JP5755261B2 - 射出成形機および射出成形方法 - Google Patents

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本発明は、射出成形機および射出成形方法に関し、さらに詳しくは、複数の流体圧アクチュエータをそれぞれ作動させるために作動流体を吐出する複数のポンプを有しており、前記流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータを作動させるために、該所定の流体圧アクチュエータに前記ポンプのうちの一つまたは複数から前記作動流体を供給するよう制御される射出成形機と、ポンプにより作動流体を吐出させて、複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータに供給し作動させる射出成形方法に関するものである。
射出成形機は、一般に、ポンプからたとえば圧油などの作動流体(以下、作動流体を圧油という)が供給されることにより作動する流体圧アクチュエータとして、図1に参照されるように、型閉じした金型を所定の力で型締するとともに成形材料が固化した後に金型の強力型開きをさせる型締シリンダや、成形品を金型から離型させて突き出すためのエジェクタシリンダ、射出装置を金型にノズルタッチさせまた離間させるように移動させるシフトシリンダ、金型のコアブロックを移動させるためのコアブロック移動シリンダを備えたものがある。そして、射出成形機のなかにはさらに、可動盤と型締シリンダとを係合および解放するためにハーフナットを移動させるためのハーフナット用シリンダとを備えたものがある。これらのアクチュエータは、工程によって作動のタイミングが異なるだけでなく、圧油の流量や圧力などが異なる。そのため、従来の一般的な射出成形機におけるポンプは、アクチュエータのなかで圧油の最大流量や圧力に応じた大きさのものが選定されていた。
しかしながら、このような選定ではポンプが必然的に比較的大型のものとなる。この比較的大型のポンプは高価であるため、射出成形機の製造コストがかかることとなる。また、ポンプを駆動するための駆動モータは一般に常時運転されており、流体圧アクチュエータが非作動の場合や、作動させる流体圧アクチュエータが比較的少ない流量や圧力の圧油しか必要でない場合には、かかるポンプから吐出される圧油をリリーフ弁などによってタンクへ大量にアンロードさせるために、ポンプを駆動するための駆動モータにエネルギロスが生じることとなる。そこで、たとえば特許文献1に記載されているように、各流体圧アクチュエータを作動させるためのポンプを複数で構成してなる射出成形機が知られている。
特許文献1には、複数の前記油圧ポンプと、複数の油圧アクチュエータにおける選択した油圧アクチュエータに対して複数の前記油圧ポンプから吐出する作動油を合流して又は個別に供給する作動油供給回路を有する油圧駆動部を備えることを特徴とする射出成形機が開示されている。
特許文献1にはさらに、
・複数の前記油圧ポンプは、同一定格の油圧ポンプ又は異なる定格の油圧ポンプを用いること、
・複数の前記油圧ポンプは、ポンプ支持ベースにより一体化したポンプユニットとして構成すること、
・前記油圧ポンプは、斜板角の変更により複数の固定吐出流量を設定可能な可変吐出型油圧ポンプを用いること
・前記駆動モータは、サーボ回路に接続したサーボモータを用いること、
・前記作動油供給回路は、前記油圧アクチュエータに対して複数の前記油圧ポンプから吐出する作動油を合流して供給する合流回路を備えること、
・前記作動油供給回路は、前記油圧アクチュエータに対して複数の前記油圧ポンプから吐出する作動油を個別に供給する一又は二以上の切換バルブを備えること
を特徴とする射出成形機が開示されている。
そして、特許文献1には、両油圧ポンプ2vp、2vqから吐出する圧油を合流させて各アクチュエータに供給し、また、いずれかの油圧ポンプ2vpまたは2vqから吐出する圧油を所定のアクチュエータに供給して、使用しない油圧ポンプ2vqは運転停止状態とすることが記載されている(0032、0033、0036)。
また、特許文献1には、油圧ポンプ2vp,2vqの吐出流量を複数の固定吐出流量Qo,Qsに設定すること、基準となる一方の固定吐出流量Qoよりも他方の固定吐出流量Qsが大きく設定されること、複数の動作工程と複数の固定吐出流量Qo…を組合わせた複数の動作モードを設定し、成形時に、動作モードを選択することにより、油圧ポンプ2vp,2vqの吐出流量を各動作工程に対応した固定吐出流量Qo…に切換えることができることなどが記載されている(0022、0043、0044)。そして、特許文献1には、「このように、少なくとも二つの固定吐出流量Qo,Qsを設定可能な油圧ポンプ2vp…を使用することにより、油圧ポンプ2vp…の実質的な容量を更に細分化することができる。したがって、二台の油圧ポンプ2vp,2vqを使用することと併せて、マッチング性及び制御性をより高めることができる。また、斜板角Rs…の変更により固定吐出流量Qo…を設定可能な可変吐出型油圧ポンプ2vp…を使用したため、二つの固定吐出流量Qo…を容易かつ確実に得ることができる。」などと記載されている(0049)。
そして、特許文献1では、油圧ポンプ2vp,2vqを駆動するための駆動モータとして、サーボモータ3p,3qを備えていること、各サーボモータ3p,3qの回転数を可変制御すれば、各油圧ポンプ2vp,2vqの吐出流量及び吐出圧力をそれぞれ可変できることが記載されている(0021、0023)。
特開2007−69501号公報
しかしながら、上記特許文献1にあっては、各可変容量ポンプの駆動モータにサーボモータを採用している。かかるサーボモータは、一般に比較的高価である。そのため、特許文献1に記載された発明では、射出成形機の製造コストが高くなるという問題があった。
また、上記特許文献1にあっては、複数の可変容量ポンプにそれぞれ複数の固定吐出流量Qo,Qsを設定するものである。すなわち、特許文献1にあっては、所定の可変容量ポンプから吐出される作動流体の流量に基づいて各流体圧アクチュエータの作動を制御するものである。しかしながら、射出成形機における流体圧アクチュエータとして、特に型締シリンダにおいては、その型締力を正確に制御するために、かかる型締シリンダに作動流体を供給する圧力が重要な要素となる。また、特に型締シリンダと平行して他の流体圧アクチュエータを作動させる場合にも、型締シリンダに作動流体を供給するのに伴って他の流体圧アクチュエータに供給される作動流体の圧力が低下するような場合があっては、かかる他の流体圧アクチュエータの作動を精度よく制御することができなくなる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、複数の流体圧アクチュエータを少ないエネルギで精度よく作動させるよう制御することができる射出成形機と射出成形方法を提供することを目的とする。
