JP2010195269A - 乗物シート用スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なくかつ小型の乗物シート用スライド装置を提供する。
【解決手段】シート用スライド装置1であって、床面に取付けられる一対のロアレール2と、各ロアレール2にスライド可能に装着される一対のアッパレール3と、アッパレール3をロアレール2にロックするためのロック機構6と、ロック機構6を解除する際に操作される操作部材4を有する。操作部材4は、一本の棒部材から形成され、かつ各アッパレール3に挿入される一対の挿入部4aと、一対の挿入部4aを連結する連結部4bを一体に有し、各挿入部4aは、各アッパレール3に上下方向に傾動可能に取付けられる。ロック機構6は、挿入部4aの少なくとも一つに同棒部材をプレス成形して形成されたロック爪4cと、ロアレール2に形成されかつロック爪4cが下方から係止される切欠き部2fと、ロック爪4cを切欠き部2fに係止する方向へ操作部材4を付勢する付勢部材5を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートを床面にスライド可能に装着するための乗物シート用スライド装置に関する。
スライド装置は、通常、床面に取付けられる一対のロアレールと、各ロアレールにスライド可能に装着される一対のアッパレールと、アッパレールをロアレールにロックするロック機構と、ロック機構を解除する際に操作される操作部材を有している。ロック機構は、例えばアッパレール内に上下方向に傾動可能に取付けられるロック部材と、ロアレールに形成される係止部と、ロック部材を付勢してロック部材のロック爪をロアレールの係止部に係止させる付勢部材を有している(特許文献1参照)。操作部材は、一対のアッパレールの前部間を延出して、各端部が各ロック部材と連結されている。したがって操作部材を付勢部材の付勢力に抗して上げることで、ロック部材が係止部から解除され得る。
従来、ロアレールとアッパレールを有し、アッパレールに歯車が回転可能に取付けられ、歯車がロアレールに形成された噛合孔に噛合いつつロアレール上を転がるスライド装置も知られている(特許文献2参照)。アッパレールの上面には、ロック機構として操作部材が傾動可能に取付けられ、操作部材に形成されたロック孔が歯車に係合することでアッパレールがロアレールにロックされ得る。
特開2005−225262号公報 特開平7−186789号公報
しかし特許文献1に記載のスライド装置は、一対のロック部材と操作部材を別部材として有しているため、部品点数が多い。しかもロック部材は、強度等を得るために板材を複雑に曲げ加工しているため、加工工数が多い。特許文献2に記載のスライド装置は、歯車が必要であるために部品点数が多い。しかも操作部材がアッパレールの上方において傾動するため、スライド装置が大型になる。そこで本発明は、部品点数が少なくかつ小型の乗物シート用スライド装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える乗物シート用スライド装置であることを特徴とする。請求項1に記載の発明によると、一対のロアレールと一対のアッパレールとロック機構と操作部材を有している。操作部材は、一本の棒部材から形成され、かつ各アッパレールに挿入される一対の挿入部と、一対の挿入部を連結する連結部を一体に有し、各挿入部は、各アッパレールに上下方向に傾動可能に取付けられる。ロック機構は、挿入部の少なくとも一つに同棒部材をプレス成形して形成されたロック爪と、ロアレールに形成されかつロック爪が下方から係止される切欠き部と、ロック爪を切欠き部に係止する方向へ操作部材を付勢する付勢部材を有している。
したがって操作部材は、一本の棒部材から連結部と一対の挿入部が形成され、しかも挿入部に同棒部材をプレス成形したロック爪が設けられている。そのためロック爪を有するロック部材と操作部材を別個に有する従来のスライド装置(特許文献1参照)に比べて部品点数が少ない。しかもロック爪は、棒部材をプレス成形ことで形成されるために板材を折曲加工する従来の構造に比べて簡易に形成され得る。さらに操作部材の挿入部がアッパレールに挿入されるため、スライド装置は、操作部材がアッパレールの上方に傾動可能に取付けられる従来のスライド装置(特許文献2参照)に比べて小型化され得る。
