JPH0237482B2 - Yuatsugoryukairo - Google Patents

Yuatsugoryukairo

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JPH0237482B2
JPH0237482B2 JP7081582A JP7081582A JPH0237482B2 JP H0237482 B2 JPH0237482 B2 JP H0237482B2 JP 7081582 A JP7081582 A JP 7081582A JP 7081582 A JP7081582 A JP 7081582A JP H0237482 B2 JPH0237482 B2 JP H0237482B2
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JP
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valve
pilot
line
pressure
pump
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JP7081582A
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Masaaki Suhara
Makoto Shiomi
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、固定容量ポンプと可変容量ポンプを
備えた油圧合流回路に関する。
従来、たとえば射出成形機の流体回路の如き必
要とする流量の変動巾の大きい流体回路は、動力
消費をできるだけ小さくするために、一般に、一
個の可変容量ポンプを用いている。
ところで、この種の流体回路は、可変容量ポン
プが大容量である場合、その騒音が、小容量の可
変容量ポンプの騒音に対して比較的な関係ではな
く急激に増大し、さらに、該可変容量ポンプの吐
出量に対する立ち上がり応答性が、小さな可変容
量ポンプのそれに比して、急激に悪くなるという
欠点がある。
本発明の目的は、上記欠点を除去することにあ
つて、大容量の割りには低騒音であり、かつ、ポ
ンプの吐出量に対する立ち上がり応答性を向上せ
しめるとともに、ポンプの作動遅れにより発生す
るサージ圧を吸収できるようにすることである。
本発明の構成は、可変容量ポンプとアクチユエ
ータ間のポンプラインに介設した流量調整手段
と、上記ポンプラインにチエツク弁を介して圧油
を供給する固定容量ポンプと、上記可変容量ポン
プの吐出量制御部を上記ポンプラインとパイロツ
トラインとに切換接続する圧力制御用パイロツト
弁と、上記流量調整手段の前後の差圧に応動して
上記圧力制御用パイロツト弁のパイロツトライン
を上記ポンプラインとタンクラインとに切換接続
するロードセンシング弁とを備え、上記圧力制御
用パイロツト弁は、上記ポンプラインに連通する
パイロツト室と、バネ室とを有し、この両室を絞
りを介して連通する一方、上記ポンプラインから
分岐する分流ラインにサージ圧吸収弁を介設し、
該サージ圧吸収弁のバネ室を上記圧力制御用パイ
ロツト弁のバネ室に連通するとともに、上記固定
容量ポンプとチエツク弁間のポンプラインから分
岐するバイパスラインにリリーフ弁を介設すると
ともに、上記リリーフ弁のバネ室をタンクライン
と上記圧力制御用パイロツト弁のバネ室に連通す
るパイロツトラインとに切り換える切換弁を設
け、上記圧力制御用パイロツト弁のバネ室にパイ
ロツトリリーフ弁を接続するようにしたことを特
徴としている。
本発明の上記構成によれば、上記流量調整手段
の上記設定流量が上記可変容量ポンプの最大吐出
量以上のときには、上記切換弁により、上記リリ
