JP4155450B2 - 複式ガイドレール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット等のオフィス用家具や家庭用家具等の引出体の出し入れを行う際の摩擦低減用に用いるガイドレールに関し、固定側と移動側の他、中間レールの存在する、所謂、複式ガイドレールに関する。本願の引出体とは、引き出される物一般を表現しており、抽斗や引き出されるテーブル等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、キャビネットの抽斗のように、重いものを引き出す場合、それを滑らかに引き出すために、個別ローラを組み込んだ単式や複式のガイドレールが用いられている。例えば下記特許文献1には、個別ローラを使用した複式ガイドレールが開示されている。また、下記特許文献2には個別ローラに代わり、複数個のローラ(円板状部材も含む)をリテーナに装着したユニット部品を組み込んだスライドレールが開示されている。また、下記特許文献3には複式のガイドレールが開示されています。中間レールの外側とアウターレール内側とにはボールを介在させ、中間レールの内側とインナーレールの外側とにもボールを介在させて、夫々円滑にスライド可能に構成している。更には、下記特許文献4にも特許文献3と同様なボール介在式構造の複式ガイドレールが開示されている。
【特許文献1】
特公平6−24489号公報
【特許文献2】
特許第3354637号公報
【特許文献3】
特公平8−1213号公報
【特許文献4】
特開2001−37564号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記文献1開示の複式ガイドレールでは、中間レール部材に装着され、収納体(筐体)側レール部材と抽斗側レール部材とに亘って作動する個別ローラが存在するため、円滑な複式ガイドレールにするためには、家具組立に高い組立精度を要し、製造が容易でない。また、上記文献2のスライドレールは単式ガイドレールである。更に、抽斗収納体である筐体の大きさに対して抽斗を可及的に大きくすることは、家具のコンパクトさを考えれば当然の課題である。また、上記文献2のインナレール部材は所定隙間を有しているため、抽斗側に装着されて引き出されると内挿されたユニット部品等が外部から覗き見えることもあり、美観を損なう他、摺動部材であるため、例えばグリースが付着していることもあり、手や衣服を汚す虞もある。
【0004】
特許文献3と4では、抽斗の荷重を考えて各レールを滑らかにスライドさせるためには、ボールを受容する各レールの溝を精度の高い曲面に形成する必要がある。このため、製造コストが高く、また、製造手数も要することになる。また、複数個のボールがバラバラになるため、組立が簡便ではない。
依って本発明は、精度の高い曲面を要しないレールであって、レールの幅を小さくコンパクト化できる構造の複式ガイドレールの提供を目的とする。
また、組立を簡便に行えることを目的とする。
また、引出体を引き出した場合に、美観を保持しつつ使用者への汚れ付着を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本発明の請求項1では、キャビネット等の家具の引出体と収納体との間に設けられ、収納体側に装着された収納体側レール部材と、該レール部材に対して相対移動する中間レール部材と、該中間レール部材に対して相対移動すると共に引出体側に装着された引出体側レール部材とを有する複式ガイドレールであって、引出体側レール部材は、その横断面において、第1壁部と、該第1壁部の一端部において折曲状に延伸した第2壁部と、他端部においても第1壁部に対して第2壁部と同じ側に折曲状に延伸した第4壁部と、第2壁部の延伸先側端部において、該第2壁部に対して第1壁部と同じ側に折曲状に延伸し、第4壁部とは離隔している第3壁部とを具備し、収納体側レール部材は、その横断面において、第1’壁部と、該第1’壁部の一端部において折曲状に延伸した第2’壁部と、他端部においても第1’壁部に対して第2’壁部と同じ側に折曲状に延伸した第4’壁部と、第2’壁部の延伸先側端部において、該第2’壁部に対して第1’壁部と同じ側に折曲状に延伸し、第4’壁部とは離隔している第3’壁部とを具備し、中間レール部材は、その横断面における一端側が、引出体側レール部材の第3壁部と第4壁部との間の隙間開口を介して