JP2013031550A - 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013031550A
JP2013031550A JP2011169208A JP2011169208A JP2013031550A JP 2013031550 A JP2013031550 A JP 2013031550A JP 2011169208 A JP2011169208 A JP 2011169208A JP 2011169208 A JP2011169208 A JP 2011169208A JP 2013031550 A JP2013031550 A JP 2013031550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
outer periphery
end side
groove
vacuum cleaner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011169208A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Morishita
篤至 森下
Hiromitsu Ichikawa
洋光 市川
Mitsuru Watanabe
満 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2011169208A priority Critical patent/JP2013031550A/ja
Publication of JP2013031550A publication Critical patent/JP2013031550A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

【課題】被掃除面との接触に起因する除電ブラシの破損を防止できる回転ブラシを提供する。
【解決手段】回転ブラシ49は、ケース体に回転可能に軸支した軸部51を有する。回転ブラシ49は、軸部51の外周に第1の溝部56を有する。回転ブラシ49は、軸部51の第1の溝部56よりも中心側の位置から外周に亘って第2の溝部57を有する。回転ブラシ49は、第1の溝部56に基端側を配置して先端側が軸部51の外周よりも突出し、被掃除面上の塵埃を掃く第1の毛ブラシ58bを有する。回転ブラシ49は、第2の溝部57に基端側を配置して先端側が軸部51の外周よりも突出し、被掃除面を除電する除電ブラシ59cを有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、軸部が回転可能に軸支される回転清掃体、これを有する電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機に用いられる吸込口体としての床ブラシは、横長のケース体と、このケース体に連通し延長管などに接続される接続管とを備えている。ケース体の被掃除面に対向する下面には、横長の吸込口が開口形成されており、この吸込口には、回転清掃体としての回転ブラシが回転可能に配置されている。そして、この回転ブラシは、長尺状の軸部を有し、この軸部の外周には、被掃除面に接触して塵埃を掃く清掃体としての毛ブラシと、被掃除面を除電することで被掃除面への塵埃の付着を抑制する除電体である除電ブラシとが配置されている。
毛ブラシは、一般にナイロンなどの合成樹脂により成形されており、軸部の両端間に亘って壁状に配置されている。一方、除電ブラシは、一般に、ナイロンなどよりも柔軟性が小さく弱い、アモルファス金属繊維などにより成形されている。そのため、除電ブラシが被掃除面に接触する際に折れないようにすることが求められている。
特開2003−52584号公報
本発明が解決しようとする課題は、被掃除面との接触に起因する除電体の破損を防止できる回転清掃体、これを有する電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することである。
実施形態の回転清掃体は、回転可能に軸支される軸部を有する。また、この回転清掃体は、軸部の外周に形成された第1の溝部を有する。さらに、この回転清掃体は、軸部の第1の溝部よりも中心側の位置から外周に亘って形成された第2の溝部を有する。また、この回転清掃体は、第1の溝部に基端側が配置されて先端側が軸部の外周よりも突出し、被掃除面上の塵埃を掃く清掃体を有する。そして、この回転清掃体は、第2の溝部に基端側が配置されて先端側が軸部の外周よりも突出し、被掃除面を除電する除電体を有する。
一実施形態の吸込口体の回転清掃体の掃除の際の動作を示す縦断面図である。 同上吸込口体を示す縦断面図である。 同上吸込口体の底面図である。 同上吸込口体を備えた電気掃除機の斜視図である。
以下、一実施形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
