JPH078856Y2 - ポンプの液圧制御装置 - Google Patents

ポンプの液圧制御装置

Info

Publication number
JPH078856Y2
JPH078856Y2 JP298488U JP298488U JPH078856Y2 JP H078856 Y2 JPH078856 Y2 JP H078856Y2 JP 298488 U JP298488 U JP 298488U JP 298488 U JP298488 U JP 298488U JP H078856 Y2 JPH078856 Y2 JP H078856Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
cylinder
pipe line
liquid
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP298488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01108374U (ja
Inventor
圭弘 成瀬
清三郎 須田
直樹 原
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP298488U priority Critical patent/JPH078856Y2/ja
Publication of JPH01108374U publication Critical patent/JPH01108374U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH078856Y2 publication Critical patent/JPH078856Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はポンプの液圧制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のポンプの液圧制御装置を第2図により説明する
と、開閉用の切換弁1を備えた管路2を介して図示しな
い外部の負荷にタンク3の液を吐出する可変容量型のポ
ンプ4を設け、該ポンプ4の吐出量を変更するための斜
板5に、シリンダ9のロッド10を接続し、該ロッド10に
フィードバックガイド11を取付けて、該フィードバック
ガイド11に流量調整用の三方弁13を取付ける。該三方弁
13は、内部に図示しないスプールがC側の全開位置から
D側の全閉位置まで摺動可能に設けられており、三方弁
13にはスプールを常にD側へ付勢するスプリング12と、
該スプリング12の押圧力に抗してスプールをC側へ移動
するための圧液を流入する図示しないチャンバーが設け
られている。
前記管路2の切換弁1とポンプ4の中間部にフィルター
14を備えた管路15の一端を接続し、該管路15他端に前記
シリンダ9のロッド側に接続する管路16を取付け、同時
に前記管路15他端に三方弁13の流入側のポートに接続す
る管路17を取付け、又、前記管路16と三方弁13のスプー
ルをC側へ移動させる圧液を流入する前記チャンバーを
管路18で連通し、三方弁13の吐出側のポートとシリンダ
9のヘッド側を管路19で連通し、該管路19(或いはシリ
ンダ9のヘッド側)と前記フィルター14を備えた管路15
他端とを切換弁20及び逆止弁21を備えたバイパス用の管
路22で連通し、該管路22の逆止弁21下流(或いはシリン
ダ9のヘッド側)とタンク3を絞り23を備えたドレン用
の管路24で連通する。
尚25はポンプ3のドレン用の管路である。
上記構成のポンプの液圧制御装置26は第3図に示すよう
に、エンジン27等の駆動装置の出力軸28に複数基配設さ
れた各ポンプ4毎に設ける(特に図示せず)。
負荷に圧油を供給する場合には、エンジン27を作動して
ポンプ4を回転駆動し、切換弁1をB側に切換えると共
に切換弁20をA側に切換える。するとタンク3の液はポ
ンプ4により管路2に吐出され外部の負荷に供給され
る。
このとき管路2を流れる液の一部は分岐して管路15に流
入し、管路15から更に分岐してそれぞれ管路16,17,18に
流入し、管路16を流れる液はシリンダ9のロッド側に流
入し、管路18を流れる液は三方弁13のチャンバーに流入
してスプールをスプリング12に抗してC側に押すことに
より三方弁13の開度を調整し、管路17を流れる液は三方
弁13の開度に応じ管路19を通り微量が管路19、管路22を
追って絞り23および、管路24を介しタンク3に戻り、残
りはシリンダ9のヘッド側に流入してシリンダ9のロッ
ド側の圧力を三方弁13の開度に応じて変化させる。この
ようにすることにより、ポンプ4の吐出圧が低い場合に
は、三方弁13は開度が小さくなり、シリンダ9のロッド
側の圧力は大きく減圧され、シリンダ9は収縮してポン
プ4は吐出量を増し、ポンプ4の吐出圧力は低下を押え
られ或いは上昇し反対にポンプ4の吐出圧が高い場合に
は、三方弁13は開度が大きくなり、シリンダ9のロッド
側の圧力はほとんど減圧されず或いは昇圧され、シリン
ダ9は伸長してポンプ4は吐出量を減少し、ポンプ4の
吐出圧力は上昇を押えられ或いは減少されるので、ポン
プ4の吐出圧は常に一定に制御される。
又、例えば第3図のポンプ4を3基使用して1基は使用
しない場合には、使用しないポンプ4からも液を吐出さ
せているとエンジン27に掛る負担が大きくなり、エネル
ギーの消費量が多くなるので、使用しないポンプ4に設
けられた液圧制御装置26の切換弁1をA側に切換えると
共に切換弁20をB側に切換えると、管路2が閉じて負荷
への液の供給が停止し、同時に負荷に供給されていた管
路2の液はフィルター14を備えた管路15から管路22,19
をバイパスして受圧面積の大きいシリンダ9のヘッド側
に流れ込むため、ロッド10は伸長して斜板5の傾転角θ
を0にしポンプ4から液の吐出を停止する。
このようにするとエンジン27の負担は大幅に軽減し、省
