JP4874615B2 - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
トナー像担持体クリーニング装置としては、特許文献1に記載されているように、クリーニングブレードをトナー像担持体の表面移動方向に対してカウンター方向となるように当接し、残留トナーを除去するものが多く用いられている。
このような、クリーニングブレードがトナー像担持体に対してカウンター方向に当接するクリーニング方式では、クリーニングブレードと像担持体との摩擦力が大きくなるため、トナー像担持体の磨耗量が多く、寿命が短くなる恐れがあった。
特許文献2では、塗布手段を備え、潤滑剤被塗布面であるトナー像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を有する構成が記載されている。このように、トナー像担持体に潤滑剤を塗布することにより、クリーニングブレードとトナー像担持体との摩擦力を軽減し、トナー像担持体の寿命を長くすることができる。
なお、潤滑剤をトナー像担持体に塗布しただけの状態であると、塗布量にムラがあり、トナー像担持体に対する付着力も弱い。このため、潤滑剤はトナー像担持体表面から容易に離脱し、装置内汚染に繋がる。特許文献2では、トナー像担持体表面に当接して、塗布手段によって塗布された潤滑剤を圧着、伸展する潤滑剤均し部材を備えている。この潤滑剤均し部材によって、トナー像担持体上に塗布された潤滑剤を均し、均一な層状とすることで、トナー像担持体表面に対する潤滑剤の付着力を強くすることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の潤滑剤塗布装置において、該潤滑剤塗布装置を形成するケーシングと該潤滑剤均し部材とが弾性部材よって接続されていることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の潤滑剤塗布装置において、上記弾性部材がゴムであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の潤滑剤塗布装置において、上記潤滑剤被塗布面はトナー像を担持するトナー像担持体であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の潤滑剤塗布装置において、上記像担持体は感光体であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の潤滑剤塗布装置において、上記像担持体は中間転写体であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、少なくとも像担持体と該像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、該潤滑剤塗布手段として請求項4、5または6に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像を担持する像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置と、該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体に形成された静電潜像をトナー像化する現像装置と、該トナー像を被転写体に転写する転写装置と、該像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えた画像形成装置において、上記潤滑剤塗布手段が請求項4、5、6または7に記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記トナー像を形成するトナーとして重合トナーを用いることを特徴とするものである。
上記請求項2の潤滑剤塗布装置においては、潤滑剤塗布装置を形成するケーシングと潤滑剤均し部材とが弾性部材よって接続されていることにより、潤滑剤均し部材に生じる振動を弾性部材が吸収するので振動を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、潤滑剤均し部材に生じる振動を抑制することができるので、潤滑剤均し部材の潤滑剤被塗布面に対する当接圧の変動を抑制し、潤滑剤を均一に安定して塗布することができるという優れた効果がある。
胴内排紙型画像形成装置の略中央に画像形成部200が配置され、この画像形成部200のすぐ下方に給紙部400が配置されている。なお、必要に応じ別の給紙装置を下部に増設することができる。また、画像形成部200の上方には、排紙収納部80を隔てて原稿を読み取る、読み取り部300が配設されている。排紙収納部80には画像形成された記録媒体(以下、記録紙Pと言う)が排紙収納される。図1内の矢印Aは用紙の通紙経路を示している。
