JP5753361B2 - 回転体 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、パイル糸が復元性及び耐摩耗性に優れたポリアミド製であるため、該パイル糸がへたったり摩耗したりすることを抑制することが可能となる。
以下、本発明の回転体を電気掃除機のヘッドに配設される車輪に具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、電気掃除機のヘッド11は底面視略T字状をなしているとともに、該ヘッド11の底面11aにおける前寄りの位置には左右方向(ヘッド11の幅方向)に長い矩形状の吸込口12が開口している。ヘッド11の底面11aにおける前端部及び後端部には、左右一対の収容凹部13がそれぞれ形成されている。すなわち、ヘッド11の底面11aには、前後方向(ヘッド11の移動方向)において吸込口12を挟んだ両側に収容凹部13が2つずつ設けられている。
図3に示すように、車輪14は、軸部材15(図1参照)が挿通可能な挿通孔17aを有する円筒状のロール部材17と、該ロール部材17の外周面を覆うように設けられた円筒状の毛羽層18とを備えている。この場合、車輪14の軸方向において、ロール部材17の長さと毛羽層18の長さとは、同じになるように設定されている。ロール部材17は、硬質の合成樹脂や金属などによって構成することができるが、本実施形態ではポリプロピレンによって構成されている。一方、毛羽層18は、円筒状に織られたコーデュロイによって構成されている。
図6に示すように、車輪14を製造する場合には、まず、射出成型法によりロール部材17を成型する。続いて、パイル緯糸20が外側になるように円筒状のコーデュロイを織った後、該コーデュロイを加熱して自然冷却する。すると、コーデュロイの地組織を構成する熱溶融糸が溶融して再び固化するため、地組織とパイル緯糸20とが強固に溶着される。このようにして得られたコーデュロイを毛羽層18とするとともに、該毛羽層18をロール部材17と同じ長さになるようにレーザーで切断する。
さて、電気掃除機によって床面Fの清掃を行う場合には、図2に示すように、まず、ヘッド11を床面F上に載せる。すると、ヘッド11に設けられた各車輪14が床面Fに当接する。この状態で電気掃除機を稼動させると、床面F上における吸込口12付近の塵、埃、毛髪等の塵埃がエアとともに吸込口12及び接続パイプ16を介して電気掃除機の本体部(図示略)内へと吸い込まれる。そして、床面F全体の清掃を行うべく、ヘッド11を該床面Fに沿って前後方向に移動させると、このヘッド11の移動に伴って各車輪14が床面F上を転動する(床面Fに対して接触しながら回転する)。
(1)車輪14において、ロール部材17の外周面に継ぎ目が存在しない円筒状のコーデュロイからなる毛羽層18が設けられているため、車輪14の使用時にロール部材17から毛羽層18が捲れることを抑制することができるとともに意匠性が低下することを抑制することができる。したがって、車輪14の耐久性の向上を図ることができる。
以下、本発明の第2実施形態を、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図7(a)、(b)に示すように、この第2実施形態の回転体としての車輪30は、第1実施形態の車輪14において毛羽層18を軸方向に長くして該毛羽層18の軸方向の両端部がそれぞれロール部材17の軸方向の両側面を覆うようにした状態で、挿通孔17a内に軸方向の両側からそれぞれキャップ31を嵌着したものである。
(3)車輪30は、毛羽層18の軸方向の両側面18a(毛羽層18を構成するコーデュロイの切断面)がキャップ31によってそれぞれ保護されるので、毛羽層18をレーザーで切断したり両側面18aにコーティング剤を塗布したりすることなく、ほつれを抑制することができる。
(5)車輪30において、毛羽層18の軸方向の両端部がロール部材17と各キャップ31とによってそれぞれ挟持されているので、ロール部材17に対して毛羽層18の位置がずれることを効果的に抑制することができる。
なお、上記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図8(a)〜(c)に示すように、第1実施形態の車輪14において、毛羽層18をロール部材17に円筒状の熱溶融性の接着フィルム32によって接着するようにしてもよい。このようにすれば、接着フィルム32は加熱しない限りは接着性を有さないので、毛羽層18をロール部材17に接着フィルム32で加熱して接着するのに先立って、ロール部材17が挿入された状態の接着フィルム32を毛羽層18に容易に挿入することができる。この結果、車輪14の製造時の作業性を向上させることができる。
・上記各実施形態において、毛羽層18を構成するコーデュロイには、ルーズパイル組織のものを採用してもよい。
・上記各実施形態の回転体としての車輪14,30は、軸方向の長さを適宜変更して、電気掃除機のヘッド11の吸込口12に取り付けて塵埃を掻き取るための回転ブラシや、エアコンのフィルターを清掃するためのクリーニングブラシとして用いてもよい。さらに、上記各実施形態の回転体としての車輪14,30は、画像形成装置内において、感光ドラムを帯電させるための帯電ブラシ、帯電した感光ドラムを除電するための除電ブラシ、感光ドラムの表面に付着したトナーを除去するためのクリーニングブラシとして用いてもよい。
(イ)前記毛羽層は、両面粘着テープまたは接着剤によって前記ロール部材に接合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転体。
(ロ)前記毛羽層は、前記ロール部材に複数箇所で接合されていることを特徴とする上記(イ)に記載の回転体。
Claims (3)
- 被接触部に対して接触しながら回転する状態で使用される回転体であって、
ロール部材と、該ロール部材の外周面を覆うように設けられた毛羽層とを備え、
前記毛羽層は、筒状に織られたコーデュロイによって構成されており、前記ロール部材に接着されていることを特徴とする回転体。 - 前記コーデュロイを構成するパイル糸は、ポリアミド製であることを特徴とする請求項1に記載の回転体。
- 前記毛羽層は、筒状をなす熱溶融性の接着フィルムによって前記ロール部材に接着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転体。
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