JP2605780Y2 - 液圧回路 - Google Patents

液圧回路

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JP2605780Y2
JP2605780Y2 JP1993069571U JP6957193U JP2605780Y2 JP 2605780 Y2 JP2605780 Y2 JP 2605780Y2 JP 1993069571 U JP1993069571 U JP 1993069571U JP 6957193 U JP6957193 U JP 6957193U JP 2605780 Y2 JP2605780 Y2 JP 2605780Y2
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直治 北川
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作動液体を貯蔵するタ
ンクとタンクの作動液体を吐出するポンプとを備えた液
圧回路において、タンクへ戻る作動液体を冷却してタン
クに貯蔵の作動液体の液温の温度上昇を抑制した液圧回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液圧回路として実公昭6
3−32962号公報に記載のように液体アクチュエー
タで使用された作動液体をタンクへ戻す戻り管路に冷却
器を設け、戻り管路よりタンクへ戻る作動液体を冷却器
で冷却するものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このように
戻り管に冷却器を設けると、切換弁を中立位置に置いて
液体シリンダの作動を停止したとき作動液体が戻り管路
を流れないために戻り管路よりタンクへ戻る作動液体は
冷却されず、しかもポンプのみ運転されているためにポ
ンプのドレンがタンクへ戻され、このドレンによってタ
ンクに貯蔵の作動液体の温度を上昇させていた。また、
このポンプのドレンが原因でタンクに貯蔵の作動液体の
温度を上昇させてしまう場合、このドレンの温度を冷却
する技術として実公平4−9441号公報に記載のよう
にポンプのドレンをタンクへ戻すドレン管路に冷却器を
配置することが知られているが、戻り管路とドレン管路
のそれぞれに冷却器を設けると冷却器の個数が増して製
作コストが高騰してしまうという問題点があった。
【0004】本考案は、かかる問題点を解決するもの
で、1台の冷却器で戻り管路の作動液体とドレン管路の
ドレンとを冷却して製作コストの低減をはかるようにし
た液圧回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、作
動液体を貯蔵するタンクと、タンクの作動液体を吸入吐
出するポンプとを備え、ポンプには作動液体をポンプ内
へ導入する吸入管路と、ポンプより吐出する作動液体を
液体アクチュエータへ供給する吐出管路と、ポンプのド
レンをタンクへ排出するドレン管路とを有し、タンクに
は液体アクチュエータの作動液体をタンクへ戻す戻り管
路を有し、戻り管路とドレン管路とをバイパス管路で接
続して設け、バイパス管路には戻り管路よりドレン管路
へ向けて流れる作動液体の流れを止めると共にドレン管
路より戻り管路へ向けて流れる作動液体の流れを流通す
るよう逆止弁を設け、逆止弁より戻り管路側のバイパス
管路にバイパス管路の作動液体をタンクへ戻す冷却管路
を接続して設け、冷却管路の接続箇所より戻り管路側の
バイパス管路に冷却管路を流通する作動液体の流量を制
御可能に絞り部材を設け、冷却管路にはこの冷却管路を
流れる作動液体を冷却する冷却器を設けている。
【0006】
【作用】このような本考案の構成によると、戻り管路よ
りタンクへ戻る作動液体はバイパス管路において逆止弁
によってドレン管路への流通が阻止され、絞り部材で制
御された流量が冷却管路を流通し、冷却管路に設けた冷
却器によって冷却される。また、ドレン管路よりタンク
へ戻るドレンはバイパス管路において逆止弁を開弁しバ
イパス管路より冷却管路を流通し、冷却管路に設けた冷
却器によって冷却されるため、1台の冷却器で戻り管路
の作動液体とドレン管路のドレンとを冷却できて製作コ
ストの低減をはかることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、1はポンプの一例としての可変
容量形液圧ポンプで、電動機2に駆動されてタンク3に
