JP7015437B2 - ロール状ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、ロール状ブラシに関する。
回転体の周面に、基布上に複数の第1パイル糸及び第1パイル糸よりも軟らかい複数の第2パイル糸のうちの少なくとも一方を立設するように織り込んだパイル織物をパイル糸側が外側となるように巻着することにより、周面に第1パイル糸の領域と第2パイル糸の領域とを形成した回転ブラシが知られている(特許文献1)。
回転可能に取付けられた筒状をなすホイールと、同ホイールの外周面に装着された基布及び同基布上に起毛されたパイル糸よりなるベロア材とを備えるとともに、ホイールを本体筒と、同本体筒の内部に嵌合される挿入筒との合計2つの部材で構成し、本体筒及び挿入筒の外周面には本体筒に挿入筒を嵌合した状態でベロア材の両側面を支持するように配置される一対の支持突起をそれぞれ突設し、両支持突起の間でパイル糸を立毛状態に維持するブラシ付回転体も知られている(特許文献2)。
特開2016-158779号公報 特開2003-189939号公報
本発明は、被清掃体から回収物を効率的に回収することができるロール状ブラシを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載のロール状ブラシは、
被清掃体に回転しながら接触して前記被清掃体から回収物を回収するロール状ブラシであって、
芯体と、
前記芯体の外周面に複数の第1パイル糸からなる第1毛羽体と、前記第1パイル糸よりも柔らかい複数の第2パイル糸からなる第2毛羽体が、前記芯体の回転軸線方向に沿って直線状に延在して、前記芯体の周方向において側部が互いに接触して交互に立設され、前記芯体の外周面全体を覆う毛羽体と、を備え、
前記毛羽体は、前記第1毛羽体及び前記第2毛羽体を保持する基布を有し、前記基布の前記ロール状ブラシの回転方向における一端側には前記第1毛羽体及び前記第2毛羽体が立設されていない係合部が一体に形成され、 前記芯体の回転軸線方向に沿って形成された溝に前記係合部が嵌め込まれて固定され、前記芯体の回転軸線を基準として前記芯体の周方向に巻き付けられて立設されている、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1に記載のロール状ブラシにおいて、
前記第2毛羽体は、前記第1毛羽体に比べて前記芯体の周方向において幅広に立設されている、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1に記載のロール状ブラシにおいて、
前記第1毛羽体は、前記第2毛羽体に比べて前記芯体の周方向において幅広に立設されている、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1に記載のロール状ブラシにおいて、
前記第1毛羽体及び前記第2毛羽体は、前記芯体の周方向において同じ幅に立設されている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、硬さの異なる毛羽体を有しない構成に比べて、第1毛羽体ではじき出した回収物を第2毛羽体で回収し、被清掃体から回収物を効率的に回収することができる。
請求項に記載の発明によれば、回収した回収物をより大量に保持することができる。
請求項に記載の発明によれば、被清掃体表面の回収物をより効率的にはじき出すことができる。
請求項に記載の発明によれば、被清掃体表面の回収物を第1ブラシ体ではじき出しながら第2ブラシ体で回収することができる。
本実施形態に係るロール状ブラシの全体構成を示す斜視図である。 ロール状ブラシの断面模式図である。 (a)は基布上に第1パイル糸を起毛した第1毛羽体の拡大断面模式図、(b)は基布上に第2パイル糸を起毛した第2毛羽体の拡大断面模式図である。 第1毛羽体と第2毛羽体の毛長が異なるロール状ブラシの断面模式図である。 芯体に巻き付けられる前の毛羽体を示す縦断面模式図である。 芯体に毛羽体を巻き付ける工程を説明する断面模式図である。 本実施形態に係るロール状ブラシが取り付けられる掃除機ヘッドの横断面模式図である。 掃除機ヘッドの使用状態を示す縦断面模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)ロール状ブラシの構成
