JP5756252B2 - 回診用x線撮影装置 - Google Patents

回診用x線撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5756252B2
JP5756252B2 JP2009061078A JP2009061078A JP5756252B2 JP 5756252 B2 JP5756252 B2 JP 5756252B2 JP 2009061078 A JP2009061078 A JP 2009061078A JP 2009061078 A JP2009061078 A JP 2009061078A JP 5756252 B2 JP5756252 B2 JP 5756252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
torque
speed
calculation unit
round
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009061078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010213769A (ja
Inventor
淳平 坂口
淳平 坂口
中村 俊晶
俊晶 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2009061078A priority Critical patent/JP5756252B2/ja
Publication of JP2010213769A publication Critical patent/JP2010213769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5756252B2 publication Critical patent/JP5756252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、操作ハンドルの力に応答して前進または後退する動力駆動型X線撮影装置に係わり、特に、傾斜時にて操作者との間隔を適切に保つ回診用X線撮影装置に関する。
従来、回診用X線撮影装置には、この装置の重量が400kg以上になるので、走行用のモータが備えられており、モータを駆動することで回診用X線撮影装置が移動することができる。例えば、特許文献1に開示されているように、このモータ駆動はパルス幅変調(Pulse Width Modulation)制御(以下、PWM制御と称す)により制御されており、操作レバーハンドルの位置により、PWM制御のパルス幅を制御している。モータの回転数が操作レバーハンドルからの入力信号に対する所定の回転数よりも低ければ、PWM制御のパルス幅を広げることでモータの回転数を上げる。また、モータの回転数が操作レバーハンドルからの入力信号に対する所定の回転数よりも高ければ、PWM制御のパルス幅を狭めることでモータの回転数を下げる。このようにして、操作レバーハンドルの位置によりモータの回転数を制御している。
また、回診用X線撮影装置にはブレーキレバーが備えられており、ブレーキレバーを握ると車輪と接続するモータにかけられていた電磁ロックが解除される構成である。つまり、操作者が回診用X線撮影装置から離れている時など、ブレーキレバーを握っていない時には、モータに電磁ロックが掛けられ回診用X線撮影装置は停止している。これに対して、回診用X線撮影装置を走行させる時には、操作者がブレーキレバーを握りながら操作レバーハンドルを前または後に移動させることで、モータに掛けられた電磁ロックが解除され前進または後進することができる。このように、回診用X線撮影装置を走行させるには、ブレーキレバーを握りながら操作ハンドルを前または後ろへ押さなければならない。
この回診用X線撮影装置は回診用でありながら重量が非常に重いので、操作者が一人で走行するためにアシスト機能が備えられており、例えば、特許文献2に開示されているように、走行面の傾斜状態を検知することにより、傾斜状態に応じてモータ走行か人力走行かモータブレーキ作動かを自動的に切り換えることがなされていた。
特開2001−258872号公報 特開2000−60833号公報
しかしながら、操作者がブレーキレバーを握ってから操作ハンドルを前または後ろへ押すまでには時間差がある。特に坂道において発進する場合には、ブレーキの解除からモータ駆動までの時間差により、回診用X線撮影装置が坂道を勝手に下り出して、回診用X線撮影装置と操作者とが接触または操作者が引っ張られるおそれがある。
