JP5760434B2 - シートレール装置 - Google Patents

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本発明は、シートの前後方向位置を調整するシートレール装置に関するものである。
従来、シートの前後方向位置を調整するシートレール装置として、下記特許文献1に開示される車両シート用ランナーが知られている。この車両シート用ランナーは、車両の床に固定される雌レール(ロアレール)と、この雌レールに長手方向に滑動するように入れ子式で組み合わされる雄レール(アッパーレール)とを備えている。そして、雌レール部材と雄レール部材の間には、転がり軸受け素子(ボール)とシュー(スライダー)が介在しており、シューは、雌レールに固定された状態で雄レールを摺動可能に形成されている。
特許第4083164号公報
ところで、上述のようにスライダーをロアレールとアッパーレールとの間に介在させる構成では、スライダーとこのスライダーが固定されるロアレールとの間に隙間があると、両レールのスライド時または相対移動が規制されるロック時にガタが発生しやすくなるという問題がある。一方、スライダーとロアレールとの隙間を減らすためにスライダーを高精度に成形すると、製造コストが増大するという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、製造コストを増大させることなくスライド時またはロック時のガタの発生を抑制し得るシートレール装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のシートレール装置では、車体に固定されるロアレール部材と、シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し摺動自在に設けられるアッパーレール部材と、前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材の両レール部材のうちのいずれかに対してその長手方向に沿い回転自在に支持されるスクリューネジと、前記両レール部材のうち前記スクリューネジが支持されるレール部材と異なるレール部材に固定されて、前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジをその長手方向に相対的に移動させるナット部材と、前記両レール部材のうちの一方のレール部材に固定されて他方のレール部材を摺動可能に支持するスライダーと、を備えるシートレール装置であって、前記スライダーは、前記両レール部材が組み付けられることで構成される内部空間のうち上側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第1接触部と前記内部空間のうち下側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第2接触部とが、これら第1接触部および第2接触部よりも弾性変形しやすい弾性連結部により連結されて構成され、前記弾性連結部は、前記第1接触部に連結する第1弾性部と前記第2接触部に連結する第2弾性部とが、前記第1接触部および前記第2接触部が対向して構成される隙間空間内にて、当該隙間空間の長手方向一側に向かい共に延出した状態で連結して形成されることを特徴とする。
請求項の発明は、車体に固定されるロアレール部材と、シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し摺動自在に設けられるアッパーレール部材と、前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材の両レール部材のうちのいずれかに対してその長手方向に沿い回転自在に支持されるスクリューネジと、前記両レール部材のうち前記スクリューネジが支持されるレール部材と異なるレール部材に固定されて、前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジをその長手方向に相対的に移動させるナット部材と、前記両レール部材のうちの一方のレール部材に固定されて他方のレール部材を摺動可能に支持するスライダーと、を備えるシートレール装置であって、前記スライダーは、前記両レール部材が組み付けられることで構成される内部空間のうち上側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第1接触部と前記内部空間のうち下側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第2接触部とが、これら第1接触部および第2接触部よりも弾性変形しやすい弾性連結部により連結されて構成され、前記弾性連結部は、前記第1接触部と前記第2接触部とを複数の箇所で連結するように複数設けられることを特徴とする。