請求項2に記載の発明によると、操作部材は、一本のパイプ材から形成され、ロック爪は、パイプ材を径方向にプレスしてパイプ材の構成壁面を二層に重ねた二層部分において形成されている。したがってロック爪は、二層部分に形成されるため、一層部分に形成される場合に比べて強度が強くなる。また二層部分は、パイプ材をプレスすることで形成されるため、容易に形成され得る。したがってロック爪は、強度が強くかつ容易に形成され得る。
請求項3に記載の発明によると、操作部材の挿入部は、連結部に近い部分の上下高さが高くかつ二層部分に近い部分の上下高さが低い傾斜部分を有している。傾斜部分とアッパレールの間に付勢部材が配置されている。したがって傾斜部分によって連結部から二層部分に向けて除々に上下高さが低くなる。そのため二層部分の端部に生じ得る応力集中が傾斜部分によって分散され、挿入部の強度が強くなる。また傾斜部分によって挿入部とアッパレールの間に隙間が形成され、付勢部材がその隙間を利用して設置され得る。
乗物シートの斜視図である。 スライド装置の一部分解斜視図である。 図1のIII―III線におけるスライド装置の断面図である。 準備工程における操作部材の一部斜視図である。 曲げ加工工程における操作部材の斜視図である。 第一プレス工程における操作部材の一部斜視図である。 第二プレス工程における操作部材の一部斜視図である。 操作部材の一部斜視図である。
実施の形態を図1〜8にしたがって説明する。乗物シート10は、図1に示すように車両等の乗物の床面15に装着されるシートであって、シートクッション11とシートバック12とスライド装置1を有している。シートクッション11とシートバック12は、リクライニング装置16を介して角度調整可能に連結される。シートクッション11は、左右のサイドフレーム11aと、サイドフレーム11aの前後部を連結する前後のフレーム11b,11cを有している。
スライド装置1は、図1に示すようにシートクッション11を床面15に対してスライド可能に装着するために一対のロアレール2と、各ロアレール2にスライド可能に取付けられる一対のアッパレール3を有している。ロアレール2とアッパレール3の間には、これらをロックするロック機構6が設けられ、一対のアッパレール3の間には、ロック機構6を解除する際に操作される操作部材4が取付けられる。
ロアレール2は、図1,2に示すように前後部がブラケット13,14を介して床面15に取付けられる。一対のロアレール2は、略平行でかつ乗物進行方向に延出する。各ロアレール2は、底部2aと、底部2aの左右両端部に立設された側壁部2bと、側壁部2bの上端部から折返して延出して相互に近接する一対の上面部2cと、上面部2cの端部から下方に延出する一対の垂下部2dを有している。垂下部2dの一つ、例えばシート10の外側に位置する垂下部2dの一つには、複数の切欠き部2fと複数の係止爪2gが交互に形成されている。切欠き部2fには、操作部材4に形成されたロック爪4cが下方から挿入されて、係止爪2gによってロック爪4cの前後動を規制する。
アッパレール3は、図2に示すように天井部3aと、天井部3aの左右両端部から下方に延出する側壁部3bと、側壁部3bの下端部から延出し相互に離れる一対の下面部3cと、下面部3cの端部に立設される一対の翼部3dを有している。一つの側壁部3bと一つの下面部3c、例えばシート10の外側に位置する側壁部3bと下面部3cに跨って開口部3eが形成されている。開口部3eには操作部材4のロック爪4cが挿通される。各側壁部3bには、側壁部3bの外側から内側へ突出するボス部3fが形成されている。ボス部3fは、一対の側壁部3bの間に挿入された操作部材4の取付凹部4jに突入して、操作部材4を傾動可能に支持する。
操作部材4は、図1,2に示すように棒部材から形成されており、一対の挿入部4aと連結部(ハンドル部)4bを一体に有している。挿入部4aは、アッパレール3に挿入されて前後方向に延出する。連結部4bは、シートクッション11の前下縁に沿って左右方向に延出し、一対の挿入部4aの前端部を連結する。
