JP7263093B2 - 回転ブラシ及び集じん機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転ブラシ及び集じん機に関する。
集じん機は、吸込口と、吸込口に配置される回転ブラシとを備える。回転ブラシは、清掃対象面に存在する異物を捕獲する。特許文献1に開示されている回転ブラシは、軟らかい第1パイル糸で形成された第1パイル列と、硬い第2パイル糸で形成された第2パイル列とを有する。第1パイル列と第2パイル列とは隣接して平行に延び、1つの溝(凹条)に配置される。パイル糸は、回転ブラシに使用される繊維の一種である。
特開2003-052584号公報
特許文献1に開示されている回転ブラシのように、硬さが異なる2種類の繊維が1つの溝に配置される場合、繊維の密度が高くなる。清掃対象面に毛髪又は糸のような毛髪状異物が存在する場合、繊維の密度が高いと、毛髪状異物は繊維の間に入り込むことができない。毛髪状異物が繊維の間に入り込むことができないと、回転ブラシは毛髪状異物を捕獲することが困難となる。回転ブラシの端部は、支持装置に回転可能に支持される。回転ブラシに捕獲されなかった毛髪状異物は、回転ブラシの端部に移動して、回転ブラシと支持装置との境界に入り込む可能性がある。毛髪状異物が回転ブラシと支持装置との境界に入り込んだ場合、回転ブラシの回転が阻害され、集じん機のクリーニング性能が低下する。また、毛髪状異物が回転ブラシと支持装置との境界に入り込んだ場合、毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を実施する必要が生じる。毛髪状異物が回転ブラシと支持装置との境界に頻繁に入り込むと、メンテナンス作業を頻繁に実施する必要が生じる。一方、繊維の密度が低過ぎても、回転ブラシによる異物の捕獲性能及び清掃対象面の拭き取り性能が低下し、集じん機のクリーニング性能が低下する。
また、集じん機は、床面又は絨毯面のように、異なる表面状態の清掃対象面をクリーニングする。回転ブラシが1種類の繊維により構成される場合、回転ブラシは、異なる表面状態の清掃対象面のそれぞれに存在する異物を捕獲することが困難となる。その結果、集じん機のクリーニング性能が低下する。
本発明の態様は、クリーニング性能の低下を抑制することを目的とする。
本発明の態様に従えば、集じん機の吸込口に配置される回転ブラシであって、回転体と、前記回転体に支持される第1繊維束と、前記回転体に支持される第2繊維束と、を備え、前記第1繊維束と前記第2繊維束とは、前記回転体の周方向に間隔をあけて配置され、前記第1繊維束の繊維は、前記第2繊維束の繊維よりも太いことを特徴とする回転ブラシが提供される。
本発明の態様によれば、クリーニング性能の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る集じん機を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る集じん機を示す底面図である。 図3は、実施形態に係る吸込口の近傍を拡大した集じん機の一部を示す底面図である。 図4は、実施形態に係る吸込口の近傍を拡大した集じん機の一部を示す断面図である。 図5は、実施形態に係る第1繊維束を示す斜視図である。 図6は、実施形態に係る第2繊維束を示す斜視図である。 図7は、実施形態に係る回転ブラシを右斜め上方から見た斜視図である。 図8は、実施形態に係る回転ブラシを左斜め上方から見た斜視図である。 図9は、実施形態に係る回転ブラシを示す断面図である。 図10は、実施形態に係る第1連結機構及び第1支持装置を示す分解斜視図である。 図11は、実施形態に係る第1連結機構及び第1支持装置を示す断面図である。 図12は、実施形態に係る第2連結機構及び第2支持装置を示す断面図である。 図13は、実施形態に係る第2支持装置の一部を示す分解斜視図である。 図14は、実施形態に係る回転ブラシの動作を説明するための図である。 図15は、実施形態に係る回転ブラシの動作を説明するための図である。 図16は、実施形態に係る第2繊維束に毛髪状異物が接触した状態を示す模式図である。 図17は、実施形態に係る第1繊維束に毛髪状異物が捕獲される状態を示す模式図である。 図18は、実施形態に係る吸込口の左端部の近傍を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
実施形態においては、「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、集じん機の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
[集じん機]
図1は、実施形態に係る集じん機1を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る集じん機1を示す底面図である。
集じん機1は、清掃対象面FLを自律走行しながら清掃対象面FLに存在する異物を回収するロボット集じん機である。清掃対象面FLに存在する異物として、塵又は埃が例示される。また、清掃対象面FLに存在する異物として、毛髪又は糸のような毛髪状異物が例示される。
図1及び図2に示すように、集じん機1は、ハウジング2と、バンパ3と、バッテリ装着部4と、キャスタ5と、ローラ6と、車輪7と、サイドブラシ8と、インタフェース装置9と、回転ブラシ10とを備える。
ハウジング2は、内部空間を有する。ハウジング2は、上面2Aと、清掃対象面FLに対向する底面2Bと、上面2Aの周縁部と底面2Bの周縁部とを結ぶ側面2Cとを有する。上面2Aと平行な面内において、ハウジング2の外形は、実質的に円形状である。
ハウジング2は、上ハウジング21と、上ハウジング21よりも下方に配置される下ハウジング22と、上ハウジング21に開閉可能に装着されるカバー板23と、下ハウジング22に装着されるボトムプレート24とを含む。下ハウジング22は、上ハウジング21に接続される。上面2Aは、上ハウジング21及びカバー板23に配置される。底面2Bは、下ハウジング22及びボトムプレート24に配置される。
バンパ3は、側面2Cの少なくとも一部に対向した状態で移動可能である。バンパ3は、ハウジング2に移動可能に支持される。バンパ3は、側面2Cの前部に対向する。バンパ3は、集じん機1の周囲に存在する物体に衝突したとき、ハウジング2に対して移動することにより、ハウジング2に作用する衝撃を緩和する。
バッテリ装着部4は、バッテリBTを支持する。バッテリBTは、バッテリ装着部4に装着される。バッテリ装着部4は、ハウジング2の外面の少なくとも一部に設けられる。上ハウジング21の後部に凹部が設けられる。バッテリ装着部4は、上ハウジング21の凹部の内側に設けられる。バッテリ装着部4は、2つ設けられる。
