JP5707974B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成装置に関する。
周知のように電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成装置には、帯電、露光及び現像により像担持体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写し、転写されたトナー像を定着するタイプと、帯電、露光及び現像により像担持体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写体に転写し、中間転写体上のトナー像をさらに記録材に転写し、記録材に転写されたトナー像を定着するタイプとがある。
これらのタイプの画像形成装置は、トナー像転写後の感光体や中間転写体等の像担持体をクリーニングするクリーニング装置を備えている。
クリーニング装置でのクリーニングにより、感光体、中間転写体等像担持体上には繰り返しトナー像を形成することが可能となる。しかしながら、種々の原因でクリーニング不良が発生するためにクリーニング不良に対する対策が採られている。
特許文献1では小粒径トナーを用いた場合でも良好なクリーニングを行うために、2枚のクリーニングブレードを相互に近接して設けることが提案されている。
特許文献2では、像担持体の移動方向に関してクリーニングブレードの下流に金属製のスクレーパを設けて、像担持体表面に付着している放電生成物を除去することが提案されている。
特開2004−4224号公報 特開2007−34147号公報
高性能化が進み、高画質の画像を形成する画像形成装置においては、小粒径トナー、特に、小粒径の球形トナーが用いられるようになってきている。このように、トナーの小粒径化、球形化にともなって、トナーがクリーニング装置をすり抜けることによるクリーニング不良が発生しやすくなった。
特許文献1のように、2枚のクリーニングブレードによりクリーニングを行っても、トナーのすり抜けを十分に抑制することは困難である。
特許文献2のように、金属製のスクレーパを用いれば、スクレーパによりトナーを掻き取り除去するので、クリーニング装置におけるトナーのすり抜けが原因で発生する画像不良を防止することができる。特許文献2では、ドラム状の感光体の表面に付着している放電生成物を除去している。
しかしながら、金属製のスクレーパを用いた場合、像担持体の表面に僅かな凹凸があるとスクレーパの先端が移動する像担持体に持ってゆかれたり、像担持体表面を傷つけたりするという問題が発生した。即ち、像担持体の表面に凹凸がある場合に、スクレーパの先端が移動する像担持体によりもって行かれるとか、像担持体がスクレーパにより損傷を受けるといった問題が発生した。また、凸部の周囲では、像担持体とスクレーパとの間に隙間できてトナーのすり抜けが起こる。
像担持体がベルト状であり、ローラ等のベルト支持部材に懸架される構成では、ベルト支持部材上に異物が付着している場合に、像担持体がベルト支持部材で支持されている部分において、像担持体が異物により押し上げられて像担持体表面に凹凸が発生する。また、ベルト支持部材上では、像担持体に皺や波打ちによる凹凸が発生しやすい。そして、このような凹凸により前述した不具合が発生する。
このような問題はベルト状の像担持体特有の問題であり、特許文献2では全く検討されていない。
本発明は、ベルト状の像担持体を有する画像形成装置において、スクレーパによりクリーニング不良を防止し、且つ、スクレーパの先端が像担持体により持って行かれたり、像担持体を傷つけたりすることを防止し、また、トナーのすり抜けを防止して、クリーニング装置のクリーニング性能を長期間にわたり良好に維持した画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.ベルト状の像担持体と、前記像担持体を移動可能に支持し、前記像担持体の張力を調整するテンションローラと、前記テンションローラと間隔を置いて配置され、前記像担持体を移動可能に支持するベルト支持部材と、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、前記像担持体をクリーニングするクリーニング装置とを有する画像形成装置において、
前記クリーニング装置は、前記ベルト支持部材に対向する位置において先端が前記像担持体に当接するクリーニングブレードを有し、
前記クリーニングブレード通過後の前記像担持体上の付着物を除去する板状のスクレーパを有し、
前記スクレーパの先端が前記テンションローラと前記ベルト支持部材との間において前記像担持体に圧接するように、前記スクレーパが配置されたことを特徴とする画像形成装置。
2.前記スクレーパは金属からなることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記スクレーパは軸を中心に回転可能であり、前記スクレーパを前記像担持体に圧接させる付勢手段を有することを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