図1はロール状ブラシ1の全体構成を示す斜視図、図2はロール状ブラシ1の断面模式図、図3(a)は基布21上に第1パイル糸22aを起毛した第1毛羽体22の拡大断面模式図、(b)は基布21上に第2パイル糸23aを起毛した第2毛羽体23の拡大断面模式図、図4は第1毛羽体22と第2毛羽体23の毛長が異なるロール状ブラシ1の断面模式図である。
以下、図面を参照しながらロール状ブラシ1の構成と作用について説明する。
ロール状ブラシ1は、図1に示すように、芯体10と、芯体10の回転軸線方向(図中 矢印参照)に沿って延在して芯体10の外周面10aを覆うように立設された毛羽体20から構成されている。
(1.1)芯体の構成
芯体10は、円筒形状の中空シャフトであり、芯体10に用いる材料としては、ステンレス鋼、快削鋼、アルミニウム等の金属が使用できる。また、金属以外の材料でも、適度の剛性を有する材料であれば用いることができ、例えば、ABS、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂成形品を用いることもできる。
芯体10の外周面10aには、芯体10の回転軸線方向にスリット状の溝11が形成されている。本実施形態においては、溝11は芯体10の周方向で互いに対向するように180度の位置に設けられているが、溝11は、これに限らず、一箇所に形成されていても、2箇所以上形成されていてもよい。
溝11には、後述する毛羽体20の基布21の一端が嵌め込まれて固定される。
(1.2)毛羽体の全体構成
図2に示すように、毛羽体20は、基布21と、基布21上に複数の第1パイル糸22aが起毛するように立設された第1毛羽体22と、第1パイル糸22aよりも柔らかい複数の第2パイル糸23aが起毛するように立設された第2毛羽体23からなる。
基布21の裏面には合成樹脂製のコーティング層24が形成されて第1毛羽体22及び第2毛羽体23の根元と基布21とがそれぞれ接合され、毛羽体20のほつれを抑制している(図3 参照)。
第1毛羽体22及び第2毛羽体23は、芯体10の回転方向と交差する回転軸線方向に沿って直線状に延在して芯体10の外周面10aを覆うように立設されている。
また、芯体10の周方向においては、第1毛羽体22と第2毛羽体23は、互いに隣接して交互に立設されている。
第1毛羽体22よりも柔らかい第2パイル糸23aからなる第2毛羽体23は、第1毛羽体22に比べて芯体10の周方向において幅広に立設されている(図2中 W2>W1)。
これにより、被清掃体の表面に付着した回収物を相対的に硬い第1毛羽体22ではじき出しながら幅広の第2毛羽体23でより大量に保持することができる。
「変形例1」
変形例1に係るロール状ブラシ1においては、第1毛羽体22は、第2毛羽体23に比べて芯体10の周方向において幅広に立設されている(図2中 W1>W2)。
これにより、被清掃体の表面に付着した回収物を、第2毛羽体23よりも相対的に硬い第1毛羽体22でより効率的にはじき出しながら、はじき出された回収物を第2毛羽体23で保持することができる。
「変形例2」
変形例2に係るロール状ブラシ1においては、第1毛羽体22と第2毛羽体23は、芯体10の周方向において同じ幅に立設されている(図2中 W1=W2)。
これにより、被清掃体の表面に付着した回収物の第1毛羽体22でのはじき出しと、はじき出された回収物の第2毛羽体23での保持をバランスさせることができる。
(1.2.1)基布
基布21は、タテ糸21a及びヨコ糸21bを織り上げた織布を用いて形成されている。
タテ糸21a及びヨコ糸21bは、耐久性、柔軟性が高く、耐摩耗性に優れ、動摩擦係数が低い繊維からなるフィラメント糸、紡績糸等が使用されている。
このような繊維としては、レーヨン繊維、キュプラ繊維等の再生繊維、ナイロン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエステル等から形成される合成繊維等が挙げられる。本実施形態においては、耐久性、柔軟性が高いポリプロピレン繊維が用いられている。
タテ糸21a及びヨコ糸21bのそれぞれの繊度の上限は、好ましくは350デシテックスであり、より好ましくは300デシテックスである。
