JP2021194040A - ブラシ及び回転ブラシ - Google Patents

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康之 大原
Yasuyuki Ohara
敏彰 太田
Toshiaki Ota
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Abstract

【課題】所望の形状に切断しても基布からのブラシ糸の脱落を抑制できる織物製のブラシ及び回転ブラシを提供する。【解決手段】ブラシ33は、電気掃除機のヘッドに回転可能に取り付けられ且つ周面にブレード32が取り付けられる溝34を有した回転体31に対して、溝34に取り付けられたブレード32を避けて回転体31の周面を覆うように取り付けられる。ブラシ33は、タテ糸とヨコ糸とを織ってなる基布50と、基布50に織り込まれたブラシ糸51とを有した織物によって構成される。基布50は、ブラシ糸51が織り込まれた領域であるブラシ領域53と、ブラシ糸51が織り込まれていない領域である非ブラシ領域54とを有する。非ブラシ領域54は、ブラシ領域53の全体を囲むようにブラシ領域53と基布50の縁との間に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、電気掃除機のヘッドに取り付けられる回転ブラシ及び当該回転ブラシに備えられるブラシに関する。
一般に、電気掃除機は、本体部と、当該本体部にホースを介して接続された吸込具とを備えている。そして、電気掃除機は、吸込具を、絨毯、フローリング、畳等の床面上で移動させながら当該吸込具の底面に設けられた吸込口からエアを吸引することにより、本体部内に塵埃が吸い込まれるように構成されている。
近年では、例えば絨毯等のようにエアの吸引だけでは塵埃等を吸い込みにくい床面に対する集塵能力を向上させるため、吸込具内に床面から塵埃などを掻き取るための回転ブレードを設けたものが数多く見られるようになってきた。このような回転ブレードとしては、従来、例えば特許文献1に示す回転清掃体が知られている。この回転清掃体は、軸状のブラシ台と、ブラシ台の外周に形成された複数の挿入溝部にそれぞれ係止された複数のブレードとを有している。
しかし、このような回転清掃体では、ブラシ台の外周面の周方向におけるブレード同士の間の領域では、床面から塵埃などを掻き取ることができない。このため、回転清掃体による塵埃などを掻き取る性能を向上するには、ブラシ台の外周面の周方向におけるブレード同士の間の領域に、例えば特許文献2に示すパイル織物によって構成されたブラシを、当該領域に合わせた形状に切断して貼り付けることが考えられる。
特開2007−75166号公報 特開2019−93299号公報
しかし、上述のパイル織物は、タテ糸とヨコ糸とを織ってなる織布によって構成された基布と、基布上に隈無く立設するように織り込まれた複数のパイル糸(ブラシ糸)とを有した構造になっている。このため、パイル織物をブラシ台の外周面の周方向におけるブレード同士の間の領域に合わせた形状に切断すると、当該パイル織物における切断した部分からパイル糸が脱落し易くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、所望の形状に切断しても基布からのブラシ糸の脱落を抑制できる織物製のブラシ及び回転ブラシを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するブラシは、電気掃除機のヘッドに回転可能に取り付けられ且つ周面にブレードが取り付けられる溝を有した回転体に対して、前記溝に取り付けられた前記ブレードを避けて前記回転体の周面を覆うように取り付けられるブラシであって、タテ糸とヨコ糸とを織ってなる基布と、前記基布に織り込まれたブラシ糸とを有した織物によって構成され、前記基布は、前記ブラシ糸が織り込まれた領域であるブラシ領域と、前記ブラシ糸が織り込まれていない領域である非ブラシ領域とを有し、前記非ブラシ領域は、前記ブラシ領域の全体を囲むように前記ブラシ領域と前記基布の縁との間に配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、ブラシを構成する織物を基布の非ブラシ領域において所望の形状に切断することができる。すなわち、基布のブラシ領域を切断しなくても、ブラシを構成する織物を所望の形状に切断することができる。このため、所望の形状に切断しても基布からのブラシ糸の脱落を抑制できる。
上記ブラシにおいて、前記回転体の周面は、複数の前記ブレードによって複数の区画領域に区画され、一つの前記織物は、複数の前記区画領域を覆うように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の区画領域を一つの織物で覆うことができるので、複数の区画領域を複数の織物によってそれぞれ覆う場合に比べて、使用する織物の数(部品点数)を低減できる。