バッテリBTは、バッテリ装着部4に装着された状態で、集じん機1に搭載されている電気機器又は電子機器に電力を供給する。バッテリBTは、種々の電気機器の電源として使用可能な汎用バッテリである。バッテリBTは、電動工具の電源として使用可能である。バッテリBTは、電動工具以外の電気機器の電源として使用可能である。バッテリBTは、本実施形態に係る集じん機1とは別の集じん機の電源として使用可能である。バッテリBTは、リチウムイオンバッテリを含む。バッテリBTは、充電可能な充電式バッテリである。バッテリ装着部4は、電動工具のバッテリ装着部と同等の構造を有する。
集じん機1の使用者は、バッテリ装着部4にバッテリBTを装着する作業及びバッテリ装着部4からバッテリBTを外す作業を実施することができる。バッテリ装着部4は、バッテリBTをガイドするガイド部材と、バッテリBTのバッテリ端子に接続される本体端子とを有する。使用者は、バッテリBTを上方からバッテリ装着部4に挿入することにより、バッテリBTをバッテリ装着部4に装着することができる。バッテリBTは、ガイド部材にガイドされながらバッテリ装着部4に挿入される。バッテリBTがバッテリ装着部4に装着されることにより、バッテリBTのバッテリ端子とバッテリ装着部4の本体端子とが電気的に接続される。集じん機1の使用者は、バッテリBTを上方に移動することにより、バッテリ装着部4からバッテリBTを外すことができる。
キャスタ5及びローラ6のそれぞれは、ハウジング2を移動可能に支持する。キャスタ5及びローラ6のそれぞれは、ハウジング2に回転可能に支持される。キャスタ5は、底面2Bの後部に2つ設けられる。一方のキャスタ5は、ハウジング2の左部に設けられる。他方のキャスタ5は、ハウジング2の右部に設けられる。ローラ6は、底面2Bの前部に1つ設けられる。
車輪7は、ハウジング2を移動可能に支持する。車輪7は、回転軸AXを中心に回転する。回転軸AXは、左右方向に延伸する。車輪7は、2つ設けられる。一方の車輪7は、ハウジング2の左部に設けられる。他方の車輪7は、ハウジング2の右部に設けられる。
車輪7は、車輪モータ7Dに接続される。車輪モータ7Dは、車輪7を回転させる動力を発生する。車輪モータ7Dは、バッテリBTから供給される電力により駆動する。車輪モータ7Dは、ハウジング2の内部空間に配置される。車輪7は、車輪モータ7Dの駆動により回転する。車輪7が回転することにより、集じん機1は自律走行する。
車輪7の少なくとも一部は、底面2Bから下方に突出する。車輪7は、底面2Bと清掃対象面FLとが間隙を介して対向するようにハウジング2を支持する。
ハウジング2は、底面2Bに吸込口20を有する。吸込口20は、ボトムプレート24に設けられる。吸込口20は、清掃対象面FLに存在する異物を吸い込む。吸込口20は、清掃対象面FLに対向する。吸込口20は、底面2Bの前部に設けられる。吸込口20は、左右方向に長い矩形状である。
ハウジング2の内部空間に、吸引モータ25及び吸引ファン26が配置される。吸引モータ25は、吸引ファン26を回転させる動力を発生する。吸引モータ25は、バッテリBTから供給される電力により駆動する。吸引モータ25が駆動し、吸引ファン26が回転することにより、吸込口20に吸引力が発生する。吸込口20に吸引力が発生することにより、清掃対象面FLに存在する異物は、吸込口20に吸い込まれる。
サイドブラシ8は、底面2Bの前部に配置される。サイドブラシ8は、清掃対象面FLに対向する。サイドブラシ8の少なくとも一部は、ハウジング2よりも前方に配置される。サイドブラシ8は、2つ設けられる。一方のサイドブラシ8は、吸込口20よりも左方に設けられる。他方のサイドブラシ8は、吸込口20よりも右方に設けられる。サイドブラシ8は、円板部材8Aと、円板部材8Aに放射状に接続された複数のブラシ8Bとを有する。円板部材8Aは、ハウジング2に回転可能に支持される。円板部材8Aは、ブラシ8Bの少なくとも一部が側面2Cよりも外側に突出するように、ハウジング2に支持される。また、円板部材8Aは、ブラシ8Bの少なくとも一部が吸込口20に重複するように、ハウジング2に支持される。車輪7が清掃対象面FLに設置された状態において、サイドブラシ8の少なくとも一部は、清掃対象面FLに接触する。
サイドブラシ8は、サイドブラシモータ8Dに接続される。サイドブラシモータ8Dは、サイドブラシ8を回転させる動力を発生する。サイドブラシモータ8Dは、バッテリBTから供給される電力により駆動する。サイドブラシモータ8Dは、ハウジング2の内部空間に配置される。サイドブラシ8は、サイドブラシモータ8Dの駆動により回転する。サイドブラシ8が回転することにより、ハウジング2の周囲の清掃対象面FLに存在する異物が吸込口20に移動する。
インタフェース装置9は、カバー板23の後部に配置される。インタフェース装置9は、集じん機1の使用者に操作される複数の操作部9A及び複数の表示部9Bを有する。操作部9Aとして、電源ボタンが例示される。表示部9Bとして、バッテリBTの残量表示部が例示される。また、上ハウジング21の前部には、例えば発光ダイオードを含む発光部9Cが設けられる。
[回転ブラシ]
図3は、実施形態に係る吸込口20の近傍を拡大した集じん機1の一部を示す底面図である。図4は、実施形態に係る吸込口20の近傍を拡大した集じん機1の一部を示す断面図である。
図2、図3、及び図4に示すように、回転ブラシ10は、吸込口20に配置される。回転ブラシ10は、清掃対象面FLに対向する。回転ブラシ10は、左右方向に長い。回転ブラシ10は、回転軸RXを中心に回転する。
回転ブラシ10は、回転体13と、回転体13に支持される第1繊維束11と、回転体13に支持される第2繊維束12とを備える。繊維束とは、束ねられた複数の繊維の集合体をいう。実施形態において、繊維束は、基材と、束ねられた状態で基材に保持される複数の繊維とを有する。繊維束は、左右方向に長い。
回転体13は、回転体13は、左右方向に長い棒状の部材である。回転軸RXを中心に回転する。回転軸RXは、左右方向に延伸する。以下の説明においては、回転軸RXと平行な方向を適宜、回転体13の軸方向、と称し、回転軸RXを周回する方向を適宜、回転体13の周方向、と称する。実施形態において、軸方向と左右方向とは一致する。
第1繊維束11と第2繊維束12とは、回転体13の周方向に間隔をあけて配置される。第1繊維束11と第2繊維束12とは、周方向に交互に配置される。
回転体13の右端部に第1連結機構30が設けられる。回転体13の左端部に第2連結機構40が設けられる。回転体13の右端部は、第1支持装置50に回転可能に支持される。第1連結機構30は、第1支持装置50に支持される。第1支持装置50は、第1連結機構30を介して回転体13の右端部を支持する。回転体13の左端部は、第2支持装置60に回転可能に支持される。第2連結機構40は、第2支持装置60に支持される。第2支持装置60は、第2連結機構40を介して回転体13の左端部を支持する。第1支持装置50及び第2支持装置60のそれぞれは、ハウジング2の内部空間に配置される。