請求項1の発明では、ロアレール部材およびアッパーレール部材の両レール部材のうちの一方のレール部材に固定されて他方のレール部材を摺動可能に支持するスライダーが設けられている。スライダーは、両レール部材が組み付けられることで構成される内部空間のうち上側の空間にて両レール部材の双方に接触する第1接触部と上記内部空間のうち下側の空間にて両レール部材の双方に接触する第2接触部とが、これら第1接触部および第2接触部よりも弾性変形しやすい弾性連結部により連結されて構成されている。
これにより、摺動自在に組み付けられたロアレール部材およびアッパーレール部材に対してスライダーが組み付けられてその弾性連結部が弾性変形する状態では、この弾性変形に応じた弾性力により、第1接触部および第2接触部がロアレール部材およびアッパーレール部材の双方にそれぞれ好適に押圧されることとなる。したがって、スライダーを高精度に成形することなくスライダーとこのスライダーが固定される一方のレール部材との隙間を減らすことができるため、製造コストを増大させることなくスライド時またはロック時のガタの発生を抑制することができる。
特に、弾性連結部は、第1弾性部と第2弾性部とが上記隙間空間内にて、当該隙間空間の長手方向一側に向かい共に延出した状態で連結して形成されるので、単に、第1弾性部と第2弾性部とを連結する場合よりも、当該弾性連結部の弾性変形量を大きくすることができる。さらに、これら第1弾性部および第2弾性部は、第1接触部および第2接触部が対向して構成される隙間空間内に配置されるので、狭いスペースであっても必要な弾性力を確保しやすくなり、上記弾性連結部を設けたことによるスライダーの大型化を避けることができる。
請求項の発明では、弾性連結部は、第1接触部と第2接触部とを複数の箇所で連結するように複数設けられるため、弾性連結部による連結箇所が1箇所である場合と比較してスライダー全体が撓みやすくなり、一方のレール部材との隙間がより減ることとなるので、スライド時またはロック時のガタの発生を確実に抑制することができる。
図1(A)は、本発明に係るシートレール装置の概略構成を示す上面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す1B−1B線相当の切断面による断面図である。 シートレール装置の分解斜視図である。 図1に示す3−3線相当の切断面による断面図である。 前側スライダーの斜視図である。 前側スライダーの詳細形状を説明するための説明図である。 後側スライダーの斜視図である。 後側スライダーの詳細形状を説明するための説明図である。 前側スライダーの弾性変形状態を説明するための説明図である。
以下、本発明に係る車両用のシートレール装置10の一実施形態について図を参照して説明する。図1(A)は、本発明に係るシートレール装置10の概略構成を示す上面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す1B−1B線相当の切断面による断面図である。図2は、シートレール装置10の分解斜視図である。図3は、図1に示す3−3線相当の切断面による断面図である。以下、図1において、図面左側を前側、図面右側を後側として説明する。
シートレール装置10は、図略の車両用シートを前後方向にてスライド可能に車両フロアに固定するもので、図1および図2に示すように、主に、ロアレール20、アッパーレール30、スライダー40a,40b、スクリューネジ50、ナット部材60、ギヤボックス70、をそれぞれ左右一対と(図1および図2では一方のみを記載する)、両ギヤボックス70にシャフトを介して上記回転を発生させるためのモータ(図示略)と備えている。
図3に示すように、ロアレール20は、車両フロアに略水平で前後フット(図示略)を介して車両フロアに固定される底壁22と、この底壁22の両端から上方に延出する第1側部23と、両第1側部23の上端から中央に向かい底壁22と略平行に設けられる鍔部24と、両鍔部24の端末から底壁22に向かい第1側部23と略平行に延出する第2側部25とを備えている。両第1側部23には、後述するスライダー40a,40bの各係合突起44が係合する係合穴23aがそれぞれ形成されている。
アッパーレール30は、ロアレール20の底壁22に対向し図略の車両用シートがブラケット等を介して取り付けられる上壁31とこの上壁31の両端から垂設される側壁32と、両側壁32の下端からそれぞれ上方に屈曲して折れ曲がっている連結部33と、両連結部33の上端からそれぞれ上方に屈曲するように傾斜している傾斜部34を備えている。
アッパーレール30は、その上壁31がロアレール20の底壁22と対向し、ロアレール20の第1側部23と第2側部25の間の内部空間にアッパーレール30の傾斜部34が入り込むように配置される。このとき、ロアレール20の第1側部23から鍔部24にかけた上側コーナー部分とアッパーレール30の傾斜部34との間には、後述するスライダー40a,40bの第1接触部41がそれぞれ介在する内部空間(以下、上側空間S1という)が構成される。また、ロアレール20の底壁22から第1側部23にかけた下側コーナー部分とアッパーレール30の連結部33との間には、後述するスライダー40a,40bの第2接触部42がそれぞれ介在する内部空間(以下、下側空間S2という)が構成される。