二次転写装置5でトナー像を得た記録紙P上のトナーを定着処理する定着装置8が用紙の搬送経路での下流に配置されている。定着装置8を通過した用紙は排紙ローラ9を経て排紙収納部80排紙収納される。
また、同様の理由から中間転写体クリーニング装置46と中間転写体潤滑剤塗布装置47とを一つのユニット内に収容し、中間転写ベルト41に対して着脱可能としている。また、中間転写ユニット4を、中間転写体クリーニング装置46、中間転写体潤滑剤塗布装置47及び中間転写ベルト41を1つのユニットに組み込み、複写機100本体に対して着脱可能としてもよい。
さらに、二次転写部材クリーニング装置56と二次転写部材潤滑剤塗布装置57と二次転写ローラ51とを一体的に収容し、複写機100本体に対して着脱可能としている。
次に、参考構成例1として感光体潤滑剤塗布装置7について説明する。
図2は参考構成例1にかかるプロセスカートリッジとしての画像形成ユニット12の概略構成図である。図2中の矢印Bは感光体1の回転方向を示している。
帯電装置2は主に帯電部材21と、それを感光体1に所定の圧力で加圧する帯電付勢部材22からなる。帯電部材21は、導電性のシャフトの周りに導電性弾性層を有する。電圧印加装置(不図示)により導電性シャフトを介して導電性弾性層と感光体1との空隙に所定の電圧を印加し、感光体1表面に電荷を付与する。
現像装置3では、撹拌スクリュ33により現像剤を十分撹拌して、現像剤を現像ローラ31に磁気的に付着させる。付着した現像剤は現像ドクタ32により現像ローラ31上に薄層化される。薄層化された現像剤により感光体1上の静電潜像を顕像化する。顕像化されたトナー像は転写バイアスローラである一次転写ローラ13により電気的に中間転写ベルト41上に付着する。中間転写ベルト41上に転写されなかった残留トナーは感光体クリーニング装置6の感光体クリーニングブレード61により感光体1から除去される。
感光体1に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材71は金属シャフトにブラシを巻きつけローラ状に形成されている。固形潤滑剤72は付勢部材73により潤滑剤塗布部材71に付勢されており、潤滑剤塗布部材71を回転させることで固形潤滑剤72を微粉状に削り取り、感光体1の表面に潤滑剤を塗布する。潤滑剤塗布部材71は感光体1と同方向に回転する。感光体1に塗布された粉末の潤滑剤は均し部材としての均しブレード74により感光体1の表面上に圧着・伸展される。
弾性部材75としては、ウレタンゴムを用いている。
表面移動する感光体1に対して均しブレード74を当接させると、均しブレード74に自励振動と呼ばれる振動が発生する。この自励振動が発生すると、均しブレード74の感光体1表面に対する当接圧に変動が生じる。これにより、均しブレード74が均しの機能を発揮する当接圧となるスティック状態と、均しブレード74が均しの機能を発揮できないほど低い当接圧となるスリップ状態とを繰り返す、スティックスリップと呼ばれる振動が生じる。
当接圧が低いスリップ状態では均されていない状態の潤滑剤がすり抜ける恐れがある。均されていない状態の潤滑剤は感光体1の表面から離間しやすく、装置内の汚れに繋がる。
また、当接圧の変動の原因となる振動は、上記の自励振動に限るものではなく、駆動源から伝播される振動など他の振動によっても当接圧の変動は起こりうる。
また、均しブレード74を、潤滑剤被塗布面としての感光体1表面の表面移動方向に対してトレーリング方式で接触するように配置している。ブレードを表面移動方向に対してカウンター方式で接触させると、潤滑剤を除去してしまう恐れがある。一方、トレーリング方式で接触させることにより、保護膜である潤滑剤の層を形成しやすい。
また、ウレタンゴムはウレタンエラストマーである。ウレタンエラストマーは他のエラストマーに比べて耐オゾン性に優れている。均しブレード74の設置位置は、オゾンを発生する帯電装置2の近傍であるので、オゾンと接触する機会が多く、耐オゾン性に優れたウレタンエラストマーを用いることでオゾンによる部材の劣化を防止することができる。
さらに、ウレタンゴムは他のウレタンエラストマーに比べて変形しやすく、伸縮吸収率に優れており、振動を吸収しやすい。均しブレード74としてウレタンゴムを用いることで、自励振動を抑制することができる。
次に、参考構成例2として中間転写体潤滑剤塗布装置47について説明する。
図3は参考構成例2にかかる中間転写体潤滑剤塗布装置47の概略説明図である。図3中の矢印Cは中間転写ベルト41の表面移動方向を示す。
