JP5754896B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5754896B2 JP5754896B2 JP2010143352A JP2010143352A JP5754896B2 JP 5754896 B2 JP5754896 B2 JP 5754896B2 JP 2010143352 A JP2010143352 A JP 2010143352A JP 2010143352 A JP2010143352 A JP 2010143352A JP 5754896 B2 JP5754896 B2 JP 5754896B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning blade
- cleaning
- longitudinal direction
- region
- surface roughness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
図2はクリーニングユニット100の構成図である。図2に示すように、クリーニングユニット100は、クリーニングブレード(クリーニング手段)101、加圧バネ102、クリーニング容器103を有している。クリーニング容器103は、クリーニングブレード101、加圧バネ102を保持する。クリーニングブレード101は、ブレード保持板104の一端に設けられている。ブレード保持板104は、クリーニング容器103に中心軸105を回転中心として回動可能に支持されている。加圧バネ102がブレード保持板104の他端を付勢することで、クリーニングブレード101は中間転写ベルト3に対して所定の角度で均一に当接する。このクリーニングブレード101が当接した点で残留トナーを中間転写ベルト3から掻き落とし、中間転写ベルト3をクリーニングする。
次に中間転写ベルト3の表面粗さについて説明する。なお、ここでは、参考のため図4(a)を用いてクリーニングブレード101の当接部材として、端部シール108、補助シール109を用いた場合について説明する。図4(a)は中間転写ベルト3の長手方向における表面粗さを説明する図である。図4(a)に示すように、中間転写ベルト3は、長手方向(ベルト回転方向と直交する方向)において、幅Nを有している。本実施形態において、幅Nは250mmとなっている。中間転写ベルト3の幅Nは、補助シール109の長手方向中央側端部がクリーニングブレード101と当接する位置を境界線Lとして、長手方向中央側の領域A、長手方向端部側の領域Bに分けられる。
中間転写ベルト3の材質としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン重合体(PTFE)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリサルフォン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテル、サルフォン、PEN、熱可塑性、ポリイミド等の樹脂材料や、表面にアクリル等の樹脂硬化層や、ソリッド状のゴム等の弾性層を設けたもの等が用いられる。本実施形態で用いる中間転写ベルト3は、イオン導電剤を添加して抵抗調整されており、体積抵抗率1×1010Ω・cm、厚さ100μm、内周長700mmである。駆動ローラ12、テンションローラ13、および2次転写対向ローラ18は、中間転写ベルト3を支持する支持ローラであり、駆動ローラ12、2次転写対向ローラ18はφ24、テンションローラ13はφ16の構成となっている。
ここで、「粒子投影面積」とは二値化されたトナー粒子像の面積であり、「粒子投影像の周囲長」とはこのトナー粒子像のエッジ点を結んで得られる輪郭線の長さと定義する。本発明における円形度はトナー粒子の凹凸の度合いを示す指標であり、トナー粒子が完全な球形の場合に1.000を示し、表面形状が複雑になる程、円形度は小さな値となる。
ここで、参考形態と、中間転写ベルト3の長手方向全域の表面粗さを均一とした比較例1〜4について、高温高湿環境下(30℃80%)と、低温低湿環境下(15℃10%)における、ブレード欠け、ブレード鳴き、クリーニング不良について比較実験を行った。表1は比較実験の評価結果である。評価項目は、ブレード欠け、ブレード鳴き、クリーニング不良の3つである。ブレード欠けにおいて、○:良好、×:欠け発生とした。ブレード鳴きにおいて、○:良好、×:断続的に発生とした。クリーニング不良において、○:良好、×:画像不良発生とした。
次に本発明に係る画像形成装置の参考例について説明する。上記実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8(a)は本参考例に係る2次転写装置200の構成図である。図8(a)に示すように、2次転写装置200は、2次転写ローラ11、クリーニングブレード201、加圧バネ202、クリーニング容器203を有している。クリーニング容器203は、クリーニングブレード201、加圧バネ202を保持する。クリーニングブレード201は、ブレード保持板204の一端に設けられている。ブレード保持板204は、クリーニング容器203に中心軸205を回転中心として回動可能に支持されている。加圧バネ202がブレード保持板204の他端を付勢することで、クリーニングブレード201は2次転写ローラ11に対して所定の角度で均一に当接する。このクリーニングブレード201が当接した点で残留トナーを2次転写ローラ11から掻き落とし、2次転写ローラ11をクリーニングする。また、クリーニングブレード201と平行で、2次転写ローラ11に対してクリーニングブレード201の当接位置より上流側に当接するように、スクイシート206がクリーニング容器203に配置されている。
図9は2次転写ローラ11の長手方向における表面粗さを説明する図である。図9に示すように、2次転写ローラ11は、長手方向(ベルト回転方向と直交する方向)において、幅Nを有している。本参考例において、幅Nは230mmとなっている。2次転写ローラ11の幅Nは、補助シール209の長手方向中央側端部がクリーニングブレード201と当接する位置を境界線Lとして、長手方向中央側の領域A、長手方向端部側の領域Bに分けられる。