図4において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に着脱可能に接続される風路形成体である管部13とを有している。
掃除機本体12は、被掃除面F(図1)上を旋回および走行可能であり、電動送風機18、この電動送風機18の動作を制御する図示しない本体制御部、および、これら電動送風機18および本体制御部などに給電するための電源コードeを巻回した電源部としての図示しないコードリール装置などを収容しているとともに、電動送風機18の吸込側に連通する図示しない集塵部を備えている。また、掃除機本体12の前部には、集塵部に連通するとともに管部13の基端側が接続される本体吸込口19が開口形成されている。
また、管部13は、ホース体21と、このホース体21に対して着脱可能な例えば合成樹脂製の延長管22と、この延長管22に対して着脱可能な吸込口体としての床ブラシ23とを備えている。
ホース体21は、可撓性を有するホース部25と、このホース部25の基端側(下流側)に設けられ本体吸込口19に接続される接続管部26と、ホース部25の先端側(上流側)に設けられた手元操作部27とを有している。
手元操作部27には、延長管22の基端側(下流側)が着脱可能に接続される。また、この手元操作部27には、作業者が把持する把持部28が基端側に突出して形成されており、この把持部28には電動送風機18の動作モードを本体制御部に設定するための設定ボタン29が配置されている。これら設定ボタン29は、手元操作部27内に収容された図示しない基板などを有する電気部に実装されている。
また、図1ないし図3に示すように、床ブラシ23は、左右幅方向に長手状、すなわち横長に形成されたケース体31と、このケース体31の後部に回転可能に接続され延長管22の先端側(上流側)に着脱可能に接続される接続管32とを備えている。
ケース体31は、上側が開放した下ケース35と、この下ケース35の上側を覆う上ケース36と、これら下ケース35と上ケース36との間に両側から前側に亘って配置された緩衝体であるバンパ37とを有している。さらに、このケース体31の内部には、接続管32の上流側(前端側)と連通する吸込室41が前部に左右幅方向に長手状に区画され、この吸込室41の後方でかつ接続管32の両側に、駆動室42と制御室43とが区画されているとともに、吸込室41の左右幅方向の中央部の上方にイオン発生室44が区画されている。そして、このケース体31には、図示しない車輪などの回転体が下ケース35に回転自在に複数配置されており、これら回転体により、ケース体31(床ブラシ23)が被掃除面F上を前後方向などに移動(走行)可能となっている。
下ケース35は、例えば合成樹脂などにより形成された下ケース本体35aと、この下ケース本体35aとは別体で合成樹脂などにより形成された下ケース形成体35bとを備えている。
下ケース本体35aは、下ケース35の略全体を構成するものであり、吸込室41、駆動室42、および、制御室43のそれぞれの下部を区画している。
また、下ケース形成体35bは、イオン発生室44の下部を区画するもので、吸込室41の上方の位置で下ケース本体35aに一体的に取り付けられている。
また、上ケース36は、例えば合成樹脂などにより形成された上ケース本体36aと、この上ケース本体36aとは別体で透光性を有する合成樹脂などにより形成された上ケース被覆体36bと、これら上ケース本体36aおよび上ケース被覆体36bとは別体で透光性を有する合成樹脂などにより形成された上ケース形成体36cとを備えている。
上ケース本体36aは、上ケース36の略全体を構成するものであり、吸込室41、駆動室42、および、制御室43のそれぞれの上部を区画している。
また、上ケース被覆体36bは、上ケース本体36aの前側の上部全体を覆うものである。
さらに、上ケース形成体36cは、上ケース本体36aの中央部と上ケース被覆体36bの後部との間に位置しており、イオン発生室44の上部および前部を区画するものである。
吸込室41は、下ケース35(の下ケース本体35a)に形成された吸込口46によって下部がケース体31(床ブラシ23)の外部と連通しているとともに、上ケース36(の上ケース本体36aと上ケース被覆体36bとの間)に形成された吸塵口47,47によって上部がケース体31(床ブラシ23)の外部と連通している。また、この吸込室41は、上ケース36の吸塵口47,47の前方にそれぞれ形成された窓部48,48により上方から内部を目視可能となっている。さらに、この吸込室41には、回転清掃体としての回転ブラシ49が回転可能に配置されている。
吸込口46は、電動送風機18の駆動により生じた負圧によって被掃除面F上の塵埃を空気とともに吸い込むものであり、横長に形成されており、吸込室41の下部全体に亘って形成されている。
また、各吸塵口47は、電動送風機18の駆動により生じた負圧によって床ブラシ23(ケース体31)の上方に位置する空気中の塵埃などを空気とともに吸い込むものであり、長手寸法が吸込口46の長手寸法の1/2よりも小さい長手状に形成されており、吸込室41の前後方向の後部寄りの位置に形成されて上方に向けて開口している。したがって、各吸塵口47は、吸込室41を介して吸込口46と連通している。さらに、各吸塵口47は、吸込室41内の真空度が必要以上に低下しないように、スリット状に僅かに開口している。
