JP5759449B2 - 印刷用塗工紙およびその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)重量平均分子量が400万〜5000万のポリカルボン酸系共重合体の水溶液が有機溶媒に分散しているW/O型エマルションからなる粘性改良剤と、顔料と、水とを混合して塗工液を調製する工程、および前記塗工液のカーテン膜を形成し、当該カーテン膜に原紙を通して原紙上に塗工層を形成する工程を含む、印刷用塗工紙の製造方法。
(2)重量平均分子量が400万〜5000万のポリカルボン酸系共重合体の水溶液が有機溶媒に分散しているW/O型エマルションからなる粘性改良剤と、顔料と、水とを混合する工程を含む方法により調製された、印刷用塗工紙にカーテン塗工するための塗工液。
(3)前記(2)の塗工液をカーテン塗工によって原紙上に塗工した印刷用塗工紙。
塗工液調製工程:重量平均分子量が400万〜5000万のポリカルボン酸系共重合体の水溶液が有機溶媒に分散しているW/O型エマルションからなる粘性改良剤と、顔料と、水とを混合して塗工液を調製する。
カーテン塗工工程:前記塗工液のカーテン膜を形成し、当該カーテン膜に原紙を通して原紙上に塗工層を形成する。
本工程では、水と顔料と特定の粘性改良剤とを混合して塗工液を調製する。本工程においては、水と顔料と特定の粘性改良剤を同時に混合してよい。しかしながら作業性を考慮すると、予め水と顔料のスラリーを調製しておき、このスラリーに特定の粘性改良剤を混合することが好ましい。混合には、ミキサー等の通常の混合手段を用いてよい。本発明で用いる塗工液は、この他に、界面活性剤等他の成分を含んでいてもよい。各成分等について以下に説明する。
本発明では、重量平均分子量400万〜5000万のポリカルボン酸系共重合体の水溶液が有機溶媒に分散しているW/O型エマルションからなる粘性改良剤を用いる。以下、この粘性改良剤を「W/O型エマルション粘性改良剤」ともいう。粘性改良剤とは系の粘度を変化させるために用いる薬剤である。
本発明においては界面活性剤を用いて、塗工液の動的表面張力を後述するような範囲に調整できる。界面活性剤には、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤およびノニオン性界面活性剤が存在するが、本発明においてはアニオン性界面活性剤が好ましい。カチオン性界面活性剤は塗工液中の顔料を凝集させやすくなる。また、ノニオン性界面活性剤は塗工液に十分な濡れ性を与えにくい。アニオン性界面活性剤の例には、スルホン酸系界面活性剤、硫酸エステル系界面活性剤およびカルボン酸系界面活性剤が含まれる。これらの中でも、塗工液の濡れ性をより良好とできるため、スルホン酸系界面活性剤が好ましく、特にアルキルスルホコハク酸が好ましい。
本発明に用いる塗工液は顔料を含む。顔料は制限されず、塗工紙用に従来から用いられている顔料を使用できる。例えば、カオリン、クレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、ケイ酸、ケイ酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイト等の無機顔料、プラスチックピグメント等の有機顔料、有機・無機複合顔料等を使用することができる。中でも重質炭酸カルシウムまたは軽質炭酸カルシウムが好ましい。これらの顔料は単独で使用できるが、必要に応じて二種以上を混合して使用してもよい。
扁平率の数値が高いほど顔料の扁平度が高く、扁平率の数値が1に近いほど顔料が完全球体に近いことを意味する。扁平率が2.0以下の顔料を用いると塗工紙品質が良好になる理由の詳細は明らかでないが、以下のように推察される。非接触式の塗工方式であるカーテン塗工は、接触式の塗工方式と比較して、扁平な顔料を使用した場合に顔料が原紙の進行方向へ配向しづらい傾向がある。そのため、扁平な顔料を多く使用すると顔料が規則的に配向できず、塗工紙表面の平滑性が低下し、また、塗工層の空隙が多くなり、印刷時におけるインキの浸透が激しくなり、印刷光沢度が低下すると考えられる。ただし、本発明はこの考察に拘束されない。
式中、d30は積算30重量%の粒子径であり、d70は積算70重量%の粒子径である。