上記課題を解決する回転ブラシは、回転体と、前記回転体の周面に形成された溝に取り付けられたブレードと、前記ブレードを避けて前記回転体の周面を覆うように前記回転体に取り付けられた上記構成のブラシと、を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、回転体を回転させながらブレード及びブラシを床面などの清掃面に接触させることで、清掃面上の毛や塵埃などのごみをブレード及びブラシの両方によって効果的に掻き取ることができる。
本発明によれば、基布からのブラシ糸の脱落を抑制できる。
一実施形態の電気掃除機のヘッドを示す平断面模式図。 電気掃除機のヘッドの使用状態を示す側断面模式図。 電気掃除機の回転ブラシを示す模式斜視図。 図3の側面拡大図。 回転ブラシに用いられるブレードの模式斜視図。 回転ブラシに用いられるブラシの展開図。 ブラシを構成する織物の一部を示す断面模式図。
以下、回転ブラシの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、清掃面の一例としての床面F上の毛や塵埃などのごみを吸い込むための電気掃除機のヘッド11は、底面視略T字状のケース12を備えている。ケース12の後端部には接続パイプ13の一端側がケース12に対して回動可能に接続され、接続パイプ13の他端側は電気掃除機の本体部(図示略)に接続されている。ケース12の底壁における前端寄り位置には左右方向に長い矩形状の吸込口14が当該底壁を貫通するように形成されている。
ケース12の内底面上には矩形枠状をなす仕切板15が吸込口14を囲むように立設され、仕切板15を構成する後壁の中央部には当該後壁を貫通するようにエア吸引口16が形成されている。ケース12の左内側面にはモーター軸受17が設けられ、モーター軸受17はケース12内における仕切板15の後方に設けられたモーター18から延びるモーター軸19の先端を回転可能に支持している。
仕切板15の左右両側壁にはそれぞれ回転支持体20が設けられ、両回転支持体20はケース12の左右両内側面に設けられた軸受21によってそれぞれ回転可能に支持されている。仕切板15の内側には回転軸線が左右方向に延びる回転ブラシ22が収容され、回転ブラシ22の両端部は両回転支持体20によってそれぞれ支持されている。
左側の回転支持体20と、モーター軸19に取着されたプーリー19aとには、1つの無端状のベルト23が巻き掛けられている。したがって、モーター18が駆動されると、その回転駆動力が、モーター軸19、プーリー19a、ベルト23、及び左側の回転支持体20を介して回転ブラシ22に伝達されて回転ブラシ22が左側から見て反時計回り方向(図2の矢印で示す方向)に回転駆動される。
次に、回転ブラシ22の構成について詳述する。
図3及び図4に示すように、回転ブラシ22は、丸棒状の回転体31と、回転体31に取り付けられた複数(本例では8つ)の帯状をなすクリーニング用のブレード32と、ブレード32を避けて回転体31の周面を覆うように取り付けられたブラシ33とを備えている。回転体31の周面には、両端から中央まで延びる対をなす角状の溝34が、周方向に等間隔となるように複数(本実施形態では4対)形成されている。
各対の溝34は、V字を形成するように延びており、回転体31の中央部側の端部同士が近接している。そして、各溝34にブレード32をスライド挿入することにより、回転体31に各ブレード32が取り付けられる。なお、各溝34は、回転体31の径方向の外側の開口部35の大きさが内部の大きさよりも小さくなっている。
次に、ブレード32の構成について詳述する。
図4及び図5に示すように、ブレード32は、糸を帯状に織ることによって形成された機能部40と、機能部40の短手方向Xの一端部に機能部40の長手方向Yに延びるように設けられた取付部41とを備えている。取付部41は、回転体31の溝34にスライド挿入することによって取り付け可能に構成されている。取付部41は、糸を筒状に織ることによって形成された筒部42と、筒部42内に配置された芯材43とを備えている。
機能部40と筒部42とは、ポリアミド製の糸で一体に織った織物によって構成されている。機能部40と筒部42とは、筒部42内に芯材43が配置されるように糸を織る作業のみを行うことによって形が作られている。つまり、機能部40及び筒部42の形を作る作業には、切断作業が一切含まれない。
機能部40は、熱溶融糸を含む糸と熱溶融糸を含まない糸とで帯状をなすように二重織りすることによって形成されている。熱溶融糸には、低融点のポリアミド製の糸が用いられている。機能部40を構成する短手方向Xに延びるヨコ糸の少なくとも一部には、機能部40をへたり難くするべく、太さ(直径)が0.2mm以上0.3mm以下のモノフィラメントを用いることが好ましい。