第2支持装置60は、回転ブラシモータ64を有する。回転ブラシモータ64は、回転ブラシ10を回転させる動力を発生する。回転ブラシモータ64は、バッテリBTから供給される電力により駆動する。回転ブラシ10は、回転ブラシモータ64の駆動により回転する。回転ブラシ10が回転することにより、清掃対象面FLに存在する異物が掻き上げられ、吸込口20から吸い込まれる。
図5は、実施形態に係る第1繊維束11を示す斜視図である。図6は、実施形態に係る第2繊維束12を示す斜視図である。
図5に示すように、第1繊維束11は、基材14と、基材14に保持される複数の繊維15とを有する。
基材14は、左右方向に長い板状の部材である。基材14は、合成樹脂製である。なお、基材14は、布製でもよいし、金属製でもよい。基材14の表面に複数の開口14Aが設けられる。開口14Aは、左右方向に間隔をあけて複数設けられる。
繊維15は、左右方向に複数設けられる。繊維15の基端部は、開口14Aの内側に配置される。繊維15の基端部は、開口14Aの内側において固定される。複数の繊維15が束ねられた状態で開口14Aに配置される。
第1繊維束11の繊維15は、合成樹脂繊維である。繊維15は、ナイロン製でもよいしポリプロピレン製でもよい。なお、繊維15は、金属繊維でもよい。
図6に示すように、第2繊維束12は、基材16と、基材16に保持される複数の繊維17とを有する。
基材16は、左右方向に長い第1シート16A及び第2シート16Bを含む。基材16は、合成樹脂製である。なお、基材16は、布製でもよいし、金属製でもよい。
繊維17は、左右方向に複数設けられる。繊維17の基端部は、第1シート16Aと第2シート16Bとの間に配置される。繊維17の基端部は、第1シート16Aと第2シート16Bとで挟まれることにより固定される。複数の繊維17が束ねられた状態で第1シート16Aと第2シート16Bとの間に配置される。
第2繊維束12の繊維17は、合成樹脂繊維である。繊維17は、ナイロン製でもよいしポリプロピレン製でもよい。なお、繊維17は、金属繊維でもよい。
実施形態において、第1繊維束11の繊維15と第2繊維束12の繊維17とは、同一の材料からなる。第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17は、合成樹脂繊維である。実施形態において、第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17は、ナイロン繊維である。
第1繊維束11の繊維15は、第2繊維束12の繊維17よりも太い。第1繊維束11の繊維15の直径は、第2繊維束12の繊維17の直径の15倍以上30倍以下である。
実施形態において、第1繊維束11の繊維15の直径は、0.15mm以上0.30mm以下である。第2繊維束12の繊維17の直径は、0.005mm以上0.2mm以下である。第2繊維束12の繊維17の直径は、0.01mm以下であることが好ましい。すなわち、第2繊維束12の繊維17の直径は、0.005mm以上0.01mm以下であることが好ましい。
また、第1繊維束11の単繊維繊度は、215dtex以上870dtex以下であることが好ましい。第2繊維束12の単繊維繊度は、1dtex以上50dtex以下であることが好ましい。
第1繊維束11の繊維15は、第2繊維束12の繊維17よりも硬い。第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17のそれぞれは、外力の作用により撓むことができる。第1繊維束11の繊維15は、第2繊維束12の繊維17よりも撓み難い。
第1繊維束11の繊維15の密度は、第2繊維束12の繊維17の密度よりも低い。第1繊維束11において隣り合う繊維15の間隔は、第2繊維束12において隣り合う繊維17の間隔よりも大きい。
繊維の密度とは、回転体13の周囲の単位体積当たりの空間において繊維が占める割合をいう。第1繊維束11の繊維15は、回転体13の周囲の空間において疎らに配置される。第2繊維束12の繊維17は、回転体13の周囲の空間において密に配置される。
図7は、実施形態に係る回転ブラシ10を右斜め上方から見た斜視図である。図8は、実施形態に係る回転ブラシ10を左斜め上方から見た斜視図である。図9は、実施形態に係る回転ブラシ10を示す断面図である。
図7、図8、及び図9に示すように、第1繊維束11及び第2繊維束12のそれぞれは、回転体13に支持される。第1繊維束11と第2繊維束12とは、周方向に間隔をあけて配置される。第1繊維束11と第2繊維束12とは、周方向において隣り合う。実施形態において、第1繊維束11は2つ設けられる。第2繊維束12は2つ設けられる。第1繊維束11と第2繊維束12とは、周方向に交互に配置される。
回転体13は、周方向に間隔をあけて設けられた複数の溝70を有する。基材14を含む第1繊維束11の基端部が溝70に配置されることにより、第1繊維束11は回転体13に支持される。基材16を含む第2繊維束12の基端部が溝70に配置されることにより、第2繊維束12は回転体13に支持される。第1繊維束11と第2繊維束12とは、異なる溝70に支持される。
以下の説明においては、第1繊維束11が配置される溝70を適宜、第1溝71、と称し、第2繊維束12が配置される溝70を適宜、第2溝72、と称する。第1溝71は、第1繊維束11を支持する。第2溝72は、第2繊維束12を支持する。
第1溝71と第2溝72とは、周方向において隣り合う。第1溝71は2つ設けられる。第2溝72は2つ設けられる。第1溝71と第2溝72とは、周方向に交互に配置される。
第1繊維束11が配置される第1溝71と第2繊維束12が配置される第2溝72とは、周方向に等間隔に設けられる。
溝70は、左右方向に延伸する。図7及び図8に示すように、溝70の左端部70Lと右端部70Rとは、周方向において同じ位置に配置される。溝70の左端部70Lとは、軸方向における溝70の一端部をいう。溝70の右端部70Rとは、軸方向における溝70の他端部をいう。軸方向における溝70の中央部70Cは、周方向において左端部70L及び右端部70Rとは異なる位置に配置される。すなわち、溝70は、アルファベットの「V」状に形成される。
第1繊維束11の一部が第1溝71に配置されることにより、第1繊維束11は、「V」状に曲げられる。第2繊維束12の一部が第2溝72に配置されることにより、第2繊維束12は、「V」状に曲げられる。
清掃対象面FLのクリーニングにおいて、回転体13は、規定の回転方向に回転する。図7及び図8に示すように、回転体13は、矢印で示す回転方向RCに回転する。溝70の中央部70Cは、左端部70L及び右端部70Rよりも回転方向後方に配置される。すなわち、回転体13が規定の回転方向RCに回転した場合、第1繊維束11の左端部及び右端部が、第1繊維束11の中央部よりも先に清掃対象面FLに接触する。回転体13が規定の回転方向RCに回転した場合、第2繊維束12の左端部及び右端部が、第2繊維束12の中央部よりも先に清掃対象面FLに接触する。
図9に示すように、回転体13は、回転軸RXの放射方向に延伸する複数のリブ部13Cを有する。実施形態において、リブ部13Cは、4つ設けられる。以下の説明において、リブ部13Cの先端部を適宜、凸部13D、と称する。