これは、繊度が大きくなるに従って基布21の柔軟性が低くなり、例えば小径の芯体10に毛羽体を巻き付けて小径のロール状ブラシ1を製造する場合に、基布21が柔軟に対応することができず、毛羽体20が剥がれやすく十分な清掃を行うことができなくなる虞があるためである。
また、繊度が小さくなるに従い、基布21はその強度が低くなり、第1パイル糸22a及び第2パイル糸23aの基端部を締め付けることができなくなる虞がある。
そのために、タテ糸21a及びヨコ糸21bのそれぞれの繊度の下限は、好ましくは100デシテックスであり、より好ましくは150デシテックスである。
基布21の裏面には合成樹脂製のコーティング層24が形成されている。コーティング層24を形成するコーティング剤としては、アクリル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョンなどの水溶性の合成樹脂材料が用いられ、基布21を構成するタテ糸21a、ヨコ糸21b同士の間に含浸されることで、基布21と第1毛羽体22及び第2毛羽体23の根元とを強固に接合するとともに、タテ糸21a、ヨコ糸21bがほつれることを抑制している。
図5に示すように、基布21のロール状ブラシ1の回転方向における一端側には第1毛羽体22及び第2毛羽体23が立設されていない係合部21cが形成されている。
係合部21cは、芯体10の溝11の溝深さに合わせて形成され、芯体10の溝11に嵌め込まれて第1毛羽体22及び第2毛羽体23が立設された基布21の一端が芯体10に固定される。そして、後述するように、係合部21cが固定された状態で、毛羽体20を芯体10の回転方向と交差する回転軸線を基準として芯体10の外周面10aに巻き付けて接着することで、ロール状ブラシ1が形成される。
(1.2.2)第1毛羽体
第1毛羽体22は、図3(a)に模式的に示すように、基布21に起毛するようにヨコ糸21bに絡めて立設された複数の第1パイル糸22aから構成されている。
第1パイル糸22aは、絶縁性又は導電性の合成繊維、天然繊維、半合成繊維および再生繊維などが使用できる。合成繊維としては、例えば、ナイロン等のポリアミド類、ポリブチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル類、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン類などが挙げられる。
また、天然繊維としては、例えば、絹、綿、羊毛、麻、半合成繊維としてはアセテートなど、また再生繊維としては、レーヨン、キュプラなどが挙げられる。また、これらの繊維には、銀イオン(Ag+)等の銀抗菌素材を含有させて抗菌性能を付与してもよい。本実施形態においては、ナイロンが用いられている。
第1パイル糸22aの繊維太さについては、0.1mm~0.3mmの範囲が好ましく、0.2mm~0.25mmの範囲がより好ましい。繊維太さが0.1mmよりも細い場合は、被清掃物への接触圧が低くなり、被清掃体表面に付着した回収物をはじき出す効果が低減する。繊維太さが0.3mmよりも太い場合は、被清掃物への接触圧が高くなりすぎで、被清掃物表面を傷つける虞がある。
繊維太さを後述する第2毛羽体23を構成する第2パイル糸23aよりも大径とすることで、第1毛羽体22全体として被清掃体に回転しながら接触したときの接触圧が高く、被清掃体表面に付着した回収物のなかでも、より強固にこびり付いた回収物を効率的にはじき出すことができる。
(1.2.3)第2毛羽体
第2毛羽体23は、図3(b)に模式的に示すように、基布21に起毛するようにヨコ糸21bに絡めて立設された複数の第2パイル糸23aから構成されている。
第2パイル糸23aも第1パイル糸22aと同様に、絶縁性又は導電性の合成繊維、天然繊維、半合成繊維および再生繊維などが使用できる。本実施形態においては、ナイロンが用いられている。
第2パイル糸23aの繊維太さについては、0.005mm~0.1mmの範囲が好ましく、0.01mm~0.03mmの範囲がより好ましい。このような極細繊維としてはマイクロファイバーが好適である。
第2毛羽体23として、マイクロファイバーからなる第2パイル糸23aを用いることで、第1毛羽体22に比べて柔らかい毛羽体とすることができ、より硬い第1毛羽体22で被清掃体表面からはじき出される回収物を第2毛羽体23で拭き取るように回収して第2パイル糸23a間に保持することができる。