機能部40においては、一方の面である第1面44に熱溶融糸を含まない糸よりも熱溶融糸を含む糸の方が多く露出し、他方の面である第2面45に熱溶融糸を含む糸よりも熱溶融糸を含まない糸の方が多く露出している。筒部42は、熱溶融糸を含む糸を筒状に織ることによって形成されている。熱溶融糸には、低融点のポリアミド製の糸が用いられている。
芯材43は、矩形棒状をなしており、筒部42を構成する糸の材料と同種の材料によって構成されている。芯材43を構成する材料には、ポリアミドが用いられている。そして、ブレード32における熱溶融糸は、加熱して溶融された後、自然冷却により再び固化した状態になっている。
このため、ブレード32は、筒部42と芯材43とが強固に溶着された状態になっている。なお、熱溶融糸は、溶融されて固化されると、硬くなる。このため、ブレード32の機能部40においては、第2面45よりも第1面44の方が硬くなっている。つまり、機能部40は、柔らかさと硬さを兼ね備えている。
ブレード32における取付部41の大きさは、回転体31の溝34の内部の大きさよりも若干小さく且つ回転体31の溝34の開口部35の大きさよりも大きくなっている。そして、回転体31にブレード32を取り付ける場合には、機能部40が溝34の開口部35から回転体31の径方向の外側へ突出するように、回転体31の軸線方向の端部から各対の溝34の内部に取付部41を回転体31の軸線方向の中央部に向かってスライドさせながら挿入する。
この場合、各ブレード32は、機能部40の第2面45が回転体31の回転方向Kの前側となるように、回転体31の溝34に取り付けられる。さらにこの場合、各ブレード32は、各溝34と同様に、対をなしてV字を形成するように配置される。本実施形態では、回転体31の周方向に等間隔となるように形成された4対の溝34に対して4対のブレード32が取り付けられている。したがって、回転体31の周面は、4対のブレード32によって4つの区画領域46に区画されている。
次に、ブラシ33の構成について詳述する。
図6及び図7に示すように、ブラシ33は、タテ糸50aとヨコ糸50bとを織ってなる織布によって構成された基布50と、基布50上に立設するように基布50に織り込まれた複数の略U字状のブラシ糸51とを有した織物によって構成されている。この織物は、例えばジャガード織機によって織られる。基布50におけるブラシ糸51側とは反対側の面には、合成樹脂製のコーティング層52が形成されている。コーティング層52は、複数のブラシ糸51の根元と基布50とを強固に接合している。
基布50を構成するタテ糸50a及びヨコ糸50bには、例えばポリエステル製の糸を用いることができるが、ポリエステル製の糸に限らず、ポリエチレン製の糸、ポリアミド製の糸、ポリプロピレン製の糸、アクリル樹脂製の糸、ウレタン樹脂製の糸などを用いてもよい。
ブラシ糸51は、本用途に最適な耐摩耗性及び復元性に優れたポリアミド製の糸によって構成することが好ましいが、ポリアミド製の糸に限らず、ポリエステル製の糸、ポリエチレン製の糸、ポリプロピレン製の糸、アクリル樹脂製の糸、ウレタン樹脂製の糸によって構成してもよい。
基布50は、ブラシ糸51が織り込まれた領域であるブラシ領域53と、ブラシ糸51が織り込まれていない領域である非ブラシ領域54とを有している。すなわち、基布50は、ブラシ糸51が立設された領域であるブラシ領域53と、ブラシ糸51が立設されていない領域である非ブラシ領域54とを有している。非ブラシ領域54は、ブラシ領域53の全体を囲むように、基布50の縁とブラシ領域53との間に配置されている。
図3、図4及び図6に示すように、ブラシ33は、一つの織物によって構成されており、基布50における非ブラシ領域54を例えばレーザーカッターによって切断することにより、回転体31の周面における4つの区画領域46に合わせた形状に形成されている。ブラシ33には、回転体31の周面における4つの区画領域46を覆うように回転体31にブラシ33を取り付けた際に、回転体31の各溝34に取り付けられたブレード32を逃がすための切欠部55が形成されている。切欠部55は、ブラシ33の非ブラシ領域54に形成されている。つまり、ブラシ33は、切欠部55とブラシ領域53との間に非ブラシ領域54が介在するように構成されている。
回転体31の周面における4つの区画領域46は、一つの織物によって構成されたブラシ33によって覆われている。この場合、ブラシ33は、回転体31の周面における4つの区画領域46に対して、例えば両面粘着テープによって貼り付けられる。さらにこの場合、4つの区画領域46には、ブラシ33におけるブラシ領域53及び非ブラシ領域54の両方がそれぞれ配置される。そして、4つの区画領域46のそれぞれにおいてブラシ33におけるブラシ領域53は、全体が非ブラシ領域54によって囲まれている。