凸部13Dは、左右方向に延伸する。溝70は、凸部13Dに設けられる。
図9に示すように、溝70は、開口73と、開口73に接続される内部空間74とを有する。周方向において、開口73の寸法は、内部空間74の寸法よりも小さい。
基材14を含む第1繊維束11の基端部は、第1溝71に配置される。基材14は、第1溝71の内部空間74に配置される。繊維15の少なくとも一部は、第1溝71の開口73に配置される。繊維15は、第1溝71から回転軸RXの放射方向外側に延伸する。繊維15の中間部及び先端部は、第1溝71の外側に配置される。
第1溝71の左端部及び右端部は、開放されている。基材14は、第1溝71の左端部又は右端部から内部空間74に挿入される。基材14が第1溝71の内部空間74に配置され、繊維15の少なくとも一部が第1溝71の開口73に配置されることにより、第1繊維束11は、回転体13に支持される。周方向において、基材14の寸法は、開口73の寸法よりも大きい。そのため、内部空間74に配置された基材14が開口73から抜けることが抑制される。
基材16を含む第2繊維束12の基端部は、第2溝72に配置される。基材16は、第2溝72の内部空間74に配置される。繊維17の少なくとも一部は、第2溝72の開口73に配置される。繊維17は、第2溝72から回転軸RXの放射方向外側に延伸する。繊維17の中間部及び先端部は、第2溝72の外側に配置される。
第2溝72の左端部及び右端部は、開放されている。基材16は、第2溝72の左端部又は右端部から内部空間74に挿入される。基材16が第2溝72の内部空間74に配置され、繊維17の少なくとも一部が第2溝72の開口73に配置されることにより、第2繊維束12は、回転体13に支持される。周方向において、基材16の寸法は、開口73の寸法よりも大きい。そのため、内部空間74に配置された基材16が開口73から抜けることが抑制される。
第1繊維束11の高さH1は、第2繊維束12の高さH2よりも低い。第1繊維束11の高さH1とは、回転軸RXの放射方向における回転軸RXと第1繊維束11の繊維15の先端部との距離をいう。第2繊維束12の高さH2とは、回転軸RXの放射方向における回転軸RXと第2繊維束12の繊維17の先端部との距離をいう。
[第1連結機構及び第1支持装置]
図10は、実施形態に係る第1連結機構30及び第1支持装置50を示す分解斜視図である。図11は、実施形態に係る第1連結機構30及び第1支持装置50を示す断面図である。図4、図7、図10、及び図11に示すように、第1連結機構30は、回転体13の右端部に装着される。第1支持装置50は、第1連結機構30を介して回転体13の右端部を支持する。
第1連結機構30は、回転体13に装着されるキャップ部材31と、キャップ部材31に保持されるピン部材32と、ピン部材32を回転可能に支持する軸受33とを有する。
キャップ部材31は、回転体13を保持する第1保持部31Aと、ピン部材32を保持する第2保持部31Bと、第2保持部31Bの周囲に配置される壁部31Cとを有する。
第1保持部31Aは、筒状である。第1保持部31Aは、回転体13の右端部の周囲に配置される。回転体13の右端部は、第1保持部31Aの内側に挿入される。回転体13が第1保持部31Aに挿入されることにより、回転体13が第1保持部31Aに保持され、キャップ部材31と回転体13とが固定される。
第2保持部31Bは、回転体13の右端面から右方向に突出する。第2保持部31Bは、筒状である。第2保持部31Bは、ピン部材32の周囲に配置される。ピン部材32は、第2保持部31Bの内側に配置される。ピン部材32が第2保持部31Bの内側に配置されることにより、ピン部材32が第2保持部31Bに保持され、キャップ部材31とピン部材32とが固定される。
ピン部材32は、回転軸RXを含む。ピン部材32の右端部は、第2保持部31Bから右方向に突出する。軸受33は、第2保持部31Bから右方向に突出したピン部材32の一部を回転可能に支持する。ピン部材32の右端部は、軸受33から右方向に突出する。
第1支持装置50は、第1連結機構30を保持するホルダ部材51を有する。ホルダ部材51は、少なくとも軸受33を保持する。ホルダ部材51は、第1連結機構30に装着される。ホルダ部材51は、第1連結機構30に着脱可能である。ホルダ部材51は、少なくとも軸受33に着脱可能である。
ホルダ部材51は、ピン部材32の右端部の周囲に配置される包囲部51Aと、軸受33の周囲に配置される支持部51Bと、支持部51Bの周囲に配置されるフランジ部51Cとを有する。
包囲部51Aは、ピン部材32の右端部が配置される開口51Aaを有する。開口51Aaの周囲に弾性変形部51Abが配置される。弾性変形部51Abは、開口51Aaの中心に向かって突出する凸部51Acを有する。開口51Aaは、弾性変形部51Abにより規定される。
支持部51Bは、軸受33を支持する。図4に示すように、第1支持装置50は、ハウジング2の内部に設けられている支持部材52を有する。ホルダ部材51は、支持部材52に支持される。ピン部材32は、軸受33に支持された状態で、回転軸RXを中心に回転する。ピン部材32とキャップ部材31と回転体13とは、回転軸RXを中心に一緒に回転する。
弾性変形部51Abは、ホルダ部材51がピン部材32から抜け出てしまうことを抑制する。ホルダ部材51が回転ブラシ10と一緒に支持部材52から外された場合、ホルダ部材51がピン部材32から抜け出てしまう可能性がある。図11に示すように、弾性変形部51Abは、ピン部材32の右端部よりも左方に配置される。ホルダ部材51がピン部材32から右方向に抜け出てしまう前に、ピン部材32と弾性変形部51Abの凸部51Acとの接触により、ホルダ部材51が抜け出てしまうことが抑制される。また、ピン部材32が軸方向に動いても、ピン部材32の動きに合わせて弾性変形部51Abが弾性変形するので、ピン部材32に過度な応力が作用することが抑制される。
ホルダ部材51は、キャップ部材31及び軸受33に着脱可能である。ホルダ部材51のフランジ部51Cがキャップ部材31の壁部31Cの内側に挿入されることにより、ホルダ部材51がキャップ部材31及び軸受33に装着される。
[第2連結機構及び第2支持装置]
図12は、実施形態に係る第2連結機構40及び第2支持装置60を示す断面図である。図13は、実施形態に係る第2支持装置60の一部を示す分解斜視図である。図4、図8、図12、及び図13に示すように、第2連結機構40は、回転体13の左端部に装着される。第2支持装置60は、第2連結機構40を介して回転体13の左端部を支持する。
第2連結機構40は、回転体13に装着されるキャップ部材41を有する。キャップ部材41は、回転体13を保持する保持部41Aと、保持部41Aから左方向に突出する凸部41Bと、凸部41Bの左端面に設けられた複数の突起部41Cとを有する。