4.前記スクレーパは前記テンションローラと一体に変位することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.前記クリーニング装置は、前記像担持体の移動方向に関し、前記クリーニングブレードの上流に配置されたトナー貯留部材を有することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
6.前記スクレーパは、前記像担持体の移動方向に関し、前記クリーニング装置の下流に配置されていることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.前記トナー像形成部は、感光体、前記感光体上に潜像を形成する潜像形成装置、前記感光体上の潜像を現像して前記感光体上にトナー像を形成する現像装置及び前記感光体上のトナー像を前記像担持体に転写する転写装置を有することを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
8.前記トナー像形成部は、前記感光体上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を有することを特徴とする前記7に記載の画像形成装置。
9.前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を有することを特徴とする前記1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
10.前記トナー像形成部において形成されるトナー像を構成するトナーは、潤滑剤を含有することを特徴とする前記1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
11.前記トナー像形成部において形成されるトナー像を構成するトナーは、ワックスを含有することを特徴とする前記1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
本発明においては、像担持体上の付着物を除去するスクレーパが、複数の支持部材の間において、像担持体に圧接する。
これにより、スクレーパが確実に像担持体上のトナーや異物を除去するとともに、移動する像担持体によりスクレーパの先端が持って行かれたり、像担持体の表面を傷つけたりすることが防止される。また、スクレーパをトナーがすり抜けることが十分に防止される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 スクレーパ10が配置された画像形成装置の部分を示す図である。 テンションローラ6Cを示す図である。 スクレーパ10を示す図である。 モノクロ画像形成モードとカラー画像形成モードとにより変位するテンションローラ6Cを示す図である。 トナーのすり抜けを示す図である。
以下に本発明の実施の形態に基づいて本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限定されない。
<画像形成装置>
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示す画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、4個のトナー像形成部20Y、20M、20C、20Kと、転写体ユニット30と、二次転写装置7Aと、クリーニング装置9と、スクレーパ10と、定着装置40とを備える。
イエロー色のトナー像を形成するトナー像形成部20Yは、感光体1Y、帯電装置2Y及び露光装置3Yからなる潜像形成装置、現像装置4Y、潤滑剤塗布装置5Y、転写装置としての一次転写装置7Y並びにクリーニング装置8Yを有する。マゼンタ色のトナー像を形成するトナー像形成部20Mは、感光体1M、帯電装置2M及び露光装置3Mからなる潜像形成装置、現像装置4M、潤滑剤塗布装置5M、転写装置としての一次転写装置7M並びにクリーニング装置8Mを有する。シアン色のトナー像を形成するトナー像形成部20Cは、感光体1C、帯電装置2C及び露光装置3Cからなる潜像形成装置、現像装置4C、潤滑剤塗布装置5C、転写装置としての一次転写装置7C並びにクリーニング装置8Cを有する。黒色トナー像を形成するトナー像形成部20Kは、感光体1K、帯電装置2K及び露光装置3Kからなる潜像形成装置、現像装置4K、潤滑剤塗布装置5K、転写装置としての一次転写装置7K並びにクリーニング装置8Kを有する。
潤滑剤塗布装置5Y、5M、5C、5Kは、それぞれ感光体1Y、1M、1C、1Kの表面にステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を塗布する。なお、潤滑剤はトナーの成分としてトナー中に含有されていてもよく、潤滑剤塗布装置5Y、5M、5C、5Kを設けない構成とすることも可能である。