例えば坂道を下る場合、回診用X線撮影装置には、重力の傾斜平行成分が発生するので、斜面に平行に下りる力が発生する。図7に示すように、傾斜の角度をθとし、回診用X線撮影装置40の重量をMとすると、Mgsinθ(g:重力加速度)の力が回診用X線撮影装置40に発生する。ここで、Mが400kg以上になるので、操作者が制止できる力では無い。図7に示すように操作者が回診用X線撮影装置40を引きながら坂道を下りる場合、回診用X線撮影装置40が操作者に接近して、操作者の足を車輪に巻き込む危険性がある。また、図8に示すように、操作者が回診用X線撮影装置40を押しながら坂道を下りる場合、回診用X線撮影装置40の速度が加速して、操作者が引っ張られる危険性がある。このように、回診用X線撮影装置40が坂道を下りる場合、操作者に恐怖を感じさせるだけでなく、操作者に危害を加えることもあり得る。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、坂道の発進時および走行時において、操作者との間に適切な距離を維持することができる回診用X線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、回診用X線撮影装置であって、互いに独立に駆動される一対の車輪と、前記車輪のブレーキ作動またはブレーキ解除のブレーキ信号を送るブレーキ操作手段と、前記車輪を駆動するモータと、前記モータを駆動制御するモータ駆動制御回路と、前記回診用X線撮影装置の傾斜状態を検出する傾斜角度検出部と、前記傾斜角度検出部にて検出された傾斜角度から前記回診用X線撮影装置に発生する重力の傾斜方向に平行な成分である傾斜引力を算出する傾斜引力算出部と、前記傾斜引力算出部にて算出された傾斜引力とつりあうトルクを算出するつり合いトルク算出部とを備え、前記ブレーキ操作手段により前記車輪へのブレーキが解除されると、前記つり合いトルク算出部にて算出されたトルクを前記モータ駆動制御回路が前記モータに発生させることを特徴とする。
上記構成によれば、回診用X線撮影装置の傾斜状態を傾斜角度検出部が検出し、この傾斜角度において回診用X線撮影装置に発生する重力の傾斜方向に平行な成分である傾斜引力を傾斜引力算出部が算出する。さらに、算出された傾斜引力とつりあうトルクをつり合いトルク算出部が算出する。ブレーキ操作手段により車輪へのブレーキが解除されると、つり合いトルク算出部で算出されたトルクをモータ駆動制御回路がモータに発生させる。操作者が坂道発進時にブレーキを解除しても、回診用撮影装置は傾斜引力とつりあうトルクにてモータが駆動されるので、静止状態を維持することができる。これより、操作者と回診用撮影装置との距離が適切に保たれるので、操作者が回診用撮影装置に引っ張られたり、巻き込まれたりすることがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回診用X線撮影装置において、操作ハンドルに加えられた進行方向の操作力を検出し操作信号を送る操作力検出手段と、前記操作力検出手段により検出された操作信号の信号値に応じて走行トルクを算出する走行トルク算出部と、前記つり合いトルク算出部にて算出されたトルクと前記走行トルク算出部にて算出された走行トルクとを加算してモータ駆動トルクを算出するモータ駆動トルク算出部とを備え、前記モータ駆動トルク算出部にて算出されたモータ駆動トルクを前記モータ駆動制御回路が前記モータに発生させることを特徴とする。
上記構成によれば、操作力検出手段により検出された操作信号の信号値に応じて走行トルクが算出され、この走行トルクとつり合いトルク算出手段が算出したトルクとを加算したモータ駆動トルクにてモータ駆動制御回路がモータを駆動する。これより、回診用X線撮影装置が坂道を下りる方向に走行する場合でも、傾斜引力を利用した走行をすることができるので、急加速を防ぐことができ滑らかな走行をすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の回診用X線装置において、前記モータまたは前記車輪の回転速度を計測するエンコーダと、前記エンコーダが計測した回転速度と前記車輪の大きさより前記回診用X線撮影装置の走行速度を算出する走行速度算出部と、前記走行速度算出部が算出した走行速度が予め定められた制限速度内であるかを判別する速度制限判別部と、走行速度が制限速度を超過した分に応じて前記モータに進行方向とは逆向きのトルクを算出するモータ逆駆動トルク算出部とを備え、前記走行速度算出部が算出した走行速度が前記制限速度を超えたことを判別すると、前記モータ逆駆動トルク算出部が算出したトルクを前記モータ駆動制御回路が前記モータに発生させて走行速度を制限速度以内へ減速させることを特徴とする。
上記構成によれば、エンコーダがモータまたは車輪の回転速度を検出し、この回転速度と車輪の大きさより走行速度算出部が回診用X線撮影装置の走行速度を算出し、この走行速度が予め定められた制限速度内であるか速度制限判別部が判別する。走行速度が制限速度を超える場合、走行速度が制限速度を超過分した分に応じてモータに進行方向とは逆向きのトルクをモータ逆駆動トルク算出部が算出し、この算出されたトルクをモータ駆動制御回路がモータに発生させるので、モータにブレーキ作用が生じ、走行速度を制限速度内に減速することができる。これより、坂道を下りる方向に走行する場合でも、回診用X線撮影装置の走行速度が予め定められた制限速度よりも大きくなると、直ちにブレーキが作用して制限速度内に減速するので、操作者が安心して走行することができる。操作者と回診用X線撮影装置との相対速度が急変することがないので、操作者と回診用X線撮影装置との距離を適切に保つことができる。