本発明においては、カーテン塗工液に接着剤(バインダー)を配合することが好ましい。接着剤は特に制限されず、塗工紙用に従来から用いられている接着剤を使用できる。接着剤の例には、スチレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブタジエン・メチルメタクリレート系、酢酸ビニル・ブチルアクリレート系等の各種共重合体、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、およびアクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等の合成系接着剤;カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類;酸化澱粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉等のエーテル化澱粉、デキストリン等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等の通常の塗工紙用接着剤が含まれる。接着剤は、1種類以上を適宜選択して使用できる。好ましい態様において、これらの接着剤は顔料100重量部当たり5〜50重量部、より好ましくは8〜30重量部程度の範囲で使用される。中でも、低重合度(重合度500程度)ポリビニルアルコールは、粘度を大幅に上昇させることなく接着効果も高めることができるので好ましい。
本発明においては、必要に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着色剤等、通常の塗工紙用顔料に配合される各種助剤を適宜使用できる。
本工程では、前記塗工液のカーテン膜を形成し、当該カーテン膜に原紙を通して原紙上に塗工層を形成する。
本発明に用いる塗工液は、破断時間が200ms以上であることが好ましい。塗工液の破断時間とは、塗工液の伸びやすさ(曳糸性)の指標である。破断時間の大きい塗工液ほど、曳糸性の高い塗工液となる。破断時間が200msより短いと、カーテン膜の落下速度と原紙の進行速度との差により、カーテン膜が原紙に接触した際に瞬時に起こる伸長に、塗工液が追従しにくくなる。このため、塗膜が破断して、クレーターが発生しやすくなる。また、破断時間の上限は特に限定されないが、500msより長いと、塗工液の流動性が悪化し、塗料の送液が困難になるため好ましくない。この場合、流動性を改善するために塗工液の固形分を下げることも考えられるが、塗工液の原紙への過剰な浸透により塗工紙の品質が悪化するので好ましくない。
具体的に動的表面張力は、プローブ先端内で新しい界面が生成した時点から最大泡圧となるまでの時間(ライフタイム)を変化させながら、各ライフタイムにおける動的表面張力を測定する。このように短時間における動的表面張力を測定することで、流動または撹拌状態にある液体の濡れ性が評価できる。つまり、ライフタイムが短いほどより流動状態に近い、ごく初期の状態における動的表面張力が測定できる。本発明においては、測定精度の観点から、ライフタイムを100msとした場合における表面張力の値を動的表面張力とすることが好ましい。この動的表面張力は自動動的表面張力計(「BP−D5」協和界面化学株式会社製)等用いて測定することができる。
本発明で使用される原紙は特に制限されず、一般に使用される上質紙、中質紙、更紙、マシンコート紙、アート紙、キャストコート紙、合成紙、レジンコーテッド紙、プラスチックフィルム等を例外なく使用できる。
本発明においてカーテン塗工とは、塗工液をカーテン状に流下させて膜を形成し、その膜に原紙を通すことにより原紙上に塗工層を設ける塗工方式である。カーテン塗工は、原紙に沿って塗工層が形成される輪郭塗工であり、また、いわゆる前計量方式であるため塗工量の制御が容易であるという特徴を有する。
(1)破断時間:サーモハーケ社製伸長粘度計(機種名:CaBER1)を用い、1)前記粘度計の同軸かつ軸が垂直になるように配置された一対の直径8mmの円形プレート間(ギャップ1mm)に液温が30℃の塗工液を封入し、2)上方のプレートを400mm/秒の速度で8mm垂直に引き上げてそのまま保持し、3)前記プレートの引き上げ開始時点から塗工液フィラメントが破断するまでの時間を測定した。