請求項1の射出成形機に係る発明は、上記目的を達成するため、複数の流体圧アクチュエータをそれぞれ作動させるために作動流体を吐出する複数のポンプを有しており、前記流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータを作動させるために、該所定の流体圧アクチュエータに前記ポンプのうちの一つまたは複数から前記作動流体を供給するよう制御される射出成形機であって、前記ポンプは、回転速度制御可能な駆動モータにより駆動される定容量ポンプと、回転速度制御可能な駆動モータにより駆動される可変容量ポンプとを含み、前記定容量ポンプは、前記複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータの作動時にその駆動モータが駆動され、該流体圧アクチュエータの非作動時にその駆動モータが最低回転速度で駆動されるかまたは駆動を停止されるよう制御され、前記可変容量ポンプは、傾斜角度変更可能な斜板と該斜板の傾斜角度を変更する傾斜角調整部とを備え、該角度調整部に設けられたリリーフ弁を用いて設定された複数段の吐出圧で前記作動流体を吐出させるアキシャルピストンポンプからなり、その駆動モータが常時駆動された状態で、前記作動流体を工程に応じて所定の段の設定圧で吐出させるよう前記リリーフ弁を用いて前記アキシャルポンプが制御されるものであることを特徴とするものである。
請求項2の射出成形機に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、前記可変容量ポンプは、傾斜角度変更可能な斜板を有するアキシャルピストンポンプからなり、前記作動流体を吐出する圧力が設定圧に到達する前に前記斜板の傾斜角度を小さくするカットオフ制御が行われることを特徴とするものである。
請求項3の射出成形機に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、前記可変容量ポンプから作動流体が供給される管路にクローズドループ制御を行う圧力制御弁が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4の射出成形機に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項2または3のいずれか1項に記載の発明において、作動流体の圧力、前記斜板の傾斜角度、予め設定されたタイミング、型締力、可動盤の位置の少なくとも一つに連動して、前記定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で作動または停止させることを特徴とするものである。
請求項5の射出成形機に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記可変容量ポンプの駆動モータは、インバータ制御されるものであり、作動流体を目標圧力に昇圧させた後に、または、予め設定されたタイミングで、回転速度を低下させるよう制御されるものであることを特徴とするものである。
また、請求項6の射出成形方法に係る発明は、上記目的を達成するため、ポンプにより作動流体を吐出させて、複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータに供給し作動させる射出成形方法であって、前記ポンプとして、回転速度制御可能な駆動モータにより駆動される定容量ポンプと、回転速度制御可能な駆動モータにより常時駆動される可変容量ポンプとを設け、前記複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータの作動時に前記定容量ポンプの駆動モータを駆動し、該流体圧アクチュエータの非作動時に前記定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で駆動するかまたは駆動を停止するよう制御し、前記可変容量ポンプの駆動モータを常時駆動するとともに、工程に応じて高圧と低圧の2段の設定圧で前記作動流体を吐出させるように前記可変容量ポンプを制御することを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、複数の流体圧アクチュエータのうちで、最大流量で作動流体を供給される必要のある所定の流体圧アクチュエータの作動時には、定容量ポンプの駆動モータを駆動させ、また、可変容量ポンプの駆動モータを比較的高速の所定の回転速度で駆動するとともに、作動流体を比較的高い設定圧で吐出させるよう可変容量ポンプを制御する。これにより、所定の流体圧アクチュエータには最大流量で作動流体を供給することができ、したがって、この所定の流体圧アクチュエータを精度よく適切に作動させることができる。また、この所定の流体圧アクチュエータが非作動の場合には、定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で駆動するかまたは駆動を停止するよう制御する。一方、比較的少量で作動流体を供給する他のアクチュエータを作動させる場合には、可変容量ポンプの駆動モータのみを比較的低速の所定の回転速度で駆動するとともに、傾斜角調整部に設けられたリリーフ弁を用いて所定の段の設定圧で作動流体を吐出させるよう制御する。これにより、他の流体圧アクチュエータに適切な流量または圧力で作動流体を供給することができ、したがって、エネルギロスが生じることなくこの他の流体圧アクチュエータを精度よく適切に作動させることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の記載の発明において、前記可変容量ポンプは、傾斜角度変更可能な斜板を有するアキシャルピストンポンプからなり、前記作動流体を吐出する圧力が設定圧に到達する前に前記斜板の傾斜角度を小さくするカットオフ制御が行われる構成とすることにより、流体圧アクチュエータがその作動を完了して作動流体の圧力が設定圧に達する前に斜板の傾斜角度を小さくするカットオフ制御を行う。このカットオフ制御は、可変容量ポンプによる作動流体の吐出圧力が各設定圧に到達する前にそれぞれ行われる。そのため、可変容量ポンプの駆動モータの負荷が低減され、その結果可変容量ポンプの駆動モータにエネルギロスが生じるのを防止することができ、また、流体圧アクチュエータの作動を精度よく制御することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、前記可変容量ポンプから作動流体が供給される管路にクローズドループ制御を行う圧力制御弁が設けられていることにより、可変容量ポンプから作動流体をより正確な設定圧で所定の流体圧アクチュエータに供給することができ、したがって、流体圧アクチュエータの作動を精度よく制御することができる。