本発明に係る回診用X線撮影装置によれば、坂道の発進時および走行時において、操作者との間に適切な距離を維持することができる。
実施例に係る回診用X線撮影装置の側面図である。 実施例に係る回診用X線撮影装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るCPUの処理構成を示すブロック図である。 実施例1に係るモータ駆動回路を示す回路図である。 実施例に係る回診用X線撮影装置に発生する力を示す説明図である。 実施例に係る回診用X線撮影装置に発生する力を示す説明図である。 従来例に係る回診用X線撮影装置に発生する力を示す説明図である。 従来例に係る回診用X線撮影装置に発生する力を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
図1は回診用X線撮影装置の概略側面図であり、図2は回診用X線撮影装置の構成を示すブロック図であり、図3はCPUの制御構成を示すブロック図であり、図4はモータ駆動回路を示す回路図である。
<回診用X線撮影装置>
図1および図2に示すように、回診用X線撮影装置(以下、撮影装置と称す)1は、X線を照射するX線管2と、X線管2を保持するアーム3と、アーム3を支持しつつ台車4上で旋回可能な支柱5と、旋回自在の前輪5およびかじ取り不能の後輪6とを備え、台車4に取り付けられたハンドル保持台7に設けられたレバーハンドル8を前または後に操作することによって、台車4の下部に設けられた駆動モータ9が回転して前進または後進することができる。駆動モータ9には、ブレーキ機構10が備えられており、ハンドル保持台7に設けられたブレーキレバー11を離していると、ブレーキ機構10から駆動モータ9へブレーキが作動し駆動モータ9が電磁ロックされ、後輪6にブレーキが掛けられる。ブレーキレバー11を握ると、ブレーキ機構10から駆動モータ9へのブレーキが解除され、駆動モータ9の電磁ロックが解除され、後輪6へのブレーキが解除される。後輪6は本発明における車輪に相当し、ブレーキレバー11は本発明におけるブレーキ操作手段に相当する。
アーム3にはX線管2の支持機構と回転機構が備えられており、水平方向に伸縮するアーム3は支柱5上をスムースに垂直移動し、バランスが取れる機構に設計され、被検者の撮影部位に応じてあらゆる方向と空間的な位置に、X線管2のコリメータ12(X線放射口)をむけることができる。
台車4の後部には固定したかじ取り不能の一対の後輪6が設けられ、台車4の前部には、一対のキャスターすなわち旋回自在の前輪5によって支持されている。また、後輪6と駆動モータ9は左右に独立の制御系統を持ち、後輪6は、台車に装着された駆動モータ9により互いに独立に駆動される。
そして、台車4には、自動車用バッテリとインバータで主回路100〜120V、60Hzを内部電源とし、高電圧変圧器とコンデンサとを備えている。その制御回路はソリッドシステム化され、撮影操作は自動プログラム化したワンタッチ式の装置が多く使用されている。
また、前輪5および後輪6にはゴムタイヤなどを用い、病室での出入りが自在であるように設計され、その他、カセッテボックス、付属装置を備えている。この撮影装置1は移動型装置として小型・軽量で移動操作性の良いことが重要であり、病院内でベッドルーム、技工室、手術室、小児室、レントゲン室、乳児室、エレベータ等に容易に移動して、手軽に現場でX線撮影用として使用される。
レバーハンドル8は比較的堅いが可撓性のあるバネ部材を介して台車4に接続されている。台車4の両側に接続された2個所のバネ部材は、堅い板バネで構成され、そのバネ部材を設けたことにより、レバーハンドル8を押したり引いたりするようなレバーハンドル8に加えられる力に応じて、レバーハンドル8を僅かに前後方向に変位させることができる。レバーハンドル8を前後に操作することで、バネ部材のバネ作用により、レバーハンドル8は比較的容易に変位させることができるとともに、レバーハンドル8を離したとき、中心位置にすばやく復帰させることができる。
レバーハンドル8の両端にはレバーハンドル8と共に動く一対の線形磁石がそれぞれ取り付けられている。一方、一対のホール効果センサ13が台車4に取り付けられ、それぞれ対応する磁石に隣接して配置される。
ホール効果センサ13が磁石に対して中心位置にあるとき、ホール効果センサ13の出力信号はゼロ・レベルになり、磁石をずらすと、ホール効果センサ13の出力信号は正の最大値と負の最大値の間でほぼ線形に変化する。つまり、ホール効果センサ13は圧力センサとして機能する。
センサ信号の符号すなわち極性はレバーハンドル8の変位の方向を表し、センサ信号の大きさは変位量に比例する。このようにして、レバーハンドル8に加わる操作力を電気信号に変換することができる。また、ホール効果センサ13以外の圧力センサを用いて操作力を検出してもよい。ホール効果センサ13は本発明における操作力検出手段に相当する。