内部に挿入され、前記第3壁部の側から第1壁部の側に向かって延伸するA壁部と、該A壁部の前記第1壁部に近い側の端部から前記第2壁部に向かって延伸するB壁部と、該B壁部の前記第2壁部に近い側の端部から前記第1壁部に向かって延伸するC壁部とを具備して引出体側レール部材とは互いに隙間を有して離隔しており、また、他端側が、収納体側レール部材の前記第3’壁部と第4’壁部との間の隙間開口を介して内部に挿入され、前記第3’壁部の側から第1’壁部の側に向かって延伸するA’壁部と、該A’壁部の前記第1’壁部に近い側の端部から前記第2’壁部に向かって延伸するB’壁部と、該B’壁部の前記第2’壁部に近い側の端部から前記第1’壁部に向かって延伸するC’壁部と、A’壁部に連続して該収納体側レール部材の外方に延伸し、前記A壁部に連続する延伸部とを具備して収納体側レール部材とは互いに隙間を有して離隔しており、引出体側レール部材と収納体側レール部材の夫々の内部に、保持部材に装着され、夫々のレール部材と中間レール部材との2次元方向のガタを規制するよう2つの部材壁部間にほぼ亘って配設された、夫々少なくとも4箇所に配設された転動体を有するユニット体を具備し、前記引出体側レール部材内のユニット体は、引出体側レール部材に内挿されると共に中間レール部材のB壁部とC壁部とを内挿する横断面形状を有する保持部材と、該保持部材に装着され、第1壁部とB壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第1転動体と、第3壁部とB壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第2転動体と、第4壁部とC壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第3転動体と、第2壁部とA壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第4転動体とを具備し、前記収納体側レール部材内のユニット体は、収納体側レール部材に内挿されると共に中間レール部材のB’壁部とC’壁部とを内挿する横断面形状を有する他の保持部材と、該保持部材に装着され、第1’壁部とB’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第1’転動体と、第3’壁部とB’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第2’転動体と、第4’壁部とC’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第3’転動体と、第2’壁部とA’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第4’転動体とを具備する以上の3つのレール部材の組合せが存在することを特徴とする複式ガイドレールを提供する。
各レール部材は、夫々1本ずつとは限らず、複数本の場合もある。この場合、転動体を装着したユニット体が増え、荷重が分散されてガイドレールの耐久性が向上する効果がある。
【0006】
引出体側レール部材は、この壁部と中間レール部材の一端側壁部との間にほぼ亘って配設されて保持部材に装着された転動体を介して中間レール部材に対して相対移動し、中間レール部材は、これの他端側壁部と収納体側レール部材壁部との間にほぼ亘って配設されて保持部材に装着された転動体を介して収納体側レール部材に対して相対移動する。従って、中間レール部材に装着され、引出体側レール部材と収納体側レール部材とに亘って作動するローラが無く、組立要求精度は従来よりも格段に緩くて済む。更には、引出体側レール部材と中間レール部材は、また、中間レール部材と収納体側レール部材は、夫々互いに各転動体を介して2次元方向のガタが規制できるよう構成されているため、滑らかな作動が可能となる。更に重要なことは、第3転動体と第4転動体は、中間レール部材に対しては、そのB壁部の延伸長さ(幅)だけ離隔したC壁部とA壁部とに、夫々、ほぼ亘っているが、B壁部の幅に応じて、この幅方向に互いの転動体が重複して配設されているため、引出体側レール部材はこの幅方向にコンパクト化できる。また、同様に、第3’転動体と第4’転動体は、中間レール部材に対しては、そのB’壁部の延伸長さ(幅)だけ離隔したC’壁部とA’壁部とに、夫々、ほぼ亘っているが、B’壁部の幅に応じて、この幅方向に互いの転動体が重複して配設されているため、収納体側レール部材もコンパクト化できる。また、各レール部材は各壁部間を曲げているが、精度の高い曲面は不要となり、製造が容易であって、低コスト化できる。