請求項4の発明によれば、請求項2または3のいずれか1項に記載の発明において、作動流体の圧力、前記斜板の傾斜角度、予め設定されたタイミング、型締力、可動盤の位置の少なくとも一つに連動することにより、最大圧力で作動流体を供給される必要のある流体圧アクチュエータの非作動時を検知して、定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で作動または停止させることができ、したがって、定容量ポンプの駆動モータにエネルギロスが生じるのを確実に防止することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、可変容量ポンプの駆動モータがインバータ制御されるものであることにより、作動流体を目標圧力に昇圧させた後に、または、予め設定されたタイミングで、可変容量ポンプの駆動モータの回転速度を確実に低下させるよう制御して、エネルギロスが生じるのを防止することができる。
また、請求項の発明によれば、複数の流体圧アクチュエータのうちで、最大圧力で作動流体を供給される必要のある所定の流体圧アクチュエータを作動させる時には、定容量ポンプの駆動モータを駆動させ、また、可変容量ポンプの常時駆動される駆動モータを比較的高速の所定の回転速度で駆動するとともに、作動流体を設定された高圧の段で吐出させるよう可変容量ポンプを制御する。これにより、所定の流体圧アクチュエータに最大圧力で作動流体を供給することができ、したがって、この所定の流体圧アクチュエータを精度よく適切に作動させることができる。また、この所定の流体圧アクチュエータを非作動とする場合には、定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で駆動するかまたは駆動を停止するよう制御する。一方、比較的低圧で作動流体を供給する他のアクチュエータを作動させる場合には、可変容量ポンプの常時駆動される駆動モータのみを比較的低速の所定の回転速度で駆動するとともに、作動流体を設定された低圧の段で吐出させるよう可変容量ポンプを制御する。これにより、他の流体圧アクチュエータに適切な圧力で作動流体を供給することができ、したがって、エネルギロスが生じることなくこの他の流体圧アクチュエータを精度よく適切に作動させることができる。
本発明による射出成形機の実施の一形態を説明するために概念的に示したブロック図である。 本発明による射出成形機の、図1とは異なる実施の形態を説明するために概念的に示したブロック図である。 本発明による射出成形機の各工程における定容量ポンプと可変容量ポンプとの運転状態を説明するために示した図である。 可変容量ポンプが各設定圧に到達する前にカットオフ制御されることによる作動流体の圧力と流量との関係を説明するために示したグラフである。 型締時の定容量ポンプと可変容量ポンプにより吐出させる作動流体の圧力と流量との関係を説明するために示したグラフである。 強力型開時の定容量ポンプと可変容量ポンプにより吐出させる作動流体の指令値と流量との関係を説明するために示したグラフである。 ハーフナットを移動させる時の可変容量ポンプにより吐出させる作動流体の圧力と流量との関係を説明するために示したグラフである。 エジェクタにより成形品を突き出す時の定容量ポンプにより吐出させる作動流体の指令値と流量との関係を説明するために示したグラフである。
最初に、本発明の射出成形機の実施の一形態を図1および図2に基づいて詳細に説明する。なお、図において同じ符号は、同様または相当する部分を示すものとする。
本発明の射出成形機は、概略、型締装置1と、射出装置2と、作動流体供給装置3と、制御装置4とを備えている。型締装置1は、固定金型10が取り付けられた固定盤11に対して可動金型12が取り付けられた可動盤13を近接・遠退移動させて金型10、12を開閉させる型開閉手段14と、型閉じした金型10、12を所定の力で型締保持する型締手段15と、可動盤13と型締手段15とを結合・解除するハーフナット手段16とを備えている。また、射出成形機は、型開き後に成形品を可動金型12から突き出すエジェクタ手段17も備えている。射出装置2は、加熱筒20内に嵌挿されたスクリュ21を軸回りに回転させるスクリュ回転手段22と、スクリュ21を軸方向に進退移動させる射出手段23と、固定金型10に対してノズルタッチさせると共に離間させるよう加熱筒20を移動させるシフト手段24とを備えている。
可動盤13は、固定盤11に対して近接・遠退移動可能に支持されている。型開閉手段14は、固定盤11に設けられたモータ140と、このモータ140の回転軸に連結されたボールネジ軸141、および、可動盤13に設けられボールネジ軸141に螺合されるボールネジナット142とを有するボールネジ機構143とを備えている。型締手段15は、固定盤11の内部に形成された型締シリンダ150と、この型締シリンダ150内に嵌挿されたピストン151と、ピストン151から可動盤に向かって延び係合軸としても機能するタイバー152とを備えており、ハーフナット手段16は、可動盤13に設けられタイバー152に対して係合・解除が可能なハーフナット160と、このハーフナット160をタイバー152に対して係合・解除させるよう移動させるハーフナット用シリンダ161とを備えている。可動盤13の係合軸152と対応する位置には、タイバー152が挿通可能な貫通孔130が形成されており、可動盤13の固定盤11と反対側の面であって貫通孔130の周囲にハーフナット手段16が配置される。この実施の形態では、4つの型締手段15が設けられており、各型締シリンダ150は固定盤11の角隅部に形成されている。また、貫通孔130は、型締手段15のタイバー152とそれぞれ対応して、可動盤13の角隅部に形成されている。タイバー152の先端部の周面には環状の係合溝152aが複数形成されており、ハーフナット160の内面には係合軸152の係合溝152aと係合可能な係合突条160aが形成されている。ハーフナット用シリンダ161は、伸長駆動によってタイバー152の係合溝152aに対してハーフナット160の係合突条160aを係合させ、また、退縮駆動によってタイバー152の係合溝152aからハーフナット160の係合突条160aを離間させて可動盤13がタイバー152の軸方向に移動し得るように係合を解除させるもので、ハーフナット用シリンダ161内に嵌挿されたピストン162と結合されたロッド163の先端にハーフナット160が設けられている。タイバー152の係合溝152aにハーフナット160の係合突条160aが係合されることにより、可動盤13と型締手段15とが結合されて、型締手段15によって金型10、12を型締し、また、離型時に強力型開きを行うことが可能となる。一方、タイバー152の係合溝152aからハーフナット160の係合突条160aの係合が解除されることにより、可動盤13と型締手段15との結合が解除されて型開閉手段14により可動盤13を固定盤11に対して比較的高速で移動させて型開閉を行うことが可能となる。エジェクタ手段17は、可動金型12内に進退可能に設けられたエジェクタピン170と、エジェクタピン170の基端部が連結されたエジェクタプレート171と、エジェクタプレート171に先端が接合されたエジェクタロッド172と、エジェクタロッド172と結合されたピストン173が嵌挿されたエジェクタシリンダ174とを備えている。