操作者が台車4のレバーハンドル8を前または後に操作すると、レバーハンドル8の両端に設けられたホール効果センサ13からの操作力信号Ftが左右独立してCPU(Central Processing Unit)15に入力される。なお、操作力信号Ftの左右両系統の信号処理はそれぞれ独立して処理されるが、その処理手順は左右両系統ともに同様であるので、以下右系統の信号処理の説明を省略し、左系統のみを説明する。
また、ブレーキレバー11が握られているかどうかの信号もCPU15に入力される。ブレーキレバーが握られている時は、ブレーキ解除の信号がブレーキレバー11からCPU15に送られ、ブレーキレバーが握られていない時は、ブレーキ動作の信号がブレーキレバー11からCPU15に送られる。一方、後輪6の車軸に設けられた駆動モータ9の回転速度Vtを検出するエンコーダ16から、モータ回転速度信号がCPU15に入力される。エンコーダ16はモータの回転速度を検出してもよいし、後輪6の回転速度を検出してもよい。
傾斜角度検出部17は、撮影装置1の傾斜角度を検出することができる。傾斜角度検出部17として、ジャイロスコープや重力センサ等を採用することができる。傾斜角度検出部17から、回診用X線撮影装置1の傾斜角度に応じて傾斜信号が傾斜引力算出部18に入力される。傾斜引力算出部18は、入力された傾斜信号より撮影装置1に発生する重力の傾斜方向に平行な成分(以下傾斜引力と称す)を算出し、この傾斜引力の値をCPU15へ送る。
次に、CPU15は、ホール効果センサ13からの前進、後退の操作力信号Ftに比例した走行駆動トルクを算出するとともに、傾斜引力算出部から送られた傾斜信号を基に傾斜引力とつり合うつりあいトルクを算出し、両トルクを合算したモータ駆動トルクを算出して、このモータ駆動トルクをPWM制御回路19へ送る。
PWM制御回路19は、CPU15から送られたモータ駆動トルクを基にデューティ比を算出し、算出されたデューティ比のスイッチングパルス信号を生成し、このスイッチングパルス信号をモータ駆動回路20へ送ることで、モータ駆動回路20をPWM制御する。
モータ駆動回路20はPWM制御回路19から送られるPWM制御されたスイッチングパルス信号により、駆動モータ9に流れる電流をオン・オフ制御することで駆動モータ9を駆動する。PWM制御回路19とモータ駆動回路20とは、本発明におけるモータ駆動制御回路に相当し、駆動モータ9は本発明におけるモータに相当する。
こうして回転する駆動モータ9の回転速度Vtをエンコーダ16が検出し、そのモータ回転速度信号が再びCPU15に入力される。回転速度Vtがレバーハンドル8からの操作力信号Ftに対する所定の回転数よりも低ければ、より大きい走行トルクを算出する。また、所定の回転数よりも高ければ走行トルクを減少させて帰還制御する。CPU15は、それに対応したモータ駆動トルクをPWM制御回路19に入力し、PWM制御回路19はCPU15から送られたモータ駆動トルクに従ってデューティ比を調節してモータ駆動回路20をPWM制御し、モータ駆動回路20は駆動モータ9の回転速度Vを制御するものである。次に各構成部について詳細に説明する。
<CPU>
CPU15は、回診用X線撮影装置1の傾斜状態に応じて、傾斜引力とつり合うトルク力を算出する。図3に示すように、傾斜引力算出部18から送られた傾斜引力の値から、つり合いトルク算出部23では、その傾斜引力とつりあう、つりあいトルクTを算出する。つり合いトルク算出部23で算出されたつりあいトルクTはモータ駆動トルク算出部24へ転送される。
また、ホール効果センサ13からのセンサ信号により、走行トルク算出部25は、レバーハンドル8の変位に比例したセンサ信号の信号値の強度に応じた走行トルクTを算出する。つまり、信号値の強度が大きいほど走行トルクTは大きいトルク値として算出される。算出された走行トルクTはモータ駆動トルク算出部24へ転送される。
モータ駆動トルク算出部24では、ブレーキレバー11からのブレーキ解除の信号が転送されると、つり合いトルクTと走行トルクTとを加算したモータ駆動トルクTを算出する。操作者がブレーキレバー11を握った直後であれば、レバーハンドル8が前又は後に移動されておらずホール効果センサ13からのセンサ信号はゼロであるので、つり合いトルクTだけがモータ駆動トルク算出部24に転送される。これより、モータ駆動トルクTとしてつり合いトルクTが算出される。
しばらくして、操作者がレバーハンドル8を前または後に操作すると、つり合いトルクTと走行トルクTとがモータ駆動トルク算出部24に転送されるので、モータ駆動トルクTはつり合いトルクTと走行トルクTとを加算した値となる。このようにして算出されたモータ駆動トルクTはPWM制御回路19へ転送される。
また、坂道を下る走行時には、CPU15は撮影装置1の走行速度を監視しつつ、予め定められた速度制限を超えた場合には、制限速度で走行するように駆動モータ9を逆駆動するトルクを算出する。
駆動モータ9と同軸に設けられたエンコーダ16からの駆動モータ9の回転速度信号は、CPU15内の走行速度算出部31に転送される。走行速度算出部31は、エンコーダ16から送られる駆動モータ9の回転速度と、後輪6の外径より撮影装置1の走行速度を算出する。この算出された走行速度は速度制限判別部32へ送られる。