ーフ弁のバネ室を上記圧力制御用パイロツト弁の
バネ室に連通するように切り換え、上記リリーフ
弁のバネ室に上記ポンプラインの流体圧を作用さ
せて上記固定容量ポンプをオンロード運転させる
一方、上記可変容量ポンプの吐出量を制御する。
この可変容量ポンプの吐出量の制御においては、
上記流量調整手段の前後の差圧が上記ロードセン
シング弁のバネ室のバネ圧より大きくなると、上
記ロードセンシング弁が切り換わり、上記ポンプ
ラインと上記パイロツトラインとを接続させ、上
記圧力制御用パイロツト弁を介して、上記可変容
量ポンプの吐出量制御部に上記ポンプラインの流
体圧を作用させることにより、該可変容量ポンプ
の吐出量を減少させて、上記流量調整手段の前後
の差圧が略一定になるように制御する。また、上
記流量調整手段による設定流量が上記可変容量ポ
ンプの最大吐出量以下のときには、該可変容量ポ
ンプの吐出量を制御して、いわゆる省動力制御さ
せるとともに上記固定容量ポンプの余剰流体をリ
リーフ弁を介してアンロード運転させる。すなわ
ち、上記切換弁により、上記リリーフ弁のバネ室
を上記タンクに開放するように切り換えてバネ室
に上記ポンプラインの流体圧を作用させないよう
にし、上記固定容量ポンプの上記バイパスライン
の圧力により上記リリーフ弁を開放させて固定容
量ポンプをアンロード運転させる一方、上記可変
容量ポンプでは上記したように吐出量の制御を行
う。また、流量をほとんど必要としない圧力のみ
の制御時には、上記可変容量ポンプは吐出量がほ
ぼ零で上記圧力制御用パイロツト弁と上記パイロ
ツトリリーフ弁との作動により圧力のみ制御する
いわゆるPC制御する一方、上記リリーフ弁の開
放により上記固定容量ポンプをアンロード運転す
る。すなわち、ポンプラインの圧力が高くなり、
上記圧力制御用パイロツト弁のパイロツト室に絞
りを介して連通した該圧力制御用パイロツト弁の
バネ室並びに上記パイロツトリリーフ弁に作用す
る圧力が高くなり、上記パイロツトリリーフ弁の
設定圧を越えると、上記パイロツトリリーフ弁が
開放されて、高圧側パイロツト室と低圧側バネ室
との圧力差がバネ室のバネ圧より大きくなり、上
記圧力制御用パイロツト弁が切り換わる。上記ポ
ンプラインの流体圧が上記圧力制御用パイロツト
弁を介して上記可変容量ポンプの吐出量制御部に
作用して、上記ポンプラインに作用する圧力を制
御する。なお、可変容量ポンプの作動遅れによる
サージ圧がポンプラインに発生しようとしても、
上記サージ圧吸収弁によりこれを吸収する。ま
た、、上記パイロツトリリーフ弁の設定圧を調整
することにより、上記圧力制御用パイロツト弁の
設定圧の調整及び上記リリーフ弁の設定圧の制御
を行う。
以下、本発明を図示の実施例について詳細に説
明する。
第1図に示す第1実施例において、1は可変容
量ポンプであつて、該可変容量ポンプ1の吐出口
に連結したポンプライン4には、流量調整手段と
しての3位置電磁切換弁5のポンプポートPを接
続している。該電磁切換弁5の負荷ポートAには
射出成形機の射出シリンダ6の後部に接続し、負
荷ポートBには射出成形機の材料供給用流体モー
タ7をライン8を介して接続し、ポートRにはタ
ンク21を接続し、ポートSは閉鎖している。
また、型開閉用シリンダ9を操作する3位置電
磁切換弁10の負荷ポートA,Bは上記シリンダ
9の前後部にライン11,12を介して夫々接続
するとともに、タンクポートRはタンク13に接
続し、ポンプポートPはライン14を介して上記
ポンプライン4に接続し、さらにパイロツトポー
トEはパイロツトライン15を介して上記電磁切
換弁5のパイロツトポートCに接続し、電磁切換
弁10のパイロツトポートCはパイロツトライン
16を介してライン14に接続している。また、
17は射出シリンダ6の後退駆動操作用切換弁で