一方、射出装置2の加熱筒20は、ハウジングプレート25に支持されており、ハウジングプレート25を含む射出装置2は、固定盤11に対してその軸方向にシフト移動可能に支持されている。この実施の形態では、シフト手段24として、シフトシリンダ240がハウジングプレート25に設けられており、シフトシリンダ240に嵌挿されたピストン241に結合されているロッド242が固定盤11に結合されている。加熱筒20内に嵌挿されたスクリュ21の後端(図1および2では右方端)はスクリュコネクタを介して中間プレート26に接合されており、中間プレート26はハウジングプレート25に対して相対的に近接・遠退移動可能に支持されている。この実施の形態におけるスクリュ回転手段22は、中間プレート26に設けられスクリュ21を軸回りに回転駆動するモータ220と、スクリュ21の後端部とモータ220との間に巻き掛けられたベルトまたはチェーン等の巻き掛け伝動手段221とにより構成されている。また、中間プレート26の後方側にはバックプレート27が配設されており、中間プレート26とバックプレート27との間には、この実施の形態における射出手段23として、スクリュ21の後端が接合された中間プレート26をバックプレート27に対して離間(前進)・近接(後退)するよう移動させるためのボールネジ機構28が設けられており、ボールネジ機構28のボールネジ軸280を軸回りに回転駆動するためのモータ281がバックプレート27に設けられている。
ここで、本発明の複数の流体圧アクチュエータは、上述した実施の形態の場合、型締手段15の型締シリンダ150とピストン151、ハーフナット手段16のハーフナット用シリンダ161とピストン162、エジェクタ手段17のエジェクタシリンダ174とピストン173、シフト手段24のシフトシリンダ240とピストン241であり、これらの流体圧アクチュエータに供給される作動流体として、圧油が用いられる。なお、上述した実施の形態では、可動盤13を固定盤11に対して比較的高速で移動させる型開閉手段14の駆動源、スクリュ21を軸方向に移動させる射出手段23を構成するボールネジ機構28の駆動源、および、スクリュ21を軸回りに回転駆動するためのスクリュ回転手段22の駆動源として、電動のモータ140、281、220を採用した場合で説明したが、これらの回転駆動源に代えて作動流体を供給することにより回転駆動するオイルモータを採用することもでき、また、ボールネジ機構に代えて油圧で作動されるシリンダを採用することもできる。しかしながら、特に上記の電動のモータ140、281としてサーボモータなどを採用し、ボールネジ機構143、28と組み合わせて構成することにより、型開閉速度や型開閉の停止位置、また、スクリュ21の前進速度(射出速度)や軸方向移動の停止位置などを精度よく制御することが可能となる。
作動流体供給装置3は、定容量ポンプ30と可変容量ポンプ31とを含んでいる。この実施の形態では、定容量ポンプ30の駆動モータは、サーボモータ32が採用されており、後述するように制御装置4から出力される駆動信号に基づいて、ON/OFF制御され、ONのときには、回転方向とその回転速度(単位時間あたりの回転数)がサーボアンプ33によって制御されて、制御に応じて所定の流量および圧力で圧油を吐出することができる。なお、OFFのときは、サーボモータ32の回転を完全に停止させるだけでなく、定容量ポンプ30とサーボモータ32に負荷をかけることがない最低回転速度で回転駆動するようにしてもよい。定容量ポンプ30としては、構造が単純で比較的安価なベーンポンプや、ギアポンプ、ピストンポンプなどを採用することができる。
さらに、この実施の形態においては、複数の定容量ポンプ(図1および図2に示した実施の形態では2つ)30A、30Bが単一のサーボモータ32に連接されており、一方の定容量ポンプ30Aには、逆止弁50を有する管路51が接続されており、管路51の定容量ポンプ30Aと逆止弁50との間には、リリーフ弁52を有する管路が分岐して設けられている。また、他方の定容量ポンプ30Bと接続された管路55は、リリーフ弁56を有する管路が分岐して設けられている。また、管路51と55とは、2ポート2位置切替弁57を介して接続されている。図1に示した実施の形態では、サーボモータ32をONにしたとき、2ポート2位置切替弁57を閉状態に制御すると、定容量ポンプ30Aから吐出された圧油は後述する合流部70を介して型締シリンダ150に流れることが可能となり、また、定容量ポンプ30Bから吐出された圧油はエジェクタシリンダ174のみに流れることが可能となる。そして、2ポート2位置切替弁57を開状態に制御すると、定容量ポンプ30Aから吐出された圧油と定容量ポンプ30Bから吐出された圧油が合流して、後述する合流部70を介して型締シリンダ150に流れることになる。したがって、図1に示した実施の形態では、型締シリンダ150とエジェクタシリンダ174とに圧油を適切に供給することができ、その結果、型締および強力型開きと成形品の取出しとをそれぞれ適切に精度よく制御することができる。
これに対して図2に示した実施の形態では、サーボモータ32をONにしたとき、2ポート2位置切替弁57を閉状態に制御すると、定容量ポンプ30Aから吐出された圧油は後述する合流部70を介して型締シリンダ150に流れることが可能となり、定容量ポンプ30Bから吐出された圧油はリリーフ弁56によりタンク34にアンロードすることが可能となっている。そして、2ポート2位置切替弁57を開状態に制御すると、定容量ポンプ30Aから吐出された圧油と定容量ポンプ30Bから吐出された圧油が合流して、後述する合流部70を介して型締シリンダ150に流れることが可能となる。したがって、図2に示した実施の形態では、型締シリンダ150に圧油を適切に供給することができ、その結果、型締および強力型開きとをそれぞれ適切に精度よく制御することができる。
一方、可変容量ポンプ31の駆動モータ35は、インバータ36に接続されており、後述するように制御装置4から出力される駆動信号に基づいて、常時回転駆動されるが、インバータ36の制御により任意の回転速度で回転駆動させることが可能となっている。この回転速度は、各工程毎に設定されたシーケンス制御によって変更することができる。可変容量ポンプ31としては、アキシャルピストンポンプを採用している。アキシャルピストンポンプ31は、傾斜角度を変更することが可能な斜板37と、斜板37の傾斜角度を変更するための吐出圧変更シリンダ38と、可変容量ポンプ31による圧油の設定圧を複数段に、例えば低圧側(一例として8.0MPa)と高圧側(一例として18.8MPa)の2段に切り替えさせるために吐出圧変更シリンダ38の作動を制御するための絞り切替弁39と、絞り切替弁39に接続されたリリーフ弁40、41と、両リリーフ弁40、41に接続された切替弁42とを備えてなる傾斜角度調整部43を有している。そして、アキシャルピストンポンプ31の吐出口に接続された管路44にはフィルタ45が設けられており、この管路44には分岐部46が設けられている。アキシャルピストンポンプ31は、後述するようにアキシャルピストンポンプ31によって吐出される圧油が設定圧に達する前に、斜板37の傾斜角度を小さくさせるカットオフ制御を行うように、傾斜角度調整部43が制御装置4によって制御される。分岐部46と合流部70との間には、レデューシングバルブ90を有する管路91が接続されている。