【0007】
請求項2では、前記引出体側レール部材を引出体の側面側に取り付け、収納体側レール部材の前記1’〜4’壁部は、引出体側レール部材の上側又は下側に配置されてなる請求項1記載の複式ガイドレールを提供する。
ガイドレールを引出体の側面側に設ける場合であり、引出体側レール部材と収納体側レール部材とを上下に配設するため、ガイドレールの左右方向幅を小さくでき、その分、引出体の幅を大きくできる。
【0008】
請求項3では、前記引出体側レール部材を引出体の底側に取り付け、収納体側レール部材の前記1’〜4’壁部は、引出体側レール部材の右側又は左側に配置されてなる請求項1記載の複式ガイドレールを提供する。
ガイドレールを引出体の底側に設ける場合であり、引出体側レール部材と収納体側レール部材とを左右に配設するため、ガイドレールの上下方向幅を小さくでき、その分、引出体の高さを大きくできる。
【0009】
請求項4では、前記ユニット体は、引出体側レール部材に内挿されているものと収納体側レール部材に内挿されているものとが同じである請求項1〜3の何れか1記載の複式ガイドレールを提供する。
両レール部材に内挿しているユニット体を同じにすれば、ユニット体の種類を少なくでき、低コスト化が達成できる。
【0010】
請求項5では、引出体側に取り付けられ、引出体側レール部材と中間レール部材とを外側から覆うように配設され、これら両部材を上下方向に概ね覆う幅の板状部材を更に具備してなる請求項1〜4の何れか1記載の複式ガイドレールを提供する。
上記板状部材の存在は、引出体側レール部材の隙間開口から、内挿されているユニット体が覗き見えることを防止できる他、移動する中間レール部材をも上下方向に概ねカバーするため、これら摺動部材は、例えばグリ−スが付着していることもあり、手や衣服がこれらに触れることも防止できる。
【0011】
請求項6では、前記何れかのユニット体の保持部材の引出体前方側端部が、中間レール部材又は収納体側レール部材の所定位置に設けられた第1係合部に当接して引き出し抵抗の急上昇をもたらし、引出体後方側端部が、中間レール部材又は収納体側レール部材の他の所定位置に設けられた第2係合部に当接して押し込み抵抗の急上昇をもたらす請求項1〜5の何れか1記載の複式ガイドレールを提供する。
必須部材である保持部材を利用して引出体の引き出しと押し込みの各抵抗の急上昇をもたらせば、引出体を一旦停止させることもでき、機構も簡便である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態例に基づき、更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る複式ガイドレールの側面図であり、収納状態から少しだけ引き出した状態を示す。図2は矢視線B−Bによる拡大横断面図であるが、後述するユニット体は単純な平面で切断した状態を示しておらず、ローラを明示するための図としている。家具としてキャビネットを例とし、引出体としての抽斗20が収納体としての筐体10に対して水平方向に出し入れされる場合の、水平方向にガイドする機構を示す。しかし、上下方向等、水平方向以外に案内するものでも本願の範囲内である。
【0013】
まず、主に図2を参照しながら抽斗側レール部材と中間レール部材間のガイド機構を説明する。抽斗側レール部材22は、この例では抽斗20の側面部に装着されている。抽斗側面20Hに設けたブラケット20Bを介して抽斗を取り付けているが、抽斗側壁に直接に取り付ける等してもよい。その左右(方向)平板状壁部22A(第1壁部)(以下、種々の壁部に対して平板状を省略する)の左右端部では、夫々上下(方向)壁部22D(第4壁部),22B(第2壁部)が直角に折曲状に延伸形成され、抽斗側面20H側の上下壁部22Bの下端部では前記左右壁部22Aと同じ側に、平行に左右(方向)壁部22C(第3壁部)が折曲状に延伸形成されている。
【0014】