ブラシ33における回転体31の周面の4つの区画領域46と対応する4つの領域A〜Dは、回転体31の軸線方向の端部と対応する位置において交互に連結されている。この場合、ブラシ33における4つの領域A〜Dは、非ブラシ領域54において順次に連結されている。つまり、ブラシ33は、回転体31の周方向にジグザグに延びている。
ブラシ33における4つの領域A〜Dの連結部分と対応する位置に位置するブレード32は、当該連結部分に重ならないように他のブレード32よりも長さが若干短くなっている。なお、回転体31の周面からのブラシ33のブラシ糸51の突出高さは、回転体31の周面からのブレード32の突出高さよりも若干低くなっている。
次に、回転ブラシ22の作用について説明する。
さて、電気掃除機を使用するときには、図2に示すように、まず、ヘッド11を床面F上に載せる。これにより、ブレード32が床面Fに接触した状態になる。この状態で電気掃除機を稼動させると、モーター18が駆動されるとともに、仕切板15の内側のエアがエア吸引口16を通り、接続パイプ13を介して電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。
このとき、モーター18の駆動に連動して回転ブラシ22が図2における反時計方向(図2の矢印で示す方向;図4に示す回転方向K)に回転されながら、回転ブラシ22のブレード32の機能部40が床面Fに接触する。すると、床面F上の毛や塵埃などのごみがブレード32の機能部40によって掻き取られてエアとともに電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。
また、ヘッド11を床面Fに少し強く押し付けると、ブレード32だけでなくブラシ33のブラシ領域53の複数のブラシ糸51も床面Fに接触した状態になる。このため、床面F上の毛や塵埃などのごみがブレード32の機能部40とブラシ33のブラシ領域53の複数のブラシ糸51との両方によって効果的に掻き取られる。
このとき、ブラシ33のブラシ領域53の複数のブラシ糸51には強い負荷がかかるが、ブラシ33を形成する際に基布50におけるブラシ領域53は切断されていないので、基布50とブラシ糸51との接合強度は高く維持されている。このため、ブラシ33を構成する基布50からのブラシ糸51の脱落が抑制される。
なお、回転ブラシ22のブレード32は、機能部40における第1面44よりも軟らかい第2面45が回転体31の回転方向Kの前側となるように配置されているため、回転ブラシ22の回転時には、ブレード32の機能部40の第2面45が床面Fに接触する。このため、ブレード32が床面Fに接触するときに発生する騒音が低減される。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)ブラシ33は、電気掃除機のヘッド11に回転可能に取り付けられ且つブレード32が取り付けられる溝34を有した回転体31に対して、溝34に取り付けられたブレード32を避けて回転体31の周面を覆うように取り付けられる。ブラシ33は、タテ糸50aとヨコ糸50bとを織ってなる基布50と、基布50に織り込まれたブラシ糸51とを有した織物によって構成されている。基布50は、ブラシ糸51が織り込まれた領域であるブラシ領域53と、ブラシ糸51が織り込まれていない領域である非ブラシ領域54とを有している。非ブラシ領域54は、ブラシ領域53の全体を囲むようにブラシ領域53と基布50の縁との間に配置されている。この構成によれば、ブラシ33を構成する織物を基布50の非ブラシ領域54において所望の形状に切断することができる。すなわち、基布50のブラシ領域53を切断しなくても、ブラシ33を構成する織物を所望の形状に切断することができる。このため、所望の形状に切断しても基布50からのブラシ糸51の脱落を抑制できる。
(2)ブラシ33は一つの織物によって構成され、当該一つの織物は回転体31の周面の複数(本実施形態では4つ)の区画領域46を覆うように構成されている。この構成によれば、複数の区画領域46を、ブラシ33を構成する一つの織物によって覆うことができるので、複数の区画領域46を複数の織物によってそれぞれ覆う場合に比べて、使用する織物の数(部品点数)を低減できる。
(3)回転ブラシ22は、回転体31と、回転体31に形成された溝34に取り付けられたブレード32と、ブレード32を避けて回転体31の周面を覆うように回転体31に取り付けられたブラシ33とを備えている。この構成によれば、回転体31を回転させながらブレード32及びブラシ33を床面F(清掃面)に接触させることで、床面F上の毛や塵埃などのごみをブレード32及びブラシ33の両方によって効果的に掻き取ることができる。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・回転体31の周面の複数の区画領域46は、必ずしも一つの織物によって覆われている必要はない。すなわち、ブラシ33を複数の区画領域46に対応する複数の織物によって構成し、ブラシ33を構成する複数の織物によって複数の区画領域46をそれぞれ覆うようにしてもよい。