あり、その負荷ポートAはライン18を介して上
記射出シリンダ6の前部に接続し、ポンプポート
Pはライン19を介してポンプライン4に接続
し、タンクポートRはタンク20に接続してい
る。
したがつて、上記電磁切換弁10においては、
左端のシンボル位置で型閉め作業を、中立のシン
ボル位置で型閉め状態での圧力保持及び型開き状
態の保持を、右端のシンボル位置で型開き作業を
夫々行うようにする。また、上記電磁切換弁5に
おいては、左端のシンボル位置で射出シリンダ6
を駆動して射出を行い、中立のシンボル位置で射
出中止及び初期位置の保持を行い、右端のシンボ
ル位置で上記流体モータ7を回転させるようにす
る。
一方、上記可変容量ポンプ1と電磁切換弁5と
の間のポンプライン4からは、タンク22に通じ
る分流ライン23を分岐させ、該分流ライン23
にリリーフ弁状のサージ圧吸収弁24を介設して
いる。
また、25は一例として3ポート切換弁からな
るロードセンシング弁、26は上記ロードセンシ
ング弁25と同一構造をなす圧力制御用パイロツ
ト弁であり、これら2つの弁により制御装置を構
成している。
上記ロードセンシング弁25は、シンボル位置
V1でポートlとnとを連通させ、ポートmを閉
鎖する一方、シンボル位置V2でポートmとnと
を連通させ、ポートlを閉鎖するようになつてい
る。そして、このロードセンシング弁25はその
バネ室27のバネ28のバネ圧を△PL1に設定し
ていて、パイロツト室29とバネ室27との差圧
が△PL1以上になると、シンボル位置V1に位置
し、上記差圧が△PL1以下になるとシンボル位置
V2に位置するようになつている。圧力制御用パ
イロツト弁26のバネ室30のバネ31のバネ圧
は△PPに設定する。
上記ロードセンシング弁25のポートlには、
パイロツトライン32を介して上記各電磁切換弁
5,10よりも前位のポンプライン4を接続する
とともに、そのポートmにパイロツトライン33
を介してタンク34を接続する一方、そのポート
nにパイロツトライン35を介して圧力制御用パ
イロツト弁26のポートmを接続する。圧力制御
用パイロツト弁26のポートnには可変容量ポン
プ1のたとえば斜板制御シリンダからなる吐出量
制御部36をパイロツトライン37を介して接続
する一方、そのポートlにパイロツトライン38
を介して各電磁切換弁5,10の前位のポンプラ
イン4を接続する。
上記ロードセンシング弁25のパイロツト室2
9はパイロツトライン39を介して各電磁切換弁
5,10の前位のポンプライン4に接続する一
方、ロードセンシング弁25のバネ室27はパイ
ロツトライン40を介して上記電磁切換弁5のパ
イロツトポートEに接続する。上記パイロツトラ
イン40は、フイードイン絞り41を設けたパイ
ロツトライン42を介して各電磁切換弁5,10
の前位に接続して、上記ロードセンシング弁25
の応答を迅速にする。
上記圧力制御用パイロツト弁26のパイロツト
室43はパイロツトライン44を介して各電磁切
換弁5,10の前位に接続する一方、圧力制御用
パイロツト弁26のバネ室30は、電磁比例形パ
イロツトリリーフ弁45を設けたパイロツトライ
ン46を介してタンク47に接続する。上記圧力
制御用パイロツト弁26のバネ室30とパイロツ
トリリーフ弁45との間のパイロツトライン46
は、フイードイン絞り48を有するパイロツトラ
イン49を介して各電磁切換弁5,10の前位に
接続して、上記圧力制御用パイロツト弁26を作
動させるためのベント流量を得る如くする。この
ように、上記圧力制御用パイロツト弁26のパイ
ロツト室43がフイードイン絞り48を介してバ
ネ室30に連通しているので、可変容量ポンプ1
の吐出量をほぼ零にするときパイロツトリリーフ
弁45を低圧にすれば、圧力制御用パイロツト弁