保持部41Aは、筒状である。保持部41Aは、回転体13の左端部の周囲に配置される。回転体13の左端部は、保持部41Aの内側に挿入される。回転体13が保持部41Aに挿入されることにより、回転体13が保持部41Aに保持され、キャップ部材41と回転体13とが固定される。
凸部41Bは、回転体13の左端面から左方向に突出する。凸部41Bの外径は、保持部41Aの外径よりも小さい。
突起部41Cは、凸部41Bの左端面から左方向に突出する。突起部41Cは、凸部41Bの左端面に複数設けられる。突起部41Cは、回転軸RXの周囲に複数配置される。
図12及び図13に示すように、第2支持装置60は、第2連結機構40に連結される連結部材61と、ねじ63により連結部材61と接続される回転部材62と、動力伝達機構65を介して回転部材62に接続される回転ブラシモータ64とを有する。連結部材61は、第2連結機構40に連結される。連結部材61は、第2連結機構40に着脱可能である。連結部材61は、キャップ部材41に連結される。連結部材61は、ねじ63により回転部材62に固定される。ねじ63による固定が解除されることにより、連結部材61は、回転部材62から分離可能である。連結部材61の外形は、円形である。
図12及び図13に示すように、連結部材61は、ベース板61Aと、ベース板61Aの中央部に設けられる開口61Bと、ベース板61Aの右端面に設けられた複数の突起部61Cと、ベース板61Aの周縁部に設けられる壁部61Dと、回転部材62が挿入される凹部61Eとを有する。
ベース板61Aは、円板状である。開口61Bは、ベース板61Aの中央部に設けられる。ねじ63は、開口61Bに挿入される。
突起部61Cは、ベース板61Aの右端面から右方向に突出する。突起部61Cは、ベース板61Aの右端面に複数設けられる。突起部61Cは、回転軸RXの周囲に複数配置される。
壁部61Dは、ベース板61Aの周縁部から右方向に突出する。壁部61Dは、回転軸RXを囲むように設けられる。凹部61Eは、ベース板61Aよりも左側に設けられる。凹部61Eの内側に回転部材62が挿入される。
回転部材62は、左右方向に長い棒状の部材である。回転部材62は、軸受66及び軸受67に回転可能に支持される。図4及び図12に示すように、第2支持装置60は、ハウジング2の内部に設けられている支持部材68を有する。軸受66及び軸受67は、支持部材68に支持される。
回転部材62の右端面にねじ孔62Aが設けられる。回転部材62の右端部は、凹部61Eに挿入される。回転部材62が凹部61Eに挿入された状態で、開口61Bとねじ孔62Aとは一致する。
回転部材62が凹部61Eに挿入された状態で、開口61Bを介してねじ孔62Aにねじ63が挿入され、ねじ63のねじ山とねじ孔62Aのねじ溝とが結合されることにより、連結部材61と回転部材62とが固定される。ねじ63による固定が解除されることにより、連結部材61は回転部材62から分離することができる。
連結部材61は、キャップ部材41に着脱可能である。キャップ部材41の突起部41Cが、隣り合う突起部61Cの間に挿入される。連結部材61の突起部61Cが、隣り合う突起部41Cの間に挿入される。突起部41Cと突起部61Cとは噛み合う。突起部41Cと突起部61Cとが噛み合うことにより、連結部材61がキャップ部材41に連結される。突起部41Cと突起部61Cとが噛み合った状態で、連結部材61が回転すると、回転体13は連結部材61と一緒に回転する。
回転ブラシモータ64は、回転体13を回転させる動力を発生する。回転ブラシモータ64で発生した動力は、動力伝達機構65を介して回転部材62に伝達される。動力伝達機構65は、複数のギアを含む。回転ブラシモータ64で発生した動力が回転部材62に伝達されることにより、回転部材62は、回転する。回転部材62と連結部材61とがねじ63により固定され、突起部41Cと突起部61Cとが噛み合った状態で、回転部材62が回転することにより、回転体13は、回転軸RXを中心に回転する。
[動作]
次に、回転ブラシ10の動作について説明する。図14及び図15のそれぞれは、実施形態に係る回転ブラシ10の動作を説明するための図である。上述のように、車輪7の少なくとも一部は、底面2Bから下方に突出する。なお、図14及び図15において、車輪7の図示は省略されている。車輪7は、底面2Bと清掃対象面FLとが間隙を介して対向するようにハウジング2を支持する。車輪7により、底面2Bと清掃対象面FLとの距離Gは、実質的に一定の値に維持される。
図9を参照して説明したように、第1繊維束11の高さH1は、第2繊維束12の高さH2よりも低い。また、第1繊維束11の繊維15は太くて撓み難い。そのため、図14に示すように、第1繊維束11の繊維15が清掃対象面FLに接触しても、繊維15の撓みは抑制される。これにより、回転ブラシ10の回転抵抗の増大が抑制される。第1繊維束11は、清掃対象面FLに存在する異物を掻き上げることができる。清掃対象面FLが絨毯面であっても、第1繊維束11は、清掃対象面FLに存在する異物を十分に掻き上げることができる。また、清掃対象面FLに毛髪又は糸のような毛髪状異物が存在しても、第1繊維束11は、毛髪状異物を十分に掻き上げることができる。
図15に示すように、第2繊維束12の繊維17が清掃対象面FLに接触した場合、繊維17は十分に撓む。これにより、第2繊維束12は、清掃対象面FLを拭き取るようにクリーニングすることができる。清掃対象面FLが床面である場合、第2繊維束12は、清掃対象面FLに存在する異物を十分に拭き取ることができる。清掃対象面FLに微小な異物が存在しても、第2繊維束12は、微小な異物を十分に拭き取ることができる。
第2繊維束12の繊維17の密度は、第1繊維束11の繊維15の密度よりも高い。清掃対象面FLに毛髪又は糸のような毛髪状異物が存在する場合、毛髪状異物は、第2繊維束12の繊維17の間に入り込むことができない。
図16は、実施形態に係る第2繊維束12に毛髪状異物が接触した状態を示す模式図である。清掃対象面FLに毛髪又は糸のような毛髪状異物が存在した場合、図16に示すように、毛髪状異物は第2繊維束12に接触する。第2繊維束12の繊維17は細く、繊維17の密度は高い。そのため、毛髪状異物は、繊維17の間に入り込むことができない。毛髪状異物が繊維17の間に入り込むことができないと、第2繊維束12は、毛髪状異物を捕獲することが困難となる。第2繊維束12に捕獲されなかった毛髪状異物は、第2繊維束12の右端部又は左端部まで移動する可能性が高い。第2繊維束12の右端部まで移動した毛髪状異物は、第1連結機構30と第1支持装置50との境界に入り込む可能性がある。毛髪状異物は、例えば第1連結機構30のキャップ部材31に巻き付いたり、ホルダ部材51に絡まったりする可能性がある。また、第2繊維束12の左端部まで移動した毛髪状異物は、第2連結機構40と第2支持装置60との境界に入り込む可能性がある。毛髪状異物は、例えば第2連結機構40のキャップ部材41に巻き付いたり、連結部材61に絡まったりする可能性がある。その結果、回転ブラシ10の回転が阻害される可能性がある。