また、各窓部48は、長手寸法が各吸塵口47よりも大きく吸込口46の長手寸法の1/2よりも小さい長手状に形成されており、上ケース本体36aに形成された図示しない孔部が上ケース被覆体36bによって覆われて形成され、吸込室41および回転ブラシ49を上方から透視できるように構成されている。
また、回転ブラシ49は、長手状に形成された軸部51と、この軸部51の両端部に圧入された受板としての略円筒状の軸受部52,52とを備えている。
軸部51は、回転ブラシ組立とも呼ばれ、例えばアルミニウムなどの金属、あるいは合成樹脂などにより略円筒状に形成されており、両端部に亘って中央部に貫通孔54が形成されている。この貫通孔54の両端部には、図示しない回転軸がそれぞれ圧入されている。これら回転軸は、軸受部52に挿通され、これら軸受部52の外部に突出して、ケース体31に固定された図示しない軸受により回動可能に軸支されている。また、この軸部51の外周には、両端間に亘って、複数の第1の溝部56と、複数の第2の溝部57とが周方向に交互に形成されている。そして、各第1の溝部56には、第1の清掃部58の基端側が取り付けられ、各第2の溝部57には、第2の清掃部59の基端側が取り付けられている。
各第1の溝部56は、軸部51の周囲に互いに略平行に螺旋状に形成されており、例えば軸部51の一端から他端に亘って360°捻れている。また、各第1の溝部56の側縁部には、第1の清掃部58を係止するための係止爪部56a,56aが突設されている。
また、各第2の溝部57は、軸部51の周囲に互いに平行に螺旋状に形成されており、例えば軸部51の一端から他端に亘って360°捻れている。すなわち、各第1の溝部56と各第2の溝部57とは、互いに略平行に形成されている。さらに、各第2の溝部57は、各第1の溝部56よりも軸部51の中心側、すなわち貫通孔54に対して接近した位置から軸部51の外周に亘って形成されている。そして、各第2の溝部57の側縁部57a,57aよりも軸部51の中心側の位置、すなわち第2の溝部57の内部の両側部には、第2の清掃部59を係止するための係止部57b,57bが突設されている。これら係止部57b,57bは、断面視で軸部51の中心からの距離が係止爪部56a,56aよりも小さく設定されている。換言すれば、係止部57b,57bは、係止爪部56a,56aよりも軸部51の中心寄りに位置している。また、これら第2の溝部57は、軸部51の中心側から外周側へと徐々に拡開状に形成されている。
そして、各第1の清掃部58は、基端側を構成する第1の被取付部58aと、この第1の被取付部58aに植毛された清掃体としての複数の第1の毛ブラシ58bとをそれぞれ一体的に有している。また、これら第1の清掃部58は、第1の被取付部58aの両端部が軸部51の両端部に圧入された軸受部52,52によって押さえられていることにより、軸部51の第1の溝部56に対して抜け止めされている。すなわち、各第1の清掃部58は、軸部51に対して一端側から他端側に亘って各第1の毛ブラシ58bが螺旋状の壁状となるように軸部51に取り付けられている。
第1の被取付部58aは、例えば可撓変形可能なエラストマなどの部材により長手状に形成されており、各第1の溝部56に沿って挿入されて螺旋状に湾曲しており、係止爪部56a,56aによって各第1の溝部56に係止されている。したがって、各第1の清掃部58は、各第1の毛ブラシ58bのそれぞれの基端側が、軸部51の外周近傍に位置している。
また、各第1の毛ブラシ58bは、例えばナイロンなどの、柔軟性、可撓性(弾性)および耐摩耗性が大きい合成樹脂などの部材によって線状(繊維状)に形成されており、第1の被取付部58aの略全体に亘って植毛されている。さらに、各第1の毛ブラシ58bは全て略等しい長さ寸法に形成されており、軸部51の外周から径方向に沿って所定寸法突出し、被掃除面Fに先端側が接触するように構成されている。
また、各第2の清掃部59は、基端側を構成する第2の被取付部59aと、この第2の被取付部59aに植毛された清掃部材としての複数の第2の毛ブラシ59bおよび除電体としての帯電防止体である除電ブラシ59cとをそれぞれ一体的に有している。そして、これら第2の清掃部59は、第2の被取付部59aの両端部が軸部51の両端部に圧入された軸受部52,52によって押さえられていることにより、軸部51の第2の溝部57に対して抜け止めされている。すなわち、各第2の清掃部59は、軸部51に対して一端側から他端側に亘って各第2の毛ブラシ59bおよび除電ブラシ59cが螺旋状の壁状となるように軸部51に取り付けられている。
第2の被取付部59aは、例えば可撓変形可能なエラストマなどの部材により長手状に形成されており、各第2の溝部57に沿って挿入されて螺旋状に湾曲しており、係止部57b,57bによって各第2の溝部57に係止されている。したがって、各第2の清掃部59は、各第2の毛ブラシ59bおよび各除電ブラシ59cのそれぞれの基端側が、軸部51の外周よりも中心側へと各第1の清掃部58の各第1の毛ブラシ58bよりも埋め込まれた位置となっている。