型締シリンダ150の両側の型締側と強力型開側の油室には、それぞれカートリッジ弁60、61と4ポート2位置切替弁62、63とを有する管路64、65が接続されており、管路64、65のカートリッジ弁60、61と型締シリンダ150との間から分岐して、ドレン回路を構成するために2ポート2位置切替弁66、67を有する管路が接続されている。両4ポート2位置切替弁62、63および2ポート2位置切替弁66、67は、型締時と強力型開き時とで、型締シリンダ150の一方に圧油が供給されると共に、他方から圧油が排出されるように、連動して作動するよう制御される。さらに、型締シリンダ150の型締時に圧油が供給される側の管路64には、その供給される圧油の圧力を検知するための圧力センサ68が設けられている。圧力センサ68の信号出力ケーブル69は制御装置4に接続されている。カートリッジ弁60、61と4ポート2位置切替弁62、63とを有する管路64、65は、上述したように定容量ポンプ30と可変容量ポンプ31とから型締シリンダ150に圧油を供給するための合流部70に接続されている。
ハーフナット用シリンダ161の両端に接続された管路71には、4ポート3位置切替弁72が設けられており、この4ポート3位置切替弁72に圧流を供給するための管路73には減圧弁74が設けられている。ハーフナット用シリンダ161と同様に、シフトシリンダ240も、両端に接続された管路76に4ポート3位置切替弁77が設けられており、この4ポート3位置切替弁77に圧油を供給するための管路78に減圧弁79が設けられている。そして、ハーフナット用シリンダ161の管路73とシフトシリンダ240の管路78は、型締シリンダ150の管路64、65と共に、可変容量ポンプ31の分岐部46に接続されている。
図1に示した実施の形態では、ハーフナット用シリンダ161およびシフトシリンダ240と同様に、エジェクタシリンダ174の両側のそれぞれの油室に接続された管路80には4ポート3位置切替弁81が設けられており、4ポート3位置切替弁81に接続された管路82は定容量ポンプ30Bに接続された管路55と合流して2ポート2位置切り替え弁57と接続されている。そして、定容量ポンプ30Aに接続された逆止弁50を有する管路51と、2ポート2位置切り替え弁57とが合流した管路83は、合流部70に接続されている。
したがって、図1に示した実施の形態では、上記の流体圧アクチュエータのうち、ハーフナット用シリンダ161とシフトシリンダ240と型締シリンダ150には、可変容量ポンプ31によって圧油を供給する。また、型締シリンダ150には、可変容量ポンプ31と併せて定容量ポンプ30A、30Bによって圧油を供給する。すなわち、型締めと強力型開きを行う際には、定容量ポンプ30と可変容量ポンプ31の双方によって吐出される圧油を合流させて型締シリンダ150に供給させることができる。また、エジェクタシリンダ174には、定容量ポンプ30A、30Bから圧油を供給する。
これに対して、図2に示した実施の形態では、エジェクタシリンダ174の両側のそれぞれの油室に接続された管路80には、図1に示した4ポート3位置切替弁81に代えてクローズド制御される方向切替機能を有する流量制御弁(以下、単に流量制御弁という)84が設けられており、さらに、流量制御弁84に接続された管路85には、減圧弁86が設けられている。そして、図2に示した実施の形態では、エジェクタシリンダ174の管路85は、型締シリンダ150の管路64、65、ハーフナット用シリンダ161の管路73、および、シフトシリンダ240の管路78と共に可変容量ポンプ31の分岐部46に接続されている。
したがって、図2に示した実施の形態では、上記の流体圧アクチュエータのうち、ハーフナット用シリンダ161とシフトシリンダ240とエジェクタシリンダ174と型締シリンダ150には、可変容量ポンプ31によって圧油を供給する。また、型締シリンダ150には、可変容量ポンプ31と併せて定容量ポンプ30A、30Bによって圧油を供給する。すなわち、図2に示した実施の形態でも、図1に示した実施の形態と同様に、型締めと強力型開きを行う際には、定容量ポンプ30と可変容量ポンプ31の双方によって吐出される圧油を合流させて型締シリンダ150の両方の油室に供給させることができる。
次に、本発明の射出成形方法を、図3〜図8を参照しつつ、図1と図2に示した実施の形態のように構成された射出成形機を用いる場合によって、その作動および制御装置による制御の内容と共に説明する。なお、図1と図2に示した実施の形態で異なる構成についてはその都度個別に説明することとし、共通の構成については特にいずれの実施の形態の場合であるかについて言及しないで説明することとする。
本発明の射出成形方法は、概略、複数の流体圧アクチュエータ(上述した実施の形態では、型締シリンダ150、ハーフナット用シリンダ161、エジェクタシリンダ174、シフトシリンダ240)のうちの所定の流体圧アクチュエータに作動流体を供給して作動させる射出成形方法であって、作動流体を供給するためのポンプとして、回転速度制御可能な駆動モータ32により駆動される定容量ポンプ30と、回転速度制御可能な駆動モータ35により駆動される可変容量ポンプ31とを設けて、複数の流体圧アクチュエータのうちの(最大流量で作動流体を供給される必要のある)所定の流体圧アクチュエータ(型締シリンダ150)の作動時に定容量ポンプ30の駆動モータ32を駆動し、この流体圧アクチュエータ(型締シリンダ150)の非作動時に定容量ポンプ30の駆動モータ32を最低回転速度で駆動するかまたは駆動を停止するよう制御し、また、可変容量ポンプ31の駆動モータ35を(所定の回転速度で)常時駆動するとともに、作動流体を複数段の設定圧で吐出させるように可変容量ポンプ31を制御するものである。
射出成形を行う際には、図3に示すように、型締側の工程として、型閉じ、増圧および保持を含む型締、圧抜き、強力型開き(離型)、型開き、取り出しの工程が順次行われる。また、型閉じと型締の間には、ハーフナット160のタイバー152に対する係合が行われ、強力型開きと型開きとの間にはハーフナット160のタイバー152に対する係合からの解除が行われる。一方、射出側の工程は、型締側の工程と対応して成形材料の射出・充填(保圧を含む)と、計量とが行われる。
型閉じ工程では、型開閉手段14を構成するボールネジ機構143のボールネジ軸141を電動モータ140によって軸回りに回転駆動し、可動盤13を固定盤11に近接移動させて固定金型10に対して可動金型12を衝合させ型閉じする。このとき、型締手段15の係合軸152の先端が可動盤13の貫通孔130に挿通される。その際に、可変容量ポンプ31は、制御装置4によって図3に示すように作動流体の設定圧が低圧側(この実施の形態では8MPa)に制御されており、また、圧油の流量はほとんど必要ないのでパイロット管の圧を保持し得る程度に駆動モータの回転速度をインバータ制御により落している。また、このとき、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、駆動信号が出力されておらず、OFFの状態とされている。