図17は、実施形態に係る第1繊維束11に毛髪状異物が捕獲される状態を示す模式図である。第1繊維束11の繊維15は、第2繊維束12の繊維17よりも太くて硬い。また、第1繊維束11の繊維15の密度は、第2繊維束12の繊維17の密度よりも低い。第1繊維束11は、周方向において第2繊維束12に隣り合う。そのため、毛髪状異物は、第2繊維束12に捕獲されなくても、第1繊維束11の繊維15の間に簡単に入り込むことができる。第1繊維束11は、毛髪状異物を捕獲することができる。したがって、毛髪状異物が回転ブラシ10の右端部又は左端部まで移動することが抑制される。
図18は、実施形態に係る吸込口20の左端部の近傍を示す図である。図18に示すように、第2繊維束12は、第2繊維束12の左端部が吸込口20の左側の内縁部20Lに接触するように、第2溝72に支持される。第1繊維束11は、第1繊維束11の左端部が吸込口20の左側の内縁部20Lから離れるように、第1溝71に支持される。同様に、図示は省略するが、第2繊維束12は、第2繊維束12の右端部が吸込口20の右側の内縁部に接触するように、第2溝72に支持される。第1繊維束11は、第1繊維束11の右端部が吸込口20の右側の内縁部から離れるように、第1溝71に支持される。
すなわち、軸方向における第2繊維束12の両端部は、軸方向における吸込口20の内縁部に接触し、軸方向における第1繊維束11の両端部は、軸方向における吸込口20の内縁部から離れている。
キャップ部材41と第2支持装置60との境界は、ハウジング2の内部空間に配置される。すなわち、キャップ部材41と第2支持装置60との境界は、吸込口20に面していない。第2繊維束12の左端部が吸込口20の左側の内縁部20Lに接触するように、回転ブラシ10が回転することにより、毛髪状異物がキャップ部材41と第2支持装置60との境界に入り込むことが抑制される。同様に、キャップ部材31と第1支持装置50との境界は、ハウジング2の内部空間に配置され、吸込口20に面していない。第2繊維束12の右端部が吸込口20の右側の内縁部に接触するように、回転ブラシ10が回転することにより、毛髪状異物がキャップ部材31と第1支持装置50との境界に入り込むことが抑制される。
軸方向における第1繊維束11の両端部は、軸方向における吸込口20の内縁部から離れている。第1繊維束11の繊維15は太くて硬い。そのため、第1繊維束11が吸込口20の内縁部に接触しながら回転ブラシ10が回転すると、回転ブラシ10の回転抵抗が増大する。その結果、回転ブラシ10の円滑な回転が阻害されたり、回転ブラシ10を回転させる回転ブラシモータ64の消費電力が増加したりする可能性がある。第1繊維束11を吸込口20の内縁部に接触させないようにすることにより、回転ブラシ10は円滑に回転することができ、回転ブラシモータ64の消費電力の増加は抑制される。
第1支持装置50は、第1連結機構30に着脱可能であり、軸受33を保持するホルダ部材51を有する。毛髪状異物が第1連結機構30のキャップ部材31に巻き付いたり、ホルダ部材51に絡まったりした場合でも、第1連結機構30からホルダ部材51を外すことにより、集じん機1の使用者は、毛髪状異物を簡単に除去することができる。
第2支持装置60は、第2連結機構40に着脱可能であり、キャップ部材41の突起部41Cと噛み合う連結部材61を有する。毛髪状異物が第2連結機構40のキャップ部材41に巻き付いたり、連結部材61に絡まったりした場合でも、連結部材61から第2連結機構40を外すことにより、集じん機1の使用者は、毛髪状異物を簡単に除去することができる。また、ねじ63による固定が解除されることにより、連結部材61は、回転部材62から分離することができる。毛髪状異物が連結部材61に絡まった場合でも、回転部材62から連結部材61を外すことにより、集じん機1の使用者は、毛髪状異物を簡単に除去することができる。
このように、第1支持装置50が第1連結機構30に着脱可能なホルダ部材51を有するので、第1連結機構30と第1支持装置50との境界に毛髪状異物が入り込んでも、集じん機1の使用者は、毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を円滑に実施することができる。また、第2支持装置60が第2連結機構40に着脱可能であり回転部材62から分離可能な連結部材61を有するので、第2連結機構40と第2支持装置60との境界に毛髪状異物が入り込んでも、集じん機1の使用者は、毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を円滑に実施することができる。
[効果]
以上説明したように、回転ブラシ10は、回転体13と、回転体13に支持される第1繊維束11と、回転体13に支持される第2繊維束12と、を備える。第1繊維束11と第2繊維束12とは、回転体13の周方向に間隔をあけて配置される。第1繊維束11の繊維15は、第2繊維束12の繊維17よりも太くて硬い。清掃対象面FLが絨毯面である場合、第2繊維束12が絨毯面に存在する異物を捕獲することが困難でも、第1繊維束11が絨毯面に存在する異物を捕獲することができる。清掃対象面FLが床面である場合、第1繊維束11及び第2繊維束12のそれぞれが床面に存在する異物を捕獲することができる。また、第2繊維束12は、床面に存在する微小な異物を拭き取ることができる。このように、集じん機1が床面又は絨毯面のような異なる表面状態の清掃対象面FLをクリーニングする場合、回転ブラシ10による異物の捕獲性能及び清掃対象面FLの拭き取り性能の低下が抑制される。したがって、集じん機1のクリーニング性能の低下が抑制される。
また、清掃対象面FLに毛髪又は糸のような毛髪状異物が存在する場合、図17を参照して説明したように、第2繊維束12が毛髪状異物を捕獲できなくても、第1繊維束11が毛髪状異物を捕獲することができる。そのため、毛髪状異物が回転ブラシ10の右端部又は左端部まで移動することが抑制される。これにより、毛髪状異物が、第1連結機構30と第1支持装置50との境界に入り込むこと、及び第2連結機構40と第2支持装置60との境界に入り込むことが抑制される。回転ブラシ10は円滑に回転することができるので、集じん機1のクリーニング性能の低下が抑制される。
また、毛髪状異物が第1連結機構30と第1支持装置50との境界に入り込むと、第1連結機構30と第1支持装置50との境界に入り込んだ毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を実施する必要が生じる。同様に、毛髪状異物が第2連結機構40と第2支持装置60との境界に入り込むと、第2連結機構40と第2支持装置60との境界に入り込んだ毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を実施する必要が生じる。実施形態によれば、毛髪状異物が、第1連結機構30と第1支持装置50との境界に入り込むこと、及び第2連結機構40と第2支持装置60との境界に入り込むことが抑制されるので、メンテナンス作業を頻繁に実施しなくても済む。