中間転写体潤滑剤塗布装置47の中間転写ベルト41の表面移動方向上流側には、二次転写後の中間転写体ベルト41に残留するトナーを除去回収する中間転写体クリーニング装置46が設置されている。
図3に示すように、中間転写体潤滑剤塗布装置47と中間転写体クリーニング装置46が一体的に筐体内に具備され中間転写体クリーニングユニット45を形成している。潤滑剤である中間転写体固形潤滑剤472は、中間転写体付勢部材473によりブラシローラからなる中間転写体潤滑剤塗布部材471へ所定の圧力で付勢されている。中間転写体潤滑剤塗布部材471の回転により中間転写体固形潤滑剤472が削り取られ中間転写ベルト41の表面へ塗布される。
中間転写ベルト41の表面へ塗布された粉末の潤滑剤は均し部材としての中間転写体均しブレード474によって中間転写ベルト41表面へ圧着・伸展される。中間転写体弾性部材475は中間転写体クリーニングユニット45のケーシングである中間転写クリーニングケーシング477と中間転写体均しブレード474との間に狭設することにより、中間転写体均しブレード474の振動を吸収することができる。これにより、中間転写ベルト41に潤滑剤を均一に安定して塗布することができる。
なお、図3では、中間転写体均しブレード474は、中間転写ベルト41の表面移動方向に対して、カウンター方向となるように設置してあるが、トレーリング方向となるように設置しても良い。
次に、参考構成例3として二次転写体潤滑剤塗布装置57について説明する。
図4は参考構成例3にかかる二次転写体潤滑剤塗布装置57の概略説明図である。図4中の矢印Dは二次転写ローラ51の表面移動方向を示す。
二次転写体潤滑剤塗布装置57の二次転写ローラ51の表面移動方向上流側には、中間転写ベルト41との対抗部を通過した二次転写ローラ51に付着したトナーを除去回収する二次転写体クリーニング装置56が設置されている。
図4に示すように、二次転写体潤滑剤塗布装置57、二次転写体クリーニング装置56及び二次転写ローラ51が一体的に筐体内に具備され二次転写体ユニット55を形成している。潤滑剤である二次転写体固形潤滑剤572は、二次転写体付勢部材573によりブラシローラからなる二次転写体潤滑剤塗布部材571へ所定の圧力で付勢されている。二次転写体潤滑剤塗布部材571の回転により二次転写体固形潤滑剤572が削り取られ二次転写ローラ51の表面へ塗布される。
二次転写ローラ51の表面へ塗布された粉末の潤滑剤は均し部材としての二次転写体均しブレード574によって二次転写ローラ51表面へ圧着・伸展される。二次転写体弾性部材575は二次転写体ユニット55のケーシングである二次転写ケーシング577と二次転写体均しブレード574との間に狭設することにより、二次転写体均しブレード574の振動を吸収する。これにより、二次転写ローラ51に潤滑剤を均一に安定して塗布することができる。
つぎに、本発明の特徴部の効果を確認した実験について説明する。
参考構成例1で示した画像形成ユニットについて、以下の実験条件にて実験を行った。
感光体クリーニングブレードは、バンドー化学(株)製の厚さ2[mm]となるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧20±10[g/cm]、当接角75±10[°]となるよう設置した。
感光体潤滑剤塗布部材としての塗布ブラシは、東英産業(株)製の毛足長さ3[mm]の導電ナイロンブラシを用い、感光体に対して食い込み量1[mm]となるよう設置した。
感光体均しブレードは、東洋ゴム工業(株)製の厚さ1.5[mm]となるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接角15±5[°]、当接線圧は0.01[N/cm]となるよう設置した。
帯電ローラは、北辰工業製の外径14[mm]となるゴムローラを用い、感光体に対して連れ回るように設置した。
実験例及び比較例の画像形成ユニットを(株)リコー製ImagioNeoC325へ投入し、実験室環境下において、A4サイズ横通紙の条件で連続通紙を5,000枚行い、帯電ローラの汚れの評価を行った。帯電ローラの汚れを効率的に評価できるよう、帯電ローラのクリーナは用いず、通紙画像の画像面積は25[%]とした。画像評価は、検出能力の高いハーフトーン画像を低温低湿環境下で出力し、異常画像の有無で判断した。
結果は、比較例では帯電ローラ汚れによる異常画像が確認され、実験例では異常画像は確認されなかった。
このことから、感光体均しブレードと画像形成ユニットのフレームとの間に弾性部材であるウレタンゴムを狭設することにより、装置内汚れが生じることを抑制できることが明らかになった。