(2)動的表面張力:自動動的表面張力計(「BP−D5」協和界面化学株式会社製)を用いて、塗工液中に挿したプローブ(細管)から気泡を連続的に発生させたときの最大圧力(最大泡圧)を最大泡圧法により測定し、表面張力を求めた。具体的には、ライフタイム(プローブ先端内で新しい界面が生成した時点から最大泡圧となるまでの時間)が100msである場合の表面張力の値を動的表面張力とした。
(3)クレーター発生の程度:塩化アンモニウムを2.5重量%、イソプロピルアルコールを47.5重量%含む水溶液に塗工紙を浸し、過剰な溶液をウェスでふき取った後に自然乾燥させ、200℃に熱した乾燥機に入れて30分間燃焼させた。その後、画像解析装置により白く残った塗工層と、黒く炭化した原紙(パルプ繊維)の割合よりクレーターの発生状況を確認し、印刷用塗工紙としての品質を備えているかを判断した。なお、塗工液の泡が原因となるマシン進行方向に長く伸びた楕円上の欠陥は、被覆率の計算より除外した。評価は目視により行い、その基準は以下のとおりとした。
◎:クレーターが全くない、○:クレーターがほとんどない(1個〜2個/cm2)、△:クレーターが少ない(3〜10個/cm2)、×:クレーターが多い(11個〜100個/cm2)
(4)操業安定性:カーテン膜が落下して原紙に接触するまでの間に、膜が不安定になって膜切れが発生する頻度を判断した。評価基準は以下の通りである。
◎:膜切れが全く発生ない、○:まれに膜切れが発生する(1時間に1回程度)、△:しばしば膜切れが発生する(1分間に1回程度)、×:膜を形成できない
(5)印刷光沢度:ローランド社製オフセット平判印刷機(4色)にて、平判印刷用インキ(東洋インキ株式会社製ハイユニティーM)を用いて、印刷速度8000枚/時で印刷用紙に印刷を行なった。その後、藍ベタ部の印刷光沢度をJIS P8142「紙及び板紙−75度鏡面光沢度の測定方法」に準拠して測定した。
重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−97、株式会社ファイマテック製)と水からなる顔料スラリーを調製した。このスラリーに、顔料100重量部に対して、スチレン・ブタジエン共重合ラテックス(商品名:PA7082、日本エイアンドエル株式会社製)12重量部、粘性改良剤(商品名:ソマレックス530、ソマール株式会社製、重量平均分子量2000万、W/O型エマルション、アクリル系)0.2重量部、印刷適性向上剤(商品名:SPI−106N、住化ケムテックス株式会社製)0.25重量部を添加した。さらに水を添加して、粘度が1500mPa・sになるよう調整し、固形分濃度が62重量%の塗工液を得た。前述の方法により、得られた塗工液を評価した。
上質原紙(坪量66.5g/m2)に前記塗工液を片面あたり12g/m2の塗工量となるようにカーテン塗工装置にて塗工速度1000m/分で塗工し、乾燥して印刷用工紙を得た。前述の方法により、得られた印刷用塗工紙を評価した。
重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−97、株式会社ファイマテック製)と水からなる顔料スラリーを調製した。このスラリーに、顔料100重量部に対して、スチレン・ブタジエン共重合ラテックス(商品名:PA7082、日本エイアンドエル株式会社製)12重量部、粘性改良剤(商品名:ソマレックス530、ソマール株式会社製、重量平均分子量2000万、W/O型エマルション、アクリル系)0.2重量部、界面活性剤(商品名:Newco291PG、日本乳化剤株式会社製、アニオン性、アルキルスルホコハク酸)0.2重量部、印刷適性向上剤(商品名:SPI−106N、住化ケムテックス株式会社製)0.25重量部を添加した。水を添加して、粘度を1500mPa・sに調整し、固形分濃度62重量%の塗工液を得た。前述の方法により、得られた塗工液を評価した。
上質原紙(坪量66.5g/m2)に前記塗工液を片面あたり12g/m2の塗工量となるようにカーテン塗工装置にて塗工速度1000m/分で塗工し、乾燥して印刷用工紙を得た。前述の方法により、得られた印刷用塗工紙を評価した。
(塗工液の調製)