型閉じが完了すると、制御装置4から、ハーフナット用シリンダ161を伸長させる内容の駆動信号を4ポート3位置切替弁72に出力して、ハーフナット160をタイバー152に係合し、可動盤13を型締手段15と結合する。ここでは、図7に示すように、低圧側(8MPa)に設定されている可変容量ポンプ31により、4ポート3位置切替弁72を介して圧油を一定の流量でハーフナット用シリンダ161の伸長側シリンダ室に供給して圧力を上昇させ、吐出される圧油の圧力が設定圧(8MPa)に到達する前、たとえば8MPaよりも1MPa程度小さい7MPaを超えた辺りからリリーフ弁40からの圧油の漏れにより可変容量ポンプ31の斜板37傾斜角度を小さくするように吐出圧変更シリンダ38作動させてカットオフ制御が開始される。そして、可変容量ポンプ31の1回転あたりの吐出する圧油の流量を低減させると共に設定圧に接近させ、その後設定圧に維持する。また、このとき、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、駆動信号が出力されておらず、OFFの状態(停止、または、後述する型締工程に備えて定容量ポンプ30とそのサーボモータ32に負荷がかからない程度の最低回転速度で微速運転)とされている。
可動盤13と型締手段15との結合が完了すると、型締工程を行う。型締工程は、増圧工程と保持工程とを含んでいる。型締工程では、型締シリンダ150に圧油を最大流量で供給する必要がある。可変容量ポンプ31は、傾斜角度調整部43の切替弁42を切替えてリリーフ弁41と絞り切替弁39を連通させることによりその設定圧が高圧側(この実施の形態では18.8MPa)に変更されており、また、圧油の流量を比較的多くする必要があるために駆動モータ35の回転速度をインバータ36の制御により少なくとも型締工程を通じて最大回転速度にシーケンス制御される。また、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、制御装置4から出力された信号により最大回転速度で回転し、両定容量ポンプ30A、30Bがサーボモータ32によって駆動される。そして、2ポート2位置切替弁57は開位置となって両管路51、55を接続するように作動され4ポート3位置切替弁81が閉鎖位置にあることにより(そして、図2に示した実施の形態では、エジェクタシリンダ174に接続された流量制御弁84が中立位置(閉位置)となっている)、両定容量ポンプ30A、30Bから吐出された圧油が合流部70を介して型締シリンダ150に供給される。また、これと同時に、高圧側に設定された可変容量ポンプ31から吐出された圧油は、分岐部46からレデューシングバルブ90を通って合流部70を介して型締シリンダ150に供給される。また、制御装置4は、型締シリンダ150の型締側の油室(図1および図2では左方)に圧油を供給するように、カートリッジ弁60、61と4ポート2位置切替弁62、63を連動させて制御する。そのため、定容量ポンプ30A、30Bと可変容量ポンプ31からそれぞれ吐出された圧油は、合流部70で合流して型締シリンダ150の型締側の油室に供給され、タイバー152とハーフナット160が結合した状態で可動盤13を固定盤11側に引き寄せ、型閉じした金型10、12を所定の力で型締するよう増圧する。このとき、型締シリンダ150の型締側に供給される圧油の圧力が圧力センサ68により検知され、制御装置4に入力される。制御装置4では、圧力センサ68によって検知された圧油の圧力を監視し、図5に示すように、圧油が設定圧(18.8MPa)に到達する前、たとえば設定圧よりも1MPa手前の圧力となったときに、定容量ポンプ30のサーボモータ32を停止させるかまたは最低回転速度で回転駆動させるようOFF制御する。なお、本発明では、圧力センサ68によって検知された圧油の圧力だけでなく、斜板37の傾斜角度や、型締手段15による型締力、可動盤13(または固定金型12)の位置を検知した結果、予めシーケンシャル的に設定されたタイミング、のいずれかまたはこれらを組み合わせと連動させて、圧油が設定圧よりも手前で定容量ポンプ30のサーボモータ32をOFF制御してもよい。そして、定容量ポンプ30の停止時は、2ポート2位置切替弁57も閉鎖する。図5に示したように、定容量ポンプ30により吐出され型締シリンダ150に供給される圧油は、ONからOFFとなるまでに一定の流量で圧力が設定値まで上昇した状態で保持される。また、圧油の圧力が設定圧よりも1MPa程度手前の圧力となった辺りからリリーフ弁41からの圧油の漏れにより、斜板37の傾斜角度が小さくなるように傾斜角度調整部43の吐出圧変更シリンダ38が作動されてカットオフ制御が開始される。保持工程では、駆動モータ35の高速での回転駆動が維持されており、可変容量ポンプ31から吐出され型締シリンダ150に供給される圧油は、一定の流量からカットオフ後にごく僅かとなり、設定圧に上昇した状態で維持される。そして、保持工程において、定容量ポンプ30の停止後の型締時の型締シリンダ150に供給される圧油の圧力は、分岐部46と合流部70との間の管路91に設けられたレデューシングバルブ90によって正確に制御することができる。
一方、射出側の工程では、図3に示すように型締工程と平行して、制御装置4の制御により、増圧完了から遅延時間が経過した型締保持の最初の段階で、シフト手段24の4ポート3位置切替弁77が切り替えられてシフトシリンダ240が伸長駆動され、ハウジングプレート25に支持された加熱筒20が前進して固定金型10にノズルタッチして待機するよう作動される。なお、ノズルタッチは常時なされるものでもよい。また、前回の射出後に、射出装置2では、スクリュ回転手段22を構成する中間プレート26に設けられたモータ220によりスクリュ21が軸回りに回転駆動され、ホッパから加熱筒20内に投入された成形材料が混錬されると共に加熱されて溶融した状態で、加熱筒20内でスクリュ21前方に貯留されている(計量工程)。計量行程では、加熱筒20内においてスクリュ21の前方に混錬・溶融された所定量の成形材料を溜めるために、スクリュ21が加熱筒20内で軸方向に後退する。そのため、このスクリュ21の後退と対応して、バックプレート27に設けられた射出手段23のモータ281が中間プレート26に接続されたボールネジ機構28を駆動して、中間プレート26を後退移動させる。