転写体ユニット30はベルト状の像担持体としての中間転写体6と、ベルト状の像担持体を支持するベルト支持部材としての複数のローラ6A〜6Cとで構成され、中間転写体6は図示しないモータの駆動で回転するローラ6Eの駆動で、矢印W2のように周回移動する。ローラ6Aは二次転写装置7Aに対向するバックアップローラであり、転写電圧が印加された二次転写装置7Aとで転写電界を形成する。ローラ6Cは後に説明するように中間転写体6の片寄りを修正するテンションローラである。
一次転写装置7Y、7M、7C、7Kはそれぞれトナー像形成部20Y、20M、20C、20Kに対向して配置され、中間転写体6をそれぞれ感光体1Y、1M、1C、1Kに押圧する転写ローラを有する。一次転写装置7Y、7M、7C、7Kの転写ローラはそれぞれ、導電性のゴムからなるローラ及び転写ローラに転写電圧を印加する電源(図示せず)を有する。
二次転写装置7Aは導電性のゴム性の転写ローラ及び該転写ローラに転写電圧を印加する電源(図示せず)を有する。
クリーニング装置9は二次転写後の中間転写体6をクリーニングするものであり、板状のゴムからなるクリーニング手段としてのクリーニングブレード9Aにより、中間転写体6上の転写残トナー、紙粉、潤滑剤等を掻き取り除去する。
トナー像形成部20Y、20M、20C、20Kにおいて、矢印W1のように回転する感光体1Y、1M、1C、1K上に形成されたトナー像は、それぞれ一次転写装置7Y、7M、7C、7Kにより中間転写体6に転写される。中間転写体6上には、トナー像形成部20Y、20M、20C、20Kにおいて形成されたトナー像が重なってカラートナー像が形成される。中間転写体6上のカラートナー像は二次転写装置7Aにより記録材Pに転写される。記録材P上のカラートナー像が定着装置40により定着される。転写後の中間転写体6はクリーニング装置9によりクリーニングされる。
<スクレーパ>
図2はスクレーパ10が配置された画像形成装置の部分を示す図、図3はテンションローラ6Cを示す図、図4はスクレーパ10を示す図である。
スクレーパ10はクリーニング装置9の下流、且つ、一次転写装置7Yの上流に配置され、スクレーパ10は中間転写体6上に付着しているトナー、潤滑剤、ワックス等を掻き取る。スクレーパ10には、例えば、厚さ0.1mmのSUS板のような金属又は樹脂からなる板状部材が用いられる。また、スクレーパ10は中間転写体6の移動方向に関して下流側において鋭角の挟み角で中間転写体6と交叉する方向に延びた先端で中間転写体6に接触する。即ち、スクレーパ10は中間転写体6にカウンター式で接触する。テンションローラ6Cとスクレーパ10とは支持部材11に取り付けられている。
更に、スクレーパ10は、ローラ6Bとテンションローラ6Cとの間において、中間転写体6に圧接するように設置される。ローラ6Bとテンションローラ6Cとの間のようにベルト支持部材とベルト支持部材との間では、中間転写体6を支持する部材が存在しない。したがって、ローラ6Bとテンションローラ6Cとの間で中間転写体6に対してこれを押す力が作用しないときは、中間転写体6はこの部分において点線で示すように平面を形成する。スクレーパ10の先端がこのように平面を形成している中間転写体6に圧接すると、中間転写体6は実線のように屈曲する。
スクレーパ10は基部の軸102を中心に回転可能であり、矢印W3の方向に回転するように付勢手段としてのバネ103で付勢されている。図4において、スクレーパ10は板状の支持部材101に基部で固定されている。支持部材101は両端に設けられた軸102を中心に回転可能であり、軸102、102に設けられたバネ103、103により支持部材101、スクレーパ10が矢印W3の方向に回転するように付勢される。
テンションローラ6Cは、図3に示すようにバネ6CAにより矢印W4で示すように上方に付勢されており、中間転写体6に対して一定の張力を付与する。このようにテンションローラ6Cは中間転写体6の張力を調整する。何らかの原因で、中間転写体6の張力に変動があったときは、バネ6CAにより、ローラ軸6CBが上下に移動して一定の張力に調整される。ローラ軸6CBは支持部材11に回転自在に支持されている。前述のように、スクレーパ10は支持部材11で支持されているので、ローラ軸6CBとスクレーパ10とは一体に変位する。
このように、安定した張力でローラ6Bとテンションローラ6Cに張架された中間転写体6にスクレーパ10が一定の圧力で圧接するので、スクレーパ10の中間転写体6に対する接触角が安定し、スクレーパ10による良好な掻き取りが行われる。その結果、中間転写体6上のトナー、潤滑剤、ワックス等の付着物が良好に除去される。
テンションローラ6Cと支持部材11とは、バネ6CAにより上方に付勢されているので、図5に6C1、6C2で示すように上下に変位する。テンションローラ6Cと支持部材11とはテンション調整作用で上下に移動するが、画像形成モードに応じて上下に移動する。図5はモノクロ画像形成モードとカラー画像形成モードとにより変位するテンションローラ6Cを示す。