また、均し部材としてブレード状の均しブレード74を用いることにより、簡易な構成で潤滑剤を均す構成を実現でき、低コスト化を図ることが出来る。
また、均しブレード74を感光体1の表面移動方向に対して、トレーリング方式で接触させることにより、カウンター方式で接触させるものに比べて、潤滑剤からなる保護膜を形成しやすい。さらに、潤滑剤の圧着・伸展力が向上するため、感光体潤滑剤塗布装置7下流側の部品や機内の汚染が軽減できる。
また、均しブレード74はエラストマーからなることにより、エラストマーは弾性材料であるため、均しブレード74によって被塗布面である感光体1表面が傷付くことを抑えることができる。さらに、潤滑剤の圧着・伸展力が向上するため、感光体潤滑剤塗布装置7の下流側の部品や機内の汚染が軽減できる。
また、均しブレード74はウレタンエラストマーからなることにより、ウレタンエラストマーは他のエラストマーに比べて耐オゾン性に優れているので、オゾンによる部材の劣化を防止することができる。
また、均しブレード74はウレタンゴムであることにより、ウレタンゴムは他のウレタンエラストマーに比べて変形しやすく、伸縮吸収率に優れており、振動を吸収しやすいため、自励振動を抑制することができる。
また、弾性部材75がゴムであることにより、弾性部材としてスプリングや板バネを用いたものに比べて、省スペース化を図ることが出来る。
また、画像形成ユニット12は、感光体1、帯電装置2、現像装置3、感光体クリーニング装置6等をプロセスカートリッジとして1つのユニットに組み込み、複写機100本体に対して着脱可能とすることにより、メンテナンスを容易にすることができる。さらに、感光体1状に良好に潤滑剤が塗布されるため、寿命が長く、品質のよいプロセスカートリッジとすることができる。
また、画像形成装置としての複写機100は、感光体潤滑剤塗布装置7を備えているため、装置内汚れや異常画像の発生を抑制することができ、寿命が長く、品質のよい画像形成装置とすることができる。
また、トナー像を形成するトナーとして重合トナーを用いている。重合トナーは高画質化を図ることが出来るが、クリーニングが困難である。感光体潤滑剤塗布装置7のように、感光体1上に潤滑剤を均一に安定して塗布することができることにより、感光体クリーニング装置6によるクリーニング性能の向上が図ることができ、重合トナーを用いても良好なクリーニングを行うことができる。
また、潤滑剤被塗布面である像担持体が中間転写体としての中間転写ベルト41である場合、中間転写ベルト41の磨耗を軽減し、中間転写体潤滑剤塗布装置47の下流側の部品や機内の汚染が軽減できる。
また、潤滑剤被塗布面である像担持体が二次転写部材としての二次転写ローラ51である場合、二次転写ローラ51の磨耗を軽減し、二次転写体潤滑剤塗布装置57の下流側の部品や機内の汚染が軽減できる。
参考構成例1では、潤滑剤を均す、均し部材としてブレード状の均しブレード74を用いていたが、均し部材としてはブレード状に限るものではない。以下、均し部材として表面移動体である潤滑剤均しローラを適用した本発明の参考構成例4について説明する。
図5は、参考構成例4にかかるプロセスカートリッジとしての画像形成ユニット12の概略構成図である。なお、参考構成例4は、参考構成例1とは均し部材がローラ状である点のみ異なるので、共通する構成については説明を省略する。
図5に示すように参考構成例4の画像形成ユニット12は、均し部材として潤滑剤均しローラ78が感光体1の表面に当接するように設置されている。潤滑剤均しローラ78は感光体1との当接部で感光体1とは逆方向または、同方向であれば異なる速度で表面移動している。つまり、潤滑剤均しローラ78は感光体1との当接部で線速差が生じる状態で表面移動している。線速差があることにより、当接部における潤滑剤が引き伸ばされ、均一な潤滑剤の層を形成することができる。
しかし、潤滑剤均しローラ78の表面と感光体1の表面とに線速差があると、潤滑剤均しローラ78に自励振動が生じる。この自励振動が発生すると、潤滑剤均しローラ78の感光体1表面に対する当接圧に変動が生じ、参考構成例1と同様に当接圧が低い状態では均されていない状態の潤滑剤がすり抜ける恐れがある。均されていない状態の潤滑剤は感光体1の表面から離間しやすく、装置内の汚れに繋がる。
図5に示すように、弾性部材75をケーシング77と潤滑剤均しローラ78との間に狭設することにより、弾性部材75が潤滑剤均しローラ78の振動を吸収し、潤滑剤均しローラ78の自励振動による当接圧の変動を抑制することができる。これにより、感光体1の表面に潤滑剤を均一に安定して塗布することができる。