本実施形態では、両レール20,30が組み付けられることで内部に構成される内部空間内に、ロアレール20の前側に配置される一対のスライダー(以下、前側スライダー40aという)と、ロアレール20の後側に配置される一対のスライダー(以下、後側スライダー40bという)とがそれぞれ配置されている。
以下、各スライダー40a,40bの詳細構成について、図4〜図7を用いて詳述する。図4は、前側スライダー40aの斜視図である。図5は、前側スライダー40aの詳細形状を説明するための説明図であり、図5(A)は正面図であり、図5(B)は側面図であり、図5(C)は下面図である。図6は、後側スライダー40bの斜視図である。図7は、後前側スライダー40bの詳細形状を説明するための説明図であり、図7(A)は正面図であり、図7(B)は側面図であり、図7(C)は下面図である。
図4および図5に示すように、前側スライダー40aは、第1接触部41と第2接触部42とが、これら第1接触部41および第2接触部42よりも弾性変形しやすく形成される2つの弾性連結部43により連結されて構成されている。
第1接触部41は、上側空間S1に介在するとき、ロアレール20の上側コーナー部分に対して面接触するように断面湾曲状の湾曲部41aが形成され、アッパーレール30の傾斜部34に対して摺動可能に複数の突起41bが形成されている。また、第1接触部41のうち湾曲部41aの下方であって長手方向中央には、ロアレール20の第1側部23に形成される係合穴23aに係合するための係合突起44が外方に突出するように形成されている。
また、第2接触部42は、下側空間S2に介在するとき、ロアレール20の下側コーナー部分に対して面接触するように断面湾曲状の湾曲部42aが形成され、アッパーレール30の連結部33に対して摺動可能に複数の突起42bが形成されている。また、第2接触部42のうち湾曲部42aの上方であって長手方向両端部には、ロアレール20の両第1側部23に形成される係合穴23aに係合するための係合突起44が外方に突出するようにそれぞれ形成されている。
また、弾性連結部43は、第1接触部41に連結する第1弾性部43aと第2接触部42に連結する第2弾性部43bとが、第1接触部41および第2接触部42が対向して構成される隙間空間S3(図5の波線で示す領域)内にて、当該隙間空間S3の長手方向(図5(A)で左右方向)の一側に向かい共に延出した状態で連結して形成されている。
具体的には、一方の弾性連結部43(図5(A)の左側の弾性連結部43)では、第1弾性部43aが第1接触部41の下端から隙間空間S3の長手方向の一側(図5(A)で右側)に向かうように延出し、第2弾性部43bが第2接触部42の上端から隙間空間S3の上記長手方向一側に向かうように延出している。そして、第1弾性部43aの延出端と第2弾性部43bの延出端とが略U字状に連結している。また、他方の弾性連結部43(図5(A)の右側の弾性連結部43)では、第1弾性部43aが第1接触部41の下端から隙間空間S3の長手方向の他側(図5(A)で左側)に向かうように延出し、第2弾性部43bが第2接触部42の上端から隙間空間S3の上記長手方向他側に向かうように延出している。そして、第1弾性部43aの延出端と第2弾性部43bの延出端とが略U字状に連結している。
このように構成される弾性連結部43では、第1接触部41および第2接触部42を介して伝達される圧縮力に応じて弾性変形することで、この弾性変形に応じた弾性力が第1接触部41および第2接触部42に対して互いに離間させる方向に作用することとなる。
また、図6および図7に示すように、後側スライダー40bは、前側スライダー40aを前後方向(長手方向)に長くした構成であり、前側スライダー40aと同様に、上述した第1接触部41と第2接触部42とが、これら第1接触部41および第2接触部42よりも弾性変形しやすく形成される弾性連結部43により連結されて構成されている。また、第1接触部41のうち湾曲部41aの下方であって長手方向中央と、第2接触部42のうち湾曲部42aの上方であって長手方向両端部とには、ロアレール20の第1側部23に形成される係合穴23aに係合するための係合突起44が外方に突出するようにそれぞれ形成されている。
このように構成される各スライダー40a,40bは、各係合突起44が対応する係合穴23aに係合し、湾曲部41aおよび湾曲部42aがロアレール20の上側コーナー部分および下側コーナー部分に面接触した状態で、両レール20,30が組み付けられることで構成される内部空間内に配置される。このとき、各スライダー40a,40bは、第1接触部41が上側空間S1に介在するとともに、第2接触部42が下側空間S2に介在しており、複数の突起41bにてアッパーレール30の傾斜部34に対して摺動可能に接触し、複数の突起42bにて連結部33に対して摺動可能に接触している。これにより、ロアレール20とアッパーレール30とは、各スライダー40a,40bを介して車両前後方向に円滑に摺動可能な状態に保持されることとなる。