また、各第2の毛ブラシ59bは、例えばナイロンなどの、柔軟性、可撓性(弾性)および耐摩耗性が大きい合成樹脂などの部材によって線状(繊維状)に形成されており、第2の被取付部59aの略全体に亘って各除電ブラシ59cとともに植毛されている。さらに、各第2の毛ブラシ59bは全て略等しい長さ寸法に形成されており、軸部51の外周から径方向に沿って、第1の清掃部58の各第1の毛ブラシ58bと略等しい所定寸法突出し、被掃除面Fに先端側が接触するように構成されている。
さらに、各除電ブラシ59cは、例えばアモルファス金属繊維などの、各毛ブラシ58b,59bよりも耐摩耗性が大きく、柔軟性、可撓性(弾性)が小さく、かつ、導電性および磁性を有する部材によって線状(繊維状)に形成されており、各毛ブラシ58b,59bよりも折れやすく形成されている。換言すれば、各毛ブラシ58b,59bは、各除電ブラシ59cよりもしなやかで、折れにくく形成されている。また、各除電ブラシ59cは、第2の毛ブラシ59bの合間に例えば数%の割合でランダムに混入配置された状態で第2の被取付部59aに植毛されている。すなわち、各第2の毛ブラシ59bと各除電ブラシ59cとは互いに不規則に配置され、これら第2の毛ブラシ59bと除電ブラシ59cとの全体としては、各第1の毛ブラシ58bと同様に、軸部51に対して一端側から他端側に亘る螺旋状でかつ壁状の繊維束となっている。さらに、各除電ブラシ59cは、全て各第2の毛ブラシ59bと略等しい長さ寸法に形成されており、軸部51の外周から径方向に沿って、第1の清掃部58の各第1の毛ブラシ58bと略等しい所定寸法突出し、被掃除面Fに先端側が接触するように構成されている。
したがって、各第2の毛ブラシ59bおよび各除電ブラシ59cは、第2の被取付部59aからの突出量が、各第1の毛ブラシ58bの第1の被取付部58aからの突出量よりも大きく設定されている。
なお、各除電ブラシ59cを構成するアモルファス金属繊維としては、例えばCo−Si−B系のものなどが用いられる。
また、各軸受部52は、軸部51の両端部に圧入され、各清掃部58,59の両端部を軸部51に対して抜け止めしている。
また、駆動室42には、回転ブラシ49を回転駆動させる駆動手段としての電動機61が収納されている。この電動機61の回転軸61aは、回転ブラシ49の一方の軸受部52との間に、駆動室42および吸込室41のそれぞれの側部に亘って配置された伝達手段としてのベルト62が巻き掛けられており、電動機61の回転に伴い回転ブラシ49が回転するように構成されている。なお、この電動機61は、接続管32を介して掃除機本体12側から給電されており、例えば回転ブラシ49を前方に向けて回転させるように駆動が制御される。
また、制御室43には、電動機61などの駆動を制御する制御手段65が収納されている。この制御手段65は、例えばマイコンなどであり、接続管32を介して掃除機本体12側から給電されている。
さらに、イオン発生室44は、吸込室41の左右幅方向の中央部の上方に位置しており、下ケース35の下ケース形成体35bと上ケース36の上ケース形成体36cとの間に区画されている。このイオン発生室44には、イオン発生器67が収納されている。したがって、このイオン発生器67は、ケース体31の上側に配置されている。このイオン発生器67は、塵埃を電気的に中和するためのイオンIを例えばコロナ放電によって発生させる電極67aを有し、制御手段65によって動作が制御されている。また、イオン発生室44は、前方に向けて上ケース36の左右幅方向の中央部、すなわち吸塵口47,47間に位置して前後方向に沿って形成された複数の排出孔68によりケース体31の外部と連通している。したがって、これら排出孔68により、イオン発生器67によって発生させたイオンIがケース体31の前側の外部へと排出されるように構成されている。なお、イオン発生器67は、塵埃を電気的に中和できればマイナスイオン、プラスイオンのいずれのイオンを発生させてもよいが、一般に、塵埃はプラスに帯電することが多いため、本実施形態ではマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器とする。
次に、上記一実施形態の動作を説明する。
図1ないし図4に示すように、掃除の際には、掃除機本体12の本体吸込口19にホース体21の接続管部26を接続し、このホース体21の手元操作部27に延長管22を接続し、この延長管22に床ブラシ23の接続管32を接続する。この結果、床ブラシ23が、(延長管22、ホース体21、本体吸込口19および集塵部を介して)電動送風機18の吸込側に連通接続される。