そして、バックプレート27に設けられた射出手段23のモータ281により中間プレート26と接続されたボールネジ機構28を駆動して、中間プレート26に当接されたスクリュ21を加熱筒20内で軸方向に前進移動させて、図3に示すように、金型10、12内のキャビティへの成形材料の射出(充填)および射出(保圧)を行う。加熱・溶融された成形材料は、射出により金型10、12内のキャビティ内に充填されると、冷却が開始される。そして、射出装置2は、射出が終ると次の射出のために、スクリュ回転手段22によって加熱筒20内でスクリュ21が軸周りに回転されて、混練・加熱されて溶融した成形材料の加熱筒20内でスクリュ21前方への貯留が開始される。また、必要に応じて、シフトシリンダ240を伸長させるように4ポート3位置切替弁77を作動させて、ハウジングプレート25に支持された加熱筒20を後退移動させ、ノズルを固定金型10から離間させる。このとき、シフトシリンダ240の作動は、ハーフナット用シリンダ161と同様に、制御装置4によって、図7に参照されるように、可変容量ポンプ31により、4ポート3位置切替弁77を介して圧油を一定の流量でシフトシリンダ240の伸長側シリンダ室に供給する。可変容量ポンプ31では、吐出される圧油の圧力が設定圧に到達する前に斜板37の傾斜角度を小さくするように吐出圧変更シリンダ38を作動させるようカットオフ制御し、ポンプ1回転あたりの吐出する圧油の流量を低減させると共に
緩やかに設定圧に近付け、設定圧に維持する。また、このとき、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、駆動信号が出力されておらず、OFFの状態とすることができる。
キャビティに成形材料が射出充填されてから冷却が完了し固化すると、制御装置4によりレデューシングバルブ90を開放するように作動させると共に、ドレン回路を構成する2ポート2位置切替弁66を開くよう作動させて、型締シリンダ150の型締側に供給されていた圧油の圧力を解放する圧抜き工程を行う。このとき、可変容量ポンプ31は、圧抜き工程では、低圧側に設定圧を変更することもできるが、高圧側に維持して、インバータ36により駆動モータ35の回転速度を低速に制御してもよい。また、圧抜き工程における可変容量ポンプ31の駆動モータ35の回転速度は、圧抜き工程を完了するのに比較的時間がかかる場合には、高速から低速に低下させるよう制御してもよいが、この圧抜き工程の直後の強力型開き工程で高速に制御する必要があるため、圧抜き工程を比較的短時間で完了させられる場合には、型締時から強力型開き工程まで回転速度を高速に維持することができる。また、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、次の強力型開き工程に備えて比較的低回転で回転駆動を開始させておくこともできる。
圧抜き工程が完了すると、離型のための強力型開き工程を行う。具体的には、制御装置4により、比較的低回転で回転駆動を開始させておいた定容量ポンプ30のサーボモータ32を高速で回転駆動するようONの状態に制御する。また、圧抜き工程で可変容量ポンプ31の設定圧を低圧側に変更した場合には、傾斜角度調整部43の吐出圧変更シリンダ38の作動によって可変容量ポンプ31の斜板37の傾斜角度を大きくして設定圧を高圧側に戻すよう制御する。また、圧抜き工程で可変容量ポンプ31の設定圧を高圧側のままにしている場合には、この高圧側の設定圧を維持する。したがって、可変容量ポンプ31は、圧油を最大量(一定)の流量で、高圧側の設定圧に達する手前まで吐出するよう駆動される。そして、型締シリンダ150の解放側(図1および図2では右方)に圧油を供給するように、カートリッジ弁60、61と4ポート2位置切替弁62、63を連動させて制御する。このときも型締工程と同様に、定容量ポンプ30と可変容量ポンプ31からそれぞれ吐出された圧油は、合流部70で合流して型締シリンダ150の型開き側の油室に供給される。そのため、タイバー152とハーフナット160が結合した状態の可動盤13が固定盤11側から離間され、成形品が貼り付いた状態の金型10、12が所定の力で型開きされることとなる。ここで、強力型開き工程では、型締シリンダ150のピストン151の型開き方向への移動速度を制御する。この速度制御は、定容量ポンプ30のサーボモータ32の回転速度を制御することにより行うことができる。そして、定容量ポンプ30により吐出される圧油は、制御装置4からサーボアンプ33に出力される指令値に基づいて制御されるサーボモータ32の回転速度により、図6に示すように、指令値の増加に伴って流量も上昇するよう制御され、定容量ポンプ30から吐出される圧油が設定圧となると、リリーフ弁66から圧油をリークさせる。一方、可変容量ポンプ31は、指令値が一つであり、その指令値に対応して一定の油量が吐出され、圧油が設定圧に到達する直前(たとえば1MPa程度手前)から斜板37の傾斜角度を小さくするようカットオフ制御される。
なお、金型10,12がわずかに開いたところからキャビティ内の成形材料を圧縮する場合は、定容量ポンプ30、可変容量ポンプ31ともに、成形材料の射出充填工程の間も作動して型締シリンダ150の型締側に圧油を供給する。そして、冷却が進行し始めたタイミングで定容量ポンプ30のサーボモータ32をOFF制御し、可変容量ポンプ31のみにより圧油を供給することもできる。また、射出圧縮成形の場合は、図示は省略するが、別途にアキュームレータを設けて、このアキュームレータからも射出圧縮時に型締シリンダ150に圧油を供給することもできる。
強力型開き工程が完了すると、制御装置4により4ポート3位置切替弁72を作動させて、ハーフナット用シリンダ161を退縮させ、タイバー152に対するハーフナット160の係合を解除し、可動盤13を型締手段15と切離す。ここでは、図7に示すように、低圧側(8MPa)に設定されている可変容量ポンプ31により、4ポート3位置切替弁72を介して圧油を一定の流量でハーフナット用シリンダ161の伸長側シリンダ室に供給させ、吐出される圧油が設定圧(8MPa)に到達する前(たとえば8MPaよりも1MPa程度手前から)に可変容量ポンプ31の斜板37の傾斜角度を小さくするように吐出圧変更シリンダ38が制御され、カットオフ制御される。また、このとき、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、駆動信号が出力されておらず、OFFの状態(停止、または、後述する型締工程に備えて定容量ポンプとそのサーボモータに負荷がかからない程度の最低回転速度で微速運転)とされている。
ハーフナット160の係合が解除されると、ボールネジ機構143のボールネジ軸141を電動モータ140によって軸回りに回転駆動し、可動盤13を固定盤11から離間させるよう移動させて固定金型10と可動金型12とを型開きする。このとき、可動盤13の貫通孔130は、型締手段15のタイバー152の先端から抜け出る。この型開き工程では、可変容量ポンプ31は、図3に示すように作動流体の設定圧が低圧側(この実施の形態では8MPa)に制御されており、また、圧油の流量はほとんど必要ないのでパイロット圧を保持し得る程度に駆動モータ35の回転速度をインバータ36の制御により落している。また、このとき、定容量ポンプ30のサーボモータ32は、駆動信号が出力されておらず、OFFの状態とされている。