エネルギーとなる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のポンプの液圧制御装置では、
例えば上記したようにポンプ4の3基を使用して1基を
使用しない運転を長時間続けるような場合には、使用し
ない1基のポンプ4は内部に液が流れない状態のまま駆
動されて空転し続けることになるので、ポンプ4は摩擦
により温度が上昇して摺動部に焼付が生じ、終には破損
してしまう。
本考案は上述の実情に鑑み、ポンプからの液の吐出を行
わない場合でも焼付・破損を起さずにポンプの駆動を継
続することが可能なポンプの液圧制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、開閉用の切換弁を備えた管路を介して外部に
液を吐出する可変容量型のポンプを設け、該ポンプの吐
出量を変更するため、シリンダを該シリンダのロッドが
伸長した場合にはポンプの吐出量が減少し、反対にシリ
ンダのロッドが収縮した場合にはポンプの吐出量が増加
するよう前記ポンプに接続し、前記管路のポンプと切換
弁との中間部と、前記シリンダのロッド側を管路で連通
すると共に、前記中間部と前記シリンダのヘッド側を流
量調整用の弁を備えた管路で連通し、更に前記中間部と
前記シリンダのヘッド側に開閉用の切換弁を備えたバイ
パス用の管路で連通し、前記シリンダのヘッド側に固定
絞りを備えたドレン用の管路を接続したポンプの液圧制
御装置において、前記シリンダ或いはポンプにポンプの
吐出量が0とならないためのストッパーを設け、更に前
記ドレン用の管路に設けた固定絞りより開度の大きい絞
りを備えたアンロード用の管路を、前記バイパス用の管
路の切換弁より下流に接続して、ポンプの液圧制御装置
としたものである。
[作用] 従って本考案では、ポンプからの外部への液の吐出を行
わない場合には、切換弁によりバイパス用の管路を開
く。すると、ポンプの液はバイパス用の管路から受圧面
積の大きいシリンダのヘッド側に流入してシリンダを伸
長する。シリンダが伸長するとストッパーにより制限さ
れるまでポンプからの液の吐出量は減少する。ポンプの
吐出量が減少すると、ポンプは常に僅かの液の吐出し続
け、該吐出された液はポンプを潤滑・冷却しアンロード
用の管路から排出される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の説明図であり、第2図と同
一部分には同一符号が付してある。
管路22の切換弁20及び逆止弁21の中間位置と、タンク3
とを前記絞り23より開度の大きい絞り29(固定絞りでも
可変絞りでも良い)を備えたアンロード用の管路30で連
通する(図ではドレン用の管路24に接続している)。
又、シリンダ9のロッド側液室内部にストッパー31を設
け、ロッド10の伸長量を規制して斜板5の傾転角θを僅
かな角度(0とならない角度)に保持し得るようにする
(ストッパー31は斜板5側に設けても良い)。
外部の負荷に圧油を供給する場合には、第2図と同様に
してポンプ4を吐出圧力を一定に制御する。
又、外部の負荷に圧油を供給せずにポンプ4の駆動を長
時間継続する場合には、第2図と同様切換弁1をA側に
切換えると共に切換弁20をB側に切換えると、管路2が
閉じて負荷への液の供給が停止し、同時に負荷に供給さ
れていた管路2の液はフィルター14を備えた管路15から
管路22,19を通って(このときアンロード用の管路30は
絞り29により流動抵抗が大きくなっているので液はほと
んど流れることはない、又ドレン用の管路24も同様に液
はほとんど流れない)受圧面積の大きいシリンダ9のヘ
ッド側に流入し、シリンダ9は液の流入によりピストン
8がストッパー31に当るまでロッド10を伸長し、該ロッ
ド10の伸長により斜板5の傾転角θは僅かな角度に保持
され、傾転角θが僅かな角度になるとポンプ4の吐出量
は大幅に減少して僅かとなりこの僅かな量の液は、すで
に液で満たされているシリンダ9のヘッド側へは流入す
る余地がないので管路2,15,22から開度の大きい絞り29
を備えたアンロード用の管路30に入りタンク3へ戻され
る。このときドレン用の管路24に設けられた絞り23は、
開度を大きくすると外部の負荷に液を供給する場合に、
三方弁13から管路19を介してシリンダ9のヘッド側に流
入する液の一部をタンク3に多量に戻してしまい、吐出
圧力一定制御における制御の応答性を悪化し、更に、ポ
ンプ吐出液を外部の負荷に供給する量が減ることになっ
てポンプの効率の低下をまねくので、絞り23は開度を小
さくしておかねばならず、従って液は絞り23を介して管
路24へは流出しない。
以後、僅かな量の液はタンク3、ポンプ4、管路2,15,2
2,24,30、タンク3と循環して、ポンプ4内を常に僅か
な液が流れ続けるので、ポンプ4内部は潤滑・冷却さ
れ、長時間駆動し続けても摩擦による温度上昇及び破損
は起らない。
尚、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、
液を冷却するためのクーラーを適宜設け得ること、スト
ッパーの取付位置は任意であること、その他本考案の要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論
である。
[考案の効果] 上記したように、本考案のポンプの液圧制御装置によれ
ば、ポンプの吐出量が0とならないためのストッパー
と、該ストッパーによって僅かにポンプから吐出され続
ける液を通すアンロード用の管路を設けているので、ポ
ンプから外部への液の吐出を行わない場合にも、常に僅
かの液をポンプから吐出し続けることができ、従ってポ
ンプが空転して温度が上昇し或いは更に破損することを
防止し得る等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は従来例の
説明図、第3図は第2図の取付説明図である。 図中1,20は切換弁、2,15,16,17,18,19,22,24,30は管