そして、作業者は、電源コードeを壁面などのコンセントに接続した後、把持部28を把持し、所望の設定ボタン29を操作することにより、本体制御部を介して電動送風機18を所望の動作モードで起動させるとともに、制御手段65がイオン発生器67を駆動させて電極67aでのコロナ放電によりイオンIを発生させる。このため、電動送風機18の駆動により、負圧が集塵部、本体吸込口19、ホース体21、延長管22および床ブラシ23へと順次作用するとともに、イオン発生器67が発生させたイオンIが排出孔68からケース体31(床ブラシ23)の外部へと排出される。排出されたイオンIは、外気中に含まれる塵埃を電気的に中和することで、これら塵埃が帯電によって被掃除面Fなどに付着することを防止するとともに、ケース体31の外面などに付着した塵埃を電気的に中和することで、ケース体31の外面から塵埃を剥がれやすくする。さらに、作業者は、床ブラシ23を被掃除面F上に載置して前後に走行させることで、吸込口46から塵埃を空気とともに吸い込むとともに、吸塵口47,47から空気中の塵埃およびイオン発生器67により発生されたイオンIを空気とともに吸い込む。
床ブラシ23に空気とともに吸い込まれた塵埃は、吸い込まれたイオンIにより電気的に中和されつつ接続管32、延長管22、ホース体21、本体吸込口19を介して集塵部へと吸い込まれることにより、帯電によってこれら接続管32、延長管22、ホース体21などへと特に微細な塵埃(細塵)が付着することが防止される。そして、集塵部に吸い込まれた塵埃は空気と分離されてこの集塵部に捕集される。また、塵埃と分離された空気は、電動送風機18へと吸い込まれ、この電動送風機18を冷却した後、排気されて排気風となり、掃除機本体12の外部へと排気される。
また、この掃除の際に、使用者は、例えば被掃除面Fの種類がフローリングである場合など、必要に応じて設定ボタン29を操作することにより、回転ブラシ49を回転駆動させる。具体的に、制御手段65が電動機61を駆動させることにより、この電動機61の回転軸61aにベルト62を介して接続された回転ブラシ49が吸込室41内で前方へと回転する。
このとき、回転ブラシ49は、各第1の清掃部58の各第1の毛ブラシ58bおよび各第2の清掃部59の各第2の毛ブラシ59bによって被掃除面Fの塵埃を掃くとともに、各第2の清掃部59の各除電ブラシ59cが被掃除面Fに接触することでこの被掃除面Fを除電することにより、塵埃が帯電によって被掃除面Fへ付着することを防止する。この被掃除面Fとの接触によって、各毛ブラシ58b,59bおよび除電ブラシ59cは先端側が前方へと撓む。このとき、特に各第2の清掃部59では、図1に示すように、各第2の毛ブラシ59bおよび各除電ブラシ59cの基端部よりも先端側寄りの位置が各第2の溝部57の回転方向後側の側縁部57aによって支持されることで、各毛ブラシ58b,59bよりも柔軟性および弾性が低い各除電ブラシ59cの基端部近傍からの急激な変形が抑制され、折れなどの破損が防止される。
掃除が終了したときには、使用者が設定ボタン29(図4)を操作することで本体制御部が電動送風機18を停止させるとともに、制御手段65(図3)がイオン発生器67(図2)を停止させる。なお、図3に示す電動機61(回転ブラシ49)が駆動している場合には、制御手段65が電動機61(回転ブラシ49)も停止させる。
上述したように、上記一実施形態によれば、回転ブラシ49の軸部51の外周に形成した第1の溝部56に第1の毛ブラシ58bの基端側を配置し、第1の溝部56よりも軸部51の中心側の位置から外周に亘って形成した第2の溝部57に除電ブラシ59cの基端側を配置することにより、除電ブラシ59cの基端部よりも先端側の位置を第2の溝部57の側縁部57aによって支持することができる。そのため、柔軟性が小さく被掃除面Fとの接触による撓みによって折れなどの破損が第1の毛ブラシ58bよりも生じやすい部材で除電ブラシ59cを形成しても、これら除電ブラシ59cが基端部近傍から急激に変形することを抑制し、被掃除面Fとの接触に起因する除電ブラシ59cの破損を防止できる。
また、除電ブラシ59cよりも柔軟性が大きい部材により形成した被掃除面F上の塵埃を掃く第2の毛ブラシ59bを、除電ブラシ59cとともに第2の溝部57に基端側を配置して先端側を軸部51の外周よりも突出させることにより、第2の毛ブラシ59bの柔軟性によって除電ブラシ59cをより変形しにくくしてこれら除電ブラシ59cをより確実に保護でき、耐摩耗性をより向上できるとともに、第2の毛ブラシ59bによって被掃除面Fの塵埃をより効果的に掃くことができる。
さらに、除電ブラシ59cを第2の毛ブラシ59bの間にランダムに混入して第2の被取付部59aに植毛することにより、除電ブラシ59cを備える第2の清掃部59をより容易に製造できる。
また、除電ブラシ59cの軸部51の外周に対する突出量を第1の毛ブラシ58bと略等しくすることにより、第1の毛ブラシ58bによる掃き掃除と除電ブラシ59cによる被掃除面Fの除電とをより効果的に行うことができる。