重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−97、株式会社ファイマテック製)と水とからなる顔料スラリーを調製した。このスラリーに、顔料100重量部に対して、スチレン・ブタジエン共重合ラテックス(商品名:PA7082、日本エイアンドエル株式会社製)13重量部、粘性改良剤(商品名:ソマレックス530、ソマール株式会社製、重量平均分子量2000万、W/O型エマルション、アクリル系)0.2重量部、界面活性剤(商品名:Newco291PG、日本乳化剤株式会社製、アニオン性、アルキルスルホコハク酸)0.2重量部、印刷適性向上剤(商品名:SPI−106N、住化ケムテックス株式会社製)0.25重量部を添加した。さらに水を添加して、粘度が1000mPa・sになるよう調整し、固形分濃度が60重量%の最下層用塗工液を得た。前述の方法により、得られた塗工液を評価した。
上質原紙(坪量66.5g/m2)にスライド式のカーテン塗工装置にて、前記塗工液を片面あたり12g/m2の塗工量(最下層:2g/m2、中間層:8g/m2、最上層:2g/m2)となるようにカーテン塗工装置にて塗工速度1500m/分で塗工し、乾燥して印刷用工紙を得た。前述の方法により、得られた印刷用塗工紙を評価した。
W/O型エマルションの粘性改良剤を、O/Wエマルションの粘性改良剤(商品名:A−20P、東亞合成株式会社製、重量平均分子量500万)に変更し、水を添加して粘度を1500mPa・sに調整した以外は、実施例1と同様に印刷用塗工紙を得て評価した。塗工液の固形分濃度は62重量%であった。
アクリル系の粘性改良剤を、非アクリル系であってO/Wエマルションの粘性改良剤(商品名:A−7255、東亞合成株式会社製、重量平均分子量50万)に変更し、水を添加して粘度を1500mPa・sに調整した以外は、実施例1と同様に印刷用塗工紙を得て評価した。塗工液の固形分濃度は62重量%であった。
W/O型エマルションの粘性改良剤を、O/Wエマルションの粘性改良剤(商品名:A−20P、東亞合成株式会社製、重量平均分子量500万)に変更し、水を添加して粘度を1500mPa・sに調整した以外は、実施例11と同様に印刷用塗工紙を得て評価した。塗工液の固形分濃度は62重量%であった。
アクリル系の粘性改良剤を、非アクリル系であってO/Wエマルションの粘性改良剤(商品名:A−7255、東亞合成社製、重量平均分子量50万)に変更し、水を添加して粘度を1500mPa・sに調整した以外は、実施例11と同様に印刷用塗工紙を得て評価した。塗工液の固形分濃度は62重量%であった。
Claims (8)
- 重量平均分子量が400万〜5000万のポリカルボン酸系共重合体の水溶液が有機溶媒に分散しているW/O型エマルションからなる粘性改良剤と、顔料と、水とを混合して塗工液を調製する工程、および
前記塗工液のカーテン膜を形成し、当該カーテン膜に原紙を通して原紙上に塗工層を形成する工程、を含み、
前記塗工液の破断時間が200ms以上であり、かつ30℃におけるB型粘度が1000〜3000mPa・sである、印刷用塗工紙の製造方法。 - 前記塗工液がアニオン性の界面活性剤を含む、請求項1に記載の製造方法。
- 前記界面活性剤がアルキルスルホコハク酸系界面活性剤である、請求項2に記載の製造方法。
- 前記塗工液の、最大泡圧法によって測定される、ライフタイム100msにおける動的表面張力が25〜45mN/mである、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
- 前記ポリカルボン酸系共重合体がアクリル酸系共重合体である、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
- 重量平均分子量が400万〜5000万のポリカルボン酸系共重合体の水溶液が有機溶媒に分散しているW/O型エマルションからなる粘性改良剤と、顔料と、水とを混合する工程を含む方法により調製された、
前記塗工液の破断時間が200ms以上であり、かつ30℃におけるB型粘度が1000〜3000mPa・sである、印刷用塗工紙にカーテン塗工するための塗工液。 - 請求項6に記載の塗工液をカーテン塗工によって原紙上に塗工した印刷用塗工紙。
- 前記塗工液が、前記顔料100重量部に対して、前記粘性改良剤を0.1〜0.3重量部含む、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
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