参考構成例4では、潤滑剤を均す、均し部材となる表面移動体としてローラ状潤滑剤均しローラ78を用いていたが、均し部材となる表面移動体としてはローラ状に限るものではない。以下、均し部材となる表面移動体としてベルト状の潤滑剤均しベルトを適用した実施例について説明する。
図6は、実施例にかかるプロセスカートリッジとしての画像形成ユニット12の概略構成図である。均し部材として二つの支持ローラに支持され、表面移動する潤滑剤均しベルト79を備えている。潤滑剤均しベルト79は参考構成例4の潤滑剤均しローラ78と同様に、感光体1に対して線速差がある状態で表面移動している。
図6に示すように、ベルト状の均し部材を用いることにより、均し部材と感光体1との当接部を広くことができる。よって、均し部材に自励振動が生じても、均されていない潤滑剤が均し部材と感光体1との当接部を通過することを抑制することができる。しかし、弾性部材75と組み合わせることにより、より確実に、均されていない潤滑剤が通過することを抑制することができる。
2 帯電装置
3 現像装置
4 中間転写ユニット
5 二次転写装置
6 感光体クリーニング装置
7 感光体潤滑剤塗布装置
8 定着装置
9 排紙ローラ
10 露光装置
11 レジストローラ
12 画像形成ユニット
13 一次転写ローラ
21 帯電部材
40 給紙カセット
41 中間転写ベルト
61 感光体クリーニングブレード
71 潤滑剤塗布部材
72 固形潤滑剤
73 付勢部材
74 均しブレード
75 弾性部材
76 支持部材
77 ケーシング
80 排紙収納部
100 複写機
200 画像形成部
300 読み取り部
400 給紙部
Claims (9)
- 潤滑剤を表面移動する潤滑剤被塗布面に塗布する潤滑剤塗布部材と、
該潤滑剤被塗布面に塗布された該潤滑剤を該潤滑剤被塗布面に圧着・伸展する潤滑剤均し部材とを有する潤滑剤塗布装置において、
上記潤滑剤均し部材は表面移動しながら上記潤滑剤被塗布面に当接する潤滑剤均し表面移動体であり、
該潤滑剤均し表面移動体と該潤滑剤被塗布面との当接位置では線速差があり、
該潤滑剤均し表面移動体は複数の支持部材によって支持されたベルト状の潤滑剤均しベルトであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1の潤滑剤塗布装置において、
該潤滑剤塗布装置を形成するケーシングと該潤滑剤均し部材とが弾性部材よって接続されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1または2の潤滑剤塗布装置において、
上記弾性部材がゴムであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1、2または3の潤滑剤塗布装置において、
上記潤滑剤被塗布面はトナー像を担持するトナー像担持体であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項4の潤滑剤塗布装置において、
上記像担持体は感光体であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項4の潤滑剤塗布装置において、
上記像担持体は中間転写体であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 少なくとも像担持体と該像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
該潤滑剤塗布手段として請求項4、5または6に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 潜像を担持する像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置と、該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体に形成された静電潜像をトナー像化する現像装置と、該トナー像を被転写体に転写する転写装置と、該像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えた画像形成装置において、
上記潤滑剤塗布手段が請求項4、5、6または7に記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8の画像形成装置において、
上記トナー像を形成するトナーとして重合トナーを用いることを特徴とする画像形成装置。
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