貯蔵の作動液体をポンプ1の吸入口へ螺合した吸入管路
4より吸入しポンプ1の吐出口へ螺合した吐出管路5よ
り吐出し、図示しない液体アクチュエータへ作動液体を
供給するよう設けている。6は吐出管路5に接続したア
キュムレータ、7は吐出管路に接続した圧力計である。
【0008】8はタンクに有する戻り管路で、液体ア
クチュエータ内で使われた作動液体を逆止弁9を介して
タンク3へ戻すよう設けている。逆止弁9は、タンク3
に貯蔵の作動液体が戻り管路8へ流入するのを止め、ま
た、戻り管路8の圧力が逆止弁9のクラッキング圧に達
すると開弁し、戻り管路8の作動液体をタンク3へ戻す
よう設けている。
【0009】10はポンプ1に有する容量変更部材で、
吐出管路5の作動液体をパイロット路11を介して内部
へ導入し、ポンプ1より吐出する作動液体の吐出圧力に
応じポンプ1より吐出する作動液体の流量を変更可能に
設けている。12はポンプ1のドレン口へ螺合したドレ
ン管路で、ポンプ1のドレンを逆止弁13を介してタン
ク3へ戻すよう設けている。逆止弁13は、タンク3に
貯蔵の作動液体がドレン管路12へ流入するのを止め、
また、ドレン管路12の圧力が逆止弁13のクラッキン
グ圧に達すると開弁し、ドレン管路12のドレンをタン
ク3へ戻すよう設けている。そして、逆止弁9のクラッ
キング圧は、逆止弁13のクラッキング圧より大きく設
定して設けてある。
【0010】14はバイパス管路で、戻り管路8に有す
る逆止弁9の上流側とドレン管路12に有する逆止弁1
3の上流側とにおいて戻り管路8とドレン管路12とを
接続し、戻り管路8よりドレン管路12へ向けて流れる
作動液体の流れを止めると共にドレン管路12より戻り
管路8へ向けて流れるドレンの流れを流通するよう逆止
弁15を設けている。この逆止弁15のクラッキング圧
は、逆止弁13のクラッキング圧より小さく設定して設
けてある。
【0011】16は冷却管路で、バイパス管路14に設
けた逆止弁15より戻り管路8側のバイパス管路14
に、バイパス管路14の作動液体をタンク3へ戻すよう
バイパス管路14に接続して設けている。17はバイパ
ス管路14に設けた絞り部材で、冷却管路16を流通す
る作動液体の流量を制御可能に設けている。
【0012】18は冷却管路16に設けた冷却器で、冷
却管路16を流通する作動液体を、電動機2回転され
るファン21の送風にて冷却するよう設けている。
【0013】23と24はフィルタ部材で、フィルタ部
材23はポンプ1が駆動されてタンク3より吸入管路4
へ流通する作動液体をろ過し、フィルタ部材24は戻り
管路8よりタンク3へ戻る作動液体をろ過するよう設け
ている。
【0014】次にかかる構成の作動を説明する。ポンプ
1は電動機2に駆動されてタンク3内に貯蔵の作動液体
を吸入管路4より吸入して吐出管路5へ吐出する。この
とき、ポンプ1より吐出される作動液体の一部がパイロ
ット路11を介してポンプ1の容量変更部材10に作用
するため、ポンプ1は容量変更部材10の作動に基づく
吐出量を液体アクチュエータへ供給する。そして、液体
アクチュエータの作動によって排出される作動液体は戻
り管路8へ流出する。
【0015】戻り管路8の作動液体は、その圧力が逆止
弁9のクラッキング圧より低いときにはバイパス管路1
4を流れ、逆止弁15によってドレン管路12への流通
が止められているために、絞り部材17の絞り量に応じ
た流量が冷却管路16を介してタンク3へ戻される。こ
のとき、冷却管路16に設けた冷却器18によってタン
ク3へ戻される作動液体は冷却される。戻り管路8の圧
力が逆止弁9のクラッキング圧より高くなると、逆止弁
9は開弁して戻り管路8の作動液体をタンク3へ直接戻
す。
【0016】次に、図示しない切換弁の操作で液体アク
チュエータの作動を停止すると、液体アクチュエータよ
り戻り管路8へ流出される作動液体は減少して戻り管路
8内の圧力は低下する。このとき、ポンプ1は切換弁の
操作に関係なく電動機2に駆動されて作動液体を吐出管
路5へ吐出し続けているため、吐出管路5の圧力は上昇
する。このため、吐出管路5の作動液体はパイロット路
11を介し容量変更部材10に作用し、この容量変更部
材10の作動に基づいてポンプ1はタンク3から吸入す
る作動液体の流量を減少させて吐出量を減らす。このと
き、ポンプ1より排出されるドレンはドレン管路12へ
流出する。
【0017】ドレン管路12内のドレンは、逆止弁13
が閉弁しているためにバイパス管路14へ流れ、戻り管