また、毛髪状異物が第1連結機構30と第1支持装置50との境界に入り込んだ場合でも、第1支持装置50が第1連結機構30に着脱可能なホルダ部材51を有するので、集じん機1の使用者は、第1連結機構30からホルダ部材51を外すことにより、毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を円滑に実施することができる。また、毛髪状異物が第2連結機構40と第2支持装置60との境界に入り込んだ場合でも、第2支持装置60が第2連結機構40に着脱可能であり回転部材62から分離可能な連結部材61を有するので、集じん機1の使用者は、第2連結機構40から連結部材61を外したり回転部材62から連結部材61を外したりすることにより、毛髪状異物を除去するメンテナンス作業を円滑に実施することができる。
第1繊維束11の繊維15の密度は、第2繊維束12の繊維17の密度よりも低い。これにより、図17を参照して説明したように、第2繊維束12が毛髪状異物を捕獲できなくても、毛髪状異物は第1繊維束11の繊維15の間に簡単に入り込むことができる。毛髪状異物は、第1繊維束11によって捕獲される。
第1繊維束11と第2繊維束12とは、周方向に交互に配置される。これにより、回転ブラシ10が回転した場合、第1繊維束11と第2繊維束12とは清掃対象面FLに交互に接触する。したがって、振動の発生が抑制され、回転ブラシ10は円滑に回転することができる。
第1繊維束11の繊維15の直径は、第2繊維束12の繊維17の直径の15倍以上30倍以下である。これにより、第1繊維束11は、絨毯面に存在する異物を十分に掻き上げることができる。第2繊維束12は、床面を十分に拭き取ることができる。
第1繊維束11の繊維15の直径は、0.15mm以上0.30mm以下である。これにより、第1繊維束11は、絨毯面に存在する異物を十分に掻き上げることができる。
第2繊維束12の繊維17の直径は、0.01mm以下である。これにより、第2繊維束12は、床面を十分に拭き取ることができる。
第1繊維束11の単繊維繊度は、215dtex以上870dtex以下であり、第2繊維束12の単繊維繊度は、1dtex以上50dtex以下である。これにより、第1繊維束11は、絨毯面に存在する異物を十分に掻き上げることができる。第2繊維束12は、床面を十分に拭き取ることができる。
第1繊維束11の高さH1は、第2繊維束12の高さH2よりも低い。そのため、図14を参照して説明したように、第1繊維束11の繊維15が清掃対象面FLに接触した場合、繊維15の撓みは抑制される。これにより、回転ブラシ10の回転抵抗の増大が抑制された状態で、第1繊維束11は清掃対象面FLに存在する異物を掻き上げることができる。また、図15を参照して説明したように、第2繊維束12の繊維17が清掃対象面FLに接触した場合、繊維17は十分に撓む。これにより、第2繊維束12は、清掃対象面FLを拭き取るようにクリーニングすることができる。
回転体13は、周方向に間隔をあけて設けられた複数の溝70を有する。第1繊維束11と第2繊維束12とは、異なる溝70に支持される。これにより、第1繊維束11と第2繊維束12とは周方向に十分に離れる。そのため、回転ブラシ10による異物の捕獲性能及び清掃対象面FLの拭き取り性能の低下が抑制される。
第1繊維束11が配置される第1溝71と第2繊維束12が配置される第2溝72とは、周方向に等間隔に設けられる。これにより、回転ブラシ10が回転した場合、第1繊維束11と第2繊維束12とは清掃対象面FLに一定の時間毎に接触する。したがって、振動の発生が抑制され、回転ブラシ10は円滑に回転することができる。
軸方向における溝70の左端部70Lと右端部70Rとは、周方向において同じ位置に配置される。軸方向における溝70の中央部70Cは、周方向において左端部70L及び右端部70Rとは異なる位置に配置される。回転体13が規定の回転方向RCに回転する場合、中央部70Cは、左端部70L及び右端部70Rよりも回転方向後方に配置される。回転体13が規定の回転方向RCに回転した場合、第1繊維束11の左端部及び右端部が、第1繊維束11の中央部よりも先に清掃対象面FLに接触する。第2繊維束12の左端部及び右端部が、第2繊維束12の中央部よりも先に清掃対象面FLに接触する。これにより、清掃対象面FLに毛髪又は糸のような毛髪状異物が存在した場合、毛髪状異物が回転ブラシ10の左端部又は右端部に移動することが抑制される。
軸方向における第2繊維束12の両端部は、吸込口20の内縁部に接触する。これにより、図18を参照して説明したように、毛髪状異物が回転ブラシ10の左端部又は右端部に移動しても、毛髪状異物がキャップ部材41と第2支持装置60との境界に入り込むこと、及び毛髪状異物がキャップ部材31と第1支持装置50との境界に入り込むことが抑制される。
軸方向における第1繊維束11の両端部は、吸込口20の内縁部から離れている。これにより、図18を参照して説明したように、回転ブラシ10は円滑に回転することができ、回転ブラシモータ64の消費電力の増加が抑制される。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17はナイロン繊維であることとした。第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17はポリプロピレン繊維でもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11の繊維15と第2繊維束12の繊維17とは同一の材料からなることとした。第1繊維束11の繊維15と第2繊維束12の繊維17とは異なる材料からなってもよい。例えば、第1繊維束11の繊維15がナイロン繊維であり第2繊維束12の繊維17がポリプロピレン繊維でもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17は合成樹脂繊維であることとした。第1繊維束11の繊維15及び第2繊維束12の繊維17の一方又は両方が金属繊維でもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11が2つ設けられ、第2繊維束12が2つ設けられることとした。第1繊維束11と第2繊維束12とが周方向に交互に配置されるように、第1繊維束11が3つ以上の複数設けられ、第2繊維束12が3つ以上の複数設けられてもよい。
上述の実施形態において、軸方向における第2繊維束12の両端部が吸込口20の内縁部から離れてもよい。軸方向における第1繊維束11の両端部が吸込口20の内縁部に接触してもよい。