カラー画像形成モードでは、各トナー像形成部20Y、20M、20C、20K(図1参照)の転写位置において中間転写体6を安定して走行させるために、中間転写体6にモノクロ画像形成モードに比較して強い張力が付与させる。このために、図5の6C2から6C1で示す位置にテンションローラ6Cが強い張力により下方に移動する。
中間転写体6の張力が変化した場合にも、スクレーパ10の接触圧が変化しないように、スクレーパ10を一定加重で中間転写体6に圧接させることが好ましい。このために、スクレーパ10を中間転写体6に圧接させる付勢手段としては、定加重を付与する特性を有するものを用いることが好ましい。このような観点から、スクレーパ10の付勢手段として、バネ103の代わりに錘を用いることもできる。
スクレーパ10は、テンションローラ6Cに近く、平面を形成する中間転写体6に圧接するように配置されることが好ましい。具体的には、テンションローラ6Cと他のローラ、即ち、ローラ6B、6Dとの間において、スクレーパ10が中間転写体6に圧接する。これにより、スクレーパ10の先端が中間転写体6に引きずられたり、スクレーパ10により中間転写体6が損傷を受けたりすることが避けられる。また、トナーのすり抜けも防止される。ローラ6Bやローラ6Dなどの位置、即ち、中間転写体6がベルト支持部材に接触し、支持されている位置に置いて、スクレーパ10を圧接させた場合、支持部材上に異物が存在すると中間転写体6が異物により持ち上げられて、中間転写体6の表面に突出部ができる。或いは、支持部材で支持されている中間転写体6の表面に皺や波打ちによる凹凸が形成される。スクレーパ10の先端がこのような凹凸に接触すると、凹凸により先端が持ってゆかれたり、中間転写体6の表面が損傷を受けたりする。また、凸部の周囲では、中間転写体6とスクレーパ10との間に隙間ができるために、トナーをすり抜けが起こる。
ローラ6Bとテンションローラ6Cとの間や、ローラ6Dとテンションローラ6Cとの間で中間転写体6にスクレーパ10を圧接させることにより、前記の望ましくない現象が十分に抑制される。
例えば、図1の例では、P1、P5で示す位置において、スクレーパ10の先端を中間転写体6に接触させることが好ましい。
クリーニング装置9を通過した中間転写体6の表面には、トナー、潤滑剤、ワックス等が付着している。
潤滑剤は潤滑剤塗布装置5Y、5M、5C、5Kにより感光体1Y、1M、1C、1Kに塗布され、一次転写において中間転写体6に移動したものである。また、ワックスはトナーに含有されていたものが、トナーから分離して中間転写体6に付着したものである。なお、潤滑剤はトナー中に含有されてもよく、潤滑剤を含有するトナーでは潤滑剤がトナーから分離して中間転写体6に付着する。なお、中間転写体6に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を設けてもよい。
トナー像形成部20Y、20M、20C、20Kから移動し中間転写体6に付着する潤滑剤、ワックスの量は、画像部と非画像部とでは異なり、また、画像の濃度によっても異なるために、中間転写体6上には潤滑剤やワックスが不均一な分布で堆積する。
このように、中間転写体6上に不均一な分布で付着物が存在する場合に、クリーニング装置9においてクリーニング不良が発生する。
このようなクリーニング不良は、クリーニング手段がクリーニングブレードである場合やクリーニングブラシである場合に発生するが、クリーニング手段がクリーニングブレードである場合のクリーニング不良は次に説明する現象によるものと考えられる。
中間転写体6の表面に潤滑剤やワックスの不均一な層が形成された場合、図6に示すように、クリーニングブレード9Aのクリーニングエッジ9AEに微少な捲れが起こる。そして、この捲れによりトナーがクリーニングブレード9Aをすり抜けてクリーニング不良が発生する。
前述したスクレーパ10はクリーニングブレード9Aをすり抜けたトナーとともに、このような異物を除去する。その結果、中間転写体6の表面がクリーニングされるとともに、クリーニング装置9におけるクリーニング不良が防止され、高画質の画像を長期間に亘り形成することが可能となる。
クリーニング装置9において、クリーニングブレード9Aの上流にトナー貯留部材を設けることが好ましい。トナー貯留部材としては、ブラシ等が用いられる。
前述のように、中間転写体6上の付着物はスクレーパ10により除去されるが、付着物が除去された中間転写体6に対してトナー像を形成する画像形成工程、即ち、スクレーパ10を通過した中間転写体6上に、トナー像形成部20Y、20M、20C、20Kからトナー像を転写し、二次転写装置7Aによりカラートナー像を記録材に転写し、転写後の中間転写体6をクリーニング装置9でクリーニングする画像形成工程においては、クリーニングブレード9Aに対して滑剤としてのトナーが中間転写体6の表面に存在することが望ましい。トナー貯留部材は、中間転写体6からトナーを回収して貯留し、中間転写体6に対して適度なトナーを付与する。