速度制限判別部32では、算出された速度が予め設定された速度を超えるか超えないかの判別を行う。走行速度算出部31で算出された撮影装置1の速度が予め設定された速度、例えば2.5km/h以下である場合には、速度制限判別部31はモータ逆駆動トルク算出部31に対してなにも作動しない。しかしながら、走行速度算出部31で算出された撮影装置1の速度が予め設定された速度(2.5km/h)を超えている場合には、速度制限判別部31は、モータ逆駆動トルク算出部33に対して速度制限の指示を送る。この際、速度制限判別部31は、速度制限の指示を送るとともに、撮影装置1の制限速度に対しての速度超過分をデータとして転送する。
モータ逆駆動トルク算出部33では、予め設定された速度未満になるように駆動モータ9に逆回転のトルクを発生させる逆回転トルクTを、速度制限判別部31から送られてきた速度超過分のデータを基に算出する。モータ逆駆動トルク算出部33は、駆動モータ9に逆回転のトルクが発生するように、PWM制御回路に対して駆動モータ9に制動電流が流れるように指示してもよいし、駆動モータ9に逆電圧を負荷するように指示してもよい。
<PWM制御回路>
PWM制御回路19は、CPU15から送られるモータ駆動トルクTまたは逆回転トルクTからモータ駆動回路20へ流す電流のオン・オフ制御するデューティ比を算出し、スイッチングパルス信号をモータ駆動回路20へ転送する。
<モータ駆動回路>
モータ駆動回路20は、例えば、図4に示すように、直流定電圧が出力される直流電源Vと、供給される電流により装置を走行させる駆動モータ9と、FETトランジスタ等のスイッチング素子SW1〜SW4で構成されたHブリッジ回路と、各スイッチング素子SW1〜SW4と並列に接続されたダイオードD1〜D4と、各スイッチング素子SW1〜SW4をオン、オフするためのスイッチング素子駆動回路28とを備える。
スイッチング素子SW1とSW2とは、両端が直流電源Vと接続された通電線29に直列に接続されており、スイッチング素子SW3とSW4とは、両端が直流電源Vと接続された通電線30に直列に接続されている。すなわち、通電線29と通電線30とは互いに並列に接続されている。また、駆動モータ9は、通電線29のスイッチング素子SW1とSW2との間、並びに通電線30のスイッチング素子SW3とSW4との間に接続されている。
このH型ブリッジ回路によれば、スイッチング素子SW1をオン状態、SW2とSW3とをオフ状態にして、SW4をPWM制御すれば、駆動モータ9を正転駆動することができる。また、スイッチング素子SW3をオン状態、SW1とSW4とをオフ状態にしてSW2をPWM制御すれば、駆動モータ9を逆転駆動することができる。
モータ駆動回路20内のスイッチング素子駆動回路28には、PWM制御回路19からスイッチングパルス信号が送られる。このスイッチングパルス信号に基づいてスイッチング素子駆動回路28から駆動信号が発せられてスイッチング素子SW1とSW4とがオン・オフ制御される。スイッチング素子SW1とSW4とがオン状態のときに、直流電源V、スイッチング素子SW1、モータ11、スイッチング素子SW4とで閉回路が形成されるのでモータの駆動電流Iaが流れて駆動モータ9が正回転して回診用X線撮影装置1が前方向へ加速する。
一方、回診用X線撮影装置1を後方へ走行させたい場合には、同様に、レバーハンドル8を後ろへ操作すると、スイッチング素子駆動回路28から駆動信号が発せられてスイッチング素子SW2とSW3とがオン状態、SW1とSW4とがオフ状態となり、上記駆動電流Iaとは逆方向の駆動電流が流れて駆動モータ9が逆回転して回診用X線撮影装置1が後方へ移動する。
次に、坂道において撮影装置1が発進する場合を説明する。
まず、撮影装置1がブレーキ機構10により駆動モータ9に電磁ロックが掛けられて停止している時に、傾斜引力算出部18から撮影装置1の傾斜角度における傾斜引力がつり合いトルク算出部23に転送され、つり合いトルク算出部23はこの傾斜引力とつりあうつり合いトルクTを算出し、モータ駆動トルク算出部24へつり合いトルクTを転送する。撮影装置1は停止しており、レバーハンドル8は中心位置にあるので、ホール効果センサ13から走行トルク算出部25へ送られる信号はゼロである。これより、撮影装置1が停止している場合、モータ駆動トルク算出部24で算出されるモータ駆動トルクTは、つり合いトルクTと同じ値である。
撮影装置1を移動する時には、操作者はまずブレーキレバー11をレバーハンドル8と共に握るので、駆動モータ9に掛けられていたブレーキ機構10による電磁ロックが解除される。電磁ロックが解除されると、撮影装置1に作用する傾斜引力により、傾斜を下りる方向に撮影装置1が加速しようとする。しかしながら、ブレーキレバー11が握られると、直ちに、ブレーキレバー11よりモータ駆動トルク算出部24へブレーキ解除の信号が転送される。モータ駆動トルク算出部24は、このブレーキ解除の信号を受信すると、既に算出したモータ駆動トルクTをPWM制御回路19へ転送する。
