JP5760552B2 - 二酸化炭素還元剤の供給方法および転炉酸素吹錬用のメインランス - Google Patents
二酸化炭素還元剤の供給方法および転炉酸素吹錬用のメインランス Download PDFInfo
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Description
なお、上記転炉内は、操業条件により異なるが1500〜1700℃の高温の状態になっている。
前述したような転炉の排ガスを回収する場合、従来の転炉では、図1に示したように、転炉1の炉口部2には昇降式スカート4を下端部に装着した固定式水冷フード3が密接するように配置されており、炉口部2を昇降式スカート4によってシールする構造となっている。
また、固定式水冷フード3に続く排ガスダクト5には、ガス集塵設備が設置されており、排ガスを洗浄すると共に冷却している。また、排ガスの熱回収兼冷却用設備として、廃熱回収ボイラが設置されていることも多い。
例えば、製鉄所内のガスを利用するものとして、特許文献1には、転炉排ガス煙道の1300℃以上の排ガス中にメタンと水蒸気を添加して水性ガス反応を生起させることにより、排ガスの潜熱の増加をはかる転炉排ガスの回収方法が示されている。
また、特許文献2には、各種製鉄設備から発生する排ガスエネルギーを、排ガス回収設備により回収する際に、炭化水素を含む気体および/または液体を供給して、高温排ガス中の二酸化炭素および/または水蒸気と反応させつつ、高温排ガスの潜熱分を増大させる技術が開示されている。
この場合、ノズルから供給された二酸化炭素還元剤の流束の外側、すなわち、二酸化炭素還元剤の流束と転炉の排ガスとが接触する境界付近で、排ガスの改質反応が起こる。二酸化炭素還元剤供給ノズルに太径ノズルを用いると、二酸化炭素還元剤流束の流径が大きいので、二酸化炭素還元剤の流束中心部において、二酸化炭素還元剤と排ガスとが混合するまでに相当の時間がかかる。従って、二酸化炭素還元剤の流束中心部の反応速度は遅くなり、回収排ガスの潜熱分を高める効率が悪くなるという問題があった。
さらに、ブースターポンプやエアーコンプレッサー等の二酸化炭素還元剤の昇圧設備が必要となるため、経済性にも問題があった。
1.転炉での吹錬時に発生する高温の排ガスのエネルギーを回収するに際し、該排ガス中に、気体状および/または液体状の還元剤を供給し、該排ガス中の二酸化炭素と反応させて、該排ガス中の潜熱分を増大させる転炉排ガスエネルギーの回収方法において、 上記転炉の煙道中に設けた二酸化炭素還元剤供給ノズルより、上記還元剤を該煙道内部に向けて供給すると共に、上記転炉の酸素吹錬用メインランスに開孔位置を下部フード位置より上方に設けた副孔より、上記還元剤を該煙道の内壁面に向けて供給することを特徴とする二酸化炭素還元剤の供給方法。
図2に、本発明に従う転炉設備の模式図を示す。なお、図中、1〜8は、図1と同等の機能を持つ設備であり、それぞれ図1に示した設備と同じ設備は同じ番号で示している。9はメインランスの副孔を示す。また、図3(a)〜(c)に、従来の転炉酸素吹錬用のメインランスの縦方向および横方向の断面図を示す。さらに、図4に、本発明に従う転炉酸素吹錬用のメインランスの縦方向および横方向の断面図を示す。
還元剤供給ノズル7から還元剤を供給する場合は、煙道の中心方向に向かって供給することが好ましく、また副孔9から還元剤を供給する場合は、煙道の内壁面に向けて、放射状に供給することが好ましい。
これらの反応により、排ガスの潜熱分を効果的に増大することができる。
CH4 + CO2 → 2CO +2H2 、ΔH = +62 kcal ・・・反応式(1)
なお、本発明では、還元剤供給ノズル7は、2〜5箇所程度、副孔9は、5〜10箇所程度設けることが好ましい。
また、メインランスの副孔より下部の外径は、酸素用管が60.5〜1016mm、冷却水供給管が114.3〜1016mmおよび冷却水回収管が165.2〜1016mmである。
本発明における還元剤供給ノズル7は、前述した口径で、かつ煙道の側壁に設けた吹込み口あるいは煙道内にパイプなどを挿入して吹込む形状などが好ましいが、特にこれらに限定するものではない。
通常、この転炉には1000 m3(N)/minの酸素ガスをメインランスから供給する。炉内の脱炭反応によりCOガスが発生し、炉口部分で一部空気を吸い込むため、回収される排ガスの成分は、CO=60%、CO2 =15%、H2=0.5%、N2=24.5%である。排ガス総量は1400 m3(N)/min である。使用した還元剤は都市ガスであり、CH4 を89.6%、その他の炭化水素ガスを10.4%含んでいた。このガスは、ほぼCH4 として扱ってよいので、前述した反応式(1)に従えば、反応によって発生するガス量が推定できる。さらに、煙道後段に設置されている排ガスブロワの設備能力を考慮すると、吹込み可能な都市ガスは100 m3(N)/min であり、これを図2の還元剤供給ノズル7および/または副孔9から煙道内に吹き込んだ。
還元剤供給ノズル7の開口位置は、スカート部から3000mm上方であり、副孔9の開口位置は、スカート部から1000mm上方である。
煙道上部の位置から採取し分析した排ガス組成を表1に併記する。
N2=23.5%、流量は145.8km3(N)/hであった。このときの排ガスの持つ熱量は267.2Gcal/hであった。
また、本発明に従い、還元剤供給ノズル7および副孔9の両方から還元剤を供給した場合の組成は、CO=59.6%、CO2 =11.3%、H2=3.9%、N2=22.5%、排ガス流量は152.6km3(N)/h、排ガスの持つ総熱量は304.1Gcal/hであった。
2 炉口部
3 固定式水冷フード
4 昇降式スカート
5 排ガスダクト
6 煙道
7 煙道中の二酸化炭素還元剤供給ノズル
8 メインランス
9 メインランスの副孔
Claims (4)
- 転炉での吹錬時に発生する高温の排ガスのエネルギーを回収するに際し、該排ガス中に、気体状および/または液体状の還元剤を供給し、該排ガス中の二酸化炭素と反応させて、該排ガス中の潜熱分を増大させる転炉排ガスエネルギーの回収方法において、 上記転炉の煙道中に設けた二酸化炭素還元剤供給ノズルより、上記還元剤を該煙道内部に向けて供給すると共に、上記転炉の酸素吹錬用メインランスに開孔位置を下部フード位置より上方に設けた副孔より、上記還元剤を該煙道の内壁面に向けて供給することを特徴とする二酸化炭素還元剤の供給方法。
- 前記二酸化炭素還元剤供給ノズルから供給する還元剤と、前記酸素吹錬用メインランスの副孔から供給する還元剤とが異種の還元剤であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素還元剤の供給方法。
- 前記請求項1または2に記載の二酸化炭素還元剤の供給に用いる酸素吹錬用のメインランスであって、該メインランスが二酸化炭素還元剤の供給用の副孔を有し、該副孔の開孔位置が下部フード位置より上方に設けられ、該副孔から上部のランス構造は、配管中心より酸素用管、二酸化炭素還元剤管、冷却水供給管および冷却水回収管の4重管構造になり、一方、該副孔より下部のランス構造は、配管中心より酸素用管、冷却水供給管および冷却水回収管の3重管構造になることを特徴とする転炉酸素吹錬用のメインランス。
- 前記メインランスの副孔の開孔位置が、ランスホールコーン位置より下方に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の転炉酸素吹錬用のメインランス。
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