左右壁部22Cは左右壁部22Aよりも延伸幅が小さく、また、上下壁部22Dは上下壁部22Bよりも延伸幅が小さい。従って、左右壁部22Cと上下壁部22Dとの間には隙間開口が存在する。隙間開口を確保するためには、左右壁部22Cと上下壁部22Dとの何れか一方の幅が小さければ、他方は壁部22Aや22Bと同じか、より長くてもよい。更には、この例では抽斗側レール部材22では、各壁部は直角に折曲状に延伸しているが、本願ではこれらの壁部間の角度は直角に限らない。こうした一般的な角度では、壁部22Dと22Cとの間に隙間開口があればよく、上記の如き幅寸法の関係は不用である。
【0015】
図2の例に戻ると、中間レール部材12の一端側(図2の上部)は、前記左右壁部22Cの端部近くから上方に延伸して上下壁部12Aとし、その上側端部を壁部22Bの方向に水平に折曲状に延伸させて左右壁部12Bとし、壁部22Bに近づいた位置で更に壁部22Aの方向に折曲状に延伸させて上下壁部12Cとし、壁部22Aとは離隔させている。
【0016】
一方、壁部12Aは下方向に延伸して、収納体側レール部材としての後述の筐体側レール部材22’(と24’)に内挿されている中間レール部材の他端側(図2の下部)の上下壁部12A’と連続しており、1つの平板状を成している。以上の如く、中間レール部材12は抽斗側レール部材22とは離隔しており、一切当接部位は存在しない。こうした離隔状態を維持すべく、図3に側面図を示すユニット体を抽斗側レール部材に内挿している。
【0017】
上記ユニット体の本体部である保持部材30の横断面形状は、中間レール部材12の壁部12B,12Cを内挿できると共に、抽斗側レール部材内部に挿入できる形状をしている。その横断面形状は図2に現われている。保持部材には、横断面において4箇所に配設された転動体としての円板状体を含む円柱体又は円筒体のローラR1,R2,R3,R4が装着されている。即ち、図2において、上方のローラR1は左右軸線C1を中心として回転し、下方のローラR2は他の左右軸線C2を中心にして回転し、上方のローラR3は上下軸線C3を中心にして回転し、下方のローラR4は他の上下軸線C4を中心にして回転する。
【0018】
ローラR1は壁部12Bと22Aとの間にほぼ亘る大きさであり、ローラR2は壁部12Bと22Cとの間にほぼ亘る大きさである。従って、抽斗側レール部材と中間レール部材との上下方向のガタを防止できる。また、ローラR3は壁部12Cと22Dとの間にほぼ亘る大きさであり、ローラR4は壁部12Aと22Bとの間にほぼ亘る大きさである。従って、抽斗側レール部材と中間レール部材との左右方向のガタを防止できる。
【0019】
図3(側面図)において、ローラR1は保持部材30の前後に3個づつ、ローラR2は前後に2個づつ、ローラR3は前後に1個づつ、ローラR4は前後に1個づつ、夫々取り付けられているが、4種類とも前後に1個づつだけ設けたり、或いは、4種類とも全体で1個づつでもよい。
【0020】
抽斗側レール部材22の上下方向内寸は、ローラR1とR2の各直径寸法と壁部12Bの板厚を合わせた寸法が必要である。しかし、左右方向内寸は、ローラR3とR4の各直径寸法と壁部12C(又は12A)の板厚を合わせた寸法よりも小さくて済む。即ち、壁部12Bの幅寸法Δ分だけ小さくて済む。従って、筐体10の内部に設けた抽斗収納のための収納空間において、抽斗側レール部材22の左右幅を小さくすることができ、延いては、抽斗の左右方向寸法を可及的に大きくできる。
【0021】
また、抽斗を引き出せば、共に移動する抽斗側レール部材22は、壁部22Cと22Dとの間の隙間開口から、内部に挿入されているユニット体が見えてしまう虞がある。そこで、抽斗20に取り付け、壁部22Dの筐体側(外側)に位置して、該壁部22Dの上方位置から該壁部下端よりも下方であって、筐体側レール部材22’(と24’)の後述の壁部22D’の下部にまで達している2点鎖線で示す目隠し用壁部28(板状部材)を設ければ、ユニット体を隠すことができる他、使用者が抽斗側レール部材22や中間レール部材12に接触することも防止できる。
【0022】
既に述べているが、上記形態例では抽斗側レール部材22の各壁部は直角に折曲状に延伸しているが、これらの壁部間の角度は直角に限らない。また、中間レール部材12の各壁部も直角に折曲状に延伸しているが、これらの壁部間の角度も直角に限らない。
【0023】