PWM制御回路19は、転送されたモータ駆動トルクTすなわちつり合いトルクTを発生させるためのデューティ比のスイッチングパルス信号にてモータ駆動回路20に流れる駆動電流IaをPWM制御する。これより、駆動モータ9につり合いトルクTが発生し、撮影装置1は、モータ駆動力により傾斜引力とは逆向きにトルクが発生し、ブレーキが解除されても坂道上で停止状態を維持することができる。
その後、操作者がレバーハンドル8を前または後ろへ倒すと、レバーハンドル8が変位した量をホール効果センサ13が検出し、その検出信号の強さに応じて走行トルク算出部25は走行トルクTを算出する。算出された走行トルクTはモータ駆動トルク算出部24にてつり合いトルクTと加算され、モータ駆動トルクTが算出される。
坂道を上る方向であれば、つり合いトルクTと走行トルクTとは同じ向きであるので、単純に両トルクの大きさを加算したトルクがモータ駆動トルクTとなる。坂道を下る方向であれば、つり合いトルクTと走行トルクTとは逆向きになるので、両トルクを加算しても、つり合いトルクTの大きさと走行トルクTの大きさとの大小関係で、モータ駆動トルクTの向きがかわる。
坂道を撮影装置1を操作者が引きながら下りる際に、図5に示すように、走行トルク|T|>つり合いトルク|T|の場合、モータ駆動トルクTの大きさは、(走行トルク|T|−つり合いトルク|T|)として算出される。つまり、走行トルクTとして傾斜引力Mgsinθを利用することでモータの駆動力を抑えることができ、バッテリの消耗を防ぐことができる。また、滑らかな加速の走行をすることができる。なお、坂道を操作者が撮影装置1を押して下りる場合も同様である。
また、坂道を撮影装置1を操作者が引きながら下りる際に、図6に示すように、走行トルク|T|<つり合いトルク|T|の場合、モータ駆動トルクTの大きさは、(つり合いトルク|T|−走行トルク|T|)として算出される。つまり、傾斜引力に対して、モータ駆動トルクTの分だけ逆トルクを駆動モータ9に掛けながら坂道を下りる。これより、撮影装置1が急加速するのを防ぐことができる。なお、坂道を操作者が撮影装置1を押して下りる場合も同様である。
次に、坂道を下りる方向へ走行中に撮影装置1の速度が上がり、予め定められた制限速度に達した場合、撮影装置1は駆動モータ9に強制的に逆回転トルクを発生させるので、撮影装置1にブレーキが作動する。以下、このブレーキ作動について説明する。
まず、図3に示すように、撮影装置1が走行中には、エンコーダ16より駆動モータ9のモータ回転数がCPU15内の走行速度算出部31に転送される。走行速度算出部31では、モータ回転数と予め入力された後輪6の外径より、撮影装置1の走行速度を算出する。算出された走行速度は速度制限判別部32へ転送される。
速度制限判別部32では、転送された走行速度が予め設定された制限速度を超えるか超えないかの監視をする。走行速度が制限速度を超えたことを判別すると、走行速度と制限速度との差をモータ逆駆動トルク算出部33へ転送する。
モータ逆駆動トルク算出部33は、走行速度と制限速度との差が転送されると、モータ駆動トルク算出部24からPWM制御回路19へのモータ駆動トルクTの転送を中止させる。さらに、走行速度と制限速度との差の分だけ撮影装置1を減速するための逆回転トルクTを算出する。算出した逆回転トルクTはPWM制御回路19へ転送される。PWM制御回路19は、逆回転トルクTに基づいてモータ駆動回路20をPWM制御することで、駆動モータ9に逆回転トルクTが発生し、制限速度内で撮影装置1を走行することができる。
モータ逆駆動トルク算出部33からPWM制御回路19へ逆回転トルクTが転送されている間は、モータ駆動トルク算出部24からPWM制御回路19へのモータ駆動トルクTの転送が中止されているので、操作者が、たとえレバーハンドル8を坂を下りる方向に倒していたとしても、駆動モータ9に逆回転トルクを発生させることができる。これより、操作者が慌ててレバーハンドル8を間違って操作したとしても、撮影装置1は減速されるので、安全に坂道を下りることができる。
このように、実施例1の撮影装置1によれば、坂道においてブレーキレバー11を握ることで駆動モータ9への電磁ロックが解除された直後に、駆動モータ9に傾斜引力とつりあう、つり合いトルクTが発生するので、静止状態を維持することができる。これより、撮影装置1が操作者に接近して巻き込んだり、操作者を引っ張って加速しだすことがないので、操作者は撮影装置1と適切な距離を保つことができ安心して操作することができる。
また、撮影装置1が坂道を走行しているときは、レバーハンドル8の操作により算出された走行トルクをそのままモータ駆動トルクとして駆動モータ9を駆動しないで、装置1に発生する傾斜引力とつりあう、つり合いトルクに走行トルクを加算することで、急加速するのを防ぐことができる。また、走行トルクとして傾斜引力を利用することもできるので、バッテリの負担を軽減することができる。