そして、上記除電ブラシ59cを備えた回転ブラシ49を有する床ブラシ23を電気掃除機11が備えることにより、特に帯電により塵埃が取りにくく、細かい塵埃が残りやすいフローリングなどの被掃除面Fを掃除する際に、除電ブラシ59cによって被掃除面Fを確実に除電することで、塵埃が被掃除面Fに付着することを防止でき、除電ブラシ59cの破損を防止しつつ、掃除性能を向上できる。しかも、イオン発生器67が発生させたイオンIによって塵埃を電気的に中和するので、吸い込んだ塵埃が帯電により延長管22の内面などに付着したり、帯電した塵埃の電荷が手元操作部27の設定ボタン29などを備える電気部に好ましくない電気的な影響を与えたりすることを防止できる。
なお、上記一実施形態において、床ブラシ23のイオン発生器67、排出孔68および吸塵口47などは、必須の構成ではない。
また、回転ブラシ49は、手動で駆動および停止させる構成だけでなく、床ブラシ23に被掃除面検出手段などを設け、この被掃除面検出手段により検出した被掃除面Fの種類が例えばフローリングなどである場合などにのみ自動的に駆動されるように構成してもよいし、電動送風機18の駆動および停止と同時に回転駆動および停止されるように構成してもよい。
さらに、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、例えば上下方向に長手状の掃除機本体12の下部に床ブラシ23を接続した、いわゆるアップライト型などにも対応して用いることができる。
そして、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 電気掃除機
12 掃除機本体
18 電動送風機
23 吸込口体としての床ブラシ
31 ケース体
49 回転清掃体としての回転ブラシ
51 軸部
56 第1の溝部
57 第2の溝部
58b 清掃体としての第1の毛ブラシ
59b 清掃部材としての第2の毛ブラシ
59c 除電体としての除電ブラシ
F 被掃除面

Claims (5)

  1. 回転可能に軸支される軸部と、
    この軸部の外周に形成された第1の溝部と、
    前記軸部の前記第1の溝部よりも中心側の位置から外周に亘って形成された第2の溝部と、
    前記第1の溝部に基端側が配置されて先端側が前記軸部の外周よりも突出し、被掃除面上の塵埃を掃く清掃体と、
    前記第2の溝部に基端側が配置されて先端側が前記軸部の外周よりも突出し、被掃除面を除電する除電体と
    を具備したことを特徴とした回転清掃体。
  2. 除電体よりも柔軟性が大きい部材により形成され、この除電体とともに第2の溝部に基端側が配置されて先端側が軸部の外周よりも突出し、被掃除面上の塵埃を掃く清掃部材を具備した
    ことを特徴とした請求項1記載の回転清掃体。
  3. 除電体は、軸部の外周に対する突出量が清掃体と略等しい
    ことを特徴とした請求項1または2記載の回転清掃体。
  4. 請求項1ないし3いずれか一記載の回転清掃体と、
    この回転清掃体の軸部が回転可能に軸支されたケース体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
  5. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に連通する請求項4記載の吸込口体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
JP2011169208A 2011-08-02 2011-08-02 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 Withdrawn JP2013031550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011169208A JP2013031550A (ja) 2011-08-02 2011-08-02 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011169208A JP2013031550A (ja) 2011-08-02 2011-08-02 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013031550A true JP2013031550A (ja) 2013-02-14

Family

ID=47787970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011169208A Withdrawn JP2013031550A (ja) 2011-08-02 2011-08-02 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013031550A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000754A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 東芝ライフスタイル株式会社 回転清掃体および吸込口体