スクリューネジ50は、その前側端部および後側端部にて、アッパーレール30の上壁31に形成される係合穴31aに係合することで当該アッパーレール30に固定されるブラケット51,52により、回転自在に支持されている。これにより、スクリューネジ50は、アッパーレール30およびロアレール20の長手方向(摺動方向)に沿うように配設される。また、スクリューネジ50は、ロアレール20の底壁22に固定されるナット部材60のネジ部61に常時噛合するように配置されている。このネジ部61は、ロアレール20の底壁22に固定されるギヤボックス70を介して減速して伝達されるモータからの回転力に応じて回転するように構成されている。
上述のように構成されるシートレール装置10では、着座者等による所定の操作に応じて上記モータが所定の回転方向に回転駆動すると、この回転力がギヤボックス70を介してナット部材60のネジ部61に伝達されることで、スクリューネジ50が回転する。このスクリューネジ50の回転に応じて当該スクリューネジ50がナット部材60に対して相対移動することで、スクリューネジ50が固定されるアッパーレール30が、ナット部材60が固定されるロアレール20に対して、スクリューネジ50の長手方向に沿いスライド(相対移動)する。
図8は、前側スライダー40aの弾性変形状態を説明するための説明図である。
ここで、上述のようにアッパーレール30がロアレール20に対してスライド(相対移動)するスライド時またはアッパーレール30とロアレール20との相対移動が規制(ロック)されるロック時において、各スライダー40a,40bの状態を、前側スライダー40aを代表例として図8を用いて説明する。
上述のようなスライド時またはロック時では、前側スライダー40aは、弾性連結部43の弾性力により、第1接触部41の湾曲部41aにてロアレール20の上側コーナー部分から押圧され(図8の矢印α1参照)、第2接触部42の湾曲部42aにてロアレール20の下側コーナー部分から押圧される(図8の矢印α2参照)。すなわち、前側スライダー40aは、湾曲部41aおよび湾曲部42aにてコーナー部分との隙間をなくすように面接触して、全体的に上下方向に撓んだ状態でロアレール20に組み付けられることとなる。
具体的には、例えば、前側スライダー40aは、図8に示す高さHが、ロアレール20への組み付け前で21.9mmであり、組み付け後(スライド時またはロック時)で21.7mmであり、0.2mm程度上下方向に撓むこととなる。後側スライダー40bについても、同様に、全体的に上下方向に撓んだ状態でロアレール20に組み付けられる。
このように、本実施形態に係るシートレール装置10では、ロアレール20に固定されてアッパーレール30を摺動可能に支持する一対の前側スライダー40aおよび一対の後側スライダー40bが設けられている。各スライダー40a,40bは、上側空間S1にて両レール20,30の双方に接触する第1接触部41と下側空間S2にて両レール20,30の双方に接触する第2接触部42とが、これら第1接触部41および第2接触部42よりも弾性変形しやすい弾性連結部43により連結されて構成されている。
これにより、摺動自在に組み付けられたロアレール20およびアッパーレール30に対して各スライダー40a,40bが組み付けられてその弾性連結部43が弾性変形する状態では、この弾性変形に応じた弾性力により、第1接触部41および第2接触部42がロアレール20およびアッパーレール30の双方にそれぞれ好適に押圧されることとなる。したがって、各スライダー40a,40bを高精度に成形することなく各スライダー40a,40bとこれら各スライダー40a,40bが固定されるロアレール20との隙間を減らすことができるため、製造コストを増大させることなくスライド時またはロック時におけるガタの発生を抑制することができる。
特に、弾性連結部43は、第1弾性部43aと第2弾性部43bとが隙間空間S3内にて、当該隙間空間S3の長手方向一側に向かい共に延出した状態で連結して形成されるので、単に、第1弾性部43aと第2弾性部43bとを連結する場合よりも、当該弾性連結部43の弾性変形量を大きくすることができる。さらに、これら第1弾性部43aおよび第2弾性部43bは、第1接触部41および第2接触部42が対向して構成される隙間空間S3内に配置されるので、狭いスペースであっても必要な弾性力を確保しやすくなり、上記弾性連結部43を設けたことによる各スライダー40a,40bの大型化を避けることができる。
また、本実施形態に係る構成では、両レール20,30が組み付けられることで内部に構成される内部空間内に、アッパーレール30を摺動可能に支持する支持部材として、ボール等は設けられておらず、各スライダー40a,40bのみが設けられている。このため、摺動時(スライド時)には、ボール等の転がり音は発生せず、各スライダー40a,40bのすべり音のみが発生するので、異音対策としても効果的である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)弾性連結部43は、第1弾性部43aと第2弾性部43bとが隙間空間S3内にて、当該隙間空間S3の長手方向一側に向かい共に延出した状態で連結して形成されることに限らず、必要となる弾性力に応じて、例えば、第1弾性部43aと第2弾性部43bとが直線的に連結して形成されてもよい。