次に、中間レール部材12と筐体側レール部材22’(24’)とのガイド機構を説明する。まず、筐体側レール部材は、既述の抽斗側レール部材22と同様なレール部材(狭義の筐体側レール部材)22’の左右壁部22A’外側に溶接接合した横断面L字状のレール部材24’を具備している。このL字状レール部材の上下壁部を筐体10に固定しているが、L字レール部材無しでレール部材22’を直接に筐体10に固定する等でもよい。狭義の筐体側レール部材22’と中間レール部材12の下部とのガイド機構は、上述した抽斗側レール部材22と中間レール部材12の上部とのガイド機構と同様である。各対応する部位や部材には同じ番号、記号を用い、それに「’」を付している。作用効果も同じである。
【0024】
図4は上記レール部材22’に内挿している保持部材30’とこれに装着されたローラとを有する他のユニット体の側面図であり、図3のものと同一寸法形態(同一)である。従って、複式ガイドレールを低コスト化できるが、レール部材22’等の寸法形態を変えることで、異なるユニット体とすることもできる。
【0025】
また、この形態例では、この2つのガイド機構は同じ寸法形態でもあり、横断面では上下対称であり、壁部12Bの幅寸法Δと壁部12B’の幅寸法Δ’は同じである。しかし、同じ寸法形態である必要は無い。更には、同じ寸法形態であっても、必ずしも上下対称に配設する必要も無い。従って、夫々のレール部材22,22’の隙間開口の位置も種々の位置関係が有り得る。その場合、中間レール部材12の壁部12Aと12A’が必ずしも1つの平板状に連結されず、途中で折り曲げた形状になり得る。
【0026】
2つのレール部材22,22’が上下の配置関係でなく、左右の配置関係であったり、また、この複式ガイドレールが、抽斗20の底面の下側に配設される場合も有る。この場合の2つのレール部材22,22’の配置関係や寸法形態等は、抽斗の側部に配設された前述の場合と同様に種々有り得る。抽斗側レール部材22を、抽斗底面に対面するように取り付ける場合、図2における面20Hを底面と見なすと、レール部材22の高さ寸法をΔ分、また、レール部材22’の高さ寸法をΔ’分小さくできる。従って、抽斗の深さ寸法を大きくできる。
【0027】
この場合は、例えば、抽斗の左右幅の中央寄りの位置というように、抽斗に対するガイドレールの装着位置によっては上記目隠し用壁部28は無くても、美観上及び人への接触防止上の問題なく構成できる。また、壁部28の装着根元位置は、抽斗の側面でもよく、底面でもよい。
以上の2つのレール部材22,22’(と24’)の夫々の取り付け対象体である抽斗と筐体とを入れ換えることもできる。即ち、図2の10を抽斗、20を筐体と考えることができる。しかし、壁部28の取付位置は変更となる。
【0028】
図5は、抽斗を最前位置まで引き出した場合の複式ガイドレールの要部側面図である。抽斗と共に抽斗側レール部材22が移動し、それに伴って、内挿しているユニット体が該レール部材22の半分の速度で移動する。また、中間レール部材12と、筐体側レール部材22’に内挿されているユニット体との関係も同様である。ローラの存在によって各移動部材は滑らかな転がり摩擦によって移動できる。
【0029】
主に図1と図5を参照する。抽斗を引き出した場合は、中間レール部材12に設けた停止部(第1係合部)12FSに対してユニット体の保持部材30の前端部30F(図3)が当接することによりユニット体が停止する。しかし、抽斗を更に強く引けば、抽斗と共にレール部材22が、ユニット体の各ローラとの転がり摩擦で前進するのではなく、ユニット体が停止状態のまま抵抗の大きな滑りによって前進し、落下することが有り得る。これを防止すべく、レール部材22の後端近くに設けた前進停止体22HSが保持部材30の後端部30R(図3)に当接するよう構成している。即ち、レール部材12に設けた停止部12FSに対してユニット体の保持部材30の前端部30Fが当接するのとほぼ同時に、前進停止体22HSが保持部材後端部30Rに当接するように構成している。
【0030】
停止部12FSに対して保持部材30の前端部30Fが当接した状態となれば、中間レール部材12が引き出され始める。そうしてやがて他のユニット体の保持部材30’の前端部30F’(図4)が、筐体側レール部材22’に設けた停止部(第1係合部)22FS’に当接して該他のユニット体が停止する。この場合も、抽斗を更に強く引けば、他のユニット体の各ローラが回転することなく、該ローラに対して抵抗の大きな滑り摩擦によって中間レール部材12が引き出され、抽斗が落下することも有り得る。これを防止するために、中間レール部材12の後端部に、前進停止体12HS’を設けており、これが他のユニット体の保持部材後端部30R’(図4)に当接して停止できる。即ち、保持部材30’の前端部が筐体側レール部材の停止部22FS’に当接して該他のユニット体が停止するのとほぼ同時に、中間レール部材の前進停止体12HS’が保持部材後端部に当接するように構成している。