第1毛羽体22及び第2毛羽体23の毛長は、通常5mmないし20mmの範囲、好ましくは10mmないし15mmの範囲である。
毛長が5mmを下回ると第1毛羽体22のコシが強くなり、被清掃体の表面を傷つけ易く、その表面を摩耗させてしまう虞がある。毛長が20mmを越えると、第1毛羽体22自体のコシが弱く被清掃体に回転しながら接触したときに、接触力が弱くなり、被清掃体に付着した回収物をはじき出す効果が減殺される。
本実施形態においては、第1毛羽体22及び第2毛羽体23の毛長は、差がなく同じ高さに立設されているが、第1毛羽体22と第2毛羽体23の毛長は、それぞれ異なるように立設してもよい。例えば、図4に示すように、第1毛羽体22の毛長を、第2毛羽体23の毛長よりも1mmないし2mmの範囲で短く形成することもできる(図4中 △D参照)。その結果、ロール状ブラシ1として被清掃体に接触した際に、第1毛羽体22に対して相対的に突出した第2毛羽体23がニップした状態で、第1毛羽体22が接触する。
これにより、相対的に柔らかく極細の第2毛羽体23が被清掃体に安定して接触して回収物を効率よく拭き取るとともに、回転トルクの増大を抑制することができる。
(2)ロール状ブラシの製造方法
図5は芯体10に巻き付けられる前の毛羽体20を示す縦断面模式図、図6は芯体10に毛羽体20を巻き付ける工程を説明する断面模式図である。
ロール状ブラシ1を製造する場合、まず、図5に示すような毛羽体20を準備する。毛羽体20は、基布21上に、第1パイル糸22a及び第2パイル糸23aを互いに隣接するように公知の方法によりパイル織りすることにより直線状に第1毛羽体22及び第2毛羽体23を立設する。
この際、基布21の一端側には芯体10の溝11の溝深さに相当する幅で第1パイル糸22aをパイル織りすることなく、係合部21cを形成する。
本実施形態においては、毛羽体20は、芯体10の周長に対して2体に分割して、すなわち180度ずつに分割して巻き付けるように形成されているが、芯体10に巻き付ける毛羽体20は、この態様に限らず、芯体10の周長に合わせて1体で形成してもよい。
このように形成された毛羽体20の係合部21cを、図6に示すように、芯体10の溝11に嵌め込んで固定した状態で、毛羽体20を芯体10の回転軸線を基準にして外周面10aに接着剤ADを介して巻き付けることで、ロール状ブラシ1が形成される。図例においては、芯体10の外周面10aに接着剤ADを塗布しているが、接着剤ADは基布21の裏面(毛羽体が立設されていない面)に塗布してもよい。
このようにして、芯体10の外周面10aに複数の第1パイル糸22aからなる第1毛羽体22と第1パイル糸22aよりも柔らかい複数の第2パイル糸23aからなる第2毛羽体23が芯体10の回転軸線方向に沿って直線状に延在して芯体10の外周面10aを覆うように立設された毛羽体20を備えたロール状ブラシ1が形成される。
(2)ロール状ブラシの作用・効果
図7は本実施形態に係るロール状ブラシ1が取り付けられる掃除機ヘッド100の横断面模式図、図8は掃除機ヘッド100の使用状態を示す縦断面模式図である。
以下、本実施形態に係るロール状ブラシ1の作用について掃除機ヘッド100を利用例に説明する。
(2.1)掃除機ヘッドの構成
図7及び図8に示すように、掃除機ヘッド100は、平面視略矩形のケース110を備えている。ケース110の後端部には、ハンドル120の一端側がケース110に対して回動可能に接続されている。ケース110の底面における前端側には、その外周面が突出するようにロール状ブラシ1が回転可能に取り付けられている。
ロール状ブラシ1はケース110の左右両内側面にそれぞれ設けられたブラシ軸受111によって回転可能に支持され、モータMとタイミングベルト112を介して連結され、モータMを駆動することで、ロール状ブラシ1が回転されるようになっている。
図8に示すように、ロール状ブラシ1の第1毛羽体22及び第2毛羽体23にはフリッカ113が先端部113aを突き当てる状態で接触して、第1毛羽体22及び第2毛羽体23で回収された回収物を掻き取るようになっている。フリッカ113で掻き取られた回収物はダストボックス114内に収容される。尚、ダストボックス114は、ケース110に対して着脱可能になっている。