26においてそのパイロツト室側から絞り48を
介してバネ室側に圧油が流れ込んでいても上記バ
ネ室側が上記パイロツトリリーフ弁45により開
放されるので、圧力制御用パイロツト弁26によ
り可変容量ポンプ1の吐出量制御部36にポンプ
ライン4の流体圧が作用する一方、可変容量ポン
プ1より圧油を吐出させるとき上記パイロツトリ
リーフ弁45の設定圧力をめると、上記圧力制御
用パイロツト弁26のパイロツト室側から絞り4
8を通つてバネ室側に圧油が流れているのでバネ
室側の圧力が急上昇し、圧力制御用パイロツト弁
26が迅速に切り換わり、可変容量ポンプ1の吐
出量制御部36にポンプライン4の流体圧が作用
しなくなるため、可変容量ポンプ1の立ち上がり
が速くなり、可変容量ポンプ1の吐出量に対する
立ち上がり応答性を向上させることができる。
一方、2は固定容量ポンプ、3は該固定容量ポ
ンプ2よりも小容量の固定容量ポンプ、50は固
定容量ポンプ2の吐出口と各電磁切換弁5,10
の前位とを接続するライン、51は該ライン50
と固定容量ポンプ3の吐出口を接続するライン、
52,53は夫々各ライン50,51中に各固定
容量ポンプ2,3から各電磁切換弁5,10への
方向が開方向となるように設けたチエツク弁、5
4,55は夫々固定容量ポンプ2,3とチエツク
弁52,53との間のライン50,51とタンク
56,57とを接続するバイパスライン58,5
9に設けたリリーフ弁、60,61は夫々一例と
して2位置電磁切換弁からなるパターン切換用の
切換弁である。
上記切換弁60,61は、シンボル位置S1でポ
ートPとAとを連通させ、ポートTとBを連通
し、シンボル位置S2でポートPとBを連通させ、
ポートTとAを連通するようになつている。
上記切換弁60,61のポートPはパイロツト
ライン62,63を介してリリーフ弁54,55
のバネ室64,65に接続するとともに、切換弁
60,61のポートTをブロツク(閉鎖)する。
また、一方の切換弁60のポートAはパイロツト
ライン66を介して上記パイロツトリリーフ弁4
5と圧力制御用パイロツト弁26のバネ室30と
の間のパイロツトライン46に接続するととも
に、他方の切換弁61のポートAはパイロツトラ
イン67を介して上記パイロツトライン66に接
続し、切換弁60,61のポートBはタンク6
8,69に接続する。
したがつて、切換弁60,61をシンボル位置
S1に位置させると、リリーフ弁54,55のバネ
室64,65はパイロツトリリーフ弁45に接続
されて、該リリーフ弁54,55は、その入口側
にパイロツトライン70,71を介して接続され
たパイロツト室72,73とバネ室64,65と
の差圧をバネ室64,65のバネ74,75のバ
ネ圧△PL2に制御し得る。また切換弁60,61
をシンボル位置S2に位置させると、リリーフ弁5
4,55のバネ室64,65はタンク68,69
に接続されて、該リリーフ弁54,55はその入
口側圧力つまりパイロツト室72,73の圧力が
バネ△PL2以上になると開放する。
上記リリーフ弁54,55のバネ室64,65
とポートPとの間のパイロツトライン62,63
には、パイロツトリリーフ弁76,77を設けた
パイロツトライン78,79を介してタンク8
0,81を接続する。
なお、パイロツトリリーフ弁45と圧力制御用
パイロツト弁26のバネ室30との間のパイロツ
トライン46には、パイロツトライン88を介し
てサージ圧吸収弁24のバネ室89を接続し、サ
ージ圧吸収弁24が、各電磁切換弁5,10の前
位のポンプライン4にパイロツトライン90を介
して接続したパイロツト室91とバネ室89との
差圧、つまり各電磁切換弁5,10の前位の圧力
とパイロツトリリーフ弁45の設定圧との差圧が
バネ圧よりも大きくなると開状態となり、流体が
タンク22内に流入する。