KR20180118026A (ko) * 2017-04-20 2018-10-30 엘지전자 주식회사 진공 청소기
JP2019170501A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 三菱電機株式会社 吸込み具及び電気掃除機
WO2021024968A1 (ja) * 2019-08-02 2021-02-11 株式会社未来機械 掃除ロボットおよび太陽光発電設備
US10925454B2 (en) 2017-04-20 2021-02-23 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000754A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 東芝ライフスタイル株式会社 回転清掃体および吸込口体
KR20180118026A (ko) * 2017-04-20 2018-10-30 엘지전자 주식회사 진공 청소기
JP2019528917A (ja) * 2017-04-20 2019-10-17 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 真空掃除機
US10925454B2 (en) 2017-04-20 2021-02-23 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
KR102312151B1 (ko) * 2017-04-20 2021-10-14 엘지전자 주식회사 진공 청소기
JP2019170501A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 三菱電機株式会社 吸込み具及び電気掃除機
WO2021024968A1 (ja) * 2019-08-02 2021-02-11 株式会社未来機械 掃除ロボットおよび太陽光発電設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4097264B2 (ja) 電気掃除機
JP2013031550A (ja) 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP5872339B2 (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
EP2371255B1 (en) Robot cleaner
JP2013198704A (ja) 電気掃除機
EP3563741B1 (en) Vacuum cleaner
TWI552712B (zh) 吸塵器的吸口體及使用該吸口體的吸塵器
JP2013031551A (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP2013102861A (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP2009136603A (ja) 掃除機用吸込具および電気掃除機
JP4817913B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2010273872A (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2014097235A (ja) 電気掃除機
CN109561801B (zh) 吸尘器吸嘴以及真空吸尘器
JP2010035604A (ja) 掃除機用床ノズル及び電気掃除機
JP2009153876A (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2007252642A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP2007252644A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP7160524B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2011183018A (ja) 電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機
JP6730114B2 (ja) 回転清掃体、吸込口体および電気掃除機
JP7079562B2 (ja) 回転清掃体、吸込口体および電気掃除機
JP5038880B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP4825563B2 (ja) 回転清掃体及びこれを備えた電気掃除機
JP5388674B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140205

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141007