2次転写ローラ11は、φ10のアルミ芯金の上に、NBRとヒドリン発泡ゴムからなる厚み4mmの基層が形成され、さらにその上に、表層としてポリイミド樹脂からなる厚み50μmチューブを被覆したものを用いている。それ以外に、ポリカーボネート、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリサルフォン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテル、サルフォン、PEN、熱可塑性、ポリイミド等の樹脂材料や、表面にアクリル等の樹脂硬化層や、ソリッド状のゴム等の弾性層を設けたものでもよい。最表層のポリイミドチューブは、表面抵抗率1×1012Ω・cmであり、2次転写ローラ11の抵抗1×107Ωとなるように抵抗調整を行っている。2次転写ローラ11は、不図示のバネにより2次転写対向ローラ18側に押圧されながら駆動されている。2次転写ローラ11の外径はφ18であり、硬度は9.8N荷重によるAsker−C硬度68°、マイクロ硬度78°である。2次転写ローラ11は、2次転写対向ローラ18との間で所定のニップ幅を形成する必要があるため、弾性体であることが望ましい。但し、硬度が低すぎる場合、クリーニングブレード201の押圧による2次転写ローラ11の凹み量が大きくなり、密着性が高まることから、ブレード鳴きが発生しやすくなる。このため、2次転写ローラ11は、9.8N荷重によるAsker−C硬度40〜75°、マイクロ硬度50〜95°であることが望ましい。
本参考例と、中間転写ベルト3の長手方向全域の表面粗さを均一とした比較例5〜8について、高温高湿環境下(30℃80%)と、低温低湿環境下(15℃10%)における、ブレード欠け、ブレード鳴き、クリーニング不良について比較実験を行った。表2は比較実験の評価結果である。評価項目は、ブレード欠け、ブレード鳴き、クリーニング不良の3つである。ブレード欠けにおいて、○:良好、×:欠け発生とした。ブレード鳴きにおいて、○:良好、×:断続的に発生とした。クリーニング不良において、○:良好、×:画像不良発生とした。
次に本発明に係る画像形成装置の第2参考例について図を用いて説明する。上記実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本参考例における2次転写装置200の構成についても、上記第1参考例と全く同じである。しかしながら、下記の理由から、余白のある通常モードと、縁無しモードでは、クリーニングブレード201のクリーニング性、摩擦力等において相違点がある。
図12は本参考例における2次転写ローラ11の長手位置関係を示している。図12において、2次転写ローラ11の長手方向(回転方向と直交する方向)の幅Nは230mmである。そして、画像形成装置51の最大紙幅サイズはLTR(216mm)である。従って、両端のトナー塗り足し分(2mm)を足した幅Cは220mmとなる。
L …境界線
N …幅
P …シート
1 …給送カセット
3 …中間転写ベルト
21 …クリーニングローラ
50、51 …画像形成装置
100 …クリーニングユニット
101、201 …クリーニングブレード
102、202 …加圧バネ
103、203 …クリーニング容器
104、204 …ブレード保持板
105、205 …中心軸
106、206 …スクイシート
107 …保持板金
108、208 …端部シール
109、209 …補助シール
200 …2次転写装置
Claims (5)
- クリーニングブレードと、
移動可能であり、前記クリーニングブレードによって表面上に付着したトナーを除去される被クリーニング部材と、
前記クリーニングブレードの長手方向の両端部側にそれぞれ配置されるL字型の端部部材であって、前記クリーニングブレードの端部と、前記クリーニングブレードを前記被クリーニング部材の移動方向から見た際に前記端部部材が前記クリーニングブレードと重なる重なり領域とを覆う端部部材と、
を有する画像形成装置において、
前記被クリーニング部材は、前記重なり領域の前記長手方向中央側の端部を境界線として、その境界線より前記長手方向中央側の領域の表面粗さよりも、前記境界線より前記長手方向端部側の領域の表面粗さの方が平滑であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記長手方向において、前記境界線より端部側の領域は、少なくとも前記画像形成装置の最大通紙領域よりも端部側の領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 画像形成モードとして転写材の縁まで画像を形成する縁無しモードを有し、
前記被クリーニング部材の前記最大通紙領域より長手方向中央側の表面粗さは、前記最大通紙領域より長手方向端部側の表面粗さよりも粗いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記被クリーニング部材は、トナー像を担持する中間転写ベルト又は像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写ローラであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記被クリーニング部材は、像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する2次転写ローラであり、9.8N荷重によるAsker−C硬度が40〜75°の弾性体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010143352A JP5754896B2 (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010143352A JP5754896B2 (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012008296A JP2012008296A (ja) | 2012-01-12 |
JP5754896B2 true JP5754896B2 (ja) | 2015-07-29 |
Family
ID=45538933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010143352A Expired - Fee Related JP5754896B2 (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5754896B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6821140B2 (ja) * | 2016-02-08 | 2021-01-27 | 株式会社リコー | 搬送ベルト装置及び画像形成装置 |