操作部材4の製造方法は、先ず図4に示すように棒部材4mを準備する(準備工程)。棒部材4mは、金属製であって中空でかつ断面円形のパイプ材である。次に、棒部材4mを図5に示すように二箇所4kにおいて曲げ加工する(曲げ加工工程)。これにより略平行に延出する一対の挿入部4aと、一対の挿入部4aの一端部間を連結する連結部4bが形成される。
次に、図6に示すようにプレス加工によって挿入部4aに傾斜部分4yと二層部分4zを形成する(第一プレス工程)。二層部分4zは、挿入部4aの端部側を上方からプレスして棒部材4mの構成壁面を上下に二層にし、二層間を隙間略ゼロにする。傾斜部分4yは、連結部4b(パイプ部分x)から二層部分4zに向けて除々に上下高さが低くなり、連結部4bに近い部分において高く、二層部分4zに近い部分において低い。
次に、図7に示すようにプレス加工によって二層部分4zにロック爪4cと取付凹部4jを形成する(第二プレス工程)。ロック爪4cは、二層部分4zの一端縁(シート10の外側に位置する縁)に複数の凸部4c1と複数の凹部4c2を有している。凹部4c2は、プレスによって打ち抜くことで形成される。凸部4c1は、二層部分4zの中央に位置する底部4eから左右一方に張出す。一対の取付凹部4jは、二層部分4zの傾斜部分4yの近傍位置に形成され、下方に開口しかつ上方に突出する。
次に、図7,8に示すようにプレス加工によって挿入部4aにリブ4f〜4hを形成する(第三プレス工程)。リブ4fは、ロック爪4cが形成されていない挿入部4aの一端縁において二層部分4zと傾斜部分4yに渡って立設している。リブ4gは、挿入部4aの他端縁において二層部分4zと傾斜部分4yに渡って立設され、かつロック爪4cから連結部4bに向けて延出している。
リブ4hは、挿入部4aの他端縁において二層部分4zに立設され、かつロック爪4cから挿入部4aの先端に延出している。リブ4f、4gに取付凹部4jが位置しており、取付凹部4jは、リブ4f、4gの外側に開口しかつ内側に突出する。次に、操作部材4をカチオン電着等によって塗装する。
図2,3に示すように操作部材4の挿入部4aとアッパレール3の間には、付勢部材5が設置される。付勢部材5は、板ばねであって上片5aと下片5bと屈曲部5cを一体に有している。屈曲部5cは、上片5aと下片5bの一端部間を連結してこれらを離間方向に付勢する。屈曲部5cの左右両側には、切込み部5dが形成されている。切込み部5dには操作部材4の取付凹部4jが設置される。これにより付勢部材5は、取付凹部4jの外側面(凸面)によって後方への移動が規制される。
下片5bは、図2,3に示すように操作部材4の傾斜面4d(傾斜部分4yの上面、図8参照)の上に設置される。下片5bの左右方向の移動は、リブ4f,4gによって規制される。上片5aは、屈曲部5cの弾性力によってアッパレール3の天井部3aに押し当てられる。したがって付勢部材5は、傾斜面4dを下方に付勢する。これにより操作部材4は、アッパレール3の支点である取付凹部4jを中心に一回転方向に付勢される。
図2,3に示すように操作部材4の挿入部4aは、アッパレール3の側壁部3bの間に挿入される。これにより一対の凹部3fにボス部3fが突入し、操作部材4がアッパレール3に対して上下方向に傾動可能に取付けられる。ロック爪4cは、開口部3eを貫通してロアレール2の切込み部2fへ張出す。操作部材4が付勢部材5によって付勢されてロック爪4cが切込み部2fに対して下方から係止する(ロック機構6)。これによりロアレール2とアッパレール3がロックされ得る。
図2,3に示すようにロアレール2とアッパレール3は、側壁部2bと垂下部2dの間に翼部3dが位置し、一対の垂下部2dの間に一対の側壁部3bが位置する。これによりロアレール2とアッパレール3は、長手方向にスライド可能に取付けられる。側壁部2bと翼部3dの間には、これらのスライドを円滑にしかつガタ付きを少なくし得るリテーナ7が設けられる。リテーナ7は、複数のボール7aと、ボール7aを転動可能に保持する保持部材7bを有している。