上述の実施形態において、溝70は、回転軸RXを周囲においてスパイラル状に設けられてもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11が配置される第1溝71と第2繊維束12が配置される第2溝72とは、周方向に異なる間隔で設けられてもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11の高さH1と第2繊維束12の高さH2とは等しくてもよい。第1繊維束11の高さH1が第2繊維束12の高さH2よりも高くてもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11と第2繊維束12とは、周方向に交互に配置されなくてもよい。周方向において、第1繊維束11の隣に第1繊維束11が配置されてもよいし、第2繊維束12の隣に第2繊維束12が配置されてもよい。
上述の実施形態において、第1繊維束11の繊維15の密度と第2繊維束12の繊維17の密度とは、実質的に等しくてもよい。また、第1繊維束11の繊維15の密度は、第2繊維束12の繊維17の密度よりも高くてもよい。第1繊維束11の繊維15が太くて硬いので、第1繊維束11は、第2繊維束12よりも、毛髪又は糸のような毛髪状異物を円滑に捕獲することができる。
1…集じん機、2…ハウジング、2A…上面、2B…底面、2C…側面、3…バンパ、4…バッテリ装着部、5…キャスタ、6…ローラ、7…車輪、7D…車輪モータ、8…サイドブラシ、8A…円板部材、8B…ブラシ、8D…サイドブラシモータ、9…インタフェース装置、9A…操作部、9B…表示部、9C…発光部、10…回転ブラシ、11…第1繊維束、12…第2繊維束、13…回転体、13C…リブ部、13D…凸部、14…基材、14A…開口、15…繊維、16…基材、16A…第1シート、16B…第2シート、17…繊維、20…吸込口、20L…内縁部、21…上ハウジング、22…下ハウジング、23…カバー板、24…ボトムプレート、25…吸引モータ、26…吸引ファン、30…第1連結機構、31…キャップ部材、31A…第1保持部、31B…第2保持部、31C…壁部、32…ピン部材、33…軸受、40…第2連結機構、41…キャップ部材、41A…保持部、41B…凸部、41C…突起部、50…第1支持装置、51…ホルダ部材、51A…包囲部、51Aa…開口、51Ab…弾性変形部、51Ac…凸部、51B…支持部、51C…フランジ部、52…支持部材、60…第2支持装置、61…連結部材、61A…ベース板、61B…開口、61C…突起部、61D…壁部、61E…凹部、62…回転部材、62A…ねじ孔、63…ねじ、64…回転ブラシモータ、65…動力伝達機構、66…軸受、67…軸受、68…支持部材、70…溝、70C…中央部、70L…左端部(一端部)、70R…右端部(他端部)、71…第1溝、72…第2溝、73…開口、74…内部空間、AX…回転軸、BT…バッテリ、FL…清掃対象面、G…距離、RC…回転方向、RX…回転軸。

Claims (15)

  1. 集じん機の吸込口に配置される回転ブラシであって、
    回転体と、
    前記回転体に支持される第1繊維束と、
    前記回転体に支持される第2繊維束と、を備え、
    前記第1繊維束と前記第2繊維束とは、前記回転体の周方向に間隔をあけて配置され、
    前記第1繊維束の繊維は、前記第2繊維束の繊維よりも太く、
    前記回転体の軸方向における前記第2繊維束の一方の端部である左端部は、前記吸込口の左側の内縁部に接触し、前記回転体の軸方向における前記第2繊維束の他方の端部である右端部は、前記吸込口の右側の内縁部に接触し、
    前記軸方向における前記第1繊維束の一方の端部である左端部は、前記吸込口の左側の内縁部から離れ、前記軸方向における前記第1繊維束の一方の端部である左端部は、前記吸込口の左側の内縁部から離れている、
    ことを特徴とする回転ブラシ。
  2. 前記第1繊維束の繊維の密度は、前記第2繊維束の繊維の密度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の回転ブラシ。
  3. 前記第1繊維束と前記第2繊維束とは、前記周方向に交互に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転ブラシ。
  4. 前記第1繊維束の繊維の直径は、前記第2繊維束の繊維の直径の15倍以上30倍以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転ブラシ。
  5. 前記第1繊維束の繊維の直径は、0.15mm以上0.30mm以下であることを特徴とする請求項4に記載の回転ブラシ。
  6. 前記第2繊維束の繊維の直径は、0.01mm以下であることを特徴とする請求項4に記載の回転ブラシ。
  7. 前記第1繊維束の単繊維繊度は、215dtex以上870dtex以下であり、
    前記第2繊維束の単繊維繊度は、1dtex以上50dtex以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転ブラシ。
  8. 前記第1繊維束の繊維と前記第2繊維束の繊維とは、同一の材料からなることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回転ブラシ。
  9. 前記第1繊維束の繊維及び前記第2繊維束の繊維は、合成樹脂繊維であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の回転ブラシ。
  10. 前記第1繊維束の高さは、前記第2繊維束の高さよりも低いことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の回転ブラシ。
  11. 前記回転体は、前記周方向に間隔をあけて設けられた複数の溝を有し、
    前記第1繊維束と前記第2繊維束とは、異なる前記溝に支持されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の回転ブラシ。
  12. 前記第1繊維束が配置される前記溝と前記第2繊維束が配置される前記溝とは、前記周方向に等間隔に設けられることを特徴とする請求項11に記載の回転ブラシ。
  13. 前記回転体の軸方向における前記溝の一端部と他端部とは、前記周方向において同じ位置に配置され、
    前記軸方向における前記溝の中央部は、前記周方向において前記一端部及び前記他端部とは異なる位置に配置されることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の回転ブラシ。
  14. 前記回転体は、規定の回転方向に回転し、
    前記中央部は、前記一端部及び前記他端部よりも回転方向後方に配置されることを特徴とする請求項13に記載の回転ブラシ。
  15. 底面に吸込口を有するハウジングと、
    前記底面と清掃対象面とが間隙を介して対向するように前記ハウジングを支持する車輪と、を備える集じん機であって、
    前記吸込口に配置される請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の回転ブラシを備えることを特徴とする集じん機。
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