JP6776742B2 (ja) * | 2016-09-06 | 2020-10-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置及びクリーニング装置 |
JP6469202B2 (ja) * | 2017-11-17 | 2019-02-13 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP7206690B2 (ja) * | 2018-08-20 | 2023-01-18 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 |
JP2019056942A (ja) * | 2019-01-17 | 2019-04-11 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、中間転写体、及び中間転写体の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3765341B2 (ja) * | 1997-03-19 | 2006-04-12 | キヤノンファインテック株式会社 | クリーナ装置 |
JP2005077667A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2007047400A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Canon Inc | クリーニング装置およびこれを用いた画像形成装置 |
JP2008032793A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008310198A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
-
2010
- 2010-06-24 JP JP2010143352A patent/JP5754896B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012008296A (ja) | 2012-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5754896B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006119263A (ja) | 定着装置 | |
JP6079714B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN111103780B (zh) | 图像形成装置 | |
US10289034B2 (en) | Cleaning apparatus, image forming apparatus and method for producing rigid blade | |
JP6717040B2 (ja) | 画像形成装置 | |
WO2009066792A1 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5707974B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5428402B2 (ja) | 定着装置、画像形成装置及び定着用無端ベルト | |
US8750749B2 (en) | Cleaning unit and image forming apparatus | |
US10642195B2 (en) | Image forming apparatus using intermediate transfer member having grooves and specified dynamic friction coefficient | |
JPH09134102A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012203017A (ja) | ブレード材、クリーナー及び画像形成装置 | |
JP5246558B2 (ja) | クリーニングブレード、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
KR101172782B1 (ko) | 클리닝 장치, 화상 형성 장치 및 상유지체 유닛 | |
US11507012B2 (en) | Cleaning device and image forming apparatus capable of suppressing unevenness in contact pressure of an elastic member | |
JP7322624B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005234465A (ja) | クリーニングシステム | |
JP2003058006A (ja) | 清掃装置 | |
JP6230311B2 (ja) | クリーニング装置及び画像形成装置 | |
JP2016212321A (ja) | ベルト装置、画像形成装置 | |
JP4594025B2 (ja) | クリーニング装置 | |
JP2019211521A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7494601B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010072162A (ja) | 画像形成装置およびクリーニングブレードの材料選定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140916 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150526 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |