JPH0727149Y2 - 射出成形機の作動油冷却装置 - Google Patents

射出成形機の作動油冷却装置

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JPH0727149Y2
JPH0727149Y2 JP1989091800U JP9180089U JPH0727149Y2 JP H0727149 Y2 JPH0727149 Y2 JP H0727149Y2 JP 1989091800 U JP1989091800 U JP 1989091800U JP 9180089 U JP9180089 U JP 9180089U JP H0727149 Y2 JPH0727149 Y2 JP H0727149Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機の油圧装置に適用される作動油冷
却装置に関する。
(従来の技術) 油圧により駆動される射出成形機においては、油圧ポン
プ、油圧モータ、シリンダ、制御弁などの部分で動力の
損失が発生し、その動力損失により発生する熱が作動油
に蓄積される。油圧装置には、こうして蓄積された熱を
取り除き、作動油温度を適正に維持するため、油圧回路
の途中にオイルクーラが設置される。オイルクーラは冷
却水を通水するパイプにより構成され、このパイプの周
囲を作動油が流れ作動油を冷却する。
射出成形機においては、一般に油圧モータ及びシリンダ
からの戻り油並びに油圧ポンプのリリーフ油(タンクに
還流する油)をオイルクーラに導くことが行われる。
ここでは特に、射出成形機に負荷感応制御を採用した場
合の油圧装置の作動油冷却方法を第2図により説明す
る。第2図は同装置の油圧回路図、第3図はその実体図
を示す。ただし、ここでは射出成形機における油圧回路
の主要な構成部分を示し、型締部やその他周辺部の回路
については全て省略してある。
可変容量ポンプを用いる負荷感応制御では、ポンプは必
要な流量しか吐出しないため、一般には油圧モータの戻
り油をバイパスした一部とポンプのケースドレン油とを
オイルクーラに通す方法がとられる。
そして、射出成形機では動作停止中、型開閉、射出など
可塑化以外の動作中は、可変容量ポンプ2のケースドレ
ン油だけがケースドレンラインaを通ってオイルクーラ
11に供給される。可塑化中は最も発熱量が多いため、ス
クリュ1aを回転させる油圧モータ4の戻り油の一部をオ
リフィス12を介して形成されたバイパスラインbを通
し、途中でケースドレン油と合流してオイルクーラ11に
供給する。
オイルクーラ11には冷却水が通水されており、これによ
り作動油の熱が冷却水に交換され、冷却された作動油が
ラインcを通ってオイルタンク10に戻される。
(考案が解決しようとする課題) 可変容量ポンプ2を用いた負荷感応制御は、一般に効率
が良く発生する熱量も少ない。従ってオイルクーラ11の
容量(伝熱面積)は小さくて良いが、特に射出成形機に
あっては、 (1)必要な時にしか可変ポンプ2が油を吐出せず、オ
イルクーラ11への配管が複雑になり、スペース、コスト
の問題がある。
(2)可変容量ポンプ2のケースドレンラインa はサージ圧を嫌うため、油圧モータ4から の戻りラインとの合流方法が難しい。
本考案はこうした従来の欠点を解決するためになされた
ものであり、オイルクーラへの複雑な配管を必要とせ
ず、同時に可変容量ポンプのケースドレンラインにおけ
るサージ圧に対する配慮も要しない射出成形機の作動油
制御装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、油圧駆動式射出成形機に適用される
オイルタンク内に冷却水を流す配管を設けると共に、同
タンク内に一側部が開口したバッフルプレートを設置
し、同バッフルプレートの一方の側に作動油の吐出口が
来るように吐出配管を配設し、同プレートの他方の側に
サクション口が来るように吸込配管を配設し、前記オイ
ルタンク内に吐出口から吐出された作動油は、同吐出口
から前記冷却水配管の周辺を流れると共に、前記バッフ
ルプレートの一側の開口部を経て前記サクション口に吸
込まれるように構成してなるもので、これを課題解決の
ための手段とするものである。
(作用) オイルタンク内に配設した冷却用配管に冷却水を通水す
る。このとき各部アクチュエータからタンク内aの戻り
油は前記配管の周辺を通り、バッフルプレートの一側の
開口部を経てポンプ吸込口に流れる。戻り油が冷却用配
管の周辺を通るとき、戻り油の熱が交換され、ポンプの
吸込口に達するときには十分に冷却され、タンク内の油
温が異常に上昇するのを防止する。
特に可変容量ポンプを使って負荷感応制御を採用してい
る場合には、上記作用に加えてケースドレンラインにサ
ージ圧の影響がなく、ポンプシールの破損の心配がな
い。
(実施例) 以下、本考案の代表的な実施例を第1図に基づいて説明
する。
本考案は、第2図に示す従来の油圧回路からオイルクー
ラ11及びオイルクーラ11への配管を排除し、同時に第1
図に示すオイルタンク構造を採用するものである。第1
図は本実施例装置の主要部であるオイルタンクの内部を
上方から見た図であり、この図以外の部分、即ち第2図
における一般的な射出成形機に関する本考案と共通する