さらに、坂道を下りる方向へ走行中に、撮影装置1が予め設定された制限速度を超えた場合においても、速度制限判別部32が走行速度が制限速度を超えたことは判別し、モータ逆駆動トルク算出部33により、モータ逆駆動トルク算出部33が制限速度内で走行するために必要な逆トルクを算出して、PWM制御回路19がこの逆トルクを駆動モータ9に発生させるようにモータ駆動回路20をPWM制御するので、撮影装置1は制限速度内で走行することができる。これより、不用意に撮影装置1と操作者とが接近または離れることがないので、安心して走行することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、制限速度は予め設定された速度であったが、操作者が好む制限速度を設定できる構成でもよい。これより、体格の異なる操作者のそれぞれに適した走行速度で撮影装置を走行することができる。
(2)上述した実施例では、モータ駆動回路20はH型のブリッジ回路であったがこれに限らず、ハーフ型ブリッジ回路など、他の回路構成でもよい。
(3)上述した実施例では、PWM制御をすることで、スイッチング素子のオン・オフ制御を実施していたが、これに限らず、PNM(Pulse Number Modulation)制御することで、スイッチング素子のオン・オフ制御をしてもよい。
(4)上述した実施例では、スイッチング素子のオン・オフ制御をPWM制御することで駆動モータ9のトルク出力を調節していたが、これに限らず、電源電圧の直流電圧の出力をPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御することで、駆動モータ9のトルク出力を調節してもよい。
1 … 回診用X線撮影装置
6 … 後輪
9 … 駆動モータ
11 … ブレーキレバー
13 … ホール効果センサ
15 … CPU
16 … エンコーダ
17 … 傾斜角度検出部
18 … 傾斜引力算出部
19 … PWM制御回路
20 … モータ駆動回路
23 … つり合いトルク算出部
24 … モータ駆動トルク算出部
25 … 走行トルク算出部
31 … 走行速度算出部
32 … 速度制限判別部
33 … モータ逆駆動トルク算出部

Claims (2)

  1. 回診用X線撮影装置であって、
    互いに独立に駆動される一対の車輪と、
    前記車輪のブレーキ作動またはブレーキ解除のブレーキ信号を送るブレーキ操作手段と、
    前記車輪を駆動するモータと、
    前記モータを駆動制御するモータ駆動制御回路と、
    前記回診用X線撮影装置の傾斜状態を検出する傾斜角度検出部と、
    前記傾斜角度検出部にて検出された傾斜角度から前記回診用X線撮影装置に発生する重力の傾斜方向に平行な成分である傾斜引力を算出する傾斜引力算出部と、
    前記傾斜引力算出部にて算出された傾斜引力とつりあうトルクを算出するつり合いトルク算出部とを備え、
    前記ブレーキ操作手段により前記車輪へのブレーキが解除されると、前記つり合いトルク算出部にて算出されたトルクを前記モータ駆動制御回路が前記モータに発生させることを特徴とする回診用X線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の回診用X線撮影装置において、
    前記モータまたは前記車輪の回転速度を計測するエンコーダと、
    前記エンコーダが計測した回転速度と前記車輪の大きさより前記回診用X線撮影装置の走行速度を算出する走行速度算出部と、
    前記走行速度算出部が算出した走行速度が予め定められた制限速度内であるかを判別する速度制限判別部と、
    走行速度が制限速度を超過した分に応じて前記モータに進行方向とは逆向きのトルクを算出するモータ逆駆動トルク算出部とを備え、
    前記走行速度算出部が算出した走行速度が前記制限速度を超えたことを判別すると、前記モータ逆駆動トルク算出部が算出したトルクを前記モータ駆動制御回路が前記モータに発生させて走行速度を制限速度以内へ減速させることを特徴とする回診用X線撮影装置。
JP2009061078A 2009-03-13 2009-03-13 回診用x線撮影装置 Active JP5756252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009061078A JP5756252B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 回診用x線撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009061078A JP5756252B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 回診用x線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010213769A JP2010213769A (ja) 2010-09-30