図2,3に示すようにアッパレール3は、ロック機構6によってロアレール2にロックされてスライド不能になる。ロック機構6を解除する場合は、操作部材4の連結部4bを持上げて操作部材4を付勢部材5に抗して傾動させる。操作部材4は、アッパレール3との傾動支点(ボス部3fと取付凹部4j)を中心に傾動し、ロック爪4cが下方に移動する。これによりロック爪4cが切込み部2fと係止爪2gから離れ、アッパレール3がロアレール2に対してスライド可能になる。
以上のように操作部材4は、図2,4,8に示すように一本の棒部材4mから形成され、かつ各アッパレール3に挿入される一対の挿入部4aと、一対の挿入部4aを連結する連結部4bを一体に有し、各挿入部4aは、各アッパレール3に上下方向に傾動可能に取付けられる。ロック機構6は、挿入部4aの少なくとも一つに同棒部材をプレス成形して形成されたロック爪4cと、ロアレール2に形成されかつロック爪4cが下方から係止される切欠き部2fと、ロック爪4cを切欠き部2fに係止する方向へ操作部材4を付勢する付勢部材5を有している。
したがって操作部材4は、一本の棒部材4mから連結部4bと一対の挿入部4aが形成され、しかも挿入部4aに同棒部材4mをプレス成形したロック爪4cが設けられている。そのためロック爪を有するロック部材と操作部材を別個に有する従来のスライド装置(特許文献1参照)に比べて部品点数が少ない。しかもロック爪4cは、棒部材4mをプレス成形ことで形成されるために板材を折曲加工する従来の構造に比べて簡易に形成され得る。さらに操作部材4の挿入部4aがアッパレール3に挿入されるため、スライド装置1は、操作部材がアッパレールの上方に傾動可能に取付けられる従来のスライド装置(特許文献2参照)に比べて小型化され得る。
また操作部材4は、図4〜8に示すように一本のパイプ材(棒部材4m)から形成され、ロック爪4cは、パイプ材を径方向にプレスしてパイプ材の構成壁面を二層に重ねた二層部分4zにおいて形成されている。したがってロック爪4cは、二層部分4zに形成されるために、一層部分に形成される場合に比べて強度が強くなる。また二層部分4zは、パイプ材をプレスすることで形成されるために容易に形成され得る。かくしてロック爪4cは、強度が強くかつ容易に形成され得る。
また操作部材4の挿入部4aは、図2,8に示すように連結部4bに近い部分の上下高さが高くかつ二層部分4zに近い部分の上下高さが低い傾斜部分4yを有している。傾斜部分4yとアッパレール3の間に付勢部材5が配置されている。したがって傾斜部分4yによって連結部4bから二層部分4zに向けて除々に上下高さが低くなる。そのため二層部分4zの端部に生じ得る応力集中が傾斜部分4yによって分散され、挿入部4aの強度が強くなる。また傾斜部分4yによって挿入部4aとアッパレール3の間に隙間が形成され、付勢部材5がその隙間を利用して設置され得る。
またロック爪4cは、図2に示すようにアッパレール3の開口部3eに挿入され、開口部3eの前後縁3e1,3e2によって前後方向の移動が規制される。したがってアッパレール3と操作部材4の間に前後方向の大きな力が加わると、ボス部3fと取付凹部4jのみならず、ロック爪4cと前後縁3e1,3e2によっても操作部材4がアッパレール3から外れることが防止され得る。
また操作部材4は、図3,8に示すように左右にリブ4f〜4hを有しており、リブ4f〜4hは、アッパレール3の左右の側壁部3bに略平行に近接する。したがってアッパレール3と操作部材4の間に左右方向への力またはねじり力が加わると、リブ4f〜4hと側壁部3bが協働して左右方向への力またはねじり力を受け止める。そのためアッパレール3と操作部材4のいずれか一方が大きく曲がることが防止され得る。しかもリブ4f〜4hは、二層部分4zによって形成されるため、一層部分に形成される場合に比べて強度が強い。
また図2,3に示すように挿入部4aは、アッパレール3内に挿入され、ロック機構6は、ロアレール2とアッパレール3内に設けられる。そのため挿入部4aとロック機構6は、ロアレール2を床面15に埋め込む場合において邪魔にならない。またロック機構6と操作部材4の操作等において生じ得る部材間の当接音は、ロアレール2とアッパレール3内において小さくされ得る。