路8とバイパス管路14間の圧力差に基づき逆止弁15
を開弁して冷却管路16を流れタンク3へ戻される。そ
して、冷却管路16を流れるドレンは冷却管路16に設
けた冷却器18によって冷却される。さらにドレン量が
増加してドレン管路12内の圧力が逆止弁13のクラッ
キング圧まで上昇すると逆止弁13が開弁し、ドレン管
路12のドレンをタンク3へ直接戻す。
【0018】このように、ポンプ1より供給されて液体
アクチュエータから排出された戻り管路8の作動液体
は、バイパス管路14に設けた逆止弁15によりドレン
管路12への流通が止められ絞り部材17の絞り量に応
じて冷却管路16を流れ冷却器18によって冷却され、
また液体アクチュエータの作動停止などによる戻り管路
8内の圧力減少に伴ない、ポンプ1のドレンは、バイパ
ス管路14、逆止弁15を介し冷却管路16へ流れ冷却
器18によって冷却される。このため、1台の冷却器1
8で戻り管路8の作動液体とドレン管路12のドレンと
を冷却でき、簡単な構成でタンク3に貯蔵の作動液体の
温度上昇を良好に抑制することができ、製作コストの低
減がはかれる。また、戻り管路8から冷却管路16に流
通する作動液体を絞り部材17で流量制御しているた
め、冷却管路16に設けた冷却器18を流通する流量を
制限できて、冷却器18を小型のものにすることができ
る。
【0019】
【考案の効果】このように本考案によれば、作動液体を
貯蔵するタンクと、タンクの作動液体を吸入吐出するポ
ンプとを備え、ポンプには作動液体をポンプ内へ導入す
る吸入管路と、ポンプより吐出する作動液体を液体アク
チュエータへ供給する吐出管路と、ポンプのドレンをタ
ンクへ排出するドレン管路とを有し、タンクには液体ア
クチュエータの作動液体をタンクへ戻す戻り管路を有
し、戻り管路とドレン管路とをバイパス管路で接続して
設け、バイパス管路には戻り管路よりドレン管路へ向け
て流れる作動液体の流れを止めると共にドレン管路より
戻り管路へ向けて流れる作動液体の流れを流通するよう
逆止弁を設け、逆止弁より戻り管路側のバイパス管路に
バイパス管路の作動液体をタンクへ戻す冷却管路を接続
して設け、冷却管路の接続箇所より戻り管路側のバイパ
ス管路に冷却管路を流通する作動液体の流量を制御可能
に絞り部材を設け、冷却管路にはこの冷却管路を流れる
作動液体を冷却する冷却器を設けたことにより、1台の
冷却器で戻り管路の作動液体とドレン管路のドレンとを
冷却でき、簡単な構成でタンクに貯蔵の作動液体の温度
上昇を良好に抑制でき、製作コストの低減がはかれると
いった実用上の優れた効果を奏する。また、戻り管路か
ら冷却管路に流通する作動液体を絞り部材で流量制御し
ているため、冷却管路に設けた冷却器を流通する流量を
制限できて、冷却器を小型のものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す液圧回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
1ポンプ 3タンク 4吸入管路 5吐出管路 8戻り管路 12ドレン管路 14バイパス管路 15逆止弁 16冷却管路 18冷却器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液体を貯蔵するタンクと、タンクの
    作動液体を吸入吐出するポンプとを備え、ポンプには作
    動液体をポンプ内へ導入する吸入管路と、ポンプより吐
    出する作動液体を液体アクチュエータへ供給する吐出管
    路と、ポンプのドレンをタンクへ排出するドレン管路と
    を有し、タンクには液体アクチュエータの作動液体をタ
    ンクへ戻す戻り管路を有し、戻り管路とドレン管路とを
    バイパス管路で接続して設け、バイパス管路には戻り管
    路よりドレン管路へ向けて流れる作動液体の流れを止め
    ると共にドレン管路より戻り管路へ向けて流れる作動液
    体の流れを流通するよう逆止弁を設け、逆止弁より戻り
    管路側のバイパス管路にバイパス管路の作動液体をタン
    クへ戻す冷却管路を接続して設け、冷却管路の接続箇所
    より戻り管路側のバイパス管路に冷却管路を流通する作
    動液体の流量を制御可能に絞り部材を設け、冷却管路に
    はこの冷却管路を流れる作動液体を冷却する冷却器を設
    けて成る液圧回路。
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