(2)弾性連結部43は、2箇所設けられることに限らず、3箇所以上も受けられてもよい。このように弾性連結部43を複数の箇所に設けることで、弾性連結部43による連結箇所が1箇所である場合と比較してスライダー全体が撓みやすくなり、ロアレール20との隙間がより減ることとなるので、スライド時またはロック時のガタの発生を確実に抑制することができる。なお、弾性連結部43の形状等によっては、弾性連結部43による連結箇所が1箇所であってもよい。
(3)各スライダー40a,40bは、ロアレール20に固定されてアッパーレール30を摺動可能に支持するように構成されることに限らず、アッパーレール30に固定されてロアレール20を摺動可能に支持するように構成されてもよい。
10…シートレール装置
20…ロアレール(ロアレール部材)
30…アッパーレール(アッパーレール部材)
40a…前側スライダー
40b…後側スライダー
41…第1接触部
42…第2接触部
43…弾性連結部
43a…第1弾性部
43b…第2弾性部
50…スクリューネジ
60…ナット部材
70…ギヤボックス
S1…上側空間
S2…下側空間
S3…隙間空間

Claims (2)

  1. 車体に固定されるロアレール部材と、
    シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し摺動自在に設けられるアッパーレール部材と、
    前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材の両レール部材のうちのいずれかに対してその長手方向に沿い回転自在に支持されるスクリューネジと、
    前記両レール部材のうち前記スクリューネジが支持されるレール部材と異なるレール部材に固定されて、前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジをその長手方向に相対的に移動させるナット部材と、
    前記両レール部材のうちの一方のレール部材に固定されて他方のレール部材を摺動可能に支持するスライダーと、
    を備えるシートレール装置であって、
    前記スライダーは、前記両レール部材が組み付けられることで構成される内部空間のうち上側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第1接触部と前記内部空間のうち下側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第2接触部とが、これら第1接触部および第2接触部よりも弾性変形しやすい弾性連結部により連結されて構成され
    前記弾性連結部は、前記第1接触部に連結する第1弾性部と前記第2接触部に連結する第2弾性部とが、前記第1接触部および前記第2接触部が対向して構成される隙間空間内にて、当該隙間空間の長手方向一側に向かい共に延出した状態で連結して形成されることを特徴とするシートレール装置。
  2. 車体に固定されるロアレール部材と、
    シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し摺動自在に設けられるアッパーレール部材と、
    前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材の両レール部材のうちのいずれかに対してその長手方向に沿い回転自在に支持されるスクリューネジと、
    前記両レール部材のうち前記スクリューネジが支持されるレール部材と異なるレール部材に固定されて、前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジをその長手方向に相対的に移動させるナット部材と、
    前記両レール部材のうちの一方のレール部材に固定されて他方のレール部材を摺動可能に支持するスライダーと、
    を備えるシートレール装置であって、
    前記スライダーは、前記両レール部材が組み付けられることで構成される内部空間のうち上側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第1接触部と前記内部空間のうち下側の空間にて前記両レール部材の双方に接触する第2接触部とが、これら第1接触部および第2接触部よりも弾性変形しやすい弾性連結部により連結されて構成され、
    前記弾性連結部は、前記第1接触部と前記第2接触部とを複数の箇所で連結するように複数設けられることを特徴とするシートレール装置。
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