このように構成される掃除機ヘッド100は、図8に示すように、ロール状ブラシ1が回転(図8中 矢印方向)しながら被清掃体の一例としての床面Fに接触して床面F上の塵、埃、毛髪等の回収物が掻き取られて毛羽体20に保持されながら移動してフリッカ113で掻き取られダストボックス114内に収容される。
本実施形態に係るロール状ブラシ1は、芯体10の外周面10aに複数の第1パイル糸22aからなる第1毛羽体22と第1パイル糸22aよりも柔らかい複数の第2パイル糸23aからなる第2毛羽体23が芯体10の回転軸線方向に沿って直線状に延在して芯体10の外周面10aを覆うように立設された毛羽体20を備えている。
そのために、第1毛羽体22全体として床面Fに回転しながら接触したときの接触圧が高く、床面Fに強固にこびり付いた回収物を効率的にはじき出しながら、マイクロファイバーからなる柔らかい第2毛羽体23が、はじき出される回収物を拭き取るように回収して第2パイル糸23a間に保持した状態でフリッカ113へ搬送することができる。
また、毛羽体20を構成する第1毛羽体22及び第2毛羽体23は、芯体10の回転軸線方向に沿って直線状に延在して立設されているために、毛羽体20が螺旋状に巻回されている構成に比べて、床面Fから回収物をより効率的(高速)に回収することができる。
本実施形態においては、基布21上に複数の第1パイル糸22aが起毛するように形成された第1毛羽体22と、第1パイル糸22aよりも柔らかい複数の第2パイル糸23aからなる第2毛羽体23が、互いに隣接して芯体10の回転軸線方向に直線状に形成されたロール状ブラシ1について説明したが、第1毛羽体22の第1パイル糸22aは、カットパイルのみならず、ループ状に立設されたループパイルとすることもできる。第2毛羽体23に比べて、繊維径が大きい第1毛羽体22をループパイルとすることで、被清掃体表面を傷付けることなく、被清掃体表面に付着した回収物をより効率的にはじき出すことができる。
また、本実施形態に係るロール状ブラシ1が取り付けられる掃除機ヘッド100は、吸引機能を有する電気掃除機の本体に接続パイプで接続されてエア吸引されて使用されてもよい。
1・・・ロール状ブラシ
10・・・芯体
10a・・・外周面
11・・・溝
20・・・毛羽体
21・・・基布
21a・・・タテ糸
21b・・・ヨコ糸
21c・・・係合部
22・・・第1毛羽体
22a・・・第1パイル糸
23・・・第2毛羽体
23a・・・第2パイル糸
100・・・掃除機ヘッド

Claims (4)

  1. 被清掃体に回転しながら接触して前記被清掃体から回収物を回収するロール状ブラシであって、
    芯体と、
    前記芯体の外周面に複数の第1パイル糸からなる第1毛羽体と、前記第1パイル糸よりも柔らかい複数の第2パイル糸からなる第2毛羽体が、前記芯体の回転軸線方向に沿って直線状に延在して、前記芯体の周方向において側部が互いに接触して交互に立設され、前記芯体の外周面全体を覆う毛羽体と、を備え、
    前記毛羽体は、前記第1毛羽体及び前記第2毛羽体を保持する基布を有し、前記基布の前記ロール状ブラシの回転方向における一端側には前記第1毛羽体及び前記第2毛羽体が立設されていない係合部が一体に形成され、 前記芯体の回転軸線方向に沿って形成された溝に前記係合部が嵌め込まれて固定され、前記芯体の回転軸線を基準として前記芯体の周方向に巻き付けられて立設されている、
    ことを特徴とするロール状ブラシ。
  2. 前記第2毛羽体は、前記第1毛羽体に比べて前記芯体の周方向において幅広に立設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロール状ブラシ。
  3. 前記第1毛羽体は、前記第2毛羽体に比べて前記芯体の周方向において幅広に立設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロール状ブラシ。
  4. 前記第1毛羽体及び前記第2毛羽体は、前記芯体の周方向において同じ幅に立設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロール状ブラシ。
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