したがつて、パイロツトリリーフ弁45の設定
圧を変化させることにより、制御装置82の圧力
制御用パイロツト弁26の設定圧と、サージ圧吸
収弁24の設定圧及びリリーフ弁54,55の設
定圧の制御が同時に行える。
上記構成の合流回路は、次のように動作する。
まず、第1図において、電磁切換弁5を左端の
シンボル位置に切換えて射出シリンダ6の速度制
御を行なう場合について説明する。
上記電磁切換弁5を上記の如く左端のシンボル
位置に切換えて、該電磁切換弁5の開度を、射出
シリンダ6のピストンのたとえば高速度とする前
進速度に対応して大きく設定し、可変容量ポンプ
1と2つの固定容量ポンプ2,3を図示しないモ
ータにより駆動する。
これにより、両固定容量ポンプ2,3の吐出流
体と可変容量ポンプ1の当初は最大流量である吐
出体とは合流して、上記電磁切換弁5を通つて射
出シリンダ6に供給される。
そして、電磁切換弁5の前後の圧力が高まり、
ロードセンシング弁25のパイロツト室29とバ
ネ室27との差圧がバネ圧△PL1以上になると、
上記ロードセンシング弁25がシンボル位置V2
からV1に移動して、可変容量ポンプ1の吐出量
制御部36に流体圧を作用させて可変容量ポンプ
1の斜板を中立方向に傾斜させ、吐出量を減少傾
向にする。ゆえに、上記ロードセンシング弁25
は可変容量ポンプ1の吐出量を制御して電磁切換
弁5の差圧をバネ圧△PL1に一致させるように制
御する。したがつて、電磁切換弁5の開度が一定
値以下であつて、その要求流量が可変容量ポンプ
1の吐出能力範囲内である場合には、可変容量ポ
ンプ1はその吐出量を電磁切換弁5の開度に応じ
て連続的に変化させて電磁切換弁5の前位の圧力
を後位の圧力よりもロードセンシング弁25のバ
ネ圧△PL1だけ高くなるように制御し、電磁切換
弁5の開度に比例した出力流量を得ることができ
る。すなわち、固定要量ポンプ2,3の吐出流量
に可変容量ポンプ1の吐出流量を合流させ、しか
も可変容量ポンプ1が負荷の要求(電磁切換弁5
の開度およびその出口圧力)に応じて連続的に吐
出量および吐出圧力を制御され、小さな可変容量
ポンプ1の利用で省エネルギー効果の大きい省動
力制御を行ない、かつ騒音を低下できる。
次いで、射出シリンダ6の移動量に関連して、
ピストンの移動速度を遅くするために、電磁切換
弁5を図中左方向に移動させて開度を小さくする
と同時に、一方の固定容量ポンプ3側の切換弁6
1を電気信号で切換えてアンロードさせるととも
に、固定容量ポンプ2と可変容量ポンプ1のみを
合流させ、しかも上記と同様にロードセンシング
弁25の作動により可変容量ポンプ1の吐出量を
制御して電磁切換弁5の前後の差圧を△PL1に一
致させ、省エネルギー低騒音効果の大きい省動力
制御を行う。
以上のごとく射出シリンダ6の移動速度を減速
して、最終的に射出シリンダ6への供給流量が可
変容量ポンプ1の吐出量で制御可能な場合には、
固定容量ポンプ2,3はいずれも切換弁60,6
1によりアンロードされ、可変容量ポンプ1の吐
出量のみによつて、しかも射出シリンダ6の要求
流量に対応するごとくロードセンシング弁25で
可変容量ポンプ1の吐出量を制御する。
次に射出シリンダ6が作動終端状態になつた場
合は次のごとくなる。例えば射出シリンダ6への
供給流量が固定容量ポンプ3と可変容量ポンプ1
の制御された吐出量の合計流量で作動して、射出
シリンダ6がシリンダエンドになつたとする。
このとき可変容量ポンプ1は、圧力制御用パイ
ロツト弁26とパイロツトリリーフ弁45によ
り、吐出量をほぼ零で圧力のみを制御するいわゆ
るPC制御をする。一方固定容量ポンプ3のライ
ン51の圧力は、リリーフ弁55により、パイロ
ツトリリーフ弁45の圧力にバネ75を加えた圧
力に制御される。
このとき上記圧力制御用パイロツト弁26のバ
