JP7014399B2 - 机 - Google Patents
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Description
このような机であれば、天板と天板支持部との一体感や相互に関連することによる美観を創出することができ、机の美観を向上することができる。
このような机であれば、交差する水平部と垂直部とが一体となった屈曲部材が高い強度を有するため、屈曲部材やその周囲の変形を抑制することができる。
このような構成であれば、天板と幕板とを連接させることにより、互いの強度を高くすることができる。
[1.実施形態]
[1-1.全体構成]
本実施形態の机1は、図1~図3に示されるように、天板11と、幕板13と、フレーム15と、を有している。机1は使用者の着席位置が想定されるものであって、天板11の後方が着席側となる。また左右の方向は、机1の使用者を基準とする方向である。机1は左右方向に関して対称形である。
主板21は、略矩形であって前後左右方向、言い換えると水平方向に拡がる。前縦壁23は、主板21の前方部分に設けられ、主板21前方の端部から下方に延びる。すなわち、前縦壁23は垂直方向に広がる。左縦壁25Lは、主板21の左方の端部から下方に延びる板状の部材である。右縦壁25Rは、主板21の右方の端部から下方に延びる板状の部材である。後縦壁26は、主板21の後方の端部から下方に延びる板状の部材である。主板21が水平部の一例であり、前縦壁23が垂直部の一例である。また天板11が屈曲部材の一例である。
幕板13は、略矩形の板状の部材であって、机1の前方において前縦壁23の下端につながるように配置される。詳細には、幕板13の上端の左側部分に設けられた左上端部13Lが左下端部23Lと連接され、右側部分に設けられた右上端部13Rが右下端部23Rと連接される。幕板13が、拡張部材の一例である。
図6~図9を用いて天板11と幕板13との連結構造を説明する。
図6は天板11を下方から見た斜視図である。なお図6では左下端部23L及びその周辺を図示する。右下端部23Rは左下端部23Lの左右を反転した形状である。天板11の前縦壁23には、左下端部23Lの下端において、天板連接部71が設けられている。
本実施形態では、天板連接部71と幕板連接部72の間には小さなクリアランスが形成されているが、天板連接部71及び幕板連接部72は当接していてもよい。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態の机1では、天板11が、主板21と交差する前縦壁23、左縦壁25L、及び右縦壁25Rと一体に構成されることによって、天板11の強度が向上する。そのため、天板11の変形が抑制される。また、前縦壁23が最も長く形成されていることから、天板11の前方部分の強度をより高めることができる。それにより、左右方向と交差する方向(例えば前後方向)を軸とした捻りを生じさせる変形が生じることをより高度に抑制できる。
また、前縦壁23が下方向に長く延び出していても、左縦壁25Lと右縦壁25Rとが下方に長く延びすぎる場合と比較して使用者への影響が少なく都合がよい。
また、保持部61は切欠き27の内部を通過していることから、天板11の上端から保持部61の下端までの距離が小さくなる。これにより、スタッキングのピッチを小さくすることができる。仮に、保持部61が左縦壁25L又は右縦壁25Rの下方を通過するように設けられた場合、スタックガード54の下端面よりも保持部61の下端が低くなってしまうことでスタッキングのピッチが大きくなってしまうが、上記実施形態の机1ではそのような問題を抑制できる。
以上本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態の机1では、手掛け部31によって左右に分けられることにより、天板連接部71及び幕板連接部72の組み合わせが2組設けられる構成を例示したが、例えば机が手掛け部を有しておらず、1組の天板連接部及び幕板連接部の組み合わせを有するように構成されていてもよいし、3組以上に分けて設けられていてもよい。
図10E、10Fに示す例では、天板連接部71cが、前後のみでなく左右方向からも幕板連接部72cを挟むように構成される。
また、天板連接部と幕板連接部とは、いずれが前方に位置していてもよい。すなわち、上記実施形態及び図10にて示した天板連接部と幕板連接部との位置関係が反対になっていてもよい。
また、上記第1部は、上記第2部よりも、相対的に天板又は幕板の裏側に配置される部分であってもよい。
また上記実施形態では、手掛け部31として、前縦壁23の下端部分に設けられた上側に向かう切欠きと、幕板13の上端部分に設けられた下側に向かう切欠きと、を含む構成を例示した。しかしながら、手掛け部は、前縦壁23及び幕板13のうちのいずれか一方にのみ形成された切欠き部分によって構成されていてもよい。
(2f)上記実施形態では、天板と幕板とが異なる部材である構成を例示したが、図13に示す机161のように、天板と幕板とが、天板部162と幕板部163とを有する1つの複合部164によって構成されていてもよい。机161は、机1と同様に、天板部162の右方の端部から下方に延びる右縦壁165の他、左縦壁及び後縦壁を備えている。つまり、複合部164は下方が開放された箱型である。
Claims (10)
- 天板を備える机であって、
前記天板は、該天板の前方の端部から下方に延びる前縦壁と、該天板の左方の端部から下方に延びる左縦壁と、該天板の右方の端部から下方に延びる右縦壁と、を有しており、
前記前縦壁は、前記左縦壁及び前記右縦壁よりも上下方向の長さが長く形成されている、机。 - 請求項1に記載の机であって、
さらに、幕板を備え、
前記前縦壁に設けられる天板連接部と、前記幕板における上方部分に設けられる幕板連接部と、は、前記天板又は前記幕板の厚さ方向に並べて配置されている、机。 - 請求項1又は請求項2に記載の机であって、
さらに、少なくとも一部が前記天板の下側の面に沿って配置される天板支持部を備え、
前記左縦壁及び前記右縦壁のうちの少なくともいずれか一方の下端には、上向きの切欠きが形成されており、
前記天板支持部の少なくとも一部は、前記切欠きの内部を通過して前記天板の側方に延び出している、机。 - 請求項2に記載の机であって、
前記天板と前記幕板の境界部分に手掛け部が形成されている、机。 - 請求項2に記載の机であって、
前記天板と前記幕板の境界部分に窪みが形成されている、机。 - 机であって、
略水平方向に拡がる水平部と、略垂直方向に拡がる垂直部と、を含み、前記水平部と前記垂直部とが一体として形成される屈曲部材と、
前記水平部及び前記垂直部のうちの少なくともいずれか一方に連接され、該一方の拡がる面に沿って拡がる拡張部材と、を備え、
前記垂直部は当該机の幕板の少なくとも一部を構成し、前記拡張部材は当該机の天板の少なくとも一部を構成する、机。 - 机であって、
略水平方向に拡がる水平部と、略垂直方向に拡がる垂直部と、を含み、前記水平部と前記垂直部とが一体として形成される屈曲部材と、
前記水平部及び前記垂直部のうちの少なくともいずれか一方に連接され、該一方の拡がる面に沿って拡がる拡張部材と、を備え、
前記屈曲部材と前記拡張部材とは、同一のフレームに固定される、机。 - 請求項7に記載の机であって、
前記水平部は当該机の天板の少なくとも一部を構成し、前記拡張部材は当該机の幕板の少なくとも一部を構成する、机。 - 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の机であって、
前記屈曲部材と前記拡張部材との境界部分に手掛け部が形成されている、机。 - 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の机であって、
前記屈曲部材と前記拡張部材との境界部分に窪みが形成されている、机。
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