型開きが完了すると、図1に示した実施の形態の場合には、図3に示したように、制御装置4により、定容量ポンプ30のサーボモータ32を型開き完了と同時に僅かな回転速度で駆動させ、その後エジェクタ手段17の作動のために回転速度が高速となるよう制御される。そして、制御装置4により、2ポート2位置切替弁57が閉鎖した状態で、エジェクタシリンダ174を伸長させるよう4ポート3位置切替弁81を制御する。これにより、図1では、エジェクタシリンダ174の伸長側シリンダ室には、定容量ポンプ30Bのみにより圧油が供給されることとなる。
また、図2に示した実施の形態の場合には、図3における型開き時のサーボモータのOFFの状態を取り出し時にも維持する。そして、エジェクタシリンダ174を伸長させるよう流量制御弁84を制御する。これにより、エジェクタシリンダ174の伸長側シリンダ室には、設定圧が低圧側(8MPa)の状態で回転速度が高速の状態の駆動モータ35によって駆動される可変容量ポンプ31から吐出される圧油が供給されることとなる。
上述した実施の形態では、流体圧ポンプ30、31に加えて、型開閉工程で型開閉手段14の電動モータ140によってボールネジ機構143を駆動し、また、射出工程で射出手段23の電動モータ281によりボールネジ機構28を駆動するため、各工程を精度よく行うことができる。また、本発明では、各流体圧アクチュエータに作動流体を供給するためのポンプとして、定容量ポンプ30と可変容量ポンプ31を用いるため、各流体圧アクチュエータによる作動に応じて少ないエネルギで作動流体をそれぞれ適切に供給することができる。また、可変容量ポンプ31は、設定圧に到達する前にカットオフ制御されるために、少ないエネルギで作動流体を精度よく圧力制御することができる。そして、可変容量ポンプ31に複数段の設定圧で作動流体を吐出させるよう制御することができるため、作動させる流体圧アクチュエータに応じて少ないエネルギで適切な圧力の作動流体を精度よく供給することができる。
また、定容量ポンプ30は、複数の流体圧アクチュエータのうちの最大流量で作動流体が供給される必要のある流体圧アクチュエータ(型締シリンダ150)を作動させるときだけサーボモータ32をON制御し、この流体圧アクチュエータの非作動時にサーボモータ32をOFF制御するため、モータの発する騒音を低減させ、また、作動流体の温度上昇を抑え、少ないエネルギで射出成形を行うことができる。さらに、定容量ポンプ30として、複数の定容量ポンプ30A、30B・・・を用いており、これらの定容量ポンプ30A、30B・・・を単一の駆動モータに連接して、作動流体を供給する流体圧アクチュエータに応じて定容量ポンプ30A、30Bの一方、または双方により作動流体を供給することができるよう構成されているため、少ないエネルギで適切な圧力の作動流体を精度よく流体圧アクチュエータに供給することができる。
本発明は、本発明の趣旨の範囲で様々に変更して適用することができる。
1:型締装置、 2:射出装置、 3:作動流体供給装置、 4:制御装置、 14:型開閉手段、 15:型締手段、 16:ハーフナット手段、 17:エジェクタ手段、 24:シフト手段、 30:定容量ポンプ、 31:可変容量ポンプ、 32:サーボモータ(定容量ポンプの駆動モータ)、 35:可変容量ポンプの駆動モータ、 46:分岐部、 68:圧力センサ、 70:合流部、 150:型締シリンダ、 161:ハーフナット用シリンダ、 174:エジェクタシリンダ、 240:シフトシリンダ

Claims (6)

  1. 複数の流体圧アクチュエータをそれぞれ作動させるために作動流体を吐出する複数のポンプを有しており、前記流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータを作動させるために、該所定の流体圧アクチュエータに前記ポンプのうちの一つまたは複数から前記作動流体を供給するよう制御される射出成形機であって、
    前記ポンプは、回転速度制御可能な駆動モータにより駆動される定容量ポンプと、回転速度制御可能な駆動モータにより常時駆動される可変容量ポンプとを含み、
    前記定容量ポンプは、前記複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータの作動時にその駆動モータが駆動され、該流体圧アクチュエータの非作動時にその駆動モータが最低回転速度で駆動されるかまたは駆動を停止されるよう制御され、
    前記可変容量ポンプは、傾斜角度変更可能な斜板と該斜板の傾斜角度を変更する傾斜角調整部とを備え、該角度調整部に設けられたリリーフ弁を用いて設定された複数段の吐出圧で前記作動流体を吐出させるアキシャルピストンポンプからなり、その駆動モータが常時駆動された状態で、前記作動流体を工程に応じて所定の段の設定圧で吐出させるよう前記リリーフ弁を用いて前記アキシャルポンプが制御されるものであることを特徴とする射出成形機。
  2. 前記可変容量ポンプは、前記作動流体を吐出する圧力が設定圧に到達する前に前記斜板の傾斜角度を小さくするカットオフ制御が行われることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記可変容量ポンプから作動流体が供給される管路にクローズドループ制御を行う圧力制御弁が設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の射出成形機。
  4. 作動流体の圧力、前記斜板の傾斜角度、予め設定されたタイミング、型締力、可動盤の位置の少なくとも一つに連動して、前記定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で作動または停止させることを特徴とする請求項2または3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記可変容量ポンプの駆動モータは、インバータ制御されるものであり、作動流体を目標圧力に昇圧させた後に、または、予め設定されたタイミングで、回転速度を低下させるよう制御されるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. ポンプにより作動流体を吐出させて、複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータに供給し作動させる射出成形方法であって、
    前記ポンプとして、回転速度制御可能な駆動モータにより駆動される定容量ポンプと、回転速度制御可能な駆動モータにより常時駆動される可変容量ポンプとを設け、
    前記複数の流体圧アクチュエータのうちの所定の流体圧アクチュエータの作動時に前記定容量ポンプの駆動モータを駆動し、該流体圧アクチュエータの非作動時に前記定容量ポンプの駆動モータを最低回転速度で駆動するかまたは駆動を停止するよう制御し、
    前記可変容量ポンプの駆動モータを常時駆動するとともに、工程に応じて高圧と低圧の2段の設定圧で前記作動流体を吐出させるように前記可変容量ポンプを制御することを特徴とする射出成形方法。
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