JP5756252B2 true JP5756252B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=42973272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009061078A Active JP5756252B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 回診用x線撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5756252B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105142522B (zh) * 2013-04-25 2017-12-01 株式会社岛津制作所 移动式放射线摄影装置
EP3075317B1 (en) * 2015-04-01 2017-09-20 Agfa HealthCare N.V. X-ray system and method for operating an x-ray system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09249129A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Tokico Ltd 搬送装置
JPH1176220A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Shimadzu Corp 移動型x線装置
JP2000235414A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Toyota Motor Corp 自動走行システム
JP3889298B2 (ja) * 2001-11-06 2007-03-07 本田技研工業株式会社 電動車両
JP2006141777A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Shimadzu Corp 移動式x線撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010213769A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6199380B2 (ja) 電動歩行補助装置、電動歩行補助装置の制御プログラムおよび電動歩行補助装置の制御方法
AU2016286278B2 (en) Brake assistance system for patient handling equipment
JP3446715B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP3412620B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP2014227065A (ja) 手動推進車両
JP6090435B2 (ja) 移動式放射線撮影装置
JP5077262B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP5742965B2 (ja) 回診用x線撮影装置
KR101677075B1 (ko) 전동 휠체어 및 주행 제어방법
JP2009284944A (ja) 車いす駆動装置
JP2007168603A (ja) 同軸二輪移動台車
JP5756252B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP5508891B2 (ja) 移動型x線撮影装置
KR20190133838A (ko) 인휠 타입 구동장치를 사용하는 보행보조기 및 그것의 제어 방법
KR20190100015A (ko) 보조력 발생장치가 부착된 휠체어
JP4352577B2 (ja) 回診用x線撮影装置
KR101440447B1 (ko) 와전류 브레이크가 구비된 휠체어
JP2011130936A (ja) 移乗支援装置及び駆動制御方法
JP5077270B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP2014188043A (ja) 回診用x線撮影装置
JP3575405B2 (ja) 移動型x線装置
JP3587621B2 (ja) 起立歩行動作補助装置
CN114901233A (zh) 电气控制车辆
JP2009131413A (ja) 回診用x線撮影装置
WO2023007622A1 (ja) 電動車椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131216

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150529

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5756252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151