路、3はタンク、4はポンプ、5は斜板、9はシリン
ダ、10はロッド、13は三方弁、23,29は絞り、26は液圧
制御装置、31はストッパーを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉用の切換弁を備えた管路を介して外部
    に液を吐出する可変容量型のポンプを設け、該ポンプの
    吐出量を変更するため、シリンダを該シリンダのロッド
    が伸長した場合にはポンプの吐出量が減少し、反対にシ
    リンダのロッドが収縮した場合にはポンプの吐出量が増
    加するよう前記ポンプに接続し、前記管路のポンプと切
    換弁との中間部と、前記シリンダのロッド側を管路で連
    通すると共に、前記中間部と前記シリンダのヘッド側を
    流量調整用の弁を備えた管路で連通し、更に前記中間部
    と前記シリンダのヘッド側を開閉用の切換弁を備えたバ
    イパス用の管路で連通し、前記シリンダのヘッド側に固
    定絞りを備えたドレン用の管路を接続したポンプの液圧
    制御装置において、前記シリンダ或いはポンプにポンプ
    の吐出量が0とならないためのストッパーを設け、更に
    前記ドレン用の管路に設けた固定絞りより開度の大きい
    絞りを備えたアンロード用の管路を、前記バイパス用の
    管路の切換弁より下流に接続したことを特徴とするポン
    プの液圧制御装置。
JP298488U 1988-01-13 1988-01-13 ポンプの液圧制御装置 Expired - Lifetime JPH078856Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP298488U JPH078856Y2 (ja) 1988-01-13 1988-01-13 ポンプの液圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP298488U JPH078856Y2 (ja) 1988-01-13 1988-01-13 ポンプの液圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01108374U JPH01108374U (ja) 1989-07-21
JPH078856Y2 true JPH078856Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31204222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP298488U Expired - Lifetime JPH078856Y2 (ja) 1988-01-13 1988-01-13 ポンプの液圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078856Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01108374U (ja) 1989-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5287794A (en) Hydraulic motor with inlet fluid supplemented by fluid from contracting chamber
RU2312256C2 (ru) Гидравлический блок управления и способ управления гидравлическим управляемым устройством
JP3319753B2 (ja) 液圧式圧力供給装置の主ポンプの、内燃機関として形成された駆動エンジンのための過負荷保護装置
CN100366920C (zh) 阀装置和液压驱动装置
CS238619B2 (en) Hydrostatic driving system with adjustable pump and a number of consumers
KR20070054587A (ko) 가변 흐름과 가변 압력 및 전기 제어부를 구비한 유압 펌프
US4531369A (en) Flushing valve system in closed circuit hydrostatic power transmission
KR101209748B1 (ko) 오일펌프의 출력 압력 제어시스템
US5048295A (en) Hydrostatic transmission
RU2005120696A (ru) Система регулирования гидростатической передачи
JPH0459483B2 (ja)
US4627239A (en) Hydraulic circuit arrangement
CN108412831B (zh) 分流调压调速换向集成阀
JP6304881B2 (ja) アキュムレータを備えた流体回路の制御装置
JPH078856Y2 (ja) ポンプの液圧制御装置
US8443827B2 (en) Controlling device for hydraulic consumers
KR100225994B1 (ko) 유압식 셋팅 장치
CN110864015A (zh) 双作用执行元件速度切换液压控制系统
EP4148014B1 (en) Device for controlled re-entry of a cylinder
CN106195344B (zh) 流量平衡比例控制阀
JPS5824642Y2 (ja) 流量及び背圧を制御する切換弁装置
JP2794864B2 (ja) 産業車両の油圧装置
JP2794874B2 (ja) 産業車両の油圧装置
KR20140103924A (ko) 레귤레이터에 의해 제어되는 미터 아웃 유압 제어시스템
JPS6310290B2 (ja)