【0031】
また、抽斗を収納させる場合、保持部材30の後端部が、中間レール部材12の適宜位置に設けた停止部(第2係合部)12RSに当接してユニット体が停止する。
保持部材30の後端部が、中間レール部材12の停止部12RSに当接した状態から、抽斗を更に押し込むと、中間レール部材12も後退し始める。やがて、他のユニット体の保持部材30’の後端部が筐体側レール部材22’の適宜位置に設けた停止部(第2係合部)22RS’に当接して該他のユニット体が停止する。
【0032】
しかし、抽斗を更に強く押せば、抽斗等と共に中間レール部材12が、他のユニット体の各ローラとの転がり摩擦で後退するのではなく、他のユニット体が停止状態のまま抵抗の大きな滑りによって後退し、後方に空間がある場合は落下する。これを防止すべく、中間レール部材12の適宜位置に設けた後退停止体12SS’が保持部材30’の前端部に当接するように構成している。即ち、他のユニット体の保持部材30’の後端部が筐体側レール部材の停止部22RS’に当接して該他のユニット体が停止するのとほぼ同時に、中間レール部材の後退停止体12SS’が保持部材30’の前端部に当接するように構成している。
【0033】
また更に、抽斗を更に強く押せば、抽斗と共にレール部材22が、ユニット体の各ローラとの転がり摩擦で後退するのではなく、ユニット体が停止状態のまま滑りによって後退し、後方に空間がある場合は落下する。これを防止すべく、レール部材22の適宜位置に設けた後退停止体22SSが保持部材30の前端部に当接するように構成している。即ち、保持部材30の後端部が中間レール部材の停止部12RSに当接してユニット体が停止するのとほぼ同時に、抽斗側レール部材の後退停止体22SSが保持部材30の前端部に当接するように構成している。
【0034】
本願は抽斗以外にテーブル等にも適用できることは既述の通りである。
重複記載となる部分もあるが、異なる形態例において説明した各事項は、特に矛盾のない限り、他の形態例にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、精度の高い曲面を要しないレールであって、レールの幅を小さくコンパクト化できる構造の複式ガイドレールの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る複式ガイドレールの側面図である。
【図2】図2は図1の矢視線B−Bによる拡大横断面図である。
【図3】図3はユニット体の側面図である。
【図4】図4は他のユニット体の側面図である。
【図5】図5は引き出し状態の複式ガイドレールの要部側面図である。
【符号の説明】
10 筐体(収納体)
12 中間レール部材
20 抽斗
22 抽斗側レール部材
22’ 筐体側レール部材(収納体側レール部材)
28 目隠し用壁部
30,30’ 保持部材
R1,R2,R3,R4 ローラ(転動体)

Claims (6)

  1. キャビネット等の家具の引出体と収納体との間に設けられ、収納体側に装着された収納体側レール部材と、該レール部材に対して相対移動する中間レール部材と、該中間レール部材に対して相対移動すると共に引出体側に装着された引出体側レール部材とを有する複式ガイドレールであって、
    引出体側レール部材は、その横断面において、第1壁部と、該第1壁部の一端部において折曲状に延伸した第2壁部と、他端部においても第1壁部に対して第2壁部と同じ側に折曲状に延伸した第4壁部と、第2壁部の延伸先側端部において、該第2壁部に対して第1壁部と同じ側に折曲状に延伸し、第4壁部とは離隔している第3壁部とを具備し、
    収納体側レール部材は、その横断面において、第1’壁部と、該第1’壁部の一端部において折曲状に延伸した第2’壁部と、他端部においても第1’壁部に対して第2’壁部と同じ側に折曲状に延伸した第4’壁部と、第2’壁部の延伸先側端部において、該第2’壁部に対して第1’壁部と同じ側に折曲状に延伸し、第4’壁部とは離隔している第3’壁部とを具備し、