ネ31をリリーフ弁55のバネ75よりも強くし
ておけば、チエツク弁53により、ポンプライン
4の圧力は、ライン51の圧力より高いので、固
定容量ポンプ3の吐出量は、全量リリーフ弁55
よりタンク57に排出される。
すなわちシリンダエンンド時の圧力は、可変容
量ポンプ1の圧力制御用パイロツト弁26によつ
てのみ制御され、固定容量ポンプ3は、所定の圧
力近くまではチエツク弁53を通つてライン4へ
流体を供給し、圧力上昇を早めるが圧力が設定値
近くなると、自動的にリリーフ弁55により全量
タンクに排出され、いささかもシリンダ6制御圧
に影響を与えないので、いわゆる速度制御から圧
力制御への移行が安定して行なえる。
次いで、射出成形作業が終了して射出シリンダ
6が停止すると、この流体回路を射出シリンダ6
に対する供給流量を必要としない下記の圧力制御
に移行させる。すなわち、切換弁61を切換え
て、オンロード状態の固定容量ポンプ3をアンロ
ードさせる。射出シリンダ6が停止して流量制御
状態から圧力制御状態に移行すると、パイロツト
ライン46の圧力は、該パイロツトリリーフ弁4
5の動作により、その設定圧力に制御される。こ
のとき、圧力制御用パイロツト弁26が作動して
定常的にはV1,V2の中間のシンボル位置に位置
する。このため、可変容量ポンプ1の吐出量制御
部36は、パイロツトライン37,38,44を
介して、ポンプライン4に接続され、そして、可
変容量ポンプ1は斜板を中立側に位置させて極く
わずかな吐出量でもつて、ポンプライン4の圧力
を設定圧力に制御する。したがつて、固定ポンプ
2,3がアンロード運転していることと相まつて
動力損失が少ない。なお、この速度制御領域から
圧力制御領域に移る過渡においては流量が急激に
減少するが、ここで斜板の作動遅れが生じ、この
ためポンプライン4にサージ圧(圧力オーバツシ
ユート)が発生しようとするが、これはサージ圧
吸収弁24にて吸収することができる。また、上
記流量制御から圧力制御に移行する初期過渡状態
において仮りにゆつくり移行するなら、ロードセ
ンシング弁25は電磁切換弁10の前後の差圧を
バネ圧△PL1になるように制御しうるので、この
流量制御回路の圧力オーバライド特性は良好であ
る。つまり、負荷圧が上昇してパイロツトリリー
フ弁45を通過する流量がわずかに生じても圧力
制御用パイロツト弁26が作用するまでは、上記
差圧を一定に保つて精確な流量制御が行なわれる
のである。
なお、上記圧力制御状態において、パイロツト
リリーフ弁45の設定圧力を最少にすれば、固定
ポンプ2,3のアンロード運転に加えて、可変容
量ポンプ1もアンロード運転することができる。
上記実施例では、電磁切換弁5の作動について
説明したが、電磁切換弁10についても同様に作
動する。
なお、1ケの大容量形可変容量ポンプを使用す
る場合と比較して、固定容量ポンプのタンクへの
戻りラインにクーラーやフイルターを設ければ、
常に油を一定量流すことができる。
また、上記実施例において、電磁切換弁5,1
0の中立位置において、パイロツトライン15,
16,40により、常にロードセンシング弁25
のバネ室27を油で満たしており、ベントアンロ
ードさせていないので、ロードセンシング弁25
の立上がり応答性が良い。
また射出シリンダ6などのアクチユエータ作動
前に、パイロツトリリーフ弁45の設定圧を高
め、かつ切換弁60、又は61をシンボル位置S1
にすれば、固定容量ポンプ2又は3の余剰流体を
逆に利用して、急速に流体の温度を上昇させるこ
とができ、可変容量ポンプ方式に比してウオーミ
ングアツプ時間を短縮できる。
本発明は、固定容量ポンプと可変容量ポンプと
を設けてこれら少なくとも2つのポンプにより、
従来の1個の大容量の可変容量ポンプと同様な吐