・ブラシ33において、ブラシ領域53及び非ブラシ領域54の面積は、適宜変更してもよい。
・ブラシ糸51の太さや断面形状は、適宜変更してもよい。
・ブラシ33におけるブラシ領域53のブラシ糸51の色を部分的に変更してもよい。このようにすれば、ブラシ33に複数の色を付与できるので、ブラシ33の意匠性を向上できる。
・回転体31の周面からのブラシ33のブラシ糸51の突出高さは、回転体31の周面からのブレード32の突出高さと同じ以上となるように設定してもよい。
・回転ブラシ22において、回転体31の各対の溝34は、必ずしもV字を形成するように延びている必要はない。
・ブレード32は、ゴムやエラストマーによって構成してもよい。この場合、芯材43は省略される。
・ブレード32において、芯材43は、必ずしも筒部42を構成する材料と同種の材料によって構成する必要はない。
・ブレード32において、機能部40は、必ずしも熱溶融糸を含む糸と熱溶融糸を含まない糸とで二重織りすることによって形成する必要はない。
・ブレード32を構成する織物を構成する糸は、ポリアミド以外の合成樹脂によって構成してもよい。
・回転体31に形成する溝34の数は、適宜変更してもよい。
・回転体31の周面は、複数対のブレード32によって2つや3つ或いは5つ以上の区画領域46に区画してもよい。この場合、全ての区画領域46がブラシ33によって覆われる。
・ブレード32を構成する織物に機能性の糸を用いてもよい。このようにすれば、ブレード32に対して様々な機能を容易に付与することができる。機能性の糸としては、例えば、抗菌機能を有する糸、消臭機能を有する糸、吸水機能を有する糸、ナノファイバーなどが挙げられる。これらの機能性の糸は、1種類だけ用いてもよいし、2種類以上併用してもよい。特に、ナノファイバーは床面Fに対するグリップ力が高いため、ブレード32を構成する織物の一部にナノファイバーを用いることで、床面F上の毛や塵埃などの掻き取り性を向上することができる。
・芯材43は、複数の糸を束ねたもの、ゴム、木材、不織布、金属などによって構成してもよい。
・芯材43の断面形状は、適宜変更してもよい。
11…ヘッド
12…ケース
13…接続パイプ
14…吸込口
15…仕切板
16…エア吸引口
17…モーター軸受
18…モーター
19…モーター軸
19a…プーリー
20…回転支持体
21…軸受
22…回転ブラシ
23…ベルト
31…回転体
32…ブレード
33…ブラシ
34…溝
35…開口部
40…機能部
41…取付部
42…筒部
43…芯材
44…第1面
45…第2面
46…区画領域
50…基布
50a…タテ糸
50b…ヨコ糸
51…ブラシ糸
52…コーティング層
53…ブラシ領域
54…非ブラシ領域
55…切欠部
A〜D…領域
F…清掃面の一例としての床面
K…回転方向
X…機能部の短手方向
Y…機能部の長手方向

Claims (3)

  1. 電気掃除機のヘッドに回転可能に取り付けられ且つ周面にブレードが取り付けられる溝を有した回転体に対して、前記溝に取り付けられた前記ブレードを避けて前記回転体の周面を覆うように取り付けられるブラシであって、
    タテ糸とヨコ糸とを織ってなる基布と、前記基布に織り込まれたブラシ糸とを有した織物によって構成され、
    前記基布は、前記ブラシ糸が織り込まれた領域であるブラシ領域と、前記ブラシ糸が織り込まれていない領域である非ブラシ領域とを有し、
    前記非ブラシ領域は、前記ブラシ領域の全体を囲むように前記ブラシ領域と前記基布の縁との間に配置されていることを特徴とするブラシ。
  2. 前記回転体の周面は、複数の前記ブレードによって複数の区画領域に区画され、
    一つの前記織物は、複数の前記区画領域を覆うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  3. 回転体と、
    前記回転体の周面に形成された溝に取り付けられたブレードと、
    前記ブレードを避けて前記回転体の周面を覆うように前記回転体に取り付けられた請求項1または請求項2に記載のブラシと、
    を備えたことを特徴とする回転ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023132453A1 (ko) * 2022-01-10 2023-07-13 삼성전자주식회사 청소기

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