JPH0719781Y2 - 射出成形機の閉ループ制御装置 - Google Patents

射出成形機の閉ループ制御装置

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JPH0719781Y2
JPH0719781Y2 JP11305090U JP11305090U JPH0719781Y2 JP H0719781 Y2 JPH0719781 Y2 JP H0719781Y2 JP 11305090 U JP11305090 U JP 11305090U JP 11305090 U JP11305090 U JP 11305090U JP H0719781 Y2 JPH0719781 Y2 JP H0719781Y2
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JP
Japan
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displacement pump
injection molding
variable displacement
valve
closed loop
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Application number
JP11305090U
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JPH0469120U (ja
Inventor
文昭 渋谷
一巳 土岐
健雄 菊池
Original Assignee
株式会社トキメック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、可変容量形ポンプを用いた射出成形機の閉ル
ープ制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の可変容量形ポンプを用いた射出成形機の
閉ループ制御装置として、例えば第3図に示すようなも
のがあった。図において、1は絞り弁2,サーボ弁3を経
て圧油を射出成形機の射出シリンダへ送る可変容量形ポ
ンプ、4は上記射出成形機の型締ライン12へ圧油を送
り、型締圧を一定に保持するための定容量形ポンプであ
る。また、可変容量形ポンプ1の出口ライン11はチェッ
ク弁13を介して型締ライン12に接続されており、さらに
成形用金型のスクリューモータに接続されている。5は
これらのポンプ1,4を駆動するモータ、6は上記出口ラ
イン11に設けたピークカット弁である。10は型締ライン
12に設けたリリーフ弁である。
射出成形の工程において、型締昇圧は可変容量形ポンプ
1と定容量形ポンプ4の両方で行う。このときサーボ弁
3による射出用閉ループ制御を行うには、サーボ弁3の
入口側圧力を一定に保持させる必要があるので、可変容
量形ポンプ1を一定吐出流量ポンプに制御している。す
なわち、電磁弁7を励磁させると、可変容量形ポンプ1
は最大流量を吐出し、サーボ弁3の制御流量より余った
流量はピークカット弁6よりタンク9に戻る。そして、
サーボ弁3を使用した射出用閉ループ制御の時だけ可変
容量形ポンプ1のロードセンシング制御を停止してい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の射出成形機の閉ループ
制御装置にあっては、以下のような問題点があった。
(1)射出工程から保圧工程まで、可変容量形ポンプ1
を最大流量吐出にし、余剰分をピークカット弁6より逃
がす構成としているため、油温が非常に上がり、標準機
と同じクーラーでは熱交換容量不足となり、大形のクー
ラーが必要となる。
(2)低圧大流量あるいは高圧小流量の制御域において
も、可変容量形ポンプ1は最大圧力で最大流量を吐出し
ているため、ポンプ軸入力が非常に大きくなる。このた
め標準機と同じ電動機ではオーバーロードとなり電動機
の回転が停止することがあり、大形の電動機が必要とな
る。
(3)可変容量形ポンプ1を一定吐出ポンプにしたと
き、ポンプ吐出量が全量ピークカット弁6より逃げる
が、この時ショック音が発生しやすい。
本考案は、上記のような課題を解決するためになされた
もので、標準機と同じものが使用できる安価な射出成形
機の閉ループ制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案に係る射出成形機の
閉ループ制御装置は、可変容量形ポンプ及び定容量形ポ
ンプを有し、可変容量形ポンプの出口ラインに絞り弁及
びサーボ弁と、可変容量形ポンプのロードセンシングシ
ステムを構成し、サーボ弁により射出成形工程の閉ルー
プ制御を行うものにおいて、サーボ弁と絞り弁の間に定
容量形ポンプにより蓄圧されるアキュムレータを設けた
ものである。
[作用] 本考案において、可変容量形ポンプは常時ロードセンシ
ング制御及び圧力補償制御のもとに置かれる。しかし、