    中間レール部材は、その横断面における一端側が、引出体側レール部材の第3壁部と第4壁部との間の隙間開口を介して内部に挿入され、前記第3壁部の側から第1壁部の側に向かって延伸するA壁部と、該A壁部の前記第1壁部に近い側の端部から前記第2壁部に向かって延伸するB壁部と、該B壁部の前記第2壁部に近い側の端部から前記第1壁部に向かって延伸するC壁部とを具備して引出体側レール部材とは互いに隙間を有して離隔しており、
    また、他端側が、収納体側レール部材の前記第3’壁部と第4’壁部との間の隙間開口を介して内部に挿入され、前記第3’壁部の側から第1’壁部の側に向かって延伸するA’壁部と、該A’壁部の前記第1’壁部に近い側の端部から前記第2’壁部に向かって延伸するB’壁部と、該B’壁部の前記第2’壁部に近い側の端部から前記第1’壁部に向かって延伸するC’壁部と、A’壁部に連続して該収納体側レール部材の外方に延伸し、前記A壁部に連続する延伸部とを具備して収納体側レール部材とは互いに隙間を有して離隔しており、
    引出体側レール部材と収納体側レール部材の夫々の内部に、保持部材に装着され、夫々のレール部材と中間レール部材との2次元方向のガタを規制するよう2つの部材壁部間にほぼ亘って配設された、夫々少なくとも4箇所に配設された転動体を有するユニット体を具備し、
    前記引出体側レール部材内のユニット体は、引出体側レール部材に内挿されると共に中間レール部材のB壁部とC壁部とを内挿する横断面形状を有する保持部材と、該保持部材に装着され、第1壁部とB壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第1転動体と、第3壁部とB壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第2転動体と、第4壁部とC壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第3転動体と、第2壁部とA壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第4転動体とを具備し、
    前記収納体側レール部材内のユニット体は、収納体側レール部材に内挿されると共に中間レール部材のB’壁部とC’壁部とを内挿する横断面形状を有する他の保持部材と、該保持部材に装着され、第1’壁部とB’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第1’転動体と、第3’壁部とB’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第2’転動体と、第4’壁部とC’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第3’転動体と、第2’壁部とA’壁部との対向壁面間にほぼ亘って転動する第4’転動体とを具備する
    以上の3つのレール部材の組合せが存在する
    ことを特徴とする複式ガイドレール。
  2. 前記引出体側レール部材を引出体の側面側に取り付け、収納体側レール部材の前記1’〜4’壁部は、引出体側レール部材の上側又は下側に配置されてなる請求項1記載の複式ガイドレール。
  3. 前記引出体側レール部材を引出体の底側に取り付け、収納体側レール部材の前記1’〜4’壁部は、引出体側レール部材の右側又は左側に配置されてなる請求項1記載の複式ガイドレール。
  4. 引出体側レール部材に内挿されているユニット体と収納体側レール部材に内挿されているユニット体とが同じである請求項1〜3の何れか1記載の複式ガイドレール。
  5. 引出体側に取り付けられ、引出体側レール部材と中間レール部材とを外側から覆うように配設され、これら両部材を上下方向に概ね覆う幅の板状部材を更に具備してなる請求項1〜4の何れか1記載の複式ガイドレール。
  6. 前記何れかのユニット体の保持部材の引出体前方側端部が、中間レール部材又は収納体側レール部材の所定位置に設けられた第1係合部に当接して引き出し抵抗の急上昇をもたらし、引出体後方側端部が、中間レール部材又は収納体側レール部材の他の所定位置に設けられた第2係合部に当接して押し込み抵抗の急上昇をもたらす請求項1〜5の何れか1記載の複式ガイドレール。
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