部分の説明は省略する。
オイルタンク21の内部には、冷却水を通水する配管30が
配設される。配管30はタンク21内に置かれて適当な手段
でこれを固定してもよいが、タンク底板21bに溶接し、
伝熱面積を広げることが望ましい。また配管30にフィン
を取付けて更に伝熱面積を広げる場合もある。
更にオイルタンク21の内部には、バッフルプレート21a
を設け、冷却水配管30の回りを作動油がスムーズに循環
するようにする。
さて、以上の構成におけるオイルタンク21内の油の動き
について説明する。作動油が、冷却水配管30の回りをス
ムーズに循環するように、バッフルプレート21aでポン
プ吸い込み(サクション)と作動油戻りとを分離する構
造としている。第1図では、ポンプサクション口は吸込
配管22につながり、サクションフィルタ23から作動油が
吸い込まれる。吸い込まれる作動油の動きを印で示し
た。アクチュエータからの戻りラインは、配管24,26,27
に連結され、またポンプのケースドレンラインは配管25
に連結され、各々→印のように作動油がタンク内に吐出
される。
このようにして本実施例では吸い込みと吐出の各ポート
を適切に配置し、作動油が冷却水配管30の回りをスムー
ズに循環する構造としている。
なお、図中28は公知のコンタミネーションコントロール
用マイクロセパレータ(強力な磁石)であり、本考案と
直接の関係がないので、ここではその説明を省略する。
いま、冷却水が冷却水配管30内をINからOUTに向けて通
水され、各吐出配管24〜27からは適時に作動油が吐出さ
れる。ここでは吐出された作動油はバッフルプレート21
aの存在で必ず冷却水配管30を通りサクションフィルタ2
3に向かうように通路が形成され、作動油は冷却水配管3
0を通るとき熱交換がなされて十分に冷却水される。
(考案の効果) 以上、詳細に説明した如く本考案によれば、オイルタン
ク内に直接冷却水を通水する配管を設けると共に、同タ
ンク内に一側部が開口したバッフルプレートを設置し、
同バッフルプレートの一方の側に作動油の吐出口が来る
ように吐出配管を配設し、同プレートの他方の側にサク
ション口が来るように吸込配管を配設したので、吐出口
からの吐出油は冷却水配管の周辺を流れるため、吐出油
の冷却効率が向上し、かつオイルタンクの容積は従来使
用されているオイルクーラ容積の数十倍のため、吐出油
のサージ圧は発生せず、ポンプ及び他の油圧機器の損傷
を防止できると共に、オイルクーラ及びそれに接続され
る油圧配管が不要となり、省スペース及びコスト低減に
つながる。また、負荷感応制御を採用している油圧回路
の作動油冷却装置で、特に回避が困難であるにも拘らず
避けなければならないポンプケースドレンとアクチュエ
ータ戻り油との合流により生じる「ケースドレンライン
へのサージ圧」についても、本考案の上記構成によって
自ずと解消されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例に係るオイルタンク内
部の平面図、第2図は従来の作動油冷却装置を装備した
射出成形機の要部の油圧系統図、第3図は同回路の主要
部の実体立面図である。 図の主要部分の説明 21……オイルタンク 21a……バッフルプレート 22……吸込配管 24,25,26,27……吐出配管 30……冷却水配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧駆動式射出成形機に適用されるオイル
    タンク内に冷却水を流す配管を設けると共に、同タンク
    内に一側部が開口したバッフルプレートを設置し、同バ
    ッフルプレートの一方の側に作動油の吐出口が来るよう
    に吐出配管を配設し、同プレートの他方の側にサクショ
    ン口が来るように吸込配管を配設し、前記オイルタンク
    内に吐出口から吐出された作動油は、同吐出口から前記
    冷却水配管の周辺を流れると共に、前記バッフルプレー
    トの一側の開口部を経て前記サクション口に吸込まれる
    ように構成してなることを特徴とする射出成形機の作動
    油冷却装置。
JP1989091800U 1989-08-03 1989-08-03 射出成形機の作動油冷却装置 Expired - Lifetime JPH0727149Y2 (ja)

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JPH0331933U JPH0331933U (ja) 1991-03-28
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970907U (ja) * 1982-11-04 1984-05-14 株式会社豊田自動織機製作所 作動油冷却装置
JPH0729351B2 (ja) * 1986-05-28 1995-04-05 元麿 青木 射出成形機における作動油冷却方法

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JPH0331933U (ja) 1991-03-28

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