また図2,8に示すようにロック爪4cの凸部4c1と、ロアレール2の係止爪2gは、スライド方向に複数並んでいる。したがってロアレール2と操作部材4の間にスライド方向に大きな力が加わった場合、凸部4c1と係止爪2gが逐次破壊され得る。そのためスライド方向の力は、逐次吸収され得る。
(他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態等であっても良い。
(1)上記実施の形態の操作部材4は、一本のパイプ材から形成されている。しかし所定の長さを有し、かつ中実または中空で、かつ断面円形、断面多角形、断面楕円形等である棒部材から操作部材が形成される形態であっても良い。
(2)上記実施の形態のスライド装置1は、一対のロック機構6を有している。しかし左右いずれか一つのみのロック機構を有するスライド装置であっても良い。
(3)上記実施の形態のロック機構6は、操作部材4の一端縁に形成されたロック爪4cと、ロアレール2の一つの垂下部2dに形成された切欠き部2fと係止爪2gを有している。しかし操作部材の両端縁に形成されたロック爪と、ロアレールの一対の垂下部に形成された切欠き部と係止爪を有するロック機構であっても良い。
(4)上記実施の形態の操作部材4とアッパレール3は、アッパレール3に形成されたボス部3fと、操作部材4に形成された取付凹部4jによって傾動可能に取付けられる。しかし操作部材に形成されたボス部と、アッパレールに形成されかつ前記ボス部が回転可能に挿入される取付凹部によって操作部材がアッパレールに傾動可能に取付けられる形態であっても良い。あるいは操作部材とアッパレールが軸部材によって傾動可能に取付けられる形態であっても良い。
(5)上記実施の形態のロック爪4cは、操作部材4の傾動支点(ボス部3fと取付凹部4j)よりも後側に位置している。しかしロック爪が操作部材の傾動支点よりも前側に位置しており、ロック爪がロアレールの切欠き部に下方から係止される方向に付勢部材によって付勢される形態であっても良い。
(6)上記実施の形態の操作部材4の連結部4bは、シートクッション11の前下部に位置している。しかし連結部がシートクッションの後下部、右下部、左下部等に位置する形態であっても良い。
1…スライド装置
2…ロアレール
3…アッパレール
3f…ボス部
4…操作部材
4a…挿入部
4b…連結部
4c…ロック爪
4d…傾斜面
4m…棒部材
4y…傾斜部分
4z…二層部分
5…付勢部材
6…ロック機構
10…乗物シート
11…シートクッション
12…シートバック
15…床面

Claims (3)

  1. シートを床面にスライド可能に装着するための乗物シート用スライド装置であって、
    前記床面に取付けられる一対のロアレールと、前記各ロアレールにスライド可能に装着される一対のアッパレールと、前記アッパレールを前記ロアレールにロックするためのロック機構と、前記ロック機構を解除する際に操作される操作部材を有し、
    前記操作部材は、一本の棒部材から形成され、かつ前記各アッパレールに挿入される一対の挿入部と、前記一対の挿入部を連結する連結部を一体に有し、前記各挿入部は、前記各アッパレールに上下方向に傾動可能に取付けられ、
    前記ロック機構は、前記挿入部の少なくとも一つに同棒部材をプレス成形して形成されたロック爪と、前記ロアレールに形成されかつ前記ロック爪が下方から係止される切欠き部と、前記ロック爪を前記切欠き部に係止する方向へ前記操作部材を付勢する付勢部材を有することを特徴とする乗物シート用スライド装置。
  2. 請求項1に記載の乗物シート用スライド装置であって、
    操作部材は、一本のパイプ材から形成され、ロック爪は、前記パイプ材を径方向にプレスして前記パイプ材の構成壁面を二層に重ねた二層部分において形成されていることを特徴とする乗物シート用スライド装置。
  3. 請求項2に記載の乗物シート用スライド装置であって、
    操作部材の挿入部は、連結部に近い部分の上下高さが高くかつ二層部分に近い部分の上下高さが低い傾斜部分を有し、
    前記傾斜部分とアッパレールの間に付勢部材が配置されていることを特徴とする乗物シート用スライド装置。

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