出量を確保できるようにしたので、各ポンプの容
量、特に可変容量ポンプの容量、を小さくするこ
とができ、全体としてポンプ駆動時の騒音を小さ
くすることができる。また、上記圧力制御用パイ
ロツト弁のパイロツト室が絞りを介してバネ室に
連通しているので、可変容量ポンプの吐出量をほ
ぼ零にするときパイロツトリリーフ弁を低圧にす
れば、圧力制御用パイロツト弁においてそのパイ
ロツト室側から絞りを介してバネ室側に圧油が流
れ込んでいても上記バネ室側が上記パイロツトリ
リーフ弁により開放されるので、圧力制御用パイ
ロツト弁により可変容量ポンプの吐出量制御部に
ポンプラインの流体圧が作用する一方、可変容量
ポンプより圧油を吐出させるとき上記パイロツト
リリーフ弁の設定圧力を高めると、上記圧力制御
用パイロツト弁のパイロツト室側から絞りを通つ
てバネ室側に圧油が流れているのでバネ室側の圧
力が急上昇し、圧力制御用パイロツト弁が迅速に
切り換わり、可変容量ポンプの吐出量制御部にポ
ンプラインの流体圧が作用しなくなるため、可変
容量ポンプの立ち上がりが速くなり、可変容量ポ
ンプの吐出量に対する立ち上がり応答性を向上さ
せることができる。また、流量調整手段でポンプ
ラインの流量を急激に減少させようとしたときに
可変容量ポンプに作動遅れが生じポンプラインに
サージ圧が発生しようとしても、上記サージ圧吸
収弁によりこれを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る合流回路の回
路図である。 1……可変容量ポンプ、2,3……固定容量ポ
ンプ、4,50,51……ポンプライン、5,1
0……電磁切換弁、22,68,69……タン
ク、23……分流ライン、24……サージ圧吸収
弁、36……吐出量制御部、45……パイロツト
リリーフ弁、52,53……チエツク弁、54,
55……リリーフ弁、60,61……切換弁、6
4,65……バネ室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可変容量ポンプ1とアクチユエータ6間のポ
    ンプライン4に介設した流量調整手段5と、上記
    ポンプライン4にチエツク弁52を介して圧油を
    供給する固定容量ポンプ2と、上記可変容量ポン
    プ1の吐出量制御部36を上記ポンプライン4と
    パイロツトライン35とに切換接続する圧力制御
    用パイロツト弁26と、上記流量調整手段5の前
    後の差圧に応動して上記圧力制御用パイロツト弁
    26のパイロツトライン35を上記ポンプライン
    4とタンクライン33とに切換接続するロードセ
    ンシング弁25とを備え、上記圧力制御用パイロ
    ツト弁26は、上記ポンプライン4に連通するパ
    イロツト室43と、バネ室30とを有し、この両
    室43,30を絞り48を介して連通する一方、
    上記ポンプライン4から分岐する分流ライン23
    にサージ圧吸収弁24を介設し、該サージ圧吸収
    弁24のバネ室89を上記圧力制御用パイロツト
    弁26のバネ室30に連通するとともに、上記固
    定容量ポンプ2とチエツク弁52間のポンプライ
    ン50から分岐するバイパスライン58にリリー
    フ弁54を介設するとともに、上記リリーフ弁5
    4のバネ室64をタンクラインと上記圧力制御用
    パイロツト弁26のバネ室30に連通するパイロ
    ツトライン66とに切り換える切換弁60を設
    け、上記圧力制御用パイロツト弁26のバネ室3
    0にパイロツトリリーフ弁45を接続したことを
    特徴とする油圧合流回路。
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