次の条件で画像形成を行った。
・スクレーパ
材質:SUS、エッチング処理
厚さ:1mm
自由長:10mm
スクレーパの当接荷重:17N/m
当接角度:7°
・クリーニングブレード
材質:ウレタンゴム
厚さ:2mm
自由長:9mm
当接荷重:24N
当接角度:17°
白黒画像形成と、カラー画像形成とを行い、300kpの画像形成において、クリーニング装置におけるトナーのすり抜けがなく、良好なクリーニングが行われた。
表1はフルカラー画像形成モードにおける中間転写体の張力を、表2は白黒画像形成モードにおける中間転写体の張力をそれぞれ示す。
Figure 0005707974
Figure 0005707974
張力は中間転写体にローラを押し当てて、平面を形成している中間転写体が屈曲し始めるときのローラに付与された荷重である。張力の測定は、フルカラー画像形成モード、モノクロ画像形成モードそれぞれで3回行った。
表1において、P1〜P5は図1において、P1〜P5で示す位置における中間転写体の張力である。
表1、2に示すように、3回行って得た測定値間の差が、P1、P5の位置において、小さく張力の変動が少なかった。即ち、テンションローラの近傍で中間転写体の張力が安定している。したがって、P1、P5の位置にスクレーパを設けることが好ましい。
1Y、1M、1C、1K 感光体
2Y、2M、2C、2K 帯電装置
3Y、3M、3C、3K 露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5Y、5M、5C、5K 滑剤塗布装置
6 中間転写体
6C テンションローラ
7Y、7M、7C、7K 一次転写装置
7A 二次転写装置
10 スクレーパ
20Y、20M、20C、20K トナー像形成部
103 バネ

Claims (11)

  1. ベルト状の像担持体と、前記像担持体を移動可能に支持し、前記像担持体の張力を調整するテンションローラと、前記テンションローラと間隔を置いて配置され、前記像担持体を移動可能に支持するベルト支持部材と、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、前記像担持体をクリーニングするクリーニング装置とを有する画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、前記ベルト支持部材に対向する位置において先端が前記像担持体に当接するクリーニングブレードを有し、
    前記クリーニングブレード通過後の前記像担持体上の付着物を除去する板状のスクレーパを有し、
    前記スクレーパの先端が前記テンションローラと前記ベルト支持部材との間において前記像担持体に圧接するように、前記スクレーパが配置されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記スクレーパは金属からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記スクレーパは軸を中心に回転可能であり、前記スクレーパを前記像担持体に圧接させる付勢手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スクレーパは前記テンションローラと一体に変位することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記クリーニング装置は、前記像担持体の移動方向に関し、前記クリーニングブレードの上流に配置されたトナー貯留部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記スクレーパは、前記像担持体の移動方向に関し、前記クリーニング装置の下流に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー像形成部は、感光体、前記感光体上に潜像を形成する潜像形成装置、前記感光体上の潜像を現像して前記感光体上にトナー像を形成する現像装置及び前記感光体上のトナー像を前記像担持体に転写する転写装置を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー像形成部は、前記感光体上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記トナー像形成部において形成されるトナー像を構成するトナーは、潤滑剤を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記トナー像形成部において形成されるトナー像を構成するトナーは、ワックスを含有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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