており、かつ少なくとも発電、給湯、または空調のいずれかの機能を有しているエネルギシステムであって、
    前記リモコンとして、請求項1または2に記載のリモコンが用いられていることを特徴とする、エネルギシステム。
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