ロードセンシング制御のままでは、射出動作のスタート
時に、可変容量形ポンプの流量応答遅れがあるため、こ
の応答遅れによりサーボ弁の入口側圧力が低下してしま
う。逆に射出減速動作時にはこの入口側圧力が上昇して
しまう。
この圧力変動を無くすために、サーボ弁の入口側にアキ
ュムレータを設け、アキュムレータの蓄圧は型締圧保持
用の小容量の定容量形ポンプにて行うようにする。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す制御回路図である。第
3図に示したものと同じものには同一符号で示す。図に
おいて、15はアキュムレータで、定容量形ポンプ4によ
り減圧弁16及びチェック弁17を介して蓄圧されるように
なっている。18はサーボ弁3と絞り弁2の間に設けたチ
ェック弁である。その他の構成は第3図と同じである。
この実施例の制御回路において、型締昇圧は従来と同様
に可変容量形ポンプ1と定容量形ポンプ4の両方で行う
が、このとき定容量形ポンプ4によりアキュムレータ15
に蓄圧され、型締圧の昇圧完了と同時に絞り弁2を全閉
とする。したがって、可変容量形ポンプ1はカットオフ
状態となる。
サーボ弁3による射出用閉ループ制御時には、絞り弁2
を全開に、圧力制御弁8を最高圧力に各々設定する。
射出スタート時は、サーボ弁3への速度入力信号に対
し、可変容量形ポンプ1の流量応答遅れ時間に当る吐出
不足分のみライン圧力が低下する。また射出減速時は、
逆に可変容量形ポンプ1の流量応答遅れ時間に当る吐出
余剰分のみライン圧力が上昇する。
しかし、可変容量形ポンプ1の応答遅れ時間はおおむね
0.1秒程度であり、この間のポンプ吐出量は微少であ
る。例えば、吐出量を100l/minとすると、0.1秒間の吐
出量は約0.16lである。ガス容量10lのアキュムレータ15
をライン途中に設ければ、上記のライン圧力の変動は概
略2〜3kgf/cm2以内におさえることができる。
したがって、この小容量のアキュムレータ15を追加する
ことにより、可変容量形ポンプ1のロードセンシング制
御のままでサーボ弁3による閉ループ制御が容易にでき
る。
次に第2図は本考案の他の実施例を示す制御回路図であ
る。この実施例は、上記実施例のアキュムレータライン
の入側及び出側にそれぞれ電磁弁19,20を設けたもので
ある。これは、電磁弁19により小容量の定容量形ポンプ
4でアキュムレータ15へ蓄圧する工程を決め、電磁弁20
によりアキュムレータ15に蓄圧された油がサーボ弁3を
通ってリークするのを防ぐためのものである。これによ
りアキュムレータ15の容量を小さくすることができる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、サーボ弁と絞り弁の間に
定容量形ポンプにて蓄圧されるアキュムレータを追加す
ることで、可変容量形ポンプをロードセンシング制御の
下に置いたままで、サーボ弁による閉ループ制御が可能
になる。したがって、標準機にアキュムレータを追加す
るだけで閉ループ制御ができるため、射出成形機の統一
が簡単となり、コストメリットが大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す閉ループ制御回路図、
第2図は本考案の他の実施例を示す閉ループ制御回路
図、第3図は従来の閉ループ制御回路図である。 1…可変容量形ポンプ 2…絞り弁 3…サーボ弁 4…定容量形ポンプ 6…ピークカット弁 7…電磁弁 8…圧力制御弁 15…アキュムレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 21/14

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量形ポンプ及び定容量形ポンプを有
    し、前記可変容量形ポンプの出口ラインに絞り弁を設け
    てロードセンシングシステムを構成し、サーボ弁により
    射出成形工程の閉ループ制御を行うものにおいて、 前記絞り弁とサーボ弁の間に前記定容量形ポンプにより
    蓄圧されるアキュムレータを設けたことを特徴とする射
    出成形機の閉ループ制御装置。
JP11305090U 1990-10-30 1990-10-30 射出成形機の閉ループ制御装置 Expired - Lifetime JPH0719781Y2 (ja)

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JPH0469120U JPH0469120U (ja) 1992-06-18
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JP5755261B2 (ja) * 2013-01-24 2015-07-29 株式会社名機製